2025.10.31(更新:2025.10.31)

simカードを紛失したらまず回線停止|万が一の悪用リスクも可能性が高い順に解説

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記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

格安SIMをお使いの方がスマホを紛失してしまった時、最優先でやるべきことはSIMを止めること。

SIMが使える状態になっていると、スマホを拾った誰かに悪用されてしまうというリスクがあります。

しかし大急ぎでSIMを止めても、その停止までの短い間に誰かに悪用されていないか・悪用されるとしたらどんなトラブルが起こるのか、不安になっている方もいらっしゃると思います。

この記事では、SIMを紛失した際の万が一の悪用リスクについて、そのリスクが高い順にひとつずつご説明します。確認方法や対処法も解説していくので、ぜひ最後までご確認ください。

※最優先※ SIMカードを停止してください

SIMカードを紛失してしまった。どうしたらいいのか?

今すぐにSIMを止めてください。そのままだと、誰かに悪用されてしまうリスクがあります。

再三になりますが、スマホを紛失した方はまず何よりも先にSIMカードを止めてください

特に格安SIMの方は、スマホ本体とSIMとを別個で契約している場合が多いと思います。その場合、スマホ本体の契約先に連絡をしてもSIMを止めることはできません。

必ず、SIMの契約先に連絡してください。

主要キャリア別|SIMの紛失・盗難受付窓口一覧

ご利用中のキャリアによって手続きの方法が違ってきます。各キャリアごと適切な方法でSIMを止めてください。

以下に、主要キャリアのSIM停止窓口をまとめました。

基本的にはお電話でお手続きをするのがもっとも早いですが、身近に端末がなく電話が不可能な場合はオンラインで手続きを進めてください。

ブランド電話番号Web
サイト
受付時間
UQモバイル0120-925-314マイページ24時間
年中無休
ワイモバイル0120-921-156マイページ24時間
年中無休
ahamoお手続きページ
チャットサポート
24時間
年中無休
povoチャットサポート24時間
年中無休
LINEMO0800-919-3442My Menu24時間
年中無休
楽天モバイル0800-600-0500my 楽天モバイル24時間
年中無休
mineo0120-977-384マイページ24時間
年中無休
IIJmio0570-09-4400
(受付時間:9:00~19:00)
会員専用ページWeb手続きは
24時間年中無休
日本通信SIM03-6633-2063
(受付時間:10:00~17:00)
マイページWeb手続きは
24時間年中無休
J:COMモバイル0120-938-362マイページ18:00~翌8:59の間はアナウンス中に2番を押下→夜間センターから折り返し連絡がくる

回線停止までの間に起こり得る悪用リスク一覧

SIMカードの停止は完了した。だけど停止までの間に、誰かに自分のSIMを悪用されていたりしないかな?

