2025.06.05(更新:2025.06.05)

ドコモ光はマンションで使える?料金・速度・配線方式から最適なプランの選び方まで完全ガイド

申し込み
丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

マンションにお住まいで、ドコモ光をご検討中なら、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。

「うちのマンションでも使えるのかな?」「料金はいくらくらい?」「速度は快適?」など、気になる点はたくさんありますよね。

特にドコモのスマートフォンをお使いの方にとって、「ドコモ光」はセット割もあって非常に魅力的な選択肢です。

この記事では、そんなドコモ光のマンションタイプについて、料金プランの詳細、気になる通信速度、お住まいの建物の配線方式、そして失敗しないプロバイダ選びまで、知りたい情報を分かりやすく解説します。

この記事が、あなたのマンションと使い方にぴったりのドコモ光プランを見つけるお手伝いになれば幸いです。

無料INEブロードバンド 回線診断

お住まいの地域の1番安い回線を一発検索!

住宅タイプ・スマホ(携帯)のキャリアに適した回線を選ぶだけ!
あなたの地域で使える1番安い回線を比較できます。

  • 住宅タイプ

  • スマホ
    キャリア

  • 郵便番号

  1. NURO光
    ロゴ画像
    ロゴ画像

    総額124,000円のキャッシュバック!

    実質766円/月

    通常5,200
    • 現金2万円付与
    • 継続利用で最大6万円付与
    • SoftBank永年割引
  2. NURO光
    ロゴ画像
    ロゴ画像

    総額124,000円のキャッシュバック!

    実質766円/月

    通常5,200
    • 現金2万円付与
    • 継続利用で最大6万円付与
    • SoftBank永年割引
  3. NURO光
    ロゴ画像
    ロゴ画像

    総額124,000円のキャッシュバック!

    実質766円/月

    通常5,200
    • 現金2万円付与
    • 継続利用で最大6万円付与
    • SoftBank永年割引

ドコモ光はマンションでも利用可能?提供エリアと確認のポイント

うちのマンションで、ドコモ光って使えるの?

まず、お住まいのマンションが“フレッツ光”に対応しているか、提供エリアを確認しましょう。

マンションでドコモ光を検討する際、最初に確認すべきことは、お住まいのマンションがNTTのフレッツ光提供エリア内かどうかです。

これがクリアできなければ、残念ながらドコモ光を利用することはできません。

というのは、ドコモ光はNTT東日本・西日本が提供している「フレッツ光」の回線設備を借り受けて、ドコモが自社のサービスとして提供している「光コラボレーションモデル」の一つです。

用語解説

光コラボレーションモデル(光コラボ)とは?
NTT東西から光回線を借り受けた事業者(ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光など)が、独自のサービスや料金プランを組み合わせて提供するインターネットサービスのこと。

回線自体はフレッツ光と同じものを使うため、提供エリアや品質は基本的に同等ですが、プロバイダ料金込みの月額料金やキャンペーン内容が事業者ごとに異なります。

お住まいのマンションでドコモ光を利用するためには、大前提として、その建物がドコモ光(つまりフレッツ光)の提供エリアに入っている必要があります。

いくらドコモのスマホをお使いでお得になるとしても、エリア外では残念ながら契約することができません。

さらに、提供エリア内であっても、マンションの場合は建物内の設備状況によって、ドコモ光の「マンションタイプ」が利用できるか、あるいは「戸建タイプ」での契約が必要になるか、場合によっては利用そのものが難しいケースも出てきます。

ですから、「提供エリアの確認」と「ご自身のマンションでの提供プラン種別の確認」が、ドコモ光導入検討の最初のステップとなります。

これを怠ってしまうと、申し込みを進めた後で「うちのマンションでは希望のプランが使えなかった…」ということにもなりかねませんので、しっかりと確認していきましょう。

公式サイトで提供エリアとプラン種別を確認する方法

ドコモ光が自分のマンションで使えるか、どうやって確認するのが一番確実ですか?

NTT東西の公式サイトで、お住まいの住所を正確に入力して検索するのが最も確実な方法です。

お住まいのマンションでドコモ光が利用可能か、そしてどのプランが提供されているかを確認する最も確実な方法は、NTT東日本・西日本のフレッツ光公式サイトで提供エリア検索を行うことです。

これらのサイトでは、郵便番号や住所を入力するだけで、簡単にエリア判定ができます。
検索を行う際のポイントは以下の通りです。

  • 正確な住所を入力する

都道府県、市区町村、番地、建物名、部屋番号まで、できる限り詳細かつ正確に入力しましょう。特にマンション名やアパート名は正式名称で入力することが重要です。

  • 建物タイプを正しく選択する

検索時に「戸建」か「集合住宅(マンションなど)」かを選択する項目があれば、必ず「集合住宅」を選んでください。

上記を入力すると「マンションタイプ」が提供されているか「戸建タイプ」のみの提供かが表示されます。

この時点で、そのマンションで利用できる「プラン」が表示されるため、最大通信速度1Gbpsのプランが利用可能か判断できます。

さらに、お住まいの地域や建物の設備状況によっては、「フレッツ光クロス(10ギガプラン)」プランの提供有無も合わせて表示されることがあります。

つまり、フレッツ光クロスの提供エリアであれば、「ドコモ光10ギガ」も利用ができるという事です。

10ギガプランは提供エリアが限定的なため、エリア検索の段階で利用可否を確認できるのは重要なポイントですね。

このNTTの公式サイトでの検索では、あくまでフレッツ光回線の設備状況(マンションタイプが利用可能か、10ギガ回線が提供されているかなど)が確認できます。

ドコモ光の「タイプA」や「タイプB」といった具体的な料金プランや選択できるプロバイダについては、この検索結果を踏まえて、ドコモ光へ申し込む際に確認・選択していくことになります。

ですので、まずはNTTのサイトで、ご自身のマンションがフレッツ光の「マンションタイプ」提供エリアかどうかをしっかりと確認しましょう。

ドコモ光が提供エリア外だった場合の対処法はこちらをご覧ください。

ドコモ光マンションタイプの料金プランを徹底比較!

ドコモ光 マンションタイプの料金プランって、どれを選べばいいの?

