2025.05.30(更新:2025.05.30)

auひかり工事完全ガイド|賃貸でもOK?穴あけは?立ち会いは?注意点を徹底解説

申し込み
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「auひかりを申し込みたいけど、工事って何をするの?」
「賃貸でも大丈夫?穴あけは必須?費用はどれくらいかかるの?」

auひかりの導入を検討される際、開通工事について事前に知っておきたいことは色々ありますね。

この記事では、そうしたauひかりの工事に関する疑問や知りたいポイントにお答えします。

この記事では、工事の種類や詳しい流れ、気になる費用や期間、そして賃貸物件にお住まいの場合の注意点や、工事当日の立ち会いのポイントまで、わかりやすく解説していきます。

auひかりの工事をスムーズに進めるためにも、是非ご一読ください。

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auひかりの利用には開通工事が必須!

auひかりを利用するには、必ず工事が必要なの?

auひかりを利用するには、光ファイバーケーブルをお住まいに引き込むための開通工事が必要です。

auひかりは、光ファイバーを利用した高速インターネットサービスです。

このサービスを快適にご利用いただくためには、まずお客様のお住まいに光ファイバーケーブルを引き込み、専用の通信機器を設置する必要があります。

この一連の作業が「開通工事」であり、auひかりをご利用いただく上での最初のステップとなりますね。

この工事は、KDDIが認定した専門の技術者が行い、光ファイバーケーブルをお部屋の中まで引き込み、壁に光コンセント(光ファイバー用のジャック)を設置します。

工事完了後に、お客様ご自身でパソコンやスマートフォンをインターネットに接続する作業は発生しますが、開通工事そのものに関して専門的な知識や技術は不要です。

この章では、まずこの開通工事がなぜ必要なのか、そしてどのような流れで進められるのか、その基本的な概要を分かりやすくお伝えしますね。

auひかりの工事の種類:戸建てとマンションの違い

戸建てとマンションで、auひかりの工事内容って変わるんですか?

戸建ては電柱から直接、マンションは建物内の共用設備を経由して光ファイバーを引き込みます。

auひかりの開通工事は、お住まいの建物タイプによって、主に「ホームタイプ(戸建て向け)」「マンションタイプ(集合住宅向け)」の2種類に分けられます。

どちらのタイプになるかによって、工事の進め方や内容が異なりますので、ここでその基本的な違いを解説しますね。

1. ホームタイプ(戸建て向け)の工事

ホームタイプの工事は、屋外と屋内の2段階で行います。

ホームタイプは、主に一戸建てにお住まいの方が対象です。

この場合の工事の大きな特徴は、最寄りの電柱からお客様の建物まで直接光ファイバーケーブルを引き込む点です。

  • 引き込みルート
    電柱 → お客様宅の外壁 → 宅内
  • 主な作業場所
    屋外(電柱からの引き込み、外壁への固定具取り付けなど)および宅内(光コンセント設置、ONU接続など)
  • 工事の規模感
    マンションタイプに比べると、天候に左右される屋外作業も含まれるため、やや大掛かりになる傾向があります。

光ファイバーケーブルを宅内に引き込む際は、基本的にはエアコンの配管穴(エアコンダクト)や電話線の配管など、既存の穴を利用します。

そのため、新たに壁に穴を開けるという事はほとんどありません。

まれに、これらの既存の穴の利用が難しい場合に限り、最終手段としてお客様にご相談のうえで、建物の壁に光ファイバーケーブルを通すための小さな穴(通常1cm程度)を開けることがあります。

その際も、穴あけは最小限にとどめ、防水処理(パテなどで隙間を埋める処置)をしっかりと行うことになっています。

2. マンションタイプ(集合住宅向け)の工事

マンションタイプは、すでに導入されているauひかりの設備を使うので、屋外工事はありません。

マンションタイプは、アパートやマンションといった集合住宅にお住まいの方が対象です。

こちらの最大の特徴は、建物にあらかじめ設置されているauひかりの共用設備を経由し各お部屋まで配線する点です。

つまり、マンションタイプが利用できるのは「auひかりの設備」があるマンションだけということですね。

  • 引き込みルート
    auひかりの設備 → 各住戸
  • 主な作業場所
    マンション棟内・宅内(光コンセント設置・VDSLモデムやONUの接続など)
  • 工事の規模感
    建物共用部の設備を利用するので、マンション内と宅内作業のみで完了します。ホームタイプに比べて比較的小規模で済む傾向があります。

マンションタイプの工事は比較的簡単ではあるものの、共用部から各戸までの配線方式が複数存在します。(光配線方式、LAN配線方式、VDSL方式など)

どの方式が採用されているかによって、宅内に設置される機器の種類や工事内容が少し異なります。これについては、後ほど詳しく解説しますね。

auひかりは“工事がない”ことはない

前の住人がauひかりを使っていたみたいなんだけど、それでも工事はあるの?

回線設備が残っている場合は、それを再利用することで工事は簡略化できますが、工事自体はなくなりません。

稀に、以前の居住者の方がauひかりを利用されていて、光コンセントなどの設備がそのまま残置されている場合があります。

このようなケースでは、宅内での作業が通常よりも短時間で完了することがあります

しかし、重要な点として、たとえ設備が残っていたとしても、auひかりの標準工事費が減額されたり、工事が完全に不要になったりすることは基本的にありません。

これは、お客様に安定した通信品質をご提供するために、改めて設備の接続状況の確認や、必要な場合は最新の機器への交換などを行うためです。

つまり、auひかりの“工事がない”という事はなく、必ず訪問工事があり工事費用がかかるということです。

このように、お住まいの形態によって工事の進め方が大きく異なります。次は、それぞれのタイプについて、より詳しく工事の流れをステップごとに見ていきましょう。

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【戸建て】auひかりホームタイプの工事内容・期間・流れ

戸建てでauひかりを使いたいんだけど、申し込みから使えるようになるまで、どれくらいかかるの?