可能性はゼロとは言えません。考えられる悪用リスクと、発生時にやるべきことをご説明します。ご自身の状況を確認してみてください。

SIMカード停止までの時間がどれだけ短かったとしても、その間でお客様のSIMが悪用されている可能性はゼロではありません。

SIMの紛失によって起こり得る悪用リスクにはどのようなものがあるか、起きていないか確認する方法と起きていた場合の対処法を解説します。

多くのお客様が、紛失されたスマホの画面ロックは設定済みだと思いますが、SIM PIN(SIMカードのロック)は未設定であると考えられます。

その状況だと仮定して、以下に悪用リスクが“発生する可能性が高い順”に並べました。一度確認してみてください。

名称内容発生
可能性
確認
方法
対処法回復
可能性
犯人に
電話番号を
乗っ取られる
SIMカードが
取得者のスマホに
挿し込まれ、
電話番号が
乗っ取られる
85%確認は不可能。
(手元にあるスマホが
突然圏外になるのが
兆候だが、紛失時は
気づけない)
携帯電話会社へ
連絡し事情を説明。
警察に被害届を提出する。
国際電話の
高額な通話料を
請求される
第三者が
SIMカードを
別の端末に
挿入し、
国際電話や
ナビダイヤルを
利用する
80%PCや家族の
スマホ等から
マイページに
ログインし、
通話履歴や
利用料金を
確認する。
SIM会社に
不正利用を申告、
料金支払について
相談する。
有料サービスへ
勝手に登録され
請求が来る
SMS認証を
利用され
有料コンテンツや
サービスに登録される。
月額課金サービスだと
被害が継続する。
75%PC等から
マイページに
ログインし、
キャリア決済の
利用履歴を
確認する。
見知らぬサービスからの
登録完了メールが
ないか確認する。
登録された
サービスの
事業者に連絡し
事情を説明して
解約・返金を
求める。
LINEやSNSの
アカウントを
乗っ取られる
SMS認証を
突破され
アカウントに
不正ログイン
される。
70%PC等から
アカウントへの
ログインを試みる。
友人・知人に
連絡し、
自分から不審な
メッセージが
届いていないか
確認してもらう。
各SNS運営に
アカウント
乗っ取りを報告し
停止・回復を
依頼。
銀行預金や
PayPay残高を
不正に送金・
利用される
各サービスや
口座の
ID/パスワード等が
既に漏洩している場合、
SMS認証を突破されて
不正送金や
不正決済が
行われる。
40%PC等から
ネットバンクや
決済サービスに
ログインし、
取引履歴や残高に
不審な動きが
ないか確認する。
直ちに金融機関・
決済事業者に
連絡し口座や
アカウントを凍結。
警察に被害届を
提出する。
乗っ取られた
アカウントやデータを
人質に金銭を
要求される
乗っ取った
SNSアカウントを
取り戻すために
金銭(身代金)を
要求される。
20%犯人から
別のSNSや
メール経由で
脅迫メッセージが
来ていないか
PC等で確認。
友人経由で連絡が
来る可能性も。
脅迫の証拠
(スクリーンショット等)
を保全し、
警察に相談する。
詐欺等の
犯罪の犯人に
される
あなたの電話番号が
特殊詐欺の連絡先や
他人への脅迫、
闇バイトの募集等に
使われ、犯罪への
関与を疑われる。
15%能動的な確認は
ほぼ不可能。
発覚後は
警察の捜査に
協力し、SIMカードを
紛失した事実を
客観的証拠
(回線停止の記録等)
と共に説明する。
スマホの中身
(写真・連絡先等)
が流出する
中のデータが
盗み見られたり
ネットに流出
させられる。
10%能動的な確認は
基本的に困難。
PC等から自分の名前や
情報をネット検索
(エゴサーチ)してみる。
流出した場合の
完全回復は
ほぼ不可能

犯人に電話番号を乗っ取られる

電話番号の乗っ取りは、すべてのリスクの始まりと言っても過言ではありません。SIMカードを抜き取れれば、もうお客様の電話番号は犯人のものです。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    SIMカードを抜き取って電話番号を取得し、SMS認証の突破に使う
  • 発生可能性:85%
  • 発生有無の確認方法
    すぐの確認は不可能(手元にあるスマホが突然圏外になるのが兆候だが、紛失時は気づけない)
    身に覚えのない請求やメール等によって、SMS認証の突破つまり電話番号の盗難に気づく
  • トラブル発生時に取るべき対応
    発覚したら警察に被害届を提出する
  • 損失回復可能性:低

お客様のスマホからSIMカードを抜き取って、取得者が自分のスマホに挿し込めば、それだけで電話番号の乗っ取りは完了します。

SIM PINが設定されていれば、お客様のスマホ以外でそのSIMカードを使用する際はPINコードを入力しなければ使えません。

しかし大半の場合、このPINコードは設定されていないことがほとんど。そもそもその存在があまり知られていないうえに、初期設定ではオフになっているからです

そのため、取得者はPINコードを解除することなく、自分のスマホにSIMカードを挿し込むだけで電話番号を乗っ取れるのです。

電話番号がわかれば、SMS認証もらくらく突破完了。この後説明するようなさらなるリスクを招きます。

そしてこの「電話番号が乗っ取られたか」は、現段階で確認する術がありません

お手元にスマホがあれば、突然電話番号が使えなくなるためすぐわかるのですが、スマホを紛失した状態での発生確認はまず不可能。

後日、身に覚えのない請求が届いたりSNSアカウントへのログインの失敗等で気づくことになります。もしこのようなトラブルが発生した場合は、警察へ相談に行ってください。

国際電話を使われ高額な通話料を請求される

あなたの電話番号で国際電話などをかけ、身に覚えのない通話料が請求される可能性もあります。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    第三者がSIMカードを自分の端末に挿入し、国際電話やナビダイヤルを利用する
  • 発生可能性:80%
  • 発生有無の確認方法
    PCや家族のスマホ等からマイページにログインし、通話履歴や利用料金を確認する
  • トラブル発生時に取るべき対応:
    携帯電話会社に不正利用を申告し、料金支払について相談する
  • 損失回復可能性:中

