2024.03.22(更新:2025.10.24)

【2025年版】WiMAX 料金ランキングTOP8|最安プロバイダ「実質月額・端末代・キャッシュバック」の注意点も解説

料金
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「WiMAXを検討しているんだけど、結局どこが一番安いの?」
「月額料金は安く見えるけど、総額がいくらになるかよくわからない!」

WiMAXを比較していると、そう感じる人も多いと思います。

WiMAXは、どのプロバイダ(販売窓口)を選んでも、UQコミュニケーションズが提供する同じ回線網を利用するため、通信速度や対応エリアは全く同じです。

そのため、プロバイダ選びで最も重要な基準は「料金の安さ」です。

この記事では、広告の月額料金に惑わされないための唯一の指標「実質月額料金」に基づき、主要プロバイダを徹底比較し、ランキング形式で紹介します。

この記事を読めば、ご自身の利用期間や支払い方法に合った、本当に「最安」となる賢い選択肢が明確になります。ぜひご一読ください。

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WiMAX「実質月額」料金 総合ランキング

WiMAXはどのプロバイダが一番安く使えますか?

端末代や割引特典などを含めて計算すると、「BIGLOBE WiMAX」が平均3,892円で利用でき最安です。

ランキングをご覧いただく前に、WiMAXの料金比較で最も重要な「実質月額料金」という基準についてご説明します。

これを知らないと、広告の表面的な安さ「月額980円~」といった表記に惑わされてしまう可能性があります。

当記事のランキングは、すべてこの「実質月額料金」で比較しています。

実質月額料金とは、契約期間中に支払う総費用から、 キャッシュバックなどの割引額をすべて差し引き、 利用月数で割った「本当の1ヶ月あたりのコスト」のことです。

月額料金が途中で変動するプランや、高額な端末代、各種キャンペーン(キャッシュバック、月額割引)など、複雑な要素をすべて含めて公平に比較できる唯一の指標です。

【実質月額料金の計算式】

実質月額料金=(月額料金総額+事務手数料+端末代金ー割引・キャッシュバック)÷契約月数

それでは、WiMAXの標準的な利用期間である「2年間利用した場合」の実質月額料金が安い順ランキングTOP8を紹介します。

主要WiMAXプロバイダ 実質月額料金ランキング TOP8(2年利用時)

順位プロバイダ名実質月額料金
(2年)
月額料金
(基本料金)
端末代金端末分
割払い
回数
特典
キャッシュバック割引など
支払方法
1位BIGLOBE
WiMAX +5G
3,892円4,928円27,720円24回
or
36回
特典総額 -57,528円
・キャッシュバック -13,000円
・24ヶ月割引 -1650/月
・初月無料
クレカ
口座
2位5G CONNECT
WiMAX
3,938円4,800円27,720
実質無料
24回特典総額 -24,000円
・月割 -24,000円
※3,6,9,12,15ヶ月目無料
 
クレカ
3位GMOとくとくBB
WiMAX
4,218円4,807円27,720
実質無料
24回特典総額 -17,432円
・キャッシュバック -14,000円
・初月割引 -3,432円
クレカ
4位Broad WiMAX4,760円4,785円31,680
実質無料
36回特典総額 -24,648円
・初月割引き -3,905円
・初期費用割引 -20,743円
※指定オプション契約要
クレカ
口座
5位カシモWiMAX4,813円4,818円27,720
実質無料
24回特典総額 -3,410円
・初月割引 -3,410円
クレカ
6位エコスマWiMAX4,943円3,750円27,720円24回特典総額 -2,400円
・初月割引 -2,400円
クレカ
7位UQ WiMAX4,966円4,950円27,720
→5,940円
36回特典総額 -8,866円
・13ヶ月割引 -682/月
クレカ
口座
8位シンプルWiFi4,978円4,840円無料
(レンタル)
特典総額 0円
なし
クレカ

※2025年10月時点のキャンペーン情報を元に試算
※契約事務手数料3,300円を加味した「実質月額料金」です

この表から分かることは、2年間の利用では「BIGLOBE WiMAX」が 実質3,892円で最も安価であり、次いで「5G CONNECT WiMAX」が僅差で続くという結果です。

ただし、このランキングは2年間の「平均コスト」を示したものです。

4位以下の「端末代実質無料」と記載のあるプロバイダ(例:Broad WiMAX、UQ WiMAX)は、端末代金を36回(3年)の分割払いに設定しています。

そのため、もし2年(24ヶ月)の時点で解約すると、 このランキングの金額とは別に、 残りの端末代金(残債)が一括請求されるため、総コストは大きく変動する点に注意が必要です。