お申し込みから開通までは通常1~2ヶ月ほどです。

一戸建てのお住まいでauひかりのホームタイプをご利用になる場合、どのような流れで開通まで進むのか、具体的にどれくらいの期間がかかるのか、気になりますよね。

このセクションでは、お申し込みから実際にインターネットが使えるようになるまでの詳細なステップ、工事の内容、そしておおよその期間について、分かりやすく解説していきます。

まず、期間の目安ですが、auひかりホームタイプの場合、お申し込みから開通工事が完了し、インターネットが利用可能になるまでは、通常1ヶ月から2ヶ月程度を見込んでいただくと良いでしょう。

ただし、これはあくまで目安であり、お住まいのエリアの設備状況や、お申し込みが集中する繁忙期(例えば、春の新生活シーズンなど)によっては、2ヶ月以上かかる場合もあります。

つまり、早めに申し込みを進めることが、スムーズな開通への近道ですね。

ここでは、戸建て住宅におけるauひかりホームタイプの工事について、以下の4つのステップに分けて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

各ステップで何が行われ、お客様には何をしていただく必要があるのかを具体的に説明しますので、ぜひ参考にしてください。

ステップ1:申し込みと提供エリアの確認

auひかりを戸建てで申し込みたいんだけど、まず何から始めればいい?

まずはauひかりの提供エリアをご自宅が対応しているか確認し、申し込みをしましょう。

auひかりホームタイプの導入を検討し始めたら、最初のステップは提供エリアの確認」とそれに続く「申し込み手続きです。

まず最も大切なのが、お住まいの戸建て住宅がauひかりホームタイプの提供エリア内かどうかを確認することです。

auひかりは全国展開していますが、一部地域や建物では提供できない場合がありますので、申し込み前に必ず確認しましょう。

提供エリアは、auひかりの公式サイトで、郵便番号や住所を入力するだけで簡単に確認できます。

提供エリア内であることが確認できましたら、申し込み手続きに進みます。

お申し込みの際には、お客様の情報に加えて、建物の状況についていくつか伝えるべきポイントがあります。例えば、以下のような情報です。

  • 建物の種類(一戸建てであること)
  • 持ち家か借家か(借家の場合は、後述するオーナー様への事前確認が重要になります)
  • 電柱から建物までの距離感(間に障害物がないか分かる範囲で)
  • 既に他社の光回線を利用しているかなど

これらの情報を正確に伝えることで、その後の手続きや工事がスムーズに進みやすくなります。

特に建物の状況は、屋外工事の進め方にも関わってくるため、できるだけ詳しく伝えられると良いでしょう。

このステップが完了すると、次は工事業者との間で工事日を具体的に調整していく段階へと進みます。

ステップ2:工事日の調整と事前準備

申し込みが終わったら、次は工事日を決めるの?何か準備しておくことはある?

KDDIから“SMS”で工事日の案内が来ますので「My au」で予約をします。
他には、機器の設置場所を決め、周辺を片付けておくとスムーズですよ。

auひかりの申し込み手続きが完了すると、次はいよいよ開通工事に向けた具体的な準備に入ります。

このステップでは、工事日の調整」と「工事当日までの事前準備が主なポイントとなります。

工事日の調整

工事は1~2時間で終わることが多いですが、建物の状況によっては時間がかかることもあるので、時間に余裕がある日を設定しましょう。

お申し込み内容の確認が完了すると、KDDIから工事日時の予約に関するSMS(ショートメッセージサービス)がお客様の連絡先に届きます。

このSMSに記載された案内に従って、お客様ご自身で「My au」にログインし、ご希望の工事日を予約する流れが基本となります。

多くの場合、このMy auからの予約で工事日が確定しますが、お申し込みの状況やエリアによっては、KDDIまたは工事担当会社からお電話にて工事日調整のご連絡をさせていただく場合もあります。

  • 予約のタイミング
    SMSは、申し込みから数日~1週間程度で届くことが多いようですが、状況により前後することがあります。
  • 希望日の選択
    立ち合いが必要なので、ご自身の都合の良い日を選びましょう。
    工事は通常、平日の日中に行われます。土日祝日に工事を希望する場合は、別途割増料金(3,300円)が発生します。また、希望日が集中しやすい時期(引越しシーズンなど)は、早めの予約が肝心です。
  • 工事時間の目安
    戸建ての場合、屋外工事と宅内工事を合わせて、通常1~2時間程度が目安ですが、建物の状況や天候によって変動することがあります。

工事日が確定したら、あとは当日を待つばかりですが、それまでにいくつか準備しておくと良いことがあります。

工事当日までの事前準備

ホームタイプでは事前にレンタル機器が2つ届きます。どちらも電源コンセントが必要になるので、電源タップなどがあると便利です。

工事をスムーズに進め、快適なインターネットスタートを切るために、以下の点を事前に準備・検討しておきましょう。

  • 光コンセントの設置位置の検討
    戸建て住宅の場合、多くは電話線の配管やエアコンダクトを利用して光ファイバーケーブルを引き込みます。
    そのため、光コンセントの設置場所は、既存の電話用モジュラージャックの近くや、エアコンの室内機周辺などが現実的な候補となることが多いです。
  • 宅内機器の置き場所の検討
    ONU(光回線終端装置)とHGW(ホームゲートウェイ)は光コンセントの近くに設置され、電源が必要です。
    パソコンやテレビなど、インターネットに接続したい機器との位置関係も考慮して、最適な場所を選びましょう。最終的な設置場所は、工事担当者と相談しながら決定することも可能です。
  • 設置場所周辺の片付け
    工事担当者が作業しやすいように、光コンセントの設置希望場所やONU・HGWの設置予定場所の周辺は、事前に物を移動させるなどしてスペースを確保しておくと、作業がスムーズに進みます。
    特に、大きな家具などで隠れてしまっている場所は、事前に動かしておくと良いでしょう。
  • 管理会社や大家さんへの連絡・許可(賃貸物件の場合)
    もしお住まいが賃貸の戸建ての場合は、事前に管理会社や大家さんに光回線工事を行う旨を連絡し、許可を得ておく必要があります。
    壁への穴あけが発生する可能性があることも伝えておくと、後のトラブルを防げます。この点は非常に重要ですので、後ほど別の章で詳しく解説しますね。

これらの準備を事前に行っておくことで、工事当日は慌てることなく、スムーズに作業を進めてもらうことができます。

次のステップでは、いよいよ実際の工事内容について見ていきましょう。

用語解説

ONUHGW とは?
auひかりを利用するために必要な宅内機器(レンタル)のことで工事前に配送されます。

ONU(回線終端装置):光信号とデジタル信号を相互に変換する装置です。光回線を利用するためには必須の機器となります。

HGW(ホームゲートウェイ):ルーター機能や無線LAN機能、ひかり電話機能などを統合した多機能な装置です。auひかりではこのHGWが必ず設置されます。

ステップ3:屋外工事(電柱から光ファイバーを引き込む)

戸建ての屋外工事って、具体的に何をするの?

