2025.09.29(更新:2025.09.29)

IIJmioのエントリーパッケージはオトクなアイテム!隠れた落とし穴と使い方を解説

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記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

IIJmioの利用を検討している方の中には、その初期費用の高さが気になっている方も多くいらっしゃると思います。

IIJmioは月額料金の安さが魅力の格安SIMですが、その安さが故に“初期費用3,300円”が非常に高く感じてしまってもおかしくありません。

この初期費用を削減できるのが“エントリーパッケージ”というもの。3,300円の初期費用を0円近くまで抑えることができます。

しかし、そう聞くと、逆に「何か罠があるのではないか」「その分別のデメリットがあるのでは」と、勘ぐってしまう方も多いはず。

この記事では、IIJmioのエントリーパッケージの概要と、その落とし穴について解説します。今ご利用を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

IIJmioエントリーパッケージは初期費用が実質0円になる

IIJmioを契約するとき、エントリーパッケージって使ったほうがいいの?

月額料金の何倍も高い初期費用をほぼ0にできるので、ぜひ使うべきです。音声・データ・eSIMのほぼ全プランに対応しているので、誰でも使えますよ。

冒頭でお伝えした通り、IIJmioのエントリーパッケージは、初期費用をほぼ0円に抑えられる優れモノ。

IIJmioは月額料金が安い分、3,300円という初期費用が高く感じられてしまいます。それがご契約にあたってネックとなっている方もいらっしゃることでしょう。

そんな悩みを解消するのがこのエントリーパッケージです。利用するための条件は特にありません。誰でもご利用いただけるものですよ。

申込時のコード入力で契約事務手数料3,300円が実質0円

記載のコードを入力すると契約事務手数料が0円に。初期費用の負担が大幅に減ります。

エントリーパッケージには、中に“エントリーコード”というものが封入されています。

通常、IIJmioのお申し込みをすると、契約事務手数料として誰でも必ず3,300円がかかるのですが、お申し込み時に合わせてそのコードを入力するだけで、この3,300円を0円にすることができるのです

ただ、エントリーパッケージは家電量販店やAmazon等のECサイトで“購入する”もの。

つまり、契約事務手数料の代わりにエントリーパッケージの購入費用が発生するわけです。

とはいえ、その金額はおよそ400円程度。契約事務手数料と比べるとその差は大きく、およそ3,000円の削減となります。

音声・データ・eSIMほぼ全プランで利用可

エントリーパッケージはIIJmioのどのプランにも対応しています。プランを選ばずどなたでもご利用いただけますよ。

このエントリーパッケージは、IIJmioのすべてのプランで利用することができます。

音声・データ・SMSと、IIJmioにはいくつものSIMプランがありますが、そのどれでも利用可能。なおSIMカードだけでなくeSIMにも対応しています。

つまり、基本的にはIIJmioを使いたい方ならどなたでもエントリーパッケージをご利用いただけるということです

ただし、中には“特定のプランのみで使えるエントリーパッケージ”というものもあります。「ウェルカムパック」というエントリーパッケージがまさにそうですね。

ご利用の際は、選んだエントリーパッケージが「自分が使いたいプランで使えるか」は一応確認しておくと安心です。

SIM単体でIIJmioを安く始めたい人におすすめ

エントリーパッケージを使うと“初期費用400円”でIIJmioを使い始められます。SIMだけIIJmioにしたい方には特におすすめです。

エントリーパッケージは、初期費用としてかかるものが“契約事務手数料のみ”という方にはおすすめ

初期費用の大部分を占める契約事務手数料を、これでなくせるからです。

自分に最適か、よりはっきり判断できるよう、以下のチェックリストを使ってみてください。

以下の項目のうち、4個以上当てはまるほど、エントリーパッケージの利用がおすすめです。

エントリーパッケージおすすめ度チェックリスト


▶ 診断結果
4つ以上チェックが付いた方は、エントリーパッケージのメリットを最大限に活用できる可能性が非常に高いです!

要注意!IIJmioエントリーパッケージの落とし穴

逆にエントリーパッケージのデメリットって何かある?