一方、1位のBIGLOBE WiMAXは、長期にわたる月額割引とキャッシュバック(特典総額-57,528円)によって、2年間の実質料金を大きく引き下げています。

このように、ランキング上位であっても料金の仕組みや特典の内容が大きく異なるため、次の章で解説する「料金の仕組み」の理解が非常に重要になります。
  

ランキングの注意点|契約前に確認すべきWiMAX料金の5つのポイント

WiMAXを契約するときに注意すべきポイントってありますか?

特に「端末代金」と「キャンペーン特典」の仕組みを把握しておくことが、損をしないために不可欠です。

ランキングの結果は、あくまで「2年利用時」という一つの基準で比較したものです。

しかし、本当の最適解は、読者ご自身が「何年くらい使う予定か」「銀行口座払いが可能か」「キャッシュバックの手続きの手間を許容できるか」といった契約前の判断基準によって変わってきます。

これから解説する5つのポイント(特に「端末代」と「特典」)を理解することで、ランキングの数字の裏にある「自分に合ったプロバイダ」を見極められるようになります。

ぜひご自身の状況と照らし合わせながら読み進めてください。

ポイント1:WiMAXの端末代と「実質無料」の仕組み

「端末代実質無料」とありますが、 タダでルーターがもらえるわけではないのですか?

端末代は分割で支払いますが、同額の割引で相殺される仕組みです。 そのため、分割払いの途中で解約すると、 残りの端末代(残債)が一括請求されます。

まず、WiMAXの契約には、基本的にルーター端末の代金(27,720円〜31,680円)がかかります。

ただし、ランキング表にあるように、多くのプロバイダが「端末代実質無料」というキャンペーンを実施しています。

これは、端末が無料(0円)でプレゼントされるわけではない点に注意が必要です。

「実質無料」の仕組みとは、 端末代金を24回(2年)や36回(3年)で分割払いし、 その分割払い金と「全く同額の割引」が毎月の利用料から割引される仕組みを指します。

例えば、端末代が27,720円の24回払い(月1,155円)なら、毎月1,155円の割引が適用され、支払いが相殺されるイメージです。

分割払いの期間(この場合は24ヶ月)を満了すれば、端末代の負担が実質的になくなります。

最大の注意点:途中解約時の「端末代残債」

「実質無料」の仕組みにおける最大の注意点が、分割払いの期間中に解約した場合、その時点での割引は終了し、 残りの端末代金(残債)を一括で支払う必要があることです。

例えば、24回払い(月1,155円)のプランを18ヶ月で解約すると、残り6ヶ月分の端末代(1,155円 × 6ヶ月 = 6,930円)を一括で支払わなければなりません。

2022年7月の法改正で、高額な「契約解除料」は規制されましたが、その代わりに、この「端末代残債」が事実上の契約の縛り(解約金)として機能しています。

WiMAXを契約する際は、『契約期間の縛りなし』という表現よりも、“端末代の分割回数”こそが実質的な縛りである点を確認しましょう。

ポイント2:キャンペーン(特典)の種類と注意点

「キャッシュバック」と「月額割引」では、 何か注意点に違いがありますか?

キャッシュバックは「申請手続きが必要」な点が最大の注意点です。 一方、月額割引は「手続き不要で確実」なのが特徴です。

プロバイダの特典は、実質料金に大きく影響しますが、大きく分けて2つのタイプがあり、注意点が全く異なります。

【タイプ1】キャッシュバック型(申請手続きが必須)

BIGLOBE WiMAX +5G(ランキング1位)、3位のGMOとくとくBB(ランキング3位)などが、このタイプを採用しています。

契約するだけでまとまった現金キャッシュバックがあるため、実質料金を大きく下げられます。

ただし、キャッシュバックをもらうには、契約者自身による申請手続きが必要な点が 最大の注意点で、以下のような条件もあるのが特徴です。

  • 申請案内メールが、契約から約11ヶ月後など指定された時期に届く。
  • 案内が、普段使わないプロバイダ発行の専用メールアドレスに送られる。
  • 申請可能な期間が、メール受信から1ヶ月間など限定されている。

もし、この手続きを面倒に感じたり、忘れてしまったりすると、特典が1円も受け取れず、実質料金が大きく上がってしまいます。

【タイプ2】月額料金割引型(手続き不要で確実)

