2025.12.12(更新:2025.12.12)

フレッツ光クロス プロバイダ比較|速度・安定性と月額料金から導く“本当に得な”10ギガ回線の選び方

比較
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「フレッツ光クロスで10ギガ回線を引くなら、どのプロバイダが一番得なのか?」という疑問を持つ方は多いですね。

結論からお伝えすると、フレッツ光クロスのプロバイダ自体は、速度や品質の差は小さく、東日本ならBIGLOBE、西日本ならandlineがコスパ面での本命候補になります。

ただし、回線料金や工事費、スマホセット割まで含めたトータルコストで見るとフレッツ光クロスはお勧めできません。

というのは、同じフレッツ光クロス回線を使った、プロバイダ“一体型”の光コラボをスマホキャリアに合わせて選ぶ方がお得だからです。

この記事では、以下の3つを整理しながら、どの回線・どのプロバイダを選ぶのが合理的かを分かりやすくお伝えします。

  • フレッツ光クロス対応プロバイダの特徴と料金
  • 光コラボ10ギガとの費用・キャンペーン比較
  • コスパ重視・速度重視それぞれの「最適な10ギガ回線の選び方」

フレッツ光クロスと光コラボ10ギガのどちらを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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結論|フレッツ光クロスで選ぶならこのプロバイダ

フレッツ光クロスで10ギガを使いたい場合、どのプロバイダを選ぶのが一番お得なんでしょうか?

フレッツ光クロスでは比較的に月額料金が安いプロバイダが候補です。ただし、料金を重視するなら光コラボの10ギガ回線も選択肢に入れてください。

フレッツ光クロスは「回線」と「プロバイダ」を別々に選べる10ギガ回線ですが、同じ「VNE」を使う限り、プロバイダ名が変わっても体感速度の差はそこまで大きくありません。

そのため、実測値の傾向を押さえたうえで、最終的には月額料金・契約条件・キャンペーン内容をどう評価するかが、プロバイダ選びの決め手になります。

以下では、東日本・西日本それぞれで「まず検討の軸にしやすい」プロバイダと、そのエリアごとの料金イメージ、さらに光コラボ10ギガとの関係性まで整理していきます。

用語解説

VNE(ブイ・エヌ・イー)とは?
VNEは「Virtual Network Enabler」の略で、フレッツ光や光コラボのIPv6 IPoE通信をまとめてさばく“裏方の事業者(ネットワーク基盤)”のことです。

ユーザーは「プロバイダ」と契約しますが、そのプロバイダのさらに奥で、VNEがインターネットへの出口となるネットワークを運用しています。

<代表例>
v6プラス(JPNE)、OCNバーチャルコネクト(NTT Com)、transix(インターネットマルチフィード)など

<ポイント>
同じフレッツ回線・同じ10ギガでも「どのVNEを使っているか」で混雑状況や速度の傾向が変わる

そのため、フレッツ光クロスや光コラボ10ギガを比較する際は、「プロバイダ名」だけでなく、そのプロバイダがどのVNE方式を採用しているかが、速度や安定性を判断するうえで重要。

東日本エリア:コスパで選ぶならBIGLOBE系が最適

東日本でフレッツ光クロスを契約するなら、どのプロバイダを軸に考えるのが良さそうですか?

東日本エリアなら、プロバイダ料金とIPv6 IPoE対応のバランスが良く、違約金もないBIGLOBE系プロバイダを「基準ライン」として考えるのがおすすめです。

東日本エリアでフレッツ光クロスを使う場合、コスパ面での本命候補になるのがBIGLOBE系プロバイダです。

10ギガ対応のIPv6 IPoE(v6プラス系)に対応しつつ、実質的なプロバイダ料金は最安クラスの水準に収まっています。

また、最低利用期間や違約金がなく、「まず10ギガを試してみたい」「速度に不満があれば他プロバイダへ移りたい」といったユーザーにとって、身軽に使えるのも大きなメリットです。

同じ東日本エリアで使えるASAHIネットやSo-netなども、実質月額はBIGLOBEとほぼ同水準で、VNEや割引の設計が少しずつ異なるライバル候補です。

速度面・安定性の細かな違いは後半の「速度・安定性」の章で解説しますが、料金の軸としてはBIGLOBEを基準に、ASAHIネット/So-netなどを比較検討していくイメージを持っておくと判断しやすくなります。

なお、すでに「フレッツ光クロスの回線だけ先に開通してしまい、プロバイダ契約を忘れていた」というケースでも、BIGLOBEをはじめとする各社にプロバイダ単体で申し込むことが可能です。

その場合も、必ず10ギガ対応のIPv6 IPoEオプションを選ぶようにしてください。

【東日本エリア:月額料金イメージ】

フレッツ光クロスとBIGLOBEを「プロバイダパック」にて契約した場合の、通常料金と割引特典を利用した場合の料金イメージです。

BIGLOBE
通常料金
BIGLOBE
割引後料金※
フレッツ光クロス
月額料金
6,050円1年間:5,280円
10ギガ対応
ルーターレンタル
550円550円
プロバイダ月額料金1,265円1年間:550円
合計7,865円1年間:6,380円

※フレッツ光クロス:クロス月額割(最大12か月770円割引)適用時
BIGLOBE:開通月翌月以降12ヵ月550円+以降月々1,265円

※フレッツ光クロス:クロス月額割(最大12か月:770円/月割引)適用時
※BIGLOBE:開通月翌月以降12ヵ月550円+以降月々1,265円
※別途工事費(分割または一括)がかかります。

