2024.03.12(更新:2025.04.15)

フレッツ光クロスを徹底解説|他社10ギガ回線と比較してわかる最適な選び方

申し込み
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

フレッツ光クロスは、最大10Gbpsの超高速通信が魅力のNTTの光回線です。

ただし、料金の高さプロバイダ契約の複雑さから、「最もおすすめ」とは言い切れません。

実は、ドコモ光やソフトバンク光、auひかりなど、同じ10ギガ対応でもスマホ割やキャンペーンが充実しており、実質コストが安い他社回線も多く存在します。

この記事では、フレッツ光クロスの料金・速度・対応エリアをわかりやすく整理したうえで、他社10ギガ回線と徹底比較。あなたに最適な回線選びのヒントを提供します。

「通信速度」「料金」「スマホ割」など、何を重視すべきか明確になれば、10ギガ選びで後悔しないはずです。

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フレッツ光クロスの基本スペックと対応エリアまとめ

フレッツ光クロスってどんなサービスなの?

最大速度が10ギガの通信速度に特化した光回線がフレッツ光クロスです。

フレッツ光クロスは、NTT東日本とNTT西日本がそれぞれ提供する最大10Gbpsの超高速光回線です。

上り・下りともに最大10Gbpsという国内トップクラスの通信速度を実現しており、大容量データのやり取りや同時接続にも強い、高性能な光回線です。

以下に、東日本・西日本それぞれの料金と基本仕様を比較表でまとめました。

NTT東日本
フレッツ光クロス
NTT西日本
フレッツ光クロス
最大速度上下最大
10Gbps
上下最大
10Gbps
契約料880円880円
初期工事費22,000円22,000円
月額料金6,050円6,930円
プロバイダ
月額料金
約1,000円
〜2,000円
約1,000円
〜2,000円
10ギガルーター
レンタル料
550円550円
割引クロス月額割
12ヵ月:770円/月割引
光はじめ割クロス
1・2年目:2,750円/月割引
3年目以降:1,210円/月割引

※料金は税込・2025年4月時点の公式情報を元に掲載

フレッツ光クロスは、NTT東日本・西日本がそれぞれ提供しているサービスで、住んでいる地域によって利用できる内容や料金が異なります。

表にあるとおり、回線の基本性能は共通していますが、月額料金や適用される割引制度がエリアによって変わるのが特徴です。

【NTT東日本】フレッツ光クロスの特徴

  • 月額基本料金は6,050円+プロバイダ料
  • 割引制度は「クロス月額割」:12カ月間770円/月割引
  • 提供エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉を中心とした東日本エリア

NTT東日本では割引が短期間(1年間)に集中しており、長期的に見ると実質月額は高くなる傾向があります。

【NTT西日本】フレッツ光クロスの特徴

  • 月額基本料金は6,930円+プロバイダ料
  • 割引制度は「光はじめ割クロス」:1・2年目2,750円、3年目以降も1,210円割引が継続
  • 提供エリアは大阪・京都・名古屋・福岡など西日本の都市部

西日本エリアでは長期的な割引が続く仕組みになっており、トータルコストを抑えやすいのが特徴です。

フレッツ光クロスは高性能な回線である一方で、全国どこでも利用できるわけではなく、提供エリアは都市部を中心に限定的です。

そのため、申し込みの前には「自分の住んでいる住所で利用可能かどうか」を必ず確認する必要があります。

次に、NTT東日本・西日本それぞれの対応エリアの傾向と、具体的な提供エリアを紹介します。

フレッツ光クロスの提供エリア一覧

なんでフレッツ光クロスは日本全国で利用できないの?

フレッツ光クロスの対応地域は拡大中で、10ギガの回線設備の整備を進めている最中だからです。

対応エリアについては、まだ全国展開とはなっておらず、主に都市部を中心とした段階的な提供が進められています。主な提供エリアは以下の通りです。

フレッツ光クロス提供エリア(2025年4月時点)

NTT東日本NTT西日本
・東京都
・神奈川県
・千葉県
・埼玉県
・北海道
・宮城県
・新潟県
・栃木県
・群馬県
・茨城県
・長野県
・福島県
・山梨県
・青森県
・岩手県
・秋田県
・山形県






・大阪府
・京都府
・兵庫県
・滋賀県
・奈良県
・和歌山県
・愛知県
・岐阜県
・三重県
・静岡県
・広島県
・岡山県
・愛媛県
・香川県(2025年4月21日予定)
・徳島県(2025年4月21日予定)
・高知県(2025年4月21日予定)
・福岡県
・佐賀県
・長崎県(2025年4月21日予定)
・熊本県
・大分県(2025年4月21日予定)
・鹿児島県
・宮崎県

