

- 記事の監修責任者
- 丸山 和輝
工事不要Wi-Fiは主に2種類!それぞれの特徴とは?

工事不要Wi-Fiって、具体的にどんな種類があるんですか?

ご自宅メインならホームルーター、持ち運ぶならポケット型Wi-Fiの2種類が選択肢です。
工事不要ですぐにインターネットを始めたい、と思ったときに選べるWi-Fiは、主に2つのタイプに分けられます。
一つは、ご自宅のコンセントに挿すだけで使える、いわば「置くだけWi-Fi」の「ホームルーター」。
もう一つは、充電式で外出先にも気軽に持ち運べる「ポケット型Wi-Fi」です。
この2つは似ているようで、実は得意なことや最適な利用シーンが全く異なります。
「自分には、一体どちらが合っているんだろう?」
そう迷ったときのために、まずはそれぞれの基本的な特徴を理解することが、最適な一台を見つけるための重要な第一歩になりますね。
次の項目から、それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
コンセントに挿すだけですぐ使える「ホームルーター」

ホームルーターの一番のメリットって、なんですか?

光回線のように工事をせず、コンセントに挿すだけで安定した通信が手に入ることです。
「ホームルーター」とは、その名前の通り、ご自宅での利用に特化したWi-Fiルーターのことです。
最大の特徴は、なんといってもその手軽さ。
機器がご自宅に届いたら、あとはコンセントに挿すだけでWi-Fi環境が整います。
ポケット型Wi-Fiと比べて本体が大きく、その分パワフルなアンテナが内蔵されているのがポイントですね。
そのため、通信が安定しやすく、家族みんなでスマホやパソコン、ゲーム機などを同時に繋いでも速度が落ちにくいという、非常に頼もしいメリットがあります。
外出先にも持ち運べる「ポケット型Wi-Fi」

ポケット型Wi-Fiの、他にはない一番の強みは何ですか?

バッテリー内蔵で、いつでもどこでも自分だけのWi-Fi環境を持ち歩ける携帯性です。
「ポケット型Wi-Fi」は、その名の通りポケットにも収まるコンパクトさが魅力の、持ち運び専用Wi-Fiルーターです。
本体に充電式のバッテリーが内蔵されているため、電源が確保できない屋外でも使用できます。
この携帯性の高さが、ホームルーターとの最大の違いであり、最大のメリットですね。
ご自宅はもちろん、カフェやコワーキングスペース、出張や旅行先のホテル、さらには移動中の電車内など、いつでもどこでも自分だけのインターネット環境を確保できます。
家でも外でも、通信環境をスマートに一つでまとめたい方にぴったりの一台です。
ホームルーターとポケット型Wi-Fi、最適なのはどっち?

結局、ホームルーターとポケット型Wi-Fiは、何を基準に選べば失敗しないですか?

主にネットを使う場所(自宅か外出先か)と、通信の安定性のどちらを重視するかで判断するのがいいですね。
「それぞれの特徴はわかったけど、結局どっちを選べばいいの?」
そんな疑問がスッキリ解決するように、5つのポイントで両者を比較する一覧表をご用意しました。ぜひ、ご自身の使い方と照らし合わせてみてください。
比較項目 | ホームルーター | ポケット型Wi-Fi |
---|---|---|
①利用シーン | 主に自宅 | 自宅+外出先 |
②通信の安定性 | ◎ 安定しやすい | ◯ 場所による |
③月額料金の目安 | 4,000円~5,000円台 | 3,000円~4,000円台 |
④持ち運びの可否 | × 不可 | ◎ 可能 |
⑤同時接続台数 | 多い (10台以上) | やや少ない (5台~) |
この表からわかるように、あなたに合うWi-Fiを選ぶための最も重要な判断基準は、以下の2点です。
- 主にどこでインターネットを使いたいか(利用シーン)
もしインターネットを使う場所が「ほぼ100%自宅」なのであれば、通信が安定しやすいホームルーターがおすすめです。
一方で、少しでも外出先で使う可能性があるなら、選択肢はポケット型Wi-Fi一択となります。
- 通信の安定性をどれだけ重視するか
在宅ワークでのビデオ会議や、オンラインゲーム、高画質動画の視聴など、通信の安定性が特に重要な使い方をするなら、ホームルーターに軍配が上がります。
常にコンセントから給電され、高性能なアンテナを持つホームルーターの方が、無線通信が途切れにくい傾向にあります
これらのポイントを踏まえ、次の章から、より具体的な利用シーンに沿って「どちらがおすすめか」を詳しく解説していきますね。
【利用シーン別】ホームルーターがおすすめなのはこんな人

『こういう人なら、絶対にホームルーターを選ぶべき』という決め手はありますか?

