2025.07.18(更新:2025.07.18)

ドコモ光とコミュファ光を徹底比較!料金・速度・エリアなど8つの違いを解説

比較
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

ドコモ光とコミュファ光、どちらも人気の光回線ですが、 「自分の使い方だと、結局どっちがお得で快適なんだろう?」と悩んでいませんか?

料金や速度、エリアなど、比較するポイントが多くて複雑に感じますよね。

この記事では、ドコモ光とコミュファ光の8つの重要な違いを徹底比較します。

この記事を読めば、あなたのスマホキャリアや住んでいる場所、ネットの使い方に最適な光回線がどちらなのか、明確に判断できるようになります。

結論からお伝えすると、以下の基準で選ぶのがおすすめです。

  • 提供エリアの広さと“ドコモスマホ割”を重視するなら「ドコモ光」
  • 東海エリア在住で通信の速度と“auのスマホ割”を優先するなら「コミュファ光」

さっそく、あなたがどちらを選ぶべきか、詳しく見ていきましょう。

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【結論】ドコモ光とコミュファ光はどっちを選ぶべき?判断基準を解説

ドコモ光とコミュファ光どっちがおすすめですか?

お住まいのエリアと、利用しているスマホキャリアが最も重要な判断基準になるので、それに合わせて選ぶのがおすすめです。

ドコモ光とコミュファ光、どちらを選ぶべきかの最終的な答えは、あなたのお住まいのエリアと、お使いのスマホキャリアという2つのポイントで、ほぼ決まります。

以下の2つのタイプのうち、どちらがご自身の状況に近いかチェックしてみてください。

こんな人にはドコモ光がおすすめ

ドコモ光は一言で言うと、ドコモユーザーのための光回線です。日本全国で利用できるのもメリットです。

  • ドコモのスマホを家族で使っている
  • 引越しの可能性がある、または東海・長野エリア以外に住んでいる
  • 通信速度よりも、全国で使えるエリアの広さとNTT回線の安心感を重視する

ドコモ光の強みは、なんといってもNTTの回線網を利用した提供エリアの広さです。

また、ドコモユーザーであれば「ドコモ光セット割」で、家族全員のスマホ料金が永年割引になるのが最大のメリットですね。

こんな人にはコミュファ光がおすすめ

コミュファ光は東海地域限定の光回線です。auやUQモバイルのユーザーであれば、スマホのセット割引が対象になるので最適な選択です。

  • auまたはUQモバイルのスマホを使っている
  • 東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)または長野県に住んでいて、引越しの予定がない
  • オンラインゲームや在宅ワークのため、通信の速度と安定性をとにかく重視したい

コミュファ光は、独自の回線網を持つことで高速かつ安定した通信を実現しています。

auやUQモバイルユーザーならスマホセット割が適用でき、対象エリアにお住まいの方にとっては非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
  

ドコモ光とコミュファ光の基本スペック情報

ドコモ光とコミュファ光って、セット割引以外の違いはなんなの?

コミュファ光の方が比較的安いほか、回線の品質や提供エリアの違いがあります。

詳細な比較に入る前に、まずはドコモ光とコミュファ光の基本的なスペックを一覧で確認してみましょう。

項目ドコモ光コミュファ光
回線種別光コラボレーション
(NTT回線)
独自回線
月額料金
(戸建て)
5,720円(1ギガ)5,170円(1ギガ)
月額料金
(マンション)
4,400円(1ギガ)4,070円(1ギガ)
最大通信速度1Gbps / 10Gbps1Gbps / 10Gbps
提供エリア全国東海4県+長野県
スマホセット割ドコモ
(最大1,210円/月割引)
au / UQ mobile
(最大1,100円/月割引)
契約期間2年2年
工事費22,000円
→実質無料
27,500円
→実質無料
主なキャンペーンキャッシュバック
dポイントプレゼント
乗り換え違約金負担
キャッシュバック
月額料金割引
乗り換え違約金負担

