2025.03.17(更新:2025.04.02)

光回線が工事済みか確認する方法|手軽なものから確実な方法まで5つ紹介

速度
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「ご自宅で光回線を使いたい、自宅で使えるか確認する方法を知りたい」

特にお引越し直前・直後であれば、そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな方へ向けて、ご自宅で光回線が使えるか確認する方法をご紹介します。

手軽にできるものから使えるかどうかが確実にわかるものまで、いくつかの方法をご紹介しますので、ぜひどれか選んで実践して見てくださいね。

確認方法1:光コンセントの有無を確認する

ひとまず手っ取り早く確認してしまいたいんだけど、どうしたらいい?

工事が済んでいる証拠である“光コンセント”を探してみてください。

光コンセントとは、その名の通り光回線のコンセント差込口のことを指します。光回線を使う際に必要なホームゲートウェイやルーターなどの機器は、通常のコンセントではなくこの光コンセントに接続して使うことになります。

光コンセントとは光回線専用のLANケーブル挿し込み口。外付けする独立型と、埋め込み式の一体型がある。住宅内に光コンセントがあるなら、工事済みであると判断してもいい。

そしてこの光コンセントは、光回線の工事で設置するもの。つまり、裏を返せばこれがあれば光回線の工事は終わっている…ということになるのです

光コンセントは、普通のコンセント付近に設置されていることが多いです。ぜひ探してみてください。

確認方法2:不動産情報サイトを見る

まだその家に住んでいないから、確認ができないんだよね。
そのほかに方法はないの?

信ぴょう性は少し低いのですが、不動産情報サイトでも確認ができますよ。

たとえば新居への入居前などで、ご自宅内の光コンセントの確認ができない方には、別の方法もあります。

光回線が使えるかの確認は不動産情報サイトでもできるので、そちらを見てみてください。「部屋の設備」等の説明の中に、以下のような記載があれば光回線が使える可能性が高いです。

  • 光ファイバー
  • サービス名(NURO光/フレッツ光 等)

ただし信ぴょう性は低い

ただし、「CATVインターネット」「高速ネット」「インターネット対応」等の表記の場合は、インターネットは使えそうではあるものの光回線は使えるか少し怪しいところです。これらの記載の場合、J:COMのようなケーブルテレビ回線を使ったインターネットが導入された物件であるかもしれません。

ネットが使いたいだけならこれでも問題ありませんが、光回線ではない可能性もあることは頭に入れておいてください。

と、このように、不動産情報サイトの情報は、本当に光回線が使えるのかあやふやなこともありますし、そもそも情報が間違っていることも多々あるので、正直信ぴょう性は低いと言えます。

確認方法3:不動産屋や管理会社に確認する

入居前に、より確実に知る方法はないの?

管理会社ならその家のことをわかっているはずなので、
不動産屋を通じて管理会社に問い合わせてみるのも手です。

少し手間はかかりますが、入居前の建物で光回線が使えるかをより確実に知る方法としては、不動産屋や管理会社に確認することをおすすめします。管理会社であれば、自分が管理する建物で光回線が使えるようになっているかどうかはわかっているはずです。

管理会社に連絡が直接付けられるなら「この物件では光回線がすぐに使えますか?」などときいてみてください。直接が難しければ不動産屋に確認を依頼するのでも大丈夫ですよ。

ただしこの3つは確実な方法ではない

ただ、ここまでに挙げた3つの方法はどれも確実なものではなく
「実は使えなかった」という場合もなくはありません。

たとえば「光コンセントがあっても、光ファイバーは繋がっていない」ということがまれにあります。わかりやすいシチュエーションで言うと、こんなことがあり得ます。

賃貸のマンションで、前に住んでいた人が独自で光回線を引いた
退去の際、原状回復として引いたケーブルは撤去したが、光コンセントはそのまま

光コンセントは、通常のコンセントと一体となった形のものもあるので、場合によっては撤去が難しいことがあります。その場合は光コンセントは撤去せずそのままにしておくという措置が取られるのです。

その際は、見かけ上光コンセントがあるので光回線はすぐ使えるように思えますが、光コンセントまで再度光ケーブルを引き込む工事をしなければ光回線は使えません

また、先にお伝えした通り不動産情報サイトの情報は正直なところかなりあやふや。また、管理会社や不動産屋も、大家さんへの確認不足で光回線が使える状況なのかを正しく把握していないケースもあります。

結局のところ、ここまで紹介した方法は手軽に確認できる手段ではあるものの、確実性には少し欠けてしまうのです。

確実な確認方法1:使いたい光回線業者に聞く

じゃあ、どうしたら「確実に光回線が使えるか」を確認できるの?

使いたい光回線業者に問い合わせするのが一番です。
使えるならそのまま申し込みもできますよ。

確実に知りたいなら、光回線業者に聞いてしまうのが一番確実です。サービスを提供している側ですから「どこのお家でなら自社サービスが使えるか」を把握できないわけがありません。

また、少し複雑な話になるのですが、実は光回線にも種類があるので、「自宅にあった光コンセントではA社のサービスは使えるけどB社のサービスは使えない」というケースがときどきあります

自分の希望する光回線が使えるか、確実に知るためには、自分の使いたい光回線業者に確認してみるのが一番です。仮に使えるとなった場合、そのまま申し込みまで進められるのも手間が省けていいですね。

確実な確認方法2:まとめて問い合わせできるところに問い合わせる

使いたい光回線はまだ決まっていないんだよな…
あと一社ずつ確認するのは手間だし、そんな時どうしたらいいの?

