2025.10.27(更新:2025.10.27)

irumoかahamoはどっちがいい?決め手は容量とサポート|フローチャートで判断しよう

比較
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

今ドコモの大容量プラン・ドコモMAXやeximoをご利用中で、その料金の高さに不満を覚えている方もいらっしゃることでしょう。

特に使用データ量がそれほど多くないのなら、料金とデータ量のバランスがしっくりこないのも当然です。

そんな方の目に留まりやすいのがirumoやahamoという低容量・低コストプラン。

どちらも容量が少ない分安いのが特徴のプランですが、だからこそ「どちらを選べばいいかわからない」と悩むこともあると思います。

この記事では、それぞれのプランをまず詳しく解説。そのうえで、どちらにするかを決める判断基準についてもご説明します。

今、irumoとahamoのどちらにしようか迷われている方は、ぜひ最後までお読みください。

ドコモ本体・irumo・ahamoならどれが最適?

irumoとahamo、どっちが自分に合っているんだろう?

ご自身のご利用状況や志向をもとに、今お使いのドコモも選択肢に含めて、どれにすべきか判断すると良いですよ。

今ドコモをご利用中で、「料金が高い」と悩まれており、irumoかahamoを乗り換え先の有力候補とされている方も多いと思います。

そんなお客様にはまず、

  • irumoに乗り換える
  • ahamoに乗り換える
  • 今のドコモを使い続ける

という3つの選択肢があることをお伝えします。

irumoもahamoも今より料金を安くすることはできるのですが、それ故に今までドコモで当たり前のように使っていた機能がなくなっていることがあります。

それによって、料金は安くなっても別の面で不満を感じてしまうおそれがあります。そのため、「ドコモを使い続ける」という選択肢も入れておくべきなのです。

判断軸は“月間データ量”と“サポート志向”

この3つのプランの中から、どうやって選んだらいいんだろう?

「使用データ量」と「対面サポート」の違いを軸として判断するのがもっとも良いです。

「irumoかahamoのどちらに乗り換えるか・それともドコモを継続するか」…。

判断するための軸は“月間使用データ量”と“サポート志向”の2つです。

というのも、この3つのプランは、この“データ量”と“サポート”の2点が違っているから。なので、この点を基準とすると、おのずと“お客様に合ったプラン”が見えてきます。

irumo・ahamo・ドコモの違い

irumoとahamoはどんな違いがあるの?

irumoはコンパクトな容量と“安心感”に秀でたプラン、ahamoは非常にシンプルでコスパ抜群のプランです。今お使いのドコモと比較しながら見ていきましょう。

irumoとahamo、そしてドコモのどれを使うかを決めるためには、それぞれがどんなサービスか、そしてデータ容量とサポート面にどんな違いがあるのかをきちんと理解することが大切です。

ここからは、この2点を重点的に、それぞれどんなサービスかをご説明していきます。

irumo:“安心と節約”を両立できるプラン

「irumo」は2025年6月4日で新規申込み受付を終了しました。
現在はirumoの類似プランとして「ドコモ mini」が提供されています。この記事では、小容量・店舗サポートありのプランとして、基本的に「ドコモ mini」のサービス内容を解説していきます。

ドコモminiは最大容量が10GBで、使用ギガ数が少ない方にはぴったりのプラン。困った時の店舗サポートもあり、安心と節約を兼ね備えているプランです。

ギガ数基本料金
4GB2,750円
880円(割引適用後)
10GB3,850円
1,980円(割引適用後)

ドコモminiは、2025年6月から始まった低容量・低コストの新プランです。irumoの代替として生まれたプランだと考えると良いでしょう。そのため、その特徴はirumoとほぼ同じになっています。

使える容量は最大でも10GB。そして料金はドコモの大容量プランのおよそ1/3~1/2程度です。

さらに「ドコモ光セット割」等の各種割引も適用されるので、月々の料金は基本料金よりさらに安くなります。

「使う容量が少ないのならば、その分料金も安く済ませたい」、そんなニーズをかなえられるのがこのドコモminiです。

メリット:小容量で低コスト・店舗サポートの安心感

ドコモminiのメリットは、何と言ってもやはり容量とコストの最適化ができているところ。

ドコモの大容量プランは、データ容量を必要としない方にとっては非常に割高でした。使っていない容量の分もお金を払っていたわけです。

その点ドコモminiは、使える容量が減った分料金も安くなっています。「使った分だけ料金を払う」、通信費の最適化ができるのがドコモminiを使うメリットです。

それに加えて、これまでとまったく変わらないサポートを受けられるのもドコモminiのメリットの1つ。

格安SIMによくあることですが、料金が安い分「サポートはオンライン対応のみ」というサービスもあります。その反面ドコモminiは、その安さにもかかわらず、困った時は店舗でのサポートを受けられるのです。

