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ホームルーターを選ぶ際の判断基準
WiMAXとドコモ home 5G、結局何を基準に選べばいい?
通信費全体を考えるなら『お使いのスマホキャリア』で選ぶのが正解です。
ホームルーター選びで後悔しないための最も重要な判断基準は、お客様がお使いのスマホキャリアに合わせることです。
なぜなら、両サービスには通信速度やデータ容量、端末スペックといった基本的な性能面で、体感できるほどの大きな差はなくなってきているからです。
性能が同等レベルであるならば、次に注目すべきは「ご家庭の通信費全体」です。
ここで最も大きな影響を与えるのが、「スマホとのセット割」の存在にほかなりません。
例えば、お客様がドコモのスマホをお使いなら、「ドコモ home 5G」を選ぶと「home 5G セット割」が適用され、ご家族全員のスマホ代が永年最大1,210円割引されます。
反対に、auやUQモバイルのスマホをお使いなら、「WiMAX」を選ぶことで「auスマートバリュー」や「自宅セット割」が適用され、同様にスマホ代が安くなります。
このように、基本的なサービス品質が拮抗している今、ご自身のスマホキャリアを軸に選ぶことこそが、トータルの通信費を最も抑えられる合理的な選択と言えますね。
では、この結論に至った背景をさらに詳しくご理解いただくため、次の章で両サービスの違いを具体的に比較していきましょう。
WiMAXとドコモ home 5Gの7つの違いを徹底比較
WiMAXとドコモ home 5G、具体的には何がどう違うの?
料金・速度・エリアなど主要7項目で比較します。性能差は小さく、セット割が鍵ですよ。
前の章で「ホームルーター選びはスマホセット割が重要」とお伝えしましたが、「本当に速度や機能に大きな差はないの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
たしかに、両サービスにはそれぞれ異なる特徴があります。
ここからは、WiMAXとドコモ home 5Gの違いを、以下の7つの主要な項目に分けて、専門家の視点から客観的に徹底比較していきます。
この詳細な比較をご覧いただければ、なぜ「スマホセット割」が最終的な決め手となるのか、きっとご納得いただけるはずですよ。
1. 月額料金・端末代金はWiMAXが安い
結局、毎月支払うお金はどっちが安いの?
2年間の『実質料金』で比較すると、WiMAXプロバイダの方が安くなる傾向にあります。
まず、最も気になる料金面から比較していきましょう。
結論から言うと、月額料金だけでなく、端末代金や割引、キャッシュバックをすべて考慮した「実質料金」で比較した場合、WiMAXの方がドコモ home 5Gよりも安くなります。
ただし、ここで非常に重要な前提知識があります。
「WiMAX」は、UQ WiMAX(本家)の回線を借りて、GMOとくとくBB、BIGLOBE、エコスマWiMAXなど、非常に多くの「プロバイダ(代理店)」が独自のサービスとして販売しています。
そのため、どのプロバイダから申し込むかによって、月額料金、端末代金の支払い方法、キャッシュバック額が全く異なります。
これは「ドコモ home 5G」も同様で、ドコモ公式以外に、GMOとくとくBBなどの代理店が独自の特典(キャッシュバックなど)を付けて販売している窓口があります。
そこで今回は、各社の最新キャンペーン情報(※2025年10月現在)に基づき、「24ヶ月(2年)利用」した場合の、公平な「2年実質月額」を算出しました。
主要ホームルーター 料金・特典 詳細比較(24ヶ月利用時)
| サービス名 | プラン基本料 | 端末代金 (総額) (支払い回数) | 主な特典 (CB・割引) | 2年実質月額 (※2) |
|---|---|---|---|---|
| ドコモ home 5G (GMO窓口) | 5,280円 | 71,280円 (実質無料・36回払) | 20,000円相当 CB | 約5,574円 |
| GMOとくとくBB (WiMAX) | 4,807円 | 27,720円 (実質無料・24回払) | 14,000円 CB | 約4,361円 |
| エコスマWiMAX | 3,750円 | 27,720円 (有料・24回払) | CBなし | 約5,042円 |
| BIGLOBE WiMAX | 4,433円 | 27,720円 (有料・24回払) | 13,000円 CB + 24ヶ月間 割引 | 約5,178円 |
※1. 「実質無料」プラン(ドコモ, GMO)は24ヶ月解約時の端末残債を、
「有料」プラン(エコスマ, BIGLOBE)は端末代金の総額を記載しています。
※2. 2年実質月額 = [ (プラン料×24ヶ月) + 事務手数料(3,300円)
+ (※1の端末代負担額) – (特典総額) ] ÷ 24ヶ月 で計算しています。
計算したところ、「GMOとくとくBB (WiMAX)」が、2年間の実質料金で最も安いことがわかりました。
これは、GMOとくとくBB (WiMAX) がご指摘の通り「24回払い・実質無料」のプランを採用しており、24ヶ月で解約した場合の端末代負担が、残債 0円で済むからです。
一方、ドコモ home 5Gも「実質無料」プランですが、36回払いのため、24ヶ月解約時には高額な残債(23,760円)が発生し、実質料金が割高になります。
この記事では、これ以降の比較において、WiMAXの代表として(2年利用で最安である)「GMOとくとくBB (WiMAX)」を基準に進めていきます。
2. 通信速度はドコモ home 5Gが優位!ただし利用環境が速度を左右する
実際のところ、速いのはどっち?