ドコモ光はプロバイダのグループによって料金プランが異なります。特典もプロバイダごとに異なるので選択は慎重に行ってください。

ドコモ光のマンションタイプを利用するにあたって、やはり一番気になるのは料金ですよね。

「毎月いくらかかるんだろう?」「最初にどれくらい費用が必要なのかな?」といった疑問は当然です。

ドコモ光のマンションタイプの料金体系は、大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。

  • 月額料金
    毎月支払う基本的な利用料金です。選択するプロバイダや契約プランによって金額が変わってきます。
  • 初期費用
    新規契約時にかかる費用で、主に契約事務手数料と工事費があります。
  • 割引・特典
    ドコモのスマートフォンを利用している方向けの「ドコモ光セット割」や、プロバイダ独自のキャンペーンなどがあります。

特にマンションタイプでは、選べるプロバイダによって月額料金が異なる「タイプA」と「タイプB」という区分があったり、加えて、超高速通信が可能な「10ギガプラン」の料金も気になりますよね。

この後のセクションで、それぞれの料金プランの詳細、初期費用、そしてドコモユーザーなら見逃せないセット割について、一つひとつ詳しく解説していきますね。

まずは月額料金プランの種類と、それぞれの特徴から見ていきましょう。

月額料金:タイプA・B・単独タイプ・10ギガプラン

ドコモ光のマンション料金、タイプAとタイプBって何が違うんですか?

月額料金と選べるプロバイダが異なります。サービス品質に差はないので、通常は安価なタイプAがおすすめです。

ドコモ光マンションタイプの月額料金は、主に契約するプロバイダや通信速度プランによって変わってきます。

ドコモ光では、提携しているプロバイダを「タイプA」と「タイプB」のグループに分けています。

これらの主な違いは月額料金と選択できるプロバイダの種類です。提供される光回線の通信品質や速度に違いはありません

以下にタイプAとタイプBの主な違いをまとめました。

ドコモ光 1ギガ マンションタイプ料金

タイプAタイプB
月額料金
(2年定期契約)
4,400円4,620円
主な提携プロバイダ【全16社】
・GMOとくとくBB
・OCNインターネット
・@nifty
・BIGLOBE
・DTI
・BB.excite など
【全5社】
・AsahiNet
・@TCOM
・WAKWAK
・TNC
・ちゃんぷるNet
おすすめ度
迷ったらこちらが
おすすめ

使いたいプロバイダが
タイプBにある

このように、タイプAの方がタイプBよりも月額料金が220円安い設定です。

そのため、特定のプロバイダに強いこだわりがなければ、基本的にはタイプAのプロバイダを選ぶのが経済的でおすすめと言えますね。

もし利用するプロバイダにこだわりがあるなら、どちらのタイプに属するか確認しておきましょう。

プロバイダ単独タイプとは?

単独タイプは特定のプロバイダを利用中で、変更できないといった人や、法人の方におすすめです。

ドコモ光には「単独タイプ」という契約方法も存在します。

これは、光回線のみをドコモ光から提供され、プロバイダ契約が含まれていないプランです。

月額料金はタイプAよりもさらに安く設定されています(マンション・2年定期契約で4,180円)。

しかし、別途ご自身で対応プロバイダを探して契約し、そのプロバイダ料金も支払う必要があります

一般的にプロバイダ単独の月額料金は1,000円程度のところが多く、総支払額ではタイプAやタイプBのプロバイダ一体型プランよりも割高になるケースがほとんどです。

また、契約や設定の手続きも別々になるため煩雑になりがちなので、特別な理由がない限り、通常は選択するメリットは少ないと言えるでしょう。

ドコモ光 10ギガプランはマンションでも使える?料金は?

ドコモ光10ギガはマンションでも利用できますが、月額料金は1ギガよりも約2,000円高くなります。

「ドコモ光 10ギガ」は、標準の1ギガプランを大幅に上回る最大通信速度10Gbps(理論値)の超高速通信が可能なプランです。

マンションでも利用できる可能性はありますが、提供エリアがまだ限定的です。

そしてお住まいのマンション自体が10ギガに対応した“光配線方式”の設備を導入している必要がある点に注意が必要です。

月額料金は、1ギガプランよりも高くなります。2年定期契約の場合、マンションタイプでプロバイダ料金込みの月額料金は以下のとおり。

ドコモ光 10ギガ マンションタイプ料金

タイプAタイプB
月額料金
(2年定期契約)
6,380円6,600円
主な提携プロバイダ【全8社】
・GMOとくとくBB
・OCNインターネット
・@nifty
・BIGLOBE
・andline
・@TCOM など
【全3社】
・AsahiNet
・BB.excite
・エディオンネット



オンラインゲームのヘビーユーザーの方や、家族みんなで同時に高画質の動画視聴、大容量ファイルの送受信を頻繁に行うなど、特に通信速度を重視する方にとっては魅力的な選択肢です。

ただし、利用には10Gbps対応のルーターが別途必要になる点も覚えておきましょう。

また、ドコモ光10ギガ限定で以下のキャンペーンをNTTドコモ主体で行っています。

ドコモ光10ギガ限定キャンペーン

基本料金最大6か月ワンコインキャンペーン
 最大6か月間、月額料金が500円で利用できる特典。
 割引総額最大35,280円(タイプAの場合)

dポイント3,300ptプレゼントキャンペーン
 利用開始から7か月目に進呈

これらのキャンペーンは、プロバイダにかかわらず利用できるほか、プロバイダが主体となって実施すキャンペーンとの併用が可能です。

まずは、NTT東西の公式サイトの提供エリア検索から、お住まいのマンションでフレッツ光クロスが利用できるか確認をしましょう。

初期費用:契約事務手数料と工事費

ドコモ光をマンションで契約するとき、最初にかかる費用っていくらくらい?

