2025.11.21(更新:2025.11.21)

ソフトバンク光 工事費無料の注意点|「7か月目からの割引」と解約時の残債リスクを解説

速度
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「ソフトバンク光は工事費無料って聞いたのに、請求書に工事費が載っている…」
「工事費実質無料の“実質”って何?」


と、工事費に関して疑問を抱いている人も多いと思います。

実のところ、ソフトバンク光の「実質無料」は、仕組みが複雑で誤解を招きやすいポイントです。

結論からお伝えすると、ソフトバンク光の工事費は「免除(0円)」になるわけではありません。

分割払いの請求額に対し、毎月同額の割引を当てることで相殺し実質無料にする仕組みです。

そのため、実質的には無料になりますが、キャンペーンの規定上、どうしても「一時的に支払いが発生してしまう期間」が存在するのです。

この記事では、多くの人が見落としがちな「請求と割引のズレ」や、損をしないための絶対条件である「30か月継続利用」について、具体的な金額とシミュレーションを用いて分かりやすく解説します。

契約後に後悔しないよう、ぜひ契約前の最終確認として参考にしてください。

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ソフトバンク光「工事費実質無料」の仕組みと内訳

公式サイトにある「工事費実質無料」の「実質」とは、どういう意味?ただの「無料」とは違うのでしょうか?

仕組みが全く違います。「工事費そのものが免除(0円)される」のではなく、「毎月請求される工事費を、同額の割引で相殺してプラスマイナス0円にする」という意味です。

ソフトバンク光の「工事費実質無料」とは、工事費というコスト自体が消えてなくなる「免除」ではありません。

「毎月分割で請求される工事費」と同じ金額を「毎月割引」することで、プラスマイナスゼロにする「実質無料(相殺)」という仕組みです。

契約タイプによって「元々の工事費総額」と「無料になるまでの期間」が異なります。

以下の表で、ご自身がどのパターンに当てはまるかを確認してください。

契約タイプ工事内容工事費総額分割・割引期間
新規
(派遣工事あり)
立ち会いあり31,680円24回払い
(24か月割引)
新規
(無派遣工事)
局内切替のみ4,620円4回払い
(4か月割引)
転用・事業者変更工事なし0円対象外
(発生しない)

多くの戸建てや、光コンセントがないマンションは「新規(派遣工事あり)」となり、2年(24か月)かけて工事費を相殺します。

また、住宅の状況によっては、工事費が安価な無派遣工事が適用され、4か月で相殺が可能です。

一方、フレッツ光や他社光コラボから乗り換える「転用・事業者変更」の方は、そもそも工事費が発生しません。

用語解説

無派遣工事とは?
作業員の訪問(立ち会い)がなく、NTT局内の設備切り替えのみで完了する工事のことです。
すでに部屋に「光コンセント」等の設備が整っている場合に適用され、工事費が安く、日程調整も不要なのが特徴です。

「免除」ではなく「分割払いと同額割引」による相殺

「実質無料」の場合は、途中で解約してもお金はかかりませんか?

工事費はあくまで「分割払い」の契約になっているため、完済前に解約すると、その時点で割引が終了し、残りの金額を一括で支払う必要があります。

ソフトバンク光の工事費無料キャンペーンは、あくまで「分割請求」に対して「同額の割引」を適用する仕組みです。

具体的なお金の動きを見てみましょう。

例えば、「新規(派遣工事あり)」の場合、毎月1,320円の工事費が請求書に加算されます。

しかし同時に、キャンペーン特典として-1,320円の割引が適用されます。

プラスとマイナスが相殺され、その月の支払いが「±0円」になる、という仕組みです。

ここで重要になるのが、「無派遣工事(4,620円)」と「派遣工事あり(31,680円)」の期間の違いです。

  • 無派遣工事の場合
    4回払いで終了するため、4か月後には完全に工事費の支払いが終わります。
  • 派遣工事ありの場合
    完済までに24か月(2年)もの時間がかかります。

もし、この24か月の間に解約をしてしまうと、どうなるでしょうか。

解約と同時に「キャンペーン割引」はストップしますが、契約時に結んだ「工事費の分割払い義務」は消えずに残ります。

その結果、まだ支払っていない残りの工事費(残債)が、解約時に一括で請求されてしまうのです。

【重要】請求開始と割引開始に「5か月のズレ」がある理由

最初の数か月間は工事費が引き落とされると聞きました。なぜ最初から無料にしてくれないのですか?