この構成を見ると、通常時の合計は月額7,865円ですが、1年目はフレッツ側の「クロス月額割」とBIGLOBE側の12カ月割引が重なることで、月額6,380円まで下がります。

約1,500円/月の差があるため、「まず1〜2年だけ10ギガを試したい」ユーザーにとっては、フレッツ光クロスの中ではかなり手を出しやすい水準と言えます。

一方で、割引期間を過ぎると料金は7,865円に戻るため、長期利用前提で見ると光コラボ10ギガ(工事費実質無料+スマホセット割)の方がトータルコストでお得になりやすい点には注意が必要です。

東日本では、「短〜中期で10ギガを試したいときの現実的な落としどころがBIGLOBE構成」というイメージで捉えておくと判断しやすくなります。

西日本エリア:コスパ最優先ならandlineがおすすめ

西日本エリアでは、どのプロバイダが一番安くフレッツ光クロスを使えますか?

西日本エリアで「とにかく安く」フレッツ光クロスを使いたいなら、2年間の実質料金が最安クラスのandlineが本命候補になります。

西日本エリアでは、プロバイダ料金の安さで頭ひとつ抜けているのがandlineです。

標準料金自体が安いうえに、開通から一定期間の大幅割引が入り、2年間の実質月額で見ると他社より明らかに低い水準になります。

IPv6 IPoEにも対応しているため、10ギガ回線のポテンシャルを引き出しやすい構成です。

一方で、「安さの代わりにここは注意」というポイントもあります。

  • 解約時には「割引前の月額料金1ヶ月分」が違約金として発生する
  • 知名度は大手ほど高くないため、サポートや情報量は必要最低限と考えた方がよい

など、早期解約リスクやサービス体制に対する許容度は事前に確認しておく必要があります。

とはいえ、「2年程度はしっかり使う前提で、とにかく安く10ギガを試したい」というユーザーにとっては、andlineは非常に魅力的な選択肢になります。

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【西日本エリア:月額料金イメージ】

同じくフレッツ光クロスの回線とプロバイダ andline を、「with フレッツ」というセットプランで契約した場合の、月額イメージは次のとおりです。

andline
通常料金
andline
割引後料金※
フレッツ光クロス
月額料金
6,930円2年間:4,180円
3年目以降:5,720円
10ギガ対応
ルーターレンタル
550円550円
プロバイダ月額料金1,078円初月~6か月目:0円
7~12か月目:550円
合計8,558円初月~6か月目:4,730円
7~12か月目:5,280円
2年目:5,808円
3年目:7,348円

※フレッツ光クロス:光はじめ割クロス(2年間:2,750円/月割引・3年目以降:1,210円/月割引)適用時
※andline:開通月~6ヵ月目0円+7ヵ月目~12ヵ月目550円
※別途工事費(分割または一括)がかかります。

表のとおり、通常料金だと月額8,558円ですが、「光はじめ割クロス」とandline側のプロバイダ割引が重なることで、初月〜6か月目は4,730円、7〜12か月目でも5,280円に抑えられます。

2年目も5,808円と、フレッツ光クロス+10ギガ対応プロバイダ構成としてはかなり攻めた水準で、「西日本で10ギガをコスパ良く試したい人」にとっては第一候補といえる価格帯です。

一方で、3年目以降は7,348円まで上がり、工事費の分割払いが残っている場合は実質負担がもう少し重くなります。

長期で見れば、工事費実質無料+スマホセット割が使える光コラボ10ギガの方が安くなるケースも多いといえますね。

そのため「2年間はandlineでフレッツ光クロスを使い、その後は光コラボ10ギガも含めて見直す」くらいのスタンスで捉えておくと、料金面での後悔が少なくなります。

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料金を最重視するなら「光コラボ10ギガ」+スマホセット割が本命

ここまで聞くとフレッツ光クロスも悪くなさそうですが、料金だけで見るとやっぱり光コラボ10ギガの方が得なんでしょうか?

フレッツ光クロスで最安のプロバイダを選んでも、スマホセット割が効く光コラボ10ギガの方がトータルコストで有利になるケースが多いです。

フレッツ光クロスは、以下のような特徴があり、比較的に料金が高い傾向があります。

  • 初期工事費が有料(一般工事費:22,000円)
  • 回線料金とプロバイダ料金を合算すると、月額は8,000円前後
  • ドコモ・ソフトバンク・au・UQなどのスマホセット割が基本的に使えない

2〜3年スパンでトータルコストを比較すると、同じ10ギガ回線でも光コラボ10ギガの方が安くなるパターンが目立ちます。

そのため、料金を最重視するのであれば、次のような考え方が現実的です。

  • ドコモ/ソフトバンク/au・UQなどを利用中なら
    → 自分のスマホキャリアに対応した光コラボ10ギガ+スマホセット割を第一候補に
  • 格安SIM中心でスマホ割が使えないなら
    → シンプルな料金設計で10ギガが使えるBB.excite光 10Gなどを、フレッツ光クロス+プロバイダ構成と比較検討