平均実測速度はドコモ home 5Gが速いですね。ただ、WiMAXも動画視聴には十分な速度です。
料金の次に、通信速度を比較してみましょう。
大前提として、ホームルーターの通信速度は、サービス(回線)そのものだけでなく、お客様が使用する「端末(ルーター本体)」の性能にも大きく左右されます。
そこでこの記事では、それぞれのサービスで提供されている最新機種(※2025年10月現在)を基準に、公平に速度を比較します。
- ドコモ home 5G:「HR02」
- WiMAX:「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」
よく、これらの機種のカタログに記載されている「最大通信速度(理論値)」という言葉を目にしますが、これはあまり参考になりません。
ドコモ home 5G(HR02)もWiMAX(L13)も下り最大4.2Gbpsと同じ値ですが、これは技術規格上の最大値であり、実際の利用速度(実測値)とは大きく異なります。
そこで、最新の実測速度データを参考に、平均実測速度を比較してみましょう。(※2025年10月現在)
ホームルーター 平均実測速度 比較
| サービス名 | ドコモ home 5G (HR02) | WiMAX (L13) |
|---|---|---|
| 平均下り速度 (ダウンロード) | 188.7 Mbps | 119.4 Mbps |
| 平均上り速度 (アップロード) | 18.4 Mbps | 25.9 Mbps |
| 平均Ping値 | 43.6 ms | 50.6 ms |
出典:みんなのネット回線速度
用語解説
- Ping値とは
- データの送受信にかかる「応答速度」のこと。数値が小さいほどラグ(遅延)が少なく、オンラインゲームやビデオ会議などで重要になります。
このデータを見ると、平均下り速度(ダウンロード)は、ドコモ home 5GがWiMAXを大きく上回る結果となっています。
応答速度(Ping値)もドコモ home 5Gの方がやや優れていますね。
一方で、平均上り速度(アップロード)はWiMAXが速いという結果です。
確かに、ダウンロード速度だけを見ればドコモ home 5Gが明確に優位です。
しかし、WiMAXの「119.4 Mbps」という速度も、高画質な4K動画の視聴に必要な速度(推奨20~25Mbps)を超えており、一般的な用途では十分快適なレベルです。
また、ホームルーターの速度は、「利用する場所が、基地局から近いか遠いか」「間にコンクリートなどの障害物がないか」「利用者が多い時間帯で、ネットワークが混雑していないか」といった、お客様それぞれの「利用環境」によっても大きく左右されます。
そのため、データ上はドコモ home 5Gが優位ですが、WiMAXでも十分快適な速度が期待でき、お客様のご自宅の環境次第ではWiMAXの方が速くなる可能性もゼロではありません。
3. データ容量・速度制限は両サービスとも実質無制限
速度制限が心配なんだけど、データ容量は使い放題?
