ビッグローブ光の事業者変更ガイド｜違約金を実質ゼロにする全手順と乗り換え先の選び方

ビッグローブ光の事業者変更とは｜乗り換え手続きの基本

乗り換えの際に立ちはだかるハードルを解消する鍵、それが「事業者変更」です。

この手続きを正しく理解することが、お得でスムーズな乗り換えへの第一歩となります。

では、なぜ事業者変更はこれほどまでに簡単なのか。

その理由は、ビッグローブ光も多くの乗り換え先候補も採用している、「光コラボレーション（光コラボ）」というサービスの仕組みそのものにあります。

光コラボの事業者は、すべて共通のNTT回線網を利用しています。

そのため、事業者変更では既存の設備をそのまま流用し、契約先だけを切り替えることが可能です。

この仕組みが、お客様にとって大きな2つのメリットを生み出します。

つまり、お客様は面倒な工事の立ち会いや、ネットが不通になる期間といった物理的・時間的な負担をほとんど感じることなく、契約先だけをスマートに切り替えられるのです。

ただし、この便利な「事業者変更」という手続きが使えるのは、あくまで「光コラボから光コラボへ」乗り換える場合に限られます。

光回線の乗り換え方法は、お客様の現在の契約状況と、次に選ぶ回線の種類との組み合わせによっていくつかの種類に分類されます。

ここで一度、全体像を比較表で整理し、違いを明確にしておきましょう。

乗り換え手続きの種類と比較

手続きの種類	現在の契約	乗り換え先	工事の有無
事業者変更	光コラボ	別の光コラボ	原則不要
転用	フレッツ光	光コラボ	原則不要
新規契約	光コラボ フレッツ光 独自回線	独自回線 (auひかり/NURO光など)	原則必要

このように、現在のご契約状況と乗り換え先の種類によって、手続きの名称や内容が異なることを覚えておきましょう。

なお、auひかりやNURO光といった独自回線へ乗り換える「新規契約」の場合でも、ご自宅にNTTの光コンセント設備が残っていれば、工事不要で開通できるケースもありますよ。

ビッグローブ光の事業者変更｜6つのステップで完了する全手順

事業者変更の全体像を掴んでいただいたところで、ここからは、乗り換えを成功させるための具体的な手順を6つのステップに分けて詳細に解説していきます。

このプロセスを一つずつ着実に実行することが、スムーズで間違いのない乗り換えを実現する最短ルートです。

それでは、最初のステップから見ていきましょう。

ステップ1：契約内容を確認して解約費用を把握する

何事も、最初に行うべきは現状把握です。特に、金銭的な負担がどの程度発生する可能性があるのかを事前に明確化しておくことは、乗り換え戦略を立てる上で最も重要な工程と言えます。

後から想定外の費用に驚くことがないよう、まずはビッグローブ光の解約時に発生しうる費用を正確に把握しましょう。

ビッグローブ光から請求される可能性がある費用は、主に以下の2つです。

以前はビッグローブ光側で「事業者変更手数料」が3,300円発生していましたが、2022年7月1日以降は無料となっています。

これらの情報は、ビッグローブ光の会員サポートページである「マイページ」から確認が可能です。

特に注視すべきは、「解約違約金」が発生しない「契約更新月」はいつか、そして「回線工事費の分割払いが残っていないか」という2点です。その2つの費用について、具体的な金額を見ていきましょう。

1. 解約違約金

解約違約金は、お客様がビッグローブ光を契約した時期によって金額が大きく変動します。

これは、2022年7月の法改正が大きな分岐点となっているためです。

契約した時期	違約金（戸建て）	違約金（マンション）
2022年6月30日以前	11,900円	9,500円
2022年7月1日以降	4,230円	3,360円

このように、契約時期によって倍以上の差が生まれます。

ただし、3年プランの契約更新月に解約すれば、この違約金は発生しません。

2. 回線工事費の残債

新規契約時に発生した回線工事費を分割払いにしている場合、その支払いが残っている可能性があります。

ビッグローブ光の工事費は、実質無料キャンペーンを適用した場合、以下の金額で36回払いに設定されていることが一般的です。

住居タイプ	工事費	分割払い
戸建て	19,800円	550円 × 36回
マンション	16,500円	458円 × 36回

例えば、戸建てプランを24ヶ月（2年）で解約する場合、「550円 × 残り12ヶ月 = 6,600円」の残債を一括で支払う必要があります。

ご自身の正確な費用は必ず「マイページ」で確認が必要ですが、上記を参考に「違約金」「工事費残債」「事業者変更手数料」の3つを合算すれば、乗り換え費用の総額を大まかに算出できます。

