オクトパスエナジーの契約を検討している人のなかには、東京電力より電気代が安いのか、サービス面含めてお得なのはどちらなのか知りたい人も多いでしょう。とはいえ、自分で具体的に比較するのは難しいですよね。
そこで今回は、オクトパスエナジーと東京電力の一般家庭向けプランの特徴や電気料金を徹底比較しました。世帯人数別の年間料金表や、オクトパスエナジーと東京電力の電気代を比較できる料金シミュレーターも用意したので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
幸田海都
エネルギー領域のスペシャリスト。電力・ガス販売業界に従事し現在6年目。現場責任者として月間20社に及ぶ提携企業の情報を精査し、年間4,000世帯の契約締結をサポート。電気・ガスに関連する諸法令を徹底的に遵守し、制度の裏側まで熟知した専門性の高い解説に定評がある。電力自由化以降の複雑な市場において…エネルギー領域のスペシャリスト。電力・ガス販売業界に従事し現在6年目。現場責任者として月間20社に及ぶ提携企業の情報を精査し、年間4,000世帯の契約締結をサポート。電気・ガスに関連する諸法令を徹底的に遵守し、制度の裏側まで熟知した専門性の高い解説に定評がある。電力自由化以降の複雑な市場において、「ごまかしのない誠実な案内」を掲げ、顧客の不利益を排除した中立公平な視点からメディア監修を行っている。
髙橋夏帆
小売電気アドバイザー。ライフスタイルメディアの運営責任者を務めたのち、現在はでんきガイドの運営責任者に従事。「電気をもっと身近に・シンプルに」をモットーにでんきガイドのメディア運営・記事執筆に務めている。電力自由化をきっかけに電力会社を切り替えようとした際、電力会社によって…小売電気アドバイザー。ライフスタイルメディアの運営責任者を務めたのち、現在はでんきガイドの運営責任者に従事。「電気をもっと身近に・シンプルに」をモットーにでんきガイドのメディア運営・記事執筆に務めている。電力自由化をきっかけに電力会社を切り替えようとした際、電力会社によって料金体系やプランが大きく異なったうえ、どんな選び方をしたほうがよいのかつまづいた経験からでんきガイドを設立した。
更新履歴
2026年10月1日
オクトパスエナジーと東京電力の電気料金についてリサーチし、追加情報はありませんでした。
2026年9月30日
オクトパスエナジーと東京電力の電気料金について比較し、新たに記事を公開しました。
オクトパスエナジーと東京電力はどっちがお得?

結論、選ぶプランによってオクトパスエナジーと東京電力のどちらがお得になるかは変わります。
オクトパスエナジーは、エネルギー会社の大手でもある東京ガスがイギリスの企業とともに運営している電力会社で、新電力会社のなかでも盤石な経営基盤を持っています。また、電気の単価が比較的安く設定されているため、一部のプランでは東京電力よりも電気代が安くなる可能性大。はじめて新電力会社に切り替える人や地域電力会社よりも電気代を抑えたい人におすすめの電力会社です。
対する東京電力は、電力自由化以前から長らく電力供給事業を支えてきた圧倒的な実績とインフラの安定性を誇り、新電力のように事業撤退や倒産の心配はほとんどありません。ガスのセット割やポイント還元(くらしTEPCOポイント)、生活駆けつけサポートなどもあり、生活インフラを総合的に支えるサービスも充実しています。東京電力は大手電力会社のサービスの豊富さや安心感を重視したい人に向いているでしょう。
料金体系では「燃料費調整額」に注目しよう!