どちらもデータ容量は実質無制限です。ただし、ネットワーク混雑回避のための制限は存在します。
データ容量に関しては、WiMAXとドコモ home 5Gはどちらも「実質無制限」で利用可能です。
かつてのWiMAXには「3日間で15GBまで」といった厳しいデータ容量制限があり、使いにくいイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、現在はその制限が撤廃・緩和されています。
ドコモ home 5Gも、サービス開始当初から月間データ容量の上限は設けていません。
ただし、どちらのサービスにも共通の注意点が一つあります。
それは、「一定期間内に極端に大量のデータ通信を利用した場合」や「ネットワークが混雑する時間帯」において、通信速度が一時的に制限される可能性がある、という点です。
これは、特定のユーザーが回線を占有してしまうことを防ぎ、他の利用者も含めた通信品質全体を公平に保つための措置です。
とはいえ、この制限は非常に緩やかなものです。
高画質な動画の長時間視聴やSNS、Webサイトの閲覧といった「通常利用」の範囲であれば、速度制限を気にする必要はほとんどありません。
データ容量については、両サービスとも安心して利用できるレベルにあると言えますね。
4. 提供エリアはWiMAXの「プラスエリアモード」も考慮
どっちのほうが、つながるエリアが広いの?
ドコモ網は地方・山間部に強いですが、WiMAXにはau回線で弱点を補う『プラスエリアモード』があります。
利用できるエリアの広さも重要な比較ポイントですね。
ドコモ home 5Gは、文字通り「ドコモの5Gおよび4G LTE網」を利用します。
一方、WiMAXは「auの5G/4G LTE網」と、WiMAX独自の「WiMAX 2+網」という複数のネットワークを自動で切り替えて利用しています。
一般的に、NTTドコモのネットワークは人口カバー率が高く、特に地方や山間部などでのつながりやすさに強みがあると言われています。
そのため、ご自宅が都心部から離れている場合は、ドコモ home 5Gの方が電波を掴みやすい可能性があります。
しかし、WiMAXにもエリアを補強する強力なオプションがあります。
それが「プラスエリアモード」(月額1,100円、対応プロバイダのみ)です。
さらに、au・UQモバイルのスマホセット割(auスマートバリュー/自宅セット割)を適用しているお客様は、このオプション利用料(1,100円)が無料になります。
用語解説
- プラスエリアモードとは
- WiMAXの通常モード(スタンダードモード)よりも、さらに広いauのエリア(プラチナバンド)を利用できる有料オプションです。プラチナバンドは、建物内や地下、山間部などにも届きやすい周波数の電波で、通常モードでは電波が入りにくい場所での通信を安定させられます。
このモードを利用すれば、WiMAXの電波が届きにくい場所でも、auの広いプラチナバンド回線で通信できる可能性が高まります。
ただし、プラスエリアモードで利用できるデータ容量は月間30GBまでという上限がある点には注意が必要です。(※セット割で利用料が無料のお客様も、30GBの上限は同様に適用されます。)
あくまで標準モードの電波が入りにくい場合の「切り札」として使うのがおすすめですね。
5. スマホセット割は手持ちのスマホに合わせて選ぶのが正解
スマホセット割が決め手になるって、具体的にどういうこと?
ご利用中のスマホがドコモならhome 5G、au・UQならWiMAXを選ぶと、通信費全体が最も安くなります。
これまでの比較で、料金はWiMAXが安く、速度はドコモ home 5Gが優位と、それぞれに強みがあることが分かりました。
しかし、どちらも決定的な差というほどではありません。
だからこそ、ホームルーター選びで後悔しないための最大の鍵は、「ご自身がお使いのスマホキャリアに合わせる」ことです。
なぜなら、この「スマホセット割」による割引額が、ご家庭の通信費全体で見たときに最も大きな節約効果を生むからです。
具体的にどのような割引が適用されるのか、比較表でご覧ください。
スマホセット割 詳細比較
| ご利用中のスマホ | 推奨ホームルーター | セット割 名称 | 割引内容(スマホ1台あたり) |
|---|---|---|---|
| ドコモ | ドコモ home 5G | home 5G セット割 | 永年 最大1,210円/月 割引 |
| au | WiMAX | auスマートバリュー | 永年 最大1,100円/月 割引 |
| UQモバイル | WiMAX | 自宅セット割 | 永年 最大1,100円/月 割引 |
このように、ドコモユーザーならドコモ home 5Gを、au・UQモバイルユーザーならWiMAXを選ぶことで、ご家族全員のスマホ代が毎月安くなります。
どちらのセット割も、ご家族のスマホ代も割引対象となるので、ご家族に同じキャリアのユーザーが多いほど、その割引総額は非常に大きなものになりますね。
ホームルーター単体の料金差(数千円)よりも、セット割による割引総額(数千円~1万円以上になることも)の方が家計に与えるインパクトが大きいため、ご利用中のスマホキャリアに合わせて選ぶことが「正解」と言えます。
6. 端末スペックはほぼ互角!モバイルルーターも選べるのがWiMAXの強み
使う端末(ルーター)の性能に違いはある?
