
リボンエナジーはオール電化に向いている? 料金体系や割引メニューも徹底解説!【2026年6月】
オール電化住宅に住んでいて電力会社の切り替えを検討している人のなかには、広告などでリボンエナジーという電力会社を見たことがある人もいるはず。とはいえ、一般的なオール電化向けプランとは異なり、時間帯別プランがないうえ変動単価制の料金体系のため、「本当にオール電化に向いているの?」と不安を感じてしまいますよね。
この記事では、リボンエナジーのプランがオール電化家庭に適しているのかを、地域電力会社のオール電化プランと比較しながら徹底解説します。いくつかの項目を入力するだけで、地域電力会社のオール電化プランとリボンエナジーの電気代を比較できる料金シミュレーターも用意したので、ぜひ最後までチェックしてください。
幸田海都
エネルギー領域のスペシャリスト。電力・ガス販売業界に従事し現在6年目。現場責任者として月間20社に及ぶ提携企業の情報を精査し、年間4,000世帯の契約締結をサポート。電気・ガスに関連する諸法令を徹底的に遵守し、制度の裏側まで熟知した専門性の高い解説に定評がある。電力自由化以降の複雑な市場において…エネルギー領域のスペシャリスト。電力・ガス販売業界に従事し現在6年目。現場責任者として月間20社に及ぶ提携企業の情報を精査し、年間4,000世帯の契約締結をサポート。電気・ガスに関連する諸法令を徹底的に遵守し、制度の裏側まで熟知した専門性の高い解説に定評がある。電力自由化以降の複雑な市場において、「ごまかしのない誠実な案内」を掲げ、顧客の不利益を排除した中立公平な視点からメディア監修を行っている。
髙橋夏帆
小売電気アドバイザー。ライフスタイルメディアの運営責任者を務めたのち、現在はでんきガイドの運営責任者に従事。「電気をもっと身近に・シンプルに」をモットーにでんきガイドのメディア運営・記事執筆に務めている。電力自由化をきっかけに電力会社を切り替えようとした際、電力会社によって…小売電気アドバイザー。ライフスタイルメディアの運営責任者を務めたのち、現在はでんきガイドの運営責任者に従事。「電気をもっと身近に・シンプルに」をモットーにでんきガイドのメディア運営・記事執筆に務めている。電力自由化をきっかけに電力会社を切り替えようとした際、電力会社によって料金体系やプランが大きく異なったうえ、どんな選び方をしたほうがよいのかつまづいた経験からでんきガイドを設立した。
更新履歴
2026年5月29日
オール電化住宅向けにリボンエナジーについて独自にリサーチを行い、新たに記事を公開しました。
リボンエナジーのオール電化住宅の電気代は?割引でお得になる?

結論、割引を複数利用し電気を使う時間帯を工夫できれば、電気使用量の多いオール電化住宅でもリボンエナジーでの電気代を安くなる可能性大。前提として、リボンエナジーにはオール電化専用のプランはなく、どの世帯も「リボングリーン」というプランに契約することになります。
リボンエナジーには1kWhあたり0.5円割引される「オール電化割引」があり、例えば月に400kWh使用した場合は毎月200円が電気代から割引されます。また、リボンエナジーはオール電化割引のほかにも6種類の割引メニューが存在し、条件さえ当てはまれば全ての割引を併用可能。全て併用すると最大で3.5円/kWhが毎月の電気代から割引されます。全割引メニューの詳細は以下のとおり。
| 割引の種類 | 割引額 | 詳細 |
|---|---|---|
| オール電化割引 | 0.5円/kWh | オール電化住宅の人は0.5円/kWh割引 |
| ファミリー割引 | 0.1~0.5円/kWh | 1人世帯:0.1円円/kWh 2人世帯:0.2円/kWh 3人世帯:0.3円/kWh 4人世帯:0.4円/kWh 5人世帯以上:0.5円/kWh |
| マイホーム割引 | 0.5円/kWh | 持ち家の人は0.5円/kWh割引 |
| 太陽光割引 | 0.5円/kWh | 太陽光パネル設置住宅の人は0.5円/kWh割引 |
| 蓄電池割引 | 0.5円/kWh | 蓄電池設置住宅の人は0.5円/kWh割引 |
| EV割引 | 0.5円/kWh | EV自動車を持っている人は0.5円/kWh割引 |
| ペット割引 | 0.5円/kWh | 犬、または猫を飼っている人は0.5円/kWh割引 |

