2025.07.07(更新:2025.07.07)

【2025年版】ドコモ光とeo光を徹底比較!関西エリアであなたに最適な光回線はどっち?

比較
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

関西エリアで光回線を選ぼうとすると、必ずといっていいほど選択肢に挙がるのが「eo光」ですね。

一方で、ドコモのスマホをお使いなら、セット割が使える「ドコモ光」も当然気になるところでしょう。

「関西ではeo光が速いと評判だけど、ドコモ光と比べてどう違うの?」
「スマホがドコモだからドコモ光が良いけど、eo光の方がお得だったりする…?」

このように、どちらがご自身の環境にとって最適なのか、判断に迷っていませんか?

この記事では、料金、速度、キャンペーンなど、様々な角度から両社を徹底比較します。

ドコモ光とeo光、どちらを選択すべきか迷っている方は、ぜひご一読ください。

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【結論】ドコモ光とeo光の選び方|スマホキャリアが最大の決め手

ドコモ光とeo光、どっちを選べばいいんですか?一番の決め手があれば教えてください。

お使いのスマホキャリアで選ぶのが最もお得で簡単です。ドコモならドコモ光、au・UQモバイルならeo光が基本の選択肢になります。

結論からお伝えすると、ドコモ光とeo光のどちらを選ぶべきか、最大の決め手は「あなたが利用しているスマホのキャリア」です。

なぜなら、光回線とスマホをセットで契約することで「セット割」が適用され、毎月の通信費を大幅に節約できるからですね。

具体的に見ていきましょう。

au・UQモバイルユーザー:eo光が最適

auスマホやUQモバイルを利用しているなら、スマホセット割に対応している「eo光」の方がお得ですよ。

au・UQモバイルのユーザーであれば、「eo光」を選ぶのが最も経済的です。

eo光とauもしくはUQモバイルをセットで利用すると、以下の割引が適用されます。

スマホ割引名称・割引額
auauスマートバリュー
スマホ1台あたり最大1,100円/月 割引
UQモバイル自宅セット割
スマホ1台あたり最大1,100円/月 割引
povo対象外

ご家族で複数台の対象スマホをお持ちの場合、その台数分だけ割引が適用されるため、通信費全体を大きく見直すことができます。

そのため、au・UQモバイルユーザーなら、迷わずeo光を選ぶのがおすすめです。ただし、格安プランのpovoを利用している場合は、セット割は対象外になっています。

ドコモユーザー:ドコモ光が最適

ドコモのスマホを使っているなら「ドコモ光セット割」が利用できるドコモ光一択で問題ありません。

ドコモユーザーの場合は「ドコモ光」を選ぶのが基本となります。

ドコモのスマホとドコモ光をセットで利用すると、「ドコモ光セット割」が適用されます。こちらもスマホ1台あたり最大1,210円/月が永年割引となり、ご家族のスマホも対象になります。

割引額はスマホのプランによって異なり、以下の割引がスマホ1回線ごとに適用されます。

ドコモスマホプラン割引額
ドコモ MAX
ドコモ ポイ活 MAX
ドコモ ポイ活 20
ドコモ mini
1回線当たり
永年 1,210円割引
eximo
eximo ポイ活
irumo(3GB・6GB・9GB)
1回線当たり
永年 1,100円割引
ahamo対象外

このように、基本的にお使いのスマホに合わせて光回線を選ぶのが、最も簡単で分かりやすい選択と言えるでしょう。

しかし、「割引額よりも、とにかく通信速度や安定性が重要」という方もいるはずです。また、「ahamoを使っているからセット割は関係ない」というケースもありますよね。

ここからは、まず基本となる「1ギガプラン」を様々な角度から比較し、さらに速度を求める方向けに「10ギガプラン」も掘り下げて解説します。
  

ドコモ光とeo光の基本(1ギガ)プランを5項目で比較

ドコモ光とeo光の違いで一番大きなのはどこですか?