ホームルーター同士の性能は互角です。WiMAXは持ち運び可能な機種も選べるのが強みですね。
次に、実際に利用する端末(ルーター)のスペックを比較してみましょう。
ドコモ home 5Gは「HR02」、WiMAXは「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」というホームルーターが最新機種(※2025年10月現在)です。
ホームルーター端末 スペック比較
| スペック | ドコモ home 5G (HR02) | WiMAX (L13) |
|---|---|---|
| 最大接続台数 | 66台 (Wi-Fi 64台 / 有線 2台) | 34台 (Wi-Fi 32台 / 有線 2台) |
| 有線LANポート | 2ポート (内1つが2.5Gbps対応) | 2ポート (1Gbps対応) |
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
スペックを比べると、最大接続台数や有線LANポートの規格(2.5Gbps対応)など、細かな点ではドコモの「HR02」がわずかに上回っています。
しかし、一般的なご家庭での利用において、Wi-Fiに同時に30台以上接続するようなケースは稀であり、性能差を体感する場面はほとんどないでしょう。
どちらも最新の「Wi-Fi 6」に対応しており、家庭用ルーターとしては十分すぎる性能を持っているため、端末スペックは「ほぼ互角」と言えます。
むしろ、WiMAXの大きな強みは、契約時にホームルーター(据え置き型)だけでなく、持ち運び可能な「モバイルルーター」も選択肢に入る点です。
もしご自宅外(カフェや出張先、旅行先など)でもインターネットを利用したいというニーズがある場合は、WiMAXを選ぶ明確な理由になりますね。
7. 契約期間の縛り(端末残債)はWiMAXが有利
契約期間の縛りや、解約のしやすさに違いはある?
『端末代金の残債リスク』が異なります。ドコモ home 5Gは端末自体が高額なため、2年解約時の残債も高額になります。
最後に、契約の柔軟性、特に「解約時のリスク」について比較します。
現在、どちらのサービスも契約期間自体(例:2年縛り)は設けていないプランが主流です。
しかし、注意すべきは「端末代金の分割払い」です。これが実質的な縛りとして機能します。
特に、料金比較の表でご覧いただいた通り、端末代金そのものや支払いプランが大きく異なります。
ドコモ home 5Gの端末代金は71,280円と非常に高額です。
これは36回(3年)払いの「実質無料」プランですが、もし24ヶ月(2年)で解約した場合、残り1年分の高額な端末残債(23,760円)を支払う必要があります。
一方、WiMAXの端末代金は27,720円です。
最安の「GMOとくとくBB (WiMAX)」は、「24回払い・実質無料」プランです。そのため、24ヶ月利用して解約すれば、端末残債は0円で済みます。(他のエコスマWiMAXやBIGLOBE WiMAXも同様に24回払いで、24ヶ月解約時の残債は0円です。)
このように、将来的な解約のしやすさや残債リスクの低さ(柔軟性)を考慮すると、WiMAXの方が、ドコモ home 5Gより有利と言えますね。
以上で、7つの項目での比較が終わりました。
次の章では、これらの比較結果を踏まえて、お客様の具体的な使い方や目的別に、どちらのホームルーターが最適なのかを解説していきます。
最適なホームルーターの選び方
結局、自分の使い方だと、どっちを選べばいいの?
