

- 記事の監修責任者
- 丸山 和輝
NURO光
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NURO光は提供エリアが限られている

NURO光ってうちのマンションで使える?

公式サイトでエリア確認をしないとわかりません。
大前提として、NURO光は利用できるエリアが限られているサービスです。
そのため、利用するかどうかを検討する前に、お住いのマンションがNURO光の提供エリア内なのかを確認する必要があるのです。

なんでエリアが限られているの?

NURO光は都市部を中心に提供しているサービスだからです。
NURO光は、NTTが日本全国に引いている光回線の“予備の回線”を借りてサービスを提供しているのですが…
日本全国の予備の回線を借りているというわけではないということ。
NURO光の提供エリアは、人口の多い大都市を中心に徐々に各地方に拡大しているので、まだまだ利用できない地域が多いのです。
具体的に利用できるエリアを以下にまとめました。
<NURO光提供エリア> ※2024年8月時点
- 北海道:北海道
- 東北:宮城・福島・山形(東北エリアは10Gのみ)
- 関東:東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨城・栃木
- 中部:愛知・静岡・岐阜・三重
- 関西:大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良
- 中国:岡山・広島
- 九州:福岡・佐賀
要するに、日本の大都市とその近郊の地域が利用可能というわけですね。
NURO光のマンション向けのプランは2種類

このエリア内だったら利用できるのね?

NURO光のエリア内でもマンションによって異なります。
NURO光をマンションで利用する場合…
マンションの世帯数によって利用できるプランが分かれていて、導入条件も異なるのです。
具体的には、39世帯以下のマンションなら「通常プラン」が対象になり、40世帯以上の場合は「NURO光forマンション」というプランが対象になるのです。
プラン名 | 世帯数 | 導入条件 |
---|---|---|
通常プラン | 39世帯以下 | 工事の許可が必要 |
NURO光forマンション | 40世帯以上 | 事前に設備導入が必要 |
このように、40世帯を境にしてそのマンションで利用できるプランや導入条件が異なるのです。
なぜ、導入条件が異なるのかというと、NURO光の回線を建物内に引き込む工事の内容が異なるからなのです。
では、各プランの導入条件と工事の方法について詳しく説明しますね。
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「通常プラン」は事前に建物オーナーの許可が必須

なんで、オーナーの許可が必要なの?

建物に外観の変更を加えたり、外壁に穴を空けたりするからです。
39世帯以下のマンションに対応している「通常プラン」は、基本的には戸建て向けのプランとサービス内容や工事内容は同じです。
その工事内容を簡単に説明すると、NURO光に光回線を貸している“NTT”の工事と、NURO光を提供している“so-net”の工事の2回に分かれています。
1.NTTが、1本の光回線を電柱から建物壁面まで配線する。
2.so-netが、光回線を室内に引き込み、宅内に光回線のジャックを作成する。
この工事の過程で、建物の壁面に金具のビス止めをして配線したり、室内に引き込む際に最悪穴を開けたりする可能性があるのです。
建物自体に傷をつける可能性があり、外観上の変更を伴う工事内容になるため、事前に建物オーナーの許可が必要なのです。
もし、オーナーの許可が得られなければ、導入ができないという事になるのです。

許可さえもらえれば、導入できるって事?

光回線の配線経路に障害がなければ導入できます。
例えば、最寄りの電柱とマンションの間が離れていたり、経路上に樹木などの障害物があったり、河川をまたぐ経路になる場合も導入ができない場合があります。
他にも、配線経路が他人の土地の上空をまたぐ場合は、その土地の所有者の許可が必要になるので、そういった条件がすべてクリアになれば導入できるのです。
また、最寄りの電柱に予備の回線が余っていない場合は、他の電柱から引き回してくるため電柱の使用許可などの申請で時間がかかることもあります。
そのため、スムーズに進めば1~2ヵ月で導入できますが、難航すると3か月以上かかることもあるのです。
「NURO光forマンション」は事前に設備の導入が必須

NURO光forマンションの方の設備って何?

光回線を分岐させてマンション内でシェアできるようにする装置です。
NURO光を40世帯以上のマンションで利用する場合は「NURO光forマンション」というプランが対象になるのですが、このプランを利用するには事前にNURO光の設備の導入が必要です。
この設備が何かというと、NURO光forマンションの仕組みから説明しますね。
NURO光forマンションは、建物に引き込んだ1本の光回線を、“NURO光の設備”に繋げて、そこから光回線を分岐させて各部屋まで配線する仕組みなのです。
つまり、この分岐させる設備が導入されていないと、40世帯以上のマンションでは利用できないってことですね。

その設備ってどうやって導入するの?

