- 記事の監修責任者
- 丸山 和輝
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デメリット1.全国どこでも利用できるわけではない
auの回線なのに、なんで?
KDDIが独自に整備した回線を使っているからです。
「auという大手キャリアの回線が、なんで全国対応していないの?」
当然の疑問かと思いますが…
そもそもお客様がそう思うのは、ソフトバンク光やドコモ光といった“同じ有名携帯キャリアの回線”が全国で使えるからですよね。
しかし回線サービスというのは、言うまでも無く回線設備(電柱に通っている光ファイバー)が整備されている場所でしか利用できません。
つまり、ソフトバンク光やドコモ光の設備は全国規模で整備されているのに、auひかりはそうじゃないということです。
というのも・・・
まずソフトバンク光などの回線は、実のところ国内最大手通信事業者であるNTTの光ファイバーを使ってサービスを提供しています。
例えるなら、コンビニやスーパーで売られている「大手製菓会社が製造したプライベートブランドのスナック菓子」みたいなもの。
コンビニオリジナルのスナック菓子に見えても、袋の裏を見ると製造元はカルビーだったりする…言ってしまえば、ソフトバンク光もそれと同じなのです。
一方で、auひかりは完全に自社製品。
販売元のKDDIが、回線設備も持っているということです。
これを業界では“独自回線”なんて言います。
独自回線であることにはメリットもありますが、一方で「一部地域にしか設備が整っておらず、その範囲でしか利用できない」というデメリットも抱えているのですね。
じゃあ、auひかりはどこで使えるの?
戸建用・マンション用で異なります。
少しややこしいのですが…
まず、auひかりを含む回線サービスというものには“戸建用のホームタイプ”と“集合住宅用のマンションタイプ”の2種類があります。
というのも、戸建てと集合住宅とでは回線を繋ぐ方法が違うので、タイプ分けされているのですね。
で、auひかりは「ホームタイプとマンションタイプで提供されている地域が異なる」のです。
より厳密に言うと、ホームタイプは一部地域でしか使えなくて、マンションタイプは全国で使えるのです。
ホームタイプが使える地域はこちら。
地方名 | 都道府県名 |
---|---|
北海道 | – |
東北 | 青森県/岩手県/秋田県/山形県/宮城県/福島県 |
関東 | 栃木県/群馬県/茨城県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/山梨県 |
北陸・信越 | 新潟県/長野県/富山県/石川県 |
中部 | 福井県 |
中国 | 鳥取県/岡山県/島根県/広島県/山口県 |
四国 | 愛媛県/香川県/高知県/徳島県 |
九州 | 大分県/宮崎県/福岡県/熊本県/佐賀県/長崎県/鹿児島県 |
要するに、中部・近畿・沖縄では基本的に使えないということですね。
マンションならどこでも使えるんだ
厳密には“専用設備が備わっているマンション”に限ります。
ややこしいのはこの部分なのですが…
マンションタイプは全国規模に展開されているものの、実際には利用できる住宅が限られています。
そもそも集合住宅でauひかりを使うには、その建物内に“auひかり専用の配線装置”みたいな設備が必要となります。
その設備自体は、実のところ一部マンションにしか備わっていないのですね。
じゃあ設備が整えばいいんだ?
今後その設備があるマンションが増えることはありません。
実は、auひかりは“集合住宅への新規導入”を締め切っていまして…
率直に言ってしまうと、いま現在auひかりを使えないマンションは、今後ずっと使えないままなのです。
というのも、新規の設備導入にはそれなりに手間と費用がかかりますし、auひかりは無理に提供エリアを広げないとダメなほど困っていないのですね。
あらかじめ「利用できるかどうか」の確認が必要
このデメリットがお客様にどう影響するかというのは、この一言に尽きます。
つまり、どれだけauひかりに魅力を感じたとしても、そもそも使えないのではしょうがないということですね。
じゃあ、どうやって確認すればいいのかというと、“エリア検索”を実施してください。
エリア検索というのは、お客様のご住所でauひかりがつかえるかどうかを確認するためのWEBサービスです。
公式サイトにも用意されていますが、以下の詳細ページからお問合せいただくと当社スタッフがお調べいたしますので、お気軽にご相談ください。
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<関連記事>
・auひかり“戸建てタイプ”は一部エリア限定サービス!関西と中部地方では利用不可
・auひかり“マンションタイプ”の提供エリアは建物に設備があるかどうかで決まる
デメリット2.マンションで使えるプランがわかりにくい
何がどうわかりにくいの?