オクトパスエナジーと東京電力、どちらの電力会社でも基本となる料金体系は以下のとおり。
基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金(+消費税)
両社の料金体系ではとくに以下の料金項目に注目しましょう。
- 燃料費調整額
燃料費調整額とは、火力発電時に必要な石油・天然ガス・石炭の輸入コストの変動を電気代の請求時に反映させた料金項目で、燃料費調整単価×使用量で算出されます。電力会社がそれぞれで設定した基準燃料価格に対して、実際の燃料輸入コストのほうが高い場合は増額、安い場合は減額として燃料費調整単価が決定します。
この燃料費調整額において、東京電力では増額となった場合の上限を設けたプランがあり、従量電灯B/Cがそれにあたります。また、オクトパスエナジーにも燃料費調整額の請求自体がない料金体系のプラン、シンプルオクトパスがあります。
昨今の世界情勢による燃料費調整額の高騰リスクを避けたい場合は、このどちらかのプランを選ぶとよいでしょう。
オクトパスエナジーと東京電力の電気料金を比較しよう
vs東京電力
料金比較シミュレーター
※ 東京電力エリアの料金で計算しています。東京電力の料金は「従量電灯B」で計算しています。
※ 政府補助金の料金は、2〜4月・8〜10月の電気代に反映されています。
※ 1か月は30日として計算しています。
※ 2025年6月〜2026年5月の燃料費調整額を元に計算しています。
※ 再エネ賦課金は4.18円/kWhとして計算しています。
上記は、世帯人数と契約アンペア数を入力すると、オクトパスエナジーの「グリーンオクトパス」「シンプルオクトパス」と東京電力の「従量電灯B」の年間料金を比較できるシミュレーターです。世帯人数や契約アンペアによって電気代は異なるため、自分の条件下で両社の電気代がどのくらい違うのか確認してみましょう。
それぞれのプランをチェックしよう
この章では、オクトパスエナジーと東京電力それぞれの一般家庭向けプランの特徴を解説します。
オクトパスエナジー
- シンプルオクトパス
家電の使用頻度が高い、世帯人数が多いなど電気をたくさん使う人におすすめ。基本料金が0円、毎月単価が変動する燃料費調整額も適用なしのシンプルな料金体系です。ただしこのプランは、契約できる期間が1年間のみ。契約期間満了後は自動的に「グリーンオクトパス」に切り替わる点は留意しておきましょう。 - グリーンオクトパス
東京電力より電気代を安くしたい人はこのプランがおすすめ。東京電力の従量電灯プランよりも電気の単価が安く設定されているため、電気代を抑えられる可能性が高いです。ただし、燃料費調整額においては、オクトパスエナジーの方が燃料費高騰時の増減リスクが高い点は留意しておきましょう。 - KKオクトパス
環境にやさしい電気を使いたい人におすすめのプラン。非化石証書という再生可能エネルギーで発電された電気であることを示す証書分が料金に含まれているため、契約することで実質的に環境にやさしい電気を利用することができます。
東京電力
- 従量電灯B/C
東京電力の一般家庭向けプランで別名「規制料金」と呼ばれます。このプランの燃料費調整額には、増額となった場合の上限が設けられていて、万が一燃料費が大きく値上がりした場合でも増額のリスクを最小限に抑えることが可能です。なお、このプランの電力量料金単価は3段階制で、電気使用量が多くなるほど単価が高くなります。 - スタンダードS/L
東京電力のプランのなかで最も代表的なプラン。基本料金や電力量料金など、基本的な料金設定は従量電灯B/Cと全く同じですが、このプランの燃料費調整額には増額となった場合の上限が設けられていません。 - 夜トク8/12
夜に電気をたくさん使う人におすすめのプラン。日中の電気の単価に比べて夜間の単価が安く設定されているため、日中は仕事で不在にすることが多く、夜に家電を使用する場合が多い人に向いています。なお、夜トク8は午後11時~翌午前7時の8時間が、夜トク12では午後9時~翌午前9時までの12時間が夜間単価が適用されるプランです。
オクトパスエナジーと東京電力の電気料金を比較しよう
この章では、東京電力の代表的なプランである「スタンダードS」とオクトパスエナジーの各プランとの世帯別料金を比較してみました。選ぶプランや世帯人数によって電気代が異なるため、自分の気になるプランの電気料金をチェックしてみてください。

幸田海都
東京電力の従量電灯BとスタンダードSは、料金設定は全く同じ。両プランの違いは燃料費調整額にあり、増額時の上限が設けられているのが従量電灯B、上限がないのがスタンダードSです。
そのため、今回は東京電力のスタンダードSとオクトパスエナジーの各プランを比較しています。
シンプルオクトパス vs スタンダードS
結論、世帯人数が4人以上など電気の使用量が多い家庭ではシンプルオクトパスのほうが安くなる可能性あり。
シンプルオクトパスは基本料金や燃料費調整額がなく、電力量料金と再エネ賦課金のみの分かりやすい料金体系が魅力のプランですが、電力量料金の単価が比較的高めに設定されているため、電気使用量が少ない人にとっては、300kWhまでの単価が比較的安い東京電力の「スタンダードS」のほうが電気代を抑えられるでしょう。
オクトパスエナジーの「シンプルオクトパス」と東京電力の「スタンダードS」の世帯人数別の料金表は以下のとおり。
| 世帯人数 (電気使用量の目安) | オクトパスエナジー シンプルオクトパス | 東京電力 スタンダードS |
|---|---|---|
| 1人世帯 (180kWh/月) | 74,389円/年 | 70,992円/年 |
