auひかりの平均速度は520Mbps！ただしマンションでは遅い場合もあるから注意が必要

auひかりは平均520Mbpsの爆速回線！

具体的な数値で表すと、auひかりの平均速度は520Mbpsです。（参照：みんなのネット回線速度）

インターネットの速度の単位である「bps」というのは値が大きいほど速いという事なのですが…

この520Mbpsという数値は、auひかりの戸建て向けの「ホームタイプ」と、集合住宅用の「マンションタイプ」を合算した数値なのです。

実際には、ホームタイプとマンションタイプでは速度に大きく差異があるので、タイプごとの平均速度を紹介しますね。

住居タイプ	下り平均速度	上り平均速度
戸建て（ホームタイプ）	605Mbps	592Mbps
マンションタイプ	331Mbps	277Mbps

「下り速度」というのは、ダウンロードのことでWEB閲覧や、動画視聴、アプリのインストールなど、データを受け取る時の速度のこと。

「上り速度」はダウンロードの逆で、メール送ったり、写真や動画をLINEで送ったりなどデータを発信する際の速度のことでアップロードとも言います。

auひかりのマンションタイプは、戸建ての半分程度の速度ですが、実は他社のマンションタイプと比べてみると十分に速いのです。

ここでauひかりが他社回線と比べてどのくらいの速さなのかを、快適にインターネットをするのに重要な「下り平均速度」に着目して他社回線と比較をしてみますね。

回線名	戸建て	マンション
auひかり	605Mbps	331Mbps
ソフトバンク光	306Mbps	322Mbps
ドコモ光	282Mbps	284Mbps
フレッツ光	270Mbps	279Mbps

マンションタイプに関しては、どの回線も同水準ながらもauひかりが一番早いことがわかりますね。

一方、auひかりの戸建てタイプの平均速度は、突出して他社回線を上回っていますね。

戸建て（ホームタイプ）の速度は優秀！

「独自回線」というのは、NTT以外の回線を自社で保有してサービスを行っている回線のことです。

NTTの回線は、フレッツ光をはじめ、ソフトバンク光やドコモ光など多くの通信業者が利用していて、回線が混み合っているため、速度が十分に出せないのです。

高速道路に例えるなら、常に渋滞している状態ですね。

一方、独自回線を利用しているauひかりは、auひかりのユーザーしか利用しておらず、空いているため速度が出やすいのです。

また、auひかりの戸建てタイプは通常の最大速度が1ギガのプランに加え、5ギガ、10ギガの高速サービスも選ぶことができます。

最大速度というのは、その回線が持つ速度のスペックのことです。理論上、最大速度が高いほど実際に出る速度は早くなります。

ホームタイプ	下り最大速度
ホーム1ギガ	1Gbps
ホーム5ギガ	5Gbps
ホーム10ギガ	10Gbps

というわけで、auひかりの戸建てタイプは、独自回線であるという事と、5ギガ・10ギガも利用できることから他社より平均速度が速いのです。

もし、auひかりの戸建てタイプを利用する予定であるなら、速度に関しては折り紙付きなのでおすすめですね。　

一方、マンションタイプも同じく独自回線であるものの、平均速度は他社と同じ水準なのでその理由を解説します。

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マンションタイプは建物内のケーブルの種類に注意

というのは、マンションタイプと一括りで言っても、建物内に配線されている「ケーブルの種類」によってスペック（最大速度）が違うのです。

つまり、最大速度が遅いケーブルを使っているマンションがあるため、平均速度にならすと戸建てより劣ってしまうのですね。

マンションタイプは、光回線を建物に設置されている“auひかりの設備”まで配線し、その設備から建物内の配線を使って各部屋まで通信を届ける仕組みになっています。

その建物内の配線が重要で、速度の速い「光回線」を配線することもあれば、既に配線されている「電話回線」や「LANケーブル」を使うのです。

ケーブルによってauひかりのタイプ名や最大速度が違うので、表にまとめました。

タイプ名	配線	下り最大速度
マンションギガ	光回線	1Gbps
マンションミニギガ	光回線	1Gbps
マンションタイプG	電話回線	664Mbps
マンションタイプV	電話回線	100Mbps
マンションタイプE	LANケーブル	100Mbps

