楽天ひかりが遅い原因は３つ｜改善されない場合はソフトバンク光への乗り換えがおすすめ！

楽天ひかりが遅い原因は３つ

まず、楽天ひかりが遅いと言っても、一時的に遅くなっているだけの場合と、慢性的に遅い場合がありますが、今回の記事では後者について重点的に解説していきます。

一時的に遅くなっているだけの場合は、同じ時間帯に利用者が集中して、回線が混雑しているのが主な原因なので、あまり有効な手段はなく、混雑が解消されるまで時間を置くしかないのが実情です。

では、本題に入っていきますが、楽天ひかりが慢性的に遅いと感じる原因はこちらです。

楽天ひかりが慢性的に遅い時の原因

1つずつ順番に解説してきますが、1つ目の原因は「高速通信できるルーターを使っていない」です。

原因１.高速通信できるルーターを使っていない

IPv6とは、インターネットを利用する際の通信システムのことです。

今まではIPv4という通信システムでインターネットを利用するのが主流だったのですが、その通信システムでインターネットを利用する人が増えすぎてしまったせいで、データ処理が追いつかなくなってきていました。

そういった問題を解消する為に、新しくつくられた通信システムがIPv6です。

そのIPv6を利用する為には、IPv6に対応したルーターが必要になるのですね。

例えるなら、IPv4という通信システムでできた道路は、常に渋滞していてスムーズに進まない状態です。

それに対してIPv6でできた道路は、IPv4より車線数も多く、まだ走っている車も少ない状態だと考えてください。

つまり、混雑しているIPv4の道路よりも、空いているIPv6の道路の方が、スムーズにインターネットを利用できるのですね。

ちなみにIPv6は、道路でいう車線数が無限に近いので、今後もIPv4のように渋滞が起きることはありません。

ご利用のルーターがIPv6に対応している機種かどうかは、楽天ひかりのお客様サポートページから確認ができます。

・楽天ひかりのIPv6対応ルーター

ここに掲載されていないルーターを利用している場合は、IPv6ではなくIPv4でインターネットを利用しているので、早急に買い替えてください。

どれを購入するか迷った場合は、まずは¥10,000以下で購入できるルーターが手頃でおすすめです。

¥10,000以下で購入できるIPv6対応ルーター

メーカー	品番	市場価格
BUFFALO	WSR-1166DHPL2	¥4,000～¥5,000
BUFFALO	WSR-1500AX2S	¥4,500～¥6,000
BUFFALO	WSR-1800AX4S	¥6,300～¥8,000
NEC	WG1200HP4	¥5,500～¥6,500

既にIPv6に対応している機種だった場合は、別の原因が考えられます。

それが2つ目の原因「住んでいる建物の設備が高速通信に対応していない」です。

原因２.住んでいる建物の設備が高速通信に対応していない

楽天ひかりは最大速度1Gbpsの光回線ですが、これは戸建てや一部のマンションでの話です。

設備というのは屋内に配線されたケーブルのことですが、このケーブルの種類次第ではその1/10の速度、100Mbpsまでしか速度が出せない建物があります。

そもそも戸建ての場合は、電柱から自宅まで直接光ファイバーをつなぐことで高速通信(最大速度1Gbps)を可能していますが、マンションはそうではありません。

マンションの場合、電柱から共有スペースまでを光ファイバーでつないで、そこから各部屋までは「光配線方式」「VDSL方式」「LAN方式」という3つの配線方式のうちどれか1つを採用しています。

光配線方式

光配線方式は、光ファイバーを使用した配線方式です。

光ファイバーなので、通信速度は最大1Gbpsです。

この方式は光回線を新たにマンション内に通す必要があるため、物理的な理由で光配線方式が導入されていないことがあります。

VDSL方式

VDSL方式は、電話回線を使用した配線方式です。

光配線方式が利用できないマンションであっても、電話回線は各部屋まで引かれているので、それを利用しているのがVDSL方式です。

ただし、電話回線は最大100Mbpsまでの通信速度しか出せません。

LAN方式

LAN方式は、LANケーブルを使用した配線方式です。

現在販売されているLANケーブルのほとんどが最大1Gbps以上ですが、このLAN方式は光配線方式の登場以前に採用されているので、昔の最大100Mbpsのケーブルが使われていることがほとんどです。