ステップ2：事業者変更承諾番号を取得する

乗り換え費用の全体像が見えたら、次は手続きの核心部分である「事業者変更承諾番号」の取得へと進みます。

これは、事業者変更手続きを行う上で、お客様の契約情報を正しく引き継ぐために必ず必要となる、11桁の英数字（例：F0123456789）で構成された、いわば「引継ぎ番号」です。

承諾番号の取得手続き手順は以下の通りです。

電話口で継続利用を促されることも想定されますが、「すでに乗り換え先は決めています」と明確に伝えれば、スムーズに手続きは完了します。

そして、このステップで最も注意すべき点が一つあります。

それは、発行された事業者変更承諾番号には、「発行日を含めて15日間」という非常に短い有効期限が定められている点です。

もしこの期限を一日でも過ぎてしまうと番号は効力を失い、再度、面倒な発行手続きをやり直す必要が出てきてしまいます。

この二度手間を確実に避けるためにも、承諾番号を取得したら、間を置かずに次の「乗り換え先の申し込み」ステップへ進むことを強く推奨します。

ステップ3：乗り換え先の光回線を決めて申し込む

事業者変更承諾番号が無事に発行されたら、15日間の有効期限が切れる前に、乗り換え先の光回線への申し込み手続きを行います。

このステップは、今後のインターネット料金や利用の快適さを左右する、最も重要な意思決定の場面です。

乗り換え先の選定において、判断基準となる重要なポイントが2つあります。

1. ご自身のスマホキャリアとの連携

現在、多くの通信事業者が、自社系列の光回線とスマホをセットで契約することで、月々のスマホ料金が割引になる「セット割」を提供しています。

この割引は契約者本人だけでなく、ご家族のスマホも対象になる場合が多く、通信費全体で考えると非常に大きな節約効果が期待できます。

特別な理由がない限りは、現在お使いのスマホキャリアに合わせた光回線を選ぶのが、最も経済的合理性の高い選択と言えるでしょう。

2. 申し込み窓口の選定

光回線の申し込み窓口は、公式サイトだけではありません。

「Web代理店」とよばれる、独自のキャンペーンを展開するオンラインの申し込み窓口が存在します。

多くの場合、公式サイトから申し込むよりも、このWeb代理店を経由した方が、数万円単位の高額な現金キャッシュバックを受け取れるため、実質的な負担を大幅に軽減できます。

これらのポイントを踏まえて乗り換え先を決定したら、いよいよ申し込み手続きです。

Web代理店の申し込みフォームでは、契約種別を選ぶ項目で「新規」や「転用」と間違えず、必ず「事業者変更」を選択してください。

手続きの途中で、ステップ2で取得した「事業者変更承諾番号」の入力が求められますので、手元に準備しておきましょう。

ステップ4：乗り換え先の開通案内（契約書類）を受け取る

Webからの申し込み手続きが完了して一息つくと、およそ1週間から10日ほどで、新しい光回線事業者から「開通のご案内」といった表題の契約書類一式が郵送されてきます。

この書類には、単なる契約内容の控えだけでなく、実際にインターネットへ接続するために不可欠な「接続ID」や「パスワード」といった、非常に重要な認証情報が記載されています。

これらの情報は、後のステップで解説するWi-Fiルーターの初期設定で必ず使用することになるため、回線が切り替わる当日まで、絶対に紛失しないよう厳重に保管してください。

