2024.06.18(更新:2025.06.27)

「ドコモ光」と「ドコモ home 5G」どっちがおすすめ?5つの項目で違いを徹底比較

比較
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「ドコモ光とドコモ home 5G、どちらを選べば良いの?」

ドコモユーザーなら、インターネット回線を選ぶ際、こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、ドコモ光とドコモ home 5Gを徹底比較し、お客様の利用目的やライフスタイルに合わせた最適な選び方をご案内します。

結論を言ってしまうと、安定した高速通信と快適なネット環境を求めるなら「ドコモ光」がおすすめです。

「ドコモ home 5G」は、光回線の工事ができない(したくない)場合や、一時的にインターネット回線を利用したい方におすすめします。

詳しくは本文で解説していきますので、ドコモ光とドコモ home 5G、どちらにしようか悩んでいる方は、ぜひ最後までご一読ください。

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ドコモ光とドコモ home 5Gの「違い」

ドコモ光とドコモ home 5Gってどっちがいいの?

それぞれ利用スタイルが異なりますが、速度の安定性ならドコモ光。工事なしの利便性ならhome 5Gがおすすめです。

ドコモ光とドコモ home 5Gは、どちらもNTTドコモが提供するインターネットサービスですが、その利用形態や特性には大きな違いがあります。

以下の表で、料金、通信速度、工事の有無、利用場所、契約期間といった主要な項目を比較したのでご覧ください。

項目ドコモ光ドコモ home 5G
月額料金戸建て:5,720円
マンション:4,400円
4,950円
初期費用事務手数料+工事費事務手数料+端末代金
セット割ドコモ光セット割home 5Gセット割
最大通信速度1Gbps下り最大4.2Gbps
(5Gエリアの場合)
回線タイプ光回線
(有線)
5G/4Gデータ通信
(無線)
通信の安定性非常に高い利用環境により変動
データ容量無制限実質無制限
工事の有無原則必要
(一部不要な場合あり)
不要
利用場所契約住所のみ登録住所以外では利用不可
契約期間2年定期契約(自動更新)
定期契約なしも選択可
なし
(端末購入は36回払い)

この通り、ドコモ光とドコモ home 5Gには多くの違いがあるので、どちらが適しているかは人によって変わります。

これらを踏まえて、今回は以下の5つの項目で両社を比較していきます。

まずは、料金の違いについて詳しく比較していきましょう。

比較項目1.料金

月額料金はドコモ光とhome 5Gではどっちが安いの?

戸建てならドコモ home 5G、マンションならドコモ光の方が安く利用できます。

インターネット回線を選ぶ上で、料金は非常に重要な要素ですよね。

ドコモ光の月額料金は、戸建て向けのプランとマンション向けのプランで異なり、ドコモhome5Gのプランは1つだけになります。

ドコモ光・ドコモ home 5G 月額料金

ドコモ光ドコモ home 5G
戸建て:5,720円
マンション:4,400円
10ギガ:6,380円
4,950円

※ドコモ光:プロバイダータイプA・2年定期契約の場合の料金

料金を安い順に並べると、ドコモ光のマンションが最も安く、次いでhome 5G、一番高いのはドコモ光の戸建てとなっています。

ちなみに、ドコモ光の月額料金には、光回線の利用料とプロバイダー料金が含まれています。

このプロバイダーは20種類以上の中から自由に選択できるため、サービス内容やサポート体制、キャンペーンなどを比較して選ぶことができます。

用語解説

プロバイダーとは
プロバイダーとは、光回線とインターネットをつなぐ接続事業者のことです。ドコモ光は光回線自体を提供し、プロバイダーがインターネットへの接続サービスを提供しています。

初期費用の実質的な支払いはどちらも少ない

工事費や機器代金は実質無料。ただし短期解約には注意してください。

インターネット回線はどの回線も同じなのですが、契約する際に1度だけ「契約事務手数料」がかかります。

また、ドコモ光は光回線を自宅に引き込むための「工事費」がかかるのですが、home 5Gはモバイル回線なので工事がない代わりにルーターの「機器代金」がかかります。

ドコモ光・ドコモ home 5G 初期費用

ドコモ光ドコモ home 5G
契約事務手数料3,300円3,850円 ※
工事費/機器代金22,000円71,280円

割引特典
実質無料(dポイント還元)
初月932pt+916pt×23回
総額:22,000pt還元
実質無料
1,980円割引×36回
総額:71,280円割引

