2025.10.15(更新:2025.10.15)

ソフトバンク光とビッグローブ光の違いは?料金や速度など7項目を比較して最適な光回線を選択

比較
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「ソフトバンク光」「ビッグローブ光」、どちらも人気の光回線ですが、いざ選ぶとなると「料金や速度、キャンペーンも色々あって、結局自分にはどっちが合っているんだろう?」と悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、2つのサービスを7つの重要なポイントで徹底的に比較し、お客様にとって最適な光回線がどちらなのかを、誰にでも分かるように丁寧に解説していきます。

先に結論をお伝えすると、この光回線選びの答えは、お客様がお使いのスマホキャリアによって明確に決まります。

もしお客様が「ソフトバンク」か「Y!mobile」のスマホをお使いならソフトバンク光を、「au」か「UQ mobile」をお使いならビッグローブ光を選ぶのが、通信費全体を最も節約できる、後悔のない選択です。

なぜそう断言できるのか、この記事を最後まで読めばその明確な理由が分かり、もう光回線選びで迷うことはなくなります。

ぜひ、お客様の快適なインターネットライフの第一歩としてご活用ください。

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ソフトバンク光とビッグローブ光はスマホキャリアで選ぶのが正解

ソフトバンク光とビッグローブ光ってどっちがいいサービスなの?

どちらも魅力的なサービスですが、お客様がお使いのスマホキャリアに合わせて選ぶのが、最もお得で後悔のない選択です。

光回線を選ぶ上で、月額料金や通信速度ももちろん大切ですが、実はそれ以上に通信費全体を大きく左右するポイントがあります。

それが、お使いのスマホとのセット割引です。

このスマホセット割を適用することで、光回線の月額料金の差が気にならなくなるほど、大きな割引を受けられるのです。

具体的には、「ソフトバンク」「Y!mobile」のスマホをお使いならソフトバンク光、「au」「UQ mobile」ならビッグローブ光を選ぶことで、スマホ1台あたり毎月最大1,100円もの割引が永年続きます。

では、そのスマホセット割以外に、両社にはどのような違いがあるのでしょうか。

以下の比較表で、まずはサービスの全体像を掴んでみましょう。

ソフトバンク光・ビッグローブ光 サービス比較表

比較項目ソフトバンク光ビッグローブ光
月額料金
(1ギガ・戸建て)
5,720円5,478円
月額料金
(1ギガ・マンション)
4,180円4,378円
月額料金
(10ギガ)
6,380円6,270円
最大通信速度1Gbps / 10Gbps1Gbps / 10Gbps
平均実測速度約471Mbps約465Mbps
スマホセット割ソフトバンク
Y!mobile
au
UQ mobile
キャッシュバック最大50,000円最大83,000円~
工事費最大31,680円
(実質無料)
最大28,600円
(実質無料)
契約期間2年3年
提供エリア全国全国

※上記は2025年10月14日時点の情報です。

この表を見ると、料金や速度、キャンペーンなど、様々な項目で違いがあることが分かりますね。

次の章からは、これらの比較項目の中から特に重要な7つのポイントを、一つひとつ詳しく掘り下げて解説していきます。

比較①:月額料金
1ギガはビッグローブ光・10ギガは両社ほぼ同額

月々の支払いは、どちらが安いの?

