2024.02.21(更新:2025.10.08)

マンションの光回線選び完全ガイド|失敗しないための通信方式とスマホ割の最適解

速度
記事の監修責任者

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

マンションでのインターネット利用時、「オンラインゲームがカクカクする」「テレワーク中にビデオ会議が固まる」といった速度の悩みを抱えている方は少なくありません。

その原因は、契約している光回線ではなく、お住まいのマンションの「配線方式」にある可能性が高いです。

この記事では、マンションの光回線選びで失敗しないための絶対的なポイントを解説します。

具体的には、まずご自身のマンションの配線方式を確認し、その能力を最大限に引き出す方法を見つけ出します。

その上で、お使いのスマホキャリアに合わせた最もお得な光回線を選ぶ、という2ステップです。

この記事を最後まで読めば、複雑に見えるマンションの光回線選びが驚くほどシンプルになり、料金・速度ともに満足できる最適なサービスを見つけられるでしょう。

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マンションの光回線選びは2ステップで完結!

マンションで利用できる速くて安い光回線ってどれなの?

「速くて安い光回線」は、お客様の建物の設備とスマホキャリアで決まります。まず「配線方式」で速度を確認し、次に「スマホ割」でお得なサービスを選ぶのが最も確実な方法です。

「速くて安い光回線はどれ?」という問いに答えるには、まず大前提として、戸建てとマンションの光回線選びの根本的な違いを理解する必要があります。

戸建ての場合、電柱から直接部屋に回線を引き込むため、基本的にどの会社のサービスも最大限の性能を発揮できます。

戸建てタイプの内部構造は、電柱から光ファイバーケーブルを、既存の配管を通して宅内に引き込み、光コンセントを設置し、ONUといった通信機器が接続できる状態にしています。

しかしマンションでは、一度「共用部」に引き込まれた一本の光回線を、各部屋に分配する仕組みのため、この「共用部から各部屋までの配線方法」が速度を左右する最大の要因となるのです。

マンションタイプは1本の光ファイバーケーブルを屋内設備まで引き込み、設備に対応したケーブルを使い各部屋まで接続しインターネットを提供している。

どんなに高速な光回線を契約しても、この最後の部分が旧式の設備(配線方式)では、宝の持ち腐れになってしまいます。

そのため、いきなり料金やキャンペーンで選ぶのではなく、以下の2ステップで進めることが成功への最短ルートです。

マンションの光回線選びで重要な2ステップ

  • 【ステップ1】自宅マンションの「配線方式」を確認する
  • 【ステップ2】利用可能な選択肢の中から、スマホセット割でお得な光回線を選ぶ

この順番で進めることで、お客様の環境で「最も速くて安い光回線」が何なのか、明確な答えが見つかります。

次の章から、ステップ1である「配線方式の確認方法」を具体的に解説していきますね。

【ステップ1】自宅マンションの「配線方式」を確認する

うちのマンションでは、どのくらい速いインターネットが使えるの?

建物の共用部からお客様の部屋まで、どのケーブルで繋がっているか(配線方式)で決まります。3つの方法で確認できますよ。

ここからのステップが、マンションの光回線選びで最も重要な土台となります。

先ほど、マンションの速度は「共用部から各部屋までの配線方法」で決まるとお伝えしました。

これは、マンションの共用部まで来ている光ファイバーケーブルが、そこから各お部屋まで「何で」繋がっているか、ということです。

この配線方式は大きく分けて3種類あり、どれが採用されているかで利用できる最大速度がほぼ決まってしまいます。

まずは、それぞれの特徴を簡単に見てみましょう。

配線方式部屋までの
ケーブルの種類
最大通信速度
(理論値)
特徴
光配線方式光ファイバー
ケーブル
1Gbps~10Gbps最も高速で安定的。
戸建てと遜色ない性能が期待できる。
VDSL方式電話線100Mbps速度は光配線に劣る。
築年数が古い建物に多い方式。
LAN配線方式LANケーブル100MbpsVDSLよりは速度が安定しやすい。
採用している物件は少ない。