自宅での利用がメインで、家族など複数人・複数台で安定した通信を求める人ですね。
前の章で解説したホームルーターとポケット型Wi-Fiの特徴を踏まえて、ここからは、特にホームルーターがおすすめなのはどんな方かを具体的に見ていきましょう。
主な利用シーンを3つのタイプに分けてご紹介します。
ご自身の使い方や家族構成などを思い浮かべながら、「これは自分のことかも?」と当てはまるものがあるか、ぜひチェックしてみてください。
引っ越しが多いが、自宅で安定したネット環境が欲しい人

ホームルーターな引っ越しの度に工事を行う必要がなく、簡単な住所変更で引っ越し先でもすぐに使えます。
転勤や進学などで、引っ越しの機会が多い方にとって、ホームルーターは非常に心強い味方になります。
「本当は通信が安定している光回線を使いたいけれど、引っ越しのたびに工事の日程を調整したり、立ち合いをしたりするのは面倒…」と感じていませんか?
ホームルーターなら、そうした手間は一切かかりません。
事前に利用先の住所変更手続きさえ済ませておけば、新しいおうちのコンセントに挿すだけですぐにWi-Fi環境が整います。
この「着いたらすぐ使える」という手軽さは、住環境が変わりやすい方にとって、何よりのメリットと言えるでしょう。
家族や同居人と複数人でWi-Fiを使いたい人

多くの機器を同時に繋いでも、安定した通信を保ちやすいので、家族で利用するならホームルーターがおすすめです。
ご家族やルームメイトと暮らしていて、複数人で同時にWi-Fiを利用する環境なら、ホームルーターが断然おすすめです。
現代では、スマートフォンやパソコンは一人一台が当たり前。それに加え、タブレット、スマートテレビ、ゲーム機、AIスピーカーなど、Wi-Fiに接続する機器は家の中にたくさんありますよね。
ポケット型Wi-Fiは同時接続台数が5~10台程度のものが多いですが、ホームルーターはそれを上回るパワフルな機種がほとんどです。
家族がそれぞれの端末で動画を見たりオンラインゲームをしても、通信が混み合いにくく、みんながストレスなくインターネットを楽しめます。
在宅ワークやオンライン授業で安定した通信が必要な人

ホームルーターは通信が安定しているので、ビデオ会議やオンライン授業でも利用できます。
ご自宅で仕事や勉強をする時間が長い方にとって、通信の安定性はなによりも重要ですよね。
取引先との大事なビデオ会議や、大容量のデータファイルを送受信する場面、集中して受けたいオンライン授業の最中など、「ここで通信が途切れたら本当に困る…」というシーンは少なくありません。
持ち運べるポケット型Wi-Fiも便利ですが、場所やバッテリー状況によっては通信が不安定になる可能性がゼロではありません。
その点、据え置き型で常に安定した電力で稼働するホームルーターは、通信の安定感で勝ります。
大事な仕事や学びの機会を、安定した通信環境でしっかりと支えてくれるのがホームルーターです。
【利用シーン別】ポケット型Wi-Fiがおすすめなのはこんな人

ポケット型Wi-Fiを選んだ方が絶対に良い、という人はどんな人ですか?

自宅だけでなく、外出先でもWi-Fiを使いたい人ですね。
ご自宅だけでなく外出先でもアクティブにインターネットを使いたい方には、「ポケット型Wi-Fi」がその真価を発揮します。
ホームルーターにはない「どこにでも持ち運べる」という最大の強みが、どのような方のライフスタイルにマッチするのでしょうか。
こちらも3つの具体的な利用シーンに分けてご紹介していきます。外出の機会が多い方や、持ち物をすっきり一つにまとめたい、という方は必見ですよ。
外出先や移動中にPCやタブレットで作業をする人

外出先でノートPCやタブレットを利用する方には、ポケット型Wi-Fiが最適な選択肢になります。
カフェやコワーキングスペース、さらには新幹線や電車での移動中など、自宅以外の場所でパソコンやタブレット作業をする機会が多い方に、ポケット型Wi-Fiは最適です。
外出先で作業を始めようとしたときに、フリーWi-Fiが飛んでいなかったり、接続が不安定だったりして困った経験はありませんか?
また、不特定多数が利用する公衆Wi-Fiは、常にセキュリティのリスクが伴います。
ポケット型Wi-Fiさえあれば、カバンから取り出して電源を入れるだけ。いつでもどこでも、安全で快適な自分専用のインターネット環境をすぐに利用開始できます。
Wi-Fiスポットを探す手間や、情報漏洩の不安から解放されるのは、想像以上に大きなメリットです。
一人暮らしで、ネットは主に自宅と外出先で使う人

一人暮らしのような自宅にいる時間が少ない方には、自宅でも外出先でも利用できるポケット型Wi-Fiがおすすめです。
平日は仕事や学校でほとんど家にいないし、休日もアクティブに出かけることが多い…
このように、在宅時間が比較的短い一人暮らしの方にも、ポケット型Wi-Fiは非常に合理的な選択です。
もし、このようなライフスタイルの方が自宅専用のホームルーターを契約した場合、「平日の昼間は誰も使っていないのに、料金はしっかり発生している…」という状況になりがちです。
これでは、せっかくの月額料金が少し勿体ないと感じてしまいますよね。
その点、ポケット型Wi-Fiであれば、あなたの「今いる場所」がそのままWi-Fiスポットになります。
平日のランチタイムにカフェで、休日の外出先で、そしてもちろん帰宅後のご自宅で。支払っている月額料金の分だけ、しっかりと元が取れる使い方できるのが最大の魅力です。
また、スマートフォンのテザリングのようにバッテリーやデータ容量を気にする必要もないため、自宅での動画視聴やオンラインゲームも気兼ねなく楽しめます。
短期間の出張や旅行、入院先でネット環境を確保したい人

