東京ガスの電気料金は高い? 評判やメリット・デメリットを徹底調査!【2026年4月】

引っ越しや電気代の節約を考えたりCMを見たりして、東京ガスの電気の契約を検討している人も多いでしょう。しかし都市ガスとしては有名でも電気のイメージが少なく、「東京ガスと東京電力の料金の違いは?」「電気代は本当に安くなるの?」と不安に思いますよね。
そこで今回は、東京ガスに契約中の50人にアンケートを実施し口コミを集めました。東京ガスがどんな電力サービスを行っているのか、契約するうえでのメリット・デメリットなどについて忖度なしに徹底レビューします。東京電力の電気代と比較できるシミュレーターも用意したので、ぜひ最後までチェックしてください。
更新履歴
2026年4月17日
東京ガスについて独自のリサーチを行い、新たに記事を公開しました。
東京ガスの電気料金は高い? 東京電力とどっちがお得?

東京ガスの電気の契約を検討している人のなかには、東京電力より電気代が安くなるのか気になっている人も多いでしょう。結論、東京ガスの電気代は東京電力より安くなる可能性大。東京電力の従量電灯Bプランより、東京ガスの基本プランのほうが電気の単価が安く設定されているため、料金体系は同じでも電気代を抑えられます。
とはいえ、新電力の契約がはじめてだと色々不安も募りますよね。東京ガスは2016年に電力事業に参入し、ガス会社大手の安定した資本力により新電力会社のなかでトップシェアを固めています。(参考:新電力ネット)送配電網は東京電力と同じで、電力会社を切り替えたからといって停電するわけではないので安心してください。
東京電力と東京ガスの電力プランはどっちが安い?料金シミュレーションをしてみよう!
東京電力vs東京ガス
電気料金を比較しよう!
※ 契約アンペアで「わからない」を選択した場合は世帯人数から推定しています。
※ 電力量料金は使用量に応じた段階別単価を適用しています。
※ 政府補助金は2025年2〜4月、8〜10月の燃料費調整額に含まれており、該当月にのみ反映しています。
※ 1か月は30日として計算しています。
※ 2025年1〜12月の燃料費調整額を元に計算しています。
※ 再エネ賦課金は4.18円/kWh(2026年度単価)で計算しています。
上記のシミュレーターでは、東京電力の従量電灯Bプランと東京ガスの基本プランの料金を比較できます。年間料金と月別の料金をそれぞれチェックしてみましょう。
東京ガスの料金体系をチェックしよう

東京ガスの代表的なプランの料金体系は以下の通り。
基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金(+消費税)
東京ガスではとくに以下の料金項目に注意が必要です。
燃料費調整額
発電のためにかかる燃料価格と、電力会社が各々で設定した基準燃料価格との差分を調整する料金項目。基準燃料価格よりも実際の燃料コストが安ければ減額、高ければ増額として電気代に計上されます。計算式は燃料費調整単価(円/kWh)×電気使用量(kWh)です。
地域電力会社である東京電力の従量電灯Bプランでは、燃料費調整額が増額になった場合の上限が設定されていますが、東京ガスの電力プランの燃料費調整額にはこの上限が設定されていません。季節や世界情勢が荒れて燃料価格が高騰した際に、東京電力の従量電灯Bプランよりも電気代が高くなる可能性があることは留意しておきましょう。
【結論】東京ガスは大手の安心感を得つつ電気代を削減したい人にぴったり!