代表的な光コラボ10ギガの料金・キャンペーン・スマホセット割のイメージは次のとおりです。


ドコモ光 10ギガ

ソフトバンク光 10ギガ

ビッグローブ光 10ギガ


BB.excite光 10G
月額料金
※ルーター代込み
6,930円6,930円6,820円4,730円
キャンペーン・工事費実質無料
・6か月 月額500円
・キャッシュバック
57,000円
・工事費実質無料
・6か月 月額0円
・工事費実質無料
・6か月 月額0円
・キャッシュバック
30,000円
・工事費無料
スマホセット割ドコモ光セット割
最大1,210円割引
※条件:なし
おうち割光セット
最大1,100円割引
※条件:オプションパック
(550円/月)の契約
auスマートバリュー
最大1,100円割引
※条件:光電話
(550円/月)の契約
なし

上記を見ると、光コラボ10ギガはフレッツ光クロス+プロバイダの「通常時 約8,000円」に比べて、そもそもの月額が6,800〜6,900円台とやや安めに設定されています。

さらに、6か月間の大幅割引や高額キャッシュバックがあるため、契約から1〜2年の総額ではフレッツ光クロスよりかなりお得になりやすい料金設計となっています。

ここにスマホセット割が加わると差はさらに広がります。

スマホ割は対象のスマホ1回線ごとに適用されるため、家族3回線に適用されれば以下のような割引を受けることができます。

1,100円 × 3回線 =月間 3,300円の割引
3,300円 × 24カ月 = 79,200円の割引

といった規模になり、フレッツ光クロス側でどれだけプロバイダ料金を切り詰めても埋めにくい差になります。

そのため料金を最重視する場合は、自分と家族のスマホキャリアから逆算して光コラボ10ギガを選ぶのが、最もお得に10ギガ回線を使う方法となります。

フレッツ光クロスは「速度を極めたい人の選択肢」として検討するくらいの位置づけが現実的です。

用語解説

スマホセット割とは?
スマホセット割は、同じグループの光回線とスマホをセット契約すると、スマホ料金が毎月割引される仕組みです。

割引額はスマホのプランにより異なり1回線ごとに550円~1,650円、スマホ側の料金から割引されます。

この割引は、期限がなくセットで利用している限り「永年」適用されるので、スマホとネットのトータルコストを大きく節約できます。

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フレッツ光クロスと10ギガ回線の基本

1ギガと10ギガで迷っているんだけど、10ギガにした方がいいですか?

家族で同時に重い通信をする人や、配信・大容量データのやり取りが多い人など、常にネットを使っているなら10ギガの余裕が効きやすいです。

フレッツ光クロスは最大10Gbpsですが、実際の体感は使い方の“密度”で変わります。

一人暮らしで、ネットの利用が動画・SNS・リモート会議程度、オンラインゲームはするが、配信や大容量アップロードはしないという人であれば、1ギガのままで十分です。

一方、家族それぞれが4K動画・ゲーム・オンライン会議を「同時」に使う、ゲーム配信や動画投稿で、大容量データのアップロードが多い、社内サーバーやNASを常時利用しているという方は10ギガを検討しても良いと思います。

つまり「同時利用のピーク」が高いほど、1ギガ回線よりも速度が落ちにくく、通信が詰まりにくい10ギガ回線のメリットを実感しやすくなります。

逆に、同時利用が少ない環境であれば、1ギガ回線でも実測で数百Mbps出ていれば10ギガとの体感差はあまりないとも言えます。

「回線+プロバイダ」を別々に契約する仕組み

もう回線工事だけ済ませてしまっていて、プロバイダを決めていない状態です。このままでも問題ないでしょうか?

フレッツ光クロスは「回線+プロバイダ」のセットで初めてインターネットに出られるので、回線だけ開通している状態なら、必ずプロバイダ契約が必要です。

フレッツ光クロスはいわば、“高速道路”のようなもの。それを利用するにはプロバイダという“バス”が必要になります。

そのため、フレッツ光でインターネットをするなら、必ずプロバイダの契約が必須になるのです。

プロバイダ(ISP)とはインターネットとお客様を繋ぐ業者。例えるなら、インターネットという図書館に、ネット回線という道路を使って、皆さんを運ぶバスのようなもの。

フレッツ光クロスは、自由にプロバイダを選べるメリットがある反面、次のような“つまずきポイント”が多くなります。

よくあるつまずき
・「クロス工事は完了」しているのに、プロバイダ契約を忘れてネットがつながらない
・どのプロバイダがクロスに対応しているか分からない
・回線とプロバイダの請求がバラバラで、総額が把握しづらい
スムーズに進めるコツ
・「クロス対応プロバイダの候補」を2〜3社に絞る
・回線+プロバイダの2年トータル料金(割引後)を一覧で比較する
・回線だけ開通済みなら、「プロバイダ単体申込」ができる会社を選ぶ

本記事で紹介しているBIGLOBE(東日本)やandline(西日本)は、いずれもフレッツ光クロス用にプロバイダ単体で申し込めるタイプです。

「回線だけ先に通してしまった」という方は、単体で契約を進めましょう。プロバイダによりますが即日にログインIDを発行してもらえます。

速度を決めるカギはVNEとIPv6 IPoE方式

プロバイダによって速度は変わるんですか? 10ギガ回線では、どこを見て選べばいいか知りたいです。

10ギガでは「どのVNEのIPv6 IPoEを使うか」と「自分のエリアの混雑状況」が速度と安定性に一番効きます。

フレッツ光クロスや光コラボ10ギガでは、実測値に効いてくる要素をざっくり整理すると次の3つです。

  • VNE+IPv6 IPoE方式
    v6プラス/OCNバーチャルコネクト/transix/独自VNE など
    同じVNEを使うプロバイダ同士は、速度傾向も似やすい
  • エリア・時間帯の混雑度
    同じ方式・同じプロバイダでも、「地域」と「夜のピークタイム」の混み具合で差が出る
  • 宅内機器のボトルネック
    10G対応ONU・ルーター・LANケーブル(CAT6A以上)・PC側のNIC など

