2023.08.02(更新:2024.09.30)

ホームルーターは遅い|上り速度がたったの17Mbps!何が問題かわかりやすく解説

速度
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

置くだけWi-Fiとも呼ばれている、ホームルーター。
従来の固定回線とは違い、コンセントに直接つなぐだけで利用できる通信機器ですが、最大の特徴は何と言っても“利用開始までの手間が非常に少ない”ということ。

言うまでも無く、利用開始にあたって工事や専門的な設定などを行う必要がないので、「ショップで契約したらその日のうちに利用開始できる」という通常の固定回線には求められないスピード感があります。

つまり、手軽さこそが魅力となっているサービスなのですが・・・

肝心の通信速度が伴っていなければ、何も意味はありませんよね。

CMなどの広告では“快適に利用できますよ”とアピールされていますが、実のところ「遅くてやってられない」という不満を抱えているユーザーは少なくありません。

これからホームルーターを利用しようかと検討されているお客様にとっては、ぜひその点の真偽を確かめておきたいですよね。

というわけで、今回は「ホームルーターは遅いのか?」という点に答えを出して、悩んでいらっしゃるお客様をサポートしますね。

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ホームルーターは“上り”の速度が低いので「遅い」

結局、ホームルーターって遅いの?

はい、日常生活においてもストレスを感じる程度には遅いです。

ここにおける“速い・遅い”という評価は、日常的なインターネット通信───YouTube動画を視聴したり、LINEなどでビデオ通話をしたり、オンラインゲームを楽しんだり───を行うときの快適さをもとに行っています。

明確に「遅い」と言い切りましたが…ご理解いただくために、まずは“ホームルーターの通信速度が日常的なネット利用に耐え得る数値なのか”をご確認いただきましょう。

用途推奨速度
動画視聴(4K)20Mbps
テレワーク
(ビデオ会議)
50Mbps
オンラインゲーム70Mbps
~100Mbps

“推奨速度”というのは、要するに「快適に利用するために必要な速度」のこと。要するに、利用する回線の速度がこの数値を超えていれば、快適にインターネットライフを過ごすことができるというわけですね。

では、肝心のホームルーターはどれくらいの速度なのか?ですが…

社名/機種名下り平均速度上り平均速度
ドコモ
home 5G HR01
244Mbps22Mbps
au
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
124Mbps16Mbps
SoftBank Air
Airターミナル5
103Mbps10Mbps
UQ
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
124Mbps16Mbps
UQ
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
102Mbps19Mbps
平均値139.4Mbps16.6Mbps

ご覧の通り、“下り(ダウンロード)”の速度は十分なレベルなのですが、“上り(アップロード)”が致命的に低いのですね。

ダウンロードは十分なんでしょ?アップロード速度が遅いとダメってことなの?

ダウンロード・アップロード、一方の速度が遅いと結果的にダメなのです。

そもそも、お客様が体感している通信速度というのは「データ送受信にかかる合計時間」の長短です。

たとえばYouTubeを視聴する場合、見たいコンテンツの再生ボタンを選択してから動画が始まるまでの時間。
すぐに動画が始まれば「速い」と感じ、長引けば「遅い」と感じているわけですね。

これを図にすると、こうなります。

インターネット通信の仕組み。まずデバイスからホームルーター越しにリクエストが送信されて、それに応じてデータが受信される。

つまりYouTube動画を視聴するときは、まず「動画データが欲しい」というリクエストが送信されて、その後データを受信しているのです。

さて、ここで「ホームルーターは“上り(アップロード)”の速度が遅い」という話に戻って考えると…

上り速度が遅いと結果的に時間がかかってしまう。ユーザーが体感するのはリクエストしてからの応答時間。上りに時間がかかると、結果的に応答時間が長引くので遅いと感じる。

ご覧の通り、どれだけ“下り”が速かったとしても、応答時間が1分を超えているので結果的に「遅い」と感じるようになっているのですね。

人が密集している地域ではさらに遅くなる

twitterとかで調べると「速い」て言ってる人もいるけど?