初期費用3,300円を削減できるというメリットの代わりに、端末との割引が使えないのが最大のデメリットです。また、パッケージの種類を間違えると逆に損をすることもあります。

初期費用を大幅にカットできるエントリーパッケージは非常にオトクで魅力的。しかし、「その分何かデメリットがあるのではないか」と訝しく思う方もいらっしゃると思います。

実はその通りで、エントリーパッケージには、その魅力に隠れた落とし穴が存在します。

メリットだけに惹かれてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになる可能性も。

そのようなことにならないよう、エントリーパッケージの注意点も、購入の前にきちんと知っておきましょう。

まずは、「お客様がエントリーパッケージを使って後悔する可能性がないか」判断するチェックリストをご用意しました。こちらも併せて、以下の注意点を見ていきましょう。

後悔しないためのチェックリスト

以下の項目に1つでもチェックが付く場合、エントリーパッケージを使うと逆に損をする可能性があります。まずは公式サイトのキャンペーンを詳しく確認しましょう。


  • チェックが0個だった方
    あなたはエントリーパッケージを使うメリットが非常に大きいです。

    チェックが1個以上ついた方
    あなたはエントリーパッケージを使うと後悔してしまう可能性があります。

    端末セット割と併用できない

    IIJmioの公式サイトでは“スマホ大特価セール”を実施しています。これにより、安く端末を購入できるのですが、エントリーパッケージを使うと、このセールを利用できません。

    これが、エントリーパッケージの利用における最大の注意点です。

    エントリーコードを使ってIIJmioに申し込むと、IIJmioの公式サイトで行われている「スマホ大特価セール」等、端末が大幅に安くなるキャンペーンの対象外になってしまいます。

    つまり、端末を安く購入することができなくなるのですね。

    乗り換えに際して「端末も新しくIIJmioで買いたい」などと考えていた人は要注意です。

    初期費用3,300円が無料になるのと引き換えに、端末代のうち10,000~20,000円の割引がなくなります。この場合「どちらがオトクか」は一目瞭然でしょう。

    ちなみに、こちらはIIJmioの公式サイトにもその旨が明記されています。

    端末も同時に購入したい人は、エントリーパッケージを使わずに公式サイトのキャンペーンを適用するのが鉄則です。

    1mioIDあたり“年1回線まで”

    初期費用は、お1人につき年間1回線までしか0円になりません。2回線契約される場合、エントリーパッケージを使っても2回線目は初期費用がかかります。

    エントリーパッケージで初期費用が0円になるのは、1人の契約者(1mioID)につき、“年間で1回線まで”となっています。

    つまり、お1人で2回線以上を申し込むとすると、
    エントリーパッケージを使うことで1回線目の契約事務手数料は無料になりますが、2回線目からは通常通り事務手数料が発生するのです。

    なので、たとえば「複数の回線をまとめて契約する際にエントリーパッケージを使い、初期費用を0にする」ことはできません。ご家族で一緒にご契約しようと考えていた方などは、注意が必要です。

    もしどうしても契約事務手数料を0円にしたい場合は、契約者を変えて個別にエントリーパッケージを購入し、お申し込みをしてください。

    事務手数料は無料でも“SIM発行手数料”は別

    ただし、SIMカードの発行手数料は変わらずかかります。またパッケージの購入にお金がかかる点には注意してください。

    エントリーパッケージで無料になるのは、あくまで“契約事務手数料の3,300円”のみ。SIMを発行する際にかかる手数料は無料とならないので、注意しましょう。

    SIM手数料はSIMタイプごと異なりますが、SIMカードであれば400円前後、eSIMの場合は220円が初期費用として請求されます

    プラン種別回線タイプSIM形態発行手数料
    音声タイプDSIMカード433円
    音声タイプDeSIM433円
    音声タイプASIMカード446円
    音声タイプAeSIM220円
    データタイプDSIMカード433円
    データタイプDeSIM220円
    SMSタイプDSIMカード433円
    SMSタイプASIMカード446円

    ※データSIMはタイプDのみ(タイプAの提供なし)
    ※SMS SIMはSIMカードのみ(eSIMの提供なし)

