2025.04.11(更新:2025.10.09)

ドコモ光とソフトバンク光を徹底比較!選択の決め手になるのはスマホ割の有無

比較
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

ドコモ光とソフトバンク光、どちらも人気の光回線ですが、いざ選ぶとなると「結局どちらが良いのだろう?」と悩んでしまいますよね。

この記事では、そんなお客様の疑問が解決するように、両社の違いを一つひとつ分かりやすく解説していきますね。

結論から申し上げると、ドコモ光とソフトバンク光の選択は、お客様が現在お使いのスマホキャリアに合わせて「スマホセット割」が適用される方を選ぶのが正解です。

なぜなら、この割引による通信費全体の削減効果が、他のどの要素よりも大きいからです。

ただし、そのシンプルな結論の裏には、「実質的な料金総額」「快適な速度を出すための条件」「工事費に隠された注意点」といった、契約前に知っておかないと後悔しかねない重要な違いが存在します。

この記事を最後までお読みいただければ、基本的な1ギガプランから高速な10ギガプランに至るまで、ご自身の状況で本当に後悔しない選択はどちらなのか、自信を持って判断できるようになります。

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ドコモ光とソフトバンク光の比較一覧

ドコモ光とソフトバンク光はどっちがいいの?

スマホセット割が最もお得なため、ドコモユーザーならドコモ光、ソフトバンク/Y!mobileならソフトバンク光がおすすめです。

ドコモ光とソフトバンク光のどちらを選ぶべきか、その判断材料となる6つの重要な項目について、具体的な数値を交えながらポイントを一覧表にまとめました。

各項目の詳細な解説はこれからじっくりと行いますが、まずはこちらで全体像をご確認ください。

ドコモ光・ソフトバンク光 比較一覧表

比較項目ドコモ光ソフトバンク光
月額料金(1ギガ)戸建:5,720円
マンション:4,400円
戸建:5,720円
マンション:4,180円
月額料金(10ギガ)6,380円6,380円
スマホセット割ドコモ:最大1,210円/台 割引ソフトバンク:最大1,100円/台 割引
Y!mobile:最大1,650円/台 割引
工事費実質無料
(特典でポイント還元)
実質無料
(月額料金から割引)
提供エリア1ギガ:日本全国
10ギガ:一部エリア
1ギガ:日本全国
10ギガ:一部エリア
主なキャンペーンプロバイダ経由で
キャッシュバック
公式で割引を実施

※2025年9月時点の情報です。

用語解説

スマホセット割とは
指定の光回線とスマホをセットで契約することで、毎月のスマホ料金が割引されるサービスのこと。割引は契約者本人だけでなく、条件を満たす家族にも適用されるため、通信費全体を大きく節約できるのが特徴です。

この表から、基本的なスペックは非常に似ていますが、「スマホセット割」の対象キャリアと、「キャンペーン」の仕組みに大きな違いがあることがお分かりいただけると思います。

特に、ソフトバンク光の月額料金は一見安く見えますが、スマホ割を適用するには月額550円のオプション加入が必須となるため、その点を考慮する必要があります。

それでは、次の章から各項目を一つひとつ、詳しく掘り下げていきましょう。

月額料金の比較
総額で選ぶならドコモ光が安い

ドコモ光とソフトバンク光はどちらが安いの?

スマホ割の適用に必要な費用まで含めると、ドコモ光の方が安くなります。

光回線を選ぶ上で、毎月支払うことになる月額料金は最も気になるポイントの一つですよね。

ここでは、1ギガプランと10ギガプラン、それぞれ戸建てとマンションに分けて料金を詳しく比較していきます。

1ギガプラン:スマホ割の必須オプションに注意

1ギガプランの料金は、どちらがお得?