契約事務手数料の3,300円だけです。工事費はキャンペーンで実質無料になりますよ。

ドコモ光をマンションで新規に契約する際には、月額料金とは別に初期費用が発生します。

主な初期費用は「契約事務手数料」と「工事費」の2つです。

契約事務手数料

ドコモ光の申し込みにあたって最初の1度だけ発生する費用で、金額は3,300円

これはどのプロバイダを選んでも、どのプランで契約しても基本的に同額となります。

新規契約時の標準的な工事費

工事費用は、業者が自宅に来る必要が“ある”か“ない”かで料金が大きく変わります。

工事費は、お住まいのマンションの設備状況や、新たに光回線を引き込む必要があるかどうかによって変動します。

  • 新たに光ファイバーケーブルの派遣工事が必要な場合
    マンションタイプの場合、標準的な工事費は 22,000円 です。
    作業員がご自宅に訪問し、共用部からお部屋までの配線作業や機器の設置などを行います。
  • お客さま宅に既に光コンセントがあり派遣工事が不要な場合(無派遣工事)
    この場合の工事費は 3,300円 です。
    作業員の訪問はなく、送られてくるONU(回線終端装置)などをお客さまご自身で設置・設定します。
  • フレッツ光・他の光コラボからドコモ光に“乗り換える”場合
    この場合は、すでに利用している光回線をそのまま利用し、契約だけドコモ光に切り替えるため工事はないことから、工事費はかかりません(0円)
    なお、フレッツ光からの乗り換えを「転用」、他社光コラボからの乗り換えを「事業者変更」といいます。

上記はインターネット回線のみの標準的な工事を行った場合の料金で、ドコモ光10ギガプランに関しても同額です。

一般的には「派遣工事あり」の22,000円がかかるのですが、以下のようなNTTの光コンセントが部屋内に設置済みの場合に限り「無派遣工事」が適用されます。

光コンセントとは光回線専用のLANケーブル挿し込み口。外付けする独立型と、埋め込み式の一体型がある。住宅内に光コンセントがあるなら、工事済みであると判断してもいい。

画像のように「光」と印字されているのが特徴です。もしこのコンセントがあれば工事がない可能性が高いです。

なお、契約の際に、ドコモ光電話等のオプションサービスを申し込む場合は、追加の工事が必要になるため別途工事費が発生します。

また、フレッツ光や他社光コラボから乗り換える際に、最大通信速度を変更する場合(例:1ギガプランから10ギガプランへ変更など)に関しても、工事費がかかるのでご注意ください。

オプションの工事費
・ドコモ光電話 
 番号継続なし:1,100円
 番号継続アリ:3,300円~
 ※「発信者番号表示」などのオプションを利用する場合別途工事費がかかります。

・ドコモ光テレビオプション
 テレビ1台の接続:13,530円~
 テレビ2~4台の接続:31,460円~
 ※宅内の配線状況によっては追加料金がかかります。

工事費無料キャンペーンについて

工事費無料特典では毎月dポイントがプレゼントされ、24か月間で工事費相当のポイントをもらうことができます。

ドコモ光では工事費が実質無料になるキャンペーンを実施しています。

  • ドコモ光公式「新規工事料無料特典」

現在、ドコモ光公式では「ドコモ光新規工事料無料特典」が実施されています。(2025年6月時点)

この特典は、「ドコモ光(2年定期契約)」を新規でお申込みいただき、お申込み月を含む7か月以内に利用開始された場合に、標準工事費に相当するdポイント(期間・用途限定)が進呈されるというものです。

dポイントは24か月に分割されて進呈されるため、ドコモ光を24か月間継続利用すれば、実質的に工事費が無料になるということ。

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 途中で解約すると、dポイント進呈も終了となるため、工事費残額が一括請求される
  • 土日・祝日工事の追加工事料(3,300円)、オプション工事の料金などは別途発生
  • フレッツ光からの転用や提携CATV事業者からの変更の場合は、この特典の対象外


この特典を利用する場合は、dポイントのアカウント登録が必要なので、事前に準備をしておきましょう。

また、進呈されるdポイントは、ドコモ光の利用開始日の翌々月に進呈され、有効期限は進呈月を含む6か月間です。

期間・用途限定ポイントのため、使えるサービスや商品が限られているため、「d払い」のキャッシュレス決済で利用するのがおすすめです。

ドコモユーザーならセット割でお得に!これが最大のメリット

ドコモスマホとのセット割ってどんなメリットがあるの?

『ドコモ光セット割』では、スマホ料金が永年割引になります。ご家族のスマホも対象なので大変お得ですよ。

ドコモのスマートフォンをご利用の方にとって、ドコモ光を選ぶ最大のメリットと言えるのが「ドコモ光セット割」です。

これは、ドコモ光とドコモの対象スマホプランをセットで利用することで、スマホの月額料金が永年割引になる非常にお得なサービスです。

割引額はご契約のスマホプランによって異なり、例えば「eximo」や「irumo(3GB以上のプラン)」などをご利用の場合、1台あたり永年最大1,100円/月が割引されます(irumoの0.5GBプランは対象外、一部プランでは割引額550円/月)。

さらに嬉しいポイントは、このセット割がご家族のドコモスマホも対象になる点です。

主回線から三親等以内のご家族であれば、離れて暮らしている方でも対象となり、最大20回線まで割引が適用されます。

家族みんなでドコモを使っているなら、通信費全体を大幅に節約できるチャンスですね。

適用条件は、ドコモ光の契約者とドコモの携帯電話回線の契約者が同一名義であること(または家族であることの確認)、そして対象となる料金プランを利用していることです。

ドコモユーザーであれば、このセット割を活用しない手はありません。

マンションタイプの速度は配線方式で異なる

マンションタイプの「配線方式」ってなに?それによって料金も変わるの?

