テレワープ光ってどんな光回線？スマホの内線化ができるから店舗や事務所におすすめ！

テレワープ光の基本情報

テレワープというのは、スマホで固定電話番号の発着信ができるようになる、いわゆる“スマホ内線化サービス”のことです。

このテレワープを導入することで、“固定電話の子機”のように使うことができます。

例えば、固定電話に着信があると、電話機と同時にスマホアプリも着信して、どちらかで応答すれば他の電話端末は鳴りやみます。

このように、電話対応がスムーズになるので、ビジネスチャンスを逃しにくくなり、顧客満足度も上がる可能性も高くなります。

また、電話転送サービスとは違い、スマホアプリから固定電話の番号で発信ができるというメリットもあります。

テレワープ光は、その“テレワープ”と“光回線”がセットになった「光コラボ」なのですね。

テレワープ光は光コラボレーションモデル

光コラボというのは、光コラボレーションモデルの略で、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光と同じ回線を借り受けて提供している光回線サービスのことです。

テレワープのように、自社のサービスと光回線を組み合わせることにより、ユーザーにより付加価値の高いサービスを提供できるというのが、光コラボの特徴と言えます。

それでは、そのテレワープ光の基本情報をご覧ください。

テレワープ光 基本情報

項目	詳細
提供エリア	全国
最大通信速度	1Gbps
月額料金	戸建て：6,061円～ マンション：5,192円～
テレワープ光電話	990円/月～
テレワープキューブ	買い取り：10,780円 レンタル：330円/月
契約事務手数料	3,300円
基本工事費	23,100円 ⇒ 0円

テレワープ光のような光コラボは、元々NTTがフレッツ光を提供するため全国に整備した回線を使用しているので、人口カバー率はNTT東日本エリアで約95％、NTT西日本エリアで約93％にも及びます。

つまり、この記事を読んでいるほとんどの人がテレワープ光を利用できるということですね。

その他の項目に関しては、順番に詳しく解説していきます。

テレワープ光の最大通信速度は1Gbps

光回線サービスでよく目にする「最大通信速度」ですが、これはあくまでも技術的な理論上の最高速度を示すもので、実際の利用環境において、常にその速度が保証されるわけではありません。

理論値である最大通信速度と実測値では大きく差が出るのが現実で、一般的に実際の使用環境では、最大通信速度の20～30%程度に落ち着くことが多いとされています。

なので今回は、どの程度の速度が出ていれば問題なくインターネットを利用できるのか、用途別に必要な通信速度をまとめたのでご覧ください。

必要な通信速度の目安

利用用途	通信速度の目安
メール	1Mbps
Webサイトの閲覧	1～10Mbps
動画視聴(4K画質)	20Mbps
Web会議	10～30Mbps
オンラインゲーム	30～100Mbps

用途によって必要な通信速度は異なりますが、特に高速通信が求められるオンラインゲームであっても、快適にプレイするための目安は一般的に30～100Mbps程度とされています。

つまり、最大通信速度が1Gbpsであれば、どのような用途でもインターネットを快適に利用できるというわけです。

そして、テレワープ光はIPv6対応なので、回線混雑による通信速度の低下や、接続が途切れるといった問題も起こりづらい環境になっています。

テレワープ光はIPv6対応

従来のインターネット通信で主流だったIPv4は、ユーザー数の爆発的な増加に伴い、常に回線がひっ迫した状態でした。

その結果、通信速度が低下したり、接続が不安定になったりするケースが頻発していました。

そのような状況を解決するために開発されたのが、IPv6という新しい通信システムです。

道路に例えるなら、これまでの車線数よりも道路が拡張されて、車の流れがよりスムーズになったようなイメージです。

IPv6は、従来のIPv4に比べて、より多くの「車」（データ）が同時に行き来できます。

そのため、インターネット利用者が集中する時間帯でも、渋滞（通信の遅延や速度低下）が起こりにくく、スムーズな通信を維持できるのです。

つまり、IPv6対応の回線を利用することで、より快適なインターネット環境が期待できるということです。

テレワープ光の料金詳細

一般的な光コラボの場合、“回線利用料”と“プロバイダー料金”を合わせた月額料金になっていることがほとんどですが、テレワープ光の月額料金はここに“テレワープ料金”も上乗せされています。