上記の県域ではフレッツ光クロスの提供エリアとなっていますが、利用できるのは全域ではなく一部の地域になります。詳しい地域は以下をご覧ください。
 

NTT東日本エリア 詳細地域
都道府県市区町村
東京都【全域提供】
・23区・狛江市・三鷹市・調布市・稲城市・小金井市
・小平市・清瀬市・西東京市・東久留米市・東村山市
・東大和市・府中市・武蔵野市・日野市・福生市・羽村市
【一部提供】
あきる野市・国立市・国分寺市・青梅市・昭島市
・多摩市・武蔵村山市・町田市・立川市・八王子市
・西多摩郡瑞穂町
神奈川県【全域提供】
・横浜市(旭区・磯子区・栄区・金沢区・戸塚区
・港南区・港北区・神奈川区・瀬谷区・西区・南区
・青葉区・泉区・中区・都筑区・緑区・保土ヶ谷区)
・川崎市(幸区・高津区・多摩区・中原区・宮前区・麻生区)
・茅ケ崎市・綾瀬市・大和市・逗子市・藤沢市
・平塚市・南足柄市・高座郡寒川町・足柄上郡開成町
・三浦郡葉山町・中郡(二宮町・大磯町)
【一部提供】
横浜市鶴見区・川崎市川崎区・相模原市(中央区・南区・緑区)
・横須賀市・海老名市・鎌倉市・厚木市・伊勢原市
・座間市・小田原市・秦野市・足柄上郡(松田町・
大井町・中井町)・愛甲郡愛川町
千葉県【全域提供】
千葉市(稲毛区・花見川区・中央区・美浜区・緑区)
・市川市・船橋市・習志野市・松戸市・白井市
・浦安市・鎌ヶ谷市・流山市・四街道市
【一部提供】
千葉市若葉区・市原市・成田市・袖ケ浦市・大網白里市
・東金市・八街市・木更津市・柏市・茂原市・八千代市
・君津市・銚子市・旭市・印西市・我孫子市・鴨川市
・佐倉市・山武市・富里市・野田市・香取市・匝瑳市
・富津市
埼玉県【全域提供】
さいたま市(西区・浦和区・桜区・南区)・ふじみ野市
・志木市・新座市・草加市・富士見市・北本市・和光市
・蕨市・南埼玉郡宮代町・入間郡三芳町・三郷市
・越谷市・戸田市・所沢市・川口市・八潮市・桶川市
・入間市・北足立郡伊奈町・比企郡(小川町・吉見町)
・入間郡毛呂山町
【一部提供】
・さいたま市(緑区・見沼区・大宮区・中央区・岩槻区・北区)
・坂戸市・狭山市・飯能市・飯能市・羽生市・加須市
・吉川市・久喜市・熊谷市・幸手市・行田市・鴻巣市
・春日部市・上尾市・深谷市・川越市・鶴ヶ島市・秩父市
・朝霞市・東松山市・日高市・蓮田市・白岡市・児玉郡神川町
・秩父郡(小鹿野町・横瀬町)・比企郡滑川町・北葛飾郡杉戸町
北海道【全域提供】
・札幌市(中央区・東区・白石区・豊平区・厚別区)
【一部提供】
・札幌市(北区・南区・西区・手稲区・清田区)
・室蘭市・石狩市・登別市・苫小牧市・北広島市
・石狩郡当別町・恵庭市・江別市・小樽市・千歳市
宮城県【全域提供】
・仙台市若林区
【一部提供】
・仙台市(青葉区・宮城野区・太白区・泉区)
・多賀城市・白石市・塩竈市・岩沼市・気仙沼市
・石巻市・宮城郡七ヶ浜町・柴田郡村田町・柴田郡大河原町
・栗原市・大崎市・登米市・東松島市・富谷市・名取市
・宮城郡利府町・柴田郡川崎町・遠田郡美里町・遠田郡涌谷町
・郡大衡村・黒川郡大和町
【2025年3月25日より提供開始】
・柴田郡柴田町
新潟県【全域提供】
新潟市(東区・中央区)
【一部提供】
新潟市(秋葉区・南区・西区・西蒲区・北区・江南区)
栃木県【一部提供】
・宇都宮市・佐野市・小山市・真岡市・足利市
・栃木市・那須塩原市・芳賀郡芳賀町・下野市
・日光市・矢板市・塩谷郡塩谷町・塩谷郡高根沢町
・那須郡那須町
群馬県一部提供】
・安中市・伊勢崎市・館林市・桐生市・高崎市・渋川市
・沼田市・前橋市・太田市・藤岡市・北群馬郡吉岡町
・北群馬郡榛東村・邑楽郡千代田町・邑楽郡板倉町
・邑楽郡明和町・利根郡昭和村・みどり市
【2025年3月25日より提供開始】
・邑楽郡大泉町
茨城県一部提供】
・つくば市・ひたちなか市・笠間市・古河市・高萩市
・桜川市・取手市・常総市・神栖市・水戸市・石岡市
・潮来市・土浦市・日立市・龍ケ崎市・稲敷郡阿見町
・稲敷郡美浦村・猿島郡境町・つくばみらい市・結城市
・常陸大宮市・筑西市・北茨城市・東茨城郡茨城町
・那珂郡東海村
長野県一部提供】
・長野市
福島県・福島市
山梨県・甲府市
青森県【2025年3月25日より提供開始】
・青森市
岩手県【2025年3月25日より提供開始】
・盛岡市
秋田県【2025年3月25日より提供開始】
・秋田市
山形県【2025年3月25日より提供開始】
・山形市

NTT西日本エリア 詳細地域

都道府県市区町村
大阪府・大阪市・堺市・岸和田市・豊中市・池田市・吹田市・泉大津市
・高槻市・貝塚市・守口市・枚方市・茨木市・八尾市・泉佐野市
・富田林市・寝屋川市・河内長野市・松原市・大東市・和泉市
・箕面市・羽曳野市・門真市・摂津市・高石市・藤井寺市・東大阪市
・泉南市・四條畷市・交野市・大阪狭山市・阪南市・泉北郡忠岡町
・泉南郡熊取町・泉南郡田尻町・南河内郡太子町
【2025年4月21日より提供開始】
・柏原市