“配線方式”とは建物内のケーブルの種類のことです。これが通信速度に大きく影響するんですよ。ただし、月額料金はどの配線方式でも変わりません。

マンションで光回線を利用する際、意外と見落としがちですが非常に重要なのが、お住まいの建物内の「配線方式」です。

これは、電柱からマンションの共用スペースまで引き込まれた光ファイバーケーブルが、そこから各お部屋までどのような種類のケーブルで接続されているか、その方式のことを指します。

この配線方式の違いが、インターネットの最大通信速度に直接的な影響を与えるのです。

「え、じゃあ速い方式の建物だと料金も高くなるの?」と心配されるかもしれませんが、ドコモ光のマンションタイプをご利用の場合、どの配線方式であっても月額料金は基本的に同じです。

つまり、同じ料金を支払っていても、お住まいのマンションの設備(配線方式)によって、実際に享受できる通信速度のポテンシャルが変わってくるということになります。

主な配線方式は以下の3種類があり、それぞれ特徴や期待できる速度が異なります。

  • 光配線方式
    共用スペースから各お部屋まで、すべて光ファイバーケーブルで接続。最も高速で安定した通信が期待できます。
  • LAN配線方式
    共用スペースまでは光ファイバー、そこから各お部屋へはLANケーブルで接続。比較的高速な通信が可能です。
  • VDSL方式
    共用スペースまでは光ファイバー、そこから各お部屋へは既存の電話回線(メタルケーブル)を利用。他の方式に比べると速度は劣る傾向にあります。

「自分の住んでいるマンションはどの方式なんだろう?」「それぞれの方式で、具体的にどれくらいの速度が見込めるの?」といった点が気になりますよね。

これら3つの配線方式それぞれのメリット・デメリット、期待できる実測値の目安、そしてご自身のマンションの配線方式を確認する方法について、一つひとつ詳しく解説していきます。

光配線方式:速度目安 200Mbps~600Mbps

光配線方式は、お部屋まで直接光ファイバーケーブルで接続するので、最も高速で安定した通信が期待できます。最大1Gbpsの速度を活かしやすいですよ。

マンションの3つの配線方式の中で、最も高速で安定した通信が期待できるのが「光配線方式」。多くのマンションがこの方式に対応しています。

この方式では、マンションの共用スペースに引き込まれた光ファイバーケーブルが分岐されて、各お部屋に設置する光コンセントまで直接光ファイバーケーブルで接続されます。

電柱から来た光回線の品質を損なうことなく、そのままお部屋まで届けられるイメージですね。

そのため、ドコモ光のマンションタイプ(1ギガプラン)が持つ最大通信速度1Gbps(理論値)というポテンシャルを最も活かしやすいのが大きなメリットです。

用語解説

「理論値」とは?
技術規格上の最大値のこと。
実際の通信速度は、回線の混雑状況、ご自宅のルーターやパソコンの性能、マンション内の同時利用者数など様々な要因によって変動します。
また、光ファイバーは外部からの電磁ノイズの影響を受けにくいため、通信が安定しやすいという特徴もあります。

実際の通信速度(実測値)の目安としては、ご利用の環境や時間帯、接続機器の性能にも左右されますが、一般的に下り(ダウンロード)で200Mbps~600Mbps程度、上り(アップロード)でも同様の良好な速度が期待できることが多いです。

高画質の動画視聴やオンラインゲーム、大容量ファイルの送受信など、速度と安定性が求められる使い方をする方には最適な配線方式と言えるでしょう。

デメリットとしては、工事の際に建物の内側にある電話線の配管を利用し、光ケーブルを配線する必要があるため、工事に若干時間がかかるという事。

とはいえ、30分~1時間程度なので致命的なデメリットではありません。

また、すでに光回線の配線が済んでいる部屋(光コンセントがある部屋)であれば、無派遣工事が適用されるため、新しく始める人であればメリットとも言えます。

LAN配線方式:速度目安 50~80Mbps

LAN配線方式の最大速度は100Mbpsですが、干渉が少ないので比較的高速な通信が期待できます。

「LAN配線方式」とは、マンションの共用スペースまでは光ファイバーケーブルが引き込まれ、そこから各お部屋へはLANケーブルを使って配線されている方式です。

お部屋の壁にLANケーブルを直接差し込めるポート(差込口)が設置されているのが、この方式の一般的な特徴となります。

ドコモ光(マンションタイプ)の場合、このLAN配線方式での最大通信速度は100Mbpsです。

実際の通信速度の目安としては、比較的良好な環境であれば50Mbps~80Mbps程度となることが多いです。

光配線方式の最大1Gbpsと比較すると速度は控えめになりますが、この速度でも、一般的なインターネットの利用には十分対応できます。

ただし、負荷の大きな用途(ご家族複数人で同時利用、大容量のデータの取り扱い、オンラインゲームなど)で利用するような場合は、光配線方式に比べて少し物足りなさを感じるかもしれません。

VDSL方式:速度目安 30~50Mbps

VDSL方式は既存の電話回線を利用するため、他の2つの方式に比べて速度は最も遅いです。


「VDSL方式」は、3つの配線方式の中で、一般的に最も通信速度が遅い方式です。

この方式では、マンションの共用スペースまでは光ファイバーケーブルが引き込まれていますが、そこから各お部屋へは既存の電話回線(メタルケーブル)を利用して接続します。

そのため、お部屋の壁にはモジュラージャック(電話線の差込口)があり、そこにVDSLモデムを接続してインターネットを利用します。

VDSL方式の最大通信速度は100Mbpsです。

しかし、電話回線はノイズの影響を受けやすく、また共用スペースからの距離が遠くなるほど信号が減衰しやすいという特性があるため、実際の通信速度は大幅に低下することが少なくありません

実測値としては、比較的条件が良くても30Mbps~50Mbps程度となることが多いです。上りの速度はさらに遅くなる傾向があります。

特に、利用者が多い夜に時間帯では、同時に多くの人がインターネットを利用するため速度が不安定になることが多いのです。

ウェブサイトの閲覧やメールといった軽い作業であれば問題ないことが多いですが、高画質の動画視聴やオンラインゲームなど、他の方式に比べて明らかに遅さを感じる場面が出てくるといえます。

もしVDSL方式のマンションにお住まいで、通信速度を重視したいといった人は、他の光回線のマンションタイプ(auひかりなど)の利用を検討してみるのも一つの手です。

自分のマンションの配線方式を確認する方法

うちのマンションがどの配線方式なのか、どうやったらわかるの?