    エントリーパッケージを利用しても、初期費用が完全に0円になるわけではない点は覚えておきましょう。

    “公式の初期費用割引”タイミングだと旨味が薄れることも

    パッケージを購入し、ご自宅に届いてからIIJmioに申し込むことになるので、公式サイトでの申し込みより時間と手間がかかります。

    IIJmio公式サイトでは、タイミングによって初期費用割引キャンペーンを実施していることがあります。

    実際に、IIJmio公式サイトでは2025年8月31日までの期間限定で“初期費用が1,100円割引”されるキャンペーンを実施していました。

    この場合、もし少しでも端末割引に魅力を感じているのなら、エントリーパッケージを使うよりも公式の初期費用割引と端末割引を組み合わせた方が、総額でお得になります

    むしろエントリーパッケージを使ってしまうと損をするとも言えますね。

    このように、公式で初期費用割引キャンペーンを実施していた場合は、そちらを利用したほうがメリットが大きくなることも。

    エントリーパッケージの購入前に、公式で実施しているキャンペーンの確認はマストです。

    “すぐ使いたい”人には不向き

    パッケージを購入し、ご自宅に届いてからIIJmioに申し込むことになるので、公式サイトでの申し込みより時間と手間がかかります。

    そもそも、エントリーパッケージを購入した場合のIIJmioのお申し込みの流れは以下のような形になっています。

    エントリーパッケージの購入

    パッケージの到着・コードを使ってお申し込み

    審査ののちSIMカード発送

    SIMカードの到着・開通手続き

    あくまでも、エントリーパッケージを購入して得られたコードを使って、IIJmioへお申し込みをすることで契約事務手数料を0円にできます。

    つまり、エントリーパッケージを使う場合は「購入したコードが手元に届くのを待つ」という過程が発生するわけですね。

    エントリーパッケージは、購入してから手元に届くまで数日かかります。

    そこからIIJmioに申し込んで審査に通ったのちにSIMカードが発送されるため、契約したいと思ってから開通するまで数日〜1週間程度は見ておく必要があります

    お急ぎの方は、ダウンロード版のエントリーパッケージを購入し、即時開通が可能なeSIMを選ぶと良いです。

    ダウンロード版は、購入後にすぐエントリーコードの確認が可能。そしてeSIMにすれば、SIMカードの到着を待つことなく手続きが始められます。最短1日で開通可能です。

    支払いは“本人名義クレカ限定”

    IIJmioの支払いはクレジットカードのみ。せっかくエントリーパッケージを使っても、カードがないがために申し込みができなくては、購入費用が無駄になってしまいます。

    これはIIJmioというサービスの制約ですが、IIJmioでは月額料金の支払方法は“本人名義のクレジットカード”に限定されています。

    デビットカードや口座振替、コンビニ払い等はできません。

    つまりエントリーパッケージを購入しても、クレジットカードがなければ申し込み手続き自体を進めることができないのです

    エントリーパッケージの購入にかかった金額が無駄になってしまいます。

    そのようなことにならないよう、事前に必ずクレジットカードを用意しておきましょう。 

    “種類を間違える”とコスパ悪化

    エントリーパッケージの費用はおよそ400円ほど。しかし、中には初期費用と同額程度のパッケージがあります。間違えてしまうと結局「初期費用を払うのと変わらない」ことになってしまいます。

    そもそも、IIJmioのエントリーパッケージには以下の種類があります。

    種類対応プラン価格
    えらべるSIMカードプリペイドSIM含む
    すべてのプラン
    約400円
    ギガプランパッケージ
    (旧名称:ウェルカムパック)
    プリペイドSIM以外の
    すべてのプラン
    約3,300円
    プリペイドパックプリペイドSIM約4,000円

    用語解説

    ギガプランパッケージ
    “SIMカードが同梱されており即日開通できるパッケージ”のこと。
    パッケージの購入と同時にSIMカードを利用しての開通が可能

    IIJmioでSIMカードを使いたい場合、どうしても「お申し込み後、SIMカードの到着まで数日待つ」ことになってしまいます。

    それが、このギガプランパッケージを購入すれば、パッケージの購入と同時にSIMカードを利用しての開通が可能になるのです。

    すぐに使い始められるという利便性があるが故に、金額が高くなっているのですね。

    プリペイドパックとは、一時的に使える“使い切り型”のSIM・プリペイドSIMが使えるエントリーパッケージです。ギガプランパッケージ同様に、購入してすぐ使うことができます。

    もちろん、このパッケージを購入しても、契約事務手数料3,300円は0円になります。

    しかし、そもそもこのギガプランパッケージの代金が3,300円。契約事務手数料と何ら変わらない額です。プリペイドパックは、金額云々の前に、そもそも一時的にしか使えないもの。

    つまり、えらべるSIMカード以外を購入してしまうと、エントリーパッケージのそのメリットは得られないのです。さらに、パッケージによっては使用が限定されてしまいます。

    購入前に必ず、エントリーパッケージの種類と価格を確認しましょう。

    “返品・返金できない”が基本

    エントリーパッケージは「返品・返金不可」です。誤って購入したり、端末割引を使いたくなったりしてもキャンセルはできません。

    特にダウンロード版はもちろんですが、一度購入したエントリーパッケージは、“コードが記載されている”という性質上、返品・返金ができません。

    よくあるのが「やっぱり端末セールを使いたくなった」と後から心変わりしてしまうこと。

    その場合はもちろんコードを使わなければよいのですが、返金が効かないので、エントリーパッケージ分の代金が少しもったいないですよね。

    購入前に「本当に自分はパッケージで良いのか」をしっかり判断することが重要です

    エントリーパッケージを使うには?手続きの流れ

    エントリーパッケージを使うと決めたら、どのように手続きをすすめたらいいの?