料金プランが7種類もあって、それぞれ金額が異なるのです。
料金プランというのは、通信速度や料金などの組み合わせで、同じ回線でも違った内容でいくつか用意されているのですが・・・
まず、この一覧をご覧ください。
タイプ名 | 月額料金 |
---|---|
タイプF | ¥4,290~ |
マンションギガ | ¥4,455~ |
マンションミニギガ | ¥5,500~ |
タイプE | ¥3,740~ |
タイプG | ¥4,180~ |
タイプV | ¥4,180~ |
ご覧の通り、auひかりのマンションタイプには6つものプランが用意されているのです。
これだけ見ると選択肢が多くて良いじゃないと思うかもしれませんが、問題は「実際のところ選べるのはどれかひとつだけ」ということ。
7種類あるんじゃないの?なんで選択肢がひとつなの?
住宅内に張り巡らされているケーブルの種類でプランが決まるのです。
そもそも各プランの違いは何かというと、屋内配線(各部屋に張り巡らされているケーブル)の種類なのです。
そのケーブルには以下の種類があって・・・
- 光ファイバー
- 電話線
- LANケーブル
どのケーブルが使われているのかというのは建物によって決まっているので、この点はふたを開けてみないとわかりません。
ここにauひかり側のシステム的な都合や住宅の規模などが加味されて、結果的に選べるプランはひとつに絞られてしまうのですね。
とにかく契約内容がわかりにくい
何が言いたいかというと、選べるわけでもないのに複雑であるというデメリットが大きいのです。
公式サイトを確認してみたらプランが細かくわかれていて、それぞれ料金や速度について色々と語られているのに、結局は自由に選べるわけじゃない…。
そうなると、手続きを進める以前にやる気が削がれてしまいますよね。
ただ、この点は“ぜんぶ自分で何とかしよう”としたときに感じる不都合です。
たとえば当社にご相談いただくと、専任スタッフが丁寧にご案内しますので、マンションにお住まいの方はぜひお気軽にお問合せください。
デメリット3.高確率で工事が必要となる
7種類あるんじゃないの?なんで選択肢がひとつなの?
住宅内に張り巡らされているケーブルの種類でプランが決まるのです。
先ほど説明した通り、インターネット回線というのは“回線設備”が無くては利用できません。
有り体に言うと、auひかりを使うならKDDIの光ファイバーを建物内に引き込む必要があるのですね。
これは物理的な対応なので工事が発生するという話なのですが・・・
なぜこれがデメリットかというと、NTT系列のサービスだと工事不要であるケースも珍しくないのですね。
というのも、ソフトバンク光やドコモ光を含めるとNTT系の回線は全国で広く利用されていて、サービス名(販売元)が違っても設備自体はほとんどの住宅で導入済みとなっています。
一方でauひかりは独自回線なので、設備が整っている住宅自体が少なく、大抵は工事をしないと利用できなくなっているのです。
専用設備が整っているマンションであっても、実際に部屋で使うには細かな調整が必要となるケースが多く、基本的に工事は必須であると考えておかなくてはいけません。
申し込みしてから開通するまでに1~2ヶ月以上待つことになる
このデメリットがどんな悪影響を及ぼすかというと、言うまでも無く「手間と時間がかかる」のです。
まず、回線工事と言うのは人の手で行われるため、実施するためにはスケジュール調整が必要となります。
お願いしたらすぐ対応してくれる、というわけじゃないのですね。作業員さんも無限にいらっしゃるわけじゃありません。
そのため、工事はあらかじめ予約をとらなくてはいけないのですが、これが基本的に1~2ヶ月以上先の日程しかとれないのです。
特に引っ越しシーズンなど申込者が増えるタイミングでは、かなり早い段階で申し込みを済ませないと希望通りの日程で工事してもらえなかったりします。
加えて、工事には必ず“立ち合い”をしなくてはいけません。
「手間がかかる」というのはこのことですが、要するに工事日はお客様自身もスケジュールを空けておく必要があるのですね。
なぜ立ち合いが必要なのかというと、トラブル防止のため。
言うまでも無く、工事と言うのは建物に手を加える作業なので、そこで何らかのトラブルがあっては作業員さんの責任問題になります。
誰も見ていないところでトラブルがあると問題の収拾がつかなくなるリスクが大きいので、どうしても立ち合いが必要となる…というわけです。
ただし、立ち合いそのものはお客様本人じゃなくても問題ありません。
ご家族の方やご友人に代理を頼んでもいいので、とにかく「工事日に誰かが立ち会えるように」していればいいのです。
平均479Mbps!通信速度のメリットは大きい
デメリットはわかったけど、メリットは何なの?