ポケット型Wi-Fiは、出張や旅行など短期間の利用もできる、レンタルサービスが充実しています。
普段は自宅のWi-Fiで十分でも、一時的に外出先でインターネット環境が必要になる、という特定のシーンでもポケット型Wi-Fiは非常に役立ちます。
例えば、仕事だけでなくプライベートも含め、以下のようなケースが考えられますね。
- 数週間単位の出張や研修:滞在先のWi-Fi環境を確保できる
- 長時間のドライブ中の車内:同乗者が動画やオンラインゲームを楽しめる
- 旅行先のホテルや移動中:Nintendo Switchなどゲーム機でオンラインゲームができる
- 急な入院・一時的な帰省・海外旅行:Wi-Fi環境がない場所で利用できる
- 引っ越し直後で、光回線が開通するまでの「つなぎ」として
このような短期間の利用のために年単位の契約をするのは現実的ではありません。
しかし、ポケット型Wi-Fiには1日単位から借りられるレンタルサービスが豊富にあります。
ウェブサイトから申し込んでおけば、空港や滞在先のホテルで受け取ることも可能で、非常に手軽に利用できるのが大きなメリットです。
【2025年版】速度と料金で選ぶ!ホームルーターおすすめ3選+番外編

ホームルーターって色々あるけど、結局どれを選べばいいの?

速度を重視するのか、料金とのバランスか、スマホとのセット割か。ご自身の優先順位で選ぶのが正解です。
ここからは2025年最新の「おすすめホームルーター」を、具体的なサービスを挙げてご紹介していきます。
ただ、数あるサービスの中から「これが絶対1番!」と断言するのは非常に困難です。なぜなら、人によって「何を最も重視するか」が違うからです。
そこで今回は、公平な視点でサービスを比較検討できるよう、以下の3つの基準を重視してランキングを作成しました。
- 通信速度の実測値
公式サイトがうたう理論上の最大速度ではなく、実際に利用しているユーザーのレポートを元にした「実測速度」の平均値を重視します。 - 実質的なコスト
月額料金だけでなく、端末代金や送料、そしてキャッシュバックなどのキャンペーン特典までをすべて考慮した、2年間利用した場合の「実質月額料金」を比較します。 - キャンペーンのお得度
高額なキャッシュバックや、お使いのスマートフォン料金が割引になる「スマホセット割」といった、付加的なメリットも評価に加えます。
これらの基準を元に、あなたにとってのベストな一台を見つけるお手伝いをします。
1位:ドコモ home 5G(総合力No.1)

通信速度と料金、どちらも優先したいなら、ドコモのhome 5Gが最も有力な選択肢になります。
ホームルーター選びで「通信速度も月額料金も、どちらも妥協したくない!」という、総合的な満足度を重視する方に、今最もおすすめできる選択肢が「ドコモ home 5G」です。
まずは、GMOとくとくBB経由で契約した場合のスペック概要です。
![]() | ドコモ home 5G ※GMOとくとくBBから申し込みの場合 |
---|---|
端末イメージ | ![]() home 5G HR02 |
①速度(実測値目安) | 下り平均:184Mbps 上り平均: 18Mbps |
②コスト | 契約事務手数料:3,850円 月額:4,950円 端末代:73,260円→実質無料 |
2年間の総額:86,260円 実質月額料金:3,594円 | |
③キャンペーン(割引) | dポイント:15,840pt還元 Amazonギフトカード20,000円還元 ドコモスマホとのセット割 (-1,100円/月) |
※平均速度参照:みんなのネット回線速度
以前は「速度は速いが料金は高め」というイメージでしたが、現在は「GMOとくとくBB」のような優良な販売代理店から申し込むことで状況が一変しています。
代理店独自の高額なAmazonギフト券還元などの特典により、トップクラスの通信品質を安い実質料金で利用できるようになったのが最大のポイントです。
ドコモ home 5Gの主なメリット
- 代理店特典で、実質料金が非常に安くなる
公式サイトにはない、20,000円分のAmazonギフト券といった特典を上乗せしてくれる代理店を選ぶことで、トータルのコストを劇的に下げられます。 - ドコモユーザーはスマホ代が永年割引
ドコモの対象プランを利用している家族がいれば、その全員のスマホ料金が毎月最大1,100円割引される「home 5G セット割」が適用されます。
家族にドコモユーザーが多いほどお得です。 - 端末代金が「実質無料」になる
「月々サポート」という割引により、36ヶ月間、毎月の端末分割代金と同額が割り引かれます。つまり、3年間使い続ければ、高価な最新端末(HR02など)の代金が実質0円になる仕組みです。
契約前の注意点
- 上り(アップロード)速度は比較的遅め
ダウンロード速度は非常に優秀ですが、メールに大容量ファイルを添付したり、高画質な動画をライブ配信したりといった、アップロードの速度は他社に劣る傾向があります。 - 3年以内の解約は端末代の残債に注意
端末代金は36回の分割払いです。「実質無料」は36ヶ月間割引が適用されて初めて成立するため、途中で解約すると、その時点での端末代金の残債を一括で支払う必要が出てきます。
データ容量は実質無制限
ドコモ home 5Gはデータ容量無制限で利用できます。
ただし、公式サイトには「当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い場合は、通信が遅くなることがある」との記載があります。
通常の利用で制限がかかることは稀ですが、覚えておくと良いでしょう。
2位:WiMAX +5G(解約時のリスクを避けたい人におすすめ)

