楽天ひかりから他社への乗り換え方法は2パターン｜それぞれの手続き・スケジュールを解説

速度重視なら独自回線へ乗り換え（解約⇒新規契約）

大前提、楽天ひかりはフレッツ光の回線設備を使ってインターネットを届けているサービスです。

詳しくは後でまた説明しますが、ドコモ光やソフトバンク光なども楽天ひかりと同じくフレッツ光の回線設備を使ったサービス。これを光コラボと呼びます。

そして独自回線とは、光コラボとは違ってフレッツ光の光回線設備を使わずに独自でインターネットを届けるサービスです。具体例としては以下のようなサービスがあります。

一般的に、フレッツ光の回線設備を複数のサービスで一緒に利用している光コラボは、利用者数が多いために回線が混雑して通信速度が落ちてしまいがちなのですが…

独自回線は、そのサービスの加入者しか利用していないので、光コラボに比べると混雑が少なく、通信速度が速いのが特徴です。

このような、回線設備そのものの利用者数の違いがあるため、楽天ひかりは遅くなっているのですね。

そのため、楽天ひかりの遅さが原因で乗り換えを考えているといった方は、通信速度を重視した独自回線に乗り換えることがおすすめです。

独自回線への乗り換え手順

楽天ひかりから独自回線に乗り換える場合は、独自回線をご自宅に引き込む工事が必要です。

つまり、手続きの順序を間違えると、独自回線が開通するまでに“ネットが使えない期間”が生まれてしまう恐れがあるのですね。

そうならないよう、楽天ひかりの解約と独自回線の開通手続きは、以下の手順で進める必要があります。

①希望の独自回線への申し込み

最初にやるべきことは、独自回線へのお申し込みです。楽天ひかりの解約の前に独自回線へのお申し込みをしてください。

お申し込みの際はまず“エリア確認”をすることになります。独自回線のサービスは提供エリアが限られているので、ここで「エリア外」という判定になってしまうと、その独自回線を使うことはできません。

エリア外だったときはどうすればいいか、についてはまた後で説明しますね。

②独自回線の工事日決定

申し込みを済ませると数日後に工事日程の連絡が来ます。

基本的に工事は立ち会いが必須になるので、お客様もしくはご家族の方が立ち会える日を選んでください。

③楽天ひかりの解約手続き

独自回線の“開通工事日程”が確定したら、ここで楽天ひかりの解約手続きを行いましょう。

解約は楽天の会員専用WEBサイト「メンバーズステーション」 より手続きができます。

ここで注意が必要なのは「回線撤去希望日」の入力です。

この後詳しく説明するのですが、楽天ひかりの場合、解約手続きから回線撤去まではおよそ約20日を要します。

乗り換え先回線の工事日以降の日程で希望日を調整してください。

ここで、独自回線の工事日よりも前に楽天ひかりの解約をしてしまうと、インターネットが利用できない期間ができてしまうので注意しましょう。

④独自回線の開通工事

独自回線の開通工事日が来ましたら、工事に立ち会っていただき、光回線の導入箇所の打ち合わせや、必用に応じて家具の移動等を行っていただきます。

所要時間は一戸建てなら1～2時間程度、集合住宅なら30分～1時間程度となっています。

工事が終わったら事前に届いている機器を接続することで、乗り換え先の独自回線が使えるようになります。

⑤楽天ひかりの機器返却

独自回線が開通し、楽天ひかりからの乗り換えが完了したら、最後に楽天ひかりからレンタルした機器の返却を行ってください。

返却物はNTTのロゴマークがついた「ONU・VDSLモデム・HGW（ホームゲートウェイ）・無線LANカード」などです。電源ケーブルやACアダプタもあれば忘れずに返却しましょう。

返却方法は、解約の手続き後に届く「レンタル機器回収キット」に、同梱されている「郵着払い伝票」を貼り付け、郵便局もしくはローソンから発送すればOKです。

これらの機器の返却を忘れると、機器代金を請求されるので確実に返却してくださいね。

これで、楽天ひかりからの乗り換えは完了となります。

独自回線への乗り換えスケジュール

独自回線は工事が必要な関係で、使えるようになるまでに1～2ヶ月を要します。なので、なるべく早く使い始めるためには乗り換えを決めたその時にすぐに手続きを始めてください。