※ドコモオンラインショップでの契約なら無料

契約事務手数料は、ドコモ光の方が若干安く設定されています。ただし、ドコモオンラインショップから申し込んだ場合、home 5Gの契約事務手数料は無料になります。

工事費や機器代に関しては、どちらも新規加入の割引特典が利用できるため実質無料になります。

ドコモ光は2年契約なので工事費は24回に分割されて請求されます。それと同時に特典で毎月同額のポイントバックがあるため相殺することで実質無料となります。

home 5Gの機器代は36回に分割され請求されますが、毎月同額の割引が入り実質無料となります。

もしも、分割払いの途中で解約した場合は、残っている未払い分を一括請求されてしまうので注意してください。

例えば、home 5Gを2年間利用して解約するとそのタイミングで割引も終了するので、残った月の12ヶ月×1,980円=23,760円が請求されてしまいます。

ドコモ光でも工事がない場合がある
ドコモ光は、既に部屋内にNTTの光回線が引き込まれている場合に限り「無派遣工事」となり、工事業者が訪問する工事を行わなくても開通が可能です。
また、フレッツ光や他社光コラボ回線からの乗り換えの場合、既に引かれている光回線を流用して契約だけドコモ光に切り替えるため工事はありません。(転用・事業者変更

ドコモのセット割はどちらも利用できる

ドコモのセット割が利用できる回線サービスは、現状この2つだけなんです。

ドコモのスマホと、ドコモ光またはhome 5Gをセットで利用することで、ドコモスマホ1回線あたり毎月最大1,210円が割引されます。

ドコモ セット割 詳細

料金プラン割引額
ドコモ MAX
ドコモ ポイ活 MAX
ドコモ ポイ活 20
ドコモ mini
永年1,210円割引
5Gギガホ プレミア
5Gギガホ
ギガホ プレミア
ギガホ
永年1,100円割引
5Gギガライト
ギガライト
ステップ1(~1GB):割引対象外
ステップ2(~3GB):永年550円割引
ステップ3(~5GB):永年1,100円割引
ステップ4(~7GB):永年1,100円割引
eximo永年1,100円割引
irumo9GB・6GB・3GB:永年1,100円割引
0.5GB:割引対象外
ahamo割引対象外

割引対象はドコモ光の契約者と同一の「ファミリー割引」の対象者のみで、最大20回線まで適用させることができます。

割引はスマホ側の料金から割引されるのですが、割引は1回線ごとなので家族でドコモを使っているのであれば割引額は大きくなります。

例えば、eximoを家族で2回線利用している場合、年間26,400円の割引、3回線なら年間39,600円もの割引になるので、ハッキリ言ってドコモユーザーならセット割引を利用しない手はないですよね。

キャンペーンはドコモ光の方が豊富

公式の特典に加えて、独自の特典も付いてくる代理店窓口がお得です。

ドコモ光・home 5Gのキャンペーンは、ドコモの公式から提供される特典と、代理店が独自に提供する特典の2つがあります。

ドコモの公式窓口からの申し込みだと、公式のキャンペーンしか利用ができないのですが、代理店窓口から申し込むことで、公式が展開している初期費用無料と、代理店独自のキャンペーンを利用することができます。

そのため、ドコモ光やhome 5Gを利用する際は、代理店の窓口から申し込むのがお得なのですが、何社かある代理店の中でも「GMOとくとくBB」が総合的に見てメリットが大きいので紹介します。

ドコモ光・ドコモ home 5G キャンペーン

ドコモ光ドコモ home 5G
公式キャンペーン工事費 実質無料
・dポイント20,000ptプレゼント
機器代 実質無料
・dポイント15,000ptプレゼント
GMOとくとくBB
限定キャンペーン
・39,000円キャッシュバック
・Wi-Fiルーター無料レンタル
・ドコモ光専用無料訪問サポート
・セキュリティ1年無料
・20,000円アマゾンギフト券

※2025年6月時点のキャンペーン

このように、GMOの特典はキャッシュバック金額が大きくお得なので、これを利用しない手はありません。

内容的には、公式のものも含めてhome 5Gよりもドコモ光のキャンペーンの方が豊富でお得と言えます。

ということで、料金面では初期費用やキャンペーンの有無によって最終的な負担額が変わるため、ご自身の利用期間と合わせて慎重に比較検討することが大切です。

ドコモ光

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比較項目2.通信速度

快適にインターネットが使えるのはどっちなの?

