2025.06.10(更新:2025.06.10)

ドコモ光戸建てタイプの料金・速度・導入手順を解説!おすすめプロバイダも紹介

申し込み
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「ドコモ光の戸建てタイプって、うちでも快適に使えるのかな?」
「料金プランやプロバイダがたくさんあって、どれを選べばいいのか分からない…」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

ドコモユーザーの方や、戸建てで新しい光回線をご検討中の方にとって、ドコモ光は非常に魅力的な選択肢の一つですよね。

しかし、専門的な情報が多く、分かりにくいと感じることもあるかと思います。

この記事では、ドコモ光の戸建てタイプに関するあらゆる疑問を解消し、あなたにぴったりのプランとプロバイダを選べるよう、分かりやすく徹底解説します。

料金プランの詳細から実際の通信速度、申し込み手順、そして最も重要なプロバイダ選びのポイントまで、この記事を読めば全て解決します。

ぜひ最後までご覧いただき、快適なインターネットライフを手に入れてください。

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ドコモ光 戸建てタイプの月額料金を徹底解説

ドコモ光の戸建てプランって、結局月々いくらかかるの?

最大1ギガのプランなら月額5,720円で利用可能です。

ドコモ光の料金プランを選ぶ上で、まず押さえておくべきなのが月額料金です。

ここでは、最も標準的な「1ギガプラン」から、高速通信が可能な「10ギガプラン」まで、戸建て向けの全料金プランを分かりやすく解説します。

1ギガプランの料金詳細

ドコモ光の料金プランは、プロバイダ「タイプA」・「2年定期契約」を選んでおけば問題ありません。

まずは、1ギガの月額料金プランを一覧で確認してみましょう。

ドコモ光の料金は、主に「プロバイダのタイプ」と「契約期間の有無」で決まります。

【ドコモ光 1ギガ 戸建てタイプ 月額料金】

タイプAタイプB単独タイプ
2年定期契約5,720円5,940円5,500円
+プロバイダ料金
契約期間なし7,370円7,590円7,150円
+プロバイダ料金
対応
プロバイダ
【全16社】
・GMOとくとくBB
・OCNインターネット
・@nifty
・BIGLOBE
・BB.excite など
【全5社】
・@TCOM
・AsahiNet
・WAKWAK
・TNC
・ちゃんぷるNet
別途契約

ドコモ光の料金プランには「タイプA・タイプB・単独タイプ」と3つあり、料金が異なるほか、セットで選べるプロバイダの種類で異なります。

料金プランを比較すると一見、単独タイプが安く見えますが、これはドコモ光(光回線)のみを契約し、プロバイダは自分で別途契約するプランです。

ここに別途プロバイダ料金(月額1,000~2,000円前後)が加わるため、総額ではタイプAやタイプBより割高になるケースがほとんどです。

特定のプロバイダにこだわりがある場合を除き、タイプCの利用はおすすめできません。

一方、タイプA・Bはプロバイダ料金が込みになっていて、「2年定期契約」を選ぶだけで月額料金が1,650円も安くなります。

さらに、プロバイダ料金込みのプランでは、「タイプA」が「タイプB」よりも220円安い設定です。

そのため、ドコモ光を戸建てで契約する場合、特別な理由がなければ「1ギガ タイプA(2年定期契約)」の月額5,720円が最もリーズナブルな選択肢になると言えるでしょう。

契約期間と解約金について

2年定期契約プランの特徴として、更新月以外のタイミングで解約すると“解約金”がかかります。

ドコモ光は、2年間の継続利用を約束する「2年定期契約」を結ぶことで、月額料金が1,650円も安くなります。

その代わり契約は2年ごとに自動更新となり、契約満了月とその翌月・翌々月の「更新月」以外で解約すると、以下の解約金が発生します。

  • 戸建てタイプの解約金(2年定期契約):5,500円

基本的に2年以上利用する方がほとんどだと思いますので、料金を抑えるためには2年定期契約が必須と言えるでしょう。

以上のことから、ドコモ光の戸建てプランは「1ギガ タイプAの2年定期契約(5,720円/月)」を基本に考えると、非常に分かりやすくなりますね。

10ギガプランの料金詳細

ドコモ光10ギガって高いんじゃないの?

月額料金は1ギガよりも660円高いのですが、10ギガ対応ルーターも必要になるため、実際には1,000円程度高くなります。

「ドコモ光 10ギガ」は、最大通信速度10Gbpsを誇る超高速通信プランです。

その分、月額料金は1ギガプランよりも高めに設定されています。

【ドコモ光 10ギガ 月額料金】

タイプAタイプB単独タイプ
2年定期契約6,380円6,600円5,940円
+プロバイダ料金
契約期間なし8,030円8,250円7,590円
+プロバイダ料金
対応プロバイダ【全8社】
・GMOとくとくBB
・OCNインターネット
・@nifty
・BIGLOBE
・@TCOM など
【全5社】
・BB.excite
・AsahiNet
・エディオンネット
 
別途契約

ドコモ光10ギガに対応しているプロバイダは少なく、タイプAでも8社のみになっています。

また、利用するには「10Gbps対応」のWi-Fiルーターが必要です。多くのプロバイダでは月額550円程度でレンタルできるので、セットで申し込むのが簡単でおすすめです。

こちらも1ギガ同様、更新月以外の解約だと5,500円の解約金が発生します。

ドコモ光 10ギガ 限定キャンペーン

10ギガはプロバイダにかかわりなく、最大6か月間の基本料金が500円になるワンコインキャンペーンが適用されます。

ドコモ光 10ギガでは、NTTドコモが主催する以下の2つのキャンペーンが適用されます。

ドコモ光 10ギガ 限定キャンペーン

  • 基本料金最大6か月間ワンコインキャンペーン
    ドコモ光 10ギガの基本料金6,380円が最大6か月間500円になる特典です。(割引総額35,280円)ただし、10ギガ対応ルーターレンタル料は別途かかります。
  • dポイント3,300pt進呈
    10ギガ対応ルーター6か月分のレンタル料3,300円相当(550円×6か月分)が、利用開始から7か月目にdポイントで進呈されます。

この2つのキャンペーンは、どのプロバイダを選択しても適用となるので、1ギガ回線よりも高額な10ギガ回線がかなりお得に利用することができます。

提供エリアが限定的

ドコモ光10ギガが利用できる地域は、現状では大都市近郊ですが、現在進行形で拡大中です。

ドコモ光10ギガプランは、まだ全国で利用できるわけではありません。

お申し込みの前に、必ず公式サイトの提供エリア検索でご自宅が対応しているかを確認する必要があります。

ドコモ光 10ギガは、NTTフレッツ光クロスの10ギガ回線を使っているので、提供エリアは以下のフレッツ光クロスのエリア検索を利用してください。

ドコモ光10ギガ(フレッツ光クロス) エリア検索
以下の提供エリア検索から、フレッツ光クロスが利用できれば、ドコモ光10ギガも利用可能です。

NTT東日本 エリア検索≫

NTT西日本 エリア検索≫

ドコモユーザーなら絶対お得「ドコモ光セット割」の詳細

ドコモ光セット割って、どれくらい安くなるの?