重要なのは、「高いプロバイダ=必ず速い」ではないという点です。

実態としては、どのVNEをどう設計・増強しているか、そして自分の地域の混雑状況がどうかで結果が大きく変わります。

そのため本記事では、クロスと光コラボの10ギガの料金比較、VNE方式ごとの傾向(速度・安定性)について解説し、「名前だけでプロバイダを選ばずに済む」ような判断材料をお伝えしていきます。

【10ギガの実力を出すための機器チェック】
回線だけ10ギガ化しても、PCやルーター、LANケーブルが1Gbps対応のままだと速度は頭打ちになります。
10G対応ONU/ルーター、2.5G以上のLANポート、CAT6A以上のケーブルなど、宅内機器側もどこまで対応しているかをあらかじめ確認しておくと安心です。

フレッツ光クロスと光コラボ10ギガの料金比較

フレッツ光クロスと光コラボ10ギガって、2年間トータルで見るとどっちが安くなるんでしょうか?

純粋な回線+プロバイダ料金だけで見ても光コラボ10ギガが安いです、ここにスマホセット割が乗ると差はさらに広がります。

NTT東西フレッツ光クロスと主要な光コラボ10ギガを、「月額+ルーター代+ISP料金+工事費+特典」を2年間で平均した金額で並べてみます。

※スマホセット割と、その前提になる月額550円のオプション料金はあえて含めていません。

10ギガ回線1年目平均月額2年目平均月額2年間の平均月額
NTT東日本
フレッツ光クロス

※BIGLOBE
6,674円
(工事費分割込み)
7,805円
(工事費分割込み)
7,240円
(工事費分割込み)
NTT西日本
フレッツ光クロス

※andline
5,348円
(工事費分割込み)
5,876円
(工事費分割込み)
5,612円
(工事費分割込み)
ドコモ光 10ギガ
※GMOとくとくBB
3,630円
※6か月月額500円
6,570円2,683円
※キャッシュバック
58,000円込み
ソフトバンク光
10ギガ
3,465円
※6か月月額0円
6,930円5,198円
ビッグローブ光
10ギガ
3,685円
※6か月月額0円
6,820円4,003円
※キャッシュバック
30,000円込み
BB.excite光
10G
5,280円5,280円5,280円

工事費とキャンペーンをならした2年平均で見ると、フレッツ光クロスより光コラボ10ギガの方が「1,000〜3,000円/月」ほど軽くなりやすいです。

表の数字から読み取れるポイントはおおむね次の通りです。

  • NTT東日本フレッツ光クロス(BIGLOBE):2年平均 7,240円
    主要な光コラボ10ギガと比べると、月あたりで2,000〜4,000円前後高い水準
  • NTT西日本フレッツ光クロス(andline):2年平均 5,612円
    東日本よりは抑えられているものの、ビッグローブ光10ギガ(4,003円)などと比べると、まだ1,500円前後の差
  • 光コラボ10ギガ各社2年平均 3,000円〜5,000円
    ドコモ光10ギガ(GMO)やビッグローブ光10ギガは、高額キャッシュバックを加味すると、2年間の平均月額はかなり抑えられます。

    キャンペーンなしのBB.excite光 10Gですら、5,280円でフレッツ西日本(5,612円)より安いのです。

ここではまだスマホセット割を一切加味していない状態です。

それでもすでに、東日本のフレッツ光クロスは明らかに割高。西日本はそこまで高くはないにしろ、どの光コラボよりも高くなります。

スマホセット割を加えたときの実際の負担感

この表にはスマホセット割が入っていないとのことですが、割引を足すとどれくらい差が出ますか?

光コラボ10ギガ側に「1回線あたり月1,000円前後の割引」が2〜3回線ぶら下がると、2年間で数万円〜7万円前後の差になり、フレッツ光クロスとのギャップはさらに大きくなります。

代表的なスマホセット割の上限イメージは次の通りです。

  • ドコモ光セット割:最大 1,210円/月(1回線)
  • おうち割 光セット(ソフトバンク光):最大 1,100円/月
  • auスマートバリュー(ビッグローブ光など):最大 1,100円/月

例えば、家族3人が同じキャリアで、1回線あたり1,100円の割引が適用されるとすると、

  • 1,100円 × 3回線 × 24か月 = 79,200円分の値引き

となり、先ほどの「2年平均月額」の差に、これだけの差がさらに上乗せされます。

ただし、ソフトバンク光やビッグローブ光はスマホセット割の条件として月額550円のオプション契約が必要になるため、2年間で実質66,000円の値引きとなります。

一方、フレッツ光クロス+プロバイダ構成はスマホセット割の仕組みがないため、表にある金額がそのまま実質負担に近いイメージです。

まとめると、表の「2年間の平均月額」の時点で、光コラボ10ギガがフレッツ光クロスより一歩リード、そこにスマホセット割が加わると、世帯人数が多いほど光コラボ10ギガが“ほぼ一択”になるというのが実態です。

そのうえでフレッツ光クロスを選ぶとすれば、「料金以外のこだわり(VNEやプロバイダを細かく選びたい、特定のゲーミングISPを使いたい など)」を優先したいケース、と考えておくと判断しやすくなります。

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速度・安定性で見るフレッツ光クロス プロバイダと光コラボ10ギガ

10ギガって聞くと「10Gbps出る」と思ってしまうんですが、実際の速度ってどのくらいなんでしょうか?