このように、ご自身の部屋がどの方式なのかを把握することが、最適な光回線を選ぶための第一歩です。

それでは、この配線方式を具体的に確認する3つの方法を見ていきましょう。

方法1:部屋の中にあるコンセントの種類を確認する

お部屋の壁についているコンセントの種類を見るのが、最も簡単で確実な方法です。

まず試していただきたいのが、お部屋の壁にあるコンセントの差込口を確認する方法です。

工事の専門家でなくても、見れば判別できることが多いので、一番手軽で確実性が高いと言えます。

光コンセントがある場合 → 「光配線方式」

壁に下図のような「光コンセント」が設置されていれば、そのお部屋は最も高速な「光配線方式」である可能性が非常に高いです。

光コンセントとは光回線専用のLANケーブル挿し込み口。外付けする独立型と、埋め込み式の一体型がある。住宅内に光コンセントがあるなら、工事済みであると判断してもいい。


コンセント本体に「光」や「SC」といった文字が記載されているのが目印です。

この場合、共用部からお部屋まで直接光ファイバーが来ているため、光回線の性能を最大限に引き出すことができます。

電話線の差込口しかない場合 → 「VDSL方式」

光配線方式が導入されている建物であっても、固定電話用に「電話線の差込口(モジュラージャック)」は存在します。

また、建物全体は光配線方式に対応していても、まだ光回線の工事が行われていない部屋には、光コンセントがなく電話線の差込口しかない、というケースも一般的です。

そのため、「電話線の差込口しかない」からといって「VDSL方式」だと断定はできません。

あくまで「VDSL方式の可能性が高い」と推測するに留め、次の「方法2:公式サイトでの確認」で裏付けを取ることが重要になります。

LANケーブルの差込口がある場合 → 「LAN配線方式」

壁に「LANケーブル」の差込口があれば、それは「LAN配線方式」です。

共用部から各部屋までをLANケーブルで接続する方式で、比較的新しいマンションに見られます。

方法2:公式サイトのエリア検索で導入状況を調べる

各光回線サービスの公式サイトで、お客様の住所を入力して調べる方法も手軽でおすすめです。

ご自宅のパソコンやスマホから、各事業者の公式サイトにアクセスして提供状況を確認する方法も有効です。

ただし、ここで一つ注意点があります。

それは、光回線サービスは主に以下の2種類に分類され、その種類によって確認すべきサイトが異なるという点です。

光回線の2つの種類

  • NTT回線(光コラボレーション):NTT東日本・西日本が日本全国に敷設した光回線網(フレッツ光)を、様々な事業者が借り受けて提供しているサービスです。(例:ドコモ光、ソフトバンク光など)
  • 独自回線:NTTとは別に、自社で独自の光回線網を敷設して提供しているサービスです。(例:auひかり、NURO光など)

それでは、それぞれの確認方法を見ていきましょう。

ドコモ光・ソフトバンク光など「光コラボ」を検討中の場合

これらの事業者はNTTの「フレッツ光」の設備を借りてサービスを提供しているため、NTT東日本・西日本の公式サイトで確認するのが最も確実です。

光コラボ・フレッツ光 エリア検索

上記サイトでお客様の住所を入力すると、「光配線方式」か「VDSL方式」かといった、建物の対応状況が表示されます。

auひかり・NURO光など「独自回線」を検討中の場合

これらの事業者は独自の回線網を使っているため、それぞれの公式サイトでエリア検索を行う必要があります。

これらのサイトでは、「そもそも建物がサービスに対応しているか」を確認できます。

NTT回線がダメでも、こちらは利用できる、というケースも珍しくありません。

この段階で、気になるいくつかのサービスの提供状況をまとめて確認しておくと、次のステップである回線選びが非常にスムーズに進みますよ。

方法3:最終手段は管理会社や大家さんに直接問い合わせる

建物の管理者(管理会社や大家さん)への問い合わせが最終確認の手段となります。

ここまでの方法で判別できなかった場合の最終手段は、マンションの管理会社やオーナー(大家さん)に直接問い合わせて確認することです。

建物の設備に関する公式な情報を持ち、最終的に工事の許可を出すのは管理者の方々だからです。

このステップは「正確な情報を得る」という目的と同時に、「これから回線工事をするかもしれない、という事前相談をする」という目的も兼ねています。

この確認を怠ってしまうと、いざ申し込んだ後に工事の許可が下りず契約できなかった、といったトラブルに繋がる可能性があります。

管理者への相談は、次のステップに進むための重要な布石となりますので、必ず行うようにしましょう。

【配線方式別】マンションで速度を最大化する最適解

自分のマンションの配線方式がわかったんだけど、次は何をすればいいの?