※コミュファ光:スタート割適用時の料金

表を見てわかる通り、月額料金はコミュファ光のほうが若干安い傾向にあります。

しかし、最も注目すべき違いはやはり「提供エリア」「スマホセット割の対象キャリア」ですね。

次の章から、これらの項目を一つずつ、さらに詳しく比較していきます。

ドコモ光とコミュファ光を8つの項目で徹底比較

ここからは、ドコモ光とコミュファ光を8つの重要なポイントに絞って、データを交えながら徹底的に比較していきます。

まずは、毎月の支払いとなる「月額料金」から見ていきましょう。

①月額料金|戸建て・マンション別に比較

月額基本料金は、戸建て・マンションともにコミュファ光のほうが安く設定されています。ただし、スマホセット割を含めた通信費全体で考えることが重要です。

月額料金を純粋に比較すると、戸建て・マンションのどちらのプランでもコミュファ光のほうがドコモ光よりも安く設定されています。

まずは、最も一般的な1ギガプランの料金を比べてみましょう。

【ドコモ光 vs コミュファ光 月額料金比較(1ギガプラン)】

プランドコモ光
(タイプA)
コミュファ光差額
戸建て5,720円5,170円550円/月
マンション4,400円4,070円330円/月

上記の通り、戸建てプランでは月々550円、マンションプランでは月々330円、コミュファ光のほうが安く利用できますね。

年間に換算すると、戸建てなら6,600円、マンションなら3,960円の差になります。

また、より高速な10ギガプランでも、同様にコミュファ光のほうが割安です。

【ドコモ光 vs コミュファ光 月額料金比較(10ギガプラン)】

プランドコモ光 10ギガコミュファ光 10ギガ
戸建て・マンション6,380円5,940円

さらに、契約時に必要な初期費用(契約事務手数料)も、ドコモ光が3,300円なのに対し、コミュファ光は770円と安価に設定されています。

ただし、この月額料金だけで「コミュファ光がお得」と判断するのは早計です。

繰り返しになりますが、光回線選びで最も重要なのは「ご自身のスマホキャリアとのセット割」です。

次の項目以降で解説するスマホセット割を適用することで、この料金差が逆転する可能性も十分にあります。

②スマホセット割|あなたのスマホキャリアならいくらお得?

ドコモ光はドコモスマホ、コミュファ光はauとUQモバイルのスマホ料金が割引対象です。ご自身のキャリアに合った光回線を選ぶのが、通信費節約の最大のカギですよ。

光回線選びで月額料金以上に重要ともいえるのが、「スマホセット割」です。お手持ちのスマホキャリアに合わせるだけで、毎月の通信費全体を大きく節約できます。

結論は非常にシンプルです。

  • ドコモユーザーなら「ドコモ光」
  • au・UQ mobileユーザーなら「コミュファ光」

この組み合わせを選ぶことで、割引の恩恵を最大限に受けることができます。具体的にどれくらいお得になるのか、それぞれ見ていきましょう。

ドコモユーザーは「ドコモ光セット割」で通信費を節約

ドコモのスマホをお使いの方がドコモ光を契約すると、「ドコモ光セット割」が適用されます。

  • 割引額:スマホ1回線あたり最大1,210円/月
  • 対象回線数:契約者本人と家族(三親等以内)の最大20回線
  • 適用条件:ドコモ光と、対象となるドコモのギガプラン等を契約

この割引の大きな特徴は、離れて暮らす家族も対象になる点です。

例えば、家族4人全員が対象プランのドコモユーザーなら、毎月合計で最大4,400円も通信費が安くなる計算になります。

ドコモユーザーの数が多ければ多いほど、ドコモ光を選ぶメリットは計り知れません。

au/UQ mobileユーザーは「セット割」でコミュファ光がお得に

一方、コミュファ光はauとUQ mobileユーザー向けのセット割を用意しています。

  • auユーザー向け「auスマートバリュー」
    割引額:スマホ1回線あたり最大1,100円/月
    対象回線数:最大10回線まで
  • UQ mobileユーザー向け「自宅セット割」
    割引額:スマホ1回線あたり最大1,100円/月
    対象回線数:最大10回線まで

au・UQ mobileともに、家族のスマホ代が安くなる非常にお得な割引です。

月々の光回線料金が安いコミュファ光ですが、このセット割を適用することで、家計全体の通信費をさらに大きく圧縮できます。

セット割の注意点
コミュファ光で「auスマートバリュー」や「自宅セット割」を適用するには、月額330円の「光電話」オプションへの加入が必要です。

ただし、割引額のほうが大きいため、光電話を使わない方でも加入したほうがお得になります。

③通信速度|実測値と独自回線の違いを比較

平均的な実測速度では、独自回線を利用しているコミュファ光のほうが速い傾向にあります。回線が混雑しにくく、速度が安定しやすいのが強みです。

インターネットの快適さを左右する通信速度。

理論上の最大速度はドコモ光・コミュファ光ともに1Gbps(または10Gbps)で同じですが、実際に利用する際の平均速度(実測値)では、コミュファ光がドコモ光を大きく上回る結果となっています。