5G CONNECT(ランキング2位)やUQ WiMAX(ランキング7位)などが、このタイプに該当します。

高額な現金キャッシュバックが無いかわりに、UQ WiMAXは13ヶ月間など、長期間にわたって毎月の利用料金から自動的に割引が適用されます。

メリットは、面倒な申請手続きが一切不要で、契約者全員が確実に割引の恩恵を受けられる点です。「キャッシュバックを貰い忘れる」というリスクがありません。

【BIGLOBEはハイブリッド型】
ランキング1位のBIGLOBE WiMAXは、「13,000円のキャッシュバック」と「24ヶ月間の月額割引」の両方を採用しています。
BIGLOBEのキャッシュバックは契約翌月に手続き可能など、GMOと比べて受け取り時期が早く、手続きを忘れる可能性が低いのが特徴です。

ご自身の性格が「契約から11ヶ月後などの手続きを、カレンダーに登録して確実に管理できる」タイプであれば、GMOとくとくBBも選択肢に入ります。

もし「手続きの手間や失念するリスクを避け、確実に割引を受けたい」ということであれば、BIGLOBEやUQ WiMAXのような月額割引が主体のプロバイダを選ぶのが賢明です。

ポイント3:端末の種類(モバイルルーター vs ホームルーター)

モバイルルーターとホームルーターは、 どちらを選べばいいですか?

料金はどちらを選んでも同じです。 外出先で使うならモバイル型、自宅メインで 安定性を重視するならホームルーターがおすすめです。

WiMAXを契約する際、持ち運び可能な「モバイルルーター」と、自宅据え置き型の「ホームルーター」の2種類から端末を選びます。

どちらのタイプを選んでも月額料金は同じです。

ご自身の利用シーンに合わせて、最適なタイプを選びましょう。それぞれの特徴は、以下の表の通りです。

比較項目モバイルルーターホームルーター
名称
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

Speed Wi-Fi HOME 5G L13
主な利用シーン外出先・移動中自宅自宅(固定)
通信の安定性△ (ホームルーターに劣る)◎ (大型アンテナで安定)
電源内蔵バッテリー(充電式)コンセント給電(常時接続)
バッテリー消耗あり(2〜3年で劣化の可能性)なし

この表から分かるように、最大の選択基準は「外出先で使うかどうか」です。

通勤・通学中やカフェなどで使いたい場合は「モバイルルーター」一択です。

一方、利用場所が自宅に限定される場合は、「ホームルーター」がおすすめです。

常時コンセントに接続するため充電の手間がなく、大型アンテナによって通信がより安定しやすい利点があります。

【バッテリー寿命の観点】
モバイルルーターは、外出先で使うために充放電を繰り返すため、利用頻度によりますが2〜3年程度でバッテリーが消耗(劣化)してくる可能性があります。

もし3年以上の長期利用を前提としており、主に自宅でしか使わないのであれば、バッテリー消耗の心配がないホームルーターを選ぶ方がおすすめです。

ホームルーターとモバイルルーターの違いはこちらの記事でも詳しく解説しています。

ホームルーターとモバイルルーターの違いは4つ|速度・料金を比較しどちらを選ぶべきか解説

ポイント4:端末保証オプションは加入すべき?

「端末保証オプション」って、 入ったほうが良いのでしょうか?

持ち運びで紛失・水没のリスクがある「モバイルルーター」を 選ぶ方は、加入を推奨します。 「ホームルーター」はリスクが低いため、優先度は下がります。

多くのプロバイダでは、契約時に「端末保証オプション」(月額300円〜500円程度)への加入を選べます。

プランによって保障内容は異なりますが、端末の自然故障や水没時に、修理や交換の費用を補償してくれるサービスです。

加入すべきかどうかは、先ほど選んだルーターの種類によって異なります。

モバイルルーターの場合

加入を推奨します。モバイルルーターは常に持ち運ぶため、外出先での落下、水没、紛失のリスクがホームルーターに比べて格段に高いです。

万が一の際に数万円の端末代を再負担するリスクを考えれば、月額数百円の保険として加入しておく価値は高いです。

ホームルーターの場合

加入の優先度は低いです。ホームルーターは自宅やオフィスに据え置きで利用するため、持ち運びによる上記のようなリスクは基本的にありません。

ただし、小さなお子様やペットがいて、 万が一の故障(飲み物をこぼす、倒して落下させるなど)
心配な場合は、加入を検討しても良いでしょう。

ポイント5:プラスエリアモードとは

「プラスエリアモード」とは何ですか?