京都府
・京都市・福知山市・舞鶴市・宇治市・亀岡市・城陽市・向日市
・長岡京市・八幡市・京田辺市・南丹市・木津川市・乙訓郡大山崎町
・久世郡久御山町・相楽郡精華町
兵庫県・神戸市・姫路市・尼崎市・明石市・西宮市・洲本市・芦屋市
・伊丹市・豊岡市・加古川市・赤穂市・西脇市・宝塚市・高砂市
・川西市・小野市・三田市・南あわじ市・たつの市・川辺郡猪名川町
・加古郡稲美町・加古郡播磨町
【2025年4月21日より提供開始】
・三木市
滋賀県・大津市・彦根市・長浜市・近江八幡市・草津市・守山市
・栗東市・甲賀市・野洲市・湖南市・東近江市・米原市
・蒲生郡日野町・犬上郡多賀町
奈良県・奈良市・大和高田市・大和郡山市・橿原市・桜井市・生駒市
・香芝市・葛城市・生駒郡平群町・生駒郡三郷町・生駒郡安堵町
・北葛城郡上牧町・北葛城郡王寺町・北葛城郡河合町・吉野郡吉野町
和歌山県・和歌山市・田辺市・岩出市・日高郡みなべ町・西牟婁郡上富田町
【2025年4月21日より提供開始】
・御坊市・日高郡美浜町・日高郡日高町・日高郡日高川町
愛知県・名古屋市・豊橋市・岡崎市・一宮市・瀬戸市・半田市・春日井市
・豊川市・津島市・碧南市・刈谷市・豊田市・安城市・西尾市
・蒲郡市・犬山市・常滑市・江南市・小牧市・稲沢市・東海市
・大府市・知多市・知立市・尾張旭市・高浜市・岩倉市・豊明市
・日進市・愛西市・清須市・北名古屋市・みよし市・あま市
・長久手市・愛知郡東郷町・西春日井郡豊山町・丹羽郡大口町
・丹羽郡扶桑町・海部郡大治町・海部郡蟹江町・知多郡阿久比町
・知多郡東浦町・知多郡美浜町・知多郡武豊町・額田郡幸田町
岐阜県・岐阜市・大垣市・高山市・多治見市・関市・羽島市・美濃加茂市
・各務原市・可児市・瑞穂市・本巣市・羽島郡岐南町・安八郡神戸町
・安八郡安八町・本巣郡北方町・加茂郡坂祝町・加茂郡富加町
・可児郡御嵩町
三重県・津市・四日市市・伊勢市・桑名市・鈴鹿市・亀山市・員弁郡東員町
・三重郡朝日町・三重郡川越町・多気郡明和町・度会郡玉城町
【2025年4月21日より提供開始】
・松阪市
静岡県・静岡市・浜松市・沼津市・三島市・富士宮市・島田市・富士市
・磐田市・焼津市・掛川市・藤枝市・御殿場市・袋井市・裾野市
・湖西市・御前崎市・菊川市・牧之原市・駿東郡清水町・駿東郡長泉町
・駿東郡小山町・榛原郡吉田町
【2025年4月21日より提供開始】
・熱海市・田方郡函南町
広島県・広島市・呉市・三原市・尾道市・福山市・三次市・東広島市
・廿日市市・安芸郡府中町・安芸郡海田町
岡山県・岡山市・倉敷市・総社市・瀬戸内市・浅口市・都窪郡早島町
【2025年4月21日より提供開始】
・津山市・都窪郡早島町
愛媛県・松山市・今治市・新居浜市・西条市・伊予市・東温市
・伊予郡松前町・伊予郡砥部町
【2025年4月21日より提供開始】
・西予市
香川県【2025年4月21日より提供開始】
・高松市・丸亀市・坂出市・善通寺市・三豊市・綾歌郡宇多津町
・綾歌郡綾川町・仲多度郡多度津町
徳島県【2025年4月21日より提供開始】
・徳島市・阿南市・板野郡北島町
高知県【2025年4月21日より提供開始】
・高知市
福岡県・北九州市・福岡市・大牟田市・久留米市・飯塚市・柳川市・八女市
・筑後市・大川市・行橋市・小郡市・筑紫野市・春日市・大野城市
・宗像市・太宰府市・古賀市・福津市・朝倉市・みやま市・那珂川市
・糟屋郡宇美町・糟屋郡篠栗町・糟屋郡志免町・糟屋郡須恵町
・糟屋郡新宮町・糟屋郡久山町・糟屋郡粕屋町・遠賀郡水巻町
・嘉穂郡桂川町・朝倉郡筑前町・三潴郡大木町・八女郡広川町
・京都郡苅田町・京都郡みやこ町
【2025年4月21日より提供開始】
・中間市・遠賀郡水巻町・遠賀郡遠賀町・築上郡吉富町・築上郡上毛町
佐賀県・佐賀市・鳥栖市・神埼市・神埼郡吉野ヶ里町・三養基郡基山町
・三養基郡上峰町・三養基郡みやき町
【2025年4月21日より提供開始】
・唐津市・伊万里市・武雄市・小城市
長崎県【2025年4月21日より提供開始】
・長崎市・佐世保市・島原市・諫早市・大村市・西彼杵郡長与町
・西彼杵郡時津町・北松浦郡佐々町
熊本県・熊本市・八代市・人吉市・荒尾市・菊池市・宇土市・宇城市・合志市
・菊池郡大津町・菊池郡菊陽町・阿蘇郡西原村・上益城郡嘉島町
・上益城郡益城町・八代郡氷川町・球磨郡錦町・球磨郡相良村・球磨郡山江村
【2025年4月21日より提供開始】
・玉名市・天草市
大分県【2025年4月21日より提供開始】
・大分市・別府市・中津市・日田市・佐伯市・宇佐市
鹿児島県・鹿児島市・鹿屋市・薩摩川内市・霧島市・奄美市・姶良市・大島郡龍郷町
宮崎県・宮崎市・都城市・延岡市・日向市・北諸県郡三股町

導入を検討する際には、公式サイトでの提供エリア検索に加え、建物が光配線方式(FTTH)に対応しているかの確認が必要です。

VDSLやLAN配線方式の集合住宅では、フレッツ光クロスは利用できないため注意しましょう。

用語解説

VDSL方式・LAN配線方式とは?
どちらも、集合住宅(マンション・アパート)でよく使われている、各部屋までの建物内の配線方式です。

VDSL方式:光回線を共用部まで引き、そこからは電話線で通信。最大100Mbps程度の速度しか出ないことが多い。

LAN配線方式:共用部から各部屋までをLANケーブルで配線。1Gbps対応の建物もあるが、多くはそれ以下に制限される。

どちらの方式も、10Gbpsの速度を活かせないため、フレッツ光クロスには対応していません。

フレッツ光クロスを契約したい場合は、「光配線方式」の物件であることが必須条件です。申し込み前に、NTT公式サイトで住所検索を行い、建物の配線方式も必ず確認しておきましょう。

フレッツ光クロスの通信速度:実測値と快適な使い方のポイント

フレッツ光クロスって、実際はどのくらいの速さなの?

平均速度で下り1300Mbps以上の通信速度が出ます。例えるなら新幹線と普通電車くらい速度が違います。

フレッツ光クロスは、最大10Gbpsの超高速通信をうたう上位光回線です。

とは言っても、他の回線と比べてどれほどの差があるのかイメージしにくいと思いますので、ひと目でわかる図をご覧ください。

10ギガ回線は通常の1ギガより通信品質が高い。1ギガ回線が普通電車なら10ギガ回線は新幹線。出せる速度が段違いで、1度に送受信できるデータ量も違う。

フレッツ光クロスのような10Gbps回線は、一般的な1Gbpsの回線と比べて最大10倍の帯域を確保できるのが特長。通信が混み合う時間帯でも、ストレスなく快適なネット環境を維持できます。

このように、10ギガ回線はただ速いだけでなく同時接続の強さ・混雑への耐性・アップロード速度など、日常の使い勝手を大きく変える性能を持っています。

ただし、「最大10Gbps」はあくまで理論上の数値。実際には、接続環境や時間帯によって速度は大きく変動します。

以下は、最新の速度測定データ(2025年4月時点)を元にした平均的な実測値の一例で、一般的なフレッツ光ネクスト(最大1ギガ回線)と比較しました。

フレッツ光クロス 実測値比較

測定項目フレッツ光クロス(10G)
実測平均値
フレッツ光ネクスト(1G)
実測平均値
ダウンロード速度1,372Mbps349Mbps
アップロード速度1,529Mbps264Mbps
Ping値(応答速度)14.18ms20.94ms
夜間平均速度(下り)1,317Mbps283Mbps