料金プランは、テレワープ機能を設定するスマートフォンの台数によって料金が変動します。

テレワープ光 月額料金

スマホ台数	戸建て	マンション
スマホ1台	6,061円	5,192円
スマホ3台	6,853円	5,984円
スマホ5台	7,458円	6,589円

1台プラン・3台プラン・5台プランというように、利用するスマートフォンの台数に応じたプランが用意されています。

テレワープ機能の料金が上乗せされていることで、この月額料金が安いのか高いのか判断しづらい方もいらっしゃると思います。

そこで、テレワープ光の月額料金を他社と比較しやすくするため、テレワープ機能を単体で利用した場合の料金をまとめました。

テレワープ機能単体の月額料金

スマホ台数	テレワープ 月額料金
スマホ1台	1,980円
スマホ3台	2,772円
スマホ5台	3,377円

テレワープ機能を単体で使った場合は、スマホ1台でも1,980円かかります。

一般的な光コラボの月額料金は戸建てタイプで5千円代後半、マンションタイプで4千円代前半なので、これらをテレワープと合わせると、テレワープ光の月額料金よりも1,000円以上高くなってしまいます。

つまり、テレワープを使う人にとって、テレワープ光の月額料金は格安ということです。

テレワープ光電話

テレワープを使うためには、必ず「テレワープ光電話」という光電話サービスが必要となります。

テレワープ光電話 基本料金

基本プラン	エースプラン
990円	1,650円

テレワープ光電話には、2つのプランが用意されています。

1つは、相手に電話番号が表示される“発信者番号表示”が標準で付いている「基本プラン」。

もう1つは、6つのオプションサービスと475円分の無料通話料がセットになった、より充実した内容の「エースプラン」です。

テレワープ光電話の電話オプションは以下の通りです。

テレワープ光電話 オプション

項目	基本 プラン	エース プラン	詳細
発信者番号表示	基本料金 に付帯	基本料金 に付帯	相手の番号を表示
番号通知リクエスト	220円	基本料金 に付帯	電話番号非通知の相手に 自動音声で対応
通話中着信	330円	基本料金 に付帯	通話中にかかってきた 電話を受けられる
着信転送	550円	基本料金 に付帯	外出先で電話を受けられる
迷惑電話ブロック	220円	基本料金 に付帯	迷惑電話を拒否
着信お知らせメール	110円	基本料金 に付帯	不在時の着信をメールでお知らせ
追加番号	110円	110円	契約番号+4番号まで追加可能
複数チャネル	220円	220円	同時に2回線利用可能
特定番号通知機能	110円	110円	0120/0800/0570番号 などで発信できる
着信払電話	1,110円	1,110円	「0800」または「0120」から始まる 電話番号を発行し通話料を 着信側で負担するサービス

エースプランのセット内容を基本プランで使った場合、月2,000円近く変わってくるので、ご自身の利用状況をよく考慮し、どちらのプランがよりお得になるか慎重に比較検討することが重要です。