auのプラチナバンド(電波)を利用し、通常より繋がりやすくする機能です。 利用した月のみ1,100円の追加料金が発生しますが、 au・UQのスマホセット割加入者は無料です。

プラスエリアモードとは、標準のWiMAX回線(スタンダードモード)が届きにくい場所、例えば建物の奥まった場所や地下、山間部などで、より繋がりやすいauのプラチナバンド回線に切り替える機能です。

これは任意加入のオプションではなく、WiMAXルーター端末に標準搭載されている機能です。

このモードは必要な時に手動でONにできますが、利用した月のみ、追加料金として1,100円が請求されます。(※利用しなかった月は0円です)

ただし、auの「auスマートバリュー」またはUQ mobileの「自宅セット割」に加入している場合は、このプラスエリアモードの利用料(1,100円/月)が無料になります。

基本は標準モードを使い、電波が悪い時だけ切り替える「予備のアンテナ」のようなものと考えると分かりやすいでしょう。

【利用期間別】料金シミュレーション|期間で最安プロバイダは変わる

利用する期間によって、最安のプロバイダって変わるんですか?

端末代の分割回数(2年か3年か)がカギになります。 短期利用ならレンタルが一番得になる場合もあります。

WiMAXのプロバイダ選びでは、「どのくらいの期間利用するか」が料金の次に重要なポイントです。

なぜなら、ポイント1で解説した「端末代残債」の仕組みがあるため、解約するタイミングによって、総費用が大きく変わってしまうからです。

例えば、端末代を24回(2年)払いで終えるプロバイダと、36回(3年)払いに設定しているプロバイダでは、2年後に解約した場合の総費用は全く異なります。

ここでは「1年」「2年」「3年」の3つのパターンで、どのプロバイダが最適になるかをシミュレーションします。

1年(12ヶ月)利用の場合の実質料金

1年間ぐらいの利用なら「端末購入プラン」がお得です。ただし数か月間の超短期利用ならレンタルの方が安いです。

もし1年(12ヶ月)程度の利用があらかじめ決まっている場合、「端末レンタルプラン」と「端末購入プラン」のどちらが安くなるかを比較する必要があります。

端末購入プランの場合、1年間の実質料金(月額料金+初期費用-特典)に、解約時に一括請求される「端末代残債」を加えた金額が総費用となります。

代表的なプランの1年間(12ヶ月)の総費用を比較しましたのでご覧ください。

プロバイダ名端末1年間の総費用
BIGLOBE WiMAX購入:27,720円
(24回払)
53,218円
シンプルWiFiレンタル61,380円
Broad WiMAX購入:35,640円
(36回払)
80,575円

※2025年10月時点のキャンペーン・料金に基づき、事務手数料・月額料金・端末代(残債含む)・特典(キャッシュバック/期間内の割引)をすべて考慮した「1年総額」です。

このシミュレーションから分かる通り、1年間の短期利用では、「BIGLOBE WiMAX」が総費用で最安となる計算です。

これは、BIGLOBE WiMAXが「24ヶ月間の強力な月額割引」と「キャッシュバック」を提供しているからです。

それらを1年分適用した上で、解約時の端末残債(12ヶ月分、約13,860円)を支払ったとしても、他の2社より総額が安くなるためです。

2番目に安いのは「シンプルWiFi(レンタル)」です。こちらはレンタルプランのため、解約時に端末残債のリスクが一切ないシンプルさが最大のメリットです。

試算をすると1~8か月間の利用であれば、シンプルWi-Fiにメリットがあります。高額な残債請求の心配をしたくない場合は、有力な選択肢となります。

最後に、端末代が他社より高く36回払いの「Broad WiMAX」を短期で解約する時は、他社と比べてコストが高くなりやすい点に注意が必要です。

UQ WiMAXの端末購入メリット
一見、端末を購入すると高くつくイメージがありますが、解約後もルーターが手元に残るというメリットがあります。
つまり、将来的にSIMカードのみを再契約して、同じ端末を再利用できるのです。

