2024.01.29(更新:2024.12.10)

J:COMの通信速度はケーブルテレビ回線だから遅い!快適にネットをするなら「光」が最適

速度
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

J:COMはケーブルテレビの会社ですが、地デジやBS・専門チャンネルの他にもインターネット回線も提供しています。

そのため、テレビとセット価格でお得に利用できるサービスなのですが…

「インターネットの速度はどうなの?」と通信品質に疑問を抱いているお客様もいらっしゃると思います。

結論からお伝えしますと「J:COMネット」はおすすめできないネット回線です。

というのは、ケーブルテレビの回線を使っているため、速度が遅く不安定という欠点があるから。

この記事ではJ:COMの速度に着目して解説していきますので、ご利用を検討している方は是非ご一読ください。

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J:COMの速度は“2種類の通信回線”によって異なる

J:COMの速度ってどのくらいなの?

「J:COMネット」か「J:COMネット光」で速度が段違いですよ。

J:COMは、大きく分けて2種類のインターネット回線を提供しています。

1つ目は、J:COMのメインの事業であるケーブルテレビ回線を利用した「J:COMネット」で、昔から提供されています。

もう1つは、インターネットの普及によって後から追加された「J:COMネット光」です。名前に“光”が付いただけですが、これは光ファイバー回線を使ってインターネットを提供していることを意味しています。

サービス名通信回線速度評価
J:COMネットケーブルテレビ回線遅い
J:COMネット光光回線高速

この2つの回線の一番の違いは通信速度。

どちらも電柱までは光回線で通信しているのですが…「J:COMネット」は電柱からお客様の宅内に引き込む回線がケーブルテレビ回線なのです。

ケーブルテレビ回線は、ノイズの影響を受けやすく、同時に利用している人が増えるとJ:COM側の通信設備に負荷がかかって通信速度が低下して安定性に欠けるという特徴があります。

そもそも、映像を届けるために開発された回線なので、インターネット用の回線としては光回線に及ばないのですね。

では、どの程度の速度の差があるのか解説しますね。

ケーブルテレビ回線の速度は光回線の約半分

ケーブルテレビ回線ってどのくらい遅いの?

光回線の半分くらいの速度しか出ないですよ。

J:COMの両サービスの速度を、下りと上りの平均速度で比較します。

下りというのは“ダウンロード”のことで、データを受信することでWEBページを表示させたり、アプリを更新したりする時に利用されます。

上りはその逆で“アップロード”のことです。例えばWEBで検索したり、LINEで動画を送ったりする時はデータを送信するので、上りということですね

では、比較結果をご覧ください。

サービス名下り平均速度上り平均速度
J:COMネット279Mbps47Mbps
J:COMネット光580Mbps501Mbps

参照:みんなのネット回線速度

両サービスを比べると、ダウンロード(下り)に関しては、J:COMネット光が倍以上速く、アップロード(上り)に至っては10倍以上の差があることがわかりますね。

一般的な光回線は、J:COMネット光のように上りも下りも同水準の速度が出るのですが、J:COMネットはケーブルテレビの回線を使っているため上りの速度がかなり遅いのです。

インターネットは上りと下りの双方向の通信で成り立っているので、どちらかが遅いと結果的には速度は落ちてしまうということです。

インターネット通信の仕組み。まずデバイスからホームルーター越しにリクエストが送信されて、それに応じてデータが受信される。

要するに、データ量の軽いリクエスト(検索など)は問題なく処理できるものの、データ量の重いリクエスト(動画の送信など)ではてき面に遅くなってしまうのですね。

なぜ、上り下りでこんなにも開きがあるのかというと、J:COMネットのそもそものスペックである「上りの最大速度」が低いからなのです。

「J:COMネット」は上りの最大速度が低い

J:COMネットの最大速度ってどのぐらいなの?

下りは悪くはないですが、上りは圧倒的に遅いです。

まずは、J:COMネットのコース別のスペックをご覧ください。

コース名月額料金下り最大速度上り最大速度
320Mコース一戸建て:¥4,928
集合住宅:¥4,708
320Mbps10Mbps
1Gコース一戸建て:¥5,258
集合住宅:¥5,258
1Gbps100Mbps

J:COMネットのスタンダードな320Mコースでは、上りの最大速度が10Mbpsしかありません。また、1Gコースであっても、上りの1/10の最大速度になっています。

なんで上りの最大速度がそんなに遅いの?