安さだけでなく、安心感も兼ね備えているのがドコモminiのメリットです。

デメリット:割引なしだと割高・混雑時や容量超過後の通信速度が懸念

メリットがある反面、ドコモminiにはもちろんデメリットもあります。

一見格安に見えるドコモminiの料金ですが、もちろん現在の大容量プランと比較すると安いものの、実は少し割高と言えます。

というのも、後述するahamoは30GBの容量で2,970円という設計になっています。これはドコモminiの4GBの料金とあまり変わりません。容量に対して、料金が割高なのがわかると思います。

つまりドコモminiのその“安さ”というメリットを最大限に享受するには、ドコモ光などとのセット割が前提となるのです。

また、通信制限がかかった際は、速度が最大128kbpsにまで落ちます。これは、かろうじてLINE等でのテキスト送信ができる程度の速度で、ドコモの大容量プランやahamoに比べると、格段に遅いです。

速度制限時は、ほかのどのプランよりも使いにくくなる点もデメリットとして理解しておきましょう。

ahamo:シンプルでコスパに優れたプラン

ahamoは「30GB・2,970円」というシンプルさが特徴。通信と通話以外の機能を削ぎ落したコスパ抜群のプランです。

ahamoは、オンラインでの手続きを基本とした、シンプルさが魅力のプランです。

使用可能データ容量は30GB。これは大半の方であれば「十分」といえるデータ容量です。そこにさらに、5分以内の国内通話かけ放題がセットになっています。

もし30GBで心許ないのであれば、“大盛りオプション”というオプションを追加することで、料金は4,950円になりますが110GBまで容量を増やせます。

それ以外のオプション等は一切なし。“通信と通話”のみにサービスが絞られた、圧倒的にコスパの良いプランがahamoです。

メリット:料金プランのわかりやすさ・5分かけ放題も込み

最大のメリットは、そのシンプルさ。ahamoの料金プランは「30GB・2,970円」しかないので、プラン選びに迷うこともありません。

加えて、5分以内の通話がかけ放題なのも大きなメリットです。短い通話であれば通話料もかからないので、請求額が上がることもありません。

ahamoのメリットはこのわかりやすさと、この安さでスマホの基本性能が充実しているところにあります。

デメリット:サポートはオンライン限定・プランの自由度は低い

ahamoの最大のデメリットは、サポートが原則としてオンラインのチャット対応のみ。つまりドコモショップでの対面サポートは受けられないということ。

オンラインチャット等を利用しながら、ご自身で問題を解決することになります。

もちろん、ITリテラシーがありこれが苦でない人からするとデメリットではないのですが、スマホ含む電子機器の設定などが苦手な方であれば、かなり大きな負担となります。

また、データ容量の選択肢が限られているのも、人によってはデメリットとなり得ます。小容量プランがないため、毎月の利用量が数GB程度の方にとっては、容量を持て余してしまうことに。

その自由度の低さがデメリットと言える場合もあるでしょう。

ドコモ:あらゆるニーズに応える充実のプラン

ドコモは豊富なデータ容量と充実したオプション・サービスが特徴のプラン。使っていて困ることがありません。

eximoやドコモMAXなど、ドコモの代表的な大容量プランは、一言で言うなら非常に充実したプラン。

豊富なオプションや付随サービスと、手厚いサポートが含まれており、「使っていて困る」ということが滅多にありません。

サービス全体の品質と安心感に長けたプランです。

メリット:容量とサービスが豊富・家族間通話無料

基本的に、ドコモのプランは容量無制限。データ利用量を気にせずに、ゲームや動画視聴を存分に楽しめます。

また購入から初期設定、トラブル発生時など、どんな時でもドコモショップに行けば専門スタッフに助けてもらえる安心感も、ドコモのメリットです。

さらに家族でドコモを使っていれば、家族間の国内通話が無料になります。このような、通信だけにとどまらない幅広いサービスが展開されていることが、ドコモの最大の魅力です。

