2025.03.18(更新:2025.10.31)

home5gのエリアは全国47都道府県!ただし5Gが使えない地域もあり

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記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「ドコモ home 5Gを契約したいけど、自分の家でも問題なく使えるのかな?」

このように、home 5Gの提供エリアについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、home 5Gはドコモが指定するサービスエリア内でなければ利用することができません。

では、home 5Gのエリアはどこなのかというと…、全国47都道府県が提供エリアとなっています。

ただし、全国どこでも・いつでも快適に5G通信ができるのかというと、5Gが使える地域は限られているので注意が必要です。

…少し複雑でわかりづらいかと思いますので、順を追ってどういうことか説明していきますね。home 5Gの利用を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

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ドコモ home 5Gのエリアは全国47都道府県

home 5Gのエリアってどこなの?

日本全国どこに住んでいても、home 5Gを使うことができますよ。

先ほど少しお話ししましたが、home 5Gが使えるエリアは日本全国です。

その理由はhome 5Gは「docomo」の携帯と同じ電波を使っているからです

携帯でイメージするとわかりやすいですが、携帯は日本全国どこでも使うことができますよね。同じ電波を使っているので、home 5Gも携帯と同じように全国どこでも使うことができるのです。

逆に山間部など「携帯の電波が使えなくなるところ」はhome 5Gもエリア外になるということ。どこがエリアかイメージしやすいですね。

というわけでhome 5Gは全国どこでも使うことができますが、場所によっては「5Gの高速通信ができない地域」があるので注意が必要です。

5G通信ができるエリアは都市部中心

どうして5Gが使えないところがあるの?

5Gの電波は高速通信ができるメリットがありますが、飛ばせる範囲が狭いので、基地局から離れると電波が届かなくなるからです。

5G電波は高速通信を実現する代わりに、まっすぐ進む性質(直進性)が強いのが特徴。

そのため、ビルの陰や住宅街などでは電波が弱まりやすく、4G電波のように障害物の裏に回り込むことができません。

この5G電波は、5Gの設備が整った基地局から発信されているのですが、5G電波は飛ばせる範囲が狭いため人口が多い都市部でのみ提供されています

都市部なら、飛ばせる範囲が狭くても、基地局を増やすことで多くの人が5G電波を使うことができるということですね。

なので、住んでいる人の少ない地域などでは基地局が整備されておらず、5G電波が飛んでいないため5Gを使うことができないことがあるのです。

4G通信のエリアでは通信速度が半減

5G通信ができなくても、4G通信でhome 5Gが使えます。ただし通信速度は遅くなります。

home 5Gの理論上の最大速度は4.2Gbpsですが、実測では平均180〜240Mbps程度にとどまります。

ただし、この速度がでるのは5G通信の場合に限り、環境要因により大きく変動します。

特に5Gエリアから外れた「4Gエリア」では速度の低下が顕著です。

とはいえ、そういった地域でhome 5Gそのものが使えないわけではありません。4G通信でhome 5Gを使うことができます。

携帯でも利用する場所によって、5Gになるときとならないときがあるのと同じで、home 5Gも地域によって5Gが使えないということですね。

その場合、自動的に4Gに繋がり通信することが可能ですが、注意すべきはその通信速度です。

下記は、5Gエリアが多い都市部(横浜市西区)と、4G中心の郊外(千葉県野田市)の平均速度比較です。

横浜市西区
(5Gエリア中心)
千葉県野田市
(4Gエリア中心)
下り平均速度222 Mbps83 Mbps
上り平均速度31 Mbps12 Mbps
Ping値34.2 ms39.8 ms

参照:みんなのネット回線速度

この表から分かるように、4Gエリアでも安定した通信は可能ですが、5Gと比べるとおおよそ半分以下の速度となります。

動画視聴やリモートワークなど一般的な用途なら支障はありませんが、複数人での同時利用や大容量データの送受信では5Gのほうが快適です。

用語解説

Ping値とは?
Ping(ピン)値とは、通信の応答速度(遅延の少なさ)を示す指標です。
数値が小さいほど反応が速く、オンライン会議やゲームなどリアルタイム通信が快適になります。
一般的な目安として、50ms以下なら快適、オンラインゲームなら15ms以下が理想とされています。

【重要】5Gが使えるか契約前に提供エリア確認

自宅で5Gが使えるか、どうやったら調べられますか?

