2024.01.25(更新:2025.02.04)

NURO光のデメリットは4つ!ただしメリットの方が大きいから提供エリアなら利用するのがおすすめ!

デメリット
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

最大2ギガの高速回線として人気がある「NURO光」

通信速度の改善のために乗り換えを検討している人も多いとは思いますが、契約前に知っておきたいのはデメリットの部分。

この記事ではNURO光のデメリットを4つ紹介します。

これらのデメリットはどういった事なのか順に解説していきますが…

結論からいうとNURO光はデメリットよりメリットの方が大きい光回線です。

その点も説明しますので、NURO光の導入を検討している人はぜひ参考にしてください。

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NURO光マンション向けプラン 料金改定

NURO光は2024年10月9日に料金改定を行っており、従来の「NURO光 for マンション」プランの受付を終了し、新しい「NURO光マンション」の提供を始めました。
本記事は、改定後のプラン・料金にて記載しています。

デメリット01
NURO光は提供エリアが限定されている

NURO光ってどこでも使えるわけじゃないの?

拡大中ですが、一部の都道府県でしか使えません。

NURO光の具体的な提供エリアは、以下の表をご覧ください。(2025年2月時点)

地域都道府県名
北海道エリア北海道
東北エリア宮城県・福島県・山形県(10ギガのみ提供)
関東エリア東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
茨城県・栃木県・群馬県
東海エリア愛知県・岐阜県・三重県・静岡県
関西エリア大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県
中国エリア広島県・岡山県
九州エリア福岡県・佐賀県

※一部の地域を除く

このようにNURO光のエリアは、日本全国の人口が集中している都市部を中心に広がっています。つまりこの地域に住んでいる人しか利用はできないということです。

なんで、日本全国で使えないの?

NURO光の回線が整備されていないからです。

NURO光は、NTTが日本全国に張り巡らせている光回線の「予備の回線」を利用してサービスを提供しています。

そのため、予備回線を借りればエリア拡大はできるものの、現状では人口の少ない地域に設備投資していない、つまり予備の回線を借りてないため、東北や九州、四国など提供エリア外が多いのです。

ただし、提供エリアは順次拡大しているため、今は利用できなくても将来的には利用できる可能性がある事は憶えておきましょう。

NURO光は提供エリア内でしか利用できない光回線ですが、実のところエリア内であっても利用できない地域や建物があるのです。

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提供エリア内でも利用できない場合がある

エリア内だったら、どこでも使えるんじゃないの?

山間部などエリア内でも利用できない事があります。

NURO光は、提供エリア内であってもすべての地域で利用できるというわけではありません。

もちろん電柱がない場所では光回線がないため提供はできないのですが、山間部など人口が少ない地域に関してもNURO光回線は整備されていなことが多いのです。

一方で、都会にお住いであっても利用できない場合があります。それはマンションのような集合住宅に住んでいる場合です。

NURO光のマンション設備があるマンションは少ない

なんでマンションだと利用できないの?

専用設備が無いと使えないのですが、その導入ハードルが高いのです。

前提としてNURO光には3つのプランがあって、住居によって対応するプラン・工事方法が異なります。

住居タイプ対応するプラン工事方法
一戸建て通常のNURO光屋外・宅内工事
29世帯以下
集合住宅
NURO光マンション
タイプS
屋外・宅内工事
30世帯以上
集合住宅
NURO光マンション
タイプL
宅内工事のみ
※専用設備が必要

一戸建てや、29世帯以下のアパート・小型のマンション(タイプS)は、最寄りの電柱から光回線をダイレクトに宅内に引き込みます。

一方、30世帯以上のマンションでは対応しているプランが“タイプL”になり、専用のNURO光設備が導入されている建物しか利用ができないのです。

つまり、30世帯以上のマンションで“設備がない建物”では、NURO光が使えないということ。

では、NURO光マンションの設備がある建物は多いのかというと…現状ではまだ少ないです。もし、利用できたらラッキーくらいの感覚ですね。

NURO光forマンションの設備導入方法はこちら

このように都会に住んでいるからといって、必ずしもNURO光が利用できるわけではありません。

利用を検討しているのであれば最初に提供エリア検索をして、自宅で利用できるかどうか確認しましょう。

提供エリア外にお住まいのお客様は、こちらの高速回線をご検討ください。

デメリット02
利用開始までの期間が長い

できれば早く使いたいけど、どのくらい時間がかかるの?