「使える回線」をまとめて調べられる、当社のようなところにお問い合わせください。

当社のような“光回線代理店”は、いわば不動産屋さんのようなもの。いくつもの会社の光回線サービスを取り揃えているので、どの光回線ならば使えるのかという確認がまとめてできてしまいます。

使いたい光回線が定まっていない方には、どの光回線が一番お客様に合っているのかもご紹介可能

手っ取り早くなおかつ確実な方法を求めている方にはおすすめの確認方法です。

光回線が使えなかった場合に取れる手段

確認して光回線が使えなかった時はどうしたらいいの?

正直なところ、光回線は使えないかもしれません。
できることを2つご紹介します。

さて、ここまでの確認方法を試してみて「光回線が使えない状況だった」となる場合もあるでしょう。

結論から言うと、その場合はどうやっても光回線を使えないかもしれません。

その理由も含めて、取れる方法を2つご紹介しますね。

1.自分で工事をして使えるようにする

工事が済んでいないなら自分で工事をすれば良いのですが…
賃貸住宅の場合、なかなかハードルは高いです。

工事ができていないから光回線が使えないのなら、これから工事をすれば使えるようになります。工事と言ってもお客様のほうで行う難しい作業はありません。ネックポイントとしては、1~3ヶ月ほど待ち時間ができてしまうことと…

賃貸住宅の場合その「工事をする」というハードルがかなり高いこと

というのも、光回線の工事というのは、ご自宅に手を加えることが必須になります。それこそ光コンセントを“設置”するのも、ご自宅の壁に手を加える行為ですし、電柱から光ケーブルを引き込むにあたっては外壁に穴を開ける可能性もあります。

開通工事ではネット回線利用に必要な設備を整える。電柱から住宅まで光ファイバーが引き込まれ、住宅内には光コンセントが設置される。

…という行為を、ひとから借りている賃貸住宅で行うのがかなり難しいということはイメージできるでしょう。だからこの方法は実行ハードルがかなり高いと言えるのです。

2.ホームルーターを使う

工事ができない・そこまで労力をかけたくない場合はホームルーターを使ってください。

工事ができない人や、そもそもそこまでの労力をかけてまで光回線を使いたくないという人は、光回線ではなくホームルーターを使ってください。

ホームルーターは工事要らずのインターネットサービス。立方体の機器をコンセントに挿し、その機器から飛ぶ電波をデバイスがキャッチすることでネットが使えるようになります

光回線の工事ができない場合は、工事をしない方法でインターネットを使うしかありません。ホームルーターは光回線より速度が劣るものの、使っていて不満が募るサービスではありません。工事ができない方はぜひこちらの方法でインターネットを使うと良いですよ。

まとめ

光回線の確認方法はいくつかあるので自身で選んで試してみよう

今回は光回線の確認方法についてご説明してきました。

光回線の確認方法は合計5つ。「ひとまず使えるかだけ知りたい」などという方は、手軽に確認ができる方法を試してみてください。

「使えるか確実に知りたい」「使えるなら契約まで済ませてしまいたい」という方は、光回線業者に問い合わせたり、当社のように複数業者分まとめて確認ができるところに問い合わせるのが手です。

まずはご自身に合う方法で確認を取ってみてください。

光回線の確認方法に関してよくある質問

不動産情報サイトに「インターネット無料」という記載があったら光回線は使えますか?
光回線が使えるかは少し微妙なところです

この表記の場合だと、インターネットはインターネットでもケーブルテレビ回線が引かれている可能性も否めません。つまりインターネットは使えるものの、光回線ではないかもしれないということですね。

光回線にこだわりがなくインターネットが使えれば良いということなら問題ないですが、光回線を使いたいなら別の方法で再確認したほうが確実です。

確認して“VDSL方式”だった場合は光回線は使えますか?
使えますが、最大速度が少し落ちます

VDSL方式とは、光回線の接続方式の一種です。かなり難しい話になるので詳細は省きますが、光回線が使えることに間違いはありません。

ただ、接続方式の関係上、出せる最大速度がかなり落ちてしまいます。一般的な光回線の最大速度は1Gbpsなのですが、VDSL方式の場合は100Mbpsです。とはいえ体感的にこの差を大きく感じることはあまりないので、気にしなくて問題ありません。「光回線が使える」という認識でOKです。

自宅のプロバイダーを確認する方法はありますか?
契約書を見たりオーナーさんに確認してみてください

プロバイダーは光回線を使うのに欠かせませんが、光コンセントのような実態がないものなので、目視で確認することはできません。

すでに光回線をご契約済みなのであれば、契約書を確認してみてください。インターネット無料の物件なのであれば、オーナーさんへ確認してみてください。

まだ光回線を契約する前であれば、プロバイダーは確認する必要がありません。基本的にご自身で選べるものなので、光回線とセットのプロバイダーもしくはご自身で好きなものを契約することができますよ。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。