UQ WiMAXは、端末代の負担が少なく、解約時のリスクを抑えやすいのが特徴なので、長期間使う可能性が低い人にもおすすめです。
「3年間も同じサービスを使い続けるか分からない…」
「もし途中で解約したら、高額な端末代を請求されるのは怖い…」
そんな、契約期間の縛りや、解約時のリスクをできるだけ避けたい堅実派の方に、「WiMAX +5G」は有力な選択肢となります。
まずは、今回ご提示いただいたUQ WiMAXの場合のスペック概要です。
![]() | UQ WiMAX +5G |
---|---|
端末イメージ | ![]() Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
①速度(実測値目安) | 下り平均:178Mbps 上り平均: 26Mbps |
②コスト | 契約事務手数料:3,300円 月額:4,950円 端末代:27,720円→5,940円 |
2年間の総額:119,174円 実質月額料金:4,966円 | |
③キャンペーン(割引) | 13ヵ月間 682円/月割引 au・UQスマホとのセット割 (-1,100円/月) |
※平均速度参照:みんなのネット回線速度
ドコモ home 5Gが7万円を超える高価な端末を36ヶ月かけて「実質無料」にするのに対し、UQ WiMAXは端末代金そのものが約2.7万円と、もともと安価に設定されています。
また2025年6月現在、UQ WiMAXオンラインショップでは、2万円以上機器代が割引になる特典を実施しています。
そのため、万が一1年や2年で解約することになった場合でも、支払うべき端末代の残債が少なく済みます。この「やめやすさ」が、ドコモ home 5Gにはない大きな安心材料と言えるでしょう。
また、通信速度もhome 5Gと比べて遜色はないので、快適さにおいても問題はないといえます。
WiMAX +5Gの主なメリット
- 解約時の金銭的リスクが低い
(UQ WiMAXの場合)端末代が安いため、短期解約時の残債負担を低く抑えられます。「とりあえず試してみたい」という方にも向いています。 - au・UQモバイルユーザーはスマホ料金が割引
auユーザーは「auスマートバリュー」、UQモバイルユーザーは「自宅セット割」が適用され、毎月のスマホ料金が割引になります。 - 多くのプロバイダから契約先を選べる
UQ WiMAX公式以外にも、GMOとくとくBBなど多くの代理店が存在します。
高額キャッシュバックなどで実質料金を安くしている窓口もあるため、選択肢が豊富です。
契約前の注意点
- プロバイダによって条件が大きく異なる
料金、キャンペーン、端末の支払い方法などが契約する窓口によって様々です。どのプロバイダから契約するのが自分にとって最適か、比較検討が必要です。
3位:Rakuten Turbo(楽天モバイルユーザーにおすすめ)

楽天モバイルユーザーならRakuten Turbo一択です。毎月の固定ポイント還元と、お買い物時のポイント倍率アップの二重の特典があります。
現在、お使いの携帯キャリアが「楽天モバイル」の方、あるいは乗り換えを検討している方にとって、最も有力な候補となるのがこの「Rakuten Turbo」です。
まずはスペックの概要をご覧ください。
![]() | 楽天ターボ |
---|---|
端末イメージ | ![]() Rakuten Turbo 5G |
①速度(実測値目安) | 下り平均:120Mbps 上り平均: 38Mbps |
②コスト | 契約事務手数料:3,300円 月額:4,840円 端末代:41,580円→実質無料 |
2年間の総額:112,100円 実質月額料金:4,671円 | |
③キャンペーン(割引) | 楽天SPU最大+7倍 楽天モバイルセット利用 (1,000pt/月還元) |
※平均速度参照:みんなのネット回線速度
最大の理由は、楽天モバイルとセット利用することで得られる、2つの強力なポイント還元特典にあります。
1つは毎月1,000円相当の固定ポイント還元。そしてもう1つが、楽天市場でのお買い物に対するSPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率が+7倍になるという特典です。</p>
月々の料金が実質的に安くなる上に、日頃の買い物までお得になるため、楽天経済圏のユーザーにとっては計り知れないメリットがあります。
Rakuten Turboの主なメリット
- ポイント還元が二重でお得
毎月自動で付与される1,000ポイントに加え、楽天市場での買い物が常にポイントアップ。日用品やふるさと納税などを楽天市場に集約している方なら、年間で見ると驚くほどの差が生まれます。 - 端末代金が「実質無料」
キャンペーンにより、約4万円の端末代金が実質0円になります。初期費用を抑えて始められるのは大きなメリットです。
契約前の注意点
- 提供エリアが他社に比べて狭い
契約を検討する前に、ご自身の住所が楽天回線のサービスエリア内かどうか、公式サイトのマップで必ず確認する必要があります。これが最も重要な注意点です。 - 「実質無料」期間内の解約に注意
端末代金が「実質無料」になる期間(48か月間)より前に解約した場合、端末代金の残債を請求されます。長期利用を前提に利用しましょう。
番外編:SoftBank Air(ソフトバンクユーザーにおすすめ)