「光配線方式」なら速度の心配は不要なので、スマホ割でお得な回線を選びましょう。「VDSL」や「LAN」方式の場合でも、速度を改善する選択肢は複数ありますので、それぞれ最適な方法をご紹介しますね。

お住まいのマンションの配線方式が「光配線」「VDSL」「LAN」のどれに当てはまるか、ご確認いただけたでしょうか。

ここからは、判明した配線方式別に、お客様が次に取るべきベストな行動、つまり「速度を最大化するための最適解」を具体的にお伝えします。

ご自身の状況に合ったパートだけを読んでいただければ、無駄なく最適な選択肢にたどりける構成になっています。

それでは、見ていきましょう。

「光配線方式」だった場合
最も恵まれた環境!豊富な選択肢から選べる

光配線方式は最も恵まれた環境です。速度の心配は不要なので、「スマホ割」を基準に選ぶのが最もお得ですよ。

コンセントの種類や公式サイトの調査で「光配線方式」と判明した場合、お客様のマンションは、最も高速で安定した通信が期待できる最高のインターネット環境が整っていると言えます。

光配線方式は、共用部からお部屋まで直接光ファイバーケーブルで接続されているため、一般的な1Gbpsのプランはもちろん、事業者によってはさらに高速な5Gbpsや10Gbpsといったプランも契約可能で、性能は戸建てタイプと全く遜色ありません。

オンラインゲームや高画質な動画視聴、大容量ファイルのやり取りなど、あらゆる用途で快適な速度を体感できるでしょう。

この恵まれた環境では、基本的にどの光回線サービスを選んでも高いパフォーマンスが期待できるため、選択肢は非常に豊富です。

そのため、光回線を選ぶ際の判断基準は、速度よりも「料金」が重要になります。

そして、通信費全体を最も安く抑えるカギは、この後のステップ2で詳しく解説する「スマホセット割」です。

光配線方式だったお客様は、ステップ2をしっかり読んで、ご自身にとって最もお得な光回線を見つけてください。

「VDSL方式」「LAN配線方式」だった場合
速度の妥協はまだ早い!試すべき改善策

VDSL方式やLAN配線方式だった場合は、最新の通信方式に切り替えたり、NTT以外の回線やホームルーターを検討したりすることで、速度が大幅に改善する可能性は十分にあります。

調査の結果が「VDSL方式」「LAN配線方式」だったお客様は、「うちは光配線じゃないから、速度はもう期待できないんだ…」と、がっかりされているかもしれません。

確かに、これらの方式は共用部からお部屋までの間に、電話線やLANケーブルを経由するため、光ファイバーの性能を100%活かすことはできません。

しかし、ここで諦めてしまうのは非常にもったいないです。

今ある設備の中でも、通信速度をできる限り向上させるための改善策はいくつも存在します。

一つずつ、可能性を探っていきましょう。

改善策1:最新の通信技術「IPv6 IPoE」対応の光コラボを選ぶ

まず最初に試していただきたいのが、NTT回線(光コラボレーション)の中で、最新の通信技術である「IPv6 IPoE」に対応したサービスを選ぶことです。

用語解説

IPv6 IPoEとは
インターネットに接続する際の新しいルール(通信方式)のことです。従来の「IPv4 PPPoE」という方式に比べて、道路が広く渋滞が起きにくいイメージで、特に夜間など回線が混雑する時間帯でも速度が安定しやすいという大きなメリットがあります。

VDSL方式やLAN配線方式の速度上限(理論上は最大100Mbps)は変えられませんが、IPv6 IPoEに対応したWi-Fiルーターを利用することで回線の混雑を避け、その上限に近い実測値を安定して出せるようになる可能性があります。