開通まで2~3ヶ月かかることもあります。

NURO光は一般的な光回線よりも開通まで時間がかかり、住居プランによっても目安となる期間が異なります。

NURO光 開通までの期間目安

住居タイプ開通までの期間目安
一戸建て1~2ヶ月程度
マンションタイプS
(29世帯以下)
2~3ヶ月程度
マンションタイプL
(30世帯以上)
2週間程度

これが目安の期間ですが、「一戸建て・マンションタイプS」については、地域差があり東日本より西日本の方が開通までの期間が+1ヶ月程度長くなる傾向があります。

また、一戸建てよりもマンションの方が、時間がかかるのですが…これは光回線を部屋まで引き込む際に、物理的な理由から工事内容に変更があった時に、建物所有者に許可を得る手間がかかるからです。

つまり、一戸建ての持ち家であれば工事に立ち会っているNURO光の契約者判断で変更の許可をとれるのですが、賃貸マンションなどは好き勝手に工事を行うことはできないため時間がかかってしまうということ。

一方で、NURO光マンションタイプLの場合は“設備”が導入されていることが前提ですが、約2週間で工事を終えることができます。

この違いは何かというと…通常のNURO光とマンションタイプLでは工事の内容が異なるからなのです。

工事が2回あるから時間がかかる

なんで2回も工事があるの?

So-netとNTTが別々に行う工事があるからです。

一般的な光回線の場合、工事は1回で終わるのですが、NURO光の通常プランでは工事が2回あります。

その理由は、宅内の工事と屋外の工事を別々に行うから。ざっくりと工事の内容を説明すると…

  • 1回目の工事は宅内工事
    NURO光を運営しているSo-netが行う工事で、宅内に「光コンセント」を作成し、そこから建物外壁に設置するキャビネットという箱までを配線します。
  • 2回目の工事は屋外工事
    予備回線を貸しているNTTが行います。最寄りの電柱からSo-netが設置したキャビネットまで光回線を配線します。

1回目の工事は、建物の敷地内の工事なのでお客様の都合が合えばすぐに完了するのですが…

2回目の工事は敷地外の工事なので、役所等に届け出を出す必要があるため時間がかかってしまいます。

他にも、最寄りの電柱の光回線が不足しているなら、他の電柱から引き回してくるといった大掛かりな作業が発生するケースもあるため、2回目の工事は比較的に1回目よりも時間がかかると思ってください。

こういった、役所への申請などはNTTが行うのでお客様の手を煩わせることはないのですが…

前提として賃貸住宅では、お客様自身で建物所有者に工事の許可をとってもらう必要があります。

賃貸住宅ではオーナーや管理会社の工事許可が必要

なんで工事の許可が必要なの?

勝手に工事をしてしまうと後々トラブルになるからです。

一戸建て・マンションにかかわらず賃貸の住宅では、勝手に建物に手を加える工事(配線やキャビネットの設置など)を行うことはできません。

例えば、自分の所有するマンションの外壁に、入居者が無許可でキャビネットを付けてケーブルを張っていたら「なに勝手にやってるんだ!」となりますよね。

そういったトラブルを避けるためにも、NURO光は所有者の許可を事前にお客様自身で取ってもらわないと、工事が進まないという仕組みになっているのです。

つまり、工事許可を取るのが遅れるとその分、工事が遅れてしまうということは憶えておいてください。

ちなみに、NURO光マンションタイプLの場合は、許可取りは不要です。というのは…設備を導入している時点で建物所有者の許可をもらっているので、あとは宅内工事だけで済むからですね。

用語解説

開通まで利用できる「レンタルWi-Fi」
NURO光では、開通までのネット環境をサポートする「レンタルWi-Fi」を提供しています。
価格は最大2ヶ月980円、3ヵ月目から5,148円。初期費用2,200円というもの。
モバイル回線を使っているので通信速度は遅く、3日間で10GBという容量制限もあるので、利用するなら無いよりはマシ程度の感覚で借りる方がいいと思います。
※以前は最大2ヶ月無料でしたが、2025年2月現在は有料になっています。

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デメリット03
工事費用は無料だけど高い

NURO光の工事費っていくらなの?