お部屋の壁にあるコンセントの形状を確認したり、マンションの管理会社に問い合わせてください。ただし、ドコモ光の申し込み時に確認するのが確実です。

このように、ドコモ光のマンションタイプの通信速度は、フレッツ光の配線方式によって左右されるため、速度を重視するなら契約前に最大速度を確認しておく必要があります。

ご自身のマンションがどの配線方式を採用しているかを知るには、いくつかの確認方法があります。

室内のコンセント・ポートの形状を確認する

壁に「光」と書かれた差込口や「光コンセントSC」と記載されたプレートがあれば、光配線方式の可能性が高いです。
LANケーブルを直接挿せる差込口(LANポート)があれば、LAN配線方式の可能性が高いです。
上記のような差込口がなく、通常の電話線と同じ形状の差込口(モジュラージャック)だけしかない場合は、VDSL方式の可能性があります。

NTT東西のフレッツ光公式サイトで確認する

NTT東日本・西日本のフレッツ光公式サイトで、提供エリア検索を行った際に検索結果に表示されるサービスプランから配線方式を推測できます。

フレッツ光プラン名配線方式・最大速度
フレッツ光クロス光配線方式
最大10Gbps
東日本:ギガラインタイプ
西日本:スーパーハイスピードタイプ 隼
光配線方式
最大1Gbps
ハイスピードタイプ光配線方式
最大200Mbps
マンションタイプLAN方式・VDSL方式
最大100Mbps

このように、エリア検索結果で判定されたプラン名から配線方式を確認することも可能です。

マンションの管理会社や大家さんに問い合わせる

建物の設備については、管理会社やオーナーに確認するのも一つの手段です。

「ドコモ光(フレッツ光)のマンションタイプを利用したいが、配線方式を知りたい」と伝えてください。

ただし、インターネットの設備の有無は管理しているものの、配線方式までは把握していないケースも多いので注意しましょう。

ドコモ光の申し込み時に確認する

ドコモ光に新規で申し込む際、提供エリアの確認やプラン相談の過程で、オペレーターがお住まいのマンションの設備状況を調べてくれます。

その際に配線方式についても説明があるので、その時に確認することが可能です。

ドコモ光マンションタイプのおすすめプロバイダと選び方

ドコモ光のプロバイダってたくさんあるけど、どれを選んだらいいの?

プロバイダは、キャンペーンの有無とルーターレンタルが無料かどうかで選ぶのおすすめです。

ドコモ光を契約する際には、光回線サービス本体(ドコモ光)に加えて、インターネットへの接続を担う「プロバイダ」を選ぶ必要があります。

「どこを選んでも同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はこのプロバイダ選びが、ドコモ光を快適でお得に利用するための非常に重要なポイントなのです。

ドコモ光で利用する光ファイバーケーブル自体は、どのプロバイダを選んでもNTT東西が提供するものと同じです。しかし、プロバイダによって以下のような点で違いが出てきます。

  • 通信の安定性や速度
    プロバイダが採用している接続方式(IPv6の対応状況)や、レンタルで提供しているWi-Fiルーターの性能で、実際の通信速度や安定性に差が出ます。
  • キャンペーン・特典
    キャッシュバック、dポイント増量、セキュリティソフトの無料提供など、プロバイダごとに独自の魅力的なキャンペーンが用意されています。
  • サポート体制
    問い合わせ窓口の繋がりやすさ、対応時間、サポートの種類(電話、メール、チャット、訪問サポートなど)もプロバイダによって異なります。

つまり、どのプロバイダを選ぶかによって、月々の支払額だけでなく、インターネットの快適さ、そして受けられるサービスの質まで変わってくる可能性があるのです。

この後は、プロバイダを選ぶ際にチェックすべき3つの比較ポイントを踏まえて、おすすめのプロバイダについて詳しく解説していきます。

用語解説

IPv6(アイピーブイシックス)とは?
IPv6とは、ネットワークの混雑を回避できる新しい接続方式のこと。
従来のインターネット接続方式(IPv4)は、利用者が増える夜間などに道路渋滞のように混雑しやすく、速度が低下する原因になることがありました。

それに対して、新しい通信システム「IPv6」は、より新しい広帯域なネットワークを利用するため、混雑しにくいのが特徴。通信速度の向上が期待できます。

結局のところ、どこのプロバイダが良いの?具体的なおすすめプロバイダは?

タイプAのプロバイダで、GMOとくとくBB、OCNインターネット、@niftyの3社が総合的に優れています。

ドコモ光で選べるプロバイダは多数ありますが、ここでは特に人気が高く、それぞれ特徴のあるプロバイダをいくつかピックアップしてご紹介します。

ご自身の利用目的や重視するポイント(料金の安さ、通信速度、特典内容、サポートなど)に合わせて、最適なプロバイダを見つける参考にしてください。

なお、キャンペーン内容やキャッシュバック額は2025年6月時点の内容で、時期によって変動するため契約前には各プロバイダの最新情報をご確認ください。

おすすめNo.1: GMOとくとくBB

料金面を重視する人はには、高額キャッシュバックと、無料でWi-Fiルーターがレンタルできる、GMOとくとくBBがおすすめです。

GMOとくとくBB サービス内容

内容
タイプ・月額料金タイプA・月額4,400円
平均速度※下り:495Mbps
上り:456Mbps
加入特典①キャッシュバック
1ギガ:39,000円
10ギガ:57,000円
加入特典②ドコモでんき同時申し込み
キャッシュバック
+8,000円
Wi-FiルーターIpv6対応 高性能Wi-Fiルーター
1ギガ:レンタル無料
10ギガ:月額190円(37か月後プレゼント)
サポート訪問設定サポート:1回無料
セキュリティソフト:1年無料

※参照:みんなのネット回線速度

ドコモ光×GMOとくとくBBは、業界トップクラスのキャッシュバックキャンペーンを実施しており、実質料金を大幅に抑えたい方におすすめです。

IPv6対応の高性能なWi-Fiルーターを永年無料でレンタルでき、ドコモ光10ギガ対応ルーターも月額190円という破格の値段でレンタルできます。(参考:NTTルーター 月額550円)

サポートについても充実しているため、以下のような方におすすです。

  • とにかく実質料金を安くしたい方
  • 高性能なWi-Fiルーターをお得に利用したい方
  • 速度と料金のバランスを重視する方
  • 初期設定に不安がある方

お得にドコモ光を始めるなら“GMOとくとくBB”がおすすめです。以下より詳細をご確認のうえ、お問い合わせください。

   