幸田海都
独自の割引メニューのほかに、リボンエナジーは料金体系にも特徴があります。
一律単価の固定従量料金と電力市場の30分ごとの価格変動に連動する変動従量料金、再エネ賦課金で構成されており、地域電力会社の料金項目にある基本料金と燃料費調整額はありません。
ただし、電力市場の価格は天候や季節、世界情勢などさまざまな理由で変動するため、いかに変動従量単価が安い時間を狙って電気を使えるかも電気代を安くするポイントといえます。

髙橋夏帆
次章の料金シミュレーターでは、リボングリーンの割引メニューの併用数や生活スタイルに合わせた電気代計算ができます。地域電力会社のオール電化プランの料金と比較できるので、リボンエナジーに契約して電気料金が安くなるのか、ぜひチェックしてみてください。
オール電化住宅のリボンエナジーの電気代をシミュレーションしてみよう
オール電化住宅の電気代を比較しよう
※ 本シミュレーターは概算値であり、実際の請求額と異なる場合があります。
※ 地域電力会社はオール電化向けの時間帯別プランを適用し、リボンエナジーは固定従量単価とJEPX平均単価を適用しています。
※ 1か月は30日として計算しています。
※ 契約容量は世帯人数に応じた目安の値を設定して計算しています。
※ 再エネ賦課金は4.18円/kWh(2025年度単価)として計算し、政府補助金は燃料費調整単価に反映されています(リボンエナジー側のみ別途反映)。
※ 地域電力会社側の燃料費調整単価は1〜3月分は2026年データ、4〜12月分は2025年データを使用しています。
上記は、各地域電力会社のオール電化プランとリボンエナジーのリボングリーンの電気代を比較できる料金シミュレーターです。オール電化住宅でリボンエナジーに契約する前に電気代の目安を知りたい人は計算してみましょう。
オール電化住宅も契約する「リボングリーン」の料金体系をチェック

前述のとおり、リボンエナジーにはオール電化専用のプランがあるわけではなく「リボングリーン」というプランにオール電化割引などの自分に合った割引メニューを適用できる仕組みです。リボングリーンの料金体系は以下のとおり。
固定従量料金+変動従量料金+再エネ賦課金(+消費税)
リボンエナジーでは以下の料金項目に着目しましょう。
- 固定従量料金
電気の使用量に応じて固定で請求される電力量料金で、固定従量単価×使用量で計算されます。リボングリーンの料金項目には基本料金と燃料費調整額がありませんが、この固定従量料金が実質的な基本料金といえます。 - 変動従量料金
JEPXと呼ばれる電力市場の価格に連動して30分ごとに単価が変動する料金項目で、変動従量単価(30分ごと)×使用量の式で算出されます。たとえば、とあるエリアの10:00~10:30の電力市場の単価が15円/kWhだった場合、この30分間に200Whの電気を使った場合の変動従量料金は15×0.2kWhで3円です。
オール電化住宅では電気給湯器で一気にお湯を沸かすなど、1日の中で電気使用量が増える時間帯があるため、電力市場の単価が安い時間帯に、給湯時間を調整するなどの工夫が必要といえます。
【結論】リボンエナジーはオール電化割引に加えて複数の割引を併用できる世帯にぴったり
| オール電化住宅でリボンエナジーへの契約が向いている人 ・持ち家、太陽光設備あり、蓄電池設備あり、EV自動車保有、ペット(犬or猫)持ちのいずれかの項目に複数当てはまる人 ・電力市場の価格をこまめにチェックし安いタイミングで電気を使える節約意識の高い人 |
| リボンエナジーへの契約が向いていない人 ・電気代が変動しやすい料金プランに抵抗がある人 ・電気を使う時間を市場価格に合わせることが難しい人 |
リボンエナジーの唯一の料金プランである「リボングリーン」には、電力市場と連動して電気の単価が変わる変動従量料金があります。そのため、オール電化住宅に住む人のなかでも電力市場の電気の単価の動きをこまめに確認して、安くなる時間帯に電気給湯器でお湯を沸かしたり、家事や炊事を行ったりできる生活スタイルの人にはおすすめです。
対して、変動従量料金のように30分ごとに電気の単価が変化するような料金体系に抵抗がある人や、生活リズムが決まっていて単価に合わせて電気を使用するタイミングを変えるのが難しい人には不向きといえます。