もし万が一、書類が見当たらない、あるいは誤って破棄してしまったという場合は、速やかに乗り換え先の事業者のサポートセンターへ連絡し、再発行を依頼しましょう。

ステップ5：自動切り替え日を待つ（当日の作業はほぼ不要）

乗り換え先の申し込みが完了し、契約書類も手元に届いたら、あとは事業者間で調整された「回線切り替え日」を待つだけとなります。

事業者変更の最大のメリットの一つが、この切り替えが自動で行われる点です。

お客様の自宅に作業員が訪問することはなく、NTTの局舎内でビッグローブ光から新しい事業者へ、回線の接続先が遠隔で変更されます。

そのため、お客様が切り替え当日に何か特別な作業をしたり、そのために在宅したりする必要は基本的にありません。

ただし、1点だけ、切り替え後にお客様自身での作業が必要となる場合があります。

それは、Wi-Fiルーターの再設定です。

Wi-Fiルーターには、インターネットに接続するためのプロバイダ認証情報（IDやパスワード）が保存されています。

回線が新しい事業者に切り替わったことで、この情報を新しい事業者のものに更新する必要があるのです。

設定方法は、ステップ4で受け取った契約書類に同封されているマニュアルや、ルーターの取扱説明書に詳しく記載されています。

もしご自身での設定に不安を感じる場合は、乗り換え先のサポートセンターへ連絡すれば、電話口で丁寧に案内してくれますので、心配はいりませんよ。

ステップ6：ビッグローブ光のレンタル機器を返却する

無事に新しい光回線への切り替えが完了したら、手続きの最終段階です。

ここで、返却する機器とそのまま使い続ける機器を、間違えないようにしてください。

【そのまま使い続ける機器（返却不要）】

事業者変更では、NTTからレンタルされている機器は、次の事業者でも継続して利用するため、返却する必要はありません。

もし誤って返却してしまうと、インターネットが利用できなくなり、再設置のために余計な時間と費用がかかる可能性があります。

これらの機器には「NTT」のロゴが入っていますので、一つの目印にしてください。

【返却が必要な機器】

返却の対象となるのは、ビッグローブ光から直接レンタルした機器のみです。

代表的なものは、ビッグローブ光独自のWi-Fiルーターです。機器に「BIGLOBE」のロゴやシールが貼ってあれば、それは返却対象となります。

対象機器がある場合、乗り換え手続きが完了するとビッグローブ光から「返却キット」が送られてきます。

このキットに返却対象の機器のみを入れ、着払い伝票を使って返送してください。

もし、このビッグローブ光からのレンタル品を期限までに返却し忘れると、機器代金に相当する金額を請求される可能性があります。

返却キットが届いたら、中身をよく確認し、対象機器のみを速やかに返送しましょう。

これで、ビッグローブ光からの事業者変更手続きはすべて完了となります。

ビッグローブ光の解約費用を実質ゼロに！おすすめ乗り換え先4選

解約費用の総額を見て、「やはり乗り換えは金銭的な負担が大きい…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その懸念は、各光回線事業者が展開する「解約費用を還元するキャンペーン」「高額キャッシュバック」を賢く活用することで払拭できます。

ビッグローブ光の解約費用は多くの場合2万円前後に収まるため、どちらの形式であっても、実質的な負担をゼロにすることが十分に可能です。

ここからは、この強力な乗り換えサポートの実施を大前提として、お客様の状況に合わせて最もメリットが大きくなる、選りすぐりの乗り換え先を4社ご紹介します。

まずは、各社の特徴を比較表で俯瞰してみましょう。

ビッグローブ光からのおすすめ乗り換え先比較

光回線	月額料金 （戸建）	月額料金 （マンション）	スマホセット割 の対象キャリア	主な キャンペーン
ドコモ光	5,720円	4,400円	ドコモ	違約金還元（最大25,000pt） ＋キャッシュバック
ソフトバンク光	5,720円	4,180円	ソフトバンク ワイモバイル	違約金還元（最大100,000円）
@nifty光	5,720円	4,378円	au UQモバイル	キャッシュバック30,000円
GMOとくとくBB光	4,818円	3,773円	なし (基本料金が安い)	違約金還元（最大60,000円） ＋キャッシュバック
ビッグローブ光	5,478円	4,378円	au / UQモバイル

※2025年9月現在の情報です。

それでは、各サービスの詳細を一つずつ見ていきましょう。

ドコモユーザーなら「ドコモ光」

ご自身やご家族がドコモのスマートフォンを利用されている場合、乗り換え先の選択において「ドコモ光」が最適解であることは論を待ちません。

その最大の理由は、ご家族全員のスマホ料金が永年最大1,210円割引になる「ドコモ光セット割」が適用できる、唯一の光コラボレーションサービスだからです。

例えば3人家族で全員がドコモユーザーであれば、毎月3,630円、年間では43,560円もの通信費を圧縮できる計算となり、その経済的メリットは絶大です。

そして、ドコモ光の価値を最大限に引き出す上で欠かせないのがプロバイダ選びです。

ドコモ光は21社の提携プロバイダから自由に選べるのが特徴ですが、通信速度の安定性とキャンペーンの充実度を考慮すると、「GMOとくとくBB」が最も推奨できる選択肢です。