併せて、楽天ひかりの解約スケジュールもかなり複雑なので説明しますね。

楽天ひかりの解約は、解約の申し出から約20日後に解約工事日となり、解約工事日の月末が解約日になります。少しややこしいので一例を表にまとめました。

解約申し出日（例）	解約工事日	解約日
9月1日	9月20日頃	9月末日
9月15日	10月5日頃	10月末日

つまり、解約を申し出るタイミングによって、解約日が翌月の末日までずれ込んでしまうのです。

解約日が翌月末までずれこむということは、翌月分の月額料金も支払わなければいけないということになります。

もし、楽天ひかりの解約日までの間に独自回線の工事が完了していれば、楽天ひかりの解約までの間は2サービス分の月額料金を払わなければなりません。

楽天ひかりの解約月の月額料金は日割りにならず満額請求されるため、解約日の設定を間違えると単純に1ヶ月分の損失が出てしまうということ。

具体的に時系列で表すとこのような形になります。

項目	日程
独自回線の申し込み日 （工事日を3月20日で指定する）	～1月下旬まで
楽天ひかりの解約申し出日	3月5日
独自回線の工事日・開通日	3月20日
楽天ひかりの解約工事日	3月25日頃
楽天ひかりの解約日	3月31日

楽天ひかりの解約日が月末で決まっているということは、つまり独自回線の工事日を楽天ひかりの解約工事日の直前に指定できれば、月額料金が重複する期間を最小限にできます。

月額料金が重複することを避けるためにも、解約のタイミングに合わせて独自回線の工事日を指定しましょう。

このようなスケジュール感で手続きを進めていくとベストです。

料金・乗り換えの手軽さを重視するなら光コラボに乗り換え

先ほども説明に挙がった光コラボ。フレッツ光回線を使ったサービスで、具体例としては以下のようなサービスがあります。

光コラボをわかりやすく例えるなら、フレッツ光回線という道路の上を“楽天ひかり”や“ドコモ光”のような車が走っているようなイメージです。

同じ道路を走っているので、光コラボへの乗り換えは独自回線に比べて非常に簡単。車だけ乗り換えれば済むのです。

つまり、面倒な工事なしで契約だけ変更することができるということ。

工事がない分、費用も抑えられますし、何よりもスマホセット割等の特典が多いのが光コラボの魅力。料金やコストが気になる方にはおすすめです。

スマホセット割は期間限定での特典ではなく、セットで利用している限り“永年”割引されるもの。ずっとお得に利用することができるのです。

下記のスマホと光コラボとの組み合わせで利用すれば割引が発生するので、対象スマホをお持ちのお客様はぜひご検討ください。

乗り換え先の光回線	下り平均速度	月額料金 （戸建て/集合住宅）
ドコモのスマホなら ドコモ光	461Mbps	5,720円 / 4,400円
au・UQモバイルユーザーなら ビッグローブ光	470Mbps	5,478円 / 4,378円
ソフトバンク・ワイモバイルなら ソフトバンク光	474Mbps	5,720円 / 4,180円
【参考】楽天ひかり	305Mbps	5,280円 / 4,180円

※参照：みんなのネット回線速度

参考として楽天ひかりの平均速度と月額料金を追記しています。

おすすめの3社とも楽天ひかりよりも通信速度の平均値は良く、月額料金も同水準であるため、セット割引を利用すれば楽天ひかりよりもお得に利用できることがわかりますね。

ちなみに、楽天ひかりも光コラボなので、光コラボへの乗り換えは「エリア外で使えない」ということが100%ありません。

「独自回線はエリア外だった」という方も、こちらの光コラボへの乗り換えを検討すると良いでしょう。

光コラボへの乗り換え手順（事業者変更）

事業者変更とは、楽天ひかりのような光コラボから、他社の光コラボに乗り換えるための手続きのこと。

やることは非常に簡単で、楽天ひかり側が“事業者変更を承諾済み”であることを証明する管理番号“事業者変更承諾番号”を、乗り換え先の光コラボに伝えて申し込みをするだけでOK。