1ギガプランはビッグローブ光がわずかに安く、10ギガプランはご自身でルーターを用意できるならビッグローブ光が明確に安くなります。

まず、最も基本的な比較項目である月額料金から見ていきましょう。

ここではスマホセット割などを考慮しない、純粋なサービスの基本料金を比較します。

1ギガプランの料金比較

戸建てはビッグローブ光、マンションはソフトバンク光がわずかに安いです。

一般的な1ギガプランでは、戸建てタイプでビッグローブ光、マンションタイプではソフトバンク光が若干安く設定されています。

1ギガプラン 料金比較表

1ギガプランソフトバンク光
(2年契約)
ビッグローブ光
(3年契約)
戸建て5,720円5,478円
マンション4,180円4,378円

このように、住居タイプによって優劣が入れ替わりますが、その差は月々200円前後と僅かです。

10ギガプランの料金比較

ソフトバンク光は専用ルーターのレンタルが必須なため、ビッグローブ光の方が安く利用できます。

次に、より高速な通信を求める方向けの10ギガプランを比較します。

ここには、両社のサービス仕様に明確な違いがあります。

10ギガプラン 料金比較表

10ギガプランソフトバンク光
(2年契約)
ビッグローブ光
(2年契約)
基本料金6,380円6,270円
必須オプション550円0円
合計料金6,930円6,270円

ソフトバンク光の10ギガプランは、専用の「ホームゲートウェイ(S)」という機器のレンタル(月額550円)が必須です。

一方、ビッグローブ光は10ギガに対応したルーターのレンタル(月額550円)も可能ですが、必須ではなく、ご自身で用意したルーターを利用することもできます。

そのため、ご自身で10ギガ対応ルーターを用意できる場合、月額料金はビッグローブ光の方が明確に安くなります。

ソフトバンク光10ギガのセット割について
ソフトバンク光の10ギガプランで「おうち割 光セット」を適用するには、必須の「ホームゲートウェイ(S)」とは別に、従来の「光BBユニット」を含むオプションパック(月額550円)への加入も必要です。

この後の「比較③」で詳しく解説しますが、スマホセット割を適用すればこの料金差は十分に補えます。

しかし、純粋な10ギガプランの料金だけで見れば、ビッグローブ光に軍配が上がると言えるでしょう。

比較②:通信速度
実測値はほぼ同等でどちらも快適な高速通信

実際のところ、どちらが速くて快適に使えるの?

利用者の平均速度データを見ると、どちらも非常に高速です。体感できるほどの大きな差はありませんよ。

インターネットの快適さを左右する通信速度について見ていきましょう。

Webサイトなどに記載されている「最大速度」は、あくまで技術規格上の理論値です。

重要なのは、実際の利用環境に近い「実測速度」で比較することです。

平均実測速度の比較

データ上の差はわずかです。どちらも光回線全体で見て高速な部類に入ります。

実際の利用者が計測した速度の平均値を比較してみましょう。

1ギガプラン 実測速度 比較表

1ギガプラン実測値ソフトバンク光ビッグローブ光
平均ダウンロード速度403Mbps397Mbps
平均アップロード速度230Mbps267Mbps
平均Ping値19.3ms17.8ms

出典:みんなのネット回線速度
※Ping値は応答速度のことで、数値が低いほど優秀です。

ダウンロード速度はソフトバンク光が、アップロード速度とPing値(応答速度)ではビッグローブ光がわずかに上回っており、両社の実力はまさに互角と言えます。

どちらを選んでも、速度に不満を感じる可能性は極めて低いでしょう。

より高速な通信を求めるお客様のために、10ギガプランの実測値も見てみましょう。

10ギガプラン 実測速度 比較表

10ギガプラン実測値ソフトバンク光ビッグローブ光
平均ダウンロード速度890Mbps937Mbps
平均アップロード速度993Mbps1093Mbps
平均Ping値14.9ms13.3ms

1ギガプランでは両社の実力は互角でしたが、10ギガプランではビッグローブ光が全ての項目でわずかに上回る結果となりました。

とはいえ、どちらも1Gbpsに迫る圧倒的な速度が出ており、最高水準の通信環境を求めるお客様の期待に応えられるサービスと言えます。

速度差は体感できるレベルなのか否か

多くの方にとっては「どちらを選んでも非常に快適」と感じられるレベルです。

では、このごくわずかな差は、実際に体感できるのでしょうか。

結論から言うと、ほとんどのインターネット利用シーンにおいて、この差を感じることはまずありません。

参考までに、快適なインターネット利用に必要な速度の目安を見てみましょう。

インターネット利用シーンと快適な速度の目安

利用シーン快適な速度の目安ソフトバンク光ビッグローブ光
Webサイト閲覧1~10Mbps
高画質動画視聴(4K)25Mbps以上
Web会議30Mbps以上
オンラインゲーム100Mbps以上