最寄りの電柱から光ファイバーケーブルをお住まいの壁まで引き込み、固定します。そこから既存の配管を使って室内に引き込みます。

いよいよ工事当日です。戸建てのauひかりホームタイプの工事は、多くの場合「屋外工事」から始まります。

このステップでは、電柱からお客様の家まで光ファイバーケーブルを引き込み、宅内へ接続するための準備を行います。

1. 電柱から光ファイバーケーブルを引き込む作業

まず、工事担当者が最寄りの電柱に架かっている光ファイバーケーブルを見つけ、そこからお客様の建物に向かってケーブルを引き込みます。

この作業は、高所作業車を使用したり、電柱に登ったりして行われることがあります。

お客様の宅地内や隣接する道路状況によっては、作業へのご協力をお願いする場合もあります。

2. 家屋壁面へのケーブル固定と光キャビネットの設置

引き込んだ光ファイバーケーブルは、お客様の建物の外壁の適切な位置に、金具などを使って丁寧に固定されます。

このとき、ケーブルが風雨で傷んだり、垂れ下がって邪魔になったりしないよう、しっかりと配慮して作業が行われます。

そして、引き込んだ光ファイバーケーブルの先端を保護し、宅内のケーブルと接続するための中継点として、「光キャビネット」と呼ばれる小さな箱を外壁に取り付けます。

この光キャビネットは、通常、手のひらサイズ~A5サイズ程度の大きさで、防水・防塵仕様になっています。

設置場所は、後の宅内工事で光コンセントを設置する場所の近くになるように、外壁の目立たない場所などが選ばれることが多いです。

3. 家屋への引き込み方法

光キャビネットまで来た光ファイバーケーブルを、いよいよ宅内へ引き込みます。

この際の引き込み方法は、以前にも触れましたが、お客様の建物の状況に合わせて最適な方法が選択されます。

  • 既存配管の利用(最優先)
    最も優先されるのは、エアコンの配管穴(エアコンダクト)や電話線の配管、換気口など、既に建物にある既存の穴や管を利用する方法です。
    これにより、新たに壁に穴を開けることなくケーブルを引き込めます。
  • 新規の穴あけ(やむを得ない場合)
    既存の配管が利用できない、または適切な場所にない場合に限り、お客様の承諾を得たうえで、壁に光ファイバーケーブルを通すための小さな穴(直径1cm程度)を開けます。
    この場合も、穴の大きさは必要最小限にし、工事後にはパテなどで隙間をしっかりと埋める防水処理(止水処理)を行いますので、雨水の侵入などの心配はありません。

屋外工事は天候に左右されることもあり、雨天や強風の場合は日程が変更になる可能性もあります。この屋外工事が完了すると、次は宅内での作業へと移ります。

ステップ4:宅内工事(光コンセント設置とHGW接続)

屋外の工事が終わったら、家の中ではどんなことをするの?

光コンセントを設置して、宅内機器(ONU・HGW)を接続します。最後に開通確認をして完了です。

屋外工事で光ファイバーケーブルが無事にご自宅まで引き込まれたら、いよいよ最後のステップ、「宅内工事」です。

このステップでは、室内に光コンセントを設置し、インターネットを利用するための専用機器を接続、そして最後に通信が正常にできるかを確認します。

1. 光コンセントの設置

まず、屋外から引き込んだ光ファイバーケーブルの先端に、宅内でONU(光回線終端装置)と接続するための「光コンセント」を取り付けます。

光コンセントには、光ファイバーケーブルを直接差し込むタイプや、壁に固定するプレートタイプなど、いくつか種類があります。建物の状況や配線ルートによって最適なものが選ばれます。

光コンセントとは光回線専用のLANケーブル挿し込み口。外付けする独立型と、埋め込み式の一体型がある。住宅内に光コンセントがあるなら、工事済みであると判断してもいい。

設置場所は、事前にお客様と打ち合わせした希望の場所が基本となります。多くの場合、リビングのテレビ周りや、書斎のデスク周りなどが選ばれますね。

2. ONUとHGWの設置・接続

光コンセントが設置されたら、次にONUとHGWを設置し、それぞれをケーブルで接続していきます。

これらの機器は電源が必要ですので、設置場所の近くに空いている電源コンセントがあるか事前に確認し、ない場合は“電源タップ”などを用意しておきましょう。

3. 開通確認と作業完了

全ての機器の設置と接続が終わったら、工事担当者が専用の端末などを使って、インターネット回線が正常に開通しているかどうかの通信テスト(疎通確認とも言います)を行います。

このテストで問題がなければ、基本的な工事は完了です。

この時にお客様がお持ちのパソコンやスマートフォンで、実際にインターネットに接続できるかどうか確認をしてみましょう。

ここで無事に接続が確認できれば、いよいよ快適なauひかりライフのスタートです。

これで、戸建てにおけるauひかりホームタイプの主な工事内容と流れについての説明は以上となります。

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【マンションタイプ】auひかりの工事内容・期間・流れ

マンションでauひかりを使う場合、どのくらい時間がかかるの?

auひかり設備導入済みのマンションなら、通常1~2週間程度で開通可能です。

マンションやアパートといった集合住宅にお住まいの場合、auひかりの工事は戸建てとは異なる点がいくつかあります。

ここでは、auひかりの「マンションタイプ」について、その種類ごとの工事内容の違いや、お申し込みから開通までの流れを詳しく解説していきます。

auひかりの共用設備が既に導入されているマンションであれば、お申し込みから開通工事が完了し、インターネットが利用可能になるまでの期間は、通常1~2週間程度が目安です。

もちろん、これはあくまで目安であり、お申し込みの混雑状況などによって多少前後することはありますが、戸建てタイプに比べると比較的スピーディーに開通できることが多いのが特徴ですね。

まずはお住まいのマンションがauひかりに対応しているか、そしてどのタイプが利用可能なのかを確認することから始めましょう。

ここでは、マンションにお住まいの方がauひかりを導入する際の主な流れを、以下の4つのステップに分けて見ていきましょう。

それぞれのステップで何が行われるのか、どのような点に注意すべきかを具体的に説明していきます。

ステップ1:お住まいのマンションの対応状況とタイプの確認

auひかりのタイプの違いで工事内容は変わるの?