月額料金や提供エリアなど、異なる点は多いですが一番顕著な違いは「通信速度」です。

ここからは、光回線で最もスタンダードな「1ギガプラン」について、両社のサービス内容を比較していきましょう。

光回線選びで特に重要となる、以下の5つのポイントに絞って詳しく解説していきますね。

これらの比較を通じて、あなたの使い方ならどちらがよりメリットが大きいのか、具体的に見えてくるはずです。

まずは基本となる月額料金から見ていきましょう。

①月額料金(1ギガ)|eo光は長期利用でさらにお得に

月額料金が安いのはどっちなの?

eo光の方が、割引サービスが豊富にあるので、かなりお得に利用できます。

光回線を選ぶ上で、最も気になるのが月々の料金ですよね。

ここでは、ドコモ光と2025年7月1日から新しくなったeo光の1ギガプラン料金を比較します。

結論から言うと、関西に長くお住まいなら「eo光」の方がお得になる可能性が高いです。

eo光には「eo暮らしスタート割」や「長割」といった、利用期間に応じた割引制度が充実しているためです。まずは、実際の料金を比較表でご覧ください。

【ドコモ光 vs eo光 新・月額料金比較(1ギガ)】

月額料金
※プロバイダ:タイプA
戸建て5,720円
マンション4,400円

※ドコモ光は契約するプロバイダによって料金が異なり、上記は最も一般的な「タイプA」の料金です。

eo光
(1年目)
eo光
(2年目)
eo光
(3~5年目)
eo光
(6年目以降)
戸建て
※即割適用時
2,380円5,500円5,329円
※長割(5%)適用
5,049円
※長割(10%)適用
マンション3,326円3,326円3,876円3,876円

※eo光の料金は「eo暮らしスタート割(月額割引)」適用時
※戸建てタイプは「eo光ネット 最大12カ月間900円割引キャンペーン」適用時

表を見ていただくと分かる通り、eo光の戸建てプランは「eo暮らしスタート割」などの割引によって、最初の1年間の料金が2,380円と非常に安く設定されています。

そして、さらに注目すべきは3年目から適用可能な「長割(ちょうわり)」です。

これは3年以上の継続利用を約束することで月額料金が割引されるサービスで、利用年数に応じて5~10%割引されます。

そのため、戸建てプランの場合、3年目には5,329円となり、ドコモ光よりも月々400円程度安く利用できます。

さらに、6年目以降は10%割引が適用され、5,049円まで下がるため、長く使えば使うほどお得感が増していきますね。

一方で、ドコモ光の料金は基本的にずっと一定です。

これらの点から、数年単位で引越しの予定がない方にとっては、月額料金のトータルコストでeo光が有利と言えるでしょう。
  

②通信速度と安定性(1ギガ)|実測値ではeo光が優勢

eo光の通信速度って、ドコモよりどのくらい速いの?