実測では、フレッツ光クロスも光コラボ10ギガも「下り1〜2Gbps前後」がボリュームゾーンです。

フレッツ光クロスの方が「業務用っぽくて速そう」、光コラボ10ギガの方が「キャンペーン重視で遅そう」といったイメージを持たれがちですが、実測値を見ると必ずしもそうとは限りません。

フレッツ光クロス向けISPと光コラボ10ギガ(ともに10Gプラン)の速度計測結果を並べると、どちらも「下り1〜2Gbps台」「Ping 10〜20ms前後」が中心です。

実際のところ「速いかどうか」はサービス名よりもVNEとエリアの混雑状況に左右されます。

各種速度計測データ(IPv4 & IPv6)をざっくり見ると、次のような水準に収まります。

フレッツ光クロス向け
プロバイダ
@nifty, So-net, BIGLOBE など
光コラボ10ギガ
ドコモ光10G、SB光10Gなど
下り平均約400Mbps〜2,700Mbps約600Mbps〜2,400Mbps
上り平均約1,700Mbps前後約1,300Mbps前後
Ping値11〜23ms9〜21ms

※速度参照:みんなのネット回線速度

フレッツ光クロスも光コラボ10ギガも、「10Gbpsきっちり」ではなく数百Mbps〜2Gbps台の範囲に収まります。

フレッツ側がわずかに高めのケースもあるものの、体感上の違いは“誤差〜エリア差”レベルに近いと言えます。

「10ギガ=常に10Gbps出る」ではなく、“1〜2Gbps前後をそこそこ安定して出せる可能性が高い”プランと考えておくと、現実に近いイメージになります。

用語解説

Ping値とは?
インターネットの応答速度のことで、単位 ms(ミリ秒)が少ないほど通信環境が良いとされています。
快適にインターネットができる目安としては、30ms以下が求められます。
シューティングゲームや格闘ゲームなどではPing値の低さが勝利のカギとなります。

速度を左右するVNE方式の違い

v6プラスとかOCNバーチャルコネクトってよく聞きますが、どれを選ぶと速いんでしょうか?

どれか一つが「常に最速」というより、どのVNEをどのエリアでどれくらい混んでいるかで差が出ます。

10ギガ対応プランでよく使われるVNEと、その特徴・採用例は次のとおりです。

  • v6プラス(JPNE)
    採用例:So-net、GMOとくとくBB、@nifty(一部)、BIGLOBE(一部) など
    下り平均は1.5〜2Gbps台が多く、「10ギガらしい実測」が出やすいグループ採用事業者が多いぶん、エリアによっては混雑報告が出ることもある
  • OCNバーチャルコネクト
    採用例:OCN、ぷらら、andline など
    通信大手OCNが提供していますが、加入者が非常に多いエリアでは夜間の速度低下が報告されやすい側面もある
  • transix
    採用例:WAKWAK、enひかり(選択可)、IIJmio など
    比較的ニッチな位置づけだが、エリアによっては安定して高速な報告も多い
  • 独自VNE(v6 コネクト/Xpass など)
    採用例:ASAHIネット(v6コネクト)、一部のゲーミング回線(Xpass系)など
    自社運用ゆえに「当たりエリア」を引くと非常に安定する一方、対応プロバイダが限られる

ここで押さえておきたいのは、フレッツ光クロス用ISPと光コラボ10ギガで、同じVNEを共有しているケースが多いという点です。

たとえば、フレッツ光クロス向けのSo-netと、ドコモ光10ギガ/GMO光などで使われるGMOとくとくBBは、どちらも v6プラス 系列のVNEを利用しています。

このように、裏側の仕組みが同じであれば、「フレッツだから特別速い」「光コラボだから遅い」とは必ずしも言えません。

フレッツ光クロス vs 光コラボ|同じVNEなら体感速度はほぼ同じ

フレッツ光クロスの方が“業務用っぽくて速い”イメージがありますが、光コラボ10ギガと比べて体感は違いますか?

同じVNE方式で比べる限り、「フレッツだから速い/光コラボだから遅い」という決定的な差は出にくく、多くのユーザーにとってはほぼ同じ体感になります。

実測の平均値で見ると、フレッツ光クロス向けISP(So-netやBIGLOBEなど)は下り1.6Gbps前後、ドコモ光10ギガやビッグローブ光10ギガといった光コラボ10ギガは下り1.4Gbps前後にまとまっています。

数字上はフレッツ光クロス側がわずかに高いものの、どちらも「1〜2Gbpsのレンジ」に収まっており、多くの人にとって体感差はほとんどないレベルです。

一方で、料金面ではすでに見たとおり、

  • フレッツ光クロス:工事費+プロバイダ料金を含めると2年平均でやや割高
  • 光コラボ10ギガ:キャンペーンとスマホセット割を加味すると、実質負担がかなり下がる