ここからはお客様の『目的』に合わせて、どちらが最適かをご案内しますね。
料金面では「WiMAX(GMOとくとくBB)」が安く(ただし2年解約時の残債あり)、速度面では「ドコモ home 5G」が優位と、それぞれに強みがあることが分かりましたね。
しかし、それらの差以上に重要な決め手が「スマホセット割」であることもお伝えしました。
この章では、それらの比較結果をすべて踏まえ、お客様の具体的な使い方や目的に合わせて、「結局、どちらを選ぶのが最適なのか」を分かりやすく提案していきます。
ご自身の状況を以下の4つのパターンに当てはめて、最適なホームルーター選びの参考にしてくださいね。
とにかく月々の料金を安く抑えたいなら「WiMAX」
通信速度よりも、「何よりもまず月々の料金を安く抑えたい」というお客様には、WiMAXがおすすめです。
料金比較表をご覧いただくとお分かりの通り、2年間の実質月額料金で比較した結果、ドコモ home 5G(約5,574円)に対して、「GMOとくとくBB (WiMAX)」(約4,746円)が安くなりました。
ドコモ home 5Gはドコモ公式のプランが基本となるため、料金は一律です。
それに対してWiMAXは、GMOとくとくBB、エコスマWiMAX、BIGLOBE WiMAXなど、多くのプロバイダ(代理店)がサービスを提供しています。
各社が独自の割引やキャッシュバックキャンペーンを競い合っているため、お客様自身がその時点で「最もお得なプラン」を選んで契約できるのが最大の強みです。
通信費という固定費をとにかく節約したいというニーズには、WiMAX(特にGMOとくとくBB)が最適ですね。
ドコモのスマホを使っているなら「ドコモ home 5G」
「home 5G セット割」でご家族全員のスマホ代が永年割引になり、通信費全体が非常にお得になるからです。
お客様がドコモのスマホ(eximoやirumoなど)をご利用中の場合、または、ご家族にドコモユーザーが多いのであれば、迷わず「ドコモ home 5G」を選ぶのが最適な選択です。
最大の理由は、強力な「home 5G セット割」が適用されるためです。
この割引は、home 5Gのご契約者様だけでなく、ご家族が使っているドコモのスマホ料金(対象プラン)も、1台あたり永年最大1,210円が割引になるという内容です。
例えば、ご家族4人全員がドコモユーザーであれば、毎月最大4,000円以上、年間では5万円近い通信費が節約できる計算になります。
ホームルーター単体の実質料金(WiMAXの方が安い)を比較するよりも、このセット割を適用させた方が、ご家庭全体の通信費は圧倒的に安くなることがほとんどです。
ドコモユーザーのお客様にとって、ドコモ home 5Gは通信費節約の大きな味方となってくれますよ。
au・UQモバイルのスマホを使っているなら「WiMAX」
「auスマートバリュー」や「自宅セット割」が適用でき、スマホ代を含めた通信費総額が安くなるからです。
お客様がau、またはUQモバイルのスマートフォンをご利用中の場合、ホームルーターはWiMAXを選ぶのが最も経済的に合理的な選択です。
ドコモユーザーがhome 5Gを選ぶ理由と同じく、WiMAXにはau・UQモバイルユーザー向けの強力なセット割が用意されているからです。
auのスマホをお使いなら「auスマートバリュー」、UQモバイルのスマホをお使いなら「自宅セット割」が適用されます。
これにより、ご家族のスマホ代が1台あたり永年最大1,100円割引されます。
ホームルーター単体の実質料金もWiMAX(GMOとくとくBBなど)の方が安い傾向にありますが、さらにこのセット割が加わることで、ご家庭の通信費全体を大幅に節約することが可能になります。
au・UQモバイルユーザーのお客様にとって、WiMAXはトータルの通信費を抑えるための最適なパートナーと言えますね。
外出先や引っ越し先でも使いたいなら「WiMAX」
WiMAXは利用場所の制限がなく、コンセントさえあればどこでも使えます。ドコモ home 5Gは登録住所でしか使えません。
ご自宅以外での利用や、引っ越しの頻度が多いお客様には、WiMAXが圧倒的におすすめです。
なぜなら、ドコモ home 5Gには「契約時に登録した設置場所の住所でしか利用できない」という厳格なルールがあるからです。
引っ越しの際は、その都度、Webや電話で住所変更の手続きを踏まないと利用できませんし、当然ながら外出先や帰省先で使うことはできません。
一方、WiMAXのホームルーター(Speed-Fi HOME 5G L13など)は、利用場所の制限がありません。
コンセントさえあれば、auやWiMAXのサービスエリア内であれば日本全国どこでもインターネットに接続できます。
例えば、急な出張や単身赴任、長期の帰省先で使いたい場合や、引っ越しが多い方にとって、この「持ち運べる」というメリットは非常に大きいです。
さらに、契約時に持ち運び専用の「モバイルルーター」を選べるのもWiMAXだけの強みですね。
利用場所の自由度や柔軟性を重視するなら、WiMAXが最適な選択となります。
まとめ
スマホセット割で選ぶのが正解!au・UQならWiMAX、ドコモならhome 5G
この記事では、人気のホームルーター「WiMAX」と「ドコモ home 5G」を、7つの項目で徹底的に比較してきました。
比較した結果、料金面ではWiMAX(GMOとくとくBBなど)が安く、速度面ではドコモ home 5Gが優位という結果になりました。
また、契約面では、ドコモ home 5Gは端末代金が高額なため、2年で解約した際の残債リスク(23,760円)がWiMAX(9,240円~)より大きいという注意点も分かりましたね。
このように、それぞれに強みや注意点はありますが、それらの差以上に家計に大きな影響を与えるのが「スマホセット割」です。
そのため、どちらを選ぶべきかという問いに対する最も合理的で後悔しない答えは、お客様がお使いのスマホキャリアに合わせることです。
ご自身のスマホキャリアを確認し、ご家庭の通信費全体が最もお得になる、最適なホームルーターを選んでくださいね。
Q&A
「WiMAX ドコモ home 5G」に関するよくある質問
- オンラインゲームは快適にプレイできる?