光回線の速度比較サイト「みんなのネット回線速度」に投稿された、直近3ヶ月のデータを比較してみましょう。

【ドコモ光 vs コミュファ光 平均実測値の比較】

項目ドコモ光コミュファ光
平均下り速度
(ダウンロード)
451 Mbps832 Mbps
平均上り速度
(アップロード)
390 Mbps799 Mbps
平均Ping値
(応答速度)
20.56 ms14.64 ms

※2025年7月16日時点のデータ

表の通り、コミュファ光の方が倍近くの通信速度が計測されているのがわかります。なぜ、このような速度差が出るのか詳しく解説しますね。

用語解説

下り・上り・Ping値とは?
下り速度(ダウンロード)
Webサイトの閲覧、動画視聴、アプリのインストールなどに関係する速度。数値が大きいほど快適です。

上り速度(アップロード)
メールの送信、SNSへの写真・動画の投稿、ファイルの共有などに関係する速度。数値が大きいほど快適です。

Ping値(ピンち)
データの応答速度。数値が小さいほど遅延が少なく、オンラインゲームなどに有利です。

なぜコミュファ光は速い?「独自回線」と「光コラボ」の違い

この速度差が生まれる最大の理由は、「回線の種類」にあります。コミュファ光は、自社で敷設・管理する『独自回線』を使っています。

独自回線は通信品質がとても良い。メリットは、混雑しにくいので安定した高速通信が可能なこと。デメリットは、申し込みから開通まで数ヶ月かかるケースがあること。


これは利用者がコミュファ光の契約者に限定される、いわば「専用道路」のようなものです。

道路を使う車が少ないため渋滞が起きにくく、特に夜間など利用者が増える時間帯でも速度が落ちにくい、という大きなメリットがあります。

一方、ドコモ光はNTTの『フレッツ光回線』を借りて提供する『光コラボレーション』モデルです。

これはドコモ光だけでなく、ソフトバンク光やビッグローブ光など、多くの事業者が共同で利用する「大きな公道」に例えられます。

利用者数が非常に多いため、時間帯や地域によっては渋滞(回線混雑)が発生し、速度が低下することがあります。

速度と安定性を最優先するなら、独自回線を持つコミュファ光が圧倒的に有利です。

特に、一瞬の遅延が勝敗を分けるオンラインゲームや、家族が同時に動画視聴をするようなヘビーな使い方をする方にとって、コミュファ光の通信品質は非常に魅力的でしょう。
  

④提供エリア|全国対応のドコモ光と東海限定のコミュファ光

ドコモ光はNTTの回線網を使うため全国で利用できますが、コミュファ光は提供エリアが東海4県と長野県に限定されます。

提供エリアは、ドコモ光とコミュファ光を選ぶうえで、最もシンプルで重要な判断基準となります。どんなにサービスが魅力的でも、エリア外では契約することができません。

ドコモ光はNTT回線で「全国」をカバー

ドコモ光は、NTT東日本・西日本の「フレッツ光」の回線網を利用しているため、日本全国47都道府県の幅広いエリアで利用できます。

都市部から郊外まで、フレッツ光が提供されている場所であれば、引っ越し先でも継続して利用できる可能性が非常に高いのが大きな強みです。

転勤や進学などで引っ越す可能性がある方にとっては、この全国対応が大きな安心材料になりますね。

コミュファ光は「東海4県+長野県」の限定サービス

一方、コミュファ光は独自の回線網でサービスを提供しているため、エリアが以下の5県に限られています。

コミュファ光 提供エリア
愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県

もしあなたが上記エリアにお住まいで、今後もこの地域に住み続ける予定であれば、コミュファ光は非常に有力な選択肢になります。

逆に、将来的にこのエリアから出る可能性がある場合は、解約と新規契約の手間や費用が発生するため、ドコモ光を選ぶのが無難です。

ご自身の住所が提供エリアに含まれているか、公式サイトで最終確認することをおすすめします。

コミュファ光 公式サイトでエリアを確認

⑤工事費|どちらも「実質無料」!ただし還元方法に違いあり

どちらも工事費は「実質無料」で、工事費の分割払い相当額が還元されますが、ドコモ光はdポイント、コミュファ光は月額料金からの割引と、還元方法が異なります。

光回線を導入する際に発生する「工事費」。

ドコモ光は22,000円、コミュファ光は27,500円が基本的な料金ですが、どちらも特典(キャンペーン)の適用により「実質無料」になります。

以前、ドコモ光は工事費が完全に無料になる特典を実施していましたが、現在はコミュファ光と同様に、工事費相当額が還元される「実質無料」の方式に変更されています。

ただし、その還元方法に違いがあります。

光回線基本工事費実質無料の仕組み
ドコモ光22,000円工事費の分割払い相当額を、
毎月dポイントで還元
コミュファ光27,500円工事費の分割払い相当額を、
毎月の利用料金から割引