デメリット:手厚さの分料金が高い

そんなドコモのデメリットは、やはり料金の高さ。充実したサービスや手厚いサポートがメリットである分、そのコストが価格に反映されているからです。

ドコモminiやahamoと比較すると、月々の支払額はどうしても高額になってしまいます。

もちろん、これらサービスを重宝している人であればサービスと料金が釣り合っていると言えるでしょう。

しかし「サポートは不要・自分で対処できる」等で、それらのサービスを活用していない場合は、不必要に料金が高くなってしまっていると言えます。そんな人にとって、この料金の高さはかなりのデメリットです。

【フローチャート】ベストマッチな選択肢の見つけ方

自分にはどのプランが合っているのか、どうやって判断すればいいの?

判断軸はご利用のデータ量と、店舗サポートが必要かどうか。判断しやすいよう、フローチャートにまとめてご説明します。

irumo(ドコモmini)・ahamoそしてドコモは、それぞれ基準となる2つの点が違うことはおわかりいただけたと思います。

それを踏まえたうえで、irumo(ドコモmini)とahamoのどちらに乗り換えるのか、はたまたドコモを使い続けるべきなのかをご判断ください。

下記のフローチャートを活用いただくと、スムーズにご判断できますよ。

ドコモ本体がマッチする方

そもそも容量が30GBを超えてしまうならドコモ一択となります。<br>そのうえでサポートの充実さも欲しいならドコモが最適です。

ドコモは、豊富なデータ量と充実したサポートを兼ね備えたサービス。

ここにたどり着いた方は、そんなドコモをそのまま継続することが最善の選択と言えます。

「料金を安くしたい」という思いだけで乗り換えを決めてしまうと、使う中で「容量が足りない」「困った時にどうしようもできない」などというストレスを感じてしまう可能性が高いです。

料金は確かに高いかもしれませんが、それは“お客様に必要なサービスがそろっているから”と考えてください。

ドコモ継続が適している理由

大前提として、毎月の使用データ量が30GBを超えているなら、データ容量が無制限のドコモか、ahamoに大盛りオプションを付けるかしかありません。

そのうえで、困った時のサポートが欲しいのであれば、ドコモを継続するのがお客様にとって一番の選択となります。

ahamoにしてしまうと、大盛りオプションの有無にかかわらず、トラブルがあった際でもショップスタッフのサポートを受けることはできません。

オンラインチャット等を使いながら、ご自身でトラブルを対処していただくことになります。

特に「これまでスマホで困った時は店舗で対応してもらっていた」という方であれば、いきなりすべてのトラブルを自分で対処するのは難しいと思います。

なので、お客様は“データ容量もサポートもどちらも充実したドコモを継続する”のがもっとも良いということですね。

irumo(ドコモmini)がマッチする方

容量が少なくていいのならahamoでも問題ありません。が「容量に加えてサポートも欲しい」となると、両方を兼ね備えたirumo(ドコモmini)が最適です。

irumo(ドコモmini)は、料金の安さと手厚いサポートがどちらも手に入るサービス。

「容量は少なくていいからその分料金は安くしたい」「だけど困った時は助けてもらいたい」そんなお客様にぴったりな選択がirumo(ドコモmini)です。

irumo(ドコモmini)が適している理由

まず、月々のデータ量が10GBまでで収まるのであれば、ドコモの利用はかなり割高と言えます。容量が少ないirumo(ドコモmini)かahamoを選んだほうがコスパが良いでしょう。