ご家族のスマホ代が1台あたり最大1,100円、永年で割引されます。

ドコモのスマホをお使いの方にとって、ドコモ光を選ぶ最大のメリットがこの「ドコモ光セット割」です。

これは、ドコモ光とドコモの対象スマホプランをセットで利用することで、スマホの月額料金が永年割引になる、非常に強力なサービスです。

割引額と適用条件

ドコモ光セット割は条件を満たしていれば自動適用されるので、面倒な登録もありません。

割引額は、ご契約のスマホ料金プランによって変わります。

現在主流のプランである「eximo」や「irumo(3GB/6GB/9GBプラン)」をご利用の場合、スマホ1台につき永年1,100円の割引が適用されます。

そして、この割引を受けるための適用条件は、以下の3つです。

  • 「ドコモ光」の契約があること。
  • 割引対象となるスマホ料金プラン(eximo、irumoなど)の契約があること。
  • 上記の「ドコモ光」と「スマホ」の契約が、同じ「ファミリー割引」グループに登録されていること。

この3つの条件を満たすことで、ドコモ光の契約者本人だけでなく、三親等以内のご家族(離れて暮らす両親や子どもも含む)まで、最大で20回線のスマホ料金が割引対象となります。

例えば、家族4人全員が割引対象プランを契約していれば、毎月合計で4,400円も通信費が安くなります。

ドコモ光の月額料金(1ギガ タイプA:5,720円)のかなりの部分を、このスマホ代の割引で相殺できる計算になりますね。

家族にドコモユーザーが多ければ多いほどお得になる、これがドコモ光が選ばれる大きな理由です。

ドコモ光の初期費用(契約事務手数料、工事費)

ドコモ光を始めるとき、最初にかかる費用は全部でいくら?

契約事務手数料3,300円と工事費が必要です。工事費はお住まいの設備状況で変わりますが、新規契約の場合はキャンペーンで実質無料になります。

ドコモ光を新たに契約する際には、月額料金とは別に「初期費用」が発生します。

具体的には、「契約事務手数料」と「新規開通工事費」の2つが必要となります。

①契約事務手数料

まず、申し込み方法にかかわらず一律で以下の手数料がかかります。これは最初の料金お支払いのときに1度だけ請求されます。

  • 契約事務手数料:3,300円

②新規開通工事費

工事費は、ご自宅の設備状況や、現在フレッツ光系の回線を利用しているかどうかによって、金額が大きく変わります。

  • 派遣工事ありの場合:22,000円
    自宅に光ファイバーが引き込まれておらず、作業員の訪問が必要になる、最も一般的な新規工事のケースです。
  • 派遣工事なしの場合:3,300円
    すでにフレッツ光の設備(光コンセントなど)が宅内にあり、NTT局内での切り替え作業だけで済むケースです。

この記事をご覧になっている多くの方、つまり「戸建てに新規で光回線を導入する」場合は、基本的に22,000円の派遣工事が必要になると考えておきましょう。

工事費の支払いは一括払い・12回払い・24回払いから選ぶことが可能ですが、この高額な工事費はキャンペーンによって実質無料になります。

その「工事費実質無料キャンペーン」の詳細と、キャンペーン対象外になる費用について解説します。

「転用」「事業者変更」なら工事は不要
NTT東西が提供する「フレッツ光」からドコモ光に乗り換える「転用」や、フレッツ光回線を使っている「光コラボ」からドコモ光に乗り換える「事業者変更」では工事は不要です。

これらの乗り換え方法では、すでに利用中のフレッツ光回線設備をそのままで、契約だけドコモ光に移すことができます。

速度プランの変更等を行わなければ、工事は発生しないため、工事費そのものが発生しません。

工事費はキャンペーンで実質無料

工事費が実質無料って、どういう仕組みなんですか?

工事費と同額のdポイントが毎月分割で還元される仕組みです。現金での割引ではない点がポイントですね。

ドコモ光では、高額な新規工事費の負担をなくすために「ドコモ光新規工事料無料特典」を開催しています。

まず、この「実質無料」の仕組みと、注意点を解説します。

この特典は、工事費の請求がなくなるわけではありません。

実際には工事費は分割で毎月請求されますが、その請求額と全く同額のdポイントが還元されることで、実質的な負担が0円になる、という仕組みです。

そのため、もしポイントの還元が終わる前にドコモ光を解約した場合、その時点でポイントの付与はストップし、未払い分の工事費(残債)が一括で請求されてしまいます。

このキャンペーンは、ある程度の期間利用することが前提の特典だと考えておきましょう。

適用条件と注意点

還元されるdポイントは有効期限が決まっています。積極的にキャッシュレス決済「d払い」で使っていきましょう。

キャンペーンの適用条件は非常にシンプルで、ドコモ光に「新規」で申し込み、申し込み月を含む7か月以内に開通させること。

ドコモ光の戸建てタイプは約1~2か月で開通することがほとんどなので、全く問題ない条件といえます。

注意点としては、料金の割引や現金での還元ではなく、ドコモのポイントサービス「dポイント」で還元されるという事。

このdポイントは、使用期間・用途が限定されていますが、d払いやドコモのサービス料金支払いなどに使うことが可能です。

ドコモ光を利用する多くの方にとって現金同様の価値があると言えますね。

オプション料金や土日の工事は無料の対象外

工事費無料キャンペーンを使えば、他に費用はかからないんですか?