平均速度で見ると、eo光は2倍くらい速いので、通信速度にこだわりたい人にはeo光がおすすめです。

料金の次に重要なのが、やはり通信速度と安定性ですよね。動画が途切れたり、オンライン会議で固まったりするのは避けたいものです。

結論として、実際の利用者が計測した平均速度(実測値)では「eo光」に軍配が上がります。

その理由は、実際のデータと「回線の仕組み」の違いにあります。

実際のユーザーの平均速度を比較

まずは、利用者の速度報告を集計しているサイト「みんなのネット回線速度」のデータを基に、両社の実測値を比較してみましょう。

【ドコモ光 vs eo光 平均実測値比較(1ギガ)】

光回線平均
下り速度
平均
上り速度
平均
Ping値
eo光891Mbps879Mbps14.8ms
ドコモ光444Mbps386Mbps20.5ms

※参照:みんなのネット回線速度

インターネットの速さの単位「bps」とは1秒間に送受信できるメガ(M)数を表していて、eo光はドコモ光の約2倍のデータ量を送受信できます。

表の「Ping値」は、クリックやボタン操作に対する応答の速さを表しており、数値が低いほど優秀です。

一般的に30ms以下が快適にインターネットを利用できる目安値ですが、eo光の方が回線品質がいいことがわかります。

なぜeo光の方が速い?「独自回線」と「光コラボ」の違い

この速度差が生まれる最大の理由は、両社が提供する光回線の「種類」が根本的に違うからです。

独自回線はその会社のプロバイダだけが使える。例えるなら、その会社のバスだけが走れる専用の高速道路。ちなみに、光コラボはひとつの道路を色々な会社のバスが走る。

この図は、光回線の「道路」の仕組みを表しています。 まず、図の左側「光コラボ」が、ドコモ光などが採用している方式です。

これは、NTTが日本中に持つ「フレッツ光」という巨大な道路網を、ドコモ光だけでなく非常に多くの事業者がみんなで共有して使っている状態です。

交通量の多い一般道をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

一方で、図の右側「独自回線」が、eo光の方式です。

これは、eo光を運営する会社(オプテージ)が、自前で関西エリアに敷設した“専用道路”です。 この道路はeo光の契約者しか利用しません。

利用者がインターネットに集中する夜間や週末、交通量の多い一般道(光コラボ)では、どうしても速度が遅くなる「渋滞」が起きやすくなります。

しかし、走っている車の数が限られている専用道路(独自回線)なら、渋滞が起きにくく、快適な速度を保ちやすいというわけです。

この「回線の混雑のしにくさ」こそが、eo光の速さと安定性を支える大きな理由なのです。

ということは、ドコモ光は遅いからやめておいた方がいいってこと?

ドコモ光も平均速度で400Mbps以上出ているので、高速回線であることは変わりません。問題なくインターネットが利用できますよ。

ドコモ光とeo光の平均速度を比較すると、eo光は2倍速いことがわかります。

ただし、ドコモ光が遅いと言わけではなく、インターネットのどんな用途でも問題なくこなせる高速回線です。

以下の、用途別の必要速度の目安をまとめたのでご覧ください。

必要な通信速度の目安

利用用途通信速度の目安
メール1Mbps
Webサイトの閲覧1~10Mbps
動画視聴(4K画質)20Mbps
Web会議10~30Mbps
オンラインゲーム30~100Mbps

このようにほとんどの用途は100Mbpsの速度が出ていればこなせるのです。

そのため、ドコモ光の平均速度は400Mbps以上であることを考えると、利用上の問題は全くないと言えます。

つまり、ドコモ光は十分に安定した通信ができる光回線ですが、eo光はそれ以上に安定性の高い光回線ということなのですね。

③初期費用|工事費はキャンペーンで実質無料に

初期費用っていくらぐらいかかるの?

ドコモ光もeo光も工事費は特典で実質無料になるので、最初にかかるのは契約事務手数料3,300円だけです。

新しいサービスを契約するとき、月額料金だけでなく最初にかかる「初期費用」も気になりますよね。

特に光回線の工事費は高額なイメージがあるかもしれません。

ですが、ドコモ光とeo光は、どちらもキャンペーンを活用することで高額な工事費の負担をなくすことができます。

具体的に、どのような費用がかかるのか表で見てみましょう。

【ドコモ光 vs eo光 初期費用比較】

項目ドコモ光eo光
契約事務手数料3,300円3,300円
標準工事費3,300円~22,000円
→実質無料
29,700円
→実質無料

表の通り、本来であれば2~3万円ほどの工事費がかかりますが、両社とも「工事費実質無料キャンペーン」を恒常的に実施しているため、実質的な負担は契約事務手数料の3,300円のみとなります。

「実質無料」の仕組みに注意

ここで少し注意したいのが「実質無料」という言葉の仕組みです。両社でアプローチが少し異なるので、詳しく解説しますね。

  • ドコモ光の場合:dポイントで還元
    工事費は分割で請求されますが、毎月工事費相当額のdポイント(期間・用途限定)が進呈されます。
    現金での割引ではありませんが、付与されたdポイントで工事費の負担分を実質的に補うことができる、というわけですね。
  • eo光の場合:月額料金から割引
    工事費(29,700円)が分割で請求されますが、同時に「eo暮らしスタート割」によって同額が24ヶ月間ずっと月額料金から割引されます。

このように、eo光は「月々の支払いが安くなる」、ドコモ光は「後からポイントで戻ってくる」という違いはありますが、どちらも長く使う前提であれば、高額な工事費を心配する必要はないでしょう。

工事費実質無料では途中解約に注意!
ドコモ光・eo光ともに工事費は実質無料ですが、無料になるのは工事費の分割払いが完了した時です。
つまり、分割払いの途中で解約をすると、割引特典も終了になるため、工事費残額が一括請求されてしまいます。

④キャンペーン|総額で比較すると大きくは変わらない

キャンペーンってどんな内容なんですか?