2年(24ヶ月)利用の場合の実質料金

2年間だけの利用なら、冒頭で紹介したランキングがそのまま参考になり、端末を24回払いに設定しているプロバイダがおすすめです。

2年(24ヶ月)の利用は、WiMAX選びの最も標準的な比較軸です。

この場合、冒頭のランキング表端末分割回数が「24回」になっているプロバイダを選ぶのが最適です。

ランキング上位では、1位のBIGLOBE、2位の5G CONNECT、3位のGMO、5位のカシモ、6位のエコスマが24回払いを採用しています。

これらのプロバイダであれば、24ヶ月利用した時点で端末残債がちょうど0円になります。

そのため、この記事の冒頭で紹介した「実質月額料金ランキング」の結果が、 そのまま総費用の安さの比較になります

一方で、4位のBroad WiMAXや7位のUQ WiMAXは、端末の分割払いが「36回」に設定されています。

もしこれらのプロバイダを2年(24ヶ月)で解約すると、残り1年分(12ヶ月分)の端末残債が一括請求されるため、総費用はランキングの表示額より高くなる点に注意してください。

3年(36ヶ月)以上利用の場合の実質料金

2年目まで安かったプロバイダが、25ヶ月目から 料金が上がる場合があるので、3年利用時の実質料金を再計算する必要があります。

利用期間が3年間(36ヶ月)以上になる場合、2年利用時のランキングが変動する可能性があります。

主な理由は、プロバイダのキャンペーン(特に月額割引)が2年間(24ヶ月)で終了し、25ヶ月目から料金が上昇するケースがあるためです。

例えば、2年利用で最安だったBIGLOBE WiMAXは、強力な月額割引(-1,650円/月)が24ヶ月で終了します。

25ヶ月目以降は基本料金(4,928円)に戻るため、3年間の平均実質料金は少し上昇します。

2025年10月時点のデータに基づき、3年間利用した場合の実質月額料金(3年月額換算)を比較したのが以下の表です。

プロバイダ名2年実質月額3年実質月額備考
BIGLOBE WiMAX3,892円4,192円25ヶ月目から
割引終了
5G CONNECT3,938円4,225円15ヶ月目の
割引が最後
GMOとくとくBB4,218円4,414円11か月目の
キャッシュバック
エコスマWiMAX4,943円4,545円月額料金が変動なし
カシモWiMAX4,813円4,815円月額料金が変動なし
シンプルWiFi4,978円4,932円月額料金が変動なし
UQ WiMAX4,966円4,960円13か月目割引終了
端末代(36回)満了
Broad WiMAX4,760円6,121円月額料金が変動なし
端末代(36回)満了

この表から、3年間利用した場合でも、 実質料金は「BIGLOBE WiMAX」(4,192円)が最安となる計算です。

これは、BIGLOBEの2年目までの割引額が非常に大きいため、3年目に割引がなくなっても、3年間の平均では最安を維持できることを示しています。

2位の「5G CONNECT」、3位の「GMOとくとくBB」も同様の傾向です。

また、36回払いを採用していた「UQ WiMAX」や「Broad WiMAX」は、このタイミングで端末残債がなくなるため、解約時の追加費用は発生しなくなります。

4年(48ヶ月)以上利用する場合

ホームルーターなど、4年以上利用するなら月額料金が最安な「エコスマWiMAX」がおすすめです。

4年以上という超長期で利用する場合、端末代金の分割払い(24回または36回)はすべて終了しています。

また、BIGLOBEやGMOなどの月額割引キャンペーンも24ヶ月目(2年)で終了しています。

つまり、ほぼ全てのプロバイダで特典がなくなり、 「基本料金」での支払いとなります。

この「基本料金」を比較すると、以下のようになります。

  • エコスマWiMAX:月額3,750円
  • その他の主要プロバイダ:約4,785円〜4,950円

このように、2年や3年の実質料金では目立たなかった「エコスマWiMAX」の基本料金(3,750円)が、 他社より1,000円以上安いことがわかります。

結論として、4年以上の長期利用を前提とする場合は、3年目までの総額はBIGLOBEなどが安いものの、4年目以降は「エコスマWiMAX」が最も安く利用できるプロバイダとなります。
  

【目的・条件別】最適なWiMAXプロバイダ

何年くらい使うか決まっていない場合、何を基準に選べばいいですか?