無料になるのは基本的な光回線の開通工事費だけです。ひかり電話などのオプション追加や、土日祝日の工事は別途料金が発生します。

「工事費実質無料」と聞くと、すべての費用が無料になるように感じてしまうかもしれませんが、注意が必要です。

このキャンペーンで無料になるのは、あくまでドコモ光の回線を開通させるための基本的な工事費のみす。

以下のような追加の工事やオプションには、別途料金が発生し、これらは無料キャンペーンの対象外となります。

キャンペーン対象外となる費用の例

  • 土日・祝日の工事指定料:3,300円
    開通工事を平日の日中ではなく、土日や祝日に指定した場合にかかる追加料金です。
  • オプションサービスの追加工事費
    固定電話サービス「ドコモ光電話」や、アンテナなしでテレビが見られる「ドコモ光テレビオプション」などを同時に申し込むと、それぞれの設置工事費が別途必要になります。(例:テレビオプションの基本工事費 13,530円~)
  • その他、特殊な工事にかかる費用
    夜間や深夜など、通常の時間外に工事を依頼した場合の割増料金なども対象外です。

初期費用をできるだけ抑えたい場合は、開通工事の日程を平日に調整するのが最も簡単な方法です。

仕事などでどうしても平日の立ち会いが難しい場合を除き、3,300円の節約になるので検討してみましょう。

これらの追加費用は、dポイント還元の対象にもなりませんので、必要なオプションかどうかをしっかり検討した上で申し込むことが大切ですね。

ドコモ光 戸建てタイプの通信速度は平均400Mbps以上

ドコモ光の戸建てタイプって、実際のところ速度は速いんですか?

平均速度としては、400Mbps以上が出ているので快適に利用できます。

料金の次に気になるのが、やはり「通信速度」ですよね。

まず大前提として、ドコモ光は自社で光ファイバー網を持っているわけではありません。

NTT東日本・西日本が全国に整備した「フレッツ光」の回線網を借りてサービスを提供している「光コラボレーション」というサービスです。

つまり、使っている回線自体はフレッツ光と全く同じものです。

そのため、回線自体の品質はフレッツ光と同等で、全国の幅広いエリアで安定した高速通信が期待できる、という大きな強みを持っています。

「最大速度」と「実測値」は全くの別物
公式サイトなどでよく見る「最大1Gbps」や「最大10Gbps」という表記。これは、あくまで技術規格上の理論値(ベストエフォート)です。

実際に家庭で利用するときの速度(実測値)は、利用するプロバイダ、Wi-Fiルーターの性能、パソコンやスマホのスペック、そして回線の混雑状況など、様々な要因によってこの最大速度よりも低くなります。

重要なのは、この「実測値」がどれくらい出ているか、という点です。

戸建てユーザーのリアルな平均速度(実測値)

平均速度って何なの?

実際にドコモ光の戸建てタイプを使っている人達の、実測値の平均値です。この値がその回線の速度の目安となります。

では、実際の戸建てユーザーはどれくらいの速度で利用できているのでしょうか。

様々なユーザーの速度報告を集計しているサイト「みんなのネット回線速度」のデータを見てみましょう。

【ドコモ光 戸建てタイプの実測平均値】

1ギガ10ギガ
下り
(ダウンロード)
444Mbps1,101Mbps
上り
(アップロード)
272Mbps1,136Mbps
Ping値
(応答速度)
23.18ms18.96ms

※Ping値は数値が小さいほどラグが少なく、オンラインゲームなどでは特に重要になります。

「444Mbps」と言われてもピンとこないかもしれませんが、これは日常生活のあらゆる場面で非常に快適にインターネットを利用できる速度です。

例えば、高画質な4K動画の視聴に必要な速度は25Mbps程度、オンラインゲームでも100Mbpsあれば十分とされています。

ドコモ光の戸建てタイプは、それを遥かに上回る速度が出ていることが分かりますね。

超高速「10ギガプラン」はどんな人向け?
平均400Mbps超という速度でも物足りない、という方のために「10ギガプラン」が存在します。
実測値では平均1,500Mbps(1.5Gbps)を超えることもあり、まさに桁違いの速さです。

一瞬のラグも許されないプロレベルのオンラインゲーマーや、家族全員が同時に4K動画を見たり、数GB単位のデータを頻繁にやり取りする、といった超ヘビーユーザー向けのプランと言えるでしょう。

時間帯による速度変化はある?

インターネットって、夜になると遅くなるイメージがあるのですが、ドコモ光でも同じですか?

利用者の増える時間帯は混雑から速度が落ちます。ただし、今はその混雑を避けるための『IPv6』という技術があるので快適ですよ。

光回線は、利用者が集中する時間帯に速度が低下することがあります。これはドコモ光に限った話ではなく、全てのインターネット回線に共通する現象です。

一般的に、平日の夜間(20時~24時頃)や休日など、多くの人が同時にインターネットを利用する時間帯は、道路の渋滞のように回線が混み合い、速度が遅くなりやすいです。

この問題を解決するために登場したのが、「IPv6」という新しい接続方式です。

IPv6は混雑が発生しにくい最新の通信規格。例えるなら、幅が広がり車線も増えた渋滞しにくい高速道路。混雑しないので遅延や障害が起きにくい。ただし、対応ルーターと対応プロバイダが必要。

従来の接続方式(IPv4)が混雑した一般道だとすれば、IPv6は新しく作られた広くて快適な高速道路のようなものだとイメージしてください。

このIPv6を利用することで、利用者が多い時間帯でも混雑を避けて、スムーズに通信できるようになります。

現在、ドコモ光で選べる主要なプロバイダは、このIPv6に標準で対応しています。

ただし、IPv6対応ルーターを利用する必要があり、このルーターの提供状況はプロバイダによって異なります。

そのため、プロバイダ選びを間違えなければ、時間帯による速度低下を気にすることなく、いつでも快適なインターネットを楽しむことが可能です。

このIPv6への対応(v6プラスなど)こそが、次の章で解説するプロバイダ選びの非常に重要なカギとなります。

ドコモ光のプロバイダ選び完全ガイド!失敗しないための3大ポイント

プロバイダってたくさんあるけど、正直どれを選んでも同じじゃないんですか?