タイプによっては、auひかりの設備から、お客様の部屋まで光ケーブルを配線する作業が発生します。

マンションでauひかりの利用を検討する際、最初のステップは「お住まいのマンションがauひかりに対応しているか」を確認することです。

これらは、auひかり公式サイトの提供エリア検索にて確認が可能です。

auひかりの提供エリアを検索すると、そのマンションが対応しているタイプがわかり、以下のようなタイプ名で案内されています。

  • タイプG / タイプV (VDSL方式)
    マンションの共用部までは光ファイバーで配線し、そこから各お部屋までは既存の電話回線用の配線を利用する方式です。
  • タイプE(LAN配線方式)
    マンションの共用部までは光ファイバーで配線し、各戸までは既存のLANケーブルにて接続する方式です。
  • マンションギガ / ミニギガ /タイプF(光配線方式)
    マンションの共用部から各お部屋まで直接光ファイバーケーブルで接続する方式です。他の方式に比べて高速な通信が期待できます。
    「マンションギガ・ミニギガ」は最大1Gbpsの通信速度に対応しています。

これらは配線方式が異なり、タイプG / V / E は既存の配線を使うのに対し、ギガ・ミニギガといった光配線方式の場合は、光ケーブルの配線工事が必要になります。

ご自身のマンションがどのタイプに対応しているかを知ることで、おおよその工事のイメージを掴むことができますね。

ステップ2:申し込みと工事日の調整と管理会社への連絡

マンションでauひかりを申し込む時は、大家さんや管理会社に許可を取る必要ってある?

工事日程が決まったら連絡して工事を行う許可をもらってください。

お住まいのマンションで利用可能なauひかりのタイプが確認できたら、次はいよいよ申し込み手続き」と「工事日の調整です。

そして、マンションにお住まいの場合、これと並行して非常に重要なのが管理会社やオーナーへの事前連絡です。

申し込み手続きを行うと、2~3日で工事日調整の電話連絡があります。工事には立ち合いが必要なので、必ず在宅できる日を指定してください。

管理会社やオーナーへの事前連絡の重要性

工事の許可を取って事前に準備をしておかないと、当日に工事ができない…といったこともあります。

ここがマンションでauひかりを導入する際の、特に重要なポイントです。

お住まいが分譲マンションであっても賃貸マンションであっても、工事を行う前には必ずマンションの管理会社・管理人、オーナー(大家さん)へ連絡し、工事の実施について許可を得る必要があります。

その理由は以下のとおりです。

  • 建物の規約確認
    マンションによっては、光回線工事に関する規約(工事可能な曜日・時間帯、事前の予約連絡、配線ルートの制限など)が定められている場合があります。
  • 共用部分への立ち入り
    工事内容によっては、MDF室(主配線盤室)などの共用部分へ作業員が立ち入る必要があります。そのため、事前に許可や鍵の手配などが必要になることがあります。
  • 美観・建物への影響
    配線作業が建物の美観を損ねないか、構造に影響を与えないかなどを管理側が確認する必要があります。
  • 他の居住者への配慮
    工事の騒音など、他の居住者への影響を考慮し、事前に周知が必要な場合もあります。

特にauひかりの設備が“機械室”のような鍵がかかった場所にある場合、鍵の当日手配が間に合わず工事ができないといったことがあります。

そのため、工事日程を連絡するとともに、以下のポイントを押さえておきましょう。

確認すべき主なポイント

  • auひかりの開通工事を行っても良いか
  • 工事可能な曜日や時間帯に指定はあるか
  • 共用部分(MDF室など)への立ち入りや作業に関して、特別な手続きや条件はあるか
    (例:管理人の立ち会いが必要、鍵の貸し出し方法など)

この事前確認と許可を怠ると、最悪の場合、工事当日に作業ができなかったり、後々マンション側とトラブルになったりする可能性があります。

スムーズな開通のためにも、申し込み手続きと並行して、早めに管理会社やオーナーへ確認を行うようにしましょう。

マンションによっては書面での許可が必要な場合もあるため、余裕を持った対応が大切ですね。

ステップ3:共用部での作業

マンション共用部の工事にも立ち会った方がいいの?

共用部の作業の付き添いは不要ですが、その後に宅内工事があるので在宅していてください。

マンションでauひかりを利用する場合、お部屋の中の工事(宅内工事)の前に、建物の共用部分で作業が行われます。

このステップでは、その「共用部での作業」について解説します。

基本的な共用部での作業:MDF室での接続

VDSL方式やLAN配線方式の場合、MDF室での接続作業だけで共用部の工事は完了します。

多くの場合、マンションの共用部には「MDF室(主配線盤室)」と呼ばれる、各住戸への電話線やインターネット回線が集約されている部屋(またはスペース)があります。

このMDF付近にauひかりの設備があるケースが多く、ここでお客様のお部屋につながる回線の接続作業が行われます。これは比較的短時間で完了する作業です。

用語解説

MDF(エムディーエフ)とは?
簡単に言うなら「電話回線の集合装置」のこと。建物全体の通信ケーブルが集まり、各戸へ分配される基点となる設備です。

追加の共用部作業が発生するケース(光配線方式のみ)

マンションギガ・ミニギガのような光配線方式では、電話用の配管を使い、お客様のお部屋まで光ケーブルを配線する作業があります。

VDSL方式やLAN配線方式の場合は、MDF室から各お部屋までは既存の電話線やLANケーブルを利用して接続するのが基本です。

しかし、マンションギガ・ミニギガのような光配線方式の場合、MDF室からお客様のお部屋まで電話用の配管などを活用して、新たに光ファイバーケーブルを配線する作業が必要になります。

この配線作業は、建物の構造や配管の状態によって、通常よりも時間がかかることがあります。

こういった、共用部分で行われる作業の間、お客様がMDF室などに直接付き添っていただく必要はありません。

ただし、共用部の作業が完了次第、引き続きお客様の宅内工事へ移行するので、工事を行っている間は在宅していてください。

ステップ4:宅内工事(お部屋での作業)

マンションの宅内工事では、具体的に何をするの?