利用目的や支払い方法などの条件によって最適なプロバイダは異なります。まずは自身の利用タイプを整理しましょう。

WiMAXを選ぶ際は、単に「安さ」だけでなく、支払い方法・特典内容・契約年数・サポート体制など、ライフスタイルに合った条件で比較することが重要です。

まずは、次のチェックリストでご自身の希望条件を確認してください

ここからは結論として、読者ごとの具体的な状況や目的に合わせて、「どのプロバイダを選ぶべきか」を解説していきます。

コスト最優先:BIGLOBE WiMAX +5G

安く使うことを重視するなら、2025年10月現在、2年間の実質料金は 「BIGLOBE WiMAX」が3,892円で最安です。

標準的な2年間の利用で、とにかく総費用を最優先にしたいなら、選ぶべきは「BIGLOBE WiMAX」です。

BIGLOBE WiMAX +5G:詳細契約スペック

内容(2025年10月時点)
2年実質月額3,892円
(ランキング1位)
基本料金4,928円
端末代金27,720円
実質無料
端末分割回数24回 or 36回
特典概要・キャッシュバック -13,000円 (翌月手続き)
・24ヶ月割引 -1,650円/月
・初月無料
支払方法クレジットカード・口座振替

上記の表の通り、2年実質月額は3,892円となっており、冒頭のランキングでも他社を抑えて1位です。

その最大の理由は、特典総額(-57,528円)が他社と比べて圧倒的に大きいことです。

「24ヶ月間の月額割引(-1,650円/月)」「13,000円のキャッシュバック」が両方適用されるため、2年間の総費用を劇的に引き下げています。

2年間のコストパフォーマンスを最重要視する方には、BIGLOBE WiMAXが最適な選択肢です。
  

シンプルさ重視・特典も申請不要:5G CONNECT WiMAX

キャッシュバックの手続きなどが面倒、忘れてしまいそうな方には、「5G CONNECT WiMAX」が最適です。

複雑なキャッシュバック申請を避けたい、でも料金の安さも妥協したくない方には、「5G CONNECT WiMAX」が最適です。

5G CONNECT WiMAX:詳細契約スペック

内容(2025年10月時点)
2年実質月額3,938円 (ランキング2位)
基本料金4,800円
端末代金27,720円
実質無料
端末分割回数24回
特典概要月割 -24,000円
※3,6,9,12,15ヶ月目無料
支払方法クレジットカード

おすすめの理由は、GMOとくとくBBのようなキャッシュバックの面倒な申請手続きが一切不要な点です。

上記の表の通り、特典(-24,000円)は、「3ヶ月目、6ヶ月目、9ヶ月目…」といった特定の月の月額料金が自動的に無料になる形で適用されます。

「手続きの手間がない」というシンプルさと、ランキング2位という料金の安さを両立している、非常にバランスの取れた選択肢です。

また、5G CONNECT WiMAXは、auスマホ・UQモバイルのセット割引には対応していないので、利用開始後に割引を申請することもありません。

ただし、au・UQモバイルユーザーであれば、セット割引を利用したほうが圧倒的にお得なので、「5G CONNECT」以外のWiMAXがおすすめです。

他社からの乗り換え(解約金還元):GMOとくとくBB

他のモバイルWi-Fi、ホームルーター、光回線などから乗り換える場合は、解約金を最大40,000円まで還元してくれる「GMOとくとくBB」が最適です。

現在、他の光回線やモバイル回線を契約中で、解約時に「違約金」や「端末代残債」が発生してしまう方には、「GMOとくとくBB」が唯一の選択肢と言えます。

GMOとくとくBB:詳細契約スペック

内容(2025年10月時点)
2年実質月額4,218円 (ランキング3位)
基本料金4,807円
端末代金27,720円
実質無料
端末分割回数24回
特典概要・キャッシュバック -14,000円
(11ヶ月後申請)
・初月割引 -3,432円
乗り換え特典解約金負担
最大40,000円 (申請要)
支払方法クレジットカード

GMOとくとくBBは、他社からの乗り換えで発生する解約違約金や端末残債を、最大40,000円まで 現金でキャッシュバック(還元)する強力な特典を持っています。

還元対象になる範囲も広いため、乗り換え時にかかる解約金のほとんどが還元されます。

解約金還元の対象範囲

  • インターネット回線、テレビ、電話等の施設撤去に関わる費用や解約金
  • インターネット回線の長期割引等にかかわる解約金
  • 現在利用中のインターネット回線工事費、端末代等の残債
  • プロバイダ解約にかかる解約料・他社固定電話からNTTアナログ回線への切り替え時発生する工事料