おすすめNo.2OCN インターネット

通信品質と安定性を重視したいなら、プロバイダ大手のOCNが選択肢に上がります。

OCNインターネット サービス内容

内容
タイプ・月額料金タイプA・月額4,400円
平均速度※下り:579Mbps
上り:541Mbps
加入特典キャッシュバック
1ギガ:37,000円
10ギガ:55,000円
Wi-FiルーターIpv6対応 高性能Wi-Fiルーター
1ギガ:レンタル無料
10ギガ:優待販売20,592円→6,780円)
サポート訪問設定サポート:1回無料
セキュリティソフト:1年無料

※参照:みんなのネット回線速度

OCNインターネットは老舗プロバイダとしての実績とNTTグループの安心感があります。

キャッシュバック額はGMOとくとくBBより、若干安くなりますが安定した高速通信が利用できるのが特徴。

標準でIPoE(IPv4 over IPv6)接続に対応しており、さらに高品質な通信を求める方向けに「IPoEアドバンス」といった有料オプションも用意されています。(ドコモ光の標準サービスとは別途契約が必要)

  • 通信の安定性や品質を重視する方
  • サポート面での安心感を求める方
  • NTTブランドにこだわりたい方
  • 初期設定に不安がある方

OCNはドコモのプロバイダでは最速レベルです。詳しいサービス内容はこちらからご確認ください。

  

おすすめNo.3:@nifty(アットニフティ)

キャッシュバック額は上位2社より少ないですが、バランスの取れた特典と安心感を求めるなら@niftyもおすすめです。

@nifty サービス内容

内容
タイプ・月額料金タイプA・月額4,400円
平均速度※下り:377Mbps
上り:415Mbps
加入特典①キャッシュバック
1ギガ:20,000円
10ギガ:35,000円
Wi-FiルーターIpv6対応 高性能Wi-Fiルーター
1ギガ:レンタル無料
10ギガ:優待販売(6,960円)
サポート訪問設定サポート:初月無料
セキュリティソフト:1年無料

※参照:みんなのネット回線速度

@niftyは長年のプロバイダ運営で培ったノウハウがあり、サポート体制にも一定の評価があります。

キャッシュバック特典に加えて、Wi-Fiルーターのレンタルやセキュリティソフトの優待など、バランスの取れた特典を提供しています。以下のような方には@niftyがおすすめです。

  • 大きなキャッシュバックだけでなく、その他の特典も欲しい方
  • 実績のあるプロバイダで安心して利用したい方

@niftyはサポートやセキュリティも重視したい方に最適です。詳細はこちらからお問い合わせください。

  



上記はあくまで代表的な例です。この他にも、「So-net(ソネット)」や「BIGLOBE(ビッグローブ)」など、多くのプロバイダがそれぞれ特色あるサービスやキャンペーンを展開しています。

プロバイダ選びで最も大切なのは、ご自身のインターネットの利用状況や、何を最も重視するか(料金、速度、サポート、特典など)を明確にすることです。

その上で、複数のプロバイダの公式サイトをじっくりと比較検討し、ご自身に最適なプロバイダを見つけてくださいね。

ドコモ光 マンションタイプの開通までの流れ

ドコモ光をマンションで使いたいんだけど、申し込みってどうすればいいの?

ドコモ光の申し込みは公式サイトからの申し込みだとキャンペーンが異なるので、各プロバイダの窓口から契約してください。

ドコモ光を使いたいと思っても、「何から手をつければいいの?」「手続きが複雑そう…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

とはいえ、基本的な流れさえ押さえておけば、スムーズに申し込みから開通まで進めることができます。

ドコモ光をマンションで利用開始するまでの大まかなステップは、以下のようになります。

  • 提供エリア・プランの確認とプロバイダ選択
    お住まいのマンションでドコモ光が利用可能か、どのプランが提供されているかを確認し、契約するプロバイダを選びます。
  • 選択したプロバイダの窓口からお申し込み
    プロバイダが決まったら、そのプロバイダの窓口から申し込み手続きを行います。
  • 工事日の調整と実施
    新規で回線工事が必要な場合は、工事日を調整し、日程が決まったら管理会社(管理人)に連絡。
    当日は工事に立ち会い。無派遣工事の場合は、ご自身で機器を接続します。
  • 機器の接続と設定
    すでに配送されているONU(またはVDSLモデム)やルーターを接続し、インターネット接続の設定を行えば利用開始です。

申し込みから実際にインターネットが使えるようになるまでの期間は、お住まいのエリアや建物の状況、申し込み時期の混雑具合によっても異なりますが、一般的には2週間程度を見ておくと良いでしょう。

ただし、引越しシーズン(3月~4月頃)や年末年始などは工事が混み合い、通常より時間がかかることもありますので、早めの手続きがおすすめです。

ドコモ光マンション利用時の注意点とよくある質問

ドコモ光をマンションで使う上で、何か気をつけることってある?