このように、日常的な使い方であれば、どちらの速度でも十分すぎるほど快適なレベルです。

そのため、通信速度を理由にどちらかを選ぶ、というよりは「どちらも安心して使える」とご理解いただくのが良いでしょう。

もちろん、10ギガプランは、大容量ファイルのダウンロードやアップロード、ライブ配信などを頻繁に行うクリエイターの方や、コンマ1秒を争うプロのゲーマーの方にとっては、その差が大きなアドバンテージとなります。

比較③:スマホセット割
適用条件は利用中のスマホキャリアで決まる

スマホセット割ってどれくらい安くなるの?

ご家族の分も合わせると年間で数万円単位の節約になりますよ。

これまでの比較で、月額料金や通信速度には決定的な差がないことをご理解いただけたかと思います。

しかし、この「スマホセット割」だけは、お客様の通信費全体に大きな影響を与える、まさに勝負を決める要素です。

ソフトバンク光:「おうち割 光セット」

ソフトバンク・Y!mobileのスマホ料金が毎月最大1,650円割引になります。

ソフトバンクまたはY!mobileのスマホをご利用の場合、ソフトバンク光とセットで「おうち割 光セット」が適用されます。

おうち割 光セット 割引額

対象キャリア割引額(1台あたり)
ソフトバンク永年 1,100円/月
Y!mobile永年 1,100円~1,650円/月

この割引は、ご家族のスマホやタブレットも含めて最大10回線まで対象になります。

例えば、ご家族4人がソフトバンクユーザーなら、毎月最大4,400円、年間で52,800円もの通信費が節約できる計算です。

ただし、割引を適用するには、以下のオプションへの加入が必要です。

おうち割 光セット 適用条件

  • 光BBユニットレンタル(月額513円)
  • Wi-Fiマルチパック(月額1,089円)
  • 光電話(ホワイト光電話など 月額513円~)

3つのオプション合計は通常1,602円以上かかりますが、「おうち割 光セット」が適用されると、これらがセットで月額550円で利用できます。

このオプション料金を考慮しても、スマホ1台でも割引額の方が上回るため、加入して損をすることはありません。

ソフトバンク光

SoftBank/Y!mobileならコレ

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  • 2年間の料金実質¥833/月節約
  • SoftBank/Y!mobile年間¥13,200お得
  • 開通まで置くだけWi-Fi無料貸与(※1)

総額 最大¥144,880相当バック他社回線からの乗り換え費用を最大10万円還元!
その他、工事費最大¥31,680実質無料・SoftBankのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

ビッグローブ光:「auスマートバリュー」「自宅セット割」

au・UQ mobileのスマホ料金が毎月最大1,100円割引になります。

auまたはUQ mobileのスマホをご利用の場合、ビッグローブ光とセットで以下の割引が適用されます。

auスマートバリュー / 自宅セット割 割引額

対象キャリア割引額(1台あたり)
au
(auスマートバリュー)
永年 550円~1,100円/月
UQ mobile
(自宅セット割)
永年 638円~1,100円/月

こちらも、ご家族のスマホを含めて最大10回線まで割引対象となります。

auとUQ mobileを家族で利用している回線を合算できるのも大きなメリットです。

だだし、割引を適用するには、「ビッグローブ光電話」(月額550円)への加入が必要です。

ソフトバンク光と異なり、有料のルーターレンタルは必須ではありません。

このように、両社とも非常にお得なスマホセット割を提供しています。

例えば、ご家族4人がそれぞれ最大割引を受けたと仮定すると、ソフトバンク光でもビッグローブ光でも、年間の割引総額は52,800円にも上ります。

この金額からも分かる通り、スマホセット割がもたらす経済的なメリットは、月額料金のわずかな差をはるかに凌駕します。

だからこそ、「光回線はスマホキャリアに合わせて選ぶのが最適解」と断言できるのです。

ビッグローブ光

auスマホの料金が安くなる

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  • 月額料金3年間 実質¥1,388節約
  • au/UQ mobileなら年間¥13,200お得
  • 新規申込で現金¥30,000付与