WiMAXに乗り換える際に高額な解約金が発生する場合は、他社を選ぶよりもGMOでその費用を負担してもらう方が、トータルの出費は圧倒的に安くなります。

この乗り換え特典は、通常のキャッシュバック(11ヶ月目に口座登録)とは申請の手順が異なります。

申し込み完了後すぐの特典申請と、端末発送の3ヶ月目の末日までの解約明細の提出という、早い段階での手続きが追加で必要です。

これらの手続きを忘れると特典が受けられないため、スマホのリマインダー機能を利用するなどスケジュール管理を徹底してください。
  

クレジットカードがない(口座振替希望):UQ WiMAX

毎月の料金支払いを口座振替にしたいという方には「UQ WiMAX」がおすすめです。口座振替でも端末代を分割にできるのが強みです。

クレジットカードを持っていない、または利用していないとった場合は、口座振替に対応しているプロバイダを選ぶ必要があります。

主要プロバイダでは「UQ WiMAX」「BIGLOBE WiMAX」の2社が口座振替に対応しています。

特に、契約時の初期費用(端末代の一括払い)を抑えたい場合は、 「UQ WiMAX」がおすすめです。

UQ WiMAX:詳細契約スペック

内容(2025年10月時点)
2年実質月額4,966円 (ランキング7位)
基本料金4,950円
端末代金27,720円
5,940円(割引適用後)
端末分割回数36回 (月額165円)
特典概要・13ヶ月割引 (-682円/月)
・端末代割引
支払方法クレジットカード・口座振替

UQ WiMAXは、実質月額料金こそ4,966円(7位)と高めですが、口座振替で契約する際のメリットが大きいです。

最大の理由は、上記の表の通り端末代金(実質5,940円)を 36回の分割払い(月額165円)にできる点です。

契約時に高額な端末代を一括で支払う必要がありません。

次善の選択肢としては「BIGLOBE WiMAX」があり、口座振替に対応しています。

ただし、BIGLOBEを口座振替で選ぶ場合、契約時に端末代金(27,720円)を一括(代金引換)で 支払う必要があります

とはいえ、端末代金の割引は24回に分けて発生するので、2年間利用すれば実質無料となります。

初期費用の持ち出しはありますが、月々の実質料金はUQ WiMAXより安価です。

au・UQ mobileユーザー:「セット割対応」が必須条件

WiMAXは「au」または「UQモバイル」のスマホセット割引に対応しています。スマホ代が毎月最大1,100円割引になるので、これを使わない手はありません。

auまたはUQモバイルのスマートフォンをご利用の場合、WiMAXを使ううえで非常に大きなメリットがあります。

それが、スマホセット割引「auスマートバリュー / UQ自宅セット割」に対応しているということ。

この割引は、WiMAXの月額料金ではなく、ご自身やご家族のスマホ代(auまたはUQ)から 毎月最大1,100円が割り引かれるというものです。

家族で複数回線利用している場合は、その分割引額が大きくなるので、よりお得にWiMAXが利用できるのです。

ただし、この割引は自動で適用されません。WiMAXの契約完了後に、別途auショップやMy auなどから
ご自身で申し込む必要があります。

この記事で比較している主要プロバイダの中で、 「5G CONNECT」のみ非対応です。

au/UQユーザーの方は、「5G CONNECT」を除くセット割対応プロバイダの中から選ぶようにしてください。

公式の安心感・店舗サポート:UQ WiMAX

全国の店舗で対面サポートを受けたい場合は、UQ WiMAX一択です。 ただし、実質料金は 他社より割高になります。

料金の安さよりも、契約後の安心感や、いざという時に店舗で対面サポートを受けられることを重視する場合は、「UQ WiMAX」が唯一の選択肢です。

UQ WiMAXは、WiMAX回線の提供元(本家)であるという公式の安心感があります。

その最大のメリットは、全国のauショップやUQスポットの窓口で、 対面での相談やサポートが受けられる点です。

これは他のどのプロバイダ(販売代理店)にもない強みです。

その反面、デメリットもあり料金は最も割高になります。

冒頭のランキングの通り、2年実質月額は4,966円(ランキング7位)であり、1位のBIGLOBE(3,892円)と比較すると、月々1,000円以上の差額を支払うことになります。

WiMAXの申し込みから利用開始までの流れ

WiMAXは申し込みから利用開始まで、どのくらいかかりますか?