ご自宅に配送されている機器を設置し、最後に開通確認を行います。

共用部での作業が完了すると、いよいよ最終ステップである「宅内工事」、つまりお客様のお部屋での作業です。

このステップでは、共用部から引き込まれた回線をお部屋の適切な場所に接続し、インターネットを利用するための専用機器を設置、そして最後に通信が正常にできるかを確認します。

マンションタイプの場合、お住まいのマンションに導入されているauひかりのタイプによって、お部屋での作業内容や設置される機器が異なります。

主な違いを以下の表にまとめましたので、ご自身のタイプと照らし合わせてみてください。

【auひかり マンションタイプ別 宅内工事の主な違い】

マンションタイプ名宅内に設置される
レンタル機器
宅内工事の主な作業ポイント
<VDSL方式>
タイプV
タイプG
・VDSLモデム
・HGW
既存の電話用ジャックに
電話線でVSDLモデムを接続
<LAN配線方式>
タイプE
・HGW既存のLANコンセントに
LANケーブルにてHGWを接続
<光配線方式>
マンションギガ
ミニギガ
タイプF
・ONU
・HGW
光コンセントを新規設置し
光回線でONUを接続

※VDSL方式のHGWは、VDSL機能一体型の場合もあります。

上記の表のように、ご利用のマンションタイプに応じて、作業員がお部屋の既存の接続口(電話ジャックやLANコンセント)を使用したり、新たに光コンセントを設置したりします。

その後、VDSLモデムやONU、そしてHGWといった専用機器を設置し、それぞれを適切にケーブルで接続していきます。

全ての機器の設置と接続が終わったら、工事担当者が専用の端末などを使って、インターネット回線が正常に開通しているかどうかの通信テストを行います。

このテストで問題がなければ、基本的な工事は完了となります。ここで無事に接続が確認できれば、いよいよ快適なauひかりライフのスタートですね。

宅内工事では、お部屋の中に工事担当者が入室する必要があるため、必ず契約者ご本人、またはご家族など代理人の方の立ち会いが必要となります。

工事時間は、共用部の作業状況にもよりますが、宅内作業自体は15分~30分程度で完了することが一般的です。

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auひかり工事の費用・初期費用とキャンペーン、追加料金を解説

auひかりの工事費っていくらなんですか?

ホームタイプは41,250円、マンションタイプなら33,000円ですが、加入特典で実質無料になります。

auひかりの利用を開始するにあたって、まず基本となる初期費用は新規登録料標準工事費です。

これらは、お申し込みのプランやタイプに関わらず、原則として発生する費用となります。

金額分割払い
新規登録料3,300円初回請求時一括払い
ホームタイプ工事費41,250円初回:1,194円割引
1,178円×34カ月割引※
マンションタイプ工事費33,000円初回:1,443円割引
1,434円×22カ月割引

※ずっとギガ得プラン(3年契約)の場合

auひかりを新規でお申し込みいただく際に、一律で発生するのが新規登録料3,300円です。

次にかかるのが、光ファイバーケーブルの引き込みや機器の設置といった開通工事そのものにかかる費用、つまり標準工事費です。

この標準工事費は、お住まいのタイプによって金額が異なり、一括払いもしくは、月々の分割払いを選ぶことができます。

ただし、この標準工事費については、後ほど詳しく説明する工事費実質無料キャンペーンの対象となり、条件を満たすことで実質的に無料になります。

工事費実質無料キャンペーンの仕組みと注意点

auひかりの工事費無料って、どんな条件があるの?

ホームタイプはauひかり電話への加入が条件です。マンションタイプは、特に条件はありません。

auひかりの標準工事費ですが、「高額だな」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、auひかりでは、この標準工事費が“実質”無料になる初期費用相当額割引という特典が、KDDI公式や多くの提携プロバイダ、代理店で恒常的に実施されています。

「工事費実質無料」キャンペーンの仕組み

工事費を無料にするには、工事費の分割払いが終わるまで継続利用する必要があります。

この「実質無料」とは、具体的にどのような仕組みなのか解説します。

標準工事費は、前述の通り月々の分割払いで請求されます。

ただし、このキャンペーンが適用されると、その工事費の分割払い金とほぼ同額が、毎月のauひかりの月額利用料金から割引される、というものです。

例えば、工事費の分割払いが月々1,178円なら、同額の1,178円が月額料金から割引され、相殺されるといった形です。

これにより、工事費の分割払いが完了する期間(ホームタイプなら通常35ヶ月、マンションタイプなら通常23ヶ月など)、auひかりを継続して利用すれば、最終的に工事費の自己負担がなくなる(=実質無料になる)というわけです。

このキャンペーンのおかげで、高額な工事費の負担を心配することなくauひかりを始められるのは大きなメリットですね。

キャンペーンの主な適用条件

プロバイダによっては、この特典を実施していないので注意してください!

ただし、このお得なキャンペーンを利用するためには、いくつかの適用条件が設けられています。

代表的な条件としては、以下のようなものがあります。

  • 「auひかり電話」への同時加入
    これが最も一般的な条件の一つです。auひかりのインターネットサービスと合わせて、月額550円のauひかり電話サービスに申し込むことが、工事費実質無料の条件となっています。
    ただし、マンションタイプにはこの条件はありません。
  • 指定プロバイダとの契約
    auひかりは複数のプロバイダから選択できますが、プロバイダによってはこの特典を実施していない場合があります。