ソフトバンク(またはワイモバイル)のスマホを使っているなら、SoftBank Airがおすすめです。スマホとのセット割『おうち割 光セット』で、ご家庭の通信費を大幅に節約できます。
ランキングではご紹介しませんでしたが、ある特定の条件に当てはまる方にとって、他のどのサービスよりもお得になる可能性を秘めているのが、この「SoftBank Air」です。
その特定の条件とは、「ご自身やご家族が、ソフトバンクかワイモバイルのスマートフォンを使っている」こと。これに尽きます。
まずは、ご提示いただいたデータを元にしたスペック概要です。
![]() | SoftBank Air |
---|---|
端末イメージ | ![]() エアターミナル6 |
①速度(実測値目安) | 下り平均:151Mbps 上り平均: 17Mbps |
②コスト | 契約事務手数料:3,300円 月額:5,368円 端末代:71,280円→実質無料 |
2年間の総額:107,100円 実質月額料金:4,463円 | |
③キャンペーン(割引) | 15,000円キャッシュバック 48ヵ月間 418円/月割引 ソフトバンク・ワイモバイルとセット割 |
※平均速度参照:みんなのネット回線速度
SoftBank Air最大の武器は、スマホとのセット割引「おうち割 光セット」です。
この割引は、家族のスマホ1台あたり毎月最大1,100円(ワイモバイルは最大1,650円)が永年割り引かれるという、非常に強力なもの。
例えば、家族3人がソフトバンクユーザーなら、それだけで毎月3,300円も通信費が安くなります。
この割引額を考慮すれば、SoftBank Airの実質的な負担額は、全サービスの中で最も安くなる可能性を十分に秘めています。
そのため、SoftBank Airは「ホームルーター単体の性能」で選ぶのではなく、「家計全体の通信費をトータルでどれだけ下げられるか」という視点で検討すべき、唯一無二のサービスと言えるでしょう。
契約前の注意点
- 通信速度は最速ではない
実測値150Mbpsは十分な速度ですが、ランキング上位のサービスと比較すると、見劣りする可能性があります。常に最高の通信環境を求める方には向いていません。 - 「実質無料」期間内の解約に注意
約7万円の端末代金が「実質無料」になるのは、48ヶ月間の継続利用が前提です。もし途中で解約すると、高額な端末代金の残債が発生するリスクがあるため注意が必要です。
【2025年版】携帯性と料金で選ぶ!ポケット型Wi-Fiおすすめランキング

ポケット型Wi-Fiを選ぶ時に特にチェックすべきポイントは何ですか?

速度やデータ容量はもちろんですが、毎日持ち運ぶものなので「端末の軽さ」と「バッテリーの持ち」は必ず確認しましょう。
ここからは、外出先での利用に便利な「ポケット型Wi-Fi」のおすすめランキングをご紹介します。
ポケット型Wi-Fiは、ホームルーター以上にサービスの種類が多く、料金体系も複雑なため、どれが自分に合うのかを見極めるのが難しいですよね。
そこで今回は、先ほどのホームルーター選びでも基本とした3つの基準に、ポケット型Wi-Fiならではの2つの重要項目を追加。
合計5つの基準で、おすすめのサービスを厳選しました。
- 通信速度
ウェブサイト閲覧や動画視聴が快適にできるか、実測の速度。 - 実質コスト
月額料金だけでなく、端末代やキャンペーンも考慮したトータルの費用。 - キャンペーン
高額キャッシュバックや、お使いのスマホとのセット割引があるか。 - データ容量
月に使えるデータ量は十分か。無制限プランはあるか。 - 端末スペック
持ち運びやすい「軽さ」か。長時間使える「バッテリー」か。
これらの基準を元に、あなたの使い方に最適な一台を見つけていきましょう。
1位:WiMAX +5G(家でも外でも!ハイブリッドに使える万能機)

ポケット型Wi-Fiのおすすめは、ドック付きのWiMAX +5Gです。家では据え置き、外では持ち運び、と使い分けられます。
「家では安定した通信が欲しい。でも、外出先にも気軽に持っていきたい」
そんな方に最もおすすめしたいのが、ホームルーターとポケット型Wi-Fiの“良いとこ取り”をした「WiMAX +5G (Speed Wi-Fi DOCK 5G X01)」です。
まずは、5つの選定基準に沿ったスペックの概要をご覧ください。
![]() | UQ WiMAX +5G |
---|---|
端末イメージ | ![]() Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 |
①速度(実測値目安) | 下り平均:147Mbps 上り平均: 14Mbps |
②コスト | 契約事務手数料:3,300円 月額:4,950円 端末代:27,720円→5,940円 |
2年間の総額:119,174円 実質月額料金:4,966円 | |
③キャンペーン(割引) | 13ヵ月間 682円/月割引 au・UQスマホとのセット割 (-1,100円/月) |
④データ容量 | 無制限 |
⑤端末スペック | 自宅用ドック付属 重量:約198g 連続通信時間:約540分 |
※平均速度参照:みんなのネット回線速度
この製品が他と一線を画すのは、付属の専用ドックに「高性能Wi-Fiアンテナ」と「有線LANポート」が搭載されている点にあります。
これにより、自宅ではホームルーターとして、外では高性能なポケット型Wi-Fiとして、理想的な一台二役の環境が実現するのです。
WiMAX +5Gの主なメリット
- 家中に届く強力なWi-Fi
ドックに内蔵された高性能アンテナが電波を強力に送受信。これまでポケット型Wi-Fiでは電波が届きにくかった部屋の隅々にも、安定したWi-Fi環境を構築できます。 - 安定した有線LAN接続が可能
ドックには有線LANポートが搭載されており、デスクトップPCやオンラインゲーム機など、通信の安定性が特に重要な機器も直接ケーブルで接続できます。 - au・UQモバイルユーザーはセット割でお得
auまたはUQモバイルのスマホをお使いなら、セット割が適用されて毎月のスマホ料金が安くなります。
契約前の注意点
- 特化型サービスよりはコスト高
この利便性の分、ホームルーター専用機や、格安ポケット型Wi-Fiの最安プランと比べると、実質料金はやや高めです。 - プロバイダによる料金差
ご紹介したのはUQ WiMAX公式のプランです。他のプロバイダ(代理店)では、料金やキャンペーンが異なる場合があるため、比較検討することをおすすめします。
2位:楽天モバイル(楽天ユーザー向け)