今ご説明したように、紛失したスマホからSIMカードを抜き取り自分のスマホに挿すだけで、スマホの取得者はあなたの電話番号を自由に使うことができます。

もちろん国際電話もかけられますが、その高額な請求はSIMの契約者であるお客様に届いてしまいます

これはSIMカードを抜き取るだけで、スマホそのもの画面ロックに関係なく行える悪用方法であるため、起こる可能性が極めて高いと言えます。

PCやご家族のスマホを使ってマイページにログインし、通話履歴や電話料金を確認してみてください。

覚えのない通話記録や高額な通話料金が発生していれば、このリスクが発生している可能性がかなり高いです

ちなみに携帯会社には不正利用の減免制度がある場合が多いですが、適用されるには警察への届出等が必要になります。加えて全額が必ず補償されるとは限りません。

有料サービスへ勝手に登録され料金が請求される

入手した電話番号でSMS認証を突破し、アプリ内課金やサブスクサービスに勝手に登録されて継続的な課金が発生することもあります。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    SMS認証を利用され、キャリア決済で有料コンテンツやサービスに登録される。月額課金サービスだと被害が継続する。
  • 発生可能性:75%
  • 発生有無の確認方法
    PC等からマイページにログインし、キャリア決済の利用履歴を確認する。見知らぬサービスからの登録完了メールがないか確認する
  • トラブル発生時に取るべき対応
    登録されたサービスの事業者に連絡し、事情を説明して解約・返金を求める
  • 損失回復可能性:中

こちらも同様に、SIMカードを抜き取り第三者のスマホに挿し込むだけで起こるものです。SIMカードが入っていれば、SMSもそのスマホに届くようになります。

SMSが届くということは、有料コンテンツやサービスへの登録時に発生する“SMS認証”も容易に行えるということ。SMS認証さえできれば、キャリア決済時にIDやパスワードを知っている必要がありません。

そうして登録されたサービスで勝手に商品を購入されてしまい、料金が発生するわけです。

キャリア決済という手軽な支払い方法で換金性の高い商品を購入できるため、実行難易度としても犯人が得られる利益の面から見ても起こりやすいリスクと言えます。

こちらも、PC等からお客様のマイページにログインし、不審な支払いがないかキャリア決済の利用履歴を確認してみてください。

もし不正利用があれば、それも携帯会社の補償制度の対象となる場合があります。またサービスによっては事情を説明すれば解約・返金に応じてくれることも。

ただし、購入したのがデジタルコンテンツや換金性の高いギフト券などの場合、解約や返金は難しくなってしまいます。

LINEやSNSのアカウントを乗っ取られる

犯人が乗っ取った電話番号でSMS認証を行えば、あなたのSNSやメールに簡単にログインが可能です。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    SMS認証を突破され、アカウントに不正ログインされる。友人や知人になりすまして金銭(プリペイドカード等)を要求する詐欺に悪用されることも。
  • 発生可能性:70%
  • 発生有無の確認方法
    PC等から自身のアカウントへのログインを試みる。
    友人・知人に連絡し、自分から不審なメッセージが届いていないか確認してもらう
  • トラブル発生時に取るべき対応
    各SNS運営にアカウント乗っ取りを報告し停止・回復を依頼
  • 損失回復可能性:中

多くのSNSがパスワード再設定等の認証にSMSを利用しています。そのため、お客様のSIMカードさえあればアカウントを乗っ取れてしまうわけです。

乗っ取ったアカウントでSNSに勝手に投稿されることはもちろん、詐欺に利用されることもあるかもしれません。

もしPC等から自身のアカウントへのログインができれば、一時的にサービスを停止するなどの対処を行いましょう。

万が一乗っ取られてしまった場合でもアカウント自体は取り戻せることはあります。ただし、犯人が「どこまで各SNSのユーザー情報を変更しているか」で、損失回復可能性が大きく変動します

乗っ取りに気づいたら、なるべく迅速に各SNSごとの復旧手順を行ってください。

銀行預金やPayPay残高を不正に送金・利用される

ネットバンキングや決済アプリにログインすれば、不正な送金や資産の利用が容易にできてしまいます。ただし、ログインにはパスワード等も必要になるため、SMS認証だけができても起こりません。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    ID/パスワード等が既に漏洩している場合、SMS認証を突破されて不正送金や不正決済が行われる。
  • 発生可能性:40%
  • 発生有無の確認方法:
    PC等からネットバンクや決済サービスのサイトにログインし、取引履歴や残高に不審な動きがないか確認する
  • トラブル発生時に取るべき対応
    直ちに金融機関・決済事業者に連絡し口座やアカウントを凍結する。その後警察に被害届を提出する
  • 損失回復可能性:高