利用希望者が4名以上集まればNURO光が導入してくれます。
NURO光forマンションの設備導入には、“4名以上の利用希望者”が必要で、人数が集まり次第NURO光が導入に向けてのアクションを起こしてくれるのです。
つまり、賃貸のマンションであれば、建物オーナーに設備導入の許可を取るための営業を行い、分譲マンションであれば、管理組合(マンションの代表者による組織)に導入提案をしてくれます。
ここで許可が下りて初めて設備導入ができるという事ですね。

結局、利用開始までどのくらいかかるの?

賃貸か分譲マンションかでだいぶ変わりますね。
賃貸マンションであれば、建物オーナーがOKを出せば短期間で導入できるかもしれませんが、分譲マンションであれば、管理組合が1年に1回行う“総会決議”で決定することが一般的なので、かなり時間がかかりますね。
ただし、一度設備を入れてしまったら各戸への工事は難しくはないので、申し込みから約2週間程度で利用ができるようになります。

そもそも、なんでプランが変わる境目が40世帯なの?

公表されていないのでわかりません。
おそらくNURO光側の収益性の要因あるとは思うのですが、物理的な面で考えてみるとマンション内の「配管」の有無がポイントだと思います。
世帯数が多い大きなマンションの場合、建物内部の配管がしっかりしているのです。
そのため、あらかじめNURO光の設備を設置しておいて、申し込みがあり次第そこから配管を使って各部屋まで配線する方が、手間をかけずにユーザーを増やせるということ。
一方、アパートなどの小型の集合住宅の場合は、各部屋まで配線するための「配管」自体が無いこともあり、あっても配管が細くて使えない事もあるのです。
また、設備を設置する場所もなかったりするので、小型の集合住宅は“戸建ての方法”でしか対応できないのですね。
配管の有無などはマンションによってそれぞれなので、40世帯というラインで区切りをつけてプランを分けているのだと個人的には思います。
ただし、このプランの違いでサービス内容も大きく変わるのです。
NURO光forマンションは安く通常プランは速い

2つのプランのサービス内容はどう違うの?

最大通信速度は同じですが、月額料金は大きく異なります。
両プランともに、インターネットの最大速度は2Gbpsで同じなのですが、月額料金に関しては大きな違いがあるのでご覧ください。
プラン名 | 最大速度 | 月額料金 |
---|---|---|
通常プラン | 2Gbps | ¥5,200 |
NURO光forマンション | 2Gbps | ¥2,090~¥2,750 |
※NURO光 (3年契約)の場合
このように、通常プランは月額¥5,200に対し、NURO光forマンションはおよそ半額以下の料金で利用することができます。

なんで、NURO光forマンションはこんなに安いの?

料金も利用している住人でシェアしているからです。
通常プランは、1本の光回線を1部屋で独占して使用しますが、NURO光forマンションの場合は、1本の光回線をマンション内の利用者でシェアしているので、料金に関してもシェアしているため安くなるのです。
そのため、NURO光forマンションは、利用している人数で月額料金が変わるシステムになっています。
利用人数 | 月額料金(3年契約) |
---|---|
6人以下 | ¥2,750 |
7人 | ¥2,640 |
8人 | ¥2,530 |
9人 | ¥2,420 |
10人以上 | ¥2,090 |
一般的なマンションタイプの光回線の場合、月額¥4,000くらいが相場なのですが、forマンションは最も高くても¥2,750なので、破格に安いです。
通常プランの方は、戸建てタイプと同じ料金なので、マンション用回線の相場に比べると高いのですが、NURO光はソフトバンクスマホとセットで利用することで毎月最大¥1,100の割引があるので、こういった特典を使うことでお得に利用ができます。
月額料金においては、NURO光forマンションの方が圧倒的に安いですが、通信速度に関しては通常プランの方が、月額料金が高い分速度は出やすくなります。
通信速度は通常プランの方が速い
最大速度は同じ2Gbpsでも通信速度は理論上、通常プランの方が速くなります。
というのは、インターネット回線というものは、同時に利用している人数が多くなるほど回線が混み合って遅くなるのです。
つまり、NURO光forマンションは1本の回線をシェアしているため、同時に利用している住人が多くなるほど通信速度は落ちやすいのです。
なので、光回線を独占して利用できる通常プランの方が、速度が速いと言えるのです。

NURO光の実際の通信速度ってどのくらいなの?

NURO光の下り平均速度は580Mbpsです。
NURO光の平均的な速度を“みんなのネット回線速度”で調べると、“580Mbps”です。
ただし、この数値はNURO光の通常プラン・forマンションの両方を合わせた平均値なので、どちらのプランが速いかという事は証明できませんが、理論上はforマンションの方が、速度が落ちこむ可能性は高いですね。
NURO光はマンションで使うべき回線?