ドコモ光の方はキャッシュバックで、eo光は月額料金の割引ですね。ただし、ドコモ光ではWi-Fiルーターの無料レンタルが利用できます。

工事費実質無料に加えて、さらにお得な特典を受けられるのが光回線選びの醍醐味です。

ここでは、両サービスで特におすすめの申し込み窓口「ドコモ光 × GMOとくとくBB」「eo光 公式サイト」のキャンペーン内容を直接比較し、どちらがあなたに合っているかを見ていきましょう。

【ドコモ光 vs eo光 おすすめ窓口キャンペーン比較】

比較項目ドコモ光 × GMOとくとくBBeo光 公式サイト
主な特典キャッシュバック
現金39,000円
月額料金割引
総額37,440円
Wi-Fiルーター永年無料レンタル12ヶ月間
無料レンタル

※2025年7月3日時点のキャンペーン内容です。

ドコモ光 × GMOとくとくBB|高額な現金キャッシュバックが魅力

ドコモ光を申し込むなら、プロバイダである「GMOとくとくBB」のサイトが最もおすすめです。

最大の魅力は、オプション加入などの条件なしで、現金39,000円のキャッシュバックが受け取れる点です。

開通から4ヶ月後に、指定した銀行口座へ現金で振り込まれるため、使い道も自由で分かりやすいのが嬉しいですね。

さらに、Wi-Fiルーターも高性能な機種が「永年無料」でレンタルできます。

eo光のレンタルは1年間限定なので、ルーターを自分で用意したくない方にとっては、長期的に見て大きなメリットになります。

eo光 公式サイト|月々の支払いを安く抑えたい方向け

eo光の公式サイトでは、キャンペーンが充実しているのが特徴です。

現金キャッシュバックはありませんが、その代わりに「eo暮らしスタート割」によって、最初の1年間の月額料金が大幅に割引されます。

戸建ての1ギガコースなら、1年間ずっと月額2,380円で利用できるため、契約初期のランニングコストを徹底的に抑えたい方におすすめです。

結論:特典の総額に大きな差はない

ご覧いただいた通り、ドコモ光の現金キャッシュバックは39,000円、対してeo光の月額割引は総額で37,440円相当と、両社の特典の金銭的な価値に大きな差はありません。

そのため、どちらを選ぶかは特典の「受け取り方」の好みで決めるのが良いでしょう。

このように、ご自身の家計管理のスタイルや、好みに合わせて選ぶのが最適な選択と言えますね。
  

⑤提供エリア|全国対応のドコモ光、関西限定のeo光

提供エリアって、ドコモ光とeo光で違うの?