実は、プロバイダによってキャンペーンや、IPv6対応ルーターの提供状況が違うので、プロバイダ選びは重要ですよ。

ここまで料金や速度について解説してきましたが、ドコモ光を契約する上で最も重要で、かつ後悔しやすいポイントが「プロバイダ選び」です。

なぜなら、選ぶプロバイダによって、実際の通信速度や毎月の支払い総額が大きく変わってくるからです。

プロバイダの役割とは?なぜ重要なのか

少しおさらいになりますが、ドコモ光はNTTの「フレッツ光」回線を利用したサービスです。

光回線を「道路」だとすると、プロバイダはあなたの家とインターネットの世界を繋いでくれる「接続事業者」の役割を担います。

プロバイダ(ISP)とはインターネットとお客様を繋ぐ業者。例えるなら、インターネットという図書館に、ネット回線という道路を使って、皆さんを運ぶバスのようなもの。

ドコモ光の場合、どのプロバイダを選んでも使う「道路(フレッツ光回線)」は同じです。

しかし、その道路からインターネットの世界へ接続する「出入り口」の性能やサービスが、プロバイダごとに異なるのです。

この「出入り口」が混雑していたり、サービスが悪かったりすると、せっかくの光回線も性能を全く発揮できません。

だからこそ、回線品質が一定のドコモ光では、プロバイダ選びがインターネットの快適さを決める最も重要な要素になるのです。

プロバイダ選びで失敗しないための3大チェックポイント

プロバイダの良し悪しを決めるポイントはキャンペーン、ルーター無料レンタル、サポート体制の3つです。

では、数あるプロバイダの中から、どこを選べば良いのでしょうか。

失敗しないためには、以下の3つのポイントを必ずチェックして比較検討することが大切です。

チェックポイント1:実質料金とキャンペーンのお得度

選ぶプロバイダによっては数万円もキャッシュバック額に差があります。

月額料金はタイプAなら5,720円で横並びですが、注目すべきはプロバイダが独自に行っている「キャッシュバック」「dポイント還元」といったキャンペーンです。

数万円単位のキャッシュバックがもらえるプロバイダもあり、これらを考慮すると2年間の総支払額(実質料金)は大きく変わります。

単純な月額料金だけでなく、キャンペーンを含めたトータルのコストパフォーマンスで比較しましょう。

実質月額料金の算出方法
(月額料金 × 24ヶ月 + 初期費用 ー キャッシュバック額など) ÷ 24ヶ月 = 実質月額料金
この計算式で、キャンペーンを含めた実質的な月々の負担額を比較できます。

チェックポイント2:IPv6対応高性能ルーターの無料レンタル有無

ドコモ光でWi-Fiを使うには、Wi-Fiルーターが必須なので、無料でレンタルするのがお得です。

前の章で解説した通り、時間帯を問わず快適な速度を保つためには「IPv6」接続が不可欠です。

そして、IPv6の性能を最大限に引き出すには、それに対応した高性能なWi-Fiルーターが必要になります。

ご自身で購入すると5,000円~10,000円以上することもありますが、優良なプロバイダでは、この高性能ルーターを無料でレンタルしてくれます。

これは数千円分の価値がある非常に大きなメリットですので、必ずチェックしましょう。

チェックポイント3:サポート体制と付加サービス

初期設定が苦手という人は、無料訪問サポートがあるプロバイダを選ぶのがおすすめです。

万が一、インターネットに繋がらないなどのトラブルが発生した際に、頼りになるのがサポートセンターです。

電話が繋がりやすいか、設定が不安な方向けの訪問サポートがあるか、といったサポート体制の充実度も確認しておくと安心です。

また、PCやスマホを守るセキュリティソフトを無料で提供してくれるなど、プロバイダ独自の付加サービス(オプション)も比較のポイントになります。

これらの3つのポイントを踏まえ、次の項目では具体的におすすめの優良プロバイダを厳選してご紹介します。

ドコモ光 戸建てタイプ おすすめ優良プロバイダ厳選3社を徹底比較!

結局のところ、おすすめのプロバイダはどこなんですか?

結論から言うと「GMOとくとくBB」「OCN インターネット」「@nifty」の3社です。この中から選べばまず後悔することはありませんよ。

プロバイダ選びの基準が分かったところで、いよいよ具体的なおすすめプロバイダをご紹介します。

数あるプロバイダの中から、先ほどの「3大チェックポイント」を高い水準でクリアしている、本当におすすめできる優良プロバイダを3社に厳選しました。

本題に入る前に、改めてお伝えしたいのが「プロバイダはタイプAから選ぶべき」ということです。

理由は2つあります。

  • 月額料金が安い
    タイプAはタイプBよりも、毎月の料金が220円安く設定されています。
  • 優良プロバイダが集中している
    これからご紹介する3社をはじめ、高額キャッシュバックや高性能ルーターの無料レンタルなど、魅力的なサービスを提供しているプロバイダのほとんどがタイプAに属しています。

特別な理由がない限り、タイプAのプロバイダから選ぶことが、お得で快適なドコモ光ライフへの最短ルートです。

【結論】おすすめ優良プロバイダ厳選3社の比較表

それでは、当サイトが厳選したおすすめプロバイダ3社の比較をご覧ください。

【ドコモ光 戸建て おすすめプロバイダ3社 比較一覧(2025年6月時点)】

プロバイダ
GMOとくとくBB

OCNインターネット

@nifty
プロバイダ
タイプ
タイプAタイプAタイプA
平均速度下り459Mbps下り534Mbps下り379Mbps
キャッシュバック1ギガ:39,000円
10ギガ:57,000円
ドコモでんき:+8,000円
1ギガ:37,000円
10ギガ:55,000円
1ギガ:20,000円
10ギガ:35,000円
乗り換え限定
解約金補填
最大25,000pt最大25,000pt最大25,000pt
ルーターレンタル1ギガ:無料
10ギガ:190円/月
1ギガ:無料
10ギガ:販売6,780円
1ギガ:無料
10ギガ:190円/月
セキュリティ1年間無料1年間無料1年間無料
サポート訪問サポート初回無料訪問サポート初回無料訪問サポート初回無料