という構図になります。

「速度はほぼ互角なのに、料金は光コラボ側の方が安い」──これが10ギガ回線を比較するときの基本的な前提です。

この前提に立つと、選び方のイメージもシンプルになります。

  • できるだけコストを抑えつつ、ストレスなく10ギガを使いたい人
    → 自分や家族のスマホキャリアに合わせて光コラボ10ギガ(+スマホセット割)を軸に選ぶのが現実的
  • 割高でも、VNEやプロバイダを細かく変えてベストな環境を追求したい人
    フレッツ光クロス+複数ISPを試しつつ、自分のエリアで一番相性の良い組み合わせを探す選び方が向いている

「フレッツなら必ず速いはず」と決めつけるのではなく、料金・VNE・エリア・宅内機器をひとまとめで見て、自分のこだわりに合う方を選ぶのが、10ギガ回線選びで失敗しないポイントです。

何を重視するかで変わる“本当に得な”10ギガ回線の選び方

フレッツ光クロスと光コラボ10ギガ、それぞれに良さがあるようですが、最終的にはどうやって決めればいいでしょうか?

「とにかく安くしたい」「オンライン対戦でのラグが気になる」「そこそこの速さでいいから失敗したくない」──どこを一番重視するかで、選ぶべき回線は変わってきます。

選び方の軸は大きく分けると次の3つです。

  • 通信費をできるだけ抑えたい人(コスパ重視)
  • 速度だけでなくボタンを押してから反応が返るまでの時間=遅延/レイテンシも気になる人
  • 料金も速度も「そこそこ満足できればOK」というバランス重視の人

それぞれのパターンごとに、向いている回線と考え方を見ていきます。

コスパ重視なら:スマホキャリアに合わせて光コラボ10ギガを選ぶ

とにかく通信費を抑えたい場合は、もう光コラボ10ギガ一択と考えていいですか?

料金だけを見るなら、ほとんどの人はいま使っているスマホに合わせて光コラボ10ギガを選ぶのがいちばん手軽で安くなりやすいです。

できるだけ安く10ギガ回線を使いたい!というコスパ重視派であれば、考え方はシンプルです。

  • ドコモスマホユーザー
    → 候補:ドコモ光 10ギガ(ドコモ光セット割)
  • ソフトバンク・ワイモバイルユーザー
    → 候補:ソフトバンク光 10ギガ(おうち割 光セット)
  • au/UQモバイルユーザー
    → 候補:ビッグローブ光 10ギガ(auスマートバリュー系)
  • 家族全員が格安SIMで、どのセット割も使えない
    → 候補:BB.excite光 10G など、シンプルな定額10ギガ

あとは各社の公式サイトで、工事費が実質無料になる条件や、キャッシュバックの金額と受け取り方法を確認しましょう。

それだけで、フレッツ光クロス+プロバイダ構成より数万円単位で安く10ギガ回線が利用可能です。

速度・遅延(レイテンシ)重視なら:光コラボ10ギガ → フレッツ光クロスの順に試す

FPSやオンライン対戦がメインなので、とにかくラグを減らしたいです。最初からフレッツ光クロスにした方がいいでしょうか?

オンラインゲームでは、「通信速度」だけでなく、遅延(レイテンシ)=操作してから画面が反応するまでの時間も重要なポイントになります。

レイテンシ重視のゲーマーや配信者なら、次のようなステップがおすすめです。

  • まずは光コラボ10ギガで試す
    ・スマホセット割が効くキャリア系10ギガを候補に、v6プラス/OCNバーチャルコネクト/transix など、IPv6 IPoEに対応したプロバイダを選ぶ
    ・10G対応ONU・ゲーミングルーター・有線接続(CAT6A以上)の環境を整える
  • 夜間のPingや安定性を確認する
    ・FPSや格闘ゲームで、ピーク時間帯(20〜24時)のPing・ラグの有無をチェック
    ・数週間使ってみて「明らかに不満」が残るかどうかを見極める
  • それでも納得できない場合にフレッツ光クロスを検討
    ・東日本:BIGLOBEやASAHIネットなど、IPoE対応ISPを複数試せる構成に
    ・西日本:andlineなど安価なIPoEプロバイダから始め、必要に応じて独自VNE系(ASAHIネット/ゲーミング特化系)へ

フレッツ光クロスの強みは、「回線はそのまま、プロバイダだけ変えてチューニングできる」点にあります。

まずは、光コラボ10ギガで“十分速い・ラグが少ない”状態を目指し、それでも足りなければ、フレッツ光クロス+複数ISPで“限界まで詰める”

という二段構えにしておくと、コストと手間のバランスが取りやすくなります。

バランス重視なら:光コラボ10ギガ+安定系VNEを第一候補に

そこまでシビアなゲーマーではないのですが、料金も速度もそれなりに満足できるバランスの良い選び方はありますか?

「料金は抑えたいけれど、夜に動画やゲームをしてもイライラしたくない」という人は、スマホセット割が使える光コラボ10ギガのなかで、IPv6 IPoE実績が多いVNEを選ぶのがちょうど良い落としどころです。

バランス型の選び方は、次のようなイメージになります。

  • コスパ重視と同じく、スマホキャリアに合わせて光コラボ10ギガを候補に
  • そのなかで
    ・v6プラス/OCNバーチャルコネクト/transix など、IPv6 IPoEがしっかり使えるか
    ・10ギガ対応ルーターを自分で用意するか、事業者のレンタル・購入オプションを利用するか、そのときの月額負担と初期費用がどの程度になるかを確認する
  • 開通後、夜間の速度とPingを簡単にチェック
    ・ストリーミング/リモート会議/オンラインゲームに問題がなければ、そのまま継続
    ・どうしても不満が残る場合だけ、「フレッツ光クロス+別ISP」という上位手段を検討