固定回線のドコモ光の方が速くて安定しているので快適です。

ドコモ光とドコモ home 5Gの根本的な違いは、使っている回線が異なっていることです。

ドコモ光はその名の通り「光回線」を使ったサービス、それに対しhome 5Gはホームルーターというサービスで、スマホと同じモバイル回線を利用して通信を行っています。

どちらの回線においても理論上の最高速度、要するにスペックがあるので、以下にドコモ光とhome 5Gの性能を比べてみました。

ドコモ光・ドコモ home 5G 通信速度

最大速度ドコモ光ドコモ home 5G
下り(受信)最大速度1Gbps5G:4.2Gbps
4G:1.7Gbps
上り(送信)最大速度1Gbps5G:218Mbps
4G:131.3Mbps

インターネット回線の速度の単位は「bps」といい、1秒間に送受信できるデータ量を表しています。この数値が高いと速度が速い(短時間にたくさんのデータのやり取りができる)のです。

ドコモ光の最大速度は、下り上りも同じ1ギガですが、home 5Gは接続している電波によって最大速度が変わるのです。

これはスマホと同じように、5G回線が使える場所では下り最大4.2ギガで通信ができ、エリアを外れてしまうと4G回線しか使えないため下り最大1.7Gbpsになるということです。

上り最大速度に関しては、5G回線であっても218メガ(=0.218ギガ)しか出ていないので、上りのスペックは高くないと言えますね。

インターネットを快適に利用するには、データを送信する(アップロードする)事よりも、WEBサイトや動画などを重いデータを受信する(ダウンロード)する機会が多いため、下りの速度が重要視されます。

そのため、下り最大速度が4倍以上もある「home 5Gの方が実際に使った場合も速いのでは?」と思うかもしれませんが、実測値ではドコモ光の方が速いのです。

実際の通信速度はドコモ光の方が速くて安定している

ドコモ光は、home 5Gよりどのくらい速いの?

下りも上りも200Mbps以上速いですね。

本来、インターネット回線の実際の速度は、ご自身の環境で使ってみないとわからないのですが…

目安としては、その回線を使っている大勢の人が計測した“平均速度”を参考にすると把握しやすいです。

ドコモ光・ドコモ home 5G 平均速度

平均速度ドコモ光ドコモ home 5G
下り速度446Mbps184Mbps
上り速度286Mbps18Mbps

※参照:みんなのネット回線速度

平均速度をみると、ドコモ光は下り400Mbps以上・上りは300Mbps前後。ドコモ home 5Gは下りの速度は出ていますが、上りはかなり遅いことがわかります。

これは、物理的な光ケーブルで繋がっているドコモ光回線よりも、モバイル回線は通信が不安定であるため、最大速度は速くても実際に利用できる速度は落ちてしまうということ。

モバイル回線は、街中にある基地局から発信される電波を受信して通信するのですが、天候や障害物、他の電波の干渉など外的な影響を受けやすいため、速度は不安定なのです。

反応速度もドコモ光の方が速い

オンラインゲームをプレイする方にとって、通信速度以上に重要視されるのが「Ping値(ピン値)」です。

Ping値とは、データがサーバーとデバイス間を往復するのにかかる時間を示す数値で、この数値が低いほどラグ(遅延)が少なく、快適にゲームをプレイできます。

ドコモ光・ドコモ home 5G Ping値

ドコモ光ドコモ home 5G
20.4ms44.9ms

※参照:みんなのネット回線速度

ドコモ光は、Ping値が非常に低い傾向にあります。一般的に20ms程度のPing値が出ることが多く、これはオンラインゲームを快適にプレイする上で理想的な数値です。