※参照:みんなのネット回線速度

「bps」とはインターネットの速度の単位で、1秒間にどれだけのデータ量(メガ)を送受信できるかを表しています。

上記のデータからもわかる通り、フレッツ光クロスは1ギガプランの「フレッツ光ネクスト」に比べて、すべての項目で大きな性能差を見せています。

  • ダウンロード速度:約4倍
  • アップロード速度:約6倍
  • 夜間でも安定して高速(低遅延)
  • Ping値(応答速度)も低く、リアルタイム性が求められる用途に有利

このように、理論値だけでなく実測値においても、通信品質の違いは歴然です。

一般的にネットワークが混み合い通信速度が低下する夜間帯でも、通信速度の落ち込みは少ないので一日を通して高速通信ができるのです。

用語解説

Ping値(ピンち)とは?
通信相手(サーバー)との「反応速度(ラグの少なさ)」を示す数値で、単位はミリ秒(ms)です。
この数値が低いほど、クリックや操作に対する反応が速く、オンラインゲーム・ビデオ通話・リモートデスクトップなどリアルタイム性が求められる用途で重要な指標となります。

【Ping値の目安】
・10ms以下:非常に快適(プロレベルの低遅延環境)
・20〜30ms:日常利用では十分快適
・50ms以上:ラグを感じやすくなることも

フレッツ光クロスのPing値は平均14ms前後で、かなり良好な応答速度を実現しています。

フレッツ光クロスはこんな人におすすめ!活かせる使い方具体例

速いのは分かったけど、どんな用途で使うのが良いのかな?

日常から大容量のデータを扱っている人に最適ですね。

フレッツ光クロスは、ただ「速い」だけではなく、実測でも1Gbpsを超える安定した通信速度が得られることが大きな強みです。

その性能を最大限に活かせるのは、以下のような用途・利用シーンを持つ人たちです。

  • 4K・8K動画の視聴や配信を快適に行いたい人
    YouTubeやNetflixなどで高画質の動画をストリーミングする場合、特に同時接続が多い家庭では通信が重くなりがちです。
    10Gbps対応のクロスなら、複数人が同時に高画質で視聴してもカクつきにくいというメリットがあります。
  • FPSやMMORPGなど、遅延にシビアなオンラインゲームを楽しむ人
    Apex LegendsやVALORANTのような対戦ゲームでは、1msの遅延が勝敗を分けることも。
    Ping値が安定して低いフレッツ光クロスなら、ラグのストレスを大幅に軽減できます。
  • 高画質データや大容量ファイルを頻繁に送受信するクリエイター
    動画編集者やデザイナー、フォトグラファーなどは、日常的に数GB〜数十GBのファイルをやりとりします。
    高速アップロードを活かせば、クラウド保存や納品作業の効率が一気に向上します。
  • 家族全員が同時にテレワーク・リモート学習をする家庭
    ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議を複数人が同時に使うと、通常の光回線では通信が不安定になることも。
    クロスなら、家族それぞれがストレスなくオンライン作業を継続可能です。

このように、「とにかく速い」だけでなく、「同時利用に強く、通信が安定している」という点で、日常的に高負荷のネット利用をする家庭やユーザーにぴったりの回線です。

フレッツ光クロスの料金体系:仕組みを詳しく解説

フレッツ光クロスの料金体系ってどうなってるの?

フレッツ光クロスの回線の料金とは別に、プロバイダの料金が別途かかります。

フレッツ光クロスは“回線+プロバイダ”の二重構造で料金が決まるため「フレッツ光クロスは料金が高い」と感じる方も多いかもしれません。

その背景には、10ギガ通信を支えるための設備や機器の高度化があります。

10ギガ回線の料金が高くなる理由

10ギガ回線は高性能な通信機器・設備の導入が必須。通信帯域も多く占有するため、1ギガ回線よりコストがかかるのは当然なのです。

このように、10Gbpsという超高速通信を支えるには、ルーターや配線、設備すべてが高スペックでなければなりません。料金はやや高くなりますが、そのぶん快適性と安定性は段違いです。

とはいえ、料金の仕組みを理解しておかないと、月額コストが想像以上に高くなる可能性があるのも事実です。

ここでは、フレッツ光クロスの料金の初期費用、月額料金、主なプロバイダ料の内訳、総額の目安まで丁寧に解説します。

初期費用の内訳と注意点

フレッツ光クロスの初期費用っていくらなの?

初回に契約料880円と工事費用22,000円がかかります。

フレッツ光クロスを新たに契約する場合、回線の工事や契約手続きに関する初期費用がかかります。
これはNTT東日本・西日本共通で、以下のような構成になっています。

フレッツ光クロス 初期費用

費用項目金額
契約料880円
初期工事費22,000円
合計22,880円

工事費については、現在は多くの光回線で無料になるキャンペーンを設けていますが、フレッツ光クロスにおいては工事費は“有料”になります。

ただし、工事費は約2年間の分割払いにすることができるので、初期費用としては880円に加えて、工事費分割初月分3,300円がかかり、合計4,180円ではじめることができます。

分割払い
NTT東日本
フレッツ光クロス 工事費
初回3,300円
2回目以降779円/月×23回
最終月783円
NTT西日本
フレッツ光クロス 工事費
初回3,300円
2回目以降813円/月×22回
最終月814円

工事費を分割払いにした場合は、毎月約800円が月額料金に加算されて請求されます。「思ったより高かった…」とならないよう、工事費が有料であることは憶えておいてください。

月額料金の構成と割引制度

フレッツ光クロスの月額料金っていくらくらいなの?

フレッツ光クロスの月額料金は、NTTの回線料金と、別途契約するプロバイダ料金の合算で成り立っている点が特徴です。

これは、回線とプロバイダが一体型となっている「光コラボ」とは異なり、契約が分かれている“別契約型”のスタイルになります。

まずは、NTT側の回線基本料金と主な割引制度を整理しておきましょう。

項目NTT東日本
月額料金
NTT西日本
月額料金
月額基本料金6,050円6,930円
10ギガ対応ルーター
レンタル料
550円550円
割引制度クロス月額割
12カ月間
770円割引
光はじめ割クロス
1・2年目
2,750円割引
3年目以降
1,210円割引
割引適用後の
月額料金合計
1年目
5,830円
2年目以降
6,600円
1・2年目
4,730円
3年目以降
6,270円

上記は、10ギガ回線では必須となる、“10ギガ対応ルーター”をNTTからレンタルした場合の月額料金です。

フレッツ光クロスは、東西ともに割引を活用すれば一定期間は安く利用できますが、割引終了後の実質料金を確認しておくことが大切です。

長期利用を前提とするなら、総額で比較してお得な構成かどうかを見極めましょう。

これに加えて、プロバイダ料金がかかるので解説していきます。

選べるプロバイダと料金相場

プロバイダの料金っていくらくらいなの?