また、テレワープ光電話の通話料金は、フレッツ光の光電話と比較して10％安いので、通話料を抑えたい方におすすめです。

テレワープ光電話 通話料金

固定電話への通話料	携帯電話への通話料
9.35円/3分 ⇒ 7.92円/3分 （10％OFF）	17.6円/3分 ⇒ 15.84円/3分 （10％OFF）

テレワープキューブ

テレワープ光電話ともう1つ、テレワープを使うために「テレワープキューブ」という専用装置が必要になります。

この費用の支払いは、一括買い取りかレンタルどちらかを選ぶことができます。

テレワープキューブ費用

買い取り	レンタル
10,780円	330円/月

330円を36回支払うと11,880円になるので、大体3年以上使う予定の方には、レンタルよりも買い取りをおすすめします。

ちなみに、最初はレンタルで使ってみて、気に入ったら途中で買い取ることも可能です。

テレワープ光の初期費用

テレワープ光は、契約時に初期費用として「契約事務手数料」と「基本工事費」がかかります。

テレワープ光 初期費用

契約事務手数料	3,300円
基本工事費	23,100円 ⇒ 0円

テレワープ光には、「新規申込」「転用」「事業者変更」という3つの申込種別がありますが、契約事務手数料は一律です。

ちなみに、フレッツ光のからの乗り換えは「転用」、他社の光コラボからの乗り換えは「事業者変更」、それ以外の場合は「新規申込」となります。

基本工事費に関しては、通常23,100円のところ、現在はキャンペーンで無料なので大変お得です。

テレワープ光の解約金

テレワープ光は、光回線サービスの中では珍しく解約金を取っていません。

ただし、レンタルで契約していた場合のテレワープキューブや、NTT東日本・NTT西日本からレンタルしていた機器の返却を忘れると違約金を請求されてしまうので、これらは解約したら必ず返却してください。

未返却時の請求金額の詳細はコチラをご確認ください。

テレワープ光がおすすめな人

テレワープ光は、光回線と光電話が使えるだけではなく、独自のテレワープという機能を備えた、他にはない光回線サービスです。

NTTの安定した回線をベースに、最新のIPv6接続にも対応しているため、高速で安定した通信環境を実現しています。

料金は、一般的なインターネット回線と比べると、少し高く感じるかもしれません。

しかし、テレワープ光は「インターネット」「固定電話」そして「テレワープ」という3つのサービスをまとめて提供しており、テレワープ機能を活用するユーザーにとっては、料金以上の価値があると言えるでしょう。

特に、店舗やオフィスなどでテレワープを利用することで、業務効率を大幅に向上させたり、ビジネスチャンスを広げたりする可能性を秘めています。

テレワープ光は、これらの機能を最大限に活用したいビジネスユーザーにとって、最適な光回線サービスと言えるのです。

テレワープ光の申し込み方法

最後に、テレワープ光の申し込みから開通までの手順について解説していきます。

手順１．専用のWebフォームから申し込み

まず、以下の専用Webフォームまたは電話から申し込みをしてください。

フレッツ光から乗り換える場合は、事前にNTT東日本・NTT西日本へ連絡して「転用承諾番号」を取得してください。

転用承諾番号 取得先

他社の光コラボから乗り換える場合は、契約中の光コラボへ連絡して事前に連絡して「事業者変更承諾番号」を取得してください。

手順２．申し込み内容の確認・工事日調整

申し込みから1週間以内を目途に、株式会社フォレスタから申し込み内容確認のための連絡が入ります。

また、新規契約の場合は工事日の調整をします。転用や事業者変更の場合、工事はありません。

手順３．書類・通信機器・テレワープキューブの受け取り

その後、株式会社フォレスタから契約に関する書類とテレワープキューブが郵送されてきます。

また、NTTから光回線の利用に必要な通信機器が送付されるので、工事日までに必ず受け取ってください。

手順４．工事の実施・テレワープ光利用開始

光回線の開通工事を行います。

工事には、立ち会いが必須となる「派遣工事」と、必要がない「無派遣工事」があります。どちらになるかは工事日調整の際に確認してください。

工事完了後、数十分～数時間ほどで「テレワープ光」と「テレワープ光電話」が利用できるようになります。

手順５．テレワープキューブの設置

テレワープ光開通後、お客様にて「テレワープキューブ」をテレワープ光電話のルーターへ接続してください。

接続後、お使いのスマホへ「テレワープアプリ」をインストールして初期設定を行います。

全ての初期設定が完了したら、テレワープが利用できるようになります。

これで全ての手続き・設定は完了です。

テレワープ光 運営会社情報

	会社概要
会社名	株式会社フォレスタ
代表者	錦織 孝臣
本社所在地	〒421-3303 静岡県富士市南松野2846-1
東京オフィス	〒114-0015 東京都北区中⾥2-23-8
TEL	03-6633-1533
問い合わせ	Web問い合わせフォーム
申し込み	Web申し込みフォーム