総額 最大¥71,800相当バック新規申込で¥30,000キャッシュバック!
その他、工事費最大¥28,600実質無料・auのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

   

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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比較④:キャンペーン
乗り換えサポートは両社とも実施

キャンペーンはどちらがお得なの?

乗り換え時の違約金負担を重視するならソフトバンク光、新規契約のキャッシュバック額ならビッグローブ光がお得になる傾向があります。

光回線をお得に始めるために欠かせないキャンペーン特典。

特に、現在利用中のサービスからの乗り換えを検討している場合、発生する違約金や工事費の残債は大きな負担になりますよね。

ここでは、そうした乗り換えのハードルを大きく下げてくれるキャンペーンに注目して比較します。

ソフトバンク光:あんしん乗り換えキャンペーン

他社サービスを解約した際にかかる費用を、最大10万円まで負担してくれます。

ソフトバンク光では、他社のインターネット回線から乗り換える際に発生した違約金や撤去工事費などを、最大10万円までキャッシュバックで負担してくれる「あんしん乗り換えキャンペーン」を実施しています。

還元対象となる費用

  • 他社固定回線の違約金・解除料
  • 撤去工事費用
  • モバイルルーター等の端末代金残債

上限額が非常に高いため、どのようなケースでも乗り換え費用をほぼ確実にカバーできるという、大きな安心感が魅力です。

ビッグローブ光:解約金サポート特典

乗り換え時に発生する費用を、最大40,000円までキャッシュバックしてくれます。

ビッグローブ光にも、乗り換え時に発生する費用をサポートしてくれるキャンペーンがあります。

こちらは、他社サービスの解約時に発生する違約金や工事費残債などを最大40,000円までキャッシュバックで還元してくれます。(※申し込み窓口によります)

実際のところ、多くの場合、乗り換え時に発生する費用は40,000円以内に収まります。

そのため、ビッグローブ光のサポートでも十分に対応できる可能性が高いと言えるでしょう。

新規契約者向けのキャッシュバック

申し込み窓口によって金額は異なりますが、高額なキャッシュバックも魅力です。

乗り換え費用負担とは別に、新規で契約するだけでもらえるキャッシュバックも重要な比較ポイントです。

こちらは申し込み窓口(公式サイト、代理店など)によって金額が大きく変動しますが、一般的にビッグローブ光の方が高額なキャッシュバックを提供している傾向にあります。

しかし、キャッシュバック金額の大きさだけでなく、「受け取り時期」「申請方法の複雑さ」も考慮する必要があります。

高額であっても、受け取りが1年後だったり、複雑な手続きが必要だったりすると、受け取り忘れてしまうリスクも高まります。

結論として、乗り換え時に発生する解約金が高額になりそうな方にはソフトバンク光が、高額な新規契約キャッシュバックを重視するお客様にはビッグローブ光が、それぞれ有力な選択肢となるでしょう。

比較⑤:初期費用
工事費はキャンペーンで実質無料に

光回線を始めるのに、最初いくらかかるの?

