2025.10.31(更新:2025.10.31)

auホームルーターの速度は207Mbps!それって速いの?用途別の快適度を解説

速度
記事の監修責任者

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

ホームルーターの利用を考えているauユーザーの方の中で、auのホームルーターを候補に挙げる人は少なくないはずです。

しかし契約前に、auホームルーターがどれくらいの速度なのかは確認しておきたいですよね。

結論から言うと、auホームルーターの速度はおよそ207Mbps。これは、ホームルーターの中では速いほうに入ります。

なので使いやすさについては問題ないのですが…

正直なところ、速度は良くても“別の面”で使いにくさを感じてしまうことが想像できます。

この記事では、auホームルーターの速度について解説します。

それから、速度以外で感じる可能性のある“使いにくさ”についても説明し、そのうえでお客様にとって最適なサービスはどれかお伝えします。

ぜひ最後までご覧くださいね。

auホームルーターの速度は207Mbps

auホームルーターの速度ってどれくらいなの?

最大速度は4.2Gbpsとされていますが、実際に出ている平均速度は約207Mbpsです。

まずはお客様が気になっているauホームルーターの速度からご説明していきます。auホームルーターの速度はおよそ207Mbpsです。

公式サイトでは4.2Gbpsとされていますので、数値の違いに驚いた方もいるかもしれませんが、公式サイトの速度はあくまでも理論上の最大速度であり常時出せる速度ではありません

実際に出ている平均の速度はこの207Mbpsということです。

この207Mbpsってどうなの?速いの?遅いの?

爆速というわけではないですが、基本的には問題なく使える速度ですよ。

そして気になるのは「この速度が速いのか・遅いのか」ということだと思いますが…

これは、爆速と言える速度ではありません。でも、爆速ではなくてもどんな用途でも問題なく使える速度ではあります

お客様の多くがよく使う用途別に、使用感を見てみましょうか。

用途必要速度使用感
Web検索10Mbps問題なく使える
動画視聴20Mbps問題なく使える
リモートワーク80Mbpsおおむね問題なく使える
オンラインゲーム100Mbpsおおむね問題なく使える

ご覧のとおり、各用途をするのに必要な速度を、auホームルーターはすべて上回っています。

なので、爆速ではないものの使っていて問題ない速度と言えるのです。

ただしアップロード速度はやや遅い点には注意

アップロード速度は27Mbpsで、これは遅いです。e用途によってはストレスとなり得ます。

ちなみにここまでの話に挙がっている速度は“ダウンロード速度”を指しています。

そもそもインターネットの速度にはダウンロード速度とアップロード速度というものがあります。

ダウンロード速度とは、データを受信するときの速度。アップロード速度とはリクエストを送信するときの速度を言います。

少し難しい話になるのですが、通信とはデータを送受信することで成り立つものです。

検索で言えば、検索画面に調べたいキーワードを入力し情報をリクエスト(送信)することで、検索結果が画面に表示(受信)されるということです。

つまり通信にはダウンロードとアップロードどちらも重要ということ。そして、auホームルーターのアップロード速度は27Mbpsと、かなり遅いのです。

つまり、情報のリクエストに時間がかかるということで、それが通信全体の速度を遅くしてしまうことにつながります。

この27Mbpsという速度は、リモートワークやオンラインゲームに必要な速度には届いていません。なので、これらの用途によっては速度が遅く感じてしまう可能性があります。

他社ホームルーターと比較してもそん色ない

他のホームルーターと比べたらどうなんだろう?

飛びぬけて速いわけでもないですが、特に遅くもありません。

次に抱える疑問は、他社のホームルーターと比べるとどうなのかということでしょう。別のホームルーターのほうが速いのなら、そちらを使いたいと思ってもおかしくありません。

結論、他社ホームルーターとauホームルーターの速度は同じくらいかauホームルーターのほうが速いです。実際に他社の有名なホームルーターの速度を見てみましょう。

名称
auホームルーター207Mbps
ソフトバンクAir130Mbps
home5G204Mbps
Rakuten Turbo120Mbps

つまり、他社を選んだからといってauホームルーターより高い速度が望めるわけではなく、別に変わらない。もしくは逆に不満を感じてしまうかもしれないということですね。

auホームルーターは快適に使える!が料金に難あり

じゃあ、auホームルーターを使って大丈夫そうだね!