安いプロバイダでも月額1,300円くらいかかるので、1ギガよりも少し高いですね。

フレッツ光クロスではプロバイダ契約が別途必要になり、プロバイダの料金もかかります。以下が主な対応プロバイダです。

フレッツ光クロス 対応プロバイダ

10ギガ対応プロバイダ月額料金
OCN 光 with フレッツ1,815円
WAKWAK光 with フレッツ クロス1,320円
BIGLOBE光パックNeo with フレッツ1,265円
ASAHIネット 光 with フレッツ1,265円
hi-ho 光 with フレッツプラス1,980円
BB.excite 光 with フレッツ2,420円
@nifty光ライフ with フレッツ1,650円

料金はプロバイダにより異なりますが、おおむね1,300円前後が相場です。ただし、料金の安さだけで選ぶのは注意が必要です。

プロバイダによっては、以下のような違いがあります

  • 通信品質(速度・安定感)の差
  • セキュリティサービスやメール機能の付帯有無
  • サポート体制(設定サポートの有無、混雑状況など)
  • 加入特典(月額料金割引など)

たとえば、OCNやBIGLOBEはサポートが手厚く、通信品質が安定しているという評判がある一方で、やや月額が高め。

逆にBB.exciteのように料金は高めでも、自由度の高い設定や機能が求められる上級者向けというケースもあります。

また、「光コラボ」ではないため、プロバイダを後から乗り換えることも可能ですが、手続きや設定のやり直しが発生するため、最初から自分の使い方に合ったプロバイダを選ぶのがおすすめです。

合計月額料金の目安:月額7,000円~8,000円

結局のところ、合計でいくらになるの?

東西によっても異なりますが、毎月の支払額は7,000円~8,000円ほどになります。

フレッツ光クロスの回線料とプロバイダー料金、工事費を合算した月額料金の目安は以下の通りです。

項目NTT東日本
月額料金
NTT西日本
月額料金
月額基本料金6,050円6,930円
10ギガ対応ルーター
レンタル料
550円550円
割引制度クロス月額割
12カ月間
770円割引
光はじめ割クロス
1・2年目
2,750円割引
3年目以降
1,210円割引
プロバイダ料
※BIGLOBEの場合
1,265円1,265円
工事費分割払い779円(25回)813円(24回)
割引適用後の
支払い月額
1年目
7,874円
2年目
8,644円
1・2年目
6,808円
3年目以降
7,535円

このように、工事費の分割払い額が上乗せされるため、実質7,000円〜8,000円前後が月額の想定ラインです。

なお、ドコモ光やソフトバンク光などの他社光回線では「回線+プロバイダ一体型」の料金設定が多く、かつスマホ割が適用されるため、価格面ではややフレッツ光クロスが割高に感じられるかもしれません。

その一方で、プロバイダーを自分で自由に選びたい方や、より高度な通信設定をしたい上級者にとっては、カスタマイズ性の高さが魅力となります。

10ギガ回線に必要な機器:最大速度を引き出すための環境づくり

フレッツ光クロスって、10ギガに対応した機器しか使えないの?

1ギガ対応のPCでも使えますが、10ギガの速度を活かすなら機器側のバージョンアップも必要です。

フレッツ光クロスをはじめとした10Gbps対応の光回線を使う場合、「回線契約さえすれば速くなる」とは限りません。

実は、現在出回っている多くの家庭用ルーターやパソコンは、1Gbpsまでの通信にしか対応していないモデルが主流です。

そのため、既存の機器をそのまま使っていては、いくら10Gbps回線を契約しても、通信速度は1Gbpsが上限となってしまうのです。

10ギガの性能をしっかり体感するためには、ルーターやLANケーブル、パソコンなど接続機器側のバージョンアップも不可欠です。

以下、必要な機器とその選び方を解説します。

まずはNTTの10ギガ対応ルーターをレンタルするのが基本

10ギガ対応ルーターってレンタルしないといけないの?

市販のルーターでも利用できますが、10ギガ対応ルーターは高いのでレンタルがおすすめです。

NTT東西では、10Gbps対応ルーターを月額550円でレンタル提供しています。

項目内容
型番
NTT XG-100NE
価格レンタルのみ
月額550円
LANポート1GB:3ポート
10GB:1ポート
Wi-Fi規格Wi-Fi6対応
2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax
5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax
無線LAN最大速度最大2401.9Mbps

これはフレッツ光クロスに最適化されており、IPoE(IPv6)接続や10G通信にしっかり対応しているため、初めて10ギガ回線を使う方には最適な選択です。

設定がシンプルで、トラブルが起きた際もサポートを受けやすいという点もメリット。

まずはレンタルルーターを活用することで、安心して10G環境を構築できます。

市販の10G対応ルーターを使いたい場合の選び方

レンタルと市販ルーター、どっちを使ったらいいの?

通信速度にとことんこだわりたいなら、市販のルーターを購入した方が速度が出ますよ。

市販の10Gルーターを導入すれば、より高性能で多機能なネットワーク環境が構築可能です。

ただし、以下のポイントを事前に確認しましょう。

■ 選定時に注目すべきスペック

  • 10G対応のWANポートが搭載されているか
  • LANポートも高速(2.5Gまたは10G)に対応しているか
  • IPv6(IPoE)やv6プラスに対応しているか
  • Wi-Fi規格がWi-Fi6(802.11ax)または最新のWi-Fi7(802.11be)か

これらの条件を満たしていない場合、10Gbpsの回線を契約しても本来の性能を活かせません。

■ 代表的な市販ルーターの例

メーカー
製品型番
特徴価格帯(目安)
BUFFALO
WXR-6000AX12S
安定性とWi-Fi 6搭載で
人気/国内向け設計
約35,000円
ASUS
RT-AX89X
10Gポート×2搭載
ゲーム・動画向き
約35,000円
TP-Link Archer
AXE75
トライバンド
+ゲーミング性能◎
約27,000円

これらの市販ルーターは、レンタルルーターよりも性能が良く通信速度にこだわる方にはおすすめですが、価格が高めです。

結論として、ゲーム・配信・大容量ファイルのやり取りを快適にしたいなら市販ルーターは強い味方になりますが、初期設定や知識も求められるため、機器に詳しい人向けの選択肢です。

初心者の方や「まずは環境を整えたい」という方は、NTTのレンタルルーターからスタートし、必要に応じて乗り換えるのもおすすめです。

LANケーブル・パソコンも10G対応に

10ギガ対応ルーターを使えば、1ギガ以上の速度が出るの?