※キャッシュバック額は・条件は申し込み窓口によって変動します。

この表を見ると、3社とも非常に魅力的な条件であることが分かりますね。

特に、3社ともIPv6対応のWi-Fiルーターを無料でレンタルできる点は、もはや優良プロバイダの必須条件と言えるでしょう。

その上で、どこが自分に一番合っているのか。

次の項目から、1社ずつ特徴や注意点を詳しく解説していきます。

おすすめプロバイダ1:GMOとくとくBB

プロバイダにこだわりがないなら、GMOとくとくBBが最もお得です。

GMOとくとくBBの最大の強みは、なんといっても業界最高クラスの高額キャッシュバックです。

他社を圧倒するキャッシュバック額により、2年間の総支払額で見る「実質料金」が最も安くなります。

GMOとくとくBB:2年間実質料金

1ギガ10ギガ
2年間の月額料金137,280円
(5,720円×24か月)
153,120円
(6,380円×24か月)
2年間のルーター代0円4,560円
(190円×24か月)
契約事務手数料
工事費
3,300円
(工事費:実質無料)
3,300円
(工事費:実質無料)
キャッシュバック※-39,000円-57,000円
ドコモでんき
キャッシュバック
-8,000円-8,000円
10ギガ ワンコイン
キャンペーン
-35,280円
dポイント進呈-3,300円
2年間総額
(実質月額料金)
93,580円
(3,899円)
57,400円
(2,392円)

※1ギガ:事業者変更の場合 39,000円、転用の場合 33,000円
10ギガ:転用・事業者変更の場合31,000円

このように、2年間の実質月額料金で見ると、1ギガでも月間4,000円弱になり、10ギガは1ギガよりも安い2,400円ほどで利用できます。

GMOとくとくBBは、速度に関しても「v6プラス」に標準対応しており、対応の高性能Wi-Fiルーターも無料でレンタル可能です。

コストパフォーマンスを追求するなら、間違いなく第一候補となるプロバイダですね。

注意点・デメリット

唯一にして最大の注意点が、キャッシュバックの受け取り手続きが少し複雑ということです。

開通してから4ヶ月後に“GMOとくとくBBの基本メールアドレス宛”に届くキャッシュバックの案内メールを受け、そこから口座情報の登録が必要ということ。

そのメールに記載された手順に沿って、翌月末までに申請を完了させないと、キャッシュバックの権利が失われてしまいます。

開通時に届く書類に記載されている基本メールアドレスを、受信できるよう事前に設定しておきましょう。

GMOとくとくBBはこんな人におすすめ!

とにかく通信費を1円でも安く抑えたい、コストパフォーマンスを最重要視する方におすすめです。

高額なキャッシュバックは非常に魅力的ですが、受け取り手続きの手間を許容できるかどうかが、選ぶ上での大きなポイントになります。

カレンダーに登録するなどして、忘れずに申請できる自信がある方には、最高の選択肢と言えるでしょう。
  

おすすめプロバイダ2:OCN インターネット

OCNインターネットは実質料金よりも速度を優先する人や、NTTのブランドにこだわりたいという人にもおすすめです。

「OCN インターネット」は、NTTドコモが自ら運営するプロバイダです。(※旧OCNからサービス内容を一新したプロバイダです)

2年間の実質料金としては、GMOとくとくBBに次いで安く利用することができます。

OCNインターネット:2年間実質料金

1ギガ10ギガ
2年間の月額料金137,280円
(5,720円×24か月)
153,120円
(6,380円×24か月)
2年間のルーター代0円6,780円
(購入)
契約事務手数料
工事費
3,300円
(工事費:実質無料)
3,300円
(工事費:実質無料)
キャッシュバック※-37,000円-55,000円
10ギガ ワンコイン
キャンペーン
-35,280円
dポイント進呈-3,300円
2年間総額
(実質月額料金)
103,580円
(4,316円)
69,620円
(2,901円)

※1ギガ:事業者変更の場合 37,000円、転用の場合 32,000円
10ギガ:転用・事業者変更の場合30,000円

OCNインターネットに関しても、10ギガ回線の方が安く利用できるため、契約期間と同じ2年間の利用であればお得に利用することができます。

また、OCNインターネットの最大の強みは、NTTグループならではの通信品質の安定性と、手厚いサポート体制にあります。

最新のIPv6接続を標準提供し、高品質な通信を実現。さらに、専門スタッフが自宅に来て設定を代行してくれる「訪問サポート」が初回無料で利用できます。

注意点・デメリット

キャッシュバックの受け取り方法は、利用開始の4か月後の末日に“OCNのメールアドレス”あてに届くメールから、口座情報を登録することで受け取りが可能です。

ただし、メールの配信から30日以内が申請期限になるので、注意が必要ですね。

キャンペーンを含めた2年間の実質料金では、GMOとくとくBBに軍配が上がることが多いです。

ただし、平均の通信速度としてはOCNの方が速いので、「安さ」よりも「品質」や「安心感」に価値を置く方向けのプロバイダと言えます。

OCN インターネットはこんな人におすすめ!

通信の安定性や品質を何よりも重視する方、またインターネットの設定に不安があり、手厚いサポートを求める方に最適です。

キャッシュバック額で多少劣ったとしても、公式サイトの安心感や万全のサポート体制に魅力を感じる方には、最も満足度の高い選択肢となるでしょう。
  

おすすめプロバイダ3:@nifty

@niftyは、古くからインターネットサービスを提供している老舗ならではの信頼性と安定した運営が魅力です。

1ギガ10ギガ
2年間の月額料金137,280円
(5,720円×24か月)
153,120円
(6,380円×24か月)
2年間のルーター代0円6,960円
(購入)
契約事務手数料
工事費
3,300円
(工事費:実質無料)
3,300円
(工事費:実質無料)
キャッシュバック※-20,000円-35,000円
10ギガ ワンコイン
キャンペーン
-35,280円
dポイント進呈-3,300円
2年間総額
(実質月額料金)
120,580円
(5,024円)
89,800円
(3,742円)

キャッシュバック額は控えめですが、IPv6(v6プラス)対応ルーターの無料レンタルや、セキュリティソフトの無料提供など、基本もしっかり押さえたバランスの良さが特徴です。

注意点・デメリット

純粋なキャッシュバック金額だけで見ると、GMOとくとくBBなどの高額キャンペーンサイトと比較した際に、見劣りしてしまう場合があります。

こちらも受け取り方法は、利用開始から7か月目に“@niftyメールアドレス宛”に届くメールから口座情報を登録する必要があります。

@niftyはこんな人におすすめ!

極端な安さや手厚すぎるサポートよりも、全体の「バランス」と「安心感」を求める方にぴったりです。

長年の実績がある信頼できる会社を選びたい方や、ノジマをよく利用される方にとっては、非常にメリットの大きい選択肢となります。

堅実なプロバイダを選びたい、という方におすすめですね。
  

【結論】プロバイダ選択で迷ったら「GMOとくとくBB」がおすすめ

結局のところ、どのプロバイダが一番おすすめなの?