そうですね、と言いたいところですが…速度では問題ないのですが、料金面でストレスを感じてしまうかもしれません。

ここまでの説明を聞いて「auホームルーターを使おう」と改めて思ってくださったお客様、ちょっとお待ちください。

手の平を返すようで申し訳ないのですが、auホームルーターの契約を決めてしまう前に、もう一点考えていただきたいことがあります。それが料金です。

auホームルーターは速度面ではホームルーターの中では速いほう。ですが、料金面ではどちらかというと高いほうに分類されます

こちらも、他社の料金とauホームルーターの料金とを比較して見てみましょうか。

名称料金
auホームルーター5,170円
ソフトバンクAir5,368円
home5G4,950円
Rakuten Turbo4,840円

なので、実際使っていくと、速度面の文句はないけれども月々の料金の高さにストレスを感じてしまう恐れがあるのです。

おすすめはauホームルーターよりもWiMAXを使うこと

そしたら、結局何を使えばいいの?

スペックがまったく同じなので、auホームルーターではなくWiMAXを使うべきです。

では結局何を使うべきなのか?というと…

WiMAXを使うと良いです。

というのも、WiMAXはauホームルーターよりも料金が安めだからです。こちらも実際に料金を比較して見てみましょう。

名称料金
auホームルーター5,170円
UQ WiMAX4,950円
カシモWiMAX4,818円
エコスマWiMAX3,750円

そして、auホームルーターでもWiMAXでも、申し込み後にご自宅に届く端末は“Speed Wi-Fi HOME 5G L13”というものになります。

つまり使う端末はauホームルーターとWiMAXでまったく同じということ。

言わずもがな両者のスペックはまったく同じになります。つまり、速度は同じでauホームルーターより料金が安いサービスがWiMAX、なのですね

なおかつ、WiMAXもauホームルーターと同じく、auユーザーが使うとスマホ代が割り引かれる“スマホ割”の対象サービス。

スペックが同じで料金が安いなら、auホームルーターを選ぶ理由は特にないと言っても過言ではありません。速度・料金のいいとこどりができるので、WiMAXの方がおすすめなのです。

まとめ

auホームルーターの速度は207Mbpsで快適!しかしトータル的にはおすすめしにくい

今回はauホームルーターの速度についてまとめました。

auホームルーターの速度はおよそ207Mbps。インターネットのほぼすべての用途で困ることなく使える速度です。これは他社と比較しても同じか速いほうにあたります。

なので速度だけで見ると非常に快適に使えるサービスではありますが、料金は少しだけ高め。

なので、使っていて速度には満足するものの、ゆくゆくは料金という点で不満を感じてしまうことも考えられます。

そこでおすすめなのが、auホームルーターではなくWiMAXを使うということ。

WiMAXとauホームルーターは、使う端末がまったく同じものになるので、速度のスペックはまったく変わりません。その反面、料金は安くなるので、速度・料金ともにストレスを感じづらいというわけです。

auホームルーターをご検討中の方は、契約前に一度ご検討してみてくださいね。

auホームルーターに関してよくある質問

auホームルーターの速度が遅い時はどうしたらいいですか?
ルーターの置き場所を変えたり、周波数を変えてみてください

まずは再起動してみるのがもっとも手っ取り早い改善策です。

またホームルーターは外から電波を受け取ってそれを飛ばしているので、置き場所を窓側に変えるのも手。

同様に電波を受け取る際に障害物があると遅くなるので、周りにもののない場所に置くようにしてください。

そのほか、障害物には弱いものの速度の速い5GHzに周波数を変えるのも改善策のひとつです。ひとつずつ順に試してみてください。

auホームルーターとauひかりはどちらのほうが速いですか?
断然、auひかりです。

詳しい説明は省きますが、auホームルーターは無線で届いた電波を飛ばしていて、auひかりは電柱を通じて届いた電波を飛ばしています。

電波の届き方が違うので、物理的に電波を受け取っているauひかりのほうが数倍速いです。

実際、auホームルーターが207Mbpsなのに対しauひかりは600Mbpsを超える速度になっています。

auホームルーターに速度制限はありますか?
基本的にありません。

もともとはあったのですが、2022年2月に速度制限が撤廃され、これから契約する場合は契約時から無制限で使えるようになりました。

ただし、より広い範囲で5G通信をするプラスエリアモードの場合は、毎月のデータ容量上限が30GBと決まっています。

ただしこれを使うにはオプションに加入しなければならないので、契約時に特に何もオプションに入っていない場合は気にしなくてかまいません。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。