契約事務手数料として3,300円~4,950円がかかります。高額な工事費はキャンペーンで実質無料になるので、大きな負担にはなりませんよ。

光回線を始めるにあたり、初期費用として「契約事務手数料」「開通工事費」の2つが発生します。

初期費用 比較表

初期費用ソフトバンク光ビッグローブ光
契約事務手数料3,850円3,300円
開通工事費最大31,680円最大28,600円

契約事務手数料は、ソフトバンク光の方がビッグローブ光よりも高額に設定されています。

開通工事費に関してもソフトバンク光の方が若干高額ですが、心配する必要はありません。

なぜなら、両社ともこの工事費が「実質無料」になるキャンペーンを常に実施しているからです。

「実質無料」の仕組みに注意

工事費の分割払い代金が、月々の料金から同額割引される仕組みです。

ここで言う「実質無料」とは、工事費そのものが0円になるわけではない、という点に注意が必要です。

これは、分割で請求される工事費と同額が、毎月の利用料金から割引されることで、最終的な自己負担がなくなる仕組みを指します。

  • ソフトバンク光:1,320円×24ヶ月(合計31,680円)を月額料金から割引
  • ビッグローブ光:792円×36ヶ月(合計28,512円)を月額料金から割引(3年プランの場合)

両社とも、契約期間を満了すれば工事費の支払いは相殺されます。

しかし、もし割引期間の途中で解約してしまうと、その時点で残っている工事費(残債)を一括で支払う必要があるのです。

例えば、ソフトバンク光を1年(12ヶ月)で解約した場合、「1,320円 × 残り12ヶ月 = 15,840円」を一括で支払わなければなりません。

このように、工事費無料キャンペーンは長期利用を前提とした特典です。

短期間での解約の可能性がある場合は、このリスクを念頭に置いておく必要があります。

比較⑥:提供エリア
1ギガプランは全国・10ギガプランは一部地域限定

自宅で使えるかどうか、どうやって確認できるの?

公式サイトのエリア検索ページから、ご自宅の郵便番号や住所を入力するだけで簡単に確認できますよ。

契約したいサービスがお住まいの地域で提供されていなければ、元も子もありませんよね。

ここでは、ソフトバンク光とビッグローブ光の提供エリアについて解説します。

1ギガプランは全国対応

両社ともNTTの回線網を使っているため、日本全国ほとんどのエリアで利用できます。

まず、基本となる最大速度1Gbpsのプランについてです。

ソフトバンク光とビッグローブ光は、どちらもNTTの「フレッツ光」の回線網を借りてサービスを提供する「光コラボレーション」というモデルです。

用語解説

光コラボレーションとは
NTTから光回線を借り受けた事業者が、独自のサービスや価格で提供するモデルのこと。
これにより、利用者は多様な選択肢から自分に合った光回線サービスを選べるようになりました。

両社の提供エリアはフレッツ光と同じであり、一部の山間部などを除き、日本全国47都道府県のほとんどのエリアで利用可能です。

NTT系の光回線は日本全国の99%でご利用可能。メリットは、工事なしで開通できるケースが多いこと。デメリットは、混雑によって通信品質が低下しやすいこと。

なので、お住まいの地域がどちらかのエリア外になるという心配は、基本的には必要ありません。

10ギガプランは提供エリアの確認が必須

NTTの新しい設備が導入されている地域限定なので、公式サイトでご自宅の住所が対応しているか確認しましょう。

一方、最大速度10Gbpsの高速プランは、NTTの「フレッツ光クロス」という新しい回線網を利用しているため、提供エリアが限られています。

10ギガプラン 主な提供エリア

東日本西日本
北海道、青森、岩手、宮城、秋田
山形、福島、茨城、栃木、群馬
埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟
山梨、長野
岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀
京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
岡山、広島、徳島、香川、愛媛
高知、福岡、佐賀、長崎、熊本
大分、宮崎、鹿児島

上記は提供している都道府県であり、同じ県内でも利用できない市区町村があります。

10ギガプランをご希望の場合は、契約前に必ずフレッツ光クロスの公式サイトから、ご自身の住所がエリア内かどうかを確認してください。

フレッツ光クロス エリア確認

比較⑦:IPv6オプション
高速通信の必須アイテムだが仕様が違う

IPv6ってよく聞きますが、それって重要なの?