SMS認証だけで完結するSNS等と違い、ネットバンク等はIDやログインパスワードなど、複数の認証要素が必要になります

SIMカードだけでなくこれらの情報を追加で知らなければこのリスクは発生しないため、発生可能性はSNSの乗っ取りよりも低くなるのです。

こちらもPC等別のデバイスからネットバンクや各種決済サービスのサイトにログインし、取引履歴や残高に不審な動きがないか確認してください。

もし被害にあった場合でも、預金者保護法や各金融機関の補償制度により、不正利用された金額は原則として補償されます

発生がわかったら、迅速に金融機関や決済事業者に連絡をしてアカウントを凍結させましょう。

乗っ取られたアカウントやデータを人質に金銭を要求される

乗っ取ったSNSアカウントやデータを人質にして、「公開されたくなければ金銭を支払え」などと脅迫してくる可能性もなくはありません。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    乗っ取ったSNSアカウントの知人関係やプライベートなやり取りを暴露するなどと脅され、金銭(身代金)を要求される。
  • 発生可能性:20%
  • 発生有無の確認方法
    犯人から別のSNSやメール経由で脅迫メッセージが来ていないかPC等で確認する。友人経由で連絡が来る可能性もある
  • トラブル発生時に取るべき対応
    脅迫の証拠(スクリーンショット等)を保全し、警察に相談する
  • 損失回復可能性:

これは、LINEやSNSの乗っ取りが成功した際に起こりやすいものです。

そのうえで、犯人がわざわざそれらSNSを使ってお客様を脅迫することになるため、言ってしまえば犯人側に少し手間がかかります。発生する可能性はあまり高くないでしょう。

他のリスクと同様に、PC等のデバイスで、別のSNSやメールに脅迫メッセージが来ていないか確認しましょう。

もし来ていた場合、絶対に金銭を支払ってはいけません。一度支払ってしまったら、その金銭を回収するのはほぼ不可能です

脅迫の証拠となるスクリーンショット等を大切に保管したうえで、警察に相談してください。

詐欺などの犯罪の犯人にされる

あなたの電話番号が振り込め詐欺やフィッシング詐欺の送信元として悪用されることも。契約者であるあなたが犯人とされてしまう可能性もあります。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    あなたの電話番号が、特殊詐欺の連絡先や、他人への脅迫、闇バイトの募集などに使われ、犯罪への関与を疑われる。
  • 発生可能性:15%
  • 発生有無の確認方法
    能動的な確認はほぼ不可能。警察から連絡が来て初めて発覚することがほとんど
  • トラブル発生時に取るべき対応
    警察の捜査に協力し、SIMカードを紛失した事実を客観的証拠(回線停止の記録等)と共に説明する
  • 損失回復可能性:高

お客様の電話番号が、振り込め詐欺やフィッシング詐欺の送信元として悪用されるリスクです。

SIMカードさえ抜けば簡単に起こり得るものではありますが、この詐欺そのものが金銭的な利益に直接結びつきにくいため、あまり実行されないと推察されます

現段階でリスクの発生を確認する方法はありません。警察から連絡が来て初めてわかることがほとんどです。

ただし、もし発生した場合“無実を証明すること”は可能です。回線の停止記録など客観的な証拠を残しておいてください。警察から連絡が来た場合、これらの記録を用いて説明しましょう。

スマホの中身(写真・連絡先など)が流出する

メールアドレスやクラウドストレージのアカウントがわかれば、保存されている写真や連絡先の入手が可能になります。

本リスクの詳細

  • 具体的なトラブル内容
    中のデータが盗み見られたり、ネットに流出させられたりする。
  • 発生可能性:10%
  • 発生有無の確認方法
    能動的な確認は基本的に困難。PC等から自分の名前や情報をネット検索(エゴサーチ)してみる
  • トラブル発生時に取るべき対応
    遠隔操作で端末のデータを消去する。
    ただし流出した場合の完全回復はほぼ不可能
  • 損失回復可能性:低

写真等のデータはスマホ本体に保存されており、SIMカードには入っていません。そのため、SIMカードを取得者が自身のスマホに移しただけでは、データが流出することはほぼありません。

このデータを盗まれるとしたら、それはスマホ本体の画面ロックが突破された時。

裏を返せば、スマホ本体が失われているのなら、SIMカードを止めてもデータが流出する可能性はゼロにはならないとも言えます

そしてこのトラブルの発生確認は非常に難しいです。SNSやWeb上でご自身の名前をエゴサーチしてみるなどしか、確認方法がありません。

そして、仮にデータが流出した場合の完全削除もほぼ不可能と言っていいでしょう。

心配であれば、PC等の別のデバイスから「端末を探す」機能にアクセスし、リモートでスマホ内のデータをすべて削除してください。

SIMカードの再発行方法

SIMカードはどのように再発行をすればいいの?