| 東京ガスが向いている人 ・東京電力よりも電気代を安くしつつ、大手電力会社の安心感も求める人 ・ファミリー層など電気の使用量が多い人 ・ガスのセット割の有無を重視する人 |
| 東京ガスが向いていない人 ・電気料金の安さを追究したい人 ・燃料費の上限がないことに不安を感じる人 |
東京ガスにはプランに応じて、電気とガスの契約を東京ガスにまとめると基本料金と電力量料金が0.5%割引されるシステムがあります。加えて、東京電力の従量電灯Bプランよりも電気の単価が安く設定されているため、電気・ガスの支払いをまとめつつ、東京電力よりも電気代を抑えたい人には向いています。
一方で、ほかの新電力会社よりは比較的電気の単価が高値なので、料金の安さを重視したい人には不向き。また、東京ガスは燃料費調整額に上限が設けられていないため、燃料価格が急騰した際に、東京電力よりも電気代が高くなる可能性があります。よほど燃料費が高騰しない限り増額されるリスクは低いですが、どうしても燃料費調整額の上限がないことに不安を感じる人にも向いていない電力会社です。
メリット・デメリットや口コミをチェックしよう

東京ガスのメリットはおもに3つ。1つめは、電気の単価が東京電力の従量電灯Bプランより安いこと。2つめは、ガスのセット割があること。3つめは、申し込みがWebで完結できることです。電気とガスの支払いをまとめて管理を楽にしたい人や、東京電力よりも電気代を抑えつつ大手企業の安心感もほしい人にはメリットがあります。
一方、デメリットも3つあります。1つめは、燃料費調整額に上限がないこと。2つめは、マイページが使いにくいこと。3つめは、ほかの新電力会社と比べると電気代が高いことです。東京ガスは、大手エネルギー業界の安心感は魅力ですが、安心感より電気代の安さを重視する人にはデメリットといえます。
実際に、東京ガスに契約している50人の口コミ・評判をメリット・デメリット別にまとめたのでぜひチェックしてください。
メリットの口コミ
東京ガスのメリットとして挙げられた口コミ・評判には、「電気とガスの支払いをまとめられて割引もあるのがうれしい」「電気代が安くなった」といった声が見受けられました。セット割によって、電気代の節約と固定費の管理のしやすさが両立できる点をメリットとして感じている人が多いようです。
デメリットの口コミ
東京ガスのデメリットとして挙げられた口コミ・評判には「電気代はあまり安くならなかった」「マイページが使いにくい」「オペレーターの対応が遅い」などといった意見が上がりました。東京電力よりも電気代は安くできるものの、その差が小さく安さを感じにくかったり、対応に時間がかかったりする点はデメリットになりえます。
料金プランを紹介!自分に合ったプランを選ぼう

東京ガスの公式サイトから申し込める料金プランは全部で5種類。どのプランが自分に合っているか確認しましょう。
・基本プラン
東京電力よりも電気代を安くしたいならこのプラン。料金体系は東京電力の従量電灯Bと同じですが、電気の単価が東京電力よりも安く設定されています。またこのプランは、電気とガスをまとめて東京ガスにすることで電気代が0.5%割引されるセット割の対象になるプランのため、東京電力よりも電気代を安くして支払いをまとめたい人はぜひ検討してみましょう。
・さすてな電気
環境に優しい電気を使いたい人はこのプラン。実質再生可能エネルギー100%の電気が使えるプランで、1契約で1000円が森林保護団体に寄付されるほか、毎月の電気使用量とともに、「環境貢献度」が樹木の本数などで表示されます。基本プランよりも電気の単価が割高ですが、毎月の固定費で環境保全に貢献したい人にはぴったりです。
・時間帯別プラン
オール電化住宅で、夜間1:00~6:00の間にたくさん電気を使う人におすすめのプラン。6:00~1:00、1:00~6:00の2段階で単価が変わり、深夜の電気の単価が安くなっているため、オール電化住宅で、深夜にお湯を沸かすタイプの電気給湯器を持つ人はこのプランを検討しましょう。
・太陽光発電買取サービス(卒FIT向け)
現在太陽光設備を保有している人はこのプラン。自家発電された電気を10.5円/kWhで買い取ってくれるため、FIT(固定価格買取制度)から卒業して売電価格が下がった、またはもうすぐ卒FITを迎える人はこのプランを検討しましょう。
・IGNITUREソーラー(フラットプラン)