楽天ユーザーであれば、楽天モバイルが提供するWi-Fiルーターの利用をおすすめします。
通信速度よりも、楽天市場でのお買い物による経済的なメリットを最大限に享受したい──。
そんな楽天経済圏のユーザーにとって、選択肢となるのが「楽天モバイル」のポケット型Wi-Fiです。
まずは、ご提示いただいたデータを元にしたスペック概要をご覧ください。
![]() | 楽天モバイル |
---|---|
端末イメージ | ![]() Rakuten WiFi Pocket Platinum |
①速度(実測値目安) | 下り平均:29Mbps 上り平均:16Mbps |
②コスト | 契約事務手数料:0円 月額:3,278円 端末代:10,820円→1円※ |
2年間の総額:78,673円 実質月額料金:3,278円 | |
③キャンペーン(割引) | 楽天SPU+4倍 |
④データ容量 | 無制限 |
⑤端末スペック | 重量:約103g 連続通信時間:約600分 |
※Rakuten最強プラン同時申し込みの場合
※平均速度参照:みんなのネット回線速度
このサービスの真価は、月額3,278円という安さやデータ無制限という点に留まりません。最大の武器は、楽天市場での買い物が常にポイント+4倍になるという、超強力なSPU特典です。
例えば、楽天市場で月に5万円のお買い物をする方なら、それだけで毎月2,000円相当のポイントが追加で還元されます。
これは、月額料金の大部分をポイントで相殺できることを意味し、使い方次第では通信費が実質無料、あるいはそれ以上になる可能性すらあるのです。
楽天モバイルの主なメリット
- SPU+4倍でポイント還元
楽天ヘビーユーザーであれば、この特典だけで他社を圧倒します。通信サービスを契約することで、生活全体の支出を下げられるといメリットがあります。 - 月額3,278円でデータ使い放題
楽天回線エリア内であれば、通信量を一切気にすることなく、安心してインターネットを利用できます。
契約前の注意点
- 通信速度は割り切りが必要
下り平均30Mbpsという速度は、メールやウェブサイト閲覧、標準画質での動画視聴などには十分ですが、高画質動画の視聴や大容量ファイルのダウンロードには、時間がかかる場合があります。 - 地下や建物内など、繋がりにくい場所がある
プラチナバンドの整備が進んできてはいますが、依然として大手キャリアに比べると、ビル内や地下街などで電波が届きにくい場合があります。
3位:ゼウスWiFi(豊富なプラン・短期利用も可能)

毎月使うデータ量はそれほど多くないという方や、短期間の利用を目的としている方には、データ容量を細かく選べるゼウスWiFiがおすすめです。
「月によってデータ通信量に波がある」
「無制限までは必要ないから、その分だけ料金を安くしたい」
そんな、ご自身の使い方に合わせて、無駄なく最適なプランを選びたい方におすすめなのが、クラウドSIMタイプのサービスである「ゼウスWiFi」です。
まずは、5つの選定基準に沿ったスペックの概要をご覧ください。
![]() | ゼウスWiFi |
---|---|
端末イメージ | ![]() U20P |
①速度(実測値目安) | 下り平均:15Mbps 上り平均:12Mbps |
②コスト | 契約事務手数料:3,300円 月額:3,828円(100GBプラン) 端末代:無償レンタル |
2年間の総額:76,692円 実質月額料金:3,196円 | |
③キャンペーン(割引) | 100GBプランの場合 3ヵ月間 1,848円/月割引 21ヵ月間 616円/月割引 |
④データ容量 | 30GB・50GB・100GB |
⑤端末スペック | 重量:約118g 連続通信時間:約450分 |
※平均速度参照:みんなのネット回線速度
ゼウスWiFiの最大の特徴は、データ容量を30GB・50GB・100GBという複数の段階から選べる点です。
「たくさん使う月は100GB、あまり使わない月は30GB」のように、自分のライフスタイルに合わせて契約を変更することも可能で、通信費の無駄を徹底的に省くことができます。
また契約期間の縛りがない「フリープラン」では、短期での利用が可能であるため出張や海外旅行、光回線が開通するまでのつなぎ回線として有用です。
また、「クラウドSIM」という技術を採用しており、ドコモ・au・ソフトバンクという3大キャリアの回線の中から、その場で最も繋がりやすい電波に自動で接続してくれるため、日本全国の幅広いエリアで安定した通信が期待できるのも強みです。
ゼウスWiFiの主なメリット
- データ容量が選べて、料金に無駄がない
ライトユーザーからミドルユーザーまで、自分の使い方に最適なプランを選択できます。 - 3キャリアの回線対応で、対応エリアが広い
1社の電波に縛られないため、様々な場所で繋がりやすいという安心感があります。
契約前の注意点
- 通信速度は大手キャリア純正サービスに劣る
WiMAXや楽天モバイルのようなキャリア提供のサービスに比べると、最大速度は控えめです。 - 5Gには非対応
通信は4G LTE回線を利用するため、5Gの高速通信は利用できません。
契約前に最終確認!工事不要Wi-Fiの4つのデメリットと注意点