夜間など回線が混み合う時間帯でも、速度低下を防いでくれる快適な通信の必須アイテムとお考えください。

最後の比較ポイントは、少し専門的になりますが、通信の快適性を保つために非常に重要な「IPv6(IPoE)接続」という技術についてです。

IPv6は混雑が発生しにくい最新の通信規格。例えるなら、幅が広がり車線も増えた渋滞しにくい高速道路。混雑しないので遅延や障害が起きにくい。ただし、対応ルーターと対応プロバイダが必要。

用語解説

IPv6(IPoE)接続とは
従来の接続方式(IPv4 PPPoE)よりも広くて新しい通信経路を使うことで、道路の渋滞を避けるようにスムーズなデータ通信を可能にする技術です。特に、夜間や休日など、インターネット利用者が増えて回線が混雑しやすい時間帯にその効果を発揮します。

この快適な通信に欠かせないIPv6接続ですが、ソフトバンク光とビッグローブ光ではその提供方法に違いがあります。

ソフトバンク光は「光BBユニット」のレンタルが必須

ソフトバンク光の高速通信には、専用ルーター「光BBユニット」のレンタル(月額513円)が必須です。

ソフトバンク光でIPv6接続を利用するには、「IPv6高速ハイブリッド」というサービスに対応する必要があり、そのためには「光BBユニット」という専用ルーターをレンタル(月額513円)することが実質的に必須となります。

市販の高性能なルーターを持っていても、光BBユニットを介さないとソフトバンク光のIPv6接続は利用できず、通信速度が大幅に低下してしまう可能性があります。

この月額513円の費用は、ソフトバンク光の通信品質を最大限に引き出すための必要経費と考えるべきでしょう。

ビッグローブ光は追加料金なしで標準提供

ビッグローブ光ではIPv6接続は標準装備なので、追加料金はかかりません。

一方、ビッグローブ光では、IPv6接続は追加料金なしの標準サービスとして提供されています。

「IPv6オプション」に申し込むだけで利用でき(通常は契約時に自動適用)、特別な機器のレンタルも必須ではありません。

市販のIPv6(IPoE)対応ルーターを用意すれば、すぐに快適な通信を始めることができます。

この点においては、追加費用がかからず、利用する機器の自由度も高いビッグローブ光の方が仕様として優れていると言えます。

それでもスマホセット割のメリットが上回る

ソフトバンク光のオプション料金は、スマホセット割を適用するための条件に含まれているため、損にはなりません。

「じゃあ、有料のオプションが必要なソフトバンク光は損じゃないか」と感じるかもしれません。

しかし、思い出していただきたいのが「比較③」で解説したスマホセット割です。

ソフトバンクユーザーの場合、「おうち割 光セット」を適用するために、いずれにせよ光BBユニットが含まれるオプションパック(月額550円)に加入します。

このオプションパックに加入することで、IPv6接続が利用可能になり、同時にスマホ割が受けられるのです。

つまり、IPv6利用料を払っているというよりは、スマホセット割を適用するための手続きの一環として、自動的に高速通信の権利も得られる、と解釈するのが適切です。

オプション料金を支払っても、スマホの割引額の方が大きいため、結果的にソフトバンクユーザーはソフトバンク光を選ぶ方が断然お得になる、という結論は揺るぎません。

ソフトバンク光

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  • 2年間の料金実質¥833/月節約
  • SoftBank/Y!mobile年間¥13,200お得
  • 開通まで置くだけWi-Fi無料貸与(※1)

総額 最大¥144,880相当バック他社回線からの乗り換え費用を最大10万円還元!
その他、工事費最大¥31,680実質無料・SoftBankのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

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まとめ

光回線はスマホキャリアに合わせて選ぶのが最適解

ここまで7つのポイントでソフトバンク光とビッグローブ光を徹底的に比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。