そのうえで、「これまでと変わらないサポート体制が欲しい」という方は、irumo(ドコモmini)に乗り換えるのが最適だと言えます。

スマホのトラブル対処を、ITリテラシーがあまりない人が行うのはなかなか難しいです。

これまでスタッフに対応してもらうことが多かった方は、その“いつでも頼れるサポート体制”は残しておいた方がストレスになりません。

そのため、自分の使い方に合ったデータ量と料金に加え、今まで通り全国の店舗で手厚いサポートを受けられるirumo(ドコモmini)を選ぶのが安心といえます。

ahamoがマッチする方

容量が30GBに収まり、なおかつ困った時のサポートが不要ならahamoが最適。必要なサービスだけにすることで、料金を大きく落とせます。

ahamoは、そのサービスを必要最低限まで削ぎ落とすことで高いコスパを実現しているサービス。

毎月使う容量が多すぎることもなく、なおかつ何かあった時のトラブル対応まで自分で行える方にはもっともおすすめできます。

ahamoが適している理由

ahamoの容量は基本的に30GB。月々の使用量がここに収まる方であれば、ahamoは有力な選択肢となります。

しかしahamoは、この3種類の中で唯一“店舗サポート”がありません。

ですので、この30GBという容量に加えて「申し込みから初期設定・トラブルの対処まですべてを自力でできる」という方であれば、ahamoへの乗り換えがもっとも良い選択だと言えます。

ahamoは、通信と通話のみに特化したサービス。大容量も、店舗でのサポートも特に求めていない方なら、必要なサービスにだけお金を払うahamoがもっとも適しています。

まとめ

“容量”と“サポート”の2軸からirumoかahamoかドコモ継続か判断しよう

今回は、今お使いのドコモからirumoかahamoへの乗り換えを検討している方へ向けて解説してきました。

irumoもahamoも今のドコモよりも安く使えるプランですが、その分データ容量やサポートの面に制約があります。

そのため、乗り換え後に「料金は安くなったけど使いにくい!」という新たな不満が生まれてくる可能性も。

なので、「irumoかahamoに乗り換える」だけでなく「ドコモを使い続ける」という選択肢も頭に入れておくべきです。

そのうえで、どれを選ぶかを決める軸は“容量”と“サポート”の2軸。ここが3プランで大きく違うポイントです。

ご自身がどれくらいの容量を必要としているか、そしてどの程度のサポートが欲しいかを考えて、自分に合ったプランを見つけてください。

irumoかahamoかで迷う方から
よく頂く質問

仕事やプライベートで電話をよくするのですが、そうなるとどれを選ぶと良いですか?
相手を固定しない電話が多いならahamoがオトクです

ahamoはプランの基本料金に“5分以内の国内通話無料”オプションが含まれています。相手を問わない通話には最適なプランで、サポートと容量の基準が当てはまるならおすすめです。

ドコモとirumo(ドコモmini)でかけ放題プランの料金は変わらないので、ahamoが合わないのであれば、お客様の必要な容量に合わせてどちらかを選ぶと良いでしょう。

ドコモメール(@docomo.ne.jp)は、irumoやahamoに乗り換えた後も使えますか?
使えますが、月額330円がかかります

irumo(ドコモmini)もahamoも、乗り換えるとドコモメールは基本的には使えなくなります。

ただし月額330円の「ドコモメール持ち運び」サービスに申し込むことで、変わらずドコモメールを使い続けることが可能です。  

ただしこれは、お乗り換えと同時に申し込まなければなりません。

後から申し込むことはできず、また申し込まなかった場合は、それまでのメールデータも全て削除されてしまいます。ドコモメールを使い続けたい方は、必ず乗り換え手続きの際に一緒に申し込むようにしてください。

乗り換え時に手数料はかかりますか?
特にかかりません

ドコモからirumo(ドコモmini)やahamoへの乗り換えは、厳密には“同じサービス内でのプラン変更”となります。そのため契約事務手数料や解約金は発生しません。

乗り換え手続きはどこから進めればいいの?
irumoもahamoもマイページから手続きができます。

どちらもMy docomoにログインして手続きができます。特にahamoはオンライン専用プランなので、My docomo上からしかお手続きはできません。

irumo(ドコモmini)は、店舗でもお申し込み・お手続きが可能です。もしオンラインでの手続きに不安がある場合は、お気軽にお近くのドコモショップに行ってみてください。

irumoとahamoに家族割やインターネットとのセット割はありますか?
ahamoにはありませんが、irumo(ドコモmini)はいくつか割引があります。

むしろ、irumo(ドコモmini)は、光セット割やでんきセット割、dカード割等の割引を効かせることで安くなるプランです。

逆にahamoはこれらの割引の対象外です。これまで効いていた割引はすべてなくなるので注意してください。

ただ、どちらのプランも“家族割”は効かなくなります。

とはいえお客様ご自身の割引がなくなるだけで、ほかのご家族の料金に変動は出ないので安心してください。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。