工事なしで簡単に乗り換えが完了します。

楽天ひかりは契約の切り替え工事日（実際の工事はなし）で自動的に解約になるため、お客様から解約手続きをする必要もありません。

①事業者変更承諾番号の取得

事業者変更承諾番号は、楽天ひかりにて発行してもらう11桁の番号です。電話もしくはWEBから発行手続きができます。

なお、事業者変更承諾番号の有効期限は15日間となっています。

有効期限は過ぎた後は再度、事業者変更承諾番号を取得しなければならなくなるので、番号の取得後はできるだけ早いうちに乗り換え希望の光コラボに申し込んでください。

②乗り換え先の光コラボに申し込み

事業者変更承諾番号を取得したら、乗り換え希望の光コラボに「事業者変更」として申し込みをします。

光コラボによっては事業者変更専用のWEB受付フォームを設けている場合もありますが、それがない時は普通に申し込みを行い、申し込み内容の確認の電話が来た時に事業者変更であることと事業者変更承諾番号を伝えてください。

確認の電話の際に、新しい光コラボへの切替工事日が伝えられます。

③切り替え工事日に機器設定をして乗り換え完了

申し込み後から切替工事日までに、乗り換え先の光コラボから、必要に応じてルーター等の機器が届きます。

切替工事日は、特に工事業者の訪問等はありません。プロバイダ側で切り替え作業をするだけなので、工事日以降にご自身で機器の設定を行えば、すぐ新しい光コラボを使うことができます。

機器接続の際、楽天ひかりで利用していたNTTのロゴマークがついた機器（ONU・VDSLモデム・ホームゲートウェイ）はそのまま利用することになるので取り外しは不要です。

その機器に、乗り換え先の光コラボから届いたルーター等を接続してください。

④楽天ひかりの機器返却

新しい光コラボが開通したのち、楽天ひかりからレンタルした機器があれば返却を行ってください。

返却方法は、解約の手続き後に届く「レンタル機器回収キット」に、同梱されている「郵着払い伝票」を貼り付け、郵便局もしくはローソンから発送すればOKです。

これらの機器の返却を忘れると、機器代金を請求されるので確実に返却してくださいね。

以上で、事業者変更での乗り換えは完了です。

事業者変更の乗り換えスケジュール

事業者変更での乗り換えの場合、切替工事までは最短で8日かかりますが、それ以降の日で切り替え日を指定することもできます。

事業者変更の場合、楽天ひかりの解約日はイコール切替工事日です。つまり3/15に切替工事が完了するなら、解約日も3/15となります。

ただし、楽天ひかりの解約月の月額料金は日割りにならないので、3/15に解約しても3月分の料金が満額請求されてしまいます。

料金の重複を防ぐためには、楽天ひかりの切替工事日を月末もしくは月初1日に指定することが重要になります。

月末なら重複が最小限になるのはもちろんですが、楽天ひかりは例外として毎月1日の切り替えにすると解約日が前月末日になります。

切替工事日を月末か月初1日にするとすると、乗り換えスケジュールはこのようになります。

項目	日程
事業者変更承諾番号取得日	～2月5日まで
乗り換え先の光コラボへの申し込み日	～2月20日まで
切替工事日 楽天ひかりの解約日＆新しい光コラボ開通日	2月28日or3月1日

こうすると、乗り換え先の光コラボと料金が被る期間がなくなるのでおすすめです。

タイミングによっては解約金がかかる

楽天ひかりを解約すると、タイミングによっては契約解除料が発生します。

解約金には“契約解除料”と“工事費の残債”の2つがあり、発生する金額は解約申し込みのタイミングによって人それぞれ変わってきます。

契約解除料：最大10,450円

違約金というのは契約期間の更新月以外の時に解約すると発生する「契約解除料」のことで、更新月（無料解約申請期間）での解約の場合は無料です。

楽天ひかりには、契約期間が24ヵ月と36カ月の2種類があり、更新月のスパンが異なります。

契約期間	更新月（無料解約申請期間）
2年契約	開通月翌月を1ヶ月目として、 24ヶ月目～26ヶ月目の3カ月間
3年契約	開通月翌月を1ヶ月目として、 36ヶ月目～38ヶ月目の3カ月間

2年契約なら2年ごとに3ヶ月の更新月が来るということですね。

更新月の期間に解約をすれば契約解除料はかかりませんが、それ以外のタイミングで解約すると以下の契約解除料金がかかります。

申し込み時期	契約解除料
2022年6月30日 までにお申し込み	10,450円
2022年7月1日以降に お申し込み	一戸建て：5,280円 集合住宅：4,180円