ドコモ光は全国で利用できますが、eo光は関西電力が母体なので、関西でしか利用できません。

見落としがちですが、非常に重要なのが「提供エリア」です。そもそも自宅がエリア外だと、契約することすらできません。

提供エリアについては、全国対応の「ドコモ光」と、関西限定の「eo光」という明確な違いがあります。

ドコモ光の提供エリア

ドコモ光は、NTTの「フレッツ光」回線を利用しているため、日本全国で利用可能です。一部の山間部や離島を除き、ほぼ全ての地域で契約できると考えて問題ありません。

最大のメリットは、引越しをしても「移転」という手続きだけで、引越し先でも同じ契約を継続できる点です。

全国転勤の可能性がある方や、将来的に関西を離れるかもしれない方にとっては、解約や新規契約の手間がかからないドコモ光の方が圧倒的に安心ですね。

eo光の提供エリア

一方、eo光は関西電力が整備した独自の回線網を利用しているため、提供エリアは以下の地域に限定されています。

eo光の提供エリア
大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県(関西2府4県)
福井県の一部

ご覧の通り、関西エリアに特化したサービスであることが分かります。もし、この提供エリア外へ引越す場合は、eo光は解約するしかありません。

契約期間によっては違約金が発生する可能性もあるため注意が必要です。

結論としては、将来的に関西を離れる可能性がある方なら全国で使えるドコモ光がおすすめです。

一方、これからもずっと関西に住む予定の方はエリアの心配は不要です。eo光のメリットである通信品質や長期割引を最大限に享受できます。

【速度重視派へ】ドコモ光とeo光の10ギガプランを徹底比較

10ギガプランの料金や通信速度ってどうなんですか?

料金は少し高いですが、圧倒的に高速です。最高の通信環境を求める方向けのプランですね。

ここまで、最も普及している1ギガプランについて比較してきました。多くの方にとっては1ギガプランで十分快適なインターネットが楽しめます。

しかし、「とにかく最高の通信速度を求めたい!」「家族みんなで同時にネットを使っても絶対に遅延させたくない!」という方のために、両社はさらに高速な「10ギガプラン」も用意しています。

ここからは、速度を最優先する人に向けて、ドコモ光とeo光の10ギガプランを以下のポイントで深掘りしていきます。

1ギガプランとの違いを理解し、あなたにとって本当に10ギガが必要なのか、見極めていきましょう。

料金プラン(10ギガ)|期間限定の割引特典がお得

10ギガプランの月額料金は、1ギガと比べてどれくらい高くなりますか?

1000円~2000円くらいは高くなりますが、各社とも期間限定の割引を行っているので、安く利用できますよ。

10ギガプランは高速な分、1ギガプランよりも料金が高くなりますが、各社が実施している強力なスタートアップ割引によって、最初のうちは驚くほど安く利用できます。

最新の料金表を基に、両社の料金体系を見ていきましょう。

【ドコモ光 vs eo光 10ギガプラン 月額料金比較】

10ギガ回線1年目
(1~6か月)
1年目
(7~12か月)
2年目3年目以降
ドコモ光 10ギガ
※戸建て・マンション
500円6,380円
eo光 10ギガコース
※ホームタイプ
※メゾンタイプ
980円2,380円6,530円6,303円
※長割(5%)適用
eo光 シンプルプラン
※ホームタイプ
500円5,500円

※ドコモ光 10ギガ:ワンコインキャンペーン適用時
※eo光 10ギガコース:即割・各種割引キャンペーン適用時
※eo光 シンプルプラン:スタートキャンペーン適用時

ドコモ光 10ギガプラン

ドコモ光 10ギガプランはプロバイダ「GMOとくとくBB」からの申し込みで、ワンコインキャンペーンのほか、57,000円のキャッシュバックがあります。

ドコモ光は、最初の6ヶ月間の月額料金がわずか500円で利用できる、非常に強力なスタートアップキャンペーンを行っています。

7ヶ月目以降は6,380円となりますが、とにかく最初の半年の出費を抑えたい方にとっては、大変魅力的な内容となっています。

また、GMOとくとくBBから申し込むことで、キャッシュバック57,000円の現金還元が受けられるため、さらにお得に10ギガ回線が利用できます。

eo光 10ギガ

eo光の10ギガプランは2つあり、スマホのセット割にこだわらない人や、光電話などのオプションは不要という人にはシンプルプランがおすすめです。

eo光の大きな特徴は、引き続き2つの10ギガプランから選べる点です。

  • eo光 10ギガコース
    月額980円から始まり、1年目はかなり安く利用できます。2年目は6,530円ですが、3年目以降は「長割」が適用されて6,303円となり、長く使うほどお得になる料金体系です。
    eo光電話・テレビのオプションが利用できるほか、au・UQスマホのセット割に対応しています。
  • eo光 10ギガ シンプルプラン
    最初の1年間は破格の月額500円で利用できます。2年目以降はずっと5,500円で利用できるのが最大のメリットです。
    ただし、eo光電話・テレビなどのオプションが利用できないほか、au・UQのスマホセット割に対応していないのが特徴。また、サポートはオンライン中心になります。

つまり、シンプルプランはお得ですが、あくまでネットの契約だけしかしない人に特化したプランとなり、光電話やauスマートバリューを利用する人には向いていないということですね。

提供エリアと注意点(10ギガ)|利用前に必ず確認すべきこと

10ギガプランも、1ギガと同じエリアで使えるんですか?