ここまで見てきたとおり、同じVNEならフレッツ光クロスと光コラボ10ギガの速度差は小さいため、多くの人にとっては「光コラボ10ギガ+安定系VNE+適切な宅内機器」を整えるだけで、十分ストレスの少ない10ギガ環境になります。

「絶対にミリ秒単位の遅延を詰めたい」という事情がなければ、料金面でメリットが大きい光コラボ10ギガがおすすめです。

光コラボ10ギガを“基本選択肢”、フレッツ光クロスを“こだわり用オプション”くらいの位置づけにしておくと、回線選びで迷いにくくなります。

フレッツ光クロス 申し込み〜開通の手順と注意点

フレッツ光クロスや光コラボ10ギガに興味はあるんですが、実際に申し込むときの流れや注意点はありますか?

基本の流れは「エリア確認 → 回線の種類を決める → 工事日の調整 → 機器の準備」で、フレッツ光クロスも光コラボ10ギガも大きな違いはありません。ただし、フレッツ光クロスはプロバイダの契約も忘れてはいけません。

10ギガ回線は料金・速度の条件だけでなく、「いつから使えるか」「工事の手間」「今使っている回線との重なり期間」も大事なポイントになります。

ここでは、新規契約の場合と、すでに1ギガのフレッツ光を使っている場合に分けて、手順とチェックポイントをまとめます。

新規で10ギガ回線(フレッツ光クロス/光コラボ10ギガ)を契約する場合

フレッツ光クロスは「回線+プロバイダの2社とやり取りする」、光コラボ10ギガは「1社にまとまっている」という違いがあります。

新規で10ギガ回線を契約するときの流れは、次のようになります。

フレッツ光クロスの提供エリアに関してはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

  • 提供エリア・10ギガ対応の確認
    NTT東西の公式サイトで「提供エリア」の確認
    「10ギガ対応」「フレッツ光クロス/10Gプラン提供可」になっているかをチェック
  • フレッツ光クロスか、光コラボ10ギガかを決める
    料金重視:スマホセット割が使える光コラボ10ギガが候補
    プロバイダを細かく選びたい:フレッツ光クロス+クロス対応プロバイダ
  • 申し込みと工事日の調整
    光コラボ10ギガ:申込窓口は光コラボ事業者1社のみ
    フレッツ光クロス:①NTT(フレッツ光クロス)の申し込み ②クロス対応プロバイダの申し込み(プロバイダパック/with フレッツ/プロバイダ単体 など)
    工事日は「在宅できる日」「既存回線の解約タイミング」と合わせて決める
  • 宅内機器の準備
    10G対応ONU(NTTから貸与)、10G対応ルーター、LANケーブル(CAT6A以上)、PC側の2.5G/5G/10G対応LANポートの有無を確認

光コラボの場合はプロバイダがセットになっているため、プロバイダの契約を忘れたということはありませんが、クロスの場合は自分で手配が必要です。

また、プロバイダによっては、「フレッツ光対応」でも、クロス(10ギガ)には対応していないことがあります。クロス対応のコースがあるかどうかを確認しましょう。

フレッツ光ネクスト1ギガからフレッツ光クロスへ切り替える場合

フレッツ光ネクスト(1ギガ)からクロスに切り替える場合、別メニュー扱いなので「設備変更工事」と「プロバイダ側の10ギガ対応」がポイントになります。

1ギガからフレッツ光クロスへ乗り換えるときの主なチェックポイントは次のとおりです。

  • 建物・設備がクロスに対応しているか確認
    同じフレッツでも、エリアや設備によってはクロス非対応のケースがあります
    NTTのエリア検索で、現在の住所がクロス提供エリアかどうかを確認
  • 現在のプロバイダがクロス対応かどうか
    同じプロバイダの「10ギガコース」に変更できる場合:
    → 回線側をクロスへ変更し、プロバイダはコース変更だけで済む
    クロス非対応の場合:
    → 回線をクロスに切り替えるタイミングで、BIGLOBE・andlineなどのクロス対応プロバイダに乗り換え
  • 工事内容と作業時間のイメージ
    クロス対応ONUへの交換や、屋内配線の確認が入ることが多い
    その間、一時的にインターネットが使えない時間帯が発生する可能性がある
    在宅勤務・オンライン授業がある日は避け、余裕のある日程を工事日に選ぶのがおすすめ
  • 宅内機器とPC側の見直し
    1ギガ時代のルーターが10G未対応なら、このタイミングで買い替えが必要
    LANケーブル(CAT5eのまま)やPC側LANポートがボトルネックになるケースも多いため、「回線だけ10ギガ」にならないよう機器一式を確認

いきなりクロスに上げる前に、プロバイダだけ先に変えて様子を見るのも速度改善に有効な方法です。

つまり、「現状1ギガ+別プロバイダ(別VNE)」でIPv6に接続し様子を見るというもの。

プロバイダを変えるだけでも夜間の速度や安定性が改善するケースがあるため、それでも物足りなければクロスへ切り替えるという順番でステップアップしていくと、無駄な工事やコストを抑えやすくなります。

まとめ

10ギガ回線を使うなら「クロス」より「コラボ」の方がお得!