どちらも工事費は実質無料ですが、工事費に関する両社の大きな違いは「還元方法」です。

  • コミュファ光
    毎月の請求額から直接割引されるため、現金が引かれるのと同じで分かりやすいのが利点です。
  • ドコモ光
    d払いや提携店での買い物など、dポイントを普段からよく利用する方にとっては、ポイントでの還元も魅力的ですが、請求額に工事費が上乗せされるので注意が必要。

ご自身のライフスタイルに合わせて、dポイントでの還元と、月額料金からの直接割引、どちらがよりお得に感じるかで判断するのがおすすめです。

「実質無料」の注意点
どちらの光回線も、契約期間の途中で解約すると工事費の残債を一括で支払う必要があります。
「実質無料」は、あくまで契約期間を満了することを前提とした特典であると理解しておきましょう。

⑥キャンペーン|キャッシュバック・月額割引で比較

ドコモ光・コミュファ光ともに高額なキャッシュバックやが魅力です。ドコモ光は申し込む「窓口」、コミュファ光は契約する「プラン」によって特典額が変わるのが特徴です。

現在のキャンペーンは、どちらの光回線も「どれだけ高額なキャッシュバック(またはポイント還元)を受けられるか」が最大の比較ポイントです。

特典内容は申込窓口や契約プランによって変わるため、具体的な金額で比較してみましょう。

【ドコモ光 vs コミュファ光 特典比較(金額例)】

比較項目ドコモ光
GMOとくとくBB
コミュファ光
新規(1ギガ)<戸建て・マンション>
キャッシュバック
39,000円
<戸建てタイプ>
1年間月額980円
(割引総額:50,280円)

<マンションタイプ>
キャッシュバック
25,000円
新規(10ギガ)<戸建て・マンション>
①キャッシュバック
57,000円
②月額料金割引
6か月間月額500円
(割引総額:35,280円)
③dポイント
3,300pt還元
<戸建てタイプ>
1年間月額1,750円
(割引総額:50,280円


<マンションタイプ>
キャッシュバック
25,000円
乗り換え時の
解約金補填
dポイント
最大25,000pt還元
<マンションタイプ>
全額還元

※上記の金額や内容は2025年7月時点の一例です。特典は時期や窓口によって
変動するため、必ずご自身で最新情報をご確認ください。

表からわかるキャンペーンの傾向

ご提供いただいた情報から、両社のキャンペーンには明確な特徴の違いが見えてきます。

  • ドコモ光は「高額な現金一括キャッシュバック」が魅力
    GMOとくとくBBなどの代理店経由で申し込むと、プランに関わらず、まとまった金額の現金が受け取れます。

    特に10ギガプランでは57,000円と非常に高額で、「最初に大きなメリットが欲しい」という方に最適です。

    ただし、このキャッシュバック特典はプロバイダ「GMOとくとくBB」の窓口限定となるので気を付けましょう。
  • コミュファ光は「戸建てプランの月額割引」が強力
    戸建てプランの場合、1年間という長期にわたって月額料金が大幅に割引されるのが最大の魅力です。

    「毎月の支払いを安く抑えたい」という堅実なニーズに応える特典内容と言えます。マンションプランは、ドコモ光のキャッシュバック額のほうが高額です。
  • 乗り換えサポートは「ポイント」か「現金での全額還元」か
    乗り換え時の違約金補填は、ドコモ光がdポイント(最大25,000pt)、コミュファ光が現金での全額還元と、還元方法が異なります。