パソコンやLANケーブルなど“使う機器”も10Gに対応していなければ、1ギガ以上の速度は出ません。


フレッツ光クロスの10Gbps回線を契約しても、使う機器がその速度に対応していなければ、本来の性能は出せません。

「回線が速い=自動的にすべてが速くなる」と思いがちですが、実はそうではないのです。

以下の2点は、10ギガ通信のために特に重要です。

  • LANケーブル:Cat(カテゴリ)6A以上が推奨

ケーブルが古い規格(Cat5eやCat6)のままだと、最大でも1Gbpsしか出ない場合があります。
10Gbps通信には、Cat6AまたはCat7以上のケーブルが推奨されます。見た目は似ていても中身が違うので要注意!

  • パソコンのLANポート:10Gbps対応LANアダプタがおすすめ

ノートPCや一般的なデスクトップの多くは、1Gbpsまでしか対応していないLANポートを搭載しています。

10ギガ回線をフル活用するには、「10G対応のマザーボード(主にハイエンドPCに搭載)」もしくは、「外付けの10G対応LANアダプタ」のいずれかが必要です。

つまり、回線だけでなく「ルーター」「パソコン」「ケーブル」すべてが10G対応でそろって初めて、フレッツ光クロスの真価が発揮されます。

特に10ギガ回線の速度の良し悪しは、お使いの機器によるところが多いので、自宅環境をチェックし、必要に応じて機器のアップグレードも検討しましょう。

他社10ギガ光回線との比較|どれがベスト?

フレッツ光クロスって他の10ギガ回線と比べて、料金は高いの?

やはりプロバイダが別契約になることと、工事費が有料なので他社とくらべると割高ですね。

フレッツ光クロスは高性能な回線ではあるものの、料金の割高感や契約の複雑さがネックになることもあります。

ここでは、代表的な他社の10ギガ対応光回線と比較し、どの回線がどんな人に合っているのかを整理しました。

それぞれの料金、工事費、特典総額を比較したあと、各サービスの詳細を個別に解説していきます。

10ギガ回線6社比較

10ギガ光回線月額料金
※ルーター料金込み
※工事費込み
工事費特典総額
※2年間
NTT東日本 フレッツ光クロス
※プロバイダ:BIGLOBE
1年目:7,874円
2年目:8,644円
22,000円9,240円
NTT西日本 フレッツ光クロス
※プロバイダ:BIGLOBE
1年目:6,808円
2年目:7,535円
22,000円66,000円
ドコモ光 10ギガ6,570円実質無料95,580円
ソフトバンク光 10ギガ6,930円実質無料38,580円
auひかり ホーム10ギガ1年目:7,018円
2年目:6,908円
実質無料30,000円
ビッグローブ光 10ギガ6,820円実質無料82,620円

ドコモ光 10ギガとの比較

ドコモ光はフレッツ網を使った「光コラボ」型のサービスで、回線とプロバイダーが一体型のシンプルな料金体系が魅力です。



プロバイダ:GMOとくとくBB
料金・割引内容
平均速度下り:1,177Mbps
上り:1,132Mbps
Ping値:18.65ms
月額料金
※プロバイダ料金含む
6,380円
ルーターレンタル料190円
初期費用契約事務手数料
3,300円
工事費
22,000円 →実質無料
特典月額料金割引
最大6か月500円
キャッシュバック
57,000円
dポイントプレゼント
3,300pt

特典総額:95,580円
スマホセット割引ドコモ
提供エリアフレッツ光クロスと同じ

ドコモ光は、6か月間月額料金が500円になるワンコインキャンペーンのほか、ドコモユーザー限定でお得なキャッシュバック特典(GMOとくとくBB限定)を展開しています。

他にも、dカード支払いでのポイント優遇や、ドコモスマホとのセット割(ドコモ光セット割)によって月々の通信費が大幅に抑えられます。

プロバイダーは20社以上から選べ、GMOやOCNなど高評価のIPv6対応事業者も含まれています。

【フレッツ光クロスとの違い】

  • 同じフレッツ網を使っているが、ドコモ光は料金・プロバイダを一体で契約する光コラボ型
  • プロバイダーの選択肢は多く、自由度も高い(クロスほどではないが十分)
  • スマホ割で月々最大1,100円/回線の割引があり、ドコモユーザーなら総額でお得

通信品質を確保しつつ料金面を抑えたいドコモユーザーにとっては、最も親和性の高い選択肢と言えるでしょう。
  

ソフトバンク光 10ギガとの比較

ソフトバンク光も光コラボ型の10ギガ回線で、v6プラス(IPv6 IPoE)による高速通信と乗り換えに特化したキャンペーンが魅力です。



プロバイダ:Yahoo!BB
料金・割引内容
平均速度下り:890Mbps
上り:993Mbps
Ping値:14.98ms
月額料金
※プロバイダ料金含む
6,380円
ルーターレンタル料550円
初期費用契約事務手数料
3,300円
工事費
31,680円 →実質無料
特典月額料金割引
6か月500円
※ルーターレンタル料含む

特典総額:38,580円
スマホセット割引ソフトバンク・ワイモバイル
提供エリアフレッツ光クロスと同じ

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーであれば、「おうち割 光セット」が適用され、家族全体の通信費もお得に抑えることができます。

他にも、他社光回線からの乗り換えの場合、他社の解約金が最大10万円まで還元される「あんしん乗り換えキャンペーン」を行っており、費用をかけずに乗り換えすることが可能です。

【フレッツ光クロスとの違い】

  • 基本的には「光コラボ」のため、プロバイダはYahoo!BBに固定(自由度は低め)
  • スマホ割・キャンペーンの充実で総額コストは低め
  • フレッツ光クロスのように自由な構成は組みにくいが、通信品質は実用上十分

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはセット割の恩恵が大きく、フレッツ光クロスよりお得に使える10ギガ回線です。

ソフトバンク光

SoftBank/Y!mobileならコレ

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  • 2年間の料金実質¥833/月節約
  • SoftBank/Y!mobile年間¥13,200お得
  • 開通まで置くだけWi-Fi無料貸与(※1)