必ずお申し込み前に、最新のキャンペーン詳細と適用条件を確認するようにしましょう。

途中解約時の注意点:工事費残債の発生リスク

分割払いの途中で解約すると、工事費の残額が請求されるので注意が必要です。

「工事費実質無料」キャンペーンを利用する上で、最も注意しておきたいのが、割引期間の途中でauひかりを解約した場合です。

もし、工事費の分割払いが完了する前にauひかりを解約してしまうと、その時点でまだ支払い終わっていない工事費の残額(残債)が一括で請求されることになります。

月々の割引もそこで終了してしまうため、実質無料にはならず、残りの工事費を負担する必要が出てきます。

例: ホームタイプ(工事費41,250円、35回払い)で、12ヶ月利用して解約した場合、残り23ヶ月分の工事費分割払い相当額 約28,000円が一括請求される、といったイメージです。

特に、転勤や引っ越しの可能性が近い将来にある方は、この途中解約時の工事費残債のリスクを十分に理解しておく必要があります。

契約期間の縛りがあるプランの場合、別途契約解除料が発生することもあるため、併せて確認が重要です。

このように、「工事費実質無料」は非常に魅力的なキャンペーンですが、その仕組みと条件、そして注意点を正しく理解した上で活用することが大切ですね。

追加費用が発生するケースと料金目安

auひかりの工事で、基本料金以外に追加でお金がかかることってあるの?

土日祝日の工事や特殊な配線作業、電話番号の引き継ぎなどで追加費用が発生することがあります。

auひかりの工事費用は、基本的に「新規登録料」と「標準工事費」で構成されています。

しかし、お客様のご希望によっては、これら以外に追加で費用が発生するケースがありますので、事前に知っておきましょう。

1. 土日祝日に工事を依頼する場合

最も一般的な追加費用は、土日祝日に工事を依頼した場合の割増料金です。

平日の工事が難しい方にとっては便利な選択肢ですが、この場合は追加で 3,300円 の費用が発生します。

2. 標準工事以外の特殊な作業を希望する場合

標準的な光ファイバーケーブルの引き込みや機器設置以外の、特別な作業を希望される場合には、別途技術料や材料費がかかることがあります。例えば、以下のようなケースです。

  • 隠蔽配線
    光ファイバーケーブルを壁の中や天井裏を通して、見た目をスッキリさせたい場合の配線作業
  • モール加工
    室内の配線を保護し、見栄えを良くするためにモール(配線カバー)で覆う作業を依頼した場合
  • その他特殊な部材や技術が必要な作業

これらの特殊工事にかかる費用は、作業内容や建物の状況によって大きく異なるため、一概にいくらとは言えません。

数千円程度で済む場合もあれば、大掛かりな作業になると数万円かかることもあります。

ご希望がある場合は、必ず工事担当者に見積もりを依頼し、内容と金額に納得した上で作業を進めてもらうようにしましょう。

3. 電話番号引継ぎによる“NTT加入電話の休止費用”

auひかり電話の利用開始に伴う基本的な工事費は、通常、インターネット回線の標準工事費に含まれているため別途発生しません。

しかし、NTT加入電話の電話番号を、auひかり電話で継続利用(番号ポータビリティ)する場合は、NTT電話加入権の休止を行うため2,200円の費用がNTTから請求されます。

以上がauひかりの追加費用ですが、通常、工事担当者から作業前に内容の説明と見積もりが提示されます。

不明な点や納得できない点があれば、遠慮なく質問し、必ず内容を理解した上で作業を依頼するようにしましょう。

「知らないうちに追加料金が発生していた」という事態を避けるためにも、事前のコミュニケーションと確認が非常に大切です。

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賃貸住宅のauひかり工事:戸建てと設備未導入マンションの導入手順

賃貸の戸建てや、auひかり設備がないマンションでも、工事をすることはできますか?

大家さんなど建物の所有者の許可が得られれば、工事が進められますよ。

「自宅が賃貸の戸建てなんだけど、auひかりは使えるのかな?」
「うちのマンション、auひかりの設備が入ってないみたい…。諦めるしかないの?」

このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは賃貸住宅にお住まいの方がauひかりを導入するための具体的な「導入手順」について、特に以下の2つのケースに焦点を当てて詳しく解説していきます。

  • 賃貸の戸建て住宅にauひかりを導入するケース
  • マンションタイプ設備が未導入の賃貸マンション・アパートに
    auひかりの戸建てタイプで導入するケース

どちらのケースも、まず大前提として管理会社や大家さん(オーナー)への確認と許可が不可欠です。

その上で、どのようなステップで工事の申し込みや準備を進めていくのか、どのような点に注意すべきなのかを具体的に見ていきましょう。

1. まずは管理会社・大家さんへ確認と許可を取る

なぜ、大家さんに許可を得ないといけないの?勝手に工事したらまずい?

必ず確認と許可が必要です。無断工事は契約違反やトラブルの原因になるため、最初に行ってください。

賃貸住宅でauひかりの開通工事を行うにあたり、何よりも先に、そして必ず行わなければならないのが、建物の管理会社または大家さん(オーナー)への確認と、工事実施の許可を得ることです。

これを怠ると、後々大きなトラブルに発展する可能性があるため、最も重要なステップと言えます。

なぜ許可が重要なのというと、賃貸物件はお客様が借りているものであり、その所有者は大家さんや不動産会社です。

そのため、建物に何らかの手を加える可能性のある工事を実施するには、所有者の承諾が絶対条件となります。

光回線の工事では、壁に小さな穴を開けたり、ケーブルを固定したりといった作業が発生することがあり、これらは建物の美観や構造、場合によっては資産価値にも影響を与える可能性があるため、所有者自身がその可否を判断する必要があるのです。

さらに、ほとんどの賃貸借契約書には、「建物の現状を変更する場合には貸主の承諾を得ること」といった趣旨の条項が含まれています。

無断で工事を行えば、この契約に違反することになり、最悪の場合、契約解除や損害賠償を請求されるリスクも考えられます。

許可取りのポイントとコツ

なぜ、auひかり必要か?という事を理解してもらえれば許可は出やすいです。また、退去時はしっかりと撤去することを約束しましょう。

では、具体的にどのような点を確認すれば良いのでしょうか。

管理会社や大家さんに連絡を取る際には、例えば以下のようなポイントを明確にしておきましょう。

確認するポイント

  • auひかりの開通工事を行っても良いか。
  • もし壁への穴あけが必要になる場合、それは許可されるか。許可される場合の条件(穴の大きさ、箇所、個数など)はあるか。
  • 光ファイバーケーブルの引き込みルートや室内での配線について、建物の美観を損ねないための希望や指定はあるか。
  • 工事を実施できる曜日や時間帯に制限はあるか(特にマンションの場合)。
  • そして非常に重要なのが、退去時の原状回復
    設置した光コンセントや配線は撤去が必要か、そのまま残して良いのか、事前にしっかりと確認しておく必要があります。