申し込みはWebで完結し、工事も不要です。 クレジットカード払いなら最短2日程度で端末が届きますが、 口座振替は書類のやり取りで2週間程かかります。

WiMAXの申し込みから利用開始までの手順は非常にシンプルです。以下の流れで端末が到着次第、インターネットが使えるようになります。

  • Webサイトでプロバイダと端末を選択
    プロバイダの公式サイトから、オンラインで申し込みを完結させます。
    料金プランや端末(モバイルルーター / ホームルーター)を選び、
    契約者情報や支払い方法を入力します。
  • 端末の発送(※支払い方法で期間が変動)
    申し込み内容の確認が完了次第、端末が発送されます。
  • 端末受け取り・簡単な初期設定
    端末が自宅に届いたら、SIMカードを挿入し、電源を入れます。
    スマートフォンやPC側でWi-Fi設定を開き、端末本体に記載されているSSIDとパスワードを入力すれば接続は完了です。

クレジットカード払いの場合審査がスムーズなため、最短で即日〜翌日発送が可能です。早ければ申し込みの翌日〜2日後には端末が届きます。

口座振替の場合(UQ WiMAXなど)申し込み後に、確認書類の郵送(書類のやり取り)が発生します。そのため、端末が届くまでに2週間程度かかるのが一般的です。

契約後に忘れてはいけない手続き
利用開始後、「キャッシュバックの申請」や、「スマホセット割の申し込み」(au/UQユーザー)を忘れないように注意してください。
これらは自動で適用されないため、カレンダーに登録しておくことをおすすめします。
また、乗り換えの場合は利用していたネット回線の解約も併せて行いましょう。

まとめ

WiMAX料金比較の最適解は「実質月額」と「利用期間」

WiMAXのプロバイダ選びは、どの窓口を選んでも通信速度やエリアといった回線品質は全く同じであるため、「実質月額料金」で比較することが全てです。

なぜなら、広告に記載されている「表面的な月額料金」だけを見ていては、本文で解説した「端末代の仕組み(途中解約時の残債)」「キャンペーンの種類(キャッシュバックか、 月額割引か)」といった総費用を見誤ってしまうからです。

つまり、WiMAXを選ぶ際は、利用予定年数や特典の申請の有無などから、ご自身に合ったプロバイダを決めることが重要です。

この記事のランキングと利用期間別シミュレーションを参考に、ご自身の価値観に合った最適なプロバイダを選んでください。

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Q&A
WiMAXの料金に関するよくある質問

WiMAXはなぜプロバイダごとに料金が違うのですか?
プロバイダ各社が独自の料金体系やキャンペーンを展開し販売しているからです。

WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供する回線網を、様々な会社(プロバイダ)が「販売代理店」として提供しているサービスです。

使用する回線や端末、通信品質は全社同じですが、各プロバイダが顧客獲得のために独自のキャンペーン(高額キャッシュバック、月額料金の割引、端末代割引など)を展開しているため、窓口によって料金が大きく異なります。

最低利用期間や違約金はありますか?
「違約金」はほぼありませんが、「端末代の残債」が事実上の縛り(解約金)となります。

現在の主要プランには、法的な「最低利用期間」や高額な「契約解除料(違約金)」は設定されていません。

ただし、多くのプロバイダで端末代金を24回や36回の分割払いにしています。

分割払いの途中で解約すると、残りの端末代金(残債)を一括で支払う必要があるため、
この端末の分割払い期間が事実上の利用期間の目安となります。

WiMAXを使い過ぎた場合、ギガの追加購入はできますか?
WiMAXは容量無制限(※)のため、「ギガの追加購入」という概念はありません。

WiMAXの標準モード(スタンダードモード)はデータ容量が無制限(※)のため、「ギガの追加購入」はありません。

ただし、「プラスエリアモード」(au回線)には月間30GBなどの上限があります。

この上限を超過した場合、プラスエリアモードの通信速度が制限されますが、この容量を追加購入することはできず、翌月1日にリセットされるのを待つ必要があります。

(※一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。)

WiMAXの端末購入に審査はありますか?
サービス自体の契約審査に加え、別途「割賦審査(クレジット審査)」が行われます。

WiMAXの契約には2種類の審査があります。1つは、WiMAXサービス利用の「契約審査」です。これは主に、過去に通信料金の未払いがないかなどを確認するものです。

もう1つが、端末代金(約2.7万円〜)を分割払いにする場合の「割賦審査(クレジット審査)」です。

これは、信用情報機関(CICなど)の情報を参照し、クレジットカードやローンの支払い遅延がないかなどを確認する本格的な審査です。

もしこの割賦審査に通過できなかった場合、
端末代金を一括で支払うことで契約できる可能性があります。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。