キャンペーンの規定で、開通から6か月間が「利用確認期間」と定められているためです。この期間を過ぎた「7か月目」からしか割引が適用されないルールになっています。

ここが最もトラブルになりやすく、誤解を生む最大のポイントです。

実は、工事費の「請求」と、キャンペーンによる「割引」は、同時にスタートしません。

公式サイトの規定により、それぞれの開始時期が以下のようにあらかじめ決められているからです。

  • 工事費の請求開始
    課金開始月を1か月目として、翌月(2か月目)からスタート
  • 割引の適用開始
    課金開始月を1か月目として、7か月目からスタート

このようなズレが起きるのは、ソフトバンク側が「課金開始から6か月目の末日」を「特典適用確定日」と定めているからです。

つまり、最初の半年間は「ちゃんとお金を払って利用してくれるか?」を見極めるための確認期間(試用期間のようなもの)として扱われます。

この期間を無事にクリアして初めて、翌月(7か月目)の利用分から割引が開始される仕組みなのです。

その結果、最初の半年間(2か月目~6か月目)の約5か月間は、割引が適用されず、工事費(月額1,320円)がそのまま請求されてしまいます。

「無料って言ったのに請求が来ている!」と驚かれる原因のほとんどがこれです。

この期間に支払った自己負担分は、あとから現金で返金されるわけではありません。7か月目以降の割引によって、長い時間をかけて相殺されていく形になります。

つまり、契約直後の半年間は、どうしても一時的な出費が発生してしまう仕組みなのです。

工事費だけでなく「トータルの月額負担」を把握しておきたい方は、
ソフトバンク光の料金プランの詳細解説 をあわせて確認してください。

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最初の半年間の自己負担は「月額無料特典」で解決可能

最初の半年間、工事費がかかるなら損ですよね?

現在は「月額料金の無料キャンペーン」があるため、工事費の請求分を含めてもトータルの支払いは通常より安くなります。

ここまで解説した通り、ソフトバンク光の工事費割引は7か月目からの適用となるため、最初の半年間(2~6か月目)はどうしても工事費(例:1,320円)の支払いが発生します。

「無料と言われたのに支払いがある」という事実は不安材料ですが、ご安心ください。

現在実施されている「月額基本料金 無料キャンペーン」を併用することで、この一時的な負担は実質的に帳消しにできます。

むしろ、トータルの支出は通常時よりも大幅に抑えられるため、経済的なデメリットはありません。

「工事費サポート」と「月額基本料無料」の併用効果

何か月間、月額料金が無料になるんですか?

現在は「1ギガプランで3か月間」「10ギガプランで6か月間」の基本料が無料になります。特に10ギガなら、工事費請求がある半年間を丸ごとカバーできます。

現在、ソフトバンク光では新規契約者向けに、プランに応じて以下の「月額基本料無料キャンペーン」を実施しています(2025年11月時点)。

  • 1ギガプラン(めちゃトク割 S)
    課金開始月を含む3か月間、基本料金が無料
  • 10ギガプラン(めちゃトク割+もっとめちゃトク割)
    課金開始月を含む6か月間、基本料金・10ギガ対応ルーターレンタル料が無料

※契約期間の縛りのない「自動更新なしプラン」はキャンペーン対象外

このキャンペーンにより、工事費の請求が発生する期間中、本来支払うはずだった月額基本料金(戸建て5,720円~6,930円など)が0円になります。

タイプ月額料金割引総額
1ギガプラン
戸建て
5,720円3か月分
17,160円割引
1ギガプラン
マンション
4,180円3か月分
12,540円割引
10ギガプラン
戸建て・マンション
6,930円
※10ギガ対応ルーター
レンタル料込み
6か月分
41,580円割引

例えば、1ギガプラン戸建ての場合、最初の3か月間で約17,000円分の基本料金が浮きます。

一方で、半年間に一時負担する工事費の合計は約8,000円(1,320円×6回)です。

つまり、「割引額(約17,000円)」が「6か月分の工事費(約8,000円)」を大きく上回るため、差し引きで約9,000円分も得をする計算になります。

【シミュレーション】ソフトバンク光 長期的支払いイメージ

実際には、毎月の請求額がいくらになるんですか?