申し込みは、dポイント還元が中心の公式サイトよりも、高額な現金キャッシュバックが受け取れる「GMOとくとくBBの特設サイト」から手続きするのが、最も賢い選択と言えるでしょう。

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーなら「ソフトバンク光」

ソフトバンクまたはワイモバイルのスマホをお使いのお客様にとって、最もメリットが大きいのは「ソフトバンク光」です。

最大の魅力は、言わずもがな「おうち割 光セット」によるスマホ料金の割引です。

ソフトバンクは毎月最大1,100円、ワイモバイルは最大1,650円が永年割引となり、ご家族の通信費全体を劇的に改善できます。

それに加え、ソフトバンク光が提供する乗り換えサポートは、他社と比較しても群を抜いて手厚いのが特徴です。

公式の「あんしん乗り換えキャンペーン」では、ビッグローブ光の解約時に発生した違約金や工事費残債などを、最大10万円まで普通為替でキャッシュバックしてくれます。

この10万円という上限額は、解約費用がどれだけ高額になったとしても、ほぼ全てのケースをカバーしきれるほどの金額です。

「とにかく費用の心配を一切せずに乗り換えたい」というお客様にとって、これ以上なく安心できる選択肢と言えるでしょう。

au・UQモバイルユーザーなら「@nifty光」

auやUQモバイルのスマホをお使いのお客様が、乗り換え後も「auスマートバリュー」や「自宅セット割」を継続したい場合、@nifty光は最も合理的でメリットの大きい選択肢と言えます。

その理由は、以下の通りです。

1. 月額料金が安くなり、長期的に節約できる

@nifty光の月額料金は、ビッグローブ光よりも安価に設定されています。

一度きりのキャッシュバックと違い、月額料金の差は契約している限りずっと続くため、長期的に見れば最も大きな節約効果を生み出します。

2. 乗り換え費用を十分にカバーできるキャッシュバック

Web代理店から申し込むことで、最大30,000円のキャッシュバックを受け取れます。

この金額は、ビッグローブ光の解約違約金や工事費残債を十分にカバーできるため、実質的な負担なく乗り換えることが可能です。

3. 高性能Wi-Fiルーターが最大25カ月無料で使える

@nifty光は、次世代通信「v6コネクト（IPoE IPv6）」に対応した高性能なWi-Fiルーターを、最大25カ月間無料でレンタル提供しています。

26カ月目以降は月額550円のレンタル料金が発生しますが、2年以上にわたってルーターの購入費用やレンタル費用を節約できる、非常にお得な特典です。

「スマホ割を継続」という必須条件をクリアした上で、「月額料金の削減」「初期費用の補填」「追加費用の抑制（ルーター代）」という3つの経済的メリットを同時に享受できる@nifty光は、au・UQモバイルユーザーにとって、最もバランスの取れた優れた乗り換え先です。

上記以外の格安SIMユーザーなら「GMOとくとくBB光」

ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリア以外の、いわゆる「格安SIM」をご利用中のお客様の場合、乗り換え先の選定基準は非常に明快です。

それは、「余計な割引に頼らず、光回線そのものの基本料金がとにかく安いこと」に尽きます。

その基準で選ぶなら、「GMOとくとくBB光」が最も有力な候補となります。

GMOとくとくBB光は、特定のスマホセット割がない代わりに、月額料金そのものが業界最安級の価格帯に設定されています。

割引後の料金を比較するまでもなく、素の価格で他社を圧倒する安さが最大の武器です。

さらに、もう一つ見逃せない大きなメリットがあります。

それは、多くの光回線が設けている「契約期間の縛り」が一切存在しない点です。

いつ解約しても違約金は0円のため、「もし通信速度に満足できなかったら…」といったリスクを考えることなく、気軽に契約できるのは大きな魅力と言えるでしょう。

シンプルに安さを追求したい、契約の縛りというストレスから解放されたい、というお客様にとって、GMOとくとくBB光は最も満足度の高い選択肢となるはずです。

　