他の2つの方式と比べ、LAN方式が採用されている建物は少ないでしょう。

このとおり、3つの配線方式の中で高速通信(最大速度1Gbps)に対応しているのは「光配線方式」のみなのです。

部屋内に「光」又は「光コンセントSC」と記されたコンセントがあれば光配線方式です。

反対にそのコンセントがなければVDSL方式かLAN方式が採用されています。

配線方式を変更するには、オーナーや管理組合などと話し合い、建物全体で大がかりな改修工事を行う必要があります。

しかし、改修工事には多額の費用がかかりますし、物理的に工事できない場合もあるので、改築や改修のタイミングと合致しない限り難しいでしょう。

つまり、VDSL方式やLAN方式から光配線方式に変更することはほとんど不可能で、通信速度は遅いままということです。

反対に光配線方式の建物にお住まいで、1つ目の原因として説明したIPv6対応のルーターを使用していれば、楽天ひかりが出せる最大の通信速度が出ているはずですよ。

戸建てにお住まいの方も含みますが、この環境でも遅いと感じている場合は、楽天ひかりのベストパフォーマンスでも満足できていないということです。

残念ながら楽天ひかりは、数ある光回線の中で、最も遅い部類の光回線なのです。

楽天ひかりと主要な光回線の速度比較

サービス名	平均速度
ソフトバンク光	310Mbps
ドコモ光	270Mbps
ビッグローブ光	261Mbps
so-net光	240Mbps
楽天ひかり	229Mbps

プロバイダーとは、楽天ひかりという「道路(回線)」を使って、インターネット上の情報を運ぶ「自動車(プロバイダー)」のようなものです。

光回線を快適に利用する為には「道路」も大事ですが、情報を速く運ぶための「自動車」の性能も重要になってくるのです。

このように重要な役割をしているプロバイダーですが、楽天ひかりには楽天ブロードバンドというプロバイダーしかありません。

そもそも楽天ひかりも含めて上で挙げた光回線は、全てNTTから回線を借りて提供しているサービスなので、同じ「道路」を使用しています。

同じ「道路」を使用しているのに通信速度に差があるのは「自動車」の違いです。

これが3つ目の原因ですが、この楽天ブロードバンドという「プロバイダーが優秀ではない」のです。

原因３.プロバイダーが優秀ではない

プロバイダーの情報を運ぶ能力は、保有しているサーバーによってかわってきます。

サーバーの処理能力が低い場合、アクセス数が増えると回線が混雑して、通信速度が低下したりします。

楽天ブロードバンドが保有しているサーバーは、この処理能力が脆弱だと言われているのです。

楽天ひかりのプロバイダーは楽天ブロードバンドだけなので、プロバイダーの変更はできません。

つまり、今の状態がお客様の環境でできる、楽天ひかりのベストな状態なので、それで満足できていないのであれば、他の光回線に乗り換えるしかありません。

乗り換えるならソフトバンク光がベスト

先ほどの速度比較を見てわかる通り、ソフトバンク光は光回線の中でも通信速度が速いサービスです。

そしてもう1つ、ソフトバンク光は他社の違約金・工事費を最大¥100,000還元してくれるというキャンペーンが魅力です。

楽天ひかりは2年契約ですが、まだ契約してから2年たっていない人も多くいると思います。

そんな人でも、違約金が¥100,000を超えることはまずないので、リスクなく乗り換えることができます。

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楽天ひかりは、楽天ポイントが貯まったり、以前は基本料金が1年間無料になったりと、料金面で魅力があった光回線です。

その一方で、速度面で強みのある光回線ではありません。むしろ最低レベルの光回線です。

快適にインターネットを利用したいのであれば、早急に他の光回線への乗り換えを検討してください。

その中でも、ソフトバンク光であれば、乗り換えにかかる費用も実質無料で行えますよ。