工事費割引のタイムラグと、月額割引が混在するためややこしいのでシミュレーションしてみますね。

では、最も一般的な「1ギガ・戸建てタイプ」で契約した場合、実際の請求額がどう変化していくのか、契約から3年後までの推移を見てみましょう。

1ギガ・戸建て支払い推移シミュレーション

経過月月額料金工事費等割引請求額
初月
(課金月)
5,720円契約事務手数料
3,850円
3か月無料開始
-5,720円
3,850円
2~3か月目5,720円工事費請求開始
1,320円
-5,720円
1,320円
4~6か月目5,720円1,320円0円7,040円
7~25か月目5,720円1,320円工事費割引開始
-1,320円
5,720円
26~30か月目5,720円0円-1,320円4,400円
31か月目以降5,720円0円0円5,720円

※おうち割光セットを利用する場合、別途オプションパック料550円/月がかかります。

このシミュレーションから読み取れる「損得の分かれ目」は、主に以下の2点です。

  • 4~6か月目は一時的な支払いのピーク

無料期間終了直後の3か月間は、請求額が一時的に7,000円台へ上がります。

しかし、これは「最初の3か月で得した分(約1.7万円)」と比較すれば、トータルの収支は依然としてプラスの状態です。

ここで驚いて解約しないよう、あらかじめ認識しておきましょう。

  • 24か月で解約するのは時期尚早

多くの人が気にする「2年縛りの更新月(24か月目)」で解約すると、その後に待っている「割引だけ受けられるボーナス期間(26~30か月目)」をみすみす捨ててしまうことになります。

本当の意味で工事費を「完全無料(完済)」にし、最も得をして終えるには、30か月目までの継続利用が必須条件です。

マンションタイプや10ギガプランの料金推移についても、以下にシミュレーションを作成しているので、ご自身の契約タイプに合わせてごらんください。
  

1ギガ・マンション支払い推移シミュレーション

マンションタイプの支払い額の推移は以下のようになります。

経過月月額料金工事費等割引請求額
初月
(課金月)
4,180円契約事務手数料
3,850円
3か月無料開始
-4,180円
3,850円
2~3か月目4,180円工事費請求開始
1,320円
-4,180円
1,320円
4~6か月目4,180円1,320円0円5,500円
7~25か月目4,180円1,320円工事費割引開始
-1,320円
4,180円
26~30か月目4,180円0円-1,320円2,860円
31か月目以降4,180円0円0円4,180円

※おうち割光セットを利用する場合、別途オプションパック料550円/月がかかります。

10ギガプラン支払い推移シミュレーション

ソフトバンク光 10ギガの推移は以下のようになります。

経過月月額料金
※ルーター込み
工事費等割引請求額
初月
(課金月)
6,930円契約事務手数料
3,850円
3か月無料開始
-6,930円
3,850円
2~6か月目6,930円工事費請求開始
1,320円
-6,930円
1,320円
7~25か月目6,930円1,320円工事費割引開始
-1,320円
6,930円
26~30か月目6,930円0円-1,320円5,610円
31か月目以降6,930円0円0円6,930円

※おうち割光セットを利用する場合、別途オプションパック料550円/月がかかります。

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2年間でやめたら「実質無料」は完了しない

2年契約の更新月(24か月目)で解約すれば、違約金もかからず、解約できますよね?

