たくさんの若い人が
上に立つようになれば、
社会はもっと元気になる

WEBマーケティング事業部は、電気・ガス・通信回線などさまざまなライフラインについて、料金の見直しと切替の提案を行う部署です。その中で私が担当する通信回線業務では「光キャンペーン.com」などのサイトを運営。主に個人のお客様を対象に、引越しに伴うインターネット回線の再検討や契約内容の見直しに関するご相談に対応しています。「もっとつながりやすい回線に替えたい」「引越し先でお得に使える回線に見直したい」などのニーズに対し、営業チーム20名が対応。Smgr（サブマネージャー）として、対応件数・成約件数などチーム全体の目標を達成させることが私のミッションです。

リモートワークを快適にするために、自宅の通信回線の最大速度をさらに上げたいビジネスパーソンの方々。最初の契約時に不要なオプションをたくさん付けてしまい、月々の通信料が負担になっている学生さんや高齢者の方々。お客様によって異なる事情に合わせた提案が重要になります。もう一つ注意しなければいけないのは、私たちはシンプルな回答を求められていること。お客様は何が自身にあった通信回線なのかわからないから、私たちに電話でご相談されているのです。その前提を忘れず、できるだけスピーディーにお客様の事情を把握し、シンプルな回答を差し上げるようメンバーには日頃から指導しています。

Chiefを任されたのが入社2年目の7月。実を言うと、これは当社では遅い昇格です。時間がかかってしまったのは、スロースターターという私の性格が関係しています。INEでは、成約件数などをもとに各社員をランキング形式で評価しています。その中で、私はずっと最下位という時期が続きました。上位にいる先輩たちは本当に優秀な人ばかり。先輩たちに追いつこうにも、経験した年数の差は簡単には埋められません。そこで私は新人の頃、先輩たちの営業方法を学びとることに徹しました。

お客様に対する先輩たちの会話を1ヶ月間にわたって徹底的に聞き取り、「これは良い」と思ったトークをメモし、インプットし続けました。そして少しずつトークを自分のものにすることで、入社2年目で一気に成果を出せるようになったのです。また社内に蓄積されている、お客様の過去の会話ログを確認してみると、お客様のご相談にはパターンがあることもわかりました。トークスキルを身につけながら、パターンを理解することで、スピーディー且つより適切に回答できるようになったと思います。私たちが成果を出そうと自分を磨けば磨くほど、お客様のより豊かな生活に貢献できる。それは間違いありません。

法人と比べて個人のお客様は、通信回線を見直す機会は多くありません。そんな非日常領域において適切な意思決定をするのは大変です。そこで私たちは、専用サイトから訪問されたお客様とコミュニケーションをとり、伴走型マッチングの促進を図っています。そしてお客様のご要望を通信キャリア各社へと確実に取り次ぐ。この「WEBマーケティング」×「インサイドセールス組織」で自社内完結型の取次体制が、WEBマーケティング事業部の強みです。

私はSmgrになってまだ日が浅いですが、なるべく早くMgr（マネージャー）への昇格を目指しています。より多くの人の上に立ち、WEBマーケティング事業部の強みを活かして社会全体に貢献したい。そう考えているからです。また、「若い人は責任者になることや、人の上に立つことを拒否しがち」という世の中のイメージを覆す狙いもあります。私が昇格していけば、周囲にいる人は刺激を受けるはず。「自分にもできるかもしれない」と思い立ち、行動に移す人も現れるでしょう。私の周りの小さな世界から刺激の連鎖をひろげ、若い人が上に立つようになれば、社会全体が活気づくと思います。社会人デビューしてまだ数年の私にそんな視点を与えてくれたのが、INEという会社です。