環境次第ではそうですが、裏を返すと「地域次第ではもっと遅くなる」のです。

確かに、SNSで評判を確認すると「ホームルーターは遅い」と言っている人ばかりではありません。中には、非常に満足しているお客様もいらっしゃいます。

それは決してウソではなく、本当に一部のお客様はホームルーターでも快適にインターネット通信を行えているのです。

一方で、ストレスを感じている人が居るというのも事実。いったい、なぜそのような違いが生じるのか?ですが…

ことホームルーターに限って言えば、「どこで利用するのか」という点が速度を大きく左右するのです。

つまり、地域差が大きいということ。

そもそもホームルーターというのは、基地局から受信した電波を使ってインターネット通信を行う商品です。

“基地局”とは、各所に設置されているインターネット通信を行うための電波塔みたいなもの。

問題は、ホームルーターは「利用できる基地局が、ひとつひとつ契約で決まっている」ということ。です。

ホームルーターは、特定の基地局からしか電波を受信できない。契約で決まった基地局の電波を受信している。

具体的には「お客様が住んでいる地域」それぞれに決まった基地局が割り当てられていて、別エリアの電波は拾えないのですね。

これがどう速度に影響するかというと、つまり「エリア内にWi-Fi利用者が沢山いると、一気に混雑して遅くなる」のです。

基地局が発信できる電波の量は一定なので、それを分け合う利用者が増えてしまうと、ひとりひとりが利用できるサービスの質は落ちてしまう…ということ。

となると、「混雑したら他の基地局からも電波をもらえたらいい」という発想になるかもしれませんが、先ほど説明した通りの理由でそれができないのです。

どれだけ混雑していても、他の基地局の電波を使うことはできない。混雑しているエリアで使っているホームルーターは遅くなるが、臨機応変に他基地局の電波に切り替えたりはできないということ。

つまり、人が多くて回線が混雑しやすい地域では、どうしてもホームルーターの通信速度は落ちてしまうわけです。

じゃあ、人が少ないエリアに住んでいるなら問題ないの?

そうなると、今度は「電波を受信しにくい」という問題が生じる可能性もあります。

当然、エリア内におけるWi-Fi利用者が少なければ、ある程度は速度改善が見込めます。

しかし、それは「そもそも基地局の電波を拾いやすい場所であること」が前提です。

室内のルーターが家具や家電、壁に電波を阻まれるのと同じく、周辺環境が悪ければ、そもそもホームルーターが基地局の電波をちゃんと拾えないこともあります。

そしてWi-Fi利用者が少ない地域というのは、基地局から極端に離れていたり周辺に森林が多かったりと、電波を拾いにくい場所である可能性が高いのですね。

というわけで、ホームルーターで快適なインターネットライフを実現できる人というのは、かなり限られてきてしまうのが実情です。

ホームルーターは“一時しのぎ”として使おう

もうホームルーターは辞めておいた方がいいのかな。

使うとしても、“一時しのぎ”としてですね。

率直に申し上げて、ホームルーターは「快適なインターネットライフの実現」という目的に対する最適な選択肢ではありません。

ご説明した通り、アップロード速度が致命的に遅いため、日々のインターネット通信において大きなストレス要因となってしまうからです。

ではホームルーターというサービスに価値が無いのかというと、それも違います。

改めて、ホームルーターの特徴を整理してみましょう。

  • 固定回線として使い続けるには遅すぎる
  • 契約したその日のうちに利用可能
  • 専門的な機器設定が不要

要は、一時しのぎとして使うには丁度いいサービスということです。

一時しのぎって、何の?


ちゃんとした固定回線が開通するまでの一時しのぎです。

ちゃんとした固定回線とはつまり、光回線のこと。
たとえばソフトバンク光のようなサービスですね。

光回線は、言うまでも無く“超高速かつ安定したネット回線”なのですが、サービスに申し込みしてから開通するまでに1ヶ月以上かかるという問題点も抱えています。

お住まいの住宅状況次第ではあるものの、基本的に“開通工事”を執り行う必要があって、どうしても「申し込みしてすぐ利用開始」というわけにはいかないのですね。

当然、開通工事が完了する前の間、インターネット通信はできません。

現代においてインフラのひとつといえるネット回線、これを数日でも使えないというのはかなり困りますよね。

そこに来て、ホームルーターは“一時しのぎ”として最適というわけです。

当座のネット回線としてホームルーターを用意しておき、光回線の開通準備も並行して進める…これが理想的な対応だと思います。

開通するまでホームルーターを使えるソフトバンク光

ホームルーターを検討していたお客様は、やはり「今すぐにでもネット環境を整えたい」「複雑な設定はやりたくない」という考えをお持ちかと思います。

そういった方は、ぜひソフトバンク光に目を向けてみてください。

というのも、ソフトバンク光には「開通工事が済むまでの期間限定で、ホームルーター(ソフトバンクAir)を無料レンタルできる」というサービスが用意されているのです。

つまり、工事待ちでネットが使えないという期間がほとんど発生しないのですね。

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※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

<関連記事>
ソフトバンク光の平均速度は300Mbps以上!ただし10Gプランを使えば更に超快適

まとめ
丸山 和輝
ホームルーターは遅いから“一時しのぎ”として使いましょう

改めて説明すると、ホームルーターは上り(アップロード)速度がたったの16.6Mbpsしかないので、結果的にストレスフルな回線になっています。

上りが遅いということは、PCやスマホから何らかのリクエストを出すのに時間がかかるということで、結果的にデータ通信の所要時間が長引きやすくなっているのですね。

しかし、複雑な設定が必要なく申込したその日から利用できる利便性があるのも事実。

というわけで、ホームルーターを使うなら「光回線が開通するまでの一時しのぎ」として扱うことをおすすめします。

<関連記事>
ホームルーターとモバイルルーターの違いは4つ|速度・料金を比較しどちらを選ぶべきか解説

 

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丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。