特にFPS(ファーストパーソン・シューター)などの瞬時の反応が求められるゲームでは、Ping値の低さが勝敗を左右することもあります。

対してドコモ home 5Gは、無線通信であるため、光回線と比較するとPing値は高くなる傾向にあります。30ms〜100ms以上になることも珍しくありません。

一般的なウェブ閲覧や動画視聴であれば問題ありませんが、オンラインゲーム、特に競技性の高いゲームでは遅延を感じることがあります。

もしオンラインゲームを頻繁にプレイするなら、通信速度の速さだけでなく、Ping値の低さから見てもドコモ光が断然おすすめです。

時間帯別の速度もドコモ光は安定している

また、利用する時間帯によっても影響を受けやすく、特に多くの人がインターネットを利用する時間は速度が落ち込みます。

これは、光回線であっても同じことが言えるのですが、影響はモバイル回線の方が大きいので、時間帯別の下り平均速度をご覧ください。

ドコモ光・ドコモ home 5G 時間帯別通信速度

時間帯ドコモ光ドコモ home 5G
343Mbps216Mbps
354Mbps119Mbps
夕方308Mbps127Mbps
245Mbps135Mbps
深夜367Mbps295Mbps

このように、ドコモ光が遅くなるのは“夕方~夜”の時間帯のみで、速度が落ち込んだとしても1/3程度でそれほど遅くはないのですが、home 5Gは“日中~夜”はずっと半分ぐらいの速度しか出ないのですね。

では、home 5Gは遅いから「インターネットは満足に利用できないのか?」というとそれは違います。一般的なインターネットの用途であれば問題なく利用ができるのです。

home 5Gの上りは遅いがネットの一般的な用途なら問題なし

home5Gが快適に使えない用途ってどんなの?

オンラインゲームやWEB会議などはカクつく可能性がありますね。

インターネットの一般的な用途といえば、ネットサーフィンやSNS、動画視聴が挙げられますが、こういった用途であればhome5Gであっても問題なく利用することができます。

以下にインターネットの用途ごとに必要な速度の目安をまとめました。

必要な通信速度の目安

用途下り速度目安上り速度目安
SNS・メール1Mbps1~3Mbps
WEB閲覧1~10Mbps 1~10Mbps
動画視聴3~30Mbps1Mbps
WEB会議10~30Mbps10~30Mbps
オンラインゲーム30~100Mbps30Mbps 以上

下り速度の目安を見ると、home 5Gの平均速度は180Mbpsなのでどの用途であっても速度は十分。一方で上り速度は平均20Mbpsなので、オンラインゲームは向いていないと言えます。

上り速度が遅いという事は、ゲーム中にプレイヤーのアクションがゲーム画面に反映されるのが遅れる=ラグが発生するということですね。

FPSのようなアクションが激しいゲームでは不利になるというわけですが、パズルゲームやRPGなど速い通信速度を必要としないゲームであれば問題はないと言えます。

また、WEB会議なども1対1であれば問題なくても、大人数の会議になると通信速度がカツカツなので画像がカクついたり音声が途切れたりする可能性はありますね。

そのため、そういった用途をメインで利用するのであれば、上下ともに300M程度の速度が出て時間帯にかかわらず安定しているドコモ光が最適ということです。

このように、通信速度と安定性を総合的に見ると、多くの利用シーンでドコモ光の方が優位性があると言えます。特に、安定した環境で大容量のデータ通信を行いたい場合は、ドコモ光を選ぶのが賢明ですね。

ドコモ光

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比較項目3.提供エリア

提供エリアはどっちが広いの?

どちらも日本全国が提供エリアですが、厳密にはドコモ home 5Gの方が広いですね。

ドコモ光もドコモ home 5Gも提供エリアは日本全国です。

ドコモ光・ドコモ home 5G 提供エリア

ドコモ光ドコモ home 5G
日本全国
戸建て・マンション
日本全国
5G回線・4G回線エリア

ドコモ光に関しては、日本全国の“戸建て”と“マンション”で利用が可能ですが、マンションについてはNTTの光回線設備がある建物に限られます。

と言うのは、ドコモ光はNTTのフレッツ光回線を使った「光コラボ」と言うサービスだからです。

用語解説

光コラボとは
光コラボとは、NTTが所有する“フレッツ光”の回線をドコモのような事業者が借り受けて、事業者が自社のインターネットサービスとして提供すること。

そのためマンションであっても、フレッツ光の設備がない建物ではドコモ光のマンションタイプは利用できないのです。

また、ドコモ光の戸建ての場合は、物理的に光回線を自宅に引き込むため、自宅の近くに電柱がない場合や、電柱から自宅までの配線ルート上に障害物がある場合などは利用ができません。