サービスエリアマップで確認するか、利用する場所でのドコモスマホの電波状況から判断できます。

気になるのは「自宅で5Gが使えるかどうか」だと思いますが、これはエリア確認をすることでわかります。エリア確認の方法は3つあります。

どちらの方法でもできますので、ご自身のやりやすい方法で確認してみてください。

1.サービスエリアマップでの確認方法

サービスエリアマップで確認する場合は、以下の手順に沿ってやってみてください。

【サービスエリアマップ】5Gが使えるか確認する手順

  • サービスエリアマップ」をクリック
  • 左の選択欄を設定する
    メーカー名:[SH]SHARP
    機種名:home 5G HR02
    住所:お住まいの住所
  • 検索開始
  • ピンが刺さった場所の色を確認する

サービスエリアマップから、home 5Gで利用する機器「SHARP・home 5G HR02 」を選択し、ご住所を検索してください。

マップの色から、お住まいの地域で利用できる電波エリアを確認することができます。

ドコモhome5gの提供エリア確認にはサービスエリアマップが便利です。お住まいの地域が赤色のエリアであれば5G回線が利用できます。

橙色エリアも5Gエリアですが、4Gの装置と5Gの装置を併せて利用しているので、実質的には4G通信とほとんど変わらない、もしくは若干速い程度です。

そのため、本物の5Gが利用できる地域は「赤色」の地域に限ります。

2.電話での確認方法

お電話の際は、以下に記載された番号に電話をかけ「home 5Gで自分が5G通信可能エリアにいるのかを確認したい」と伝えればOKです。

ドコモの携帯から:151
その他の電話から:0120-800-000

受付時間:9:00~20:00(土日祝も可)

3.ドコモスマホの電波状況から確認

実際にhome 5Gを利用する場所で、ドコモスマホの電波状況からエリアかどうか確認することができます。

スマホの電波状況の表示が「5G」や「4G LTE」であれば、home 5Gも利用できると判断することができます。

ただし、サービスエリアマップで解説したような、5Gと画面に表示されていても、実際は4Gレベルの速度しか出ないこともあります。

そのため、スマホでの電波状況の確認は目安にはなるものの、正しい電波状況を把握するためには“サービスエリアマップ”を利用しましょう。
   

5Gのエリアでも電波が弱くなることがある

なんで5Gのエリアなのに電波が弱くなるの?

5Gエリアにお住まいでも、状況や環境によっては速度が落ちたり、4G通信に切り替わってしまったりすることがあります。

お客様のお住まいの地域が5Gエリアだったとしても、場合によっては電波が弱くなったり4G通信に切り替わったりすることがあります。

つまり、エリア内でも常に5Gが使い続けられるわけではないのですね

そのケースがいくつかあるのでご紹介します。使い始めてから「なんで?」と思わないように押さえておきましょう。

1.夜間など多くの人がネットを使う時間帯

18時などの夜の時間帯は、ネットを使う人が増えるため電波が弱くなります。

インターネットとはわかりやすく言うなれば道路のようなもの。走る車が多ければ道路は混雑し、走行速度は落ちますよね。

それと同じで、ネットを使う人が多ければネットが混雑するので、5Gエリアであろうと速度は遅くなります。

そのため、仕事を終えて電車の中で・ご自宅でドコモのスマホを使う方やhome 5Gでネットを使う方が増える時間帯は、どうしても速度が落ちがちになるのです

実際にどのくらい速度が落ち込むのか、時間帯別の平均速度を見てみましょう。

時間帯下り平均速度
220 Mbps
192 Mbps
夕方175 Mbps
155 Mbps
深夜215 Mbps

参照:みんなのネット回線速度

この表から分かるように、夜(18〜23時頃)は他の時間帯に比べて速度が2〜3割ほど低下しています。

多くの利用者が動画視聴やゲームを行うため回線が混み合うことが原因です。

ただし深夜帯には再び速度が回復しており、home 5Gの通信品質は時間帯によって変動する傾向があります。

この速度低下はhome 5Gの不具合等ではないので、覚えておいてください。

ホームルーターの通信速度についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ホームルーターは遅い|上り速度がたったの17Mbps!何が問題かわかりやすく解説