実質無料なりますが、¥44,000請求されます。

NURO光の導入時にかかる「基本工事費」は、他社の回線と比べてもトップクラスに高い¥44,000

ただし、この金額はNURO光の新規加入特典によって「実質無料」になります。

実質無料というのは、工事費を契約期間(2年・3年)に応じて分割払いにして毎月請求すると同時に、同じ金額を毎月割引する仕組みのこと。

つまり、契約期間を満了することで工事費全額が相殺され“実質無料”になるのです。

解約時の工事費請求は高額になることも…

無料だったら高くてもデメリットにはならないよね?

いえ、解約すると残債が一括請求されるのです。

NURO光を利用し続けるのであれば、まったく問題はないのですが…「解約」をした場合に限って工事費の割引が終了し、残っている工事費用が一括で請求されます。

解約のタイミングにもよりますが、この工事費の残債が意外に高くなるのがデメリットなのです。

例えば、3年契約で1年間利用して解約した場合の工事費残債は、約¥30,000とかなり高額です。

解約さえしなければ何てこと無いのですが、NURO光は解約をせざるを得ない場面があるのです。
それは…引っ越しの時です。

NURO光の引っ越しは「解約」が原則

なんで引っ越しの時は解約しないといけないの?

NURO光には、他回線には用意されている「住所変更手続き」が無いからです。

一般的な光回線では「移転の手続き」を行うことで契約は継続したまま住所変更・引越し先の工事手配ができるのですが、NURO光には「移転の手続き」がありません。

そのため、引っ越し先でNURO光を継続利用する場合は、一旦「解約」のうえ、引っ越し先で「再契約」する必要があります。

つまり「解約」を行うので、引っ越しという理由があっても工事費の残債は請求されるのです。

ただし、引っ越し先がNURO光の提供エリアで継続利用できるのであれば「お引越しサポート特典」を利用することができ、工事費の残債や契約解除料などが新居のNURO光開通後にキャッシュバックされます。

もし引っ越し先がNURO光のエリア外だったらどうなるの?

工事費の残額を支払わなければなりません。

引っ越し先がNURO光のエリア外で再契約ができない場合は、お引越しサポート特典は使えないため「解約」となり工事費用の残債が請求されます。

つまり、引越先の提供エリア状況によっては、解約金が高額になるということ。

NURO光解約時の費用と対処法

NURO光を解約する時は工事費の残債以外にもお金がかかるの?

戸建てのみ契約解除料がかかるほか、回線を撤去する場合は撤去工事費がかかります。

現在のNURO光は、戸建てのみ契約期間が定められているプランがあるため、「無料解約期間」以外のタイミングで解約をすると「契約解除料金」がかかります。

用語解説

「無料解約期間」とは?
NURO光の契約の満了月と翌月、翌々月の3か月間が「無料解約期間」となり、この期間中の解約であれば解除料金をかけずに解約が可能です。

例)3年契約の場合:36か月目~38か月目が無料解約期間

契約解除料金の金額は利用しているプランによって異なります。以下に金額をまとめました。

解約金項目プラン金額
契約解除料2ギガ(3年契約)3,850円
2ギガ(2年契約)3,740円
10ギガ(3年契約)4,400円
回線撤去工事費11,000円
工事費残債最大44,000円