新築の建築・購入者で太陽光設備の導入を検討中の人はこのプラン。月々の定額のサービス料を支払うことで太陽光や蓄電池設備を自宅で利用でき、契約する設備の内容に応じて2~3%の電気代割引もあります。ただ、このプランは太陽光設備の利用サービスであり電力プランではないので、住環境に応じて東京ガスが指定する電力プランの契約が必要になります。
東京ガスの基本情報
1885年(明治18年)10月に 「東京瓦斯会社」として創立し、140年以上エネルギー業界を担ってきた実績をもとに、2016年4月に電力小売事業にも参入。メイン事業であるガスとのセット割を武器に新電力会社のなかでのシェアを拡大しています。
| 供給エリア | 東京電力 |
| 電気・ガスセット割 | あり |
| オール電化住宅向けプラン | 時間帯別プラン |
| 調整費用の種類 | 燃料費調整額 |
| 契約手数料 | なし |
| 解約金 | なし |
| 支払い方法 | クレジットカード払い・口座振替・コンビニ支払い ※初期設定はコンビニ支払いになっています。 |
| ポイント還元 | あり ※マイページログインやクイズ回答などで還元されます。 |
| 運営元 | 東京ガス株式会社 |
4月のキャンペーン情報
東京ガスは現在、2つのキャンペーンを実施しています。東京ガスへの乗り換えを検討中の人は、少しでもお得に契約できる方法をチェックしておきましょう。
①パッチョポイント還元キャンペーン
東京ガスで電気を新規契約すると、4,400pt分のパッチョポイントがプレゼントされます。
| <実施期間> 2026年4月30日まで <URL> https://x.gd/Ud7Ex <達成条件> ・東京ガス所定の方法で電気の新規契約を申し込むこと。 <対象プラン> ・基本プラン ・ずっとも電気3 |
②基本料金1か月無料キャンペーン
東京ガスで電気を新規契約すると2回目の請求の基本料金が無料になります。
| <実施期間> 期間指定なし <URL> https://home.tokyo-gas.co.jp/gas_power/plan/power/discount_power.html <達成条件> ・東京ガス所定の方法で電気の新規契約を申し込むこと。 ・申し込みから6か月以内に電気の供給が開始されていること。 <対象プラン> ・基本プラン ・ずっとも電気3 |
契約・開通までの流れ
現在住んでいる住所のまま東京ガスに切り替える場合
| ①公式サイトを開く ②「ガス・電気の各種お手続き」→「他社からのガス・電気切替え」を選択。 ③電気のみの乗り換えは「電気の切替えを申し込む」、電気とガスをまとめて乗り換える場合は「ガスと電気の切替えを同時に申し込む」を選択。 | <必要な情報> ・供給地点特定番号(22桁) ・契約番号(お客様番号) ・契約者氏名 ・電話番号 ・メールアドレス ※契約番号と供給地点特定番号は現在契約中の電力会社の請求書(検針票)を確認してください。 東京ガスの公式サイトはこちら |
| 必要事項を入力して申し込み完了 | 現在契約中の電力会社への解約手続きは不要 |
| 申し込み後の手続き完了後の最初の検針日に切り替え完了 | 申し込みから最短1~2か月 ※申し込み後の詳細は「電気の契約内容のお知らせ」というハガキで通知されます。 |
引っ越し先の電気を東京ガスに切り替える場合
| ①公式サイトを開く ②「ガス・電気の各種お手続き」→「開始・停止のお手続き」→「開始のみ」を選択。 ③myTOKYOGASアカウントを持っている場合はログイン、持っていない場合はログインせずに必要事項を入力 | <必要な情報> ・引っ越し先住所 ・供給開始日(電気の使用を開始したい日) ・契約者氏名 ・電話番号 ・メールアドレス ※ガス・電気ともに利用開始が可能な日が表示されるため、それ以降の日付を選択しましょう。 東京ガスの公式サイトはこちら |
| 旧住所で契約中の電力会社の解約手続き | ※引っ越し後も旧住所で電気を使用する場合は解約手続きは不要です。 |
| 電力供給開始 | ブレーカーを上げると電気が使えます。(開通工事・立会い不要) ※ガスの契約も同時に申し込んだ場合は、ガス開栓の立会いが必要です。 |
Q&A
ここからは東京ガスの契約を検討している人からよくある質問に回答します。
東京ガスと東京電力、電気とガスのセット割はどちらがお得?