一方で、ドコモ home 5Gはモバイル回線を使っているので、スマホと同じように電波のエリアは広く、物理的に配線できないという事はないのです。

そのため、home 5Gは場所を選ばず利用することができるため、提供エリアはドコモ光よりも広いと言えます。

ドコモ home 5Gはドコモのスマホが利用できるところであれば、どこでも利用ができる回線ですが快適に高速通信できるのは“5G回線”のエリアだけです。

ドコモ home 5Gは登録住所以外での利用は禁止
ドコモ home 5Gは、あくまで固定型のモバイル回線であるため、自由に持ち運んで利用するといった使い方はできません。
ドコモ側で登録住所以外での利用が確認された場合は“利用停止”になるのでご注意ください。

home5Gが快適に利用できる“5G”エリアは狭い

5G回線のエリアってどこなの?

日本全国の人口が多い地域だけ5G回線が使えます。

ドコモ home 5Gで“5G回線”が使えるのは、人口が多い地域のみで、home 5Gのサービスエリアマップで細かい対応エリアを確認することができます。

ドコモ home 5G サービスエリアマップ

このサービスエリアマップで注意すべき点は、自宅が赤色の「瞬速5G」のエリアになっているかどうかということ。ドコモの5Gエリアには3つ種類があるので表で簡単に説明します。

利用可否速度評価
瞬速5G(28GHz)×爆速
瞬速5G(4.5GHz・3.7GHz)高速
5G(3.5GHz・3.4GHz・2GHz・700MHz)4G並み

まず、紫色の28GHz(ギガヘルツ)は、ミリ波と呼ばれ電波の届く範囲は狭いものの、通信速度は爆速です。ただし、home5Gの専用ルーター「home 5G HR02」はこの電波に対応していないので利用はできません。

次に、オレンジ色の“3.5GHz・3.4GHz・2GHz・700MHzは、4G回線の設備と5Gの基地局を使った電波なので、5Gとはいいつつも速度的には4Gなので遅いのです。

結果、赤色の瞬速5G(4.5GHz・3.7GHz)が利用できるエリアだけが、home5Gを快適に利用することができるのです。

もし、home5Gの利用を検討しているのであれば、まずは自宅で「瞬速5G」が使えるかどうかを確認しましょう。

比較項目4.開通までの期間

インターネットが利用できるようになる期間はどっちが速いの?

開通はドコモ home 5Gの方が早いですね。

ドコモ光とhome 5Gの、申し込みから利用開始(開通)までの期間を比較しました。以下の表をご覧ください。

ドコモ光・ドコモ home 5G 開通までの期間

ドコモ光ドコモ home 5G
戸建て:1~2ヵ月
マンション:2週間程度
オンラインショップ:当日~10日程度
代理店:3週間~4週間

ドコモ光は工事を行う必要があるため、home 5Gと比べると開通まで時間がかかります。

戸建てだと、屋外の工事(電柱から光回線を宅内に入れる工事)に時間がかかるため、開通までは1~2ヶ月程度の時間を要します。

マンションの場合は、屋内の工事のみなので2週間程度で開通できます。

一方で、home 5Gは申し込む窓口によって開通までの期間が変わります。この違いは、ルーター機器が届くまでのプロセスが異なるためです。

ドコモのオンラインショップや、ドコモショップで申し込みをする場合、“当日配送”を利用したり、ショップの在庫状況によってはそのまま持ち帰ることができるので、最短で当日から利用が可能です。

別の窓口としては代理店のWEBサイト(GMOとくとくBBなど)があり、そこから申し込みをする場合は、書面での申込書のやり取りや、審査があるため3週間程度はかかってしまうのです。

そのため、一刻も早く自宅のインターネット環境を整えたい!と言う場合は、ドコモショップやオンラインショップからhome5Gを申し込むのが一番早い方法なのです。

比較項目5.契約期間

どちらにも契約期間の縛りはあるの?