ソフトバンク光のスマホ割適用に必要なオプション料金(550円/月)を考慮すると、ドコモ光の方がお得です。

まずは、最も多くの方が利用する1ギガプランの料金から見ていきましょう。

1ギガプラン 月額料金表

ドコモ光ソフトバンク光
戸建て5,720円5,720円
マンション4,400円4,180円

この表だけを見ると、戸建ては同額、マンションはソフトバンク光の方が月額220円安く見えます。

しかし、ここには注意すべき点があります。

ソフトバンク光でスマホセット割を適用するためには、「光BBユニットレンタル」などを含むオプションパック(月額550円)への加入が必須条件なのです。

つまり、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーが最もお得に利用するための実質的な月額料金は以下のようになります。

  • 戸建て: 5,720円 + 550円 = 6,270円
  • マンション: 4,180円 + 550円 = 4,730円

この料金でドコモ光と比較すると、戸建てでは550円、マンションでも330円、ドコモ光の方が安いという結果になります。

したがって、スマホセット割の適用を前提とするならば、基本料金はドコモ光の方がお得と言えます。

10ギガプラン:実質料金はドコモ光が有利

10ギガプランの料金はどうなってるの?

10ギガプランは、必須となる対応ルーターのレンタル代まで含めると、ドコモ光の方が安くなります。

次に、より高速な通信を求める方向けの10ギガプランの料金を見ていきましょう。

10ギガプランは、1ギガプランと異なり戸建て・マンションともに同額の料金設定で、スマホセット割も同様に適用できます。

まずは基本料金をご覧ください。

10ギガプラン 月額料金表

ドコモ光ソフトバンク光
6,380円6,380円

※2025年10月現在の情報です。

基本料金は完全に同額ですが、10ギガプランを利用するには、両社とも別途10ギガに対応したルーターが必要になります。このレンタル料金に大きな差があります。

  • ドコモ光(GMOとくとくBBの場合): 10ギガ対応ルーターを月額190円でレンタル可能。
  • ソフトバンク光: スマホ割用のオプションパック(月額550円)に加え、10ギガ対応ルーター(ホームゲートウェイ)のレンタル料として月額550円が必須。

これらの必須料金をすべて含めた実質月額料金は、以下のようになります。

  • ドコモ光(GMO): 6,380円 + 190円 = 6,570円
  • ソフトバンク光: 6,380円 + 550円 + 550円 = 7,480円

このように、10ギガプランでは月額710円もの差がつき、ドコモ光の方が明確に安くなることがわかります。

次は、インターネットの快適さを左右する「通信速度」について比較していきましょう。

通信速度の比較:速さを引き出すための「条件」に違いあり

ドコモ光とソフトバンク光、実際に使ったときの速度はどちらが速い?

どちらも快適な速度は出ますが、そのための「条件」が異なります。

インターネット回線のスペックで「最大1Gbps」と書かれていても、それはあくまで理論上の最大値。

実際に私たちが利用するときの「実測値」がどれくらい出るのかが、快適さを左右する最も重要な指標です。

ここでは、実際のユーザーの速度報告を集計したサイトのデータを参考に、リアルな通信速度を比較していきましょう。

1ギガプラン:プロバイダ選びが速度の鍵

1ギガプランの実際の速度はどれくらい?

平均すると両社とも470Mbps前後と非常に高速です。ただしドコモ光は、選ぶプロバイダによって速度が大きく変わる点に注意が必要です。

まずは、標準的な1ギガプランの実測値を見てみましょう。

1ギガプラン 平均実測値

ドコモ光ソフトバンク光
平均下り速度467Mbps475Mbps
平均上り速度401Mbps424Mbps
Ping値20.2ms15.7ms

出典:みんなのネット回線速度
※2025年10月時点のデータ
※Ping値は数値が小さいほどラグが少ないことを示します。

ご覧の通り、両社の実測値にほとんど差はなく、どちらも400Mbpsを超える非常に高速な通信が可能です。

この速度であれば、高画質な動画の視聴やオンラインゲーム、大容量データのダウンロードなど、あらゆる用途で快適にご利用いただけます。

しかし、ドコモ光の速度は、契約する「プロバイダ」の品質に大きく左右されるという特徴があります。

ドコモ光 プロバイダ別 通信速度

プロバイダ平均下り速度
OCNインターネット559Mbps
GMOとくとくBB490Mbps
@nifty426Mbps
BIGLOBE423Mbps
BB.excite373Mbps
So-net352Mbps
DTI311Mbps
楽天ブロードバンド199Mbps
hi-ho137Mbps