    ご自身の解約費用の額と、ポイント・現金のどちらが使いやすいかで判断しましょう。

⑦オプションサービス|光電話・光テレビを比較

光電話や、地デジ・BSのみを視聴する光テレビの基本料金はコミュファ光のほうが安価です。ただし、スカパー!も見たい場合はドコモ光が選択肢となります。

インターネットだけでなく、固定電話やテレビも光回線でまとめると、料金がお得になる場合があります。

これらの付加サービス(オプション)の基本料金を比較すると、全体的にコミュファ光のほうがドコモ光よりも安価な設定です。

【オプションサービス月額料金 比較】

オプションドコモ光コミュファ光
光電話 (基本プラン)550円330円→550円
※2025年10月より値上げ
光テレビ (基本プラン)825円506円

光電話

コミュファ光の光電話は月額330円ですが値上げが予定されているため、ドコモ光と料金的な違いはありません。

また、コミュファ光でauやUQモバイルのスマホセット割を適用するには光電話の契約が必須ですが、割引額のほうが圧倒的に大きいため、電話を使わない方でも加入する価値は十分にあります。

NTT加入電話の番号引き継ぎについて
現在NTTのアナログ固定電話をお使いの場合、その電話番号はドコモ光・コミュファ光のどちらにも引き継いで利用できます(番号ポータビリティ)。

ただし、ドコモ光(光コラボ)からコミュファ光(独自回線)へ乗り換える際は、一度NTTのアナログ回線に電話番号を戻してから手続きするなど、手順が複雑になる場合があります。

番号を失効させないためにも、乗り換え前に必ず契約先の事業者に手順を確認するようにしてください。

光テレビ

光テレビの基本料金もコミュファ光のほうが月額275円安価です。ただし、視聴できるチャンネルの内容に大きな違いがあります。

  • コミュファ光テレビ(戸建てのみ)
    アンテナの代わりに光回線でテレビを視聴するサービスで、視聴できるのは地上波デジタル・BSデジタル・BS4K8K放送のみです。映画やアニメ、スポーツなどの専門チャンネル(CS放送)には対応していません。
  • ドコモ光テレビオプション
    こちらも基本は地上波・BSデジタルの視聴サービスですが、別途有料で「スカパー!」を契約することで、多彩な専門チャンネル(CS放送)を追加できます。

なお、テレビのオプションに関しては、別途工事費がかかります。

ドコモ光テレビオプションの工事費は、テレビの台数に応じで13,530円~、コミュファ光テレビは工事費20,570円ですが、実質無料の特典が利用できます。

テレビのオプションに関しては、契約時に設置するテレビの台数を伝え、工事費がどのくらいになるのか見積もりを確認しましょう。

⑧サポート体制|問い合わせ方法や評判を比較

どちらも店舗での相談が可能ですが、サポートの専門性に違いがあります。ドコモ光専門の相談ができる「ドコモショップ」か、コミュファ光の新規契約が中心の「auショップ」とできることが異なります。

いざという時に頼りになるサポート体制。両社とも店舗での相談窓口がありますが、その専門性に大きな違いがあります。

【サポート窓口の比較】

サポート窓口ドコモ光コミュファ光
電話サポート
チャットサポート
店舗での対面相談
(全国のドコモショップ)

(一部のauショップ)

ドコモ光:専門スタッフによる手厚い対面サポート

ドコモ光最大の強みは、全国のドコモショップで、ドコモ光専門の知識を持ったスタッフから手厚いサポートを受けられる点です。

新規契約の相談はもちろん、契約後の料金プランの見直しや、より技術的な内容まで、幅広く対面で相談できるのは大きな安心感に繋がります。

ただし、利用者が多いため、電話サポートの窓口は繋がりにくいという声もあります。

コミュファ光:身近なauショップでの契約と、評判の良い電話サポート

コミュファ光は、全国のauショップ(一部除く)で、新規契約やプラン変更の申し込み・相談が可能です。

お近くのauショップで気軽に相談できるのは利点と言えるでしょう。

ただし、注意点として、auショップのスタッフはコミュファ光の専門家ではありません。そのため、サポート範囲は主に契約手続きに関するものに限られます。

通信速度の不具合など、技術的なトラブルに関する問い合わせは、評判の良い電話やチャットのサポートセンターが中心となります。

ドコモ光とコミュファ光それぞれのメリット・デメリット

これまでの比較内容を踏まえ、ドコモ光とコミュファ光それぞれのメリット・デメリットを簡潔にまとめます。

情報の整理と、最終判断の材料としてお役立てください。

ドコモ光を選ぶメリット・デメリット

ドコモ光を選ぶ一番の決め手と、一番の注意点は何ですか?