月額料金や通信速度を比較すると、両社に大きな差はなく、どちらを選んでも快適なインターネットが利用できることが分かりました。

また、工事費が実質無料になる点や、1ギガプランの提供エリアが全国である点も共通しています。

一方で、キャンペーン内容には少し違いがあり、乗り換え時の違約金負担を重視するならソフトバンク光、新規契約のキャッシュバック額ならビッグローブ光が有利な傾向がありました。

しかし、最もお客様の家計に大きな影響を与えるのは、やはり「スマホセット割」です。

ソフトバンク光のIPv6接続に有料オプションが必要な点を含めても、このスマホセット割による割引額のメリットは、他のすべての項目を上回ります。

したがって、この記事で一貫してお伝えしてきた通り、お客様にとっての最適解は非常にシンプルです。

  • 「ソフトバンク」または「Y!mobile」のスマホをお使いなら → ソフトバンク光
  • 「au」または「UQ mobile」のスマホをお使いなら → ビッグローブ光

この基準で選んでいただければ、後悔する可能性は限りなく低くなるはずです。

この記事が、お客様にとって最もお得で快適な光回線選びの一助となれば幸いです。

Q&A
「ソフトバンク光 ビッグローブ光」に関するよくある質問

プロバイダを選ぶことはできるの?
残念ながら選べません。ソフトバンク光は「Yahoo! BB」、ビッグローブ光は「BIGLOBE」に自動的に決まります。

ソフトバンク光もビッグローブ光も、光回線とプロバイダの契約が一つにまとまった「プロバイダ一体型」のサービスです。

そのため、お客様が別途プロバイダを選んだり、契約したりする必要はありません。

ソフトバンク光を申し込むとプロバイダは自動的に「Yahoo! BB」に、ビッグローブ光を申し込むと「BIGLOBE」になります。

どちらも長年の実績がある大手プロバイダなので、サービスの品質については心配ないでしょう。

光電話や光テレビのサービスに違いはある?
光電話は一部サービスに違いがあり、光テレビは両社とも同じサービス内容です。

「光電話」は、月額基本料金550円、通話料は全国の固定電話へ3分8.8円と、基本的な料金体系はほぼ同じです。

ただし、ソフトバンク光の「ホワイト光電話」なら、ソフトバンクのスマホへの国内通話が無料になるという独自の強みがあります。

「光テレビ」は、両社が提供する光テレビは、どちらもNTTの「フレッツ・テレビ」を利用したサービスです。

そのため、視聴できるチャンネルや月額料金、基本的なサービス内容に違いはありません。

申し込みから開通までどれくらいかかる?
お住まいの状況で異なりますが、戸建てで約1ヶ月、マンションで約2週間が目安です。

申し込みからインターネットが使えるようになるまでの期間は、建物の状況や契約の種類によって変わります。

  • 新規
    ・戸建て:約1ヶ月
    ・マンション:約2週間~3週間
  • 転用(フレッツ光からの乗り換え)・事業者変更(他社光コラボからの乗り換え)
    既に設置されているNTTの回線設備をそのまま使うため工事は不要で、申し込みから10日前後で切り替わります。

ただし、3月~4月などの引っ越しシーズンは申し込みが殺到し、通常より長く待つ可能性があります。

インターネットが必要になる時期が決まっている場合は、できるだけ早めに申し込むようにしましょう。

契約期間と解約金は?
両社とも2年または3年契約が基本で、解約金は月額料金1ヶ月分相当です。

ソフトバンク光は2年または5年の自動更新契約、ビッグローブ光は2年または3年の自動更新契約が基本となります。

契約の更新月(契約満了月とその翌月、翌々月の3ヶ月間)以外で解約すると、解約金(違約金)が発生します。

解約金の金額は、2022年7月の法律改正により、月額料金の1ヶ月分相当額が上限と定められました。

以前のように数万円の高額な解約金がかかることはなくなったため、乗り換えのハードルは以前より低くなっています。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。