対応ルーターは、光コラボ事業者からレンタルできるほか、ご自身で市販のものを購入することも可能です。

現在、多くの光コラボ事業者がこの「IPv6 IPoE」に対応していますので、契約中のサービスが未対応の場合は、乗り換えを検討する価値は十分にあります。

例えば、この記事の後半でご紹介する「ドコモ光」「ソフトバンク光」「ビッグローブ光」といった主要な光コラボサービスは、いずれも標準で「IPv6 IPoE」に対応しています。

改善策2:NTT以外の回線が導入されていないか確認する

NTT回線内での改善策(IPv6 IPoE)を試しても速度が物足りない場合、次に目を向けるべきは、NTTの設備とは全く異なるルートで提供されるインターネットサービスです。

マンションによっては、NTTのフレッツ光(VDSL方式)とは別に、以下のような「独自回線」の設備が導入されているケースがあります。

代表的なのは、KDDIの「auひかり」、ソニーネットワークコミュニケーションズの「NURO光」などです。

これらのサービスは、建物にNTTのVDSL設備があったとしても、それとは全く別に独自の光ファイバー設備を設置してサービスを提供しています。

つまり、お客様の部屋まで電話線ではなく、直接光ファイバーで接続できる可能性があるということです。

特に、auひかりには既存の電話線(VDSL)を活用しながら、G.fastという高速化技術によって最大664Mbpsの通信を可能にする「タイプG」というプランがあります。

これは、VDSL方式の建物にお住まいの方にとって、非常に有力な改善策となります。

前のステップで行った公式サイトでのエリア検索を再度行い、これらの「独自回線」や「タイプG」がお客様のマンションに対応していないか、ぜひ確認してみてください。

もし対応していれば、NTT回線に固執する必要はなく、そちらを契約するほうが圧倒的に快適になるでしょう。

改善策3:管理会社の許可を得て「戸建てタイプ」を直接引き込む

これは実現へのハードルがかなり高い最終手段ですが、最も効果的な解決策でもあります。

マンションでありながら、大家さんや管理会社から個別に許可を得て、近くの電柱から直接自分の部屋に光ファイバーを引き込む「戸建て(ファミリー)タイプ」の契約をする方法です。

これが実現できれば、配線方式の問題は完全にクリアされ、光配線方式のマンションと同じ高速通信を手に入れることができます。

工事の際は、基本的にはエアコンダクトや電話線の配管といった、すでに建物にある隙間を利用してケーブルを屋内に引き込みます。

しかし、それらの利用が難しい場合に限り、壁に小さな穴(直径1cm程度)を開ける提案をされることがあります。

このように、建物の外観に影響を与えたり、加工したりする可能性があるため、この方法は大家さんや管理会社から許可が下りないことも多いのが実情です。

まずは「既存の配管を使うだけで工事ができないか」という点を、回線事業者に相談した上で、大家さんや管理会社に交渉してみるのが良いでしょう。

改善策4:工事不要の「ホームルーター」を検討する

上記3つの方法がすべて難しい場合の、有力な代替案が「ホームルーター」です。

これは、スマホのように携帯電話の電波(5Gや4G LTE)を使ってインターネットに接続する、コンセントに挿すだけのWi-Fiルーターです。

ホームルーターは基地局からの電波をキャッチし、宅内にWi-Fiを飛ばすことで通信をしています。

光回線のような物理的なケーブルを必要としないため、建物の配線方式に一切左右されません。

工事不要で、届いたその日からすぐにインターネットが使える手軽さが最大のメリットです。

通信の安定性や速度では光回線に一歩譲りますが、最近のホームルーターは性能が向上しており、動画視聴やWeb会議など、日常的な利用であれば十分快適に使えるレベルになっています。