総額 最大¥144,880相当バック他社回線からの乗り換え費用を最大10万円還元!
その他、工事費最大¥31,680実質無料・SoftBankのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

auひかり ホーム10ギガ との比較

auひかりはKDDI独自の光ファイバー網を使用し、混雑に強く安定した速度を提供できるのが特長です。



プロバイダ:So-net
料金・割引内容
平均速度下り:3,136Mbps
上り:3,209Mbps
Ping値:7.14ms
月額料金
※プロバイダ料金含む
ずっとギガ得プラン
1年目:6,468円
2年目:6,358円
3年目:6,248円
ルーターレンタル料550円
初期費用契約事務手数料
3,300円
工事費
41,250円 →実質無料
特典キャッシュバック
最大30,000円

特典総額:30,000円
スマホセット割引au・UQモバイル
提供エリア関東地方・戸建てのみ

auひかりの10ギガ回線は、auスマホのセット割引「auスマートバリュー」が利用でき、auユーザーに対しての特典が豊富です。

ただし、10ギガプランの提供エリアは関東地方(東京・神奈川・埼玉・千葉)に限定されており、それ以外の地域では利用できません。

そのため、関東以外に住むauユーザーが10ギガを希望する場合、ビッグローブ光などの光コラボ回線が代替候補となります。

【フレッツ光クロスとの違い】

  • 回線自体がフレッツ光とは完全に別で、混雑の少ない独自回線の強みがある
  • ただし、提供エリアは関東地方の一部に限定されており、全国対応ではない
  • スマホ割・速度ともに優秀だが、エリア外では選択肢にならない

auひかりホーム10ギガは通信品質最優先の人には理想的な回線ですが、対応地域に住んでいるかどうかが最大の分かれ目になりますね。

auひかり

au / UQ mobileユーザーはこれ一択

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  • 2年間の月額料金実質¥1,235
  • au/UQ mobileなら年間¥13,200お得
  • 独自回線だから業界トップクラス速度

総額 最大¥126,250相当バックauひかりスタートサポート特典ご利用で最大¥55,000キャッシュバック!
その他、工事費¥41,250実質無料・au/UQ mobileのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

ビッグローブ光 10ギガ との比較

ビッグローブ光はKDDIグループの光コラボ回線で、auスマートバリュー(スマホセット割)に対応しています。

そのため、auひかり10ギガが非対応エリアの場合でも、auユーザーがセット割を利用できる代替回線として選ばれています。



プロバイダ:BIGLOBE
料金・割引内容
平均速度下り:937Mbps
上り:1,093Mbps
Ping値:13.3ms
月額料金
※プロバイダ料金含む
6,270円
※2年契約プラン
ルーターレンタル料550円
初期費用契約事務手数料
3,300円
工事費
28,600円 →実質無料
特典月額料金割引
最大6か月無料
キャッシュバック
45,000円

特典総額:82,620円
スマホセット割引au・UQモバイル
提供エリアフレッツ光クロスと同じ

ビッグローブ光10ギガは、キャッシュバック特典や比較的安価な料金プランでコストパフォーマンスに優れる点も魅力です。

そのため、格安スマホを使っていてセット割が適用されないユーザーにもおすすめです。

【フレッツ光クロスとの違い】

  • 料金面での優位性が大きく、割引やキャッシュバックも豊富
  • サービスは一体型なので、プロバイダ選択の自由度は低め
  • auひかりがエリア外の場合の実用的な代替回線としてよく選ばれる

ビッグローブ光10ギガは、価格重視、またはauユーザーでエリア制限がある人には、クロスより現実的な選択肢になります。

ビッグローブ光

auスマホの料金が安くなる

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  • 月額料金3年間 実質¥1,388節約
  • au/UQ mobileなら年間¥13,200お得
  • 新規申込で現金¥30,000付与

総額 最大¥71,800相当バック新規申込で¥30,000キャッシュバック!
その他、工事費最大¥28,600実質無料・auのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

   

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

このように、10ギガ光回線はそれぞれ「通信品質」「価格」「スマホ割の有無」「対応エリア」に違いがあります。

フレッツ光クロスは構成の自由度と安定性が強みですが、スマホとのセット割や価格重視なら他社光コラボの方がメリットが大きくなるケースも多いです。

自分のスマホキャリア、居住エリア、こだわりたいポイントに合わせて、最適な回線を選びましょう。

どれを選ぶべき?ユーザー別おすすめ10ギガ回線

結局、自分にはどの回線が一番合ってるのかな?

回線選びで失敗しないためには、「あなたの使い方」「スマホキャリア」「住んでいる地域」の3つを軸に考えることが大切です。

10ギガ光回線は、それぞれに特徴と強みが異なるため、「どんな使い方をするか」に応じた選択が重要です。

例えば、ドコモユーザーで料金を抑えたい人には「ドコモ光」、通信速度と自由度にこだわりたいなら「フレッツ光クロス」など、選ぶべき回線は人によって変わります。

この章では、家族利用・一人暮らし・通信ガチ勢など、タイプ別に最適な10ギガ回線をわかりやすく紹介していきます。

家族利用・スマホ割を重視する人

選び方に迷ったらスマホのセット割が利用できる10ギガ回線を選べば間違いありません。

10ギガ回線は1ギガよりも月額料金が高くなるため、通信費を抑えるにはスマホとのセット割による“永年割引”の活用が非常に重要です。

10ギガ光回線セット割概要
ドコモ光 10ギガドコモ光セット割
ドコモスマホ1回線あたり最大1,100円/月割引
ソフトバンク光 10ギガおうち割光セット
ソフトバンク1回線あたり最大1,100円/月割引
ワイモバイル1回線あたり最大1,650円/月割引
auひかり ホーム10ギガ
ビッグローブ光 10ギガ
auスマートバリュー/UQモバイルセット割
auスマホ・UQモバイル1回線あたり最大1,100円/月割引

セット割引はスマホ1回線ごとに適用されるため、たとえば家族4人が同じキャリアなら、月額4,400円、年間5万円以上の節約も可能です。

「速度と家計のバランスを両立させたい家庭」には、セット割適用の回線選ぶのが最適です。

一人暮らし・引っ越しが多い人

引っ越し時には、工事費の残額を負担しなければいけないので、そもそも工事費が完全に無料、または工事費が安い10ギガ回線がおすすめです。

一人暮らしの方や、今後引っ越しの予定がある人にとって大きなネックになるのが、「工事費の残債」です。

多くの光回線では、初期工事費を分割払いにして契約しますが、途中解約すると未払い分を一括で支払う必要があるケースがほとんどです。(実質無料の場合でも、解約時に割引が終了するため残額を負担する必要があります。)