契約期間や解約金、お引越しや退去時の手続きなど、事前に知っておくと安心な点がいくつかあります。

ドコモ光をマンションで快適に利用するためには、申し込み前にいくつか知っておきたい注意点がありますので紹介します。

注意点1:契約期間と解約金

ドコモ光は2年間の定期契約となり、契約満了月とその翌月・翌々月の更新月以外に解約すると解約金がかかります。

ドコモ光には、契約期間の縛りがないプランも用意されていますが、多くの方が月額料金の割引メリットがある「2年定期契約」プランを選ばれます。

契約期間の有無による料金比較 プロバイダ:タイプA の場合

契約期間1ギガ タイプA10ギガ タイプA
2年定期契約4,400円6,380円
定期契約なし5,500円8,030円
差額1,100円1,650円


ただし、2年定期契約プランでは契約期間の途中で解約する場合や、契約満了月の翌月・翌々月(更新月)以外で解約する場合には、解約金が発生します。

解約金は、1ギガなら4,180円、10ギガなら5,500円となっていて、どのタイプも同額です。

とはいえ、2年定期契約で4か月利用すれば、違約金の額よりも毎月割引される額の方が高くなるので、2年定期契約がおすすめです。

更新月に解約すれば解約金はかかりませんので、解約を検討する際は契約更新のタイミングを意識すると良いでしょう。

注意点2:ドコモ光の引越し費用

ドコモ光を引っ越しする場合、移転事務手数料と新居の移転工事費がかかります。

ドコモ光をご利用中に引っ越しをする場合、新居がドコモ光の対応エリア(対応マンション)であれば「移転手続き」を行うことで継続利用できます。

ただし、新居での工事を行う必要があるので、それに伴う移転事務手数料(2,200円)と移転工事費がかかります。

移転工事費は、引っ越し先の場所がNTT東日本・西日本のエリアによって異なります。

引っ越し先派遣工事あり派遣工事なし
NTT東日本内
NTT西日本内
11,000円3,300円
NTT東日本⇔NTT西日本22,000円

例えば、東京都から埼玉県のようにNTT東日本エリア内の引っ越しなら工事費は“11,000円”。

一方、東京都から大阪府のようなNTTの管轄エリアが変わる引っ越しの場合は“22,000円”といったように、エリア内の引っ越しかどうかで料金が変わるのです。

この移転工事に関しては、ドコモ光公式の「新規工事料無料特典」は対象外となります。

つまり、引っ越しの予定が近い場合、ドコモ光を契約すると工事費が追加でかかるということですね。

注意点3:退去時の回線撤去工事

マンションタイプを利用しているなら、基本的に退去時の撤去工事は不要です。

ドコモ光のマンションタイプを利用していて、引っ越しなどで退去が決まった場合、光回線はそのままにしていてもいいの?という疑問がわきますよね。

基本的にドコモ光の回線撤去工事は不要で、室内に設置された光コンセントなどの設備はそのままで問題ありません。

しかし、賃貸契約の条項や、マンションの管理会社・大家さんの意向によっては、原状回復として設備の撤去を求められるケースも稀にあります。

その場合、ドコモ光の撤去工事費は「無料」なので、退去の1か月程度前にドコモ光に依頼をしましょう。

注意点4:思ったより速度が出ない場合の対処法

ドコモ光の通信が不安定な場合は、まずはルーターの再起動や設置場所の変更を試してみてください。

「ドコモ光にしたのに、期待したほど速度が出ない…」そんな時は、以下の対処法を試してみてください。

機器の再起動と設置場所の見直し

まず、ONU(回線終端装置)とWi-Fiルーターの電源を入れ直し(再起動して)みましょう。これだけで改善することも少なくありません。

また、Wi-Fiルーターの設置場所も重要です。電波を遮る障害物のない、床から少し高い開けた場所に置くと電波が届きやすくなります。

接続機器側の確認

特定のパソコンやスマートフォンだけ遅いのか、全ての機器で遅いのかを確認します。

特定の機器だけなら、その機器の再起動や設定、ウイルス対策ソフトの影響などを疑ってみましょう。

LANケーブルで有線接続している場合は、ケーブルが古い規格(CAT5など)でないかも確認ポイントです。

Wi-Fiの設定帯域の確認

Wi-Fi接続の場合は、利用している周波数帯も確認してみましょう。多くのWi-Fiルーターは2.4GHz帯と5GHz帯という2種類の電波を出しています。

2.4GHz帯は電子レンジなど他の家電と電波が干渉しやすく速度が不安定になりがちですが、壁などの障害物には比較的強いです。

一方、5GHz帯は他の電波との干渉が少なく高速で安定した通信が期待できますが、壁などの障害物にはやや弱いという特性があります。

お使いのスマートフォンやパソコンが5GHz帯に対応していれば、Wi-FiルーターのSSID一覧から5GHz帯のもの(名前に「5G」や「A」などが含まれていることが多いです)を選んで接続し直すことで、速度が大幅に改善される場合があります。

上記を試しても改善が見られない場合は、契約しているプロバイダのサポート窓口に相談してみましょう。

ドコモ光マンションタイプが使えなかったときの対処法

もし自分のマンションでドコモ光のマンションタイプが使えなかったら、どうすればいいの?

マンションでも条件によっては戸建タイプを直接引き込めるケースがありますし、工事不要の「ドコモ home 5G」という選択肢もあります。

ここまでドコモ光のマンションタイプについて詳しく解説してきましたが、残念ながらお住まいのマンションの設備状況や提供エリアの問題で、どうしてもマンションタイプが利用できない、というケースも起こりえます。

「じゃあ、快適なインターネットは諦めるしかないの?」と不安に思うかもしれませんが、そんなことはありません。

ドコモ光のマンションタイプが利用できなかった場合でも、インターネット環境を整えるための代替策はいくつか考えられます。主な選択肢としては以下のような方法があります。

それぞれの方法にメリット・デメリットがあり、お住まいの状況や重視するポイントによって最適な選択肢は異なります。

この後のセクションでは、これらの代替策について、それぞれの特徴や確認すべきポイントを詳しく解説していきます。

ドコモ光のマンションタイプが使えなくても、諦めずにご自身に合ったインターネット環境を見つけましょう。

選択肢1:ドコモ光 戸建タイプの導入を検討

大家さんや管理会社の許可が得られれば、戸建タイプを直接お部屋に引き込むことができます。ただし月額料金は高くなります。

お住まいのマンションやアパートでドコモ光のマンションタイプが利用できない場合でも、お部屋に直接「ドコモ光 戸建タイプ」の回線を引き込めるケースがあります。

これは、主にマンションの低層階にお住まいの場合や、建物の構造上、外部から直接光ファイバーケーブルを引き込むことが可能な場合に検討できる方法です。

メリットとしては、戸建て向けの安定した高速通信(最大1Gbps)が利用できるのですが、以下のようなデメリットもあります。

  • 大家さんや管理会社の許可が必須です。外壁への穴あけ工事などが必要になる場合があるため、無断での工事は絶対にできません。
  • 月額料金が戸建タイプ適用となり、マンションタイプより高くなります。(タイプAで月額5,720円)
  • 退去時は撤去工事が必要。建物の共用設備ではなく、個人的に光回線を導入しているため、退去時は原状回復のための撤去が必要になるケースが多いです。事前に管理会社に確認しましょう。