特に、お住まいのエリアが5Gに対応していれば、VDSL方式よりも速い速度が出ることも珍しくありません。

「インターネット無料」の物件の場合
速度が遅いなら個別契約の前にプラン変更を確認

「インターネット無料」の物件にお住まいで、速度にストレスを感じる場合、まずは大家さんや管理会社に、高速な有料プランへ変更できないか確認するのが第一歩です。

家賃にインターネット料金が含まれている「インターネット無料」物件は、とても魅力的ですよね。

しかし、その多くは建物全体で一つの回線を共有しており、オーナー様が契約しているプランも速度が出にくい安価なものであるケースが少なくありません。

そのため、多くの人が利用する夜間などに速度が著しく低下してしまうことがよくあります。

もし備え付けの回線速度に不満がある場合、いきなり個別の光回線を契約しようとするのは少しお待ちください。

まず試していただきたいのは、建物の大家さんや管理会社、もしくは一括導入している事業者に連絡を取り、「有料でもっと高速なプランに変更できないか」と確認することです。

建物によっては、住民向けに複数の速度プランを用意している場合があります。

プラン変更ができない、あるいは変更しても速度に満足できない場合に、初めて「個別での光回線契約」を検討する、という流れが最もスムーズです。

そして、個別で契約する場合も、これまで解説してきた通り、まずはお住まいのマンションの「配線方式の確認」から始めるという、この記事の基本的なフローに戻ることが成功のカギとなります。

【ステップ2】スマホセット割を軸におすすめ光回線を選ぶ

利用できる光回線がいくつかあるんだけど、どれを選べば一番お得かな?

月額料金の安さより、お使いのスマホとの「セット割」を適用させるのが、通信費全体を最も安くする秘訣です。

ステップ1でご自宅の技術的な条件(配線方式)がクリアできたら、いよいよ契約するサービスを絞り込んでいくステップに入ります。

ここで多くの方が「月額料金が一番安いところはどこだろう?」と探し始めますが、実はもっとインパクトの大きい節約方法があります。

それが、「スマホセット割」です。

これは、特定の光回線とスマホをセットで契約することで、毎月のスマホ料金が割引されるサービスのことです。

割引は契約者本人だけでなく、家族のスマホも対象になることが多く、その割引額は1台あたり1,100円を基本に、ワイモバイルのように最大1,650円もの高額割引になるケースもあります。

例えば、家族3人で同じキャリアを使っていれば、毎月3,300円、年間では39,600円もの通信費を節約できる計算になります。

光回線の月額料金で数百円の差を比較するよりも、このセット割を活用するほうが、家計全体の通信費を圧倒的に安く抑えることができるのです。

ここからは、お客様がお使いのスマホキャリア別に、最もお得な光回線の組み合わせをご紹介していきます。

ドコモユーザーなら「ドコモ光」一択

ドコモユーザーは、家族のスマホ代まで割引になる「ドコモ光セット割」が非常に強力なので、「ドコモ光」以外の選択肢はありません。

現在ドコモのスマートフォンをご利用で、これからも使い続ける予定なのであれば、選ぶべき光回線は「ドコモ光」一択です。

まずは、ドコモ光の基本的な月額料金を見てみましょう。

ドコモ光 マンション向け料金

項目詳細
月額料金4,400円
契約事務手数料3,300円
標準工事費22,000円
実質無料
契約期間2年 (自動更新)

そして、この料金からさらにスマホ代が安くなる「ドコモ光セット割」が適用されるため、ドコモユーザーにとっては通信費を最も節約できる光回線となります。

ドコモ光セット割の概要

項目詳細
割引額(1台あたり)最大1,210円/月
対象者ドコモ光契約者と同一「ファミリー割引」グループ内の全員
適用条件ドコモの対象料金プランを利用していること
最大回線数20回線まで

※2025年10月現在の情報です。スマホの契約プランによって割引額は異なります。

ただし、ドコモ光を契約する上で一つだけ重要なポイントがあります。

それは、契約する「プロバイダ」をどこにするか、という点です。

ドコモ光は21社の中から好きなプロバイダを選べるのですが、どこを選ぶかによって通信速度や受けられるキャンペーン特典が大きく変わってきます。

快適な速度と充実した特典の両方を手に入れるなら、当サイトでは実績のある「GMOとくとくBB」からの申し込みを最もおすすめしています。

 

au・UQモバイルユーザーなら「auひかり」か「ビッグローブ光」

速度を重視するなら「auひかり」、エリアの広さで選ぶなら「ビッグローブ光」がおすすめです。

auもしくはUQモバイルのスマートフォンをご利用のお客様には、スマホ料金が割引になるセット割(auスマートバリュー / 自宅セット割)が適用できる、2つの主要な光回線が選択肢となります。