前提として、東京電力の従量電灯プラン(従量電灯A、従量電灯B、従量電灯C)はガスのセット割の対象にはなりません。関東エリアでガスのセット割を付けることができる東京電力のプランは以下のとおりです。
| ・スタンダードS/L/X ・プレミアムS/L ・プレミアムプラン(スマート契約) ・スマートライフS/L ・スマートライフプラン ・くらし上手S/L/X ・夜トク8 ・夜トク12 ・アクアエナジー100 |
ここでは東京電力のスタンダードSととくとくガスプランのセット料金と、東京ガスの基本プランとガス一般料金のセット料金を比較してみました。結果、東京電力で電気とガスをまとめるほうが東京ガスで電気とガスをまとめるよりもセット料金が安くなります。
以下は東京ガスの電気・ガスの料金と、東京電力の電気・ガスの料金を契約条件と使用量別で試算し表にしたものです。どちらもそれぞれのセット割を含んで計算しています。これよると、東京電力の電気とガスのセット料金は、東京ガスの電気・ガスのセット料金よりも月数百円ほど安くなることがわかります。
| 契約容量/電気使用量 | 月のガス使用量 | 東京電力の料金 (スタンダードS・ とくとくガスプラン) | 東京ガスの料金 (基本プラン・ ガス一般料金) |
| 30A/250kWh | 30m³ | 156,363円/年 | 160,514円/年 |
| 40A/300kWh | 40m³ | 194,865円/年 | 200,349円/年 |
| 50A/500kWh | 60m³ | 317,120円/年 | 323,479円/年 |
東京電力のセット割は、電気使用量や契約容量にかかわらず、電気代が月々に100円ほど割引され、ガス料金が東京ガスよりも少し安く設定されています。対する東京ガスは、東京電力より電気の単価は安く設定されているものの、セット割の割引率は一律0.5%で、基本料金と電力量料金の合計が10,000円で50円割引される計算になります。月々電気代が2万円を超えるような電気をたくさん使う人以外は、東京電力よりも割引金額の幅が小さいでしょう。
東京ガスのカスタマーセンターの連絡先は?
東京ガスのお客さまセンターの電話番号は0570-002211(ナビダイヤル)、または03-3344-9100(固定電話)です。ほかにも、問い合わせ内容や緊急性に応じて以下のような受付窓口が設置されています。
| ガス漏れ通報専用(24時間受付) | 0570-002299 |
| ガス機器・水まわりの修理サービス | 0120-888-777 |
| Web問い合わせフォーム | https://support.tokyo-gas.co.jp/helpdesk?category_id=722&site_domain=open |
東京ガスの解約に違約金は発生する? 解約手続きは?
東京ガスの電力プランの解約には違約金は発生しません。解約の方法については、2つのパターン別でそれぞれ解説します。
まず、同じ住所のままほかの電力会社に乗り換える場合、東京ガス側への解約の連絡は不要です。乗り換え先の電力会社に申し込むと、乗り換え先の電力会社が東京ガスとの解約手続きを引き継いでくれます。
一方、引っ越しの際に新住所ではほかの電力会社と契約するなどの理由で東京ガスを解約する場合は、東京ガス側との解約手続きが必要です。公式サイトの「ガス・電気の引越しのお手続き」から「開始・停止のお手続き」→「停止のみ」を選択。必要事項を記載して解約の申し込みを行いましょう。「停止のみ」のボタンを選択する際に、利用停止が可能になる日付が表示されるため、それ以降の日付を選択してください。
なお、利用停止可能日よりも前に停止したい場合は電話での受付になるため、03-6838-9001の番号に問い合わせてください。
まとめ
東京ガスは、関東エリアのガス業者の大手企業でありながら、電力事業でも高いシェアを誇っている会社です。東京電力よりも電気の単価が安く設定されているため、電気代を抑えることができます。また、ガスのセット割があることも大きな魅力。電気やガスの固定費をまとめて管理して電気代を安くしたい人にはとくにおすすめです。
ただ、燃料費調整額には上限が設定されておらず、燃料価格が急激に高くなった際には燃料費調整額が大きく増額される可能性がある点には注意が必要。とはいえ東京ガスは、「基本プラン」についてはどの世帯人数、電気使用量でも東京電力よりやすくなるほか、オール電化や太陽光設備保有者向けプランなどの選択肢も豊富にあるため、ぜひ検討してみましょう。