契約解除料金は申込みの時期によって異なり、2022年の6月以前であれば10,450円、それ以降の申し込みであれば1カ月間の月額料金が契約解除料となります。

工事費残債：最大22,000円

楽天ひかりの工事費を分割払いにしている場合、分割払いの途中で解約をすると残った月の総額が一括で請求されます。

いくら支払う必要があるのかというと、それは申し込み時の工事費と、ここまで工事費をどれくらい支払っているのかで変わってきます。

まず工事費用は2024年の1月31日19:01を境に値上げされているので、申し込んだ時期によって分割払いの月々の料金が違います。

また、以前は住居タイプによって工事費は異なりましたが、改定後は一戸建て・集合住宅ともに同額になっています。

住居タイプ	工事日確定時期	工事費	分割払い
一戸建て	2024年1月31日19:00までに 工事日確定	19,800円	825円/月×24回
集合住宅	2024年1月31日19:00までに 工事日確定	16,500円	687円/月×24回
一戸建て 集合住宅	2024年1月31日19:01以降に 工事日確定	22,000円	916円/月×24回 ※最終月は932円

例えば、2024年の1月1日に工事を確定した“一戸建てタイプ”の人が、10カ月間利用して解約したとしましょう。工事費は19,800円で、ここまでの支払いは10ヶ月間で8,250円です。

つまり乗り換え時には残月の14ヶ月分・11,550円が残債として請求されるということですね。

ちなみにこういった違約金や工事費用の残債については「メンバーズステーション」 でも確認することができます。乗り換え前に確認しておきましょう。

ただし解約金は乗り換え先の特典で無料にできる

楽天ひかりを2年利用し工事費を完済させ、契約の更新月に解約すれば解約金は一切かかりません。

とはいえ、もうすぐにでも乗り換えをしたいという方は、解約金補填の特典を実施している光回線を選んで乗り換えるのがおすすめです。

光回線名	解約金補填額	乗り換え方法
ソフトバンク光	最大100,000円	事業者変更
ドコモ光	最大25,000円 ※dポイント還元	事業者変更
GMOとくとくBB光	最大60,000円	事業者変更
auひかり	最大55,000円	解約⇒新規契約
eo光 ※関西のみ提供	最大60,000円	解約⇒新規契約
コミュファ光 ※中部のみ提供	全額還元	解約⇒新規契約

上記のような光回線を選べば、開通後に楽天ひかりの解約金額が記載されている「支払い証明書」を提出することで、解約金の還元を受けることができます。

「支払い証明書」は解約後であっても「メンバーズステーション」の「利用明細・支払い証明書」からダウンロード可能。

また、楽天ひかりのカスタマーセンター（0120-987-300 ）に「支払い証明書」の発行を依頼し、郵送してもらうことも可能ですよ。

あああ

セット割対応：利用者タイプ別おすすめ回線

楽天ひかりから乗り換えるなら、自分の利用目的やスマホキャリアとの相性に合わせて回線を選ぶのがベストです。

ここで各スマホキャリのセット割に対応したおすすめ光回線を、速度重視派 ／ 手軽さ重視派に分けて紹介します。

【速度重視】NURO光・auひかり・ドコモ光10ギガ

「ゲーム・動画・テレワークで快適さを最優先したい」人向けの回線。独自回線や10ギガプランを選べば、楽天ひかり以上の速度が期待できます。

どの光回線も、乗り換えには工事が必要になるので、解約新規の流れを参考に乗り換えを進めましょう。

NURO光（ソフトバンク・ワイモバイルユーザー向け）

	内容
月額料金	戸建て：5,200円 マンション：3,850円
初期費用	工事費：44,000円 ⇒契約継続で実質無料
最大速度 平均速度	最大2Gbps 下り平均：787Mbps
主なキャンペーン	キャッシュバック 戸建て：73,000円 マンション：40,000円
解約金補填	なし

※参照：みんなのネット回線速度

NURO光特徴・ポイント

NURO光は解約金補填の特典はありませんが、高額キャッシュバックで十分補填が可能です。

通信速度にも定評があり、夜間でも速度が安定しやすい点は大きな魅力です。

一方で、提供エリアが限られていることや、開通までに工事が2回必要になるケースがある点は注意が必要です。

auひかり（auスマホ・UQモバイルユーザー向け）

※プロバイダ：So-netの場合	内容
月額料金	戸建て：5,610円～ マンション：4,180円～
初期費用	工事費 戸建て：41,250円・マンション：33,000円 ⇒契約継続で実質無料
最大速度 平均速度	最大1Gbps 下り平均：622Mbps
主なキャンペーン	キャッシュバック 最大30,000円
解約金補填	最大30,000円 ＋上乗せキャッシュバック最大25,000円