工事内容が大掛かりになる場合や、建物の美観を損ねる可能性がある場合は許可が下りにくいこともあります。

戸建てタイプを導入するハードルはやや高いですが、どうしても光回線を使いたい場合には検討してみる価値のある選択肢です。

選択肢2:ドコモ home 5G(ホームルーター)を利用する

工事不要の「ドコモ home 5G」もおすすめです。
コンセントに挿すだけでWi-Fiが使え、ドコモスマホとのセット割も対応しています。

「ドコモ光の工事が難しい」「もっと手軽にインターネットを始めたい」という方には、工事不要のホームルーター「ドコモ home 5G」も有力な選択肢です。

専用端末が届けば、コンセントに挿すだけですぐにWi-Fi環境が利用可能になる手軽さが最大の魅力。
ドコモの5Gおよび4G LTE回線を利用し、データ容量は無制限で使えます。


ドコモ home 5G
内容
月額料金4,950円
最大速度下り:4.2Gbps  上り:218Mbps
平均速度
(実測値)
下り:186Mbps  上り:18Mbps
機器代金73,260円
→ 実質無料
キャンペーン・3か月間実質0円キャンペーン(dポイント)
・他社解約金還元 最大22,000円(dポイント)
・Amazonギフトカード20,000円分プレゼント
スマホセット割home 5G セット割対応

※参照:みんなのネット回線速度

ドコモのホームルーター「home 5G」は、手軽に自宅をWi-Fi環境にできる優れものですが、速度に関しては光回線には及びません。

光回線と比較すると、時間帯や場所によって通信速度が不安定になったり、ping値(応答速度)が大きくなったりする場合があります。

そのため、ネットサーフィンや動画視聴には支障はないものの、コンマ数秒の遅延が勝敗を分けるようなシビアなオンラインゲームには向いていません。

もし、通信速度を重視するのであれば、他社の光回線も選択肢に入れて検討するのがおすすめです。

選択肢3:他の光回線サービスを検討する

ドコモ光がダメでも、auひかりやNURO光といった独自の光回線や、お住まいの地域によっては電力会社系の光回線、ケーブルテレビのインターネットも利用できるかもしれません。

ドコモ光(フレッツ光回線)が利用できないマンションでも、他の事業者が提供する光回線サービスが導入されている可能性があります。

ただし、他社の光回線はドコモスマホのセット割引には対応していません。そこだけがネックですね。

独自回線系の光サービス

NTTのフレッツ光とは異なる独自の光ファイバー網を持つ「auひかり」や「NURO 光」などのマンションタイプが代表的です。

これらも、集合住宅向けのマンションタイプを提供しています。


auひかり

NURO光
月額料金4,180円~3,850円~
平均速度
(実測値)
下り:401Mbps
上り:303Mbps
下り:401Mbps
上り:656Mbps

これらのサービスは、もしお住まいのマンションに設備が導入されていれば、高速な通信が期待できます。

ただし、提供エリアや導入済みマンションは限られていますので、各サービスの公式サイトで確認が必要です。

電力系の光回線

お住まいの地域によっては、地域の電力会社が提供する光回線サービス(例:関西電力系のeo光、中部電力系のコミュファ光など)も選択肢になります。


eo光

コミュファ光
月額料金3,436円~4,070円~
平均速度
(実測値)
下り:566Mbps
上り:466Mbps
下り:656Mbps
上り:581Mbps

他にも、中国電力系のメガ・エッグ、四国電力系ピカラ光、九州電力系BBIQなどがあり、どれも地域限定でサービス提供を行っています。

もし、該当の地域にお住まいなら、これらの光回線の利用を検討しましょう。

ケーブルテレビ(CATV)のインターネット

多くのケーブルテレビ局が、テレビ放送とセットでインターネット接続サービスを提供しています。

J:COMなどが代表的なケーブルテレビ会社ですが、光ファイバーと同軸ケーブルを組み合わせたHFC方式や、光ファイバーのみのFTTH方式のサービスを提供しています。

これらのサービスが利用可能かどうかは、各社の公式サイトで提供エリア検索をしたり、マンションの管理会社やオーナーに問い合わせたりして確認してみましょう。

ドコモ光とは異なる料金体系やサービス内容、キャンペーンが行われているので、比較検討してみる価値はあります。

まとめ

ドコモ光のマンションタイプで重要なのは2つ!“配線方式”と“プロバイダ選び”

この記事では、ドコモ光のマンションタイプについて幅広く解説してきました。

ドコモのスマホをお使いの方にとって、「ドコモ光セット割」が適用されるドコモ光は、マンションでのインターネット回線として非常に魅力的な選択肢です。

ただし、マンションタイプは建物の設備に応じて速度が異なるほか、プロバイダによって特典が異なるという違いがあります。

このポイントをしっかりと押さえることで、最ご自身の環境やライフスタイルにぴったりのドコモ光プランを見つけ出すことができます。

Q&A
ドコモ光のマンションタイプに関する“よくある質問と回答”

ドコモ光を利用中にプロバイダだけ変更できますか?
ドコモ光の契約はそのままで、プロバイダのみを変更することが可能です。

プロバイダの変更は、ドコモ インフォメーションセンターやドコモショップ、Webから手続きできます。

変更時には事務手数料(通常3,300円)がかかる場合があります。また、変更前のプロバイダで利用していたメールアドレスやセキュリティサービスなどのオプションは利用できなくなる可能性があるので注意が必要です。

新しいプロバイダのサービス内容やキャンペーンも確認して、メリットがあるか検討しましょう。

他社の光回線からドコモ光マンションタイプに乗り換える方法は?
現在ご利用中の光回線サービスによって乗り換え方法が異なります。

現在契約している光回線が「フレッツ光」の場合は「転用」手続きを行うことで、工事なしで乗り換えが可能です。

また、OCN光・ソフトバンク光といった「光コラボ」からの乗り換えの場合は「事業者変更」という手続きで比較的簡単にドコモ光に乗り換えられます。

一方で、auひかりやNURO光といった独自回線サービスからの乗り換えの場合は、一度現在の回線を解約し、ドコモ光を「新規契約」する形になります。

この場合はドコモ光の新規開通工事が必要となり、現在利用中の回線の解約金や撤去費用も考慮する必要があります。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。