ビッグローブ光の事業者変更に関する3つの注意点

最後に、ビッグローブ光の事業者変更で失敗しないために、特に注意していただきたいポイントを3つに絞って解説します。

手続きを始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、しっかりと目を通してくださいね。

注意点1：2022年7月以前の契約は違約金が高額になる

解約時に発生する違約金の額は、お客様がビッグローブ光をいつ契約したかによって大きく異なります。

2022年7月1日に施行された改正電気通信事業法により、それ以降の契約については、違約金の上限が月額料金1ヶ月分相当額に定められました。

しかし、それ以前の契約は、この法律の対象外となります。

そのため、2022年6月30日以前にビッグローブ光を契約したお客様が更新月以外で解約する場合、以下のような高額な違約金が発生する可能性があります。

【2022年6月30日以前の契約の場合】

プランタイプ	違約金
ファミリータイプ（戸建て）	11,900円
マンションタイプ（集合住宅）	9,500円

「そんなに高額だと、乗り換えられない…」と不安に思うかもしれませんが、大丈夫です。

前の章でご紹介したような「解約費用を還元するキャンペーン」を実施している光回線を選べば、たとえ違約金が高額になったとしても、その費用を乗り換え先に負担してもらえます。

まずはご自身の契約時期をマイページで確認し、違約金が高額になる場合は、必ず乗り換え先のキャンペーン内容を重視して選ぶようにしましょう。

注意点2：事業者変更承諾番号には有効期限がある

ステップ2で解説した通り、ビッグローブ光から発行される事業者変更承諾番号には、「15日間」という有効期限が設けられています。

もし、この有効期限を1日でも過ぎてしまうと、取得した番号は無効になってしまいます。

その場合、再度ビッグローブ光へ電話をして、承諾番号を再発行してもらうという手間のかかる二度手間が発生してしまいます。

こういった事態を避けるためにも、事業者変更承諾番号を取得したら、間を置かずにすぐに乗り換え先の光回線へ申し込むのがスムーズです。

あらかじめ乗り換えたい光回線を決めてから承諾番号を発行し、その日のうちに申し込みまで完了させる、という流れが最も効率的でおすすめですよ。

注意点3：乗り換え特典（キャンペーン）の申請を忘れない

乗り換え先の光回線を選ぶ上で、非常に魅力的な「違約金負担」や「高額キャッシュバック」といったキャンペーンですが、これには一つ、多くの方が見落としがちな重大な注意点があります。

それは、これらのキャンペーン特典を受け取るためには、お客様自身による申請手続きが別途必要になるケースがほとんどだということです。

申し込みさえすれば自動的に適用されるものだと誤解していると、せっかくの特典をもらい損ねてしまうという、非常にもったいない事態になりかねません。

キャンペーンの形式によって、申請方法が主に2つに分かれます。

1. 違約金負担キャンペーンの場合

ビッグローブ光の解約にかかった費用を証明する書類（マイページからダウンロードできる請求明細書など）を、乗り換え先が指定する方法（Webフォームからのアップロードなど）で提出する必要があります。

2. 高額キャッシュバックの場合

開通してから数ヶ月後（事業者によっては11ヶ月後など）に、手続き案内のメールが届き、そのメールから指定された期間内（例：30日以内）に振込口座を登録する、という形式が一般的です。

この案内メールを見逃したり、口座登録を忘れたりすると、キャッシュバックの権利が失効してしまいます。

どちらの形式であっても、申請期限が設けられています。

申し込み時にキャンペーンの適用条件を細部までよく確認し、忘れないようにスマートフォンのカレンダーやリマインダーに登録しておくことを強く推奨します。

この記事では、ビッグローブ光から他の光回線へ乗り換える「事業者変更」の具体的な手順と、その際に重要となるポイントを解説しました。

結論として、事業者変更は決して難しい手続きではありません。

事前にご自身の契約状況から解約費用を正確に把握し、「事業者変更承諾番号」を取得、そしてご自身のスマホキャリアに合わせた最適な乗り換え先を選ぶ。

この一連のステップを正しく踏むことで、乗り換えは驚くほどスムーズに進みます。

さらに、多くの事業者が提供する「違約金負担」や「高額キャッシュバック」といったキャンペーンを最大限に活用すれば、金銭的な負担を実質ゼロに抑えることも十分に可能です。

ぜひこの機会に、ご自身の使い方に合った、より快適で経済的なインターネット環境への一歩を踏み出してみてください。