※参照：みんなのネット回線速度

auひかり特徴・ポイント

auひかりは解約金補填の特典が充実しているもが特長です。ただし、特典内容はプロバイダによって異なるため、申し込み時は注意が必要です。（表ではSo-netのキャンペーン内容を載せています。）

提供エリア限られているので、関西なら「eo光」、中部なら「コミュファ光」といったKDDIグループの光回線を代わりに使うのがおすすめです。

ドコモ光 10ギガ（ドコモスマホユーザー向け）

※プロバイダ：GMOとくとくBBの場合	内容
月額料金	6,380円 ※戸建て・マンション共通 ※別途ルーター代：月額190円
初期費用	工事費：22,000円 ⇒契約継続で実質無料 ※dポイントで還元
最大速度 平均速度	最大10Gbps 下り平均：1101Mbps
主なキャンペーン	キャッシュバック 57,000円 月額料金割引 最大6か月間500円
解約金補填	最大25,000pt ※dポイント

※参照：みんなのネット回線速度

ドコモ光特徴・ポイント

10ギガプランは家族で大容量利用をする世帯に最適で、ドコモのスマホ割やdポイント経済圏との相性も抜群です。

ただし、プロバイダによってはキャッシュバックを行っていないので、以下のGMOとくとくBBの窓口からの契約がおすすめです。
　　　

【乗り換えの手軽さ重視】ソフトバンク光・ビッグローブ光・ドコモ光

「解約・工事の手間を最小限に抑えたい」人に向いた光回線を紹介します。

申込から約1～2週間で乗り換えが完了する「事業者変更」をすることでスムーズに乗り換えられるのが特長です。

ご自身が利用しているスマホに合わせた“光コラボ”に乗り換えがおすすめです。

ソフトバンク光（ソフトバンク・ワイモバイルユーザー向け）

	内容
月額料金	戸建て：5,720円 マンション：4,180円
初期費用	工事費：31,680円 ⇒事業者変更なら不要
最大速度 平均速度	最大1Gbps 下り平均：474Mbps
主なキャンペーン	月額料金割引 最大3か月間0円
解約金補填	あんしん乗り換えキャンペーン 最大10万円還元

※参照：みんなのネット回線速度

ソフトバンク光特徴・ポイント

他社の違約金を最大10万円まで補填するキャンペーンは非常に心強く、スマホ割も家族全員に適用できるのは魅力です。

スマホセット割の適用条件として「オプションパック（月額550円）」に加入する必要があります。

ただし、パック内容に「光BBユニット」がついており、Wi-Fiはもちろんのこと、IPv6という通信規格が利用できることからインターネットの混雑を避け高速通信が可能です。

ドコモ光（ドコモスマホユーザー向け）

※プロバイダ：GMOとくとくBBの場合	内容
月額料金	戸建て：5,720円 マンション：4,400円
初期費用	工事費：22,000円 ⇒事業者変更なら不要
最大速度 平均速度	最大1Gbps 下り平均：461Mbps
主なキャンペーン	キャッシュバック 39,000円
解約金補填	最大25,000pt ※dポイント

※参照：みんなのネット回線速度

ドコモ光特徴・ポイント

事業者変更で工事不要という手軽さと、ドコモブランドの安心感は強みです。

しかし速度は独自回線に比べて控えめで、通信の安定性はプロバイダ選びに左右されやすい点に注意が必要です。

　　　

ビッグローブ光（auスマホ・UQモバイルユーザー向け）

	内容
月額料金	戸建て：5,478円～ マンション：4,378円～
初期費用	工事費：28,600円 ⇒事業者変更なら不要
最大速度 平均速度	最大1Gbps 下り平均：470Mbps
主なキャンペーン	キャッシュバック 最大25,000円
解約金補填	なし

※参照：みんなのネット回線

ビッグローブ光特徴・ポイント

工事費が実質無料でサポートの評判も良く、auやUQユーザーならスマホ割が利用できるのは大きなメリットです。

その一方で、速度は独自回線に比べると遅く、重い用途には向かないことがあります。

ビッグローブ光は引越時の工事費用も無料になるので、移転の予定がある方にもおすすめです。

【セット割引対象外】楽天モバイルユーザー向け光回線

現在、楽天ひかりは、楽天モバイルとのセット特典として楽天モバイルを利用している回線1つにつき毎月1,000ポイントが永年プレゼント（最強おうちプログラム）されます。