工事不要Wi-Fiって、良いことばかりに見えますが、何か悪い点や注意すべきことはありますか?

手軽な分、光回線に比べて通信の安定性や速度で劣る点や、データ利用の制限など、事前に知るべき注意点があります。
ここまで、工事不要Wi-Fiのメリットやおすすめサービスをご紹介してきましたが、どんなに便利なサービスにも、必ず知っておくべき注意点が存在します。
契約した後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔することがないように、ここでは工事不要Wi-Fiに共通するデメリットや注意点を、正直に、そして詳しく解説していきます。
ご自身が想定している使い方で問題がないか、最後のチェックとして、ぜひご覧ください。
注意点1:光回線に比べると通信の安定性や速度は劣る

ホームルーターでも、速度が100Mbps以上出るなら光回線と変わらないんじゃないですか?

物理的なケーブルで繋ぐ光回線は、無線通信よりも外部環境の影響を受けにくく、安定性が格段に上です。
工事不要Wi-Fiを選ぶ上で、まず大前提として理解しておくべきなのが、通信の安定性や理論上の最大速度は、やはり物理的な光ファイバーケーブルで接続する光回線には敵わない、という点です。
具体的に、一般的な実測値の目安を比較すると、以下のような差があります。
ホームルーター ポケット型Wi-Fi | 光回線 | |
---|---|---|
下り速度 (ダウンロード) | 100~300Mbps | 300~800Mbps |
上り速度 (アップロード) | 10~40Mbps | 200~700Mbps |
応答速度 (Ping値) | 40~50ms | 5~20ms |
なぜこのような差が生まれるかというと、ホームルーターやポケット型Wi-Fiは、携帯電話と同じように、最寄りの基地局から発信される電波を無線で受信しています。
そのため、大雨や雪といった悪天候、コンクリートの壁や高層ビルなどの障害物、近隣での電波干渉といった、様々な外部要因の影響を受けて通信が不安定になったり、速度が低下したりする可能性があります。
もちろん、近年の工事不要Wi-Fiの品質は非常に高く、日常的なウェブサイトの閲覧や動画視聴で不便を感じることはほとんどありません。
しかし、「どんな状況でも常に最高の通信環境が欲しい」という速度の安定性を求めるのであれば、光回線に軍配が上がります。
注意点2:オンラインゲームをするならPing値)が重要

オンラインゲームを快適にプレイしたいのですが、速度が100Mbpsもあれば十分ですよね?

実は、対戦型のオンラインゲームでは速度以上に「Ping値」という応答速度が重要です。この数値が小さいほど、操作の遅延が少なくなります。
あなたがもし、一瞬の操作遅延(ラグ)が勝敗を分けるような、シビアなオンラインゲームをプレイするなら、工事不要Wi-Fiは慎重に検討する必要があります。
FPS/TPS(シューティングゲーム)や格闘ゲームなどを快適に遊ぶ上で、通信速度(Mbps)以上に重要になるのが「Ping値(ピンち)」という数値です。
用語解説
- Ping値とは?
- Ping値は「応答速度」のことで、データを送ってから返事が来るまでの時間を表します。単位はms(ミリ秒)で、この数値が小さければ小さいほど、ラグが少ない(操作の反映が速い)ことを意味します。
前の比較表で見た通り、ホームルーター・ポケット型Wi-Fiは無線で通信する特性上、光回線に比べてこのPing値がどうしても大きくなる(=遅延が大きくなる)傾向があります。
もちろん、RPGやパズルゲームなど、そこまで応答速度が重要でないゲームなら、全く問題なく楽しめます。
しかし、コンマ1秒を争うような対戦ゲームを最高の環境でプレイしたいヘビーゲーマーの方は、やはり光回線を検討するのが最も確実な選択と言えるでしょう。
注意点3:短期間でのデータ使いすぎによる速度制限に注意