違約金も工事費の残債も0円ですが、割引期間の途中でやめることになります。

ソフトバンク光は「2年自動更新プラン」が一般的なプランで、2年ごとに契約が自動更新されます。

「2年間利用すれば、違約金や工事費の負担もなく解約できる」

こう考えている方が非常に多いのですが、ここがソフトバンク光の仕組みの複雑な点です。

24回払いの場合、工事費の支払い自体は25か月目で終了します。そのため、24か月目の更新月で解約しても、新たに請求される残債はほとんどありません。

しかし、問題は「支払い」ではなく「割引の回収」の方にあります。

冒頭で解説した通り、このキャンペーンは「最初の半年間に負担した工事費」を、26か月目以降の「支払いがない期間の割引」で取り戻す仕組みになっています。

つまり、24か月(2年)で解約してしまうと、工事費は全額払ったのに、それを取り戻すための「ボーナスタイム(26~30か月目)」を捨ててしまうことになるのです。

結果として、最初に支払った約半年分の工事費(合計6,600円)が、取り戻せないまま確定してしまいます。

これが、2年でやめる際の「隠れたコスト」の正体です。

用語解説

更新月とは?
「2年縛り」などの定期契約において、解約しても違約金(契約解除料:1か月分の月額料金)が発生しない特定の期間のことです。

ソフトバンク光の場合、契約満了月(24か月目)とその翌月・翌々月の「3か月間」が設定されています。

ただし、あくまで「違約金」が0円になる期間であり、工事費の残債などの支払いが免除されるわけではない点に注意が必要です。

「完全無料」になるのは30か月目の割引終了後

では、工事費を完全に無料にするには、30か月目まで継続利用する必要があるってことですか?

契約から2年半後の「30か月目の末日」まで使い続ければ、全ての割引を受けきることができるため、工事費が実質無料になります。

前述の通り、ソフトバンク光の工事費実質無料キャンペーンが完了する(=最初の自己負担分まで含めて全額回収できる)のは、契約から30か月後です。

2年契約(24か月)の更新月が来ても、そこからさらに半年間使い続け、30回目の割引適用を確認してから解約するのが、最も「工事費」に関しては損をしない判断となります。

ここで重要なのが、「違約金」と「工事費の払い損」のどちらが高くつくかという比較です。

  • 24か月で解約
    違約金は0円ですが、最初の半年間に払った工事費(6,600円)は戻ってきません。
  • 30か月で解約
    工事費は完全無料(全額回収)になりますが、更新月ではないため違約金(戸建て5,720円・マンション4,180円、10ギガ6,380円)が発生します。

この金額を比較すると、実は「6,600円の損(24か月解約)」よりも、違約金を支払った方が出費は少なくて済みます。

つまり、違約金を払ってでも30か月使い切った方が、トータルでは得をする計算になるのです。

ソフトバンク光の契約時には「2年」という縛りだけでなく、「工事費無料のゴールは30か月後」というもう一つの期間を意識しておく必要があります。

キャンペーン対象外となる「3つの隠れ工事費」の正体

工事費が無料なら、初期費用は0円で始められるのですよね?

0円ではありません。「土日の割増料金」や「電話の工事費」などはキャンペーンの対象外だからです。最低でも数千円単位の追加費用が発生するケースが多いので注意が必要です。