とにかくお得さを追求するならGMOとくとくBB、料金よりも通信品質やサポートの安心感を重視するならOCN インターネットがおすすめです。

ここまで3つの優良プロバイダをご紹介してきましたが、「それでも迷ってしまう…」という方のために、最終的な判断基準を改めてお伝えします。

プロバイダに特別なこだわりがないのであれば、当サイトでは総合的に「GMOとくとくBB」を最もおすすめします。

選定の理由は、やはり業界最高クラスのキャッシュバックによる「実質料金の安さ」です。

通信品質やルーターの性能といった基本スペックが他社と横並びである以上、最終的に最も差がつくのは料金面になります。

もし、「高額なキャッシュバックよりも、NTTドコモ直営という信頼性や、万が一の時の訪問サポートの方に魅力を感じる」のであれば、次点として「OCN インターネット」をおすすめします。

料金的なお得さでは一歩譲りますが、その分の安心感は大きなメリットです。

ご自身のタイプに合わせて、以下の基準で最終判断をしてください。

  • お得さ最優先で、手続きの手間を惜しまないGMOとくとくBB
  • 料金より品質やサポートの安心感を重視したいOCN インターネット

この基準で選んでいただければ、まず後悔することはないはずです。

ドコモ光 戸建てタイプの申し込みから開通までの手順と工事内容

ドコモ光の戸建てタイプって、使えるようになるまでどのくらい期間がかかるの?

申し込みから開通までの期間は1~2ヶ月です。


利用したいプロバイダが決まれば、いよいよドコモ光の申し込みです。

申し込みから実際にインターネットが使えるようになるまでには、戸建ての場合およそ1ヶ月から2ヶ月程度の期間を見ておきましょう。

特に、引っ越しシーズンの2月~4月は申し込みが殺到して工事の予約が取りにくくなるため、利用したい時期が決まっている場合は、できるだけ早めに申し込むのがおすすめです。

ここからは、申し込みから開通までの流れを、以下のステップに沿って具体的に解説していきます。

ステップ1:Webからお得に申し込む

ドコモ光は申し込み窓口によってキャンペーン内容が異なるので、適用させたい特典が記載されている“プロバイダのWEB窓口”から契約してください。

ドコモ光の申し込み窓口には「Webサイト」「電話」「ドコモショップ」の3つがありますが、特別な理由がなければWebからの申し込みを強くおすすめします。

理由は、電話やショップ経由の申し込みにはない、Web限定の高額キャッシュバックキャンペーンが適用されるからです。

24時間いつでも自分のペースで手続きできる手軽さも大きなメリットですね。

一番お得なWeb窓口は「プロバイダ公式サイト」

そのWeb申し込みの中でも、最もおすすめなのが「契約したいプロバイダの公式サイト」からの申し込みです。

プロバイダ公式サイトは、公式の安心感がありながら、最もお得なキャッシュバックキャンペーンを実施している場合がほとんどです。

前の章で決めたプロバイダ(GMOとくとくBBなど)の公式サイトに直接アクセスして申し込むのが、最も賢い方法と言えるでしょう。

申し込みに必要なもの
・契約者の氏名、住所、連絡先
・支払い用のクレジットカード情報、または銀行口座情報
・契約中のドコモ携帯電話番号
・(転用・事業者変更の場合)承諾番号

ステップ2:プランとプロバイダを選択して申し込む

ドコモ光の戸建ての提供エリアは日本全国です。ただし、10ギガプランは地域限定なので事前に確認しておきましょう。

契約したいプロバイダと、希望するプラン(1ギガ/10ギガ)を最終決定します。

10ギガプランを検討している場合は、NTT東西のエリア検索から提供エリアが確認できます。

エリア検索にて、「フレッツ光クロス」に対応している地域であればドコモ光10ギガが利用できます。

エリアの確認ができたら、選んだプロバイダの公式サイトにある申し込みフォームにアクセスし、画面の指示に従って契約者情報や支払い情報などを入力していきましょう。

この段階では、まだ契約は確定していません。まずは申し込み手続きを完了させ、次のステップの連絡を待ちます。

ステップ3:工事日の調整と事前準備

工事はお客様の立ち合いが必要です。余裕をもって立会いできる日にちを指定しましょう。

Webでの申し込み手続き後、数日から1週間ほどでドコモ光の担当者から確認の電話がかかってきます。

この電話で、申し込み内容の最終確認と、ご自宅がサービス提供エリアかどうかの確定が行われます。

エリアに問題がなければ、その場で開通工事の日程を調整します。候補日の中からご自身の都合の良い日を選び、予約しましょう。

工事日が決まったら、特に賃貸の戸建てにお住まいの方は、稀に工事で壁に穴を開ける可能性があるため、必ず事前に大家さんや管理会社に許可を取っておきましょう。

ステップ4:開通工事の実施(立ち合い必須)

作業時間は1~2時間ほどで、必ず立ち合いが必要です。電柱から光ケーブルをご自宅に引き込み、光コンセントを設置する作業がメインになります。

予約した工事日になると、専門の業者が自宅に訪問し、開通工事を行います。

この工事には、契約者本人またはご家族など代理の方の立ち合いが必ず必要になりますので、ご注意ください。

当日の所要時間は、建物の状況にもよりますが通常1時間~2時間程度です。

戸建ての標準的な工事内容

戸建ての場合、工事は主に以下の手順で進められます。

  • 光ケーブルの引き込み
    最寄りの電柱から、光ファイバーケーブルを宅内に引き込みます。基本的にはエアコンのダクトや電話線の配管を利用しますが、利用できる隙間がない場合は、壁に直径1cm程度の小さな穴を開けて通します。
  • 光コンセントの設置
    引き込んだ光ケーブルを接続するための「光コンセント」という専用の差し込み口を、室内の壁に設置します。
  • ONU(機器)の接続と疎通テスト
    光コンセントと、事前に送られてきているNTTの機器(ONU)を接続し、正常に通信できるかを確認して工事は完了です。