ノイズに弱いケーブルテレビ回線の特徴だからです。

上りが遅いのはケーブルテレビ回線の特徴で、基本的にケーブルテレビの回線は映像をご家庭に届けるのが主目的であるため、下りの品質を重視しているためです。

そのため、上りの速度は遅いのですが、それでもサービスとして成り立っているのは、昔は上り速度は重要ではなかったから。

そもそも、J:COMがケーブルテレビ回線を使ってインターネット回線事業を始めたのは20年以上も前。その当時は、一般家庭におけるアップロードの用途としては、検索したりメールを送ったりが主流でした。

現在のように動画を撮って送信したり、オンライン会議で自分の画像と音声をリアルタイムで送ったり、はたまたクラウド上に画像や動画のデータを保存する…といった上り速度を必要とする用途は存在しなかったのです。

そう言った理由で、ダウンロードの速度の方が重視されていて、上りと下りの最大速度が異なる「非対称型」のケーブルテレビ回線でも問題なく利用ができたというわけですが…

ぶっちゃけていうと、J:COMネットでは現代のネットの用途はこなせないということ。

ビデオ会議やオンラインゲームなど、双方向の通信速度が必要とされる現代のネットとしては、時代遅れなのですね。

ただし、お住いの建物、特に集合住宅においては、J:COMネットの「 J:COM In My Room」というプランしか利用ができないという場合があるので解説しますね。

無料のJ:COM In My Roomはさらに遅い

「J:COMインマイルーム」って何?

賃貸マンション向けの「無料」インターネットです。

「J:COM In My Room」とは、賃貸マンションなどで建物所有者(オーナー)が、J:COMネットの月額料金を負担して、居住者に無料インターネットを提供するプランです。

プランは最大速度別に5つ。120Mコースまではオーナー負担で「無料」になっていることが多く、320Mコース以上を使うなら+αで月額料金を払う必要があるという仕組みです。

コース名下り最大速度上り最大速度
12Mコース12Mbps2Mbps
40Mコース40Mbps2Mbps
120Mコース120Mbps10Mbps
320Mコース320Mbps10Mbps
1Gコース1Gbps100Mbps

ハッキリ言って、12M・40Mのコースは無料でも選ぶ価値はありません。お持ちのスマホの方がよっぽど快適にネットが使えるレベルです。

無料とは言っても通信品質が悪いため、追加料金を払ってでも320M以上のコースを選ぶこと方がストレスなくネットが利用できるということ。

ましてや、オンラインゲームをするなら「J:COM In My Room」自体が完全に向いていないと言えるので、利用できる環境であれば他社の光回線の導入を検討しましょう。

また、J:COMネットは、一般的な光回線のようにデータ無制限の使い放題ではなく、上りの速度に関して制限を設けている固定回線です。

J:COMネットは速度制限がある

上りの速度制限ってどういうこと?

1日に送信できるデータ量が30GBまでなんです。

J:COMネットは、下り(ダウンロード)は無制限であるものの、1日に送信できる上り(アップロード)のデータ容量が30GBまでに制限されています。

対象は100M以上のコースですが、以下のような用途で利用を考えているのであれば注意が必要です。

  • 動画配信、ライブ配信
  • icloud、Googleフォトなどのクラウドサービスの利用
  • WEBカメラ(24時間の防犯カメラなど)
  • NAS(ネットワークハードディスク)の利用

1日の使用量が30GBを超えた場合、上りの通信速度が「最大512kbps」まで制限され、J:COMから注意喚起の書面が配送されます。そのうえで改善がない場合は、サービス停止されるのです。

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このように、J:COMネットは通信速度・速度制限の面で全くおすすめできないのですが…

J:COMが提供するもう1つの回線、光回線を使った「J:COMネット光」は高速ではあるものの、料金の面でおすすめできない理由があるので解説していきます。

J:COMネット光は高速だけどマンションだと割高

J:COMネット光の月額料金っていくらぐらいなの?

戸建て・マンションにかかわらず¥5,500くらいです。

J:COMネット光のコースは3種類あります。

なぜ、3種もあるのかというと、J:COMネット光は提供エリアが狭く、J:COMのケーブルテレビのエリアしか提供していなかったのですが…

「auひかり」や「NTT」の光回線を借りることで、J:COMネット光を全国展開できるようになったからです。

プラン名一戸建てマンション提供エリア
J:COMネット光 1Gコース¥5,258~¥5,478¥5,258J:COMエリア
J:COMネット光 1Gコースon auひかり¥5,478提供無し関西以外
J:COMネット光 (N) 1Gコース¥5,808¥5,258日本全国

これらは全て、上り下り最大1Gbpsの光回線を使っているものの、どの回線が提供されるのかは地域によって異なるため、選ぶことができません。

月額料金に関しては、どれも一戸建て・マンションにかかわらず月額¥5,000超。

J:COMの自社光回線を利用している「J:COMネット光1Gコース」が一番安いですが、J:COMのエリアの一部地域でしか利用できないため、実際には「on auひかり」やNTT回線を意味する(N)を使うことが多いです。

では、この月額料金は相場としては、高いのか安いのか解説します。

マンションなら他社光回線の方が安い

光回線の相場の料金ってどのくらいなの?