契約解除料金は1ヵ月分の月額料金に満たない程度の額ですが、賃貸住宅などで退去時に原状回復が必要な場合は「回線撤去工事費」がかかります。

ただし、撤去工事は任意なので、持ち家などで撤去が必要ない場合はかかりません。

ということで、NURO光の解約時に特に気を付けなければいけないのは、最も高額な工事費残債ということです。

利用期間が短ければ短いほど、工事費の金額は大きくなるのですが…そんな時は、他社の解約金を補填してくれる「ソフトバンク光」に乗り換えるのが最適です。

ソフトバンク光では、最大¥100,000まで他社の契約解除料や工事費残債など、実費でかかった金額をキャッシュバックしてくれる「あんしん乗り換えキャンペーン」を行っています。

もし、引っ越し先でNURO光が利用できない場合は、こういった解約金補填のある回線への乗り換えを検討しましょう。

デメリット04
レンタルルーターは選ぶことができない

レンタルのルーターなんて全部同じじゃないの?

NURO光は9種類あって性能が違うんです。

NURO光では、ONU(光信号とデジタル信号を変換する装置)と一体型になったWi-Fi対応のルーターが無料でレンタルされます。

この機器を利用しないとインターネットに繋がらないのですが、レンタルされる機種は9種類あり、それぞれ性能が異なります。

NURO光 レンタルル―タースペック別一覧

ルーター型番
(メーカー)
有線LANポート
最大速度
無線LAN下り最大速度
無線LAN規格
低スペック3機種
ZXHN F660T(ZTE)
HG8045j(HUAWEI)
HG8045D(HUAWEI)

1000Mbps×3

450Mbps
Wi-Fi4
(IEEE 802.11n)
中間のスペック4機種
ZXHN F660A(ZTE)
HG8045Q(HUAWEI)
FG4023B(Sercomm)
SGP200W(synclayer)


1000Mbps×3

1300Mbps
Wi-Fi5
(IEEE 802.11ac)
高スペック
NSD-G1000T
(ソニー)
2.5Gbps×1
1000Mbps×3
4800Mbps
Wi-Fi6

(IEEE 802.11ax)
高スペック
ZXHN F660P(ZTE)

1000Mbps×3
4800Mbps
Wi-Fi6
(IEEE 802.11ax)

NURO光のレンタルルーターは基本的には有線LANポートが3つ付いています。

ただし、最大速度が1000Mbps(=1Gbps)なので、最大2ギガの速度を体験するには最大2.5Gのポートが付いているソニー製のルーターを利用するしかありません。

また、低スペックな3機種のルーターはWi-Fiの性能が弱く、無線LAN規格は「Wi-Fi4」という2世代前の規格なので、高速通信を売りにするNURO光のスペックは発揮できないルーターと言えます。

現在、新規利用時の場合は、中間のスペック4機種の中から在庫状況によってランダムでレンタルされるので、低スペックルーターが届くということはありません。

どのルーターであっても普通にインターネットを利用するには問題のない性能ではありますが、通信速度を追求したいという人にとっては、ルーターにもこだわりたいですよね。

ルーターのせいで速度がでないなら、NURO光にした意味がありませんから。

用語解説

マンションタイプは「ソニー製ルーター」が確定レンタル
NURO光では、2024年10月の料金改定でマンションタイプの月額料金が高くなりました。
その代わり、ソニー製のルーターが確定でレンタルされるようになったため、マンションタイプにおいてはレンタル機種で悩むことはなくなりました。

速度が遅い時はルーターの交換が可能

ルーターが遅くて満足できない時は交換できるの?

著しく遅延する場合は可能ですが、どのルーターになるかは運次第です。

ルーターの調子が悪く通信速度が出ないという場合は、1回限り無償でルーター交換が可能です。ただし、交換するルーターは選ぶことができません。

交換の場合は、ルーターの初期不良や不具合が起こっていることが前提ですが、交換機種は低スペックルーターも含まれるので、性能的に中間の「Wi-Fi5」が利用できる機種が来ればとりあえずはOKぐらいに捉えていた方がよさそうです。

ソニー製のルーターが使いたいんだけど何とかならないの?