どこから光ケーブルを通すか、どこに光コンセントを設置するかなどは、当日業者の方と相談しながら決めることができます。

もちろん、これらの作業は専門の工事業者が行うので、お客様ご自身で行うことはありません。

ステップ5:初期設定と利用開始

工事が完了したらWi-Fiルーターを接続して、簡単な初期設定をすれば完了です。

開通工事が完了したら、いよいよ最終ステップです。

工事で設置されたNTTの機器(ONU)と、プロバイダからレンタルした(またはご自身で購入した)Wi-FiルーターをLANケーブルで接続します。

その後、Wi-Fiルーターの説明書や、プロバイダから送られてきた設定ガイドに従って、パソコンやスマートフォンで初期設定を行ってください。

設定に必要なIDやパスワードは、プロバイダから郵送またはメールで届く「開通のご案内」などの書類に記載されています。

無事に設定が完了し、スマホのWi-Fiマークが表示されれば、快適なドコモ光ライフのスタートです。

もし設定がうまくいかない場合は、契約したプロバイダのサポートセンターに問い合わせれば、丁寧に教えてくれるので安心してくださいね。

プロバイダのメールアドレス設定を忘れずに
プロバイダからキャッシュバックを受けるには、プロバイダが用意したメールアドレスを設定し、メールを受信できるようにしておく必要があります。

キャッシュバック受け取りの案内が来るのは、利用開始から数か月後(プロバイダによって異なる)ですが事前に設定しておきましょう。

新築戸建ての場合の申し込みタイミングと注意点

新築の家に入居するんですが、ドコモ光はいつ申し込むのがベストタイミングですか?

建物の住所が正式に決まったら、すぐにお申し込みください。入居日の2~3ヶ月前が目安で、早めに動くことで工事もスムーズに進みますよ。

これから戸建てを新築される方にとって、光回線の申し込みタイミングは非常に重要です。

タイミングを間違えると、入居したのにインターネットが使えない「ネット難民」状態になってしまう可能性があります。

最適な申し込みタイミングは「住所決定後すぐ」

ドコモ光の申し込みには、市区町村が発行する正式な住所(住居表示)が必要です。工事前の「地番」では申し込めないので注意しましょう。

一般的に、住所が確定するのは入居予定日の2~3ヶ月前ごろです。

建築を依頼しているハウスメーカーや工務店に、住所がいつ頃決まるのかを事前に確認しておき、住所が分かり次第、すぐにドコモ光の申し込み手続きを始めるのがベストなタイミングです。

新築ならではの注意点

新築の場合、早めに動くことでもう一つ大きなメリットがあります。それは、光ケーブルの引き込み方法を、建物の設計段階から相談できる点です。

事前にハウスメーカーの担当者へ「ドコモ光を契約します」と伝えておくことで、

  • 外壁の見た目を損なわない、きれいな配管ルートを確保してもらう
  • 室内の光コンセントを目立たない場所に設置してもらう

といった調整が可能になり、より満足度の高い仕上がりになります。後から壁に穴を開けるといった事態を避けるためにも、早めの相談を心がけましょう。

事業者変更・転用の場合の手続きの流れ

今、フレッツ光を使っているのですが、ドコモ光への乗り換えってどうすればいいですか?

フレッツ光や、光コラボからドコモ光に乗り換える場合は、「転用」や「事業者変更」という手続きで“工事なし”で簡単に契約変更が可能です。

現在、フレッツ光や他の光コラボ(ソフトバンク光、ビッグローブ光など)をご利用中の方がドコモ光に乗り換える場合、新規契約とは手順が少し異なります。

この乗り換え方法は、大掛かりな派遣工事が不要で、インターネットが使えない期間も発生しない、非常にスムーズな手続きなのが大きなメリットです。

ステップ1:「承諾番号」を取得する

乗り換え手続きには、まず「承諾番号」という11桁の番号を取得する必要があります。この番号の取得先は、現在のご契約状況によって異なります。

  • フレッツ光から乗り換え(転用)の場合
    NTT東日本・西日本の公式サイトまたは電話窓口から「転用承諾番号」を取得します。(発行手数料無料)
  • 他社光コラボから乗り換え(事業者変更)の場合
    現在契約中の光コラボ事業者(例:ソフトバンク光)の公式サイトや電話窓口から「事業者変更承諾番号」を取得します。(発行手数料:3,300円)

承諾番号には15日間の有効期限があります。取得したら、すぐに次のステップに進みましょう。

ステップ2:承諾番号を使ってドコモ光に申し込む

承諾番号を取得したら、希望するプロバイダの公式サイトなどからドコモ光を申し込みます。

申し込みフォームに、取得した承諾番号を入力する欄がありますので、間違えないように入力してください。

もし、入力欄がない場合は、確認の連絡が来た際に口頭で伝えましょう。

ステップ3:回線の切り替えとルーターの再設定

申し込み後、ドコモ光から切り替え日が案内されます。

切り替え日当日になると、回線が自動的にドコモ光に切り替わります。特に作業は必要ありません。

切り替えが完了したら、Wi-Fiルーターの接続設定を、ドコモ光(新しいプロバイダ)から送られてきた情報(ID/パスワードなど)に沿って再設定すれば、乗り換えは完了です。

以前の事業者からルーターをレンタルしていた場合は、忘れずに返却しましょう。

ドコモ光を戸建てで使うメリット・デメリットを再確認

ドコモ光のメリット・デメリットってどんなのがあるの?

最大のメリットはスマホとのセット割、最大の注意点はプロバイダ選びです。

ここまで、ドコモ光の料金、速度、プロバイダ、申し込み手順について詳しく解説してきました。

この章では、それらの情報を総まとめする形で、ドコモ光を戸建てで利用する上での「メリット」と「デメリット」を改めて整理していきます。

ご自身がドコモ光を選ぶべきかどうか、最終的な判断を下すための参考にしてください。

ドコモ光の5つのメリット

まずは、ドコモ光のメリットから再確認していきましょう。

特にドコモのスマートフォンをお使いの方にとっては、他の光回線にはない大きな利点があります。

ドコモ光の5つのメリット

  • ドコモスマホとのセット割で通信費を大幅節約
    最大のメリットは「ドコモ光セット割」です。ご家族のスマホ代も含めて、毎月の通信費を永続的に、大幅に節約できるのは大きな魅力です。
  • 高品質で安定したフレッツ光回線を利用できる
    ドコモ光はNTTの高品質な光回線網を利用しているため、全国の幅広いエリアで安定した高速通信が期待できます。
  • 自分に合ったプロバイダを選べる自由度の高さ
    20社以上ある提携プロバイダから、自分のスタイルに合った事業者を選べます。キャッシュバックやルーターの無料レンタルといった恩恵を受けられます。
  • dポイントが効率よく貯まる・使える
    ドコモ光の利用料金に応じてdポイントが貯まるだけでなく、貯まったdポイントを月々の支払いに充当することも可能です。
  • 光電話や光テレビなどオプションも充実
    アンテナ不要でテレビが見られる「ドコモ光テレビオプション」や、お得な料金で固定電話が使える「ドコモ光電話」などが充実している点も魅力です。