一番の決め手は「ドコモスマホとのセット割」です。逆に、ドコモユーザーでなければ料金的なうま味がほとんどない点が、最大の注意点と言えるでしょう。

ドコモ光のメリット

  • ドコモユーザーはスマホ料金が安くなる
    これが最大のメリットです。「ドコモ光セット割」により、家族のドコモスマホ代が毎月最大1,100円(1回線あたり)割引されます。家族にドコモユーザーが多ければ多いほど、通信費全体の節約効果は絶大です。
  • 日本全国で利用できる提供エリアの広さ
    NTTのフレッツ光回線網を利用しているため、都市部から郊外まで、全国47都道府県のほとんどの地域で契約できます。転勤や引っ越しの可能性がある方にとっては、移転先でも継続して利用できる大きな安心材料です。
  • プロバイダを選べる自由度の高さ
    提携しているプロバイダが20社以上あり、自分の好みに合わせて選べます。これにより、「GMOとくとくBB」のように高額キャッシュバックを実施しているプロバイダや、通信品質に定評のあるプロバイダを自分で選んで契約することが可能です。
  • 全国のドコモショップで対面サポートが受けられる
    契約内容の相談から初期設定のサポートまで、全国にあるドコモショップの店頭でスタッフと直接話しながら相談できます。デジタル機器に不慣れな方にとっては、何よりの強みと言えるでしょう。

ドコモ光のデメリット

  • ドコモユーザー以外は割高になる
    メリットの裏返しですが、ドコモのスマホセット割が適用できない場合、月額料金は他の光回線と比較して特段安いわけではありません。auやUQ mobile、ソフトバンクのスマホをお使いの方は、他の光回線を選んだ方がお得です。
  • 利用者が多く、時間帯により速度が低下することも
    契約者数No.1という安心感がある一方、多くのユーザーが同じ回線網(フレッツ光)を共有するため、夜間などインターネット利用が集中する時間帯には、通信速度が低下する可能性があります。
  • プロバイダ選びが複雑で、当たり外れがある
    プロバイダを自由に選べるのはメリットですが、逆に言えば「どこを選べばいいか分からない」「選択を誤ると特典が全くない」など、後悔する可能性があるということ。
  • 電話サポートが繋がりにくいという評判
    利用者数が多いこともあり、サポートセンターの電話が「時間帯によってはなかなか繋がらない」という口コミが多く見られます。対面サポートが充実している分、電話での迅速な解決は期待しにくい側面があります。

  

コミュファ光を選ぶメリット・デメリット

コミュファ光を選ぶ一番の決め手と、一番の注意点は何ですか?

東海・長野エリアにお住まいで「通信の速さ」を最優先するなら、コミュファ光が最有力です。ただし、このエリアから引っ越す可能性がある方には、解約が必須になるためおすすめできません。

コミュファ光のメリット

  • 独自回線で通信速度が速く安定している
    コミュファ光の最大の強みは、自社で管理する独自回線による高速・安定通信です。
    利用者が限定されるため回線混雑が起きにくく、実測値ではドコモ光を大きく上回ります。
    オンラインゲームや高画質動画の視聴、在宅ワークなど、通信品質を最優先したい方には最適です。
  • au・UQ mobileユーザーはセット割でお得
    「auスマートバリュー」や「自宅セット割」を適用することで、au・UQ mobileユーザーはスマホ料金が毎月最大1,100円割引されます。
    対象エリアにお住まいのau・UQ mobileユーザーにとっては、通信費を節約できる大きな決め手となります。
  • 月額料金がドコモ光より安い
    比較の章で見た通り、1ギガ・10ギガプランともに、基本的な月額料金はドコモ光よりも安く設定されています。
    純粋なコストパフォーマンスの高さも魅力の一つです。
  • プロバイダ一体型が基本で分かりやすい
    コミュファ光は、回線とプロバイダの契約がセットになった「プロバイダ一体型」が基本です。
    そのため、ドコモ光のように多くの選択肢から悩む必要がなく、契約が分かりやすいのが利点です。
    一方で、特定のプロバイダ(So-netなど)を継続して利用したい方向けに、プロバイダを別途選べる「セレクトプラン」も用意されており、選択の余地も残されています。

コミュファ光のデメリット

  • 提供エリアが東海4県・長野県に限定される
    これが最大のデメリットです。愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県以外にお住まいの方は、契約することができません。
  • エリア外への引っ越しでは必ず解約が必要
    提供エリアが限定されているため、将来的にエリア外へ引っ越す場合は、コミュファ光を必ず解約し、引越し先で新たな光回線を契約し直す必要があります。
    コミュファ光の解約金・撤去費用、引越先の新規契約の手間・費用がかかるため、転勤などの可能性がある方には大きなリスクとなります。
  • ドコモユーザーはスマホセット割の対象外
    当然ですが、ドコモのスマホを使っていても料金は割引されません。
    東海・長野エリア在住のドコモユーザーは、「ドコモ光セット割」を取るか、「コミュファ光の通信速度」を取るかのトレードオフの判断になります。

  

【状況別】ドコモ光・コミュファ光の申し込みから開通までの流れ

ドコモ光とコミュファ光の申し込みは、どんな手順で進めればいいですか?