2.5Gと4Gの境目の地域

電波エリアの境目は5G通信と4G通信が切り替わりやすく、接続が不安定になりがちです。

Webで5Gエリア確認をした人はわかると思いますが、5Gと4Gのエリアは混在しており、境目がところどころにあります。

この境目付近に住んでいる方の場合、通信が不安定になることがあります。

なぜなら、5Gの基地局からの電波をつかむこともあれば、4Gの基地局からの電波をつかんでしまうといったことが、電波の境目では起こりがちになるからです。

5Gと4G間で電波が切り替わる瞬間はネットが切断される仕様になっているため、ストレスに感じることもあります。

これを避けるためには、4Gに固定することが最善の解決策です

少し遅めの通信速度にはなってしまいますが、通信が勝手に切り替わることによる不安定さは解消できます。

home 5Gを「4G」に固定する方法

  • home 5Gに接続し、PCやスマホから「設定画面」にアクセスする。
    ※ブラウザから「https://web.setting/」を開いてください。
  • 設定画面にログインする。
    ※ID・パスワードはhome 5G本体に記載されています。
  • 「モバイルネットワーク設定」を選択し「ネットワークモード」を「5G/4G(Auto)」から「4G」に変更する

この設定を行うと、5Gと4Gの自動切り替えがなくなり、通信の途切れや速度変動といった不安定さは解消できます。

安定性を優先したい場合は、まずこの設定を試してみるとよいでしょう。

3.室内では電波が弱まりやすい

建物の壁や窓で電波が減衰しやすので、home 5Gの設置場所は窓際がおすすめです。

5Gは屋外では届いても屋内では弱まりやすいという特性があります。

都市部のように基地局が多い地域でも、建物の構造や設置環境によって通信品質に差が出るのです。

5Gは4Gよりも高い周波数帯を利用しており、直進性が強く障害物を回り込みにくいという特徴があります。

そのため、鉄筋コンクリートの壁や複層ガラス、金属フレームなどに電波が遮られやすく、建物の奥では通信が不安定になることがあります。

項目5G(Sub6GHz帯)4G(LTE)
周波数帯高い(3.7GHz帯など)低い(0.8〜2GHz帯)
電波の性質直進性が強く
障害物に弱い
遠くまで届きやすく
屋内にも強い
平均速度約200〜250Mbps約80〜120Mbps
屋内での安定性弱い傾向強い傾向

この違いからも分かるように、5Gは高速通信に優れる反面、屋内では電波が弱くなりやすい構造的な特徴があります。

home5Gを利用する際は、次のような場所に設置し安定性を高めるのがおすすめです。

  • ルーターは窓際や電波が入りやすい部屋の外壁側に置く
  • 電子レンジなどの家電の近くは避ける
  • 延長コードを活用して、できるだけ高い位置に設置する

これらの工夫により、壁などで減衰した電波をより多く受信でき、通信が安定しやすくなります。
  

速度遅延が気になる場合は光回線を選ぶべき

遅くなるのは嫌なんだけどどうしたらいいの?

光回線が引ける環境なのであれば、home 5Gよりも光回線を選んだほうが良いです。

そもそも、ドコモhome 5Gのようなホームルーターは、基地局から発信される電波を受け、そこからスマホやPCなどのデバイスにさらに飛ばす仕組みになっています。

電波を無線で飛ばしている分障害物に弱かったり、電波の強度としても弱めなので、速度遅延は比較的起こりやすいと言えます。

根本的な速度遅延の解決策としては、家まで有線で直接ネットを届ける光回線にすること。home 5Gを使ってから速度に不満を感じた場合の解消方法も同様です。

ただし、これは「あくまでも光回線が繋げる状態」に限ります。

たとえば「工事が面倒」等の理由で、光回線が引ける環境なのにもかかわらず光回線ではなくhome 5Gを選んでいるなら、光回線を選ぶべきです。

その理由は、インターネット回線としてのスペックがダンゼン安定しているからです。そのことはドコモ光と比較しても歴然です。

ドコモ光・home 5G サービス比較


ドコモ光

ドコモhome 5G
回線光回線
※工事あり
モバイル回線
※工事なし
平均通信速度下り:458 Mbps
上り:393 Mbps
下り:188 Mbps
上り: 18 Mbps
月額料金戸建:5,720円
マンション:4,400円
5,280円
契約事務手数料4,950円4,950円
工事費/端末代工事費
最大22,000円
→実質無料
端末代
73,260円
→実質無料