まずは、両サービスに適用されるセット割の概要から見ていきましょう。

au・UQモバイルのセット割概要

割引サービス名対象スマホ
キャリア
割引額
(1台あたり)
主な適用条件
auスマートバリューau最大1,100円/月・auひかり電話 or ビッグローブ光電話への加入
・auの対象料金プランを利用
自宅セット割UQモバイル最大1,100円/月・auひかり電話 or ビッグローブ光電話への加入
・UQモバイルの対象料金プランを利用

※2025年10月現在の情報です。

このように、どちらを選んでもお得なセット割が適用できますが、サービス内容や料金は異なります。

速度重視の独自回線「auひかり」

auひかりはNTTとは別の独自回線網を使っているため、通信が混雑しにくく、実測値の評価が非常に高いのが特徴です。

auひかり マンション向け料金

項目料金
月額料金4,180円
契約事務手数料3,300円
標準工事費33,000円
実質無料
契約期間2年 (自動更新)

auひかり

au / UQ mobileユーザーはこれ一択

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  • 2年間の月額料金実質¥1,235
  • au/UQ mobileなら年間¥13,200お得
  • 独自回線だから業界トップクラス速度

総額 最大¥126,250相当バックauひかりスタートサポート特典ご利用で最大¥55,000キャッシュバック!
その他、工事費¥41,250実質無料・au/UQ mobileのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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提供エリアが広い光コラボ「ビッグローブ光」

ビッグローブ光はNTTの回線網を利用しているため、auひかりがエリア外だった場合の最適な選択肢です。

ビッグローブ光 マンション向け料金

項目料金
月額料金4,378円
契約事務手数料3,300円
標準工事費28,600円
実質無料
契約期間3年 (自動更新)

オンラインゲームや大容量のデータ通信もサクサクこなせる快適さを求めるなら、まず「auひかり」がお客様のマンションに導入可能かを確認しましょう。

auひかりが提供エリア外だったり、建物に設備が導入されていなかったりした場合の最適な選択肢が、同じくセット割が適用される「ビッグローブ光」です。

ビッグローブ光はNTTの回線網(フレッツ光)を利用した光コラボなので、日本全国の幅広いエリアで利用することができます。

ビッグローブ光

auスマホの料金が安くなる

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  • 月額料金3年間 実質¥1,388節約
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  • 新規申込で現金¥30,000付与

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その他、工事費最大¥28,600実質無料・auのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

   

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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ソフトバンク・ワイモバイルユーザーなら「ソフトバンク光」か「NURO光」

エリアの広さなら「ソフトバンク光」、速度と安さなら「NURO光」がおすすめです。

ソフトバンク、またはワイモバイルのスマートフォンをご利用のお客様は、「おうち割 光セット」というスマホセット割が適用できる「ソフトバンク光」「NURO光」の2つが主な選択肢となります。

まずは、両サービスに適用されるセット割の概要を見てみましょう。

ソフトバンク・ワイモバイルのセット割概要

割引サービス名対象スマホ
キャリア
割引額
(1台あたり)
主な適用条件
おうち割 光セットソフトバンク最大1,100円/月・指定オプションへの加入
(NURO光でんわ or 光BBユニット等)
・ソフトバンクの対象料金プランを利用
おうち割 光セット(A)ワイモバイル最大1,650円/月・指定オプションへの加入
(NURO光でんわ or 光BBユニット等)
・ワイモバイルの対象料金プランを利用

※2025年10月現在の情報です。

割引の条件は同じですが、サービス内容や月額料金は大きく異なります。

エリアの広さと開通の速さで選ぶなら「ソフトバンク光」

ソフトバンク光は、NTTの回線網を利用した光コラボレーションサービスのため、日本全国の幅広いエリアで利用できるのが最大のメリットです。

引越しが多い方や、開通を急いでいる方におすすめです。

ソフトバンク光 マンション向け料金

項目料金
月額料金4,180円
契約事務手数料4,950円
標準工事費31,680円
実質無料
契約期間2年 (自動更新)