提供エリアは1ギガプランよりかなり限定的なので、事前の確認が必須です。また、10ギガの速度を活かすには、ご自宅のパソコンや周辺機器も10ギガに対応させる必要があります。

10ギガプランを契約する上で、料金と同じくらい重要なのが「提供エリア」と「利用環境」です。

これらを確認せずに申し込むと「そもそも契約できなかった」「契約したのに速度が出ない」といった事態に陥る可能性があります。

注意点①:提供エリアが限定的

ドコモ光 10ギガは戸建て・マンションに対応しているものの、eo光 10ギガはマンションでは利用できないことも多いので注意してください。

まず最も注意すべきなのが、10ギガプランの提供エリアは、1ギガプランよりも大幅に限定されているという点です。

10ギガの超高速通信に必要な設備が、まだ一部の地域にしか整備されていないからですね。

同じ市内であっても、「A町は対応しているけど、隣のB町は非対応」というケースも珍しくありません。

そのため、申し込みの前には必ず公式サイトでご自宅がエリア内かを確認する必要があります。

ドコモ光 10ギガ 提供エリア検索
提供エリア検索後に「フレッツ光クロス」が利用できればドコモ光10ギガも利用可能です。

NTT東日本 フレッツ光クロス 提供エリア

NTT西日本 フレッツ光クロス 提供エリア

eo光 10ギガ 提供エリア検索

eo光の10ギガプランはホームタイプ(戸建て)またはメゾンタイプのみ利用可能です。(シンプルプランはホームタイプのみ)マンションタイプの建物では利用できません。

eo光 提供エリア検索

このように提供できる住宅のタイプにも差があるので、10ギガ回線の利用を考えている場合は、両方の提供エリアをチェックしてみましょう。

注意点②:速度を活かすには周辺機器も10ギガ対応に

お持ちのパソコンが1ギガ対応のものだと、10ギガ回線を引いても最大で1ギガしか出ません。徐々にでもいいので10ギガ対応のものにバージョンアップしていきましょう。

10ギガプランを契約できても、それだけでは本当の速度は体験できません。

道路(光回線)が10車線になっても、車のエンジン(パソコンやルーター)が非力では意味がないのと同じです。

最低でも、以下の3点がお使いの環境で10ギガに対応しているか確認しましょう。

【10ギガ通信に必要なものチェックリスト】

  • 10ギガ対応Wi-Fiルーター
    10Gbpsの通信に対応したルーターが必要です。契約時にドコモ光やeo光から月額数百円でレンタルすることも可能です。
  • LANケーブル(カテゴリ6A以上)
    LANケーブルには通信速度に応じた規格があり、「カテゴリ6A(CAT6A)」以上のものが必要です。
    壁の中に配線されている場合なども含め、見落としやすいポイントなので注意しましょう。
  • パソコンやスマホ
    パソコンのLANポートが「10GBASE-T」に対応しているか、Wi-Fiで接続する場合は子機(パソコンやスマホ)が「Wi-Fi 6」以上に対応している必要があります。数年前に購入した機器だと、非対応の場合も多いです。

このように、10ギガプランはただ契約するだけでなく、ご自宅の利用環境をしっかり整えて初めて、その真価を発揮するサービスなのです。

10ギガプランはどんな人におすすめ?

結局のところ、10ギガプランにした方がいいでしょうか?