光回線は有線で直接データを送受信する仕組みのため、home 5Gのように電波干渉や建物による影響を受けません。

通信速度も平均で450Mbps程度と安定しており、動画配信やオンライン会議、大容量データ転送などにも適しています。

一方でhome 5Gは無線接続のため、設置場所や時間帯によって通信品質に差が出る傾向があります。

そもそも、光回線の工事というのも実際のところそこまで手間はかかりません。通信速度を優先したいのであれば、光回線を利用するのが最適な選択となります。

home 5Gとドコモ光、どちらを使うべきか悩んでいる方はこちらの記事もご参照ください。
「ドコモ光」と「ドコモ home 5G」どっちがおすすめ?5つの項目で違いを徹底比較

まとめ

home 5Gのエリアは全国!ただし場所によっては遅い通信になるので注意

今回はhome 5Gのエリアについて解説してきました。

home 5Gが使えるエリアは日本全国。携帯と同じ電波を使っているので、携帯と同じように47都道府県すべてで使うことができます。

ただし場所によっては5G通信が可能ではないエリアである可能性があります。また、5G通信可能エリアでも環境や状況によって通信速度が遅くなってしまうこともあります。

とはいえこれは外的要因によるもので、home 5Gが不具合を起こしているわけではありません。

そもそも、home 5Gは無線を使って電波を送受信しているので、どうしても速度は弱く不安定になりがちです。

そのため根本から速度遅延を解消するには、あくまでもご自宅の状況によりますが、home 5G含むホームルーターではなく光回線を使うべきです。

工事が面倒等の理由で光回線を避けているのなら、一度光回線を検討しても良いかもしれません。

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Q&A
home 5Gのエリアに関するよくある質問

home 5Gはどこに引っ越しても使えるってことですよね?
登録した場所でしか使えないので、引っ越し後に登録住所を変更してください。

home 5Gは、あらかじめドコモに「どこの住所で使うか」を登録することで、ドコモがその住所に向かって電波を飛ばす仕組みになっています。

そのため引っ越しの際は、新しい住所をドコモに登録しなくてはhome 5Gを使うことはできません。

引越後、home 5Gを利用する前に、スマホなどから「My docomo」にアクセスし住所変更手続きを行ってください。

なお、住所変更をせずに利用すると、利用停止になる場合もあるので注意しましょう。

home 5Gの引っ越しについての詳細はこちらの記事で解説しています。

home 5Gとドコモ光はどちらがいいですか?
基本的にはドコモ光のほうがいいです。

home 5Gとドコモ光とでは速度が段違いに違うので、両者のスペックを比べるのならばドコモ光のほうが良いです。

ただ、ドコモ光は「ご自宅に光回線が引ける」状態でなければ使えません。もしも光回線が引ける状態でhome 5Gかドコモ光かで迷っているなら、ドコモ光を選ぶことをおすすめします。

home 5Gの5G通信エリアは増えるのですか?
順次拡大予定です。

5G通信の利用可能エリアは現在進行形で拡大しています。

エリア確認ページを見ると、現段階の2か月後・5か月後の予定エリアも確認することができ、地方都市や郊外にも5G基地局が順次整備されています。

今は4G通信しかできない人も、今後5G通信を使えるようになる可能性は往々にしてあります。

home 5Gにはお試し期間はありませんか?
公式の「お試し期間」はありませんが、契約後8日以内であれば「初期契約解除制度」を利用できます。

home 5Gには、無料お試し期間は設定されていません。

ただし、契約から8日以内であれば、「初期契約解除制度」を使って契約をキャンセルすることが可能です。

この制度を使えば、事務手数料や月額料金(日割り)を除き、端末代の売買契約も解約(返金)できます。

「電波が届かない」「速度が遅くて使い物にならない」といった、正常に利用できない場合の救済措置として利用できます。

「初期契約解除制度」申請のポイント

  • 申請期限:契約書面受領日を含めて8日以内
  • 申請方法:ドコモインフォメーションセンターまたはドコモショップで手続き
  • 注意点:契約事務手数料・月額料金(日割り)は返金対象外
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。