月額550円でレンタルできますよ。

NURO光のオプションサービス「NUROスマートライフ」を契約することで、確定でソニー製ルーターをレンタルする事ができます。

NUROスマートライフ概要

  • 室内コミュニケーションカメラで遠隔で見守り・ビデオ通話が可能
  • 自宅の鍵をスマホ操作で開閉する「Qrio Lock」対応(※デバイスは別途購入)
  • SECOMが呼べる(5,500円/30分)
  • つながるメッシュWi-Fi(月額:330円)

NUROスマートライフでは、ルーターのレンタル以外にも上記のようなサービスが利用できるため、防犯対策としても有用ですね。

初期費用が5,500円、月額550円かかりますが、ルーターにこだわりたいという人はご検討ください。

NURO光はデメリットよりメリットの方が大きい

デメリット以上にどんなメリットがあるの?

一番重要な速度と料金のメリットが大きいんですよ。

NURO光はメリットとデメリットを天秤にかけても、メリットの方がはるかに大きい光回線です。

今回説明したデメリットとは言っても、提供エリアの狭さや、工事期間の長さなど、基本的にはお客様に害のあるデメリットではないため、おすすめできない悪いサービスとは言えません。

むしろ、回線の良し悪しを判断するには、インターネットを利用するうえで重要な通信品質と月額料金に着目すべきです。

そこで、NURO光のメリットを他社回線と比較しつつ解説しますね。

通信速度・月額料金は他社と比べてもピカイチ

実際の速度や料金って他社と比べてどうなの?

他社よりコスパは優秀ですよ。

NURO光と言うと一時期、通信障害で遅いという風評が立ったり、そのせいで速度に対して料金が高いと言われたりしてきました。

もちろん、通信障害は復旧しており、他社と比較をしても速度・料金ともに優れたサービスと言うことができます。

ここでは、コスパという観点で「1Mbps当たりの料金」を計算し、他社光回線と比較していきます。

NURO光 戸建て(通常プラン)比較

回線名月額料金下り
平均速度
コスパ
(料金/速度)
NURO光
(3年契約)
5,200円681Mbps7.6円/Mbps
auひかり5,610円503Mbps11.2円/Mbps
ソフトバンク光5,720円400Mbps14.3円/Mbps
ドコモ光5,720円444Mbps12.9円/Mbps

出展:みんなのネット回線速度

NURO光は最大2ギガのサービスに対し、他社は最大1ギガ。

auひかりもかなりの爆速回線ですが、それでもNURO光は月額料金が最も安いだけでなく、速度も一番早いためコスパも良いことがわかります。

NURO光 マンション比較

回線名月額料金下り
平均速度
コスパ
(料金/速度)
NURO光マンション
(契約年数なし)
3,850円907Mbps4.2円/Mbps
auひかり4,180円362Mbps11.5円/Mbps
ソフトバンク光4,180円409Mbps10.2円/Mbps
ドコモ光4,400円450Mbps9.8円/Mbps

出展:みんなのネット回線速度

NURO光マンションは、2024年10月に月額料金が改定されて高くなったのですが、それでも他社比較においては最も月額料金が安く速度も速いことがわかります。

コスパにおいては他社と比べても半分以下なのでかなり良いですね。

このように、イメージ的に“遅い高い”と思われがちなNURO光ですが、実際に他社と比較しコスパ計算してみると、最も優秀な回線と言うことができるのです。

また、NURO光はスマホのセット割引にも対応しているので、さらにお得に利用することができます。

ソフトバンクスマホのセット割が利用できる

スマホのセット割ってどれだけ安くなるの?

ソフトバンクスマホ1台につき最大¥1,100割引されます。

NURO光はソフトバンクのスマホとセットで利用することで、ソフトバンクの「おうち割光セット」という割引を利用することができます。

適用条件は、ソフトバンクスマホとNURO光、NURO光でんわ(東日本:550円/月・西日本:330円/月)の3点をセット利用するとスマホの料金から毎月最大1,100円割引されます。

NURO光でんわのような固定電話は不要という人であっても、トータルコストとしては安くなるので加入をおすすめします。

このようなスマホのセット割引を利用すると、よりお得にNURO光が利用できるのでソフトバンクのスマホユーザーの方は必ず利用しましょう。

目玉の加入特典はキャッシュバック最大¥60,000

¥60,000ってかなり高額だけど、いつもらえるの?