ソフトバンク光

SoftBank/Y!mobileならコレ

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  • 2年間の料金実質¥833/月節約
  • SoftBank/Y!mobile年間¥13,200お得
  • 開通まで置くだけWi-Fi無料貸与(※1)

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※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

通信速度を最優先するなら「NURO光」

もしお客様のマンションが提供エリア内であれば、ぜひ積極的に検討していただきたいのが「NURO光」です。

独自の通信技術を採用しており、下り最大2Gbpsという通信速度は他の光回線を圧倒します。

NURO光 マンション向け料金

項目料金
月額料金3,850円
契約事務手数料3,300円
標準工事費44,000円
実質無料
契約期間なし

まずはNURO光がお住まいのマンションで利用できるかを確認し、もしエリア外や導入条件を満たさない場合はソフトバンク光を選ぶ、という流れが最も合理的でしょう。

NURO光

SoftBankのスマホ料金が安くなる

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  • 初年度の月額料金 ¥980
  • 2~3年目の月額料金実質¥1,866
  • SoftBankなら年間¥13,200お得

総額 最大¥104,000相当バック継続利用で最大¥60,000プレゼント!
その他、工事費最大¥44,000実質無料・SoftBankのスマホ料金 年間で最大¥13,200割引き!

格安SIMユーザーなら「料金が安い光回線」がおすすめ

格安スマホユーザーは、スマホセット割がない分、シンプルに月額料金や実質料金が安い光回線を選ぶのが最も賢い選択です。

ahamo、povo、LINEMOといったオンライン専用プランや、その他の格安SIMをご利用のお客様は、残念ながら大手キャリアのような強力なスマホセット割の恩恵を受けることができません。

そのため、選ぶべき光回線は非常にシンプルです。

ずばり、「月額料金そのものが安い光回線」を選びましょう。

セット割という大きな割引がない以上、通信費全体を安くするためには、光回線の費用を直接抑えるのが最も合理的だからです。

そこでおすすめなのが、「GMOとくとくBB光」です。

このサービスは、スマホセット割を提供しない代わりに、その分月額料金を業界最安値級に設定しています。

GMOとくとくBB光 マンション向け料金

項目料金
月額料金3,773円
契約事務手数料3,300円
標準工事費26,400円
実質無料
契約期間なし

このように、月額料金が非常に安いだけでなく、契約期間の縛りがないため、いつでも気軽に乗り換えられる安心感も大きなメリットです。

大手キャリアの光回線と比較しても通信品質(v6プラス対応)で劣ることはありませんので、スマホセット割の対象でないお客様には、最もおすすめできる光回線と言えます。

申し込みから開通までのかんたん4ステップ

契約したい光回線が決まったんだけど、申し込みから開通まではどんな流れなの?

まずは建物の管理会社へ工事の許可を得てから、Webで申し込みます。その後、開通工事に立ち会い、ご自身で簡単な初期設定を済ませれば利用開始できますよ。

契約したい光回線サービスが決まったら、あとは申し込んで開通を待つだけです。

ここからは、お客様が迷わずスムーズに手続きを進められるよう、申し込みから利用開始までの具体的な流れを4つのステップに分けて解説します。

ステップ1:管理会社・大家さんへ工事の許可を取る

まず、申し込み手続きの前に必ず行っておくべきなのが、建物の管理会社や大家さんへ「光回線の開通工事を行いたい」という旨を伝え、許可を得ることです。

特に、これまでその建物で誰も個別で光回線を契約したことがない場合、屋外から回線を引き込んだり、壁に穴を開けたりといった工事が必要になる可能性があります。

後々のトラブルを避けるためにも、この事前承諾は必須のステップです。

ステップ2:Web代理店から申し込む

管理会社の許可が取れたら、いよいよ光回線の申し込みです。

申し込み窓口は公式サイト、家電量販店、Web代理店など様々ですが、最もお得なキャッシュバックやキャンペーン特典が受けられることが多いのは「Web代理店」からの申し込みです。