結局のところ、NURO光ってマンションで使った方がいい回線?

高速回線を求めるならアリだと思います。
通常プランは料金が高いですが速度を重視したい人にとっては最適な回線ですね。
また、NURO光forマンションの設備があるマンションにお住いなら速度・料金両方の面でメリットがあるので利用をおすすめします。
もし、設備がないのであれば、NURO光の公式サイトから導入要望(仮エントリー)を出しておいて、設備が入るのを待ちましょう。

ネットを新しく始める人にはNURO光は向いてないかな?

そうですね、できれば乗り換えが最適ですね。
NURO光をマンションで利用する場合、両プランに言えることですが、利用開始まで時間がかかる回線という事です。
何か他の回線を使っていて、乗り換えるのであれば多少の期間は待てますが、インターネット環境がない状態で申し込むと、場合によっては何か月も利用ができないってこともあるのです。
そういうわけで、乗り換えでなく完全な新規で申し込む回線には向いていないと言えます。
なので、NURO光forマンションの設備が導入されていてすぐに利用できるという状況以外では、他社回線を利用して速度に不満があれば乗りかえるという流れがおすすめです。
NURO光が利用できない場合のおすすめの高速回線

NURO光が利用できなかった場合におすすめの高速回線ってある?

ソフトバンク光の10ギガプランがおすすめです。
ソフトバンク光10ギガプランは、提供エリアは限られているのですが、お住いがエリア内であればおすすめできる回線です。
その通信速度は最大10Gbpsで、下り平均速度は1250Mbpsなので、NURO光の倍以上の速度は期待できますね。
ただし、この数値は同じ10ギガプランである「フレッツ光クロス」の数値を参考にしています。
というのは、ソフトバンク光10ギガプランはフレッツ光クロスの回線を利用しているため、回線が持つ能力は同じだからです。
そのため、プロバイダーの違いはあっても近似した速度が出るといえます。

10ギガって月額料金は高いんじゃないの?

少し高いですがスマホセット割ができます。
実際のところ、ソフトバンク光10ギガプランは、月額¥6,930(10Gルーターレンタル代込み)なので少し高いですね。
ただし、ソフトバンクスマホのセット割が使えるので、ご家族でソフトバンクスマホを使っている場合など割引額が大きくなるのでお得に利用することもできる高速回線なのです。
NURO光が利用できないマンションで超高速通信を求めるのであれば、こういった10ギガプランの利用をおすすめします。
<関連記事>
ソフトバンク光10Gのキャンペーン「6か月¥500」は本当にお得?絶対使った方がいい理由を解説
NURO光はマンションで利用する場合において、事前に建物オーナーの許可が必要であったり、NURO光の設備が必要であったりと導入条件が厳しい回線です。
その代わり、導入することができればインターネット環境を爆速に改善できるので、速度を求めている人にはぜひ使っていただきたいですね。
特に、NURO光forマンションは他社のマンションタイプと比べても、料金面でも速度面でも優れているサービスです。
利用できる建物がまだ少ないですが、メリットは非常に大きいため、これからどんどん増えていくと思います。
実のところ、著者の住んでいるマンションにもNURO光forマンションが導入したので、さっそく申し込みをしてみて速度を計測したところ…
スマホで計測しても下り540Mbpsでした。嘘偽りのない速さですね。
もし、皆さんがお住いのマンションにNURO光forマンションが導入されたら、是非是非ご利用ください。
NURO光
SoftBankのスマホ料金が安くなる
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Q&ANURO光のマンションプランに関する“よくある質問と回答”
40世帯以上のマンションで設備がない場合、通常プランの方を使える?
プランは選べないため使えません。
その場合は、NURO光forマンションが導入されるまで、NURO光は使えないため他の回線を利用するしかないのです。
NURO光forマンションのHands‐up会費とは何ですか?
NURO光の設備導入費用・維持費に充当される料金です。
Hands-up会費はNURO光の導入費用や設備維持費に充てられるほか、利用人数に応じて金額が変動し、人数が多いほど安くなります。
変動する金額は毎月1日の利用者数で自動的に決定するため、お客様が変更手続きをする必要はなく、手数料もかかりません。
いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。
お住いのマンションのインターネット回線の速度が遅くて、下り最大2ギガの高速回線“NURO光”に乗り換えを検討している方もいらっしゃると思います。
「でも、NURO光ってうちのマンションで使えるの?」と疑問を抱いているお客様に、NURO光のマンションで利用できるプランについて解説します。
結論からいいますと、NURO光はマンションでは利用できるものの、建物の世帯数に応じて使えるプランが異なるサービスなのです。
また、NURO光のそれぞれのプランで“導入条件”が異なり、マンションによっては利用できない場合もあるので、詳しく解説しますね。