料金・キャンペーン・工事費・スマホセット割まで含めて2年間の総額を比べると、10ギガ回線はフレッツ光クロスより光コラボ10ギガの方が安くなりやすいのが実情です。

実測速度もどちらも「下り1〜2Gbps前後」が中心で、大きな差はつきにくいため、純粋にコスト面では光コラボに分があります。

フレッツ光クロスは、東日本ならBIGLOBE、西日本ならandlineを選べばコスパは悪くありませんが、工事費が有料でスマホセット割も使えません。

「プロバイダやVNEを自分で選びたい」「複数のISPを試しながら環境を追い込みたい」といった、こだわりの強いユーザー向けの選択肢と考えるとしっくりきます。

一方で、多くの人にとっては、いま使っているスマホキャリアに合わせてドコモ光10ギガ/ソフトバンク光10ギガ/ビッグローブ光10ギガなどを選び、スマホセット割とキャンペーンを活用するのが現実的な最適解です。

格安SIM中心なら、BB.excite光10Gのようなシンプルな10ギガ回線も候補になります。

すでに「フレッツ光クロスだけ開通していて、プロバイダを契約していない」場合は、回線を解約する必要はありません。

BIGLOBE(東日本)やandline(西日本)などクロス対応プロバイダを後から単体で追加契約すれば、そのまま10ギガ回線を活かせます。

フレッツ光

国内最大手の光回線

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  • 国内最大手NTTの高速通信回線
  • 豊富なプロバイダ選択肢
  • 更に高速10Gプラン完備

全国どこでも繋がる!フレッツ光なら全国の地域をカバー!また、プロパイダの選択肢が多く高速な回線も選べます。

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

Q&A
フレッツ光クロスのプロバイダに関するよくある質問

フレッツ光クロスでプロバイダを変えると、本当に速度は変わりますか?
VNEが変われば、体感が変わる可能性があります。

フレッツ光クロスでプロバイダを乗り換えても、同じVNE(v6プラス/OCNバーチャルコネクト/transix など)のままなら、速度やPingの傾向は近いことが多いです。

一方で、v6プラスから独自VNEに変える、OCNバーチャルコネクトからv6プラスに変える、といったようにVNEそのものが変わると、混雑のしやすさや経路が変わるため、夜間の速度や安定性に違いが出るケースがあります。

「プロバイダの名前」だけで決めるのではなく、どのVNEなのか、そして自分のエリアで評判がどうか――この2点を見て選ぶと失敗しにくくなります。

フレッツ光クロスから光コラボ10ギガに乗り換える方法は?
“転用”の手続きで乗り換えが可能です。

フレッツ光(クロスを含む)から光コラボ10ギガへ移るときは、NTTの仕組み上は 「転用」 という扱いになります。

いま使っているNTTの光回線そのものは残したまま、契約相手だけを「フレッツ+プロバイダ」から「光コラボ事業者」に引き継ぐイメージです。

手順はおおまかに次の二段階です。
・NTT東西に「転用承諾番号」を発行してもらう
・その番号を使って、ドコモ光10ギガ・ソフトバンク光10ギガ・ビッグローブ光10ギガなどに申し込む

このパターンであれば、原則として宅内の光回線を引き直す工事は不要で、ONUやルーター周りの入れ替え・設定変更だけで済むことが多いです。

費用面では、フレッツ側・プロバイダ側に残っている「解約金」や「工事費の残り」が発生します。また、プロバイダを変える場合は別途プロバイダ解約が必要です。

新しく契約する光コラボ側では、「事務手数料」が発生しますが、「キャッシュバック」などの特典で、工事費残債等の費用を相殺できれば、負担は少なくなります。

転用に関しての詳細はこちらの記事を参考にしてください。

オンラインゲームに最適なプロバイダはどこですか?
ゲーム専用プロバイダはありますが割高なので、多くの人は「光コラボ10ギガ」で十分です。

オンラインゲーム向けにチューニングされたサービスとしては、

フレッツ光クロス向けの「hi-ho NET クロス games with フレッツプラス」、ゲーミング系プロバイダ 「Gaming+」 など、「ゲーム専用」をうたうプランがあります。

ゲームサーバーへの経路を工夫したり、混雑しにくいネットワークを用意したりすることで、Pingやラグの改善を狙ったサービスです。

その一方で、こうしたプランは月額料金が高め(プロバイダのみ3,000~4,000円)です。

いきなりゲーム専用プロバイダから始めるのではなく、光コラボ10ギガ+IPv6 IPoEで試してから、どうしても物足りない人だけが次の一手として検討するのがおすすめです。

オンラインゲーム向けのネット回線についてはこちらの記事をご参照ください。

パソコンが10ギガに対応していないけど、10ギガ回線は使えますか?
そのまま使えますが、パソコン側の上限(100Mbps〜1Gbpsなど)で頭打ちになります。

10ギガ回線だからといって、パソコン側も必ず10ギガ対応でないと契約できない、ということはありません。

いま使っているPCが 100Mbps/1Gbps のLANポートしか持っていなくても、10ギガ回線に接続してインターネットを使うことは可能です。

ただし、実際の通信速度はPC側の最大速度(例:1Gbps)までしか出ません。

とはいえ、10ギガの帯域は、「家族で複数台を同時利用する」「NASやゲーム機など他の機器もつなぐ」ときに、全体として余裕を持たせる役割になることは確かです。

「今のPCではオーバースペックだけれど、家全体の余裕と将来のアップグレード込みで10ギガを引いておく」という考え方なら、全く問題ない選択です。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。