ドコモ光は2年の縛りが基本で、ドコモ home 5Gに契約期間はありません。

ドコモ光は、基本的に2年定期契約(自動更新)が主流です。この2年定期契約プランは、更新期間(契約満了月とその翌月、翌々月)以外の月に解約すると、解約金が発生します。

「定期契約なし」のプランも選択できますが、月額料金が2年定期契約プランよりも高くなります。

契約満了月を過ぎると、自動的に2年間の契約が更新されます。解約金なしで解約したい場合は、更新期間中に手続きをする必要がありますね。

ドコモ home 5Gは、契約期間の縛りはありません。そのため、いつ解約してもサービス自体に対する解約金(違約金)は発生しません。

ただし、初期費用の項目で解説した通り、端末(home 5G HR02)を分割払いで購入している場合、解約時に残りの端末代金が一括で請求される点に注意が必要です。

それでも、契約期間という点では、home 5Gの方が柔軟性が高いと言えますね。

ご自身の利用期間の予定や、将来的に引っ越しの可能性があるかなどを考慮して、どちらの契約形態が合っているかを検討してみてくださいね。

目的別「ドコモ光」と「ドコモ home 5G」の選び方

結局、ドコモ光とドコモ home 5Gどっちを選べばいいの?

インターネットの使い方や住む環境によって最適なものは変わります。

ここまでドコモ光とドコモ home 5Gのさまざまな違いを比較してきました。

ここからは、お客様のインターネットの利用目的やライフスタイルに合わせて、どちらのサービスが最適なのかを具体的に診断していきましょう。

1.安定した高速通信を求めるなら「ドコモ光」

オンラインゲームをよくプレイする方、4Kや8Kなどの高画質動画を頻繁に視聴する方、またはご家族で同時に複数のデバイスをインターネットに接続して利用する方にとって、最も重要なのは通信の「安定性」「速度」です。

このような方には、迷わず「ドコモ光」をおすすめします。

ドコモ光は、光ファイバーケーブルによる有線接続のため、Ping値が非常に低く、ラグ(遅延)が少ない安定した通信環境を提供します。

これにより、オンラインゲームではプレイ中のストレスを最小限に抑え、快適にプレイに集中できます。

また、大容量のデータを安定してダウンロードできるため、動画が途中で止まったり、画質が粗くなったりすることなく、高精細な映像をスムーズに楽しむことができるでしょう。

複数人が同時にインターネット接続をしても、回線速度が落ちにくく、全員が快適にインターネットを利用できるのも大きなメリットです。

少し費用が高く感じたり、工事が面倒に思うかもしれませんが、通信品質を最優先するなら、その投資に見合うだけの価値は十分にあると言えるでしょう。

2.実質的にお得なのは「ドコモ光」

ドコモ光とドコモ home 5G、どちらがお得かは、単純な月額料金だけでなく、初期費用やキャンペーンを含めた「実質的な総費用」で比較することが重要です。

ドコモ光は工事費が発生するものの、公式では工事費無料キャンペーンを実施しており、さらに「GMOとくとくBB」など多くの代理店では高額なキャッシュバックを提供しています。

マンションタイプの方が月額料金は安く設定されていますが、どちらのタイプでも、工事費無料や高額キャッシュバックなどのキャンペーンが豊富に提供されています。

これらのキャンペーンを最大限に活用すれば、初期費用を抑えつつ、2年や3年といった利用期間で見た場合の実質的な月額料金を、home 5Gよりも安くできるでしょう。

一方、home 5Gは端末代金が実質無料になる「月々サポート」があるため初期費用は抑えやすいですが、キャッシュバック額はドコモ光と比較すると控えめな傾向にあります。

したがって、長期的な利用で最大限の費用対効果を求めるなら、ドコモ光の豊富なキャンペーンを積極的に活用することで、よりお得に利用することができます。

ただし、ドコモ光は戸建てとマンションで料金が異なりますし、契約する窓口でキャンペーン内容は大きく異なるため、それによってどちらがお得かは変わります。

3.すぐにネットを使いたいなら「ドコモ home 5G」

「とにかく早くインターネットを使いたい!」といった方には、「ドコモ home 5G」が最適な選択肢となります。

home 5Gは、電源コンセントに挿すだけでWi-Fi環境が整うため、大がかりな工事は一切不要です。これにより、工事に立ち会う手間や、大家さんへの許可取りの心配がなくなります。