許可を得やすくするためには、まず誠実な態度で、丁寧に説明することが基本です。

もし、穴あけなど不安があれば、大家さんや管理会社の方に工事の立ち合いをしてもらい、その場で判断してもらうのも一つの手です。

その上で、いくつか交渉のコツをお伝えします。

  • 光回線の必要性を具体的に伝える
    例えば、「テレワークで安定した高速通信が業務上必須でして…」や「オンライン授業で利用したいと考えています」など、具体的な理由を添えることで、相手の理解を得やすくなることがあります。
  • 工事内容について、ある程度知識を持っておくとスムーズ
    auひかりの工事では既存の配管を利用できるケースが多いことや、仮に穴あけが必要でもごく小さいものであること、防水処理をすることなどを説明できれば、大家さん側の漠然とした不安を和らげることができるでしょう。
  • 原状回復への対応意思を明確に示す
    大家さんが気にするのは、光回線をそのままにして引っ越してしまう事。退去時には責任を持って対応する旨を伝えることで、信頼感が増します。

可能であれば、口頭での確認だけでなく、工事を許可する旨の書面(簡単な承諾書など)を取り交わしておくと、後々の「言った・言わない」といった無用なトラブルを避けるのに役立ちます。

auひかりの申し込み手続きを進める前に、まずはこの許可取りを最優先で行ってくださいね。

ただし、お住まいのマンションに、auひかり以外のマンションタイプ設備が導入されている場合は、許可が得られないことも多いです。

その場合は、残念ですが導入されているサービスのインターネットを利用しましょう。

2. 「穴あけなし」工事は可能?交渉のポイント

賃貸なので、できれば壁に穴を開けずにauひかりの工事をしたいのですが、可能ですか?

既存の配管を利用できれば穴あけなしで工事できる可能性が高いです。
事前にその旨を伝え、工事業者と相談しましょう。

賃貸物件で光回線の工事を行う際、最も気になることの一つが「壁への穴あけ」ではないでしょうか。

「できることなら、壁に傷をつけずに工事を終えたい…」そう考えるのは当然のことです。

結論から申し上げますと、auひかりの工事で「穴あけなし」を実現できる可能性は十分にあります。

「穴あけなし」の最優先策:既存の穴や配管の徹底活用

光ファイバーケーブルを宅内に引き込む際、最も一般的な「穴あけなし」の方法は、建物に既に存在する穴や配管を利用することです。

具体的には、以下のような箇所が利用できる可能性があります。

  • エアコンの配管穴(エアコンダクト)
    多くの場合、エアコン設置のために壁に配管用の穴が開いています。ここから光ファイバーケーブルを通せるケースが非常に多いです。
  • 電話線の配管
    既存の電話線が通っている配管を利用できる場合もあります。
  • 換気口や通気口
    建物の構造によっては、これらの開口部を利用できることもあります。
交渉のポイント①:管理会社・大家さんへの事前説明と依頼

まず、管理会社や大家さんに工事許可を求める際に、「できる限り既存の配管やエアコンダクトの穴を利用する」という事を明確に伝えましょう。

「エアコンダクトなど既存の設備を利用すれば、壁に新たな穴を開ける必要がない場合が多いと聞いています」といった形で、具体的な方法に触れながら相談すると、理解を得やすくなります。

交渉のポイント②:auひかり申し込み時・工事日調整時の念押し

auひかりを申し込む際や、その後の工事日の調整連絡の際にも、オペレーターや工事担当者に「賃貸物件なので、可能な限り穴あけなしでの工事を希望します。エアコンダクトなどの利用を検討してほしい」と改めて伝えておくことが重要です。

これにより、工事当日の担当者にもその情報が引き継がれやすくなります。

やむを得ず穴あけが必要な場合の交渉ポイント

様々な状況から、どうしても既存の穴や配管が利用できず、新たに壁に穴を開ける必要があると判断される場合もあります。

その際にも、以下の点を意識して交渉・確認しましょう。

  • 穴の大きさと位置を最小限に
    光ファイバーケーブルを通すための穴は、通常直径1cm程度の小さなものです。
    この穴を、できるだけ目立たない位置に、必要最小限の大きさで開けてもらうよう依頼しましょう。
    工事担当者もプロですので、基本的には建物の状況を考慮して最適な提案をしてくれますが、こちらの希望を伝えることは大切です。
  • 穴あけ前の最終確認
    実際に穴を開ける直前に、必ず位置と大きさについて最終的な確認をさせてもらいましょう。
    ここで納得がいかない場合は、再度相談する必要があります。
  • 補修方法の確認
    穴を開けた場合、その周囲はパテなどで隙間を埋める防水処理(止水処理)が行われ、室内側には化粧カバーが取り付けられるのが一般的です。
    どのような補修が行われるのか、事前に確認しておくと安心です。
    特に賃貸の戸建て住宅にホームタイプを引き込む際など、外壁に穴を開ける場合は、この防水処理がしっかり行われるかどうかが重要になります。

auひかりの工事業者は、お客様の建物を傷つけないよう細心の注意を払って作業を行います。

とはいえ、賃貸物件の場合は特に「穴あけは避けたい」「最小限にしてほしい」というこちらの意向を明確に伝えることが、後悔しないための重要なポイントとなります。

工事後の原状回復義務と撤去工事の必要性・費用

賃貸でauひかりを使ったら、退去する時ってどうすればいいの?