何と言っても業界トップクラスの通信速度ですね。
ちらっと「独自回線であることにはメリットもある」という話をしましたが、まさにこれです。
インターネット通信は、「回線という道路を使って届けられるサービス」と例えることができるのですが…
独自回線サービスは道が空いているので、必然的に高速通信がしやすくなっているのですね。
このように、ソフトバンク光やドコモ光を始めとする“様々な会社のトラック”が走るNTTの回線(道)は、渋滞が起きやすく速度もなかなか上がり切りません。
一方でauひかりのような独自回線は、ひとつの道路を独占しているようなものなので、渋滞が起きる可能性がかなり低く快適なスピードを出せるのです。
では実際そのスピードがどれくらいなのかというと…これは他社サービスとも比較したほうが判りやすいですね。
回線名 | 速度 |
---|---|
auひかり | 479Mbps |
ソフトバンク光 | 327Mbps |
ドコモ光 | 277Mbps |
フレッツ光 | 277Mbps |
楽天ひかり | 245Mbps |
OCN光 | 285Mbps |
ビッグローブ光 | 274Mbps |
「Mbps」というのは通信速度を表す単位のことで、この数値が大きいほど速いと考えてください。
いかがでしょうか?auひかりが超高速であることは一目瞭然ですよね。
ちなみに言うと、一般的に日常的なインターネット利用は100Mbpsもあれば十分快適に行えると言われていて、auひかりの479Mbpsというのは爆速と言っても良いレベルです。
これは私の体感ですが、ちょっとビックリするくらいネット環境が快適になりますよ。
<関連記事>
auひかりの平均速度は520Mbps!ただしマンションでは遅い場合もあるから注意が必要
初期費用は問題にならない
実際auひかりを使うとなると、いくら必要になるの?
キャンペーン窓口からお申込みいただくと、実質¥8,250で済む可能性があります。
通常ですと、現在ご利用の回線を解約する費用とauひかりの工事費が発生するため、安くとも¥41,250以上かかってしまいます(ホームタイプの場合)。
これが専用キャンペーン窓口からお申込みいただく場合、諸条件はあるものの事務手数料の¥3,300程度まで抑えられる可能性がありますよ。
というのも、専用窓口にお問合せいただいたお客様については、以下のサポートを実施させていただけるのです。
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くわしい条件については専任スタッフがご説明しますので、まずは以下窓口からお気軽にご相談ください。
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まとめ
auひかりは一部地域でしか使えないものの、速度の面ではメリットが大きい
デメリットというのは、避けようのないマイナスポイントのこと。重要なのは、メリットを踏まえてそれを飲めるかどうか、ということですよね。
auひかりの場合、一部地域でしか利用できないこと・マンションタイプのプランが複雑であること・基本的に工事が発生することといったデメリットがありますが、速度面のメリットはかなり大きいと思います。
こう言ってよければ、とにかく快適なインターネットライフを実現させたいとお考えなら、auひかりは最適なサービスといって差し支えないのです。
もちろん「そこまで高速じゃなくていい」というお客様については、無理にauひかりを使う必要は無いと思います。
それでもハイスペックな回線である事実は変わらないので、少しでも気になった方はお気軽にお問合せくださいね。
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Q&Aauひかりのデメリットに関する“よくある質問と回答”
料金面にデメリットは無いの?
他社と比べても遜色ありません。
これは他社サービスの料金と比べて安くはありませんが、デメリットと言えるほど高いわけでもありません。
金銭的な話で言うと、初期費用もキャンペーンを利用いただければ問題なくなりますので、その点はさほど気にならないかと思います。
解約することになったとして、そのとき費用が高くついたりしない?
これからご契約するお客様については問題ありません。
ただ、その期間外…特に“これからauひかりを契約する人”については、お客様都合で撤去工事を希望しない限り余計な費用はかかりません。
いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。
自宅のネット回線を“auひかり”にしようと思い立ち、とはいえ契約してから後悔の無いようにと「デメリットとか無いのかな」と気になっている…。
そんなお客様に向けて、ここで「auひかりにはどんなデメリットがあり、それはどんな悪影響を及ぼすのか?」について説明しますね。
あらかじめその点を把握しておけば、いざ利用し始めてから「話が違う!」ということにはなりませんし、ものによっては何らかの方法で回避できることもありますから。
最終的には、本当にauひかりを使うべきなのか?という1番気になっているであろうポイントにも答えをだしますので、ぜひ最後までご覧ください。