| 2人世帯 (320kWh/月) | 132,180円/年 | 130,154円/年 |
| 3人世帯 (380kWh/月) | 157,021円/年 | 155,827円/年 |
| 4人以上の世帯 (430kWh/月) | 177,712円/年 | 185,061円/年 |
シンプルオクトパスとスタンダードSの燃料費調整額は2025年6月~2026年5月の燃料費調整単価をもとに計算しています。
2025年8~10月、2026年2~4月の電気代は政府補助による値引きを反映して計算しています。
再エネ賦課金は2026年度単価の4.18円/kWhで計算しています。
グリーンオクトパス vs スタンダードS
結論、グリーンオクトパスのほうが安くなる可能性大。
その理由は、基本的な料金体系は両者とも同じですが、電気の単価がグリーンオクトパスのほうが安く設定されているためです。ただ、燃料費調整額については、グリーンオクトパスのほうが増額リスクが高い点は留意しておきましょう。
燃料費調整額は、電力会社各社が定める基準燃料価格に対して、実際の燃料価格のほうが高ければ増額、安ければ減額として請求書に反映される仕組み。そのため、基準燃料価格を高めに設定している電力会社では増額になりにくく、逆に低めに設定している電力会社の燃料費調整額は増額になりやすい傾向があります。
オクトパスエナジーの場合、東京電力よりも基準燃料価格が低めに設定されているため、燃料費調整額が増額反映されるケースが多いことは留意が必要。とはいえ、基本料金や電気の単価が比較的安いため、東京電力のスタンダードSプランよりは電気代は安くなるでしょう。
オクトパスエナジーの「グリーンオクトパス」と東京電力の「スタンダードS」の世帯人数別の料金表は以下のとおり。
| 世帯人数 (電気使用量の目安) | オクトパスエナジー グリーンオクトパス | 東京電力 スタンダードS |
|---|---|---|
| 1人世帯 (180kWh/月) | 69,536円/年 | 70,992円/年 |
| 2人世帯 (320kWh/月) | 126,055円/年 | 130,154円/年 |
| 3人世帯 (380kWh/月) | 153,875円/年 | 159,566円/年 |
| 4人以上の世帯 (430kWh/月) | 177,937円/年 | 185,061円/年 |
グリーンオクトパスとスタンダードSの燃料費調整額は2025年6月~2026年5月の燃料費調整単価をもとに計算しています。
2025年8~10月、2026年2~4月の電気代は政府補助による値引きを反映して計算しています。
再エネ賦課金は2026年度単価の4.18円/kWhで計算しています。
KKオクトパス vs スタンダードS
結論、1人世帯以外の世帯人数ではKKオクトパスのほうが安くなる可能性あり。
KKオクトパスとスタンダードSの料金体系はどちらも同じですが、KKオクトパスのほうが電力量料金の単価がやや安いため、多くの世帯人数でKKオクトパスのほうが電気代を抑えられます。
とはいえ、KKオクトパスとグリーンオクトパスであれば、グリーンオクトパスのほうが電気代が安いため、オクトパスエナジーのプランを選ぶ際に環境に優しい電気を使うことに強いこだわりがない場合は、グリーンオクトパスを選ぶのがおすすめです。
オクトパスエナジーの「KKオクトパス」と東京電力の「スタンダードS」の世帯人数別の料金表は以下のとおり。
| 世帯人数 (電気使用量の目安) | オクトパスエナジー KKオクトパス | 東京電力 スタンダードS |
|---|---|---|
| 1人世帯 (180kWh/月) | 72,093円/年 | 70,992円/年 |
| 2人世帯 (320kWh/月) | 129,517円/年 | 130,154円/年 |
| 3人世帯 (380kWh/月) | 157,166円/年 | 159,566円/年 |
| 4人以上の世帯 (430kWh/月) | 180,970円/年 | 185,061円/年 |
KKオクトパスとスタンダードSの燃料費調整額は2025年6月~2026年5月の燃料費調整単価をもとに計算しています。
2025年8~10月、2026年2~4月の電気代は政府補助による値引きを反映して計算しています。
再エネ賦課金は2026年度単価の4.18円/kWhで計算しています。
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まとめ
オクトパスエナジーは地域電力会社よりも電気の単価が安く設定されたプランが複数あるため、東京電力よりも電気代を安くしたい人におすすめの電力会社。
一方東京電力は、電力事業の最大手として安定した経営基盤を持ち、ガスのセット割やポイント還元、緊急時のサポート体制なども充実しているため、料金の安さよりも安定性やサービス内容を重視する人に向いています。
とはいえ、どちらの電力会社でも燃料費調整額に上限が設けられていないプランがあり、そのプランでは燃料コストが高騰した際に燃料費調整額も値上がりするリスクがある点は留意しておきましょう。





幸田海都
ただし、東京電力の従量電灯BプランはオクトパスエナジーのグリーンオクトパスやKKオクトパスと比較すると電気代が高くなる可能性があるのは難点。
対して、オクトパスエナジーのシンプルオクトパスは、世帯人数の多い家庭を除いては東京電力よりも電気代が高くなるでしょう。
上記のデメリットを踏まえたうえで、どうしても燃料費調整額の高騰リスクを避けたい場合は、東京電力の従量電灯プランかオクトパスエナジーのシンプルオクトパスを契約するのがおすすめです。