事前に、撤去が必要かそのまま残してもOKかを確認し、撤去の場合は費用が掛かりますが退去前に責任をもって撤去工事を行いましょう。

賃貸物件を退去する際には「原状回復義務」があり、光回線設備もその対象となる場合があります。トラブルを避けるため、事前に確認すべきポイントを解説します。

退去時の設備取扱い:工事許可を得る際に必ず確認を

最も重要なのは、auひかり工事の許可を得る際に、退去時に設置した光コンセントや配線を「撤去するのか」「そのまま残置で良いのか」を管理会社や大家さんに必ず確認することです。

この取り決めは、後のトラブル防止のため、承諾書やメールなど書面で残しておくことを推奨します。

撤去工事が必要なケースと費用・手続き

撤去を求められた場合、auひかりに撤去工事を依頼します。

  • 撤去が必要となりやすいケース
    賃貸の戸建て住宅や、集合住宅に個別にホームタイプを引き込んだ場合は、撤去を求められる可能性が高いです。
    一方、マンションタイプで建物設備を利用している場合は、通常、個別の撤去工事は不要です。
  • 撤去工事費用
    ホームタイプの設備撤去は、 31,680円の費用が発生することがあります
  • 手続き・タイミング
    撤去が必要な場合は、auひかりのサポートセンターへ連絡し、手続きを行います。退去日が決まったら早めに連絡しましょう。

auひかりの回線撤去工事は、KDDI側としては「任意」となっていますが、建物所有者から求められた場合は速やかにKDDIへ撤去工事を依頼しましょう。

auひかりの工事をスムーズに進めるためのポイントまとめ

auひかりの工事をスムーズに進めるためのポイントは何ですか?

問題なく工事をするためには、工事日程が決まったら管理会社へ連絡することと、当日はしっかり立ち会うことが大事です。

auひかりの申し込みから開通工事、そして利用開始までをスムーズに進めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。

これらを事前に理解し、適切に対応することで、工事当日の混乱を避け、予期せぬトラブルを防ぐことができます。

  • 機器の設置場所と電源は事前に具体的に決めておく
    ONUやHGWをどこに置くか、Wi-Fiの電波状況や他の接続機器との兼ね合いも考えて具体的に決めておきましょう。
    また、それらの機器には電源が必要ですので、近くに利用可能なコンセントがあるかも必ず確認してください。
  • 工事日が確定したら、管理会社へ作業日時を連絡
    特にマンションやアパートの場合、工事日が決まったら、事前に許可を得た管理会社や大家さんに一報入れておくと、当日の作業員のスムーズな入館や共用部での作業に繋がります。
  • 工事当日は時間にも余裕をもち必ず立ち会う
    auひかりの工事には、基本的に契約者本人または成人家族の立ち会いが必要です。
    作業時間は通常1~2時間程度ですが、建物の状況によっては延長することもあるため、当日は時間に余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
  • 工事開始時に作業内容・配線ルートを最終確認
    工事担当者が到着したら、当日の作業内容、光ファイバーケーブルの引き込みルート、宅内での配線ルートについて最終確認を行います。
    疑問点や変更してほしい点があれば、このタイミングで遠慮なく伝え、双方納得の上で作業を開始してもらいましょう。
  • 賃貸戸建て・設備なしの集合住宅は事前に許可を取得
    賃貸物件(特に戸建てやauひかり設備が未導入の集合住宅)で工事を行う場合は、必ず事前に管理会社や大家さんから工事の許可を得てください。
    これはトラブルを避けるために非常に重要なステップです。許可内容(穴あけの可否、原状回復条件など)は書面で残すことをおすすめします。

これらのポイントをしっかりと押さえておくことで、auひかりの工事はよりスムーズに、そして安心して進められるはずです。

まとめ

auひかり工事は難しくない!ポイントを押さえてスムーズに開通させよう!

この記事では、auひかりの開通工事について、種類や流れ、費用、期間、そして賃貸物件や工事当日の注意点まで、詳しく解説してきました。

auひかりの工事と聞くと、少し複雑に感じるかもしれませんが、基本的な流れやポイントを理解しておけば、決して難しいものではありません。

工事は経験豊富な専門業者が担当しますし、事前にしっかりと情報収集と準備を行うことで、スムーズな開通が可能です。

特に、工事日程が決まった際の連絡や、工事当日の立ち会い時の確認ポイントなどを押さえておけば、余計な心配をすることなく、安心して当日を迎えられます。

万全の準備でauひかりの工事を迎え、快適なインターネットのある毎日を実現してくださいね。

auひかり

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  • au/UQ mobileなら年間¥13,200お得
  • 独自回線だから業界トップクラス速度

総額 最大¥126,250相当バックauひかりスタートサポート特典ご利用で最大¥55,000キャッシュバック!
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Q&A
auひかりの工事に関する“よくある質問と回答”

工事の日時変更やキャンセルはできる?ペナルティは?
工事の日時変更やキャンセルは可能です。ただし、連絡のタイミングによっては変更できない場合があります。

auひかりの工事日程の変更は「KDDI開通センター」へ電話連絡することで変更できます。連絡先はお申し込みのサービス内容によって異なります。

KDDI開通センター(受付 10:00~19:00 年末年始除く)

・ホームタイプ:0120-925-641
・マンションタイプ:0120-911-052
・マンションミニギガ:0120-925-641

ただし連絡のタイミング(前日・当日など)によっては変更できない場合があります。

工事日変更のペナルティ(費用負担等)はありませんが、工事日を再度予約する必要があるため開通が遅れます。

工事後に自分でやるインターネットやWi-Fiの設定は難しい?
基本的な接続やWi-Fi設定は比較的簡単です。設定ガイドも用意されており、サポートも充実しています

auひかりの工事ではONU・HGW(ホームゲートウェイ)の設置まで工事業者が行います。

この時点で、インターネットが利用できる状況になっているので、お客様がHGWの設定をする必要はありません。お持ちのPCをLANケーブルでつなぐことでそのままネットが利用できます。

ただし、Wi-Fiを利用する場合は、HGWの無線LAN機能(Wi-Fiパック)のオプションをご利用いただくか、別途Wi-Fiルーターを用意しHGWに接続する必要があります。

auひかりの工事ができないと言われたらどうすればいい?
他の光回線やホームルーターなど代替案を検討してみましょう。

auひかりが利用できない場合は、他社の光回線を利用するのがおすすめです。

日本全国対応のビッグローブ光@nifty光や、地域限定のeo光コミュファ光といった光回線サービスも「auスマートバリュー」に対応しているため、おすすめです。

なお、物理的な要因で工事が不可という建物であれば、WiMAXのようなモバイル回線を使ったホームルーターの利用がおすすめです。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。