「データ無制限」って書いてあるプランなら、どれだけ使っても本当に大丈夫なんですよね?」

基本的には大丈夫ですが、多くのサービスで「公平なサービス提供のため」に、短期間で極端な大容量通信をすると速度が制限される場合があります。
近年、多くの工事不要Wi-Fiサービスでは「データ容量無制限」が当たり前になっています。しかし、この言葉を完全に鵜呑みにするのは少し注意が必要です。
ほとんどのサービスの公式サイトや利用規約には、注意書きとして「一定期間内に著しく大容量のデータ通信をされた場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」といった趣旨の一文が記載されています。
これは、一部のヘビーユーザーが回線を占有し、他の多くのユーザーの通信が遅くなるのを防ぐための、いわば「公平性」を保つためのルールです。
具体的に、以下のような使い方をすると制限の対象となる可能性があります。
- 高画質の4K動画を、一日中つけっぱなしで視聴する
- 数十GBにもなる大容量のPCゲームを、毎日何本もダウンロードする
- 常に大容量のファイルをアップロード、またはダウンロードし続ける
もちろん、通常のウェブサイト閲覧やSNS、標準画質での動画視聴といった使い方で制限がかかることはまずありませんので、過度に心配する必要はありません。
ただ、上記のような特殊な使い方を想定している方は、このような制限が存在することを覚えておきましょう。
注意点4:契約期間の縛りと解約時の費用を必ず確認する

「契約期間の縛りなし」って書いてあれば、いつ解約しても追加料金はかからないってことですよね?

そこが一番の落とし穴なのですが、「縛りなし」でも、分割払いの「端末代金の残額」は請求されます。
ホームルーターやポケット型Wi-Fiを契約する上で、金銭トラブルを避けるために最も重要なのが、解約条件の確認です。
特に「端末代金」の扱いには、細心の注意を払ってください。
最近は「契約期間の縛りなし」を謳うプランが増え、いつでも無料で解約できると誤解しがちです。
しかし、多くの場合、月額料金とは別に高価な端末代金(例:7万円以上)を24回や36回といった分割で支払う契約になっています。
よくある「端末代金実質無料」というキャンペーンは、この分割払いの期間中、月々の支払額と同額の割引が適用され続けることで、最終的に0円になるという仕組みです。
つまり、割引期間の途中で解約してしまうと、その時点で割引は終了し、残りの端末代金を一括で支払わなければならなくなるのです。
これが、解約時に「思わぬ高額請求」が発生する最大の原因です。
契約前には必ず、「総支払額はいくらか」「何ヶ月利用すれば、端末代の残債がなくなるのか」の2点を確認するようにしましょう。
まとめ
工事不要のWi-Fiはホームルーター・ポケット型Wi-Fiを使い勝手で選ぶのが最適
今回は、工事不要で使えるWi-Fiについて、ホームルーターとポケット型Wi-Fiの違いから、おすすめサービス、そして契約前の注意点まで詳しく解説してきました。
ご自宅での利用がほとんどで、家族で使ったり、仕事で安定した通信を求めたりする方は、通信品質に優れた「ホームルーター」がおすすめです。
一方、外出先でもインターネットを使いたい方や、利用シーンに合わせて柔軟なプランを選びたい方は、「ポケット型Wi-Fi」が最適な選択となります。
工事不要で利用できるWi-Fiサービスを得選ぶのであれば、利用する場所と用途に合わせたサービスを選びましょう。
この記事でご紹介した比較ポイントやおすすめのサービスが、あなたのライフスタイルにぴったりの一台を見つける手助けとなれば幸いです。
Q&A
工事不要のWi-Fiに関する“よくある質問と回答”
- 5Gの「SA」と「NSA」って何が違うんですか?
- 簡単に言うと、より高性能なのが「SA」方式です。
5Gには、「NSA(ノンスタンドアローン)」と「SA(スタンドアローン)」という2つの通信方式があります。
NSA (Non-Standalone):4Gの設備を一部活用して通信する、現在の主流となっている5Gです。
SA (Standalone):5G専用の新しい設備だけで通信する、いわば「真の5G」です。SA方式は、「超高速・大容量」「超低遅延」「多数同時接続」といった5G本来の性能を最大限に引き出せると言われています。
現状はまだ対応エリアが限定的ですが、今後SA対応のサービスは、より快適な通信が期待できるという将来性があります。
- 契約前にお試しで使えるサービスはありますか?
- 一部サービスではお試し期間や初期契約解除制度が利用できます。
ご自宅やよく利用する場所での電波状況が不安な場合、契約前にお試しできると安心ですよね。
WiMAXの一部のプロバイダでは、「Try WiMAX」のように15日間無料でお試しレンタルできるサービスを提供していることがあります。また、多くのポケット型Wi-Fiサービスで、数日間のお試し期間を設けている場合があります。
さらに、すべての通信サービスには、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、一方的に契約を解除できる「初期契約解除制度」が法律で定められています。これは「電波状況が不十分だった場合」や「十分な説明がなかった場合」などに適用される制度です。
どうしても不安な場合は、こうした制度を活用して、実際の使用感を確かめてから本格的に利用するのも一つの手です。
いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。
「引っ越し先ですぐに快適なインターネットが使いたい」
「賃貸アパートだから、ネットの設備がついていない…」
近年、このような理由で工事不要で使えるWi–Fiの需要が非常に高まっています。
この記事では、工事不要Wi-Fiの主な選択肢である「ホームルーター」と、持ち運び可能な「ポケット型Wi-Fi」の2種類に焦点を当てます。
それぞれの特徴や違いを徹底的に比較し、2025年の最新情報をもとに、あなたのライフスタイルに本当に合う一台を見つけるお手伝いをします。
この記事を読み終える頃には、どちらのWi-Fiが自分にとって最適なのか、明確な答えが出ているはずですよ。