出典:みんなのネット回線速度

高品質な通信方式(IPoE IPv6)に対応した「GMOとくとくBB」のような優良プロバイダを選べば、回線が混雑しやすい夜間でも安定した高速通信が期待できます。

逆に、プロバイダ選びを間違えると速度が出ない原因になります。

一方、ソフトバンク光のプロバイダは「Yahoo! BB」に固定されており、お客様が選ぶことはできません。

その代わり、快適な速度を出すための条件はシンプルです。

前の章で解説したスマホ割の適用に必要となるオプションパックに含まれる「光BBユニット」という専用機器をレンタルすること。

この機器を使うことで初めて「IPv6高速ハイブリッド」という高速通信が利用可能になるため、実質的に高速通信が標準装備されていると考えてよいでしょう。

10ギガプラン:プロゲーマー向けの超高速通信

10ギガプランは、どんな人におすすめなの?

一瞬のラグも許されないオンラインゲーマーや、大容量データを扱うクリエイター向けのプランです。

次に、圧倒的な速度を誇る10ギガプランの実測値を見てみましょう。

10ギガプラン 平均実測値

ドコモ光ソフトバンク光
平均下り速度1,177Mbps890Mbps
平均上り速度1,132Mbps993Mbps
Ping値18.6ms14.9ms

出典:みんなのネット回線速度
※2025年10月時点のデータ
※Ping値は数値が小さいほどラグが少ないことを示します。

1ギガプランとは比較にならないほどの超高速な数値が出ていることがわかります。

正直なところ、ほとんどの方にとってはオーバースペックとも言える速度です。

10ギガプランが真価を発揮するのは、以下のような特定のニーズを持つ方々です。

  • コンマ1秒を争うオンラインゲーム(特にFPSなど)をプレイするヘビーユーザー
  • 4K/8K動画の編集など、ギガ単位の大容量ファイルを日常的に送受信するクリエイター
  • 家族複数人が同時に高画質動画のストリーミングやオンラインゲームをするご家庭

上記に当てはまらない一般的な使い方であれば、コストパフォーマンスの面からも1ギガプランで十分満足できる可能性が高いでしょう。

通信速度は、お客様のインターネットの使い方に合わせてプランを選ぶことが大切です。

続いては、この記事の結論にも大きく関わる「スマホセット割」について詳しく見ていきましょう。

スマホセット割の比較
キャリアに合わせて選ぶのが正解

スマホと光回線をセットにすると、どんな割引があるの?

ドコモ光はドコモ、ソフトバンク光はソフトバンク/Y!mobileのスマホ代が、毎月1,000円以上割引になります。

これまでも触れてきた通り、ドコモ光とソフトバンク光を選ぶ上で最も重要な決め手となるのが、この「スマホセット割」です。

ご自身の通信費全体にどれだけの影響があるのか、割引額や適用条件を詳しく見ていきましょう。

スマホセット割 詳細比較表

ドコモ光ソフトバンク光
割引名称ドコモ光セット割おうち割 光セット
対象キャリアドコモソフトバンク
Y!mobile
割引額
(1台あたり)
ドコモ
最大1,210円/月
ソフトバンク:最大1,100円/月
Y!mobile:最大1,650円/月
適用条件ドコモのスマホと
ドコモ光をセットで利用
ソフトバンク/Y!mobileのスマホと
ソフトバンク光をセット利用
+指定オプション(月額550円~)
への加入が必須
対象となる
家族の範囲
三親等以内の親族
(同居・別居問わず最大20回線)
同居の家族(恋人・友人等も可)
または別居の家族(親戚も可)
(最大10回線)

※2025年10月現在の情報です。

この表から分かる通り、選択の基準は非常にシンプルです。

ドコモのスマホをお使いならドコモ光、ソフトバンクまたはY!mobileのスマホをお使いならソフトバンク光を選ぶことで、毎月の通信費を大きく節約できます。

特に注目すべきは、ソフトバンク光がY!mobileユーザーに対して最大1,650円という非常に大きな割引を提供している点です。

これは、格安SIMを利用している方にとって大きなメリットと言えるでしょう。

また、割引が適用される家族の範囲にも違いがあります。

ドコモ光は「三親等以内の親族」と非常に範囲が広く、離れて暮らす親戚なども含めて最大20回線まで割引を組めるのが特徴です。

一方、ソフトバンク光は同居していれば恋人や友人でも対象になる柔軟さを持っています。

このスマホセット割は、もちろん10ギガプランを契約した場合でも同様に適用されます。

ご自身の家族構成や利用状況に合わせて、どちらがより大きなメリットをもたらすかを確認してみてください。

次は、事務手数料や工事費といった「初期費用」について比較していきます。

 