正直なところ、ほとんどの方には1ギガで十分です。ですが、特定の目的がある方にとっては、10ギガは月額料金以上の価値をもたらす最高の投資になりますよ。

ここまで10ギガプランの詳細を見てきましたが、最後に「どんな人に必要なのか」を結論としてまとめます。

正直にお伝えすると、ほとんどのインターネット利用者にとって10ギガプランはオーバースペックであり、1ギガプランで全く問題ありません。

一般的なWebサイトの閲覧や動画視聴、SNSといった使い方では、1ギガと10ギガの速度差を体感できる場面はほとんどないからです。

しかし、以下のような特定の目的を持つ方にとっては、10ギガプランは月額料金以上の価値をもたらす最高の投資となります。

【10ギガプランが最適な人】

  • オンラインゲームで頂点を目指すヘビーゲーマー
    コンマ1秒のラグ(遅延)が勝敗を分ける対戦ゲームをプレイする方。Ping値がより安定し、数十GBのゲームアップデートも瞬時に終わる10ギガ環境は、最高の武器になります。
  • 家族全員が同時に大容量通信をするご家庭
    4人以上のご家族が、それぞれ別の部屋で「4K動画のストリーミング」「オンライン会議」「大容量ファイルのダウンロード」などを同時に行うケースです。1ギガでは少しもたつく場面でも、10ギガなら全員がストレスフリーでいられます。
  • 大容量データを扱うクリエイターや専門職の方
    数GB~数十GB単位の動画・設計データなどを、日常的にクラウドへ送受信する動画クリエイター、設計者、在宅ワーカーの方。作業時間が劇的に短縮され、生産性が大きく向上します。

もしあなたが上記のいずれかに当てはまるなら、10ギガプランを検討する価値は十分にあります。

一方で、そうでない場合は、無理に10ギガを選ぶ必要はなく、まずは1ギガプランから始めるのが賢明な選択と言えるでしょう。

ドコモ光とeo光、あなたに最適なのはどっち?

全体的にみて、eo光の方が安くて品質がよさそうだけど、それでもスマホ割を優先した方がいいんですか?

料金面で言えば、スマホ割が適用される回線数によってドコモ光がお得になる場合もありますが、最終的には光回線に何を一番求めるかで決めるのがいいですね。

ここまで、ドコモ光とeo光を料金・速度・キャンペーンなど、様々な角度から比較してきました。最後にどちらを選ぶべきか、最終的な結論を提示します。

あなたのスマホキャリア、そして「速度」「料金の安さ」「引越しの可能性」といったライフスタイルのうち、何を重視するかで最適な選択は変わります。

ドコモ光がおすすめな人

ドコモスマホを利用している人はもちろん、ドコモ光は関西でもそれ以外の地域でも利用できるので引っ越しが多い人におすすめです。

  • ドコモのスマホを利用している人
    これが最大の理由です。「ドコモ光セット割」でご家族のスマホ代も割引され、通信費全体を大きく節約できます。
  • 将来的に関西エリア外へ引っ越す可能性がある人
    ドコモ光は全国対応なので、引越しの際も簡単な「移転手続き」だけで利用を継続できます。解約や新規契約の手間、違約金のリスクがありません。
  • 高額な現金キャッシュバックが欲しい人
    「ドコモ光 × GMOとくとくBB」のように、オプション不要で数万円の現金キャッシュバックが受けられる窓口があります。初期費用を補って、さらにお釣りが欲しい方におすすめです。
  • 豊富な提携プロバイダから選びたい人
    ドコモ光は20社以上のプロバイダから、特典やサービス内容を比較して自分に合ったところを選びたい、というこだわりがある方にも向いています。

eo光がおすすめな人

au・UQモバイルを利用している人は当然として、セット割が使えなくても通信速度を重視する人にはおすすめです。

  • auもしくはUQモバイルのスマホを利用している人
    こちらも「auスマートバリュー」や「自宅セット割」が適用され、通信費を大幅に節約できるため、選ぶうえで非常に大きな理由になります。
  • 関西に長く住む予定で、通信の速度と安定性を最優先する人
    独自回線の強みで、実測値はドコモ光を上回ります。特にオンラインゲームや在宅ワークで最高の通信環境を求めるなら、eo光が最適です(1ギガ/10ギガ問わず)。
  • 月々の料金の安さを重視する人
    10ギガプランの「シンプルプラン」は、ドコモ光よりも月額料金が大幅に安く設定されています。1ギガプランも長期的に見ればeo光の方が安くなるため、ランニングコストを重視する方におすすめです。
  • 電気やガスもまとめて支払いを一本化したい人
    eo光は「eo電気」や「関電ガス eo割」といったインフラサービスも提供しています。光回線とセットで契約すると割引があり、支払いも一本化できて便利です。