ただし、これは楽天ひかりを初めて契約する人限定の特典で、すでに楽天ひかりを利用中の方には適用されません。

また、「初めて契約する人」が対象なので、現在楽天ひかりを使っている楽天モバイルユーザーにとっては、楽天ひかりを再契約してもこの特典は適用されないとうことです。

そのため、現実的に候補に挙がる乗り換え先の光回線としては、セット割にかかわらず格安な回線が最適解となります。

楽天モバイルユーザーにおすすめな光回線

楽天モバイルには大手3社のようなスマホセット割がないため、セット割なしでも月額が安い光コラボを選ぶのが合理的です。

格安光コラボには、GMOとくとくBB光や、excite MEC光、おてがる光といったサービスがあります。

その中でも、解約金還元特典がある「GMOとくとくBB光」がおすすめです。

項目	GMOとくとくBB光	excite MEC光	おてがる光
月額料金	戸建て：4,818円 マンション：3,773円	戸建て：4,950円 マンション：3,850円	戸建て：4,708円 マンション：3,608円
初期費用	事務手数料：3,300円 工事費：26,400円 ⇒事業者変更なら不要	事務手数料：無料 工事費：22,000円 ⇒事業者変更なら不要	事務手数料：3,300円 工事費：22,000円 ⇒事業者変更なら不要
最大速度 平均速度	最大1Gbps 下り平均 487Mbps	最大1Gbps 下り平均 353Mbps	最大1Gbps 下り平均 453Mbps
契約期間	縛りなし・解約金なし	縛りなし・解約金なし	縛りなし・解約金なし
特典	Wi-Fiルーターレンタル0円 キャッシュバック：5,000円	Wi-Fiルータープレゼント 2〜12ヶ月目165円割引 ※戸建てのみ	最大12ヶ月間 550円割引
解約金補填	最大60,000円	なし	なし

3社はいずれも縛りなしで解約金がかからず、月額料金も楽天ひかりより安いため、楽天モバイルユーザーにとって魅力的な選択肢です。

ただし、乗り換え時にネックとなるのが「楽天ひかりの解約費用」。

契約更新月以外の解約では違約金や工事費残債が発生するケースが多く、数万円単位の負担になることがあります。

その点、GMOとくとくBB光なら最大60,000円まで解約費用を補填してくれるため、どんな状況でも費用リスクなく乗り換え可能です。

さらに月額料金も最安水準で、キャッシュバックやWi-Fiルーターレンタル無料といった特典も充実。

つまり、「解約金がないケース」でも「解約金があるケース」でも、最終的に選んで間違いないのはGMOとくとくBB光です。

楽天モバイルユーザーが安心してコストを抑えつつ快適に使える光回線の最適解と言えるでしょう。
　　　

今回は楽天ひかりの乗り換えについて解説しました。

楽天ひかりの乗り換え方は2パターンあり、どちらになるかはお客様が乗り換え先として選んだ光回線によって変わります。

独自回線を選んだ場合は、楽天ひかりの解約と乗り換え先の回線の新規契約とを並行して進めていきましょう。

光コラボを選んだ方は、乗り換え先の回線で切替工事をしてもらうだけでOKです。

独自回線は楽天ひかりよりもかなり速度が速いので、速度に悩んでいた人にはこちらがおすすめです。逆に光コラボだと、乗り換えにかかる手間や費用をかなり抑えることができます。

ご自身のストレスを解消できる回線はどこか、探しながら、楽天ひかりの乗り換えを進めていってくださいね。

乗り換えても楽天ひかりのメールアドレスは使えますか？

乗り換えると楽天ひかりは解約になるためメールアドレスもなくなります。

楽天ひかりから他社へ乗り換える場合、楽天ひかりは解約となるため利用していたメールアドレスは失効します。

楽天ブロードバンドにはメールだけのコースがないため、コース変更等もできません。

楽天ひかりから乗り換えたんだけど、IPv6が繋がらないのですがどうしたらいいですか？

楽天ひかりのIPv6が解除されていない可能性があります。

IPv6は1回線につき1事業者しか登録できないため、IPv6を乗り換え後すぐに利用するためには事前に楽天ひかりのメンバーズステーションの「IPv6接続（IPoE）」より、解約をしておく必要があります。

ただし、楽天ひかり解約後は数日でIPv6も解除されます。