条件を満たせば利用開始11か月後に最大¥60,000もらえます。

NURO光の加入特典として一番目を引くのが現金キャッシュバックです。

NURO光キャッシュバック額
戸建て60,000円
マンション25,000円

この特典は、戸建て・マンションでキャッシュバック金額が異なりますが、特別な条件はなく11ヵ月以上NURO光を継続利用すれば貰えるという内容。

60,000円のキャッシュバックをもらうことで、NURO光の月額料金(5,200円)が、ほぼ1年間無料になるようなものなので大変お得です。

キャッシュバックされるタイミングは、利用開始後から11ヵ月後に届く申請のメールから、NURO光の会員ページ(マイページ)に行き、振込口座を指定することで受け取ることができます。

例)2025年1月10日に開通した方は2025年12月10日にメール着

キャッシュバックの金額は大きいので、利用開始後は必ず申請する月をカレンダー等に記入して忘れないようにしましょう。

「NUROへまとめてキャッシュバック」もお得

NURO光では、契約時に以下の対象オプションを同時に申し込むことで、追加のキャッシュバックを受け取ることができます。

対象のオプションサービスとキャッシュバック金額(2025年2月時点)

  • NURO でんき:6,000円
  • NURO ガス:2,000円
  • ひかりTV for NURO:22,000円
  • NURO モバイル:14,000円

すべて同時に申し込めば、合計で44,000円のキャッシュバックとなるので、契約時はオプションの利用も検討しましょう。

特に、NURO光でんきはNURO光とセットで利用することで、NURO光の料金が501円/月割引、NURO光ガスは200円/月割引になるのでお得です。

NURO光ではこういったキャッシュバックキャンペーンを行っており、他社の特典と比べてどうなのかと言うと、かなり高額です。

とはいえ、必ずしもNURO光が最適な回線でない場合もあるので、最後に解説しますね。

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NURO光をおすすめしない人の特徴

NURO光にしない方がいい人って、どんな特徴があるの?

すぐにネット環境を整えたい人や、長期間使えない人はやめた方がいいですね。

NURO光は月額料金も安く通信速度も速い、さらにキャンペーン特典も充実している光回線ですが、デメリットもあるので以下のような人にはおすすめできません。

NURO光をおすすめしない人の特徴

  • 早くWi-Fi環境を導入したい人
  • 現状の通信速度に不満がない人
  • スマホセット割対象外の人
  • 引越しを予定している人

今回紹介したデメリットの中でも記載しましたが、NURO光は導入時に手間と時間がかかる光回線で、解約時の負担も軽いわけではありません。

ドコモやauのスマホのセット割引を利用している人がNURO光に乗り換えると、セット割引が無くなり結果的に月額料金が高くなるということもあるのです。

そのため、現状のインターネット回線に不満があり、速度改善をしたいという明確な目的がないのであれば無理に乗り換える必要はないということです。

NURO光が適さない場合におすすめの光回線

NURO光が適さなかった人は、どんな光回線を使うのがいいの?

料金を重視するなら「スマホセット割」に対応した光コラボ。速度重視なら光コラボの10ギガ回線が選択肢に上がります。

「おすすめしない人の特徴」に当てはまる人や、そもそもNURO光がエリア外で使えなかったという人には「光コラボレーション」(通称:光コラボ)がおすすめです。

光コラボは、NTT東日本・西日本のフレッツ光回線を利用して、プロバイダーやスマホキャリアが自社回線としてインターネットを提供しているサービスのこと。

光コラボの提供エリアは日本全国なので、引越先でも同じサービスを継続利用できる可能性が高く、各社スマホのセット割にも対応しているので結果的に安く使えるのです。

光コラボ回線月額料金
(戸建て)
月額料金
(マンション)
ドコモスマホなら
ドコモ光
5,720円4,400円
SBスマホなら
ソフトバンク光
5,720円4,180円
auスマホなら
ビッグローブ光
5,478円
※3年プラン
4,378円
※3年プラン
(参考)NURO光5,200円3,850円