まとめ

ドコモ光とeo光、迷っているならスマホキャリアで決めるのがおすすめ!

今回は、関西エリアで人気の「ドコモ光」と「eo光」について、様々な角度から徹底的に比較しました。

光回線選びは情報が多くて複雑に感じられるかもしれませんが、ポイントを絞れば、ご自身に最適なサービスが必ず見つかります。

本記事の結論としてお伝えした通り、まずは「お使いのスマホキャリア」を基準に考えるのが、最も簡単でお得な選び方です。

  • ドコモユーザードコモ光
  • au・UQモバイルユーザーeo光

これを基本の考え方として、本記事で解説した「通信速度の強み」や「キャンペーンの魅力」などを加味して、最終的にご自身が最も納得できる光回線を選んでいただければと思います。

この記事が、あなたの快適なインターネットライフの第一歩となれば幸いです。
  

Q&A
「ドコモ光・eo光」に関する“よくある質問と回答”

利用開始までの期間はどっちが速い?
建物の状況によりますが、ドコモ光の方がやや早い傾向にあります。

開通までの期間は、お住まいの建物にすでに光回線の設備があるか、また工事が必要かによって大きく変わります。

<ドコモ光>
NTTの既存設備を利用できるケースが多く、およそ2週間~1ヶ月が開通までの目安です。特に、フレッツ光や他の光コラボからの乗り換え(事業者変更)で工事が不要な場合は、2週間ほどで切り替わることもあります。

<eo光>
独自の回線網を利用するため、ほとんどの場合で宅内工事が必要となります。そのため、申し込みから開通まではおよそ1ヶ月~2ヶ月が目安と、ドコモ光より少し長めにかかる傾向があります。

引越しなどでお急ぎの場合は、ドコモ光の方が早くインターネットを使い始められる可能性が高いでしょう。ただし、どちらも繁忙期(3月~4月)は申し込みが混みあうため、早めに行動することをおすすめします。

乗り換えるときの違約金は負担してもらえますか?
両社とも他社の違約金を還元するキャンペーンを実施しています。

現在お使いのインターネット回線を解約する際に違約金が発生しても、負担を軽減できるキャンペーンがあるのでご安心ください。

<ドコモ光>
申し込み窓口によっては、他社の違約金をdポイントで還元するキャンペーンを実施しており、最大25,000ptを還元しています。

<eo光>
eo光は公式で「他社違約金補填」キャンペーンを実施しています。他社サービスの違約金や撤去費用、端末の残債などを現金で最大60,000円まで還元してくれます。

どちらのキャンペーンを利用する場合も、解約時にかかった費用が分かる証明書(請求書のコピーなど)の提出が必須となります。申請手続きを忘れないように注意しましょう。

ドコモ光はプロバイダが選べるけど、おすすめはありますか?
速度を重視するなら「GMOとくとくBB」や「OCNインターネット」がおすすめです。

ドコモ光の通信速度や安定性は、選ぶプロバイダによって大きく変わります。その理由は、プロバイダが対応している「接続方式」が異なるからです。

特におすすめなのは、混雑しにくい高速な「v6プラス(IPoE)」に対応しているプロバイダです。

中でも本記事で紹介したGMOとくとくBBや、NTTグループの老舗であるOCNインターネットは、利用者からの速度評判が非常に高く、安心して選ぶことができます。

これらのプロバイダは、高額キャッシュバックや高性能Wi-Fiルーターの無料レンタルなど、特典が充実している点も魅力ですね。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。