再発行はWebから簡単にできます。費用は3,000~5,000円程度で、およそ1週間程度で到着します。

SIMを止めたら、併せてSIMカードの再発行も依頼しましょう。

再発行は基本的にWebから申請が可能です。もし家電量販店や店舗の営業時間内であれば、直接店舗に出向いて手続きをするのでもかまいません。

SIMカードの再発行にはおよそ3,000~5,000円ほどがかかります。また再発行にはマイナンバーカードや運転免許証等の本人確認書類が必要になるので、併せて準備しておきましょう

店舗で手続きをするのであれば新しいSIMカードはその場で手に入ることが多いです。

Webでのお手続きになると、新しいSIMカードは手続き完了後にご自宅に郵送されることになります。スマホが使えるようになるまで1週間程度時間がかかると考えてください。

お急ぎならSIMカードではなくeSIMを発行するのも手

少し時間がかかりすぎる…スマホは手元に戻ってきたからすぐに使いたいんだけど、どうにかならないのかな?

SIMカードではなくeSIMであれば、1時間ほどで使えるようになりますよ。費用も大幅に節約できます。

もし「SIMカードの再発行には手間がかかりすぎる」と感じるのであれば、SIMカードではなくeSIMを発行することをおすすめします。

用語解説

eSIM
スマホ端末に内蔵されるデジタルSIMのこと。端末に組み込まれたICチップに、電話番号などの契約者情報をダウンロードして利用する。
ただしeSIMの取り扱いがない格安SIMもあるので注意

オンラインで手続きをしてeSIMをダウンロードすれば、最短数分から1時間程度で通信を再開できます。

さらに、多くのキャリアではeSIMの再発行手数料が無料に設定されているのもありがたいポイントです。

また、仮に今後またスマホを紛失してしまったとしても、“SIMカードの抜き取り”つまり電話番号の乗っ取りが発生するリスクを減らせます

ただし、お使いのスマホがeSIMに対応している必要があるので、事前に各キャリアのサイトで「ご自身のスマホがeSIM対応の機種か」を確認してください。

まとめ

SIMカードを紛失した時はまず回線を止める!今すぐ止めれば悪用リスクは防ぎやすい

SIMカードを紛失した際は、まず何よりも先にSIMを止めてください。紛失から停止までの期間が短ければ短いほど、SIMカードの悪用リスクを防ぐことができます。

また、SIMカードを悪用された際は、基本的にPC等別のデバイスからお客様のマイページにログインし、状況を確認してみることが大切。

不審な決済・購入履歴はないか、通話履歴はないか等、よく確認してみてください。何か不審な点が発見された際は、まずキャリアに相談してください。場合によっては、支払いの必要がなくなります。

また悪質なものは警察に相談・被害届を提出することもできます。「回線を停止した」という事実を証拠として残しておくようにしてください。

SIMカードを紛失された際に
よく頂く質問

SIMを止めた後になくしたスマホが見つかったのですがどうしたらいいですか?
SIMカードの再発行手続きをしたかどうかで対応が変わります。

一度再発行の手続きをすると、見つかった古いSIMカードは無効化されてしまうため使うことはできません。

まだ再発行を申し込んでいないのなら、マイページから“回線停止の解除手続き”を行ってください。手続きが済むとまた同じ電話番号が使えるようになります。

すでに新しいSIMの再発行を申し込んでしまった場合は、新しいSIMカードが届くのを待って、そちらを利用してください。

SIMカードが届くまでの間は電話はできませんか?
インターネット回線を利用してのアプリ通話なら可能です。

SIMカードがないと電話番号が使えないので、SIMカードがない間は電話をすることができません。またモバイル通信も不可能です。

ただしWi-Fi環境下であれば、SIMカードがなくてもスマホが使えます。そのため、Wi-Fi環境下においてLINE等のアプリを使えば通話は可能です。

SIMカードの紛失防止のために、やっておくべきことは何ですか?
SIM PINを設定してください。

SIM PINは、わかりやすく言うとSIMカードのロックです。スマホの“画面ロック”のSIM版だと考えてください。

これを設定しておけば、SIMカードが別のスマホに差し込まれた時に、PINコードの入力が必須になります。PINコードが入力できなければ、電話番号が乗っ取られることもありません。  

新しいSIMカードが届いたら、今後のために必ず設定しておくことを強くおすすめします。設定はiPhone、Androidともに「設定」アプリから簡単に行えます。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。