    パッケージを購入して、申し込み時に記載のコードを打ち込めばOKです。それ以降は特段普通のお申し込みと変わりません。

    エントリーパッケージを使ってのお申し込みも、公式サイトから普通に申し込むのとほぼ変わりません。届いたエントリーコードを入力したら、あとは普通のお申し込みと同じように進めてOKです。

    エントリーパッケージを使ったIIJmioの申し込み方法

    • 「えらべるSIMカード」のエントリーパッケージを購入する
      Amazonのダウンロード版が速くておすすめ。家電量販店でも購入可能。
      誤って別のエントリーパッケージを購入しないよう、名称を必ず確認する
    • 公式サイトでエントリーコードを入力して申し込む
      コードが届いたら公式サイトで申し込み。手続きの中でエントリーコードを入力する
    • SIMカードが届き次第開通手続きを行う
      申し込み後にSIMカードが発送される。eSIMの場合は申し込み後にダウンロードが可能になる。その後は一般的な手続きと変わらない

    最も重要なのは、お申し込みの際にエントリーコードの入力を忘れないこと。

    エントリーコードは、後から適用させることはできません。この入力を忘れて申し込みを完了させてしまうと、通常通り3,300円の事務手数料が請求されてしまいます

    申し込みページ内のコード入力欄に、忘れず打ち込むようにしてください。

    まとめ

    IIJmioのエントリーパッケージは初期費用を抑えられる優れもの!落とし穴に注意して利用を決めよう

    今回は、IIJmioのエントリーパッケージについて、そのメリットから注意すべき落とし穴まで詳しく解説してきました。

    エントリーパッケージは「SIMのみで安くIIJmioを使い始めたい」方にとっては非常におすすめ。月額料金より大幅に高い契約事務手数料を0円にできるので、安さを求める方にはぴったりです。

    ただし最大の落とし穴は、公式サイトで展開される「スマホ大特価セール」とは併用できないこと。

    端末の購入を予定されている方は、エントリーパッケージではなく公式サイトから申し込みをする方が断然オトクです。

    この記事で解説した2つのチェックリストを参考に、ご自身の状況がエントリーパッケージの利用に適しているか、確認してみてください。あなたにとって最適な方法で、IIJmioを使い始めましょう。

    IIJmioのエントリーパッケージに関する
    Q&A

    エントリーパッケージに有効期限はありますか?
    基本的に有効期限はありません

    数ヶ月前に購入したものでも基本的には利用可能です。ただし、キャンペーンで発行されたものやあまりに古いコードの場合、利用できない可能性もあります。

    Amazonなどの大手通販サイトで現在販売されているものを購入し、数ヶ月以内に利用するのであれば、有効期限を心配する必要はまずないでしょう。

    とはいえそもそも有効期限を気にするのではなく、申し込みを決めた段階でエントリーパッケージを購入するのがもっとも安心です。

    エントリーパッケージはどこで買うのが一番良いですか?
    ECサイトで販売されている「ダウンロード版」を買うのがもっとも便利です。

    価格が350円〜500円程度と安価なうえ、購入後すぐにEメールでエントリーコードが発行されるため、配送を待つ時間がありません。

    加えてSIMをeSIMにすると、物理的なSIMカードの到着も待つ必要がありません。審査が完了すればすぐに開通手続きを行えるので、スピーディーに利用を開始したい方には最適な組み合わせです。

    ただし、物理的にパッケージやコードを手元に持っておいた方が安心な方は、家電量販店で購入すると良いでしょう。

    MNPワンストップ方式を利用する場合でも、エントリーパッケージは使えますか?
    問題なく使えます。

    MNPワンストップは、乗り換え元の事業者で「MNP予約番号」を事前に取得することなくお申し込みができるもの。もちろん、この乗り換え方法でも、エントリーパッケージを使えます。

    IIJmioの申し込み手続きの中で「MNPワンストップを利用する」を選び、「エントリーコードを入力する」ことを忘れないようにしてください。

    丸山 和輝
    記事の監修責任者
    丸山 和輝

    大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。