- 正直なところ、快適なプレイは難しい可能性が高いです。
平均実測速度のPing値(応答速度)は、ドコモ home 5G(43.6 ms)、WiMAX(50.6 ms)でした。
一般的なWeb閲覧や動画視聴には全く問題ない数値ですが、FPSや格闘ゲームなど、コンマ数秒のラグが勝敗を分けるゲームでは、遅延として体感できるレベルです。
有線接続の光回線(Ping値 10ms前後)と比較すると、ホームルーターはどうしてもPing値が大きくなり、不安定にもなりがちです。
RPGやシミュレーションゲームなら問題ありませんが、シビアな応答速度を求めるゲームを「快適に」プレイしたいのであれば、ホームルーターは最適とは言えません。
- 契約前に自宅の電波状況を試せるの?
- WiMAXには15日間のお試し制度があり、どちらのサービスも初期契約解除制度の対象です。
ホームルーターは、ご自宅の電波状況によって速度が大きく左右されるため、契約前に試せるか不安ですよね。
WiMAXには「Try WiMAX」という、15日間無料で端末をレンタルできるお試し制度があります。
実際に利用するご自宅で電波の入り具合や速度をしっかり確認できるため、契約後の「こんなはずじゃなかった」という失敗を防ぐことができます。
また、ドコモ home 5GとWiMAXはどちらも「初期契約解除制度」の対象です。
これは、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、電波状況が不十分な場合や、説明が不十分だった場合などに、違約金なしで契約をキャンセルできる制度です。
- 申し込みから利用開始までどのくらいかかるの?
- Web申し込み後、端末が届けば最短で翌日~数日程度で利用開始できます。
WiMAX、ドコモ home 5Gともに、申し込みはWebで完結し、光回線のような工事の立ち会いなども不要です。
申し込み後に審査があり、端末が発送されます。
多くの申し込み窓口(プロバイダ)では最短で即日~翌日発送に対応しているため、早ければ申し込みの翌日や2~3日後には端末がご自宅に届きます。
端末が届けば、コンセントに挿して簡単な初期設定(Wi-Fiのパスワード設定など)をするだけですぐにインターネットが使えるようになります。
光回線のように1~2ヶ月も待つ必要がないスピーディーさも、ホームルーターの大きな魅力ですね。
いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。
コンセントに挿すだけですぐにネットが使える「ホームルーター」。
とても手軽で便利ですが、特に人気の「WiMAX」と「ドコモ home 5G」を前にして、「結局、自分にはどっちが合っているんだろう?」「料金や速度、本当に違いはあるの?」と、迷ってしまいますよね。
そんなお客様の疑問に明確な答えを出すため、この記事では両サービスを7つの項目で徹底比較します。
先に結論をお伝えすると、ホームルーター選びで後悔しない最大のカギは、「お使いのスマホキャリア」です。
au・UQモバイルをお使いなら「WiMAX」、ドコモをお使いなら「ドコモ home 5G」。
これが、通信費全体を最も節約できる賢い選択となります。
なぜそう言えるのか、この記事で詳しく解説していきますので、最後までお読みいただければ、お客様に最適なホームルーターがどちらなのか、スッキリとご理解いただけますよ。