スマホセット割の割引額は、各社ともスマホ1回線あたり最大1,100円。つまりスマホ1回線でもセット割引が組めればNURO光よりも安く利用できるということ。

そのため、速度にこだわらない(普通にストレスなくネットができればOK)という人や、NURO光が提供エリア外で使えないという人は、スマホに合わせたか光回線を選ぶのが最適です。

速度を重視するなら10ギガの光コラボもおすすめ

10ギガの光コラボとは「NTTフレッツ光クロス」の回線を使って各社がサービス提供している光回線です。

提供エリアは順次拡大中で、戸建て・マンションにかかわらず利用できる光回線です。

光コラボ 10ギガ回線下り平均速度月額料金特典
ドコモスマホなら
ドコモ光 10ギガ
1177Mbps6,930円最大6ヵ月間
500円
※ルーター代含まず
SBスマホなら
ソフトバンク光 10ギガ
890Mbps6,930円6ヵ月間
500円
※ルーター代含む
auスマホなら
ビッグローブ光 10ギガ
937Mbps6,820円
※2年プラン
2か月間割引
キャッシュバック
40,000円

※戸建て・マンション同額・10ギガ対応ルーターレンタル料込み

このように、10ギガ回線の下り平均速度はNURO光よりも速いので、通信速度を重視する人にはおすすめです。

月額料金はNURO光よりだいぶ高くなりますが、各社割引特典も充実しています。

もちろん、スマホセット割引も適用可能なので、NURO光が利用できない場合は光コラボの10ギガ回線から選ぶのも一つの選択肢になります。

ドコモ光

DoCoMoならこれ一択

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  • DoCoMoなら年間13,200円節約
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総額 最大10万円キャッシュバックとくとくBBホームページ限定特典最大65,000円キャッシュバック+他社回線から乗換えで15,000円還元+10ギガプランで申込なら20,000円キャッシュバック

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

ビッグローブ光

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まとめ

NURO光の最大のデメリットは提供エリアが狭いこと!
ただし利用できる環境なら最適な光回線。

NURO光のデメリットについて解説してきましたが、実際のところ一番のデメリットは提供エリアです。

提供エリアになっていない県域で利用できないのは、仕方がないことでもありますが…

提供エリア内であっても、物理的な理由で利用ができないことや都心のマンションでも設備がないと利用できないといったことがあるのです。

また、工事期間についても、NURO光の発表によると8割くらいの人が1~2ヶ月以内に開通しているのに対し、1割~2割程度の人は開通まで4ヶ月以上かかっているのです。

そのため、早急にインターネット環境を整えたいという人や、開通まで待てないという人が最初に利用する光回線としては向いていないと言えます。

つまり、既にネット環境がある人がNURO光に乗り換えるというパターンの方が、ネットが途切れることがなく開通まで安心して待てる…ということですね。

ともあれ、NURO光の速度は折り紙付きなので、提供エリアに問題がなければ是非ご利用ください。

NURO光

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Q&A
NURO光のデメリットに関する“よくある質問と回答”

30戸以上のマンションに、NURO光の設備を導入するにはどうしたらいいですか?
4人以上の利用希望者を集めることでNURO光の導入要望が出せます。

NURO光forマンションは、マンション内に4世帯以上の利用希望者がいれば、管理会社を通じてNURO光に導入の要望を出すことができます。

また、NURO光の公式サイトではWEBからの「導入希望エントリー」を出すことができ、4名以上希望者が集まり次第、NURO光が設備導入に向けて動いてくれます。

<関連記事>
NURO光をマンションに導入する条件は厳しい!世帯数で決まる2つのプラン

NURO光は、プロバイダーを選ぶことができるの?
プロバイダーは選べません。

NURO光はプロバイダーを選ぶことはできません。
プロバイダーはNURO光の運営会社である「So-net」を利用することになります。
なお、プロバイダーの利用料金は月額料金に込みになっているため、別途料金がかかるということもありません。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。