そのため、回線選びでは「工事費のハードルが低いこと」が重要になります。特におすすめできるのが以下の2つの回線です。

ENひかりクロス(10G)

  • 工事費が完全無料(キャンペーンではなく、標準で無料)
  • NTTフレッツ光回線を利用したシンプルな構成で、契約縛りや違約金もなし
  • 割引特典はないが、月額料金も6,930円と10ギガ回線としては平均的
  • 余計な付加サービスがなく、「シンプルに速く安く使いたい人」に最適

ビッグローブ光 10ギガ

  • 工事費が比較的安い28,600円、高額キャッシュバックで相殺可能
  • 光コラボなので、引越先でも10ギガが使える可能性が高い
  • auスマートバリュー対象で、auスマホユーザーは通信費もお得

初期費用で失敗しないためには、「月額料金」だけでなく、契約時にかかる工事費やその後の解約条件までチェックするのがポイントです。

例えば、auひかりホーム10ギガ(工事費:41,250円)、NURO光10ギガ(工事費:44,000円)などは、工事費が高いため短期で解約した場合の負担額が高くなるので注意が必要です。

速度と安定性を最重視する人

通信速度を重視するなら、独自回線のauひかり・NURO光がおすすめです。また、プロバイダの自由度が高いフレッツ光クロスも選択肢に挙がります。

オンラインゲーム、動画配信、リモートワーク、クラウド利用など、通信品質を最優先にしたい人には、回線の「実測速度」や「混雑時の安定性」が非常に重要です。

このタイプのユーザーにおすすめできる10ギガ回線は、以下の3つです。

auひかり ホーム10ギガ(下り平均速度:3,136Mbps)

KDDIの独自回線を使用しており、混雑に非常に強いのが特長です。

  • フレッツ系と回線が分かれているため、ピーク時間帯でも安定性が高い
  • 高性能ONU・Wi-Fiルーターで、家庭内ネットワークも安定
  • ゲームや映像配信など、タイムラグが命取りになる用途でも安心

ただし、関東地方の一部エリアに限定されており、全国対応ではなく、利用できるのは戸建てタイプのみという点には注意が必要です。

NURO光 10ギガ(下り平均速度:2,186Mbps)

最大10Gbpsに対応し、国内でもトップクラスの実測速度を誇る回線です。

  • 独自の回線網で、平均2~3Gbps以上の実測を記録するケースも多数
  • 専用ONUやルーターを無償提供、設定も比較的シンプル
  • ソニーグループが運営し、品質と知名度のバランスが高評価

ただし、以下のようなデメリットもあります。

  • 提供エリアが限られている(東京・神奈川・千葉・愛知・大阪など都市部中心)
  • 宅内工事が2回必要で、導入までに2~3カ月かかるケースもある
  • 建物の設備次第では「申し込みできない」ことも

…といった点があるため、エリア確認と導入までのスケジュールには注意が必要です。

フレッツ光クロス(下り平均速度:1,372Mbps)

フレッツ光クロスの最大の特長は、プロバイダーを自由に選べる構成の柔軟性です。

  • 高品質なプロバイダー × 10Gルーターで最適な通信環境を自分で構築できる
  • 通信の混雑が起きた場合も、プロバイダー変更で速度改善が図れる
  • 「構成の自由度 × 全国対応」という点では、他社にはない強み

自分で機器やプロバイダーを選び、ベストな環境を組みたい“通信ガチ勢”には非常に魅力的な選択肢です。

以上、通信速度にこだわる人におすすめできる3つの10ギガ回線ですが、以下に特徴をまとめました。

回線特徴向いている人
auひかり
ホーム10ギガ
混雑に強い独自網
安定性抜群
関東在住で通信品質最優先の人
NURO光
10ギガ
国内最高クラスの速度
設備面は要確認
エリア対応していて導入に余裕のある人
フレッツ光
クロス
自由に構成
全国対応・速度重視
通信を自分で最適化したい人

通信品質を最重視するなら、光コラボ型ではなく、こうした“専門性の高い回線”から選ぶのが正解です。

NURO光

SoftBankのスマホ料金が安くなる

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  • 初年度の月額料金 ¥980
  • 2~3年目の月額料金実質¥1,866
  • SoftBankなら年間¥13,200お得

総額 最大¥104,000相当バック継続利用で最大¥60,000プレゼント!
その他、工事費最大¥44,000実質無料・SoftBankのスマホ料金 年間で最大¥13,200割引き!

まとめ

フレッツ光クロスは速度重視の人に最適!コスパ重視なら他社10ギガが有力

フレッツ光クロスは、最大10Gbpsの超高速通信と、プロバイダーを自由に選べる柔軟性が魅力のNTT系光回線です。

特に、速度・安定性・信頼性を最優先にしたい人や、自分のこだわりのプロバイダーと組み合わせて環境を最適化したい人にとって、有力な選択肢となります。

一方で、他社の10ギガ回線と比べると、料金がやや高めでセット割の恩恵が少ないのも事実です。

そのため、スマホとのセット割やキャッシュバック重視の方は、ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光などの光コラボ回線の方が実質負担を抑えやすくなるケースもあります。

結局のところ、どの10ギガ回線がベストかは、以下のポイントで決まります。

  • スマホキャリアとの相性(割引が活用できるか)
  • 住んでいるエリアと建物の配線方式
  • 速度や安定性にどれだけこだわるか
  • 引っ越しの有無やコスト感覚

この記事で紹介した比較ポイントや具体例をもとに、あなたのライフスタイルや価値観にぴったりの回線を選ぶことが、後悔しない10ギガ選びの近道です。

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Q&A
フレッツ光クロスに関する“よくある質問と回答”

フレッツ光の1ギガからクロスに切り換えることはできますか?
“タイプ変更”することでフレッツ光クロスに切り換えできます。

お住いがフレッツ光クロスの提供エリアであれば、“タイプ変更”することでフレッツ光1ギガから10ギガに切り換えることができます。

ただし、タイプ変更には工事を行う必要があり、工事費が最大22,000円かかります。
そのため、フレッツ光からクロスへの変更であれば、他社の10ギガ回線に切り替えることをおすすめします。

フレッツ光クロスでひかり電話は利用できますか?
ひかり電話は利用可能です。

フレッツ光クロスであってもひかり電話は利用可能です。

ただし、ひかり電話に対応したNTTのレンタルルーター「XG-100NE」を利用する必要があり、月額550円がかかります。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。