当サイトで紹介している各サービスの申し込みページも、特典が充実したWeb代理店なので、ぜひご活用ください。

ステップ3:開通工事に立ち会う

申し込み後、数日から1週間ほどで契約先の事業者から連絡があり、工事日を調整します。

マンションの場合、すでに共用部に設備が導入されていれば、作業員がお部屋の中だけで作業を行う「無派遣工事」で完了することもあります。

作業員が訪問する「派遣工事」になる場合は、必ず契約者本人かご家族の立ち会いが必要です。作業時間はおおむね1〜2時間程度を見ておきましょう。

ステップ4:初期設定をして利用開始

工事が完了し、ONU(光回線終端装置)とWi-Fiルーターの設置が終わったら、あと一息です。

パソコンやスマホをWi-Fiに接続するための初期設定を行います。

設定方法は、契約した事業者から送られてくるマニュアルに詳しく記載されていますし、最近ではスマホアプリで簡単に設定できるサービスも増えています。

無事にインターネットに繋がったら、すべての手続きは完了です。

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まとめ

マンションの光回線選びは「配線方式の把握」と「スマホ割」が成功のカギ

今回は、マンションにお住まいの方が光回線選びで失敗しないための、具体的なステップとおすすめのサービスについて解説しました。

この記事で最もお伝えしたかった重要なポイントは、マンションの光回線選びは「まず建物の配線方式を確認し、その上でご自身のスマホに合ったセット割で選ぶ」という2つのステップが成功のカギだということです。

建物の設備によって決まる速度の上限を最初に把握しなければ、どんなに評判の良いサービスを選んでも、後悔に繋がってしまう可能性があります。

そして、その技術的な条件をクリアした後は、月額料金のわずかな差を比べるよりも、年間で数万円単位の節約になるスマホセット割を基準に選ぶのが、最も賢い選択と言えるでしょう。

一見すると複雑で難しそうに感じるマンションの光回線選びですが、この流れさえ押さえておけば、判断に迷うことはありません。

この記事でご紹介したフローに沿って一つずつ確認していけば、お客様にとって速度にも料金にも満足できる、最適な光回線が必ず見つかります。

Q&A
光回線のマンションに関する“よくある質問と回答”

VDSL方式でも、最新のWi-Fiルーター(Wi-Fi 6など)を使えば速くなる?
宅内のWi-Fi環境は快適になりますが、インターネット回線そのものの速度は上がりません。

VDSL方式の最大速度は約100Mbpsですので、たとえ高性能なWi-Fiルーターを使っても、インターネットから来る大元の速度が100Mbpsを超えることはありません。

ただし、ルーターの性能が低いと、その100Mbpsすら各スマホやPCに十分に届けられないことがあります。

最新のルーターに買い替えることで、宅内の通信は安定し、VDSLの性能を最大限引き出す効果は期待できますが、「光配線方式のように速くなる」わけではない、と理解しておくことが重要です。

大家さんや管理会社に工事を断られてしまったんだけど、もう光回線は諦めるしかないの?
壁に穴を開けない方法でもダメと言われてしまったら、工事不要の「ホームルーター」を検討してください。

「壁に穴を開けない方法で工事は可能か」を回線事業者に確認し、その旨を再度大家さんに伝えて交渉してみる価値はあります。

それでも許可が下りない場合は、工事不要の「ホームルーター」が最適の選択肢となります。

最近の5G対応ホームルーターは、VDSL方式よりも速い速度が出ることも珍しくありません。

引っ越しが決まったんだけど、いつ頃に光回線を申し込むのがベスト?
入居日の1ヶ月~2ヶ月前に申し込むのが理想的です。

光回線の開通工事は、申し込みから早くても2週間、繁忙期やエリアによっては2ヶ月以上かかることもあります。

そのため、引越し先の住所が確定したら、なるべく早く(理想は入居日の1ヶ月~2ヶ月前)申し込むことを強くおすすめします。

特に、2月~4月は引越しシーズンで申し込みが殺到するため、早めに行動することで、入居後すぐにインターネットが使えない「ネット難民」状態を避けることができます。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。