マンションであっても、光回線を使って配線しているなら、最大1Ｇの高速回線が利用できるのですが…

タイプVやEのように電話回線やLANケーブルの場合は、独自回線を利用しているものの、最大速度が100Mbpsまでに頭打ちにされているのです。

最大の速度が決まっているという事は、auひかりマンションの平均速度である330Ｍbpsの速度は絶対に出ないという事ですね。

ただし、タイプＧであれば、電話回線であってもタイプVをバージョンアップした回線なので、平均速度以上も期待ができるということです。

auひかりのマンションタイプは、建物に設置されている「auひかりの設備」によって使う配線が決まっているため、選ぶことができないのです。

つまり、マンションでauひかりを利用する場合は、自宅のマンションがどのタイプに対応しているか？というのが重要なのですね。

auひかりの公式サイトからエリア検索することで確認することができます。

エリア検索すると、マンションタイプが利用できる建物の場合は、マンション名が表示され、ご自身のお住いのマンション名を選択すれば対応しているタイプ名が出てきます。

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最大100Mbpsでも一般的な用途なら問題ない、ただし…

インターネットを利用するうえで、必要になる通信速度は用途によって異なります。

用途	速度の目安
WEB閲覧	1～10Mbps
SMS送受信	1～10Mbps
動画視聴（4K）	20Mbps
テレワーク	50Mbps
オンラインゲーム	70～100Mbps

最大100Mbpsの回線だと、経験則として速度は出ても80Mbps程度。

WEB閲覧や動画視聴などの一般的なインターネットの用途をこなすことはできますが、参加人数が多いテレワークや、オンラインゲームだと、画面がカクついたりすることがあり満足に利用することは難しいかもしれません。

また、夕方～夜間のインターネットが混み合う時間帯では、同じマンションでも利用している人が増え、速度が低下するのです。

こういった理由から、最大100Ｍbpsの回線で快適にインターネットができるかというと…正直あまりおすすめできないのです。

「auスマートバリュー」が目的なら他社回線がおすすめ

auひかりにこだわる理由としては、おそらく“auスマホのセット割引”があるのではないかと思います。

「auスマホ」と「auひかり」をセットで利用することで、auスマホ1台あたりの料金が最大¥1,100割引になる「auスマートバリュー」のことですね。

割引額が大きいお得な特典ですが、実のところ、auひかり以外でも利用できるのです。

そのため、ご自宅で「auスマートバリュー」が利用できる、他社の1ギガ回線を探すのがおすすめですね。

ビッグローブ光を提供する「ビッグローブ」は、KDDIの子会社なので、「auスマートバリュー」の特典が利用できます。

また、NTTの光回線を使ったサービスなので、提供しているマンションも多く、万が一、auひかりが利用できないマンションであっても、ビッグローブ光なら使えるという事が多いのです。

そのため、auひかりが利用できない時や、速度がイマイチな場合はビッグローブ光が利用できるか確認した方がいいですね。

ビッグローブ光はNTT東西の回線を使っているため、フレッツ光の公式ページで提供エリアの確認ができます。

フレッツ光が利用できれば、ビッグローブ光も利用できるという事なのですが、ビッグローブ光もauひかりと同じくマンションごとに最大速度が違うのです。

また、NTT東日本のエリア検索では最大速度が記載されておらず、プラン名しか表示されないため、1ギガ回線なのか判断がつかないのですね。

率直に言ってフレッツ光のプランはわかりにくいので、聞いた方が早いです。

当社までお問合せいただければ、すぐに提供エリアの確認を確認いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

auひかりの通信速度は優秀ですが、マンションタイプの場合は注意が必要

auひかりは、NTTのフレッツ光系の回線とは一線を画した、独自回線を使ったサービスです。

そのため、最大1Gbpsの回線を利用できれば、戸建て・マンションにかかわらず十分に快適に利用できるので、是非ご利用ください。

また、お客様の中には、ご自宅のマンションがタイプVの最大100Mbpsである方も多いかと思います。

「令和の今、なぜ最大100メガ！」と思うかもしれませんが、事実この設備を導入した時点では最大100Mbpsが主流の光回線だったのです。

その時の名残と言うしかありませんが…KDDIではタイプG（最大664Mbps）への切り替えを順次拡大していますので、タイプGが利用できるようになるまでビッグローブ光などの他社回線を利用するのが最適ですね。