ソフトバンク光

SoftBank/Y!mobileならコレ

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  • 2年間の料金実質¥833/月節約
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その他、工事費最大¥31,680実質無料・SoftBankのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

初期費用の比較
両社とも工事費はキャンペーンで「実質無料」

契約するときにかかる初期費用はいくらなの?

両社ともキャンペーンによって工事費は「実質無料」になります。

光回線を導入する際、月額料金とは別に「契約事務手数料」「開通工事費」という初期費用が発生します。

契約事務手数料:WEB申込がお得

契約時に一度だけ支払う手数料として、両社とも3,300円が必要です。

まず、契約時に必ず発生するのが契約事務手数料です。

これはプランや申し込み内容にかかわらず、一律で発生する費用です。

契約事務手数料

申込方法ドコモ光ソフトバンク光
Web申込3,300円3,300円
店舗申込4,950円4,950円

このように、ドコモショップやソフトバンクショップといった店舗で申し込むと、Webサイト経由での申し込みよりも1,650円高く設定されています。

対面で相談したいなどの特別な理由がない限り、Webサイトから申し込むことで手数料を安く抑えるのが賢い選択と言えるでしょう。

開通工事費:「実質無料」の仕組みと注意点

どちらも短期解約すると工事費の残債が発生する点に注意が必要です。

次に、高額なイメージのある開通工事費です。

戸建て・マンションともに料金は同額で、分割で支払っていくのが一般的です。

開通工事費(戸建て・マンション共通)

ドコモ光ソフトバンク光
一括払い22,000円31,680円
分割払917円×24回1,320円×24回

※2025年10月現在の情報です。

この工事費が、キャンペーンによって両社とも「実質無料」となります。

ただし、その仕組みと注意点が異なります。

ドコモ光の工事費実質無料

ドコモ光では、工事費相当額が「dポイント(期間・用途限定)」で還元される仕組みです。

分割払いの期間に合わせて、毎月一定額のdポイントが進呈され、結果的に工事費負担がゼロになります。

ポイントでの還元なので、通信費の支払い以外にも使えるのがメリットです。

ソフトバンク光の工事費実質無料

ソフトバンク光では、工事費の分割払い金額と同額が、毎月の月額料金から割引される仕組みです。

例えば、24回払いであれば、24ヶ月間にわたって月額料金から工事費分割分が引かれ、負担がゼロになります。

短期解約時の残債リスクに注意

両社に共通する最大の注意点は、この「実質無料」キャンペーンが、一定期間の継続利用を前提としていることです。

もし、工事費の分割払いが終わる前に解約してしまうと、その時点で残っている工事費(残債)を一括で支払う必要があります。

例えば、24回払いのうち12ヶ月で解約した場合、残りの12回分の工事費が請求されてしまいますのでご注意ください。

次は、そもそも自宅で利用できるのか、という最も基本的な問題、「提供エリア」について比較します。

提供エリアの比較
両社ともNTT回線利用のため違いはない

ドコモ光とソフトバンク光は、どちらの方が広いエリアで使えるの?

どちらも同じNTTの回線網を使っているため、提供エリアは全く同じです。

どれだけサービス内容が魅力的でも、ご自宅が提供エリアに入っていなければ契約することはできません。

しかし、ドコモ光とソフトバンク光の提供エリアに関しては、心配無用です。

1ギガプラン:提供エリアは日本全国

1ギガプランは、NTTのフレッツ光が使える場所なら、日本全国どこでも利用できます。

ドコモ光とソフトバンク光は、どちらもNTT東日本・西日本が敷設した光ファイバー網(フレッツ光)を利用してサービスを提供する「光コラボレーション」というモデルの事業者です。

用語解説

光コラボレーション(光コラボ)とは
NTTから光回線を借り受けた事業者が、独自のサービスや価格で提供するモデルのこと。これにより、利用者は多様な選択肢から自分に合った光回線サービスを選べるようになりました。