どちらも基本的な流れは「申し込み→工事日の調整→開通工事→初期設定」とシンプルです。

ここでは、実際にドコモ光またはコミュファ光を申し込んでから、インターネットが使えるようになるまでの流れを、「新規契約」「乗り換え」の2つの状況別に解説します。

申し込み後、実際にインターネットが使えるようになるまでには、ある程度の期間が必要です。

お住まいの建物の状況によって期間は変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

ドコモ光コミュファ光
戸建て約1か月約1~2か月
マンション約2週間約1か月


上記は通常時期の目安期間ですが、3月~4月などの引っ越しシーズンは、申し込みが混み合い通常より長くかかる傾向があるため、利用開始希望日が決まっている場合は、できるだけ早めに申し込みましょう。

新規で光回線を契約する場合

どちらも工事が必要ですが、ドコモ光のみ建物の状況によっては、現地の工事がない場合があります。

「これまで自宅に光回線を引いたことがない」という方のための、基本的な申し込み手順です。

  • Webサイトから申し込む
    これまでの比較で解説した、ご自身にとって最もお得な窓口(ドコモ光なら代理店やプロバイダ、コミュファ光なら公式サイト)から申し込み手続きを行います。画面の指示に従い、氏名・住所・連絡先・希望プランなどを入力してください。
  • 工事日の調整
    申し込み後、数日以内に担当者から電話またはメールで連絡が来ます。ここで、光ファイバーケーブルを宅内に引き込むための「開通工事」の日程を調整します。
  • 開通工事に立ち会う
    予約した日時に、専門の技術者が自宅に訪問し、工事を実施します。作業時間は1〜2時間程度で、契約者本人または家族の立ち会いが必要です。

    ※ドコモ光では、すでにNTTの光回線が引かれている場合、立ち合い工事なしの「無派遣工事」(NTT局内のみの工事)で済む場合があります。
  • 機器の接続と初期設定
    工事完了後、送られてきたONU(回線終端装置)やWi-Fiルーターなどを説明書通りに接続します。その後、パソコンやスマートフォンでWi-Fiの接続設定を行えば、インターネットが利用開始できます。

他社の光回線から乗り換える場合

乗り換え先の光回線の種類によって手順が異なります。ドコモ光への乗り換えは比較的簡単ですが、コミュファ光へは新規契約扱いとなります。

現在、フレッツ光や他の光コラボレーション(ソフトバンク光など)、または独自回線の光回線(NURO光など)を契約中の方が、ドコモ光またはコミュファ光へ乗り換える際の手順です。

乗り換えは、乗り換え先の回線の種類によって手順が大きく異なるため、注意が必要です。

パターン①:ドコモ光へ乗り換える場合(事業者変更)

現在フレッツ光、またはソフトバンク光やビッグローブ光といった他の「光コラボ」事業者を利用している場合、ドコモ光への乗り換えは「転用」「事業者変更」という簡単な手続きで行えます。

  • 転用
    フレッツ光から光コラボに乗り換えること。
    例:フレッツ光⇒ドコモ光
  • 事業者変更
    光コラボ同士の乗り換えのこと。
    例:ソフトバンク光⇒ドコモ光

この2つの手続きの共通事項としては「転用承諾番号」「事業者変更承諾番号」といった管理番号を取得して、工事なしで乗り換えるということ。

手順としては以下のようになります。

  • 承諾番号を取得する
    現在契約中の光回線事業者に連絡し、「承諾番号(11桁の番号)」を発行してもらいます。
    この番号の有効期限は発行日を含めて15日間なので、取得したら速やかに次のステップに進みましょう。
  • ドコモ光に申し込む
    取得した承諾番号を使い、ドコモ光の申し込み手続きを行います。
  • 回線の切り替え
    後日、自動的に回線がドコモ光に切り替わります。新たな開通工事は不要で、インターネットが使えない期間もほとんど発生しません。
    元のフレッツ光や光コラボ事業者は、切り替え日に自動で解約扱いとなります。