特に引っ越しが多い方や、工事の調整が難しい方にとっては、この手軽さは大きな魅力です。

お申し込みから端末が自宅に届き次第、すぐにインターネットの利用を開始できるため、光回線のように工事日程を待つ必要がありません。

「手軽さ」と「スピード感」を重視するなら、ドコモ home 5Gは非常に魅力的なサービスです。

ただし、通信の安定性や速度は光回線に一歩譲る可能性があることを理解した上で検討しましょう。

4.引越しが多いなら「ドコモ home 5G」

学生で数年後に実家に戻る予定がある、単身赴任が多い、あるいは転勤族で数年おきに住居を移動する可能性があるなど、インターネット環境の移動やすさを重視する方には、やはり「ドコモ home 5G」がおすすめです。

ドコモ home 5Gは、引っ越し先で利用する際に、My docomoから登録住所の変更手続きを行うだけでOKです。

複雑な工事の申し込みや立ち会いは不要で、費用もかかりません。

新しい住所でコンセントに挿し直すだけで、すぐにインターネットを再開できるため、引っ越しが多い方にとっては非常に大きなメリットとなるでしょう。

ドコモ光の場合、引っ越しのたびに移転工事が必要になり、その都度工事費用が発生して、工事日程の調整が必要になる手間があります。

ただし、home 5Gは「登録住所以外では利用できない」という制限があるので、出張先や旅行先など、自宅以外に持ち運んで利用したい場合は、モバイルルーターの検討も視野に入れる必要があります。

あくまで「引っ越しが多い自宅での利用」を想定している場合は、home 5Gが非常に便利な選択肢となるでしょう。

ドコモ光

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まとめ

どちらが最適なネット回線は「何を重視するか」によって変わる

今回の記事では、ドコモ光とドコモ home 5Gの料金、通信速度、提供エリア、開通までの期間、そして契約期間といった多岐にわたる側面を比較してきました。

基本的には、安定した高速通信と快適なネット環境を求めるなら「ドコモ光」がおすすめです。

オンラインゲームや高画質な動画視聴、ご家族での複数端末同時利用など、通信品質を最優先する方はドコモ光を選びましょう。光回線ならではの安定性と速度は、一度体験すると手放せませんよ。

ただし、光回線の工事ができない、すぐにインターネット環境が欲しい、引っ越しが多いといった明確な理由がある場合は、「ドコモ home 5G」が最適な選択肢となります。

工事不要で手軽に導入でき、引っ越し時の手続きも簡単なため、手間をかけたくない方には非常におすすめです。

ということで、この記事で解説した比較ポイントを参考に、ぜひ後悔のないインターネット選びをしてくださいね。

ご自身のライフスタイルに合ったサービスを選ぶことで、より快適なデジタルライフを送れるはずです。

Q&A
ドコモ光とドコモ home 5Gに関する“よくある質問と回答”

固定電話は使えるの?
ドコモ光なら“ドコモ光電話”がオプションで利用できます。

ドコモ光では、オプションサービスとして「ドコモ光電話が月額550円で利用することができます。

home 5Gには電話のオプションがないためhomeでんわというサービスを別契約する必要があります。

月額料金は1,078円ですが、スマホのセット割引を利用すると月額550円で使うことができます。

なお、機器代は17,820円ですが36回の分割払いにすることで、同額割引が入り実質無料になります。

ドコモ光10ギガの料金はいくら?
戸建て・マンション共通で月額6,280円です。

ドコモ光10ギガの月額料金は一戸建て・マンション共通で6,280円です。ただし10ギガ対応ルーターが別途かかります。(NTTルーターの場合月額550円)

契約事務手数料・工事費はドコモ光1ギガと同額です。

引っ越しの時はどうすればいいの?
ドコモ光・home 5Gともに移転手続きが必要です。

ドコモ光・home 5Gともに移転手続きをすることで、引っ越し先でも継続して利用が可能です。

ドコモ光の移転手続き方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

home 5Gの移転手続きは、引っ越し先に機器を持ち込んだあとに、My docomoから住所変更を行ってください。住所変更後に機器の電源を入れれば引っ越し完了です。

解約する場合、解約金はかかるの?
ドコモ光は解約金がかかります。

ドコモ光を2年定期契約で利用している場合、更新月(契約満了月・その翌月・翌々月)の3ヵ月間以外で解約する場合、以下の解約金がかかります。

ドコモ光 解約金
・戸建て:5,500円
・マンション:4,180円

なお、home 5Gは契約期間の定めがないため、いつ解約しても解約金はかかりませんが、機器代の割賦が残っている場合は残債を支払う必要があります。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。