これはつまり、NTTのフレッツ光が提供されているエリアであれば、日本全国ほぼどこでもドコモ光・ソフトバンク光のどちらも利用可能である、ということを意味します。

NTT系の光回線は日本全国の99%でご利用可能。メリットは、工事なしで開通できるケースが多いこと。デメリットは、混雑によって通信品質が低下しやすいこと。

両社の間で提供エリアの広さに差は全くありませんので、エリアを理由にどちらかを選ぶ、ということはありません。

10ギガプラン:提供エリアは一部地域のみ

10ギガプランも全国で使えるの?

10ギガプランのエリアはNTTの「フレッツ 光クロス」に準ずるため、まだ一部の都心部に限られます。

超高速通信が可能な10ギガプランですが、こちらの提供エリアもドコモ光とソフトバンク光で違いはありません。

両社とも、NTTが提供する「フレッツ 光クロス」という10ギガ専用の回線網を利用しているためです。

しかし、この「フレッツ 光クロス」の提供エリアは、2025年現在、まだ大都市の一部地域などに限定されており、1ギガプランのように全国どこでも使えるわけではありません。

エリアは順次拡大されていますが、10ギガプランをご検討の場合は、お申し込みの前に必ず公式サイトでご自身の住所が提供エリアに含まれているかを確認することが必須です。

提供エリアの確認はこちら
10ギガプランに限らず、1ギガプランもお住まいの建物の状況によっては利用できない場合があります。お申し込みの前にお住まいのエリアを検索することをおすすめします。
・NTT東日本 フレッツ光 提供エリア検索
・NTT西日本 フレッツ光 提供エリア検索

それでは次に、総支払額に大きく影響する「キャンペーン」について比較していきましょう。

キャンペーンの比較
高額キャッシュバックを狙うならドコモ光が有利

申し込み時の特典は、どちらの方がお得?

高額な現金キャッシュバックを狙うなら、ドコモ光の方が有利な傾向にあります。

契約の最後の後押しとなるのが、申し込み時に受け取れるキャンペーン特典です。

申し込み窓口によって内容は大きく異なりますが、ここでは最も一般的な傾向を比較します。

ドコモ光:プロバイダ経由のキャッシュバックが高額

公式サイトよりも「GMOとくとくBB」のような優良プロバイダのサイトから申し込むのが、最も高額な特典を受け取るためのポイントです。

ドコモ光は、公式窓口(ドコモショップや公式サイト)から申し込むよりも、提携しているプロバイダのキャンペーンサイトから申し込む方が、はるかにお得になるケースがほとんどです。

特に、当サイトでも推奨している「GMOとくとくBB」は、常に業界最高水準のキャッシュバックキャンペーンを実施しています。

このキャッシュバックは、有料オプションへの加入を条件としない場合が多く、純粋な特典として受け取れるのが大きな魅力です。

ただし、キャッシュバックの受け取りには、開通から数ヶ月後に送られてくる案内メールに従って、ご自身で手続きを行う必要がある点には注意が必要です。

 