幸田海都
一般家庭と比べて電気使用量が多いオール電化住宅の場合、電気の単価が安い時間帯を狙って電気を使うだけでは電気代を抑えることは難しいといえます。オール電化割引以外の割引メニューを複数適用できない場合、地域電力会社のオール電化プランよりも電気代が高くなる可能性があるので留意しておきましょう。
オール電化住宅でリボンエナジーに契約するメリット・デメリットをチェック

オール電化住宅でリボンエナジーに契約するメリットは2つ。1つめは、オール電化割引という専用の特典が存在し、その他の割引メニューも条件次第では併用できること。2つめは、住む地域や季節によっては電力市場の夜間の変動単価が安く、夜に多く電気を使うオール電化住宅では電気の単価が抑えられる可能性があることです。こまめに電力市場の単価をチェックして電気の使い方を工夫しつつ、割引メニューを複数活用できる人にはメリットです。
一方、オール電化住宅でリボンエナジーに契約するデメリットも2つ。1つめは、オール電化住宅に特化した料金プランがなく、変動単価制の「リボングリーン」しかないこと。2つめは、電力市場の単価がさまざまな要因で変動しやすく、電気代が安定しないことです。とくに、オール電化住宅で給湯器が稼働する夜間の単価が値上がりした場合、電気代も大幅に高くなってしまう可能性があります。割引だけでなくプランもオール電化住宅に合わせて選びたい人や、電気代の安定性を重視する人にはデメリットでしょう。
ほかの電力会社のオール電化プランの料金と比較してみよう
リボンエナジーの料金プランは、一般的なオール電化住宅向けの料金プランとは異なる料金体系のため、ほかの電力会社とリボングリーンのどちらがお得なのか判断しかねている人も多いでしょう。以下ではオクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」と東京電力の「スマートライフS」の2つのプランと「リボングリーン」の料金を比較してみたので、ぜひ参考にしてください。
【比較1】オール電化住宅でリボンエナジーとオクトパスエナジーはどっちが安い?
結論、オール電化住宅のなかでも電気使用量が多くない世帯では、割引の適用数によってはリボンエナジーのほうが安くなる可能性があります。また世帯人数が多く、たくさんの電気を使うオール電化住宅では夜間を含め単価が安く設定されているオクトパスエナジーの電気代のほうがお得。
以下の表は、3人世帯で月に350kWh使ったと仮定して、リボンエナジーの「リボングリーン」とオクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」の2026年1月の電気料金を比較したものです。リボングリーンの変動単価は、2026年1月のエリアプライスの平均値を採用し、7種全ての割引メニューを適用した場合の料金を算出しています。
| 供給地域 | リボングリーン(割引全種) | オール電化オクトパス |
|---|---|---|
| 北海道電力エリア | 12,908円 | 13,007円 |
| 東北電力エリア | 11,508円 | 13,630円 |
| 東京電力エリア | 11,508円 | 11,407円 |
| 中部電力エリア | 11,508円 | 11,889円 |
| 北陸電力エリア | 11,158円 | 11,686円 |
| 関西電力エリア | 10,108円 | 11,126円 |
| 中国電力エリア | 10,808円 | 11,787円 |
| 四国電力エリア | 10,458円 | 11,795円 |
| 九州電力エリア | 10,108円 | 10,456円 |
この表を見ると、ほとんどのエリアでリボンエナジーのほうがお得であるということがわかります。リボンエナジーの方が電気代が高い結果となった東京電力エリアでも、両社の差はほとんどないため、電気の使い方次第ではオクトパスエナジーよりも電気代を安くすることは可能です。
【比較2】オール電化住宅でリボンエナジーと東京電力はどっちが安い?
結論、オール電化住宅の場合、東京電力の「スマートライフS」のほうが安くなる可能性が高いです。
以下の表は、世帯人数別の「リボングリーン」と「スマートライフS」の2026年1月の電気代を比較したものです。なおリボングリーンについては、変動単価を2026年1月の東京エリアの電力市場の平均値である12円/kWhに設定して計算しています。
| 料金プラン | 月の電気代 (2人世帯/350kWh) | 月の電気代 (3人世帯/450kWh) | 月の電気代 (4人世帯/550kWh) |
|---|---|---|---|
| スマートライフS | 11,796円 | 14,623円 | 17,450円 |
| リボングリーン ・オール電化割 ・ファミリー割 | 12,383円 | 15,876円 | 19,349円 |
| リボングリーン ・オール電化割 ・ファミリー割 ・その他割引1件 | 12,208円 | 15,651円 | 19,074円 |
| リボングリーン ・オール電化割 ・ファミリー割 ・その他割引2件 | 12,033円 | 15,426円 | 18,799円 |
| リボングリーン ・オール電化割 ・ファミリー割 ・その他割引3件 | 11,858円 | 15,201円 | 18,524円 |
| リボングリーン ・オール電化割 ・ファミリー割 ・その他割引4件 | 11,683円 | 14,976円 | 18,249円 |
| リボングリーン 割引全種 | 11,508円 | 14,751円 | 17,974円 |
同じ使用量で比較すると東京電力のほうが安くなりますが、リボンエナジーには太陽光割引があるため、オール電化住宅で、かつ太陽光設備も保有している人は、日中に自家発電した電気を有効活用して全体の電力量を減らすことで、東京電力の「スマートライフS」よりも電気代を安くできる可能性があります。
Q&A
ここからはオール電化住宅の電気契約についてよくある質問に回答します。ぜひ参考にしてくださいね。
オール電化住宅の電気代平均はどれくらい?