パターン②:コミュファ光へ乗り換える場合(新規契約+解約)

ドコモ光を含む「光コラボ」や、その他独自の回線からコミュファ光へ乗り換える場合は、一度今の回線を解約し、コミュファ光を「新規」で契約する流れになります。

  • コミュファ光を「新規」で申し込む
    まずは、「新規契約」と同じ手順で、コミュファ光の申し込みと開通工事日の調整を行います。
  • 現在の光回線を解約する
    必ず、コミュファ光の開通工事日が確定してから、現在利用中の光回線の解約手続きを行ってください。
    先に解約してしまうと、コミュファ光が開通するまでインターネットが全く使えない期間が発生してしまいます。
  • 乗り換えキャンペーンを申請する
    解約時に発生した違約金や工事費残債の金額がわかる明細書などを保管しておき、コミュファ光の開通後に、乗り換えキャンペーン(違約金還元特典)の申請手続きを行いましょう。

このように、乗り換えの手間だけを考えると、工事不要で手続きが簡単な「事業者変更」が可能なドコモ光のほうが手軽です。

コミュファ光へ乗り換える際は、解約のタイミングにだけは十分注意してくださいね。

まとめ

「エリアとドコモセット割」ならドコモ光、「速度とauセット割」ならコミュファ光!

ドコモ光とコミュファ光を、料金・速度・提供エリアなど様々な角度から比較してきました。

結論として、どちらの光回線を選ぶべきかの基準は非常に明確です。

ドコモのスマートフォンを利用していて、将来的な引っ越しの安心感を重視する場合は、ドコモ光が最も合理的な選択となります。

一方で、提供エリアである東海4県・長野県に在住で、auやUQモバイルを利用しており、何よりも通信の速度と安定性を最優先するのであれば、独自回線の強みを持つコミュファ光が、より快適なインターネット環境を提供してくれるでしょう。

この記事で解説した比較ポイントが、最適な光回線選びの一助となれば幸いです。
  

Q&A
ドコモ光とコミュファ光に関する“よくある質問と回答”

10ギガプランを契約するならどっちがおすすめ?
提供エリアが限定的なので、まずはどちらが利用できるか確認してください。

まず大前提として、どちらの10ギガプランも提供エリアが非常に限定的です。ご自宅がエリア内かどうかの確認が必須となります。

その上で、提供エリア内にお住まいの場合、以下のようにおすすめが分かれます。

  • コミュファ光がおすすめな方
    月額料金はコミュファ光(5,940円)のほうがドコモ光(6,380円)より安く、実測値も速い傾向にあります。
    そのため、au・UQ mobileユーザーなら、総合的に見てコミュファ光がおすすめです。
  • ドコモ光がおすすめな方
    ドコモユーザーなら、スマホセット割が適用できるドコモ光を選ぶのが基本です。
    月額料金の差(440円)よりも、セット割のメリット(最大1,100円/台)のほうが大きくなります。
ドコモユーザーがあえてコミュファ光を選ぶのはアリ?
オンラインゲームなど速度を最優先するなら最適な選択肢となります。

この選択は、毎月数千円の「ドコモ光セット割」を放棄する代わりに、実測値で2倍以上も高速なコミュファ光の通信環境を手に入れる、というトレードオフです。

結論として、一般的な使い方であれば、セット割が適用されるドコモ光のほうがお得です。

ただし、建物の設備上の理由からコミュファ光しか選べない場合や、「割引よりも、とにかく安定した最高の速度が欲しい」という場合に限り、コミュファ光を選ぶ価値は十分にあります。

プロバイダはどこを選べばいい?
ドコモ光は選択肢が豊富。コミュファ光はプロバイダ一体型が基本です。

  • ドコモ光の場合
    契約時に必ず提携プロバイダから1社を選ぶ必要があります。
    プロバイダによって通信速度(v6プラス対応など)やキャッシュバック特典、Wi-Fiルーターのレンタルサービスなどが大きく異なるため、この選択は非常に重要です。
    もしプロバイダ選びに迷ったら、GMOとくとくBBを選んでおけば間違いありません。
  • コミュファ光の場合
    回線とプロバイダ「コミュファ」がセットになった「一体型」です。
    コミュファ以外のプロバイダを選べるセレクトプランは、別途月額料金がかかるので、プロバイダにこだわりがある人以外にはおすすめしません。
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。