「実質無料」という言葉の響きから、「初期費用は一切かからない」と誤解されがちです。

しかし、キャンペーンの対象となるのは、あくまで「平日の基本的なインターネット開通工事費(最大31,680円)」だけです。

それ以外の追加作業料やオプション工事費は、すべて「対象外」として請求されます。

申し込み画面で「あれ、思ったより高い?」と慌てないために、請求書に載ってくる可能性がある3つのコストを事前に把握しておきましょう。

土日祝日工事の割増金

土日・祝日に工事日を指定すると、追加料金として3,300円が加算されます。この割増分はキャンペーン対象外のため、自己負担となります。

お勤めの方などは、どうしても土日や祝日に工事を希望されることが多いと思います。

しかし、その場合は「土日休日工事割増金 3,300円」が追加で発生します。

この3,300円は「工事費無料キャンペーン」の割引対象にはなりません。

初回の請求時に、実費としてそのまま加算されるため、「週末に工事をするだけで少し高くなる」という点は覚えておきましょう。

意外な盲点「光電話」の初期工事費

オプションで光電話を利用する場合「電話の工事費」は別途請求されます。通常、1,000円〜3,000円程度がかかります。

これが最も見落とされやすい「隠れコスト」です。

ソフトバンクのスマホセット割「おうち割 光セット」を適用するために、固定電話サービス(ホワイト光電話や光電話(N)など)に加入する方は多いでしょう。

しかし、「インターネットの工事費」と「電話の工事費」は全くの別物です。

たとえネットの工事費がキャンペーンで無料になっても、電話の設定にかかる「交換機等工事費」などは割引されません。

ソフトバンク光が提供する“光電話”サービスは3種類あり、以下の工事費用が初回の請求に加算されます。

電話サービス工事費特徴
ホワイト光電話新規発番:1,100円
番号移行:3,300円
ソフトバンクが提供する光電話
SB携帯への無料通話が可能
光電話(N)新規発番:1,100円
番号移行:3,300円
NTTが提供する光電話
転用・事業者変更で乗り換える人向け
BBフォンなし050番号のIP電話

ひかり電話の工事費は、新しい電話番号を発行する場合と、今まで利用していたNTT電話番号を引き継ぐ場合で料金が異なります。

「おうち割光セット割でお得になるから」と申し込んだものの、最初の請求書を見て「謎の工事費がある」と驚かないよう、電話の初期費用は別途かかると認識しておいてください。

退去時の「回線撤去工事費」が必要になるケース

ソフトバンク側から光回線の撤去を強制することはありませんが、賃貸物件の管理会社から撤去を求められた場合に限り、修繕費が発生する可能性があります。

現在、ソフトバンク光では解約時の回線撤去は「任意」となっているため、基本的には撤去は不要です。

しかし、お住まいが賃貸物件の場合、大家さんや管理会社から「原状回復(退去時は回線を撤去してください)」を指示されることがあります。

この場合、撤去工事を行う必要がありますが、原則として撤去費用はかかりません。

ただし、撤去工事後の修繕作業(ビス穴の埋め戻し等)で追加料金が発生することがあり、契約者の自己負担になります。

費用は修繕内容によって異なりますが、5,000円~10,000円程度かかることがあります。

原則として撤去費用はかかりません。

これはソフトバンク光のルールというよりは、「物件の賃貸契約」に依存するリスクです。

特に賃貸住宅にお住まいで、戸建てプランを利用している方は、念のため入居時の契約書を確認しておくことをおすすめします。

マンションタイプは撤去工事が不要
マンションタイプは、建物の設備を利用している関係上、光回線もマンション設備の一部となるため撤去を求められることは基本的にはありません。

ただし、アパートなどに戸建てタイプの光回線を独自に引いている場合は、撤去の対象になることが多いので、解約時に忘れずに撤去工事を依頼しましょう。

【状況別】工事費がかかるケース・かからないケース

他にも工事費がかかるケースってあるんですか?

速度変更などを伴う場合は例外的に工事が必要になります。引っ越しの場合は「移転工事費無料キャンペーン」が使えますが、一部対象外の費用もあります。

基本的には、新規契約以外(転用・事業者変更・引っ越し移転)であれば、大規模な工事や高額な費用は発生しません。

しかし、例外的に工事費が発生するケースがあります。

「工事費がかからないと思っていたのに請求された!」というトラブルを防ぐため、費用が発生してしまうケースを具体的に確認しておきましょう。

速度プラン(10ギガ等)や配線方式を変更する場合

例えば「1ギガから10ギガに変える」場合などは、必ず立ち会い工事と費用が発生します。

フレッツ光(転用)や他社光コラボ(事業者変更)から乗り換える場合、利用中の設備をそのまま使うため工事は不要です。

しかし、「通信速度を速くしたい」「マンションの配線方式を変えたい」といった「品目変更(回線タイプの変更)」を伴う場合に限り、例外的に工事費が発生します。

ケース具体的な状況工事費の目安
回線タイプ(品目)の変更・最大速度の変更(1ギガ → 10ギガ
・配線方式の変更(VDSL → 光配線方式
31,680円
(立ち会い工事必須)
オプションの新規追加・光電話や光テレビを新しく申し込む場合3,300円~10,000円前後
(内容により変動)

この表の通り、最も注意が必要なのは「回線タイプ(品目)が変わる」ケースです。

「せっかくだから10ギガにしたい」あるいは「マンションのVDSL(電話線)が遅いから光配線に変えたい」といった希望がある場合、それは単なる乗り換えではなく「設備の入れ替え(新規設置)」扱いとなります。