ソフトバンク光:公式の「乗り換え特典」が強み

公式キャンペーンが中心で、特に他社からの乗り換え時に発生する違約金を負担してくれる特典が強力です。

ソフトバンク光のキャンペーンは、公式サイトで実施されているものが中心となります。

その中でも特に強力なのが「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」です。

これは、現在利用中の他社回線を解約する際に発生する違約金や工事費の残債などを、最大10万円までソフトバンクが負担してくれるというものです。

高額な解約費用がネックで乗り換えをためらっている方にとっては、非常に心強い内容と言えるでしょう。

そのため、ソフトバンク光は新規契約の方よりも、他社からの乗り換えを検討している方に特にメリットの大きいキャンペーンと言えます。

ソフトバンク光

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まとめ

ドコモ光とソフトバンク光はスマホキャリアに合わせて選ぶのが正解

ここまで、様々な角度からドコモ光とソフトバンク光を比較してきましたが、結論は冒頭でお伝えした通り、非常にシンプルです。

ドコモのスマホをお使いならドコモ光、ソフトバンクまたはY!mobileのスマホをお使いならソフトバンク光を選ぶ。

これが、通信費全体で考えて最もお得になる、後悔のない選択と言えます。

なぜなら、月額料金やキャンペーンの差額よりも、毎月適用されるスマホセット割の割引総額の方が、家計に与えるインパクトが圧倒的に大きいからです。

また、両社は同じNTTの光回線網を利用しているため、通信速度のポテンシャルや提供エリアの広さといった基本品質に差はありません。

さらに、高額な工事費も両社が実施するキャンペーンによって「実質無料」になるため、初期費用で有利不利がつくこともないのです。

光回線選びは複雑に感じられるかもしれませんが、この「スマホキャリアに合わせる」という基本ルールさえ押さえておけば、大きく間違うことはありません。

この記事で得た知識をもとに、ご自身の状況に最適な光回線を選び、快適なインターネットライフをスタートさせてください。

Q&A
ドコモ光とソフトバンク光に関する“よくある質問と回答”

ahamo、povo、LINEMOなどは、スマホセット割の対象なの?
残念ながら対象外です。

ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO」といった、各キャリアが提供する格安プランは、ドコモ光やソフトバンク光のスマホセット割の対象外となります。

これらのプランは、単体で料金が安く設定されている代わりに、各種割引が適用されない仕組みになっているためです。

しかし、これはデメリットばかりではありません。

セット割に縛られる必要がないため、お客様はドコモ光やソフトバンク光に限らず、月額料金の安さやキャンペーンの魅力など、ご自身の価値観で最もお得だと感じる光回線を自由に選べるというメリットがあります。

ドコモ光からソフトバンク光へ乗り換えるときの手続きは面倒?
「事業者変更」という簡単な手続きで乗り換え可能です。

ドコモ光とソフトバンク光は、どちらも同じNTTのフレッツ光回線網を利用した「光コラボレーション」事業者です。

そのため、一方からもう一方へ乗り換える際は、新たな工事が不要な「事業者変更」という手続きで簡単に行えます。

事業者変更の簡単な流れ

  • 現在契約中の光回線事業者(例:ドコモ光)に連絡し、「事業者変更承諾番号」を発行してもらう。
  • 乗り換え先の事業者(例:ソフトバンク光)に、「事業者変更」として申し込み、取得した番号を伝える。

この手続きの最大のメリットは、工事の立ち会いが不要な上、インターネットが利用できなくなる期間(不通期間)が発生しないことです。

面倒な手間なく、スムーズに乗り換えが完了します。

Wi-Fiルーターはレンタルできる?
どちらもお得にレンタル可能です。

ドコモ光の場合、「GMOとくとくBB」をはじめとする優良プロバイダ経由で申し込むと、高速通信(IPoE IPv6)に対応した高性能なWi-Fiルーターを永年無料でレンタルできます。

ご自身でルーターを用意する必要がないため、非常にお得です。

ソフトバンク光の場合、スマホセット割(おうち割 光セット)を適用するための必須オプションパック(月額550円)に、「光BBユニット」というWi-Fiルーター機能を持った機器のレンタルが含まれています。

つまり、スマホ割を適用する方であれば、自動的にWi-Fiルーターもセットで利用できることになります。

ただし、10ギガプランの場合は、別途対応ルーターのレンタル(有料)が必要になる場合があります。

ドコモやソフトバンク以外のスマホを使っている場合はどちらがお得なの?
スマホセット割が適用されないため、月額料金が安いドコモ光の方がお得です。

auや楽天モバイル、その他格安SIMなど、スマホセット割の対象外となるキャリアをお使いの場合、ソフトバンク光を選ぶメリットは薄くなります。

その理由は、ソフトバンク光で快適な速度を出すために実質必須となるオプションパック(月額550円)が、割引のない純粋な追加費用となってしまうからです。

一方で、ドコモ光にはそのような必須オプションはありません。

プロバイダに「GMOとくとくBB」を選べば、追加料金なしで高性能なWi-Fiルーターがレンタルでき、基本料金だけで快適なインターネット環境が整います。

したがって、スマホセット割が適用されない場合は、余計なオプション費用がかからないドコモ光の方が、総支払額を安く抑えられるためおすすめです。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。