戸建てだと¥5,500ほど、マンションなら¥4,000ちょっとですね。

実際に他社回線と比較してみたのでご覧ください。

回線名一戸建てマンション
J:COMネット光on auひかり:¥5,478
(N):¥5,808
(N):¥5,258
auひかり¥5,610¥4,180
ドコモ光¥5,720¥4,400
ソフトバンク光¥5,720¥4,180
ビッグローブ光¥5,478¥4,378

一戸建ての月額料金はどこも同じくらいの料金帯ですね。マンションの月額料金を比較すると、J:COMネット光は¥1,000以上も他社より高いです。

では、住居別に見て通信速度は他社に比べてどうなのでしょうか?ここでは、J:COMネット光の中で一番速度が速い「on auひかり」のプランと比較します。

回線名一戸建てマンション
J:COMネット光on auひかり634Mbps324Mbps
auひかり571Mbps333Mbps
ドコモ光260Mbps275Mbps
ソフトバンク光296Mbps317Mbps
ビッグローブ光229Mbps263Mbps

参照:みんなのネット回線速度

戸建てにおいては「J:COMネット光on auひかり」も「auひかり」と同じ回線を使っているので速度も同じくらい早く、かなり爆速な数値を出しています。

ただし、この速度は「on auひかり」だから爆速…とも言えます。実際のところ(N)はNTTのフレッツ光回線なので、戸建てであってもドコモ光やソフトバンク光のようなフレッツ回線を使った光コラボ回線と同等の通信速度になるのです。

一方で、マンションの速度に至っては全社同レベル。つまり、マンションでは他社より料金が¥1,000以上高い「J:COMネット光」を利用する価値はないということです。

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今回はJ:COMの速度について解説してきましたので簡単にまとめます。

<J:COMネット>

  • ケーブルテレビ回線だから遅くて不安定
  • 下り速度が遅い・下りの通信量の制限あり
  • 「J:COM In My Room」の無料プランは遅い

J:COMネット光

  • 光回線を使っているから速度は速い
  • 戸建てなら月額料金は他社と同レベル
  • マンションなら他社より¥1,000以上高い

J:COMとは一口に言っても、ケーブルテレビ回線と光回線とでは通信速度と安定性に大きな差があります。

著者も一時期、最大320Mbpsのケーブルテレビ回線を利用していたのですが、1人で使っている分にはそれほど遅いといった感じはないものの、家族がそれぞれ同時にインターネットを利用すると途端にネットが重くなった…という経験があります。

特に、家族がボイスチャットをしながら、FPSのオンラインゲームを始めると、スマホでの検索ですらサクサク表示されなかったですね。

そのため、家族でインターネットを利用するのであれば、下りだけでなく上りの速度も安定している光回線の方がおすすめです。

ただし、J:COMの光回線で優秀なのは、戸建て向けの「J:COMネット光on auひかり」だけです。

もしお住いの地域で、J:COMの他のプランしか使えないようであれば、J:COMにこだわらず他社回線を検討しましょう。

関連記事:おすすめの光回線厳選7社!スマホを軸に選ぶ最安・最速回線を一挙紹介

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Q&AJ:COMの速度に関する“よくある質問と回答”

J:COMのWi-Fiがよく切れるんだけどどうしたらいいの?

Wi-Fiルーターに異常がなければ他社回線への乗り換えがおすすめです。

ご利用中のJ:COMがケーブルテレビ回線であれば、最大速度が低いため大きなデータ量の送受信をした場合、データが渋滞してWi-Fiルーターに不具合がでる可能性があります。

その場合は、J:COMネットのコースを速度が速いコースに変更するか、そもそもの回線を光回線に乗り換えることをおすすめします。

関連記事:J:COMのWi-Fiが切れて困っている人必見!つながらない原因と対処法を解説

J:COM In My Roomの速度が遅くて困っているのですが、他社の光回線も使えない場合どうしたらいいですか?

工事不要の「ソフトバンクAir」の利用をおすすめします。

「J:COM In My Room」は賃貸住宅のオーナーの一存で提供プランがいくつか定められており、希望する速度のプランが利用できない場合があります。

また、オーナーがJ:COMと「独占契約」を行っていることが多く、他社の光回線が利用できない場合も多いので、その際は工事が不要なソフトバンクAirのようなホームルーターを利用するのも一つの手です。
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。