ドコモ光の3つのデメリット・注意点

次に、契約してから後悔しないために、ドコモ光のデメリットや注意点もしっかりと確認しておきましょう。

ただし、これらのデメリットは、事前に対策を知っておけば十分に回避できるものばかりです。

ドコモ光の3つのデメリット

  • プロバイダ選びを誤ると後悔する可能性
    これが最大の注意点です。プロバイダを適当に選んでしまうと、「通信速度が遅い」「もらえるはずのキャッシュバックを逃した」など、後悔に繋がりかねません。
  • ドコモユーザーでないと特典対象にならないことも
    ドコモ光のキャッシュバック特典は、ドコモユーザーでないと申し込みができない場合があります。ドコモユーザー以外はほかの光回線を選ぶのがおすすめです。
  • 契約期間の縛りと解約金
    お得な月額料金で利用するためには、2年間の定期契約が必要です。契約更新月以外で解約すると、5,500円の解約金が発生します。

メリットとデメリットを比較してきましたが、最終的にドコモ光は戸建てにおすすめなのでしょうか。

当サイトの結論は、以下の通りです。

「戸建てにお住まいで、ご自身またはご家族にドコモのスマホユーザーがいるなら、ドコモ光は他のどんな光回線よりも圧倒的におすすめできる」

最大の理由はもちろん、割引額・適用範囲ともに非常に強力な「ドコモ光セット割」の存在です。

プロバイダ選びや解約金などにデメリットは、正しい知識で対策できるものばかりです。

それに対して、毎月の通信費が永続的に数千円単位で安くなるメリットは、他では代えがたい大きな価値があります。

逆に言えば、ドコモユーザーでない方にとっては、この最大のメリットを享受できないため、あえてドコモ光を選ぶ理由は薄いと言えるでしょう。

その場合は、ご自身のスマホキャリア(auやソフトバンクなど)に合わせた光回線を選ぶのがおすすめです。
  

まとめ

戸建て住みのドコモユーザーならドコモ光一択!ただしプロバイダは厳選すべし!

ここまでドコモ光の戸建てタイプについて、料金プランから速度、申し込み手順まで網羅的に解説してきました。

本記事の結論を、改めてお伝えします。

戸建てにお住まいで、ご自身またはご家族がドコモのスマホをお使いなら、ドコモ光は間違いなく最もおすすめの光回線です。

強力な「ドコモ光セット割」によって、家計全体の通信費を大幅に節約できるメリットは、他の何にも代えがたいものです。

ただし、その恩恵を100%引き出し、後悔しないために絶対に覚えておいてほしいのが、プロバイダ選びという点です。

  • プロバイダに強いこだわりがなければ、キャッシュバック額が大きく実質料金が最も安い「GMOとくとくBB」がおすすめです。

Q&A
ドコモ光戸建てタイプに関する“よくある質問と回答”

ドコモ光のルーターはレンタルと購入どちらが良いですか?
高性能なIPv6対応ルーターを無料で貸し出してくれるプロバイダが多いため、まずは「無料レンタル」の利用が断然おすすめです。

ドコモ光の速度を最大限に活かすには、IPv6(IPoE)に対応したWi-Fiルーターが必須です。

GMOとくとくBBなど、本記事で紹介した優良プロバイダは、この高性能ルーターを無料でレンタルしてくれます。

【レンタルルーターのメリット】
高性能なルーターを無料で使える(購入費用が浮く)
自分で機種を選ぶ手間が省ける
プロバイダのサポート対象なので、設定で困った時に聞きやすい

もしご自身でルーターを購入する場合は、「IPv6 IPoE(v6プラスなど)」に対応していることと、ご自宅の広さや接続したい機器の台数に合ったスペックのものを選びましょう。

ドコモ光テレビオプションはどんなサービスですか?
アンテナの設置なしで、地デジ・BS放送が視聴可能になるサービスです。

「ドコモ光テレビオプション」は、ドコモ光の回線を利用してテレビ放送を受信するサービスです。

月額825円の料金で、地上デジタル放送と、一部のBSデジタル放送(無料放送)が視聴できるようになります。

【利用のメリット】
・アンテナが不要なので、家の外観がスッキリする
・台風などの悪天候でも映像が乱れにくい

ただし、利用には別途工事費がかかります。また、CS放送やWOWOWなどの専門チャンネルを観たい場合は、このオプションに加えて「スカパー!」などの別途契約が必要になるので注意しましょう。

ドコモ光の1ギガプランから10ギガプランに途中で変更できますか?
提供エリア内であればプラン変更は可能です。ただし、工事費が別途かかります。

現在1ギガプランを利用中の方が、後から10ギガプランに変更することも可能です。

手続きはWEBやドコモインフォメーションセンター、ドコモショップで行えます。ただし、プラン変更には以下の条件と費用にご注意ください。

【プラン変更の注意点】
提供エリア:ご自宅が10ギガプランの提供エリアであることが大前提
プラン変更手数料:無料
工事費:13,200円~
対応ルーター:Wi-Fiルーターも10ギガに対応したものが必要

費用も手間もかかるため、10ギガプランに興味がある方は、最初の契約時から10ギガプランで申し込む方がスムーズです。

引っ越し先でもドコモ光を継続して使えますか?
全国のフレッツ光提供エリアに対応しているため、移転手続きで継続利用が可能です。

ドコモ光は、引っ越し先でも継続して利用することができます。手続きは「ドコモ インフォメーションセンター」への電話や、全国のドコモショップで可能です。

申し込みから移転手続き完了まで1ヶ月以上かかる場合があるため、引っ越しの日程が決まったら、できるだけ早く手続きを始めましょう。

【移転手続きにかかる費用】
移転事務手数料:2,200円
工事費:引っ越し先の場所によりますが、戸建ての場合は最大で工事費(最大22,000円)がかかる場合があります。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。