そのため、原則として派遣工事(立ち会い)が必要となり、工事費が自己負担になる点を理解しておきましょう。

引越時の「移転手続き」と移転工事費無料キャンペーン

ソフトバンク光を引越先で継続利用する場合、工事費無料キャンペーンが利用できるので新居の工事費はタダになります。

すでにソフトバンク光を利用中の方が引っ越しをする場合、契約をそのまま引き継ぐ「移転手続き」を行う必要があります。

なぜなら、公式の「SoftBank 光 引っ越しのお手続き」キャンペーンを利用すれば、引っ越し先での工事費が原則無料になるからです。

ただし、このキャンペーンにも完全無料にはならない“3つの例外費用”が存在します。

【表:引っ越しキャンペーンの対象外となる費用】

費用項目発生する費用の目安発生条件・理由
移転工事費通常26,400円が0円キャンペーン適用
事務手数料0円 or 3,300円NTT東日本・西日本のエリアを
またぐ引っ越しの場合のみ発生
土日割増金3,300円土日祝日に工事する場合
電話工事費1,000円~3,000円移転先での電話設定工事

この表のポイントは、引っ越し費用は基本的に無料であるものの、東京から大阪へ引っ越すような「NTT東西エリアをまたぐ移動」の時だけは、事務手数料(3,300円)が発生するという点です。

また、新規契約時と同様に「土日工事」や「電話工事」は無料対象外となるため、完全に0円で引っ越せるわけではない点に注意してください。

まとめ

ソフトバンク光の工事費を実質無料にするには30か月の継続利用が必要

結論、ソフトバンク光の工事費を「完全無料(自己負担ゼロ)」にするための条件は、「30か月間使い続けること」。これだけです。

かつては、割引が始まるまでの「最初の半年間の支払い」が大きなデメリットでした。

しかし、現在は「月額基本料無料キャンペーン」が実施されているため、この一時的な工事費負担すらも実質的にカバーされ、持ち出し費用なしで始められる環境が整っています。

具体的に以下の3つの条件さえクリアできれば、金銭的なリスクはゼロになります。

  • 最初の半年の請求は気にしない
    →月額無料キャンペーンで、元は取れています。
  • 2年後の更新月で解約しない
    →まだ工事費割引が半年残っています。
  • 30か月目まで使い切る
    →これで工事費は完全無料になります。

つまり、長期利用を前提とする多くのユーザーにとって、ソフトバンク光は初期費用を気にせず申し込める合理的な選択肢と言えます。

キャンペーンの仕様上、請求金額の変化が激しいですが、仕組みを理解していれば大きな問題ではないので、ぜひソフトバンク光をご利用ください。

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Q&A
ソフトバンク光の工事費無料に関するよくある質問

工事費の残債がある状態で解約するといくら請求されますか?
2年契約の場合、残月数×1,320円が残債の目安金額となります。

24回払いの契約で「12か月目」に解約した場合、残り12回分の工事費(例:12回×1,320円=15,840円)が、解約月の翌月に一括請求されます。

この際、毎月の「工事費割引」も解約と同時に終了するため、残債は全額自己負担となります。

残債が残るのが嫌なので、工事費を一括で払えますか?
可能です。ただし、一括で払っても「割引」は24回分割で行われます。

申し込み時に「一括払い」を選択すれば、工事費(31,680円)を最初にまとめて支払うことができます。これで「解約時の残債請求」のリスクはなくなります。

しかし、支払ったお金を取り戻すための「割引」は、変わらず7か月目〜30か月目にかけて行われます。

「先に払って、毎月少しずつ回収する」という形になるだけで、損をせずに終えるには30か月の継続が必要という条件は変わらない点に注意してください。

無派遣工事(4,620円)の場合も無料になりますか?
実質無料になります。ただし割引期間が短くなります。

無派遣工事(工事費4,620円)の場合もキャンペーン対象です。

ただし、24回分割ではなく、7か月目から「4か月間」で割引が完了する設定になっています。

通常の工事のように「30か月」も縛られることがなく、契約から1年経たずに「工事費の完済・全額回収」が終わるため、解約時のリスクが非常に低いのがメリットです。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。