幸田海都
オール電化住宅は、給湯や調理の場面でもガスではなく電気を使う住環境のため、ガスも併用している一般家庭と比べると電気使用量は多くなります。
オール電化住宅の世帯人数別の電気代平均は以下の表のとおりです。
| 世帯人数 | オール電化住宅の 月間使用量の目安 | 電気代平均額 |
|---|---|---|
| 1人世帯 | 約293kWh | 約9,669円 |
| 2人世帯 | 約390kWh | 約12,870円 |
| 3人世帯 | 約467kWh | 約15,411円 |
| 4人世帯 | 約514kWh | 約16,962円 |
| 5人世帯 | 約582kWh | 約19,206円 |
※電気使用量は環境省が発表している令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査結果の概要を参考に目安を算出しています。
※電気の単価は地域電力会社のオール電化プランの基本料金・電力量単価(昼・夜)・再エネ賦課金単価のブレンドした平均単価33円/kWhとして計算しています。
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まとめ
リボンエナジーはオール電化住宅向けの専用プランはないものの、オール電化住宅が対象となる割引があることが魅力の1つです。また、リボンエナジーにはオール電化割引以外にも6種類の割引メニューが存在し、条件さえ当てはまれば全ての割引を併用できます。そのため、オール電化住宅でリボンエナジーに契約してお得になるかどうかは、割引メニューをいくつ適用できるかによって変わってきます。
また、リボンエナジーは電力市場の時価に応じて30分ごとに単価が変わる料金項目があるため、オール電化住宅で電気使用量が多くなる時間帯に電力市場の単価が高ければ、電気代が割高になってしまう点には注意が必要。
オール電化住宅でリボンエナジーに契約する際は、自宅の住環境ではいくつの割引メニューを併用できるのか、電力市場の値動きに合わせて電気を使うタイミングを工夫できるかなども検討したうえで決断しましょう。
髙橋夏帆
リボングリーンのペット割とマイホーム割は、ほかの電力会社にはない割引特典です。2つの割引メニューが適用されるだけでも電気代から1円/kWhが割引かれ、月に400kWh使う家庭の場合、毎月400円もお得になりますよ。