eo光のデメリットは6つ！ただし提供エリア内ならおすすめできる光回線

デメリット01
eo光の提供エリアは関西のみ

前提として、eo光は親会社である「関西電力」が整備している光回線を利用して“株式会社オプテージ”がサービス提供しています。

つまり、eo光が利用できるエリアは、関西電力が光回線を整備している地域に限られ、日本全国で利用できる回線ではないということがデメリットです。

では、関西電力の管轄地域はどこなのかというと、以下の2府5県です。

• 大阪府
• 京都府
• 兵庫県
• 奈良県
• 滋賀県
• 和歌山県
• 福井県

この中では、福井県のみ関西電力と北陸電力が混在しているので、eo光が利用できるのは関西電力管区の京都府側だけということですね。

ただし、上記の2府5県の中でもeo光の光回線が整備されていない地域があり、そこではeo光を利用することができません。

そのため、エリア内であっても利用できる地域が限られるのということです。

eo光のエリアは現在進行形で拡大中ではあるものの、人口が少ない山間部や他の電力会社と隣り合う県境など、整備が行き届いていない地域がまだまだあるのです。

エリア外でeo光が利用できないのは仕方がないことではありますが、そのことによる影響もあるので紹介しますね。

影響：引っ越し先で使えないこともある

既にeo光を使っていて引っ越しをする時は、「移転の手続き」を行うことで、“引っ越し先”でeo光を継続利用することができるのですが…

引っ越し先の地域が、eo光の提供エリアであることが前提条件になります。

つまり、引っ越し先がエリア外である場合は、eo光を継続して利用することができないので、解約するしかないということですね。

後述しますが、解約のタイミングによってもデメリットが発生するのです。

デメリット02
eo光は集合住宅だと利用できない事が多い

eo光の一戸建て（ホームタイプ）の場合は、地域によって利用できるかどうかが決まるのですが、マンションやアパートのような集合住宅で利用する場合、地域という条件に加えて建物自体がeo光に対応している必要があるのです。

eo光に対応している建物というのは、“eo光の設備”が導入されていることが条件。

その設備が導入されていれば、eo光の「メゾンタイプ」または「マンションタイプ」のどちらかが利用できるのですが…

そもそも、eo光設備を導入しているマンションは少ないのがデメリットです。

つまり、関西電力の地域であっても、マンションでeo光が使えるかは建物次第ということですね。

影響：eo光がエリア外なら他社回線を使うしかない

基本的にマンション向けのインターネット回線は“設備”が必要なのですが、もしeo光の設備がなかった場合は、NTT西日本フレッツ光やauひかりなど他社回線の設備を利用すればインターネットを引くことができます。

特にフレッツ光の設備が入っているのであれば、フレッツ光回線を使った光コラボ回線（ドコモ光やソフトバンク光など）も自由に選ぶことができるのです。

そのような場合は、後述するスマホのセット割引が適用可能な光回線にする事で、よりお得にインターネットが利用できるので、eo光が使えなくても他の選択肢があるということは憶えておきましょう。

インターネットの設備がない場合の対処法
小規模のマンションやアパートにはインターネット設備がない場合があります。その場合は、NTT回線であれば一戸建てタイプの光回線を直接引くことでインターネットを利用することができます。ただし、建物所有者の事前許可が必要です。

デメリット03
マンションタイプは最大速度が遅い建物がある

eo光の集合住宅向けのサービスは大きく分けて2種類あり、回線速度のスペックである“最大速度”が異なります。

集合住宅向けタイプ	最大速度	特徴
メゾンタイプ	1Gbps	サービス内容・配線方式はホームタイプと同じ
マンションタイプ	100Mbps or 1Gbps	建物内の設備や配線方式によって速度が異なる

メゾンタイプは、1本の光回線をお客様の部屋にそのまま引き込む一戸建て向けのホームタイプと同じサービス内容になっているため、最大速度は1ギガです。

一方で、マンションタイプは1本の光回線を建物内の“eo光設備”まで引き込み、そこからマンションごとに異なる配線方式で各部屋まで接続するのです。

つまり、設備自体のスペックや、各部屋までどんなケーブルで配線しているかによって速度が異なるのです。

マンションタイプ配線方式

配線方式	ケーブル	最大速度
VDSL方式	電話回線	100Mbps
イーサネット方式	LANケーブル	100Mbps or 1Gbps
光配線方式	光ケーブル	1Gbps

マンションの設備状況によって、VDSL方式やイーサネット方式だと最大100Mbpsまでしか速度が出ないマンションがあるということです。

つまり、お住いのマンションによっては速度が100Mbpsに制限されるというのがデメリットですね。

＜関連記事＞
eo光の速度は795Mbps！ただし速いのはホーム・メゾンタイプだけ！マンションタイプには注意！

影響：最大100Mbpsの速度以上で利用ができない

一般的にインターネットは30Mbps程度の速度が出ていれば、ネットサーフィンや動画閲覧など支障なく利用できるため、最大100Mbpsでも問題なく利用ができるのですが…

さらに速度が必要になる用途（オンライン会議やオンラインゲーム）や家族で同時に利用する場合、十分な速度が出ていないとネットが重くなったりゲームの画像がカクついたり…といったことが起きやすくなります。

特にeo光はVDSLやイーサネット方式のマンションが多いため、もしそういった用途で利用する予定であれば、eo光の契約前に“最大速度の確認”をしておく必要がありますね。

最大1ギガの回線を使いたいなら他社回線も検討しよう
マンションタイプは各社の設備によって利用できるサービスが異なります。そのため、eo光が100メガであっても、NTTのような他社回線であれば1ギガ回線が利用できる可能性もあるので、速度にこだわりたい人は他社の導入状況を確認しましょう。

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デメリット04
eo光を解約する際は“解約金”がかかる

eo光の解約金は以下の3種類あり、人によっては全くかからないということもあるのです。

• 定期契約の解約清算金
• 工事費の残債（ホーム・メゾンタイプ）
• 撤去費用（ホーム・メゾンタイプ）

eo光は、基本的には“1年間”の最低利用期間がありますが、ほとんどの人が「即割」という割引サービスを利用しているため、実際の契約期間は“2年契約”になります。

その契約期間中に、eo光を解約すると契約解除料（解約清算金）がかかるのがデメリットです。

ただし、契約の更新期間（契約満了月と翌月・翌々月の3か月間）は契約更新をするかどうかを決める期間になるため解約清算金はかかりません。

以下に、eo光の解約清算金についてまとめましたのでご覧ください。

	ホーム・メゾンタイプ 1ギガコース	マンションタイプ
即割なし（1年契約）	2,400円	月額から880円を 引いた金額＋ モデムレンタル440円
即割あり（2年契約）	5,110円	－

ホーム・メゾンタイプの場合は、即割ありの2年契約の途中で解約すると解約清算金5,110円がかかります。

一方で、マンションタイプは即割には対応していませんが、1年間の最低利用期間が設けられています。

1年以内の解約だと、1カ月の月額料金から880円を引いた額が解約違約金となります。（月額料金はマンションごとに異なります）また、モデムレンタルも１年間が最低利用期間になっているため、解約時は440円が別途かかるのです。

このような解約清算金の他に2年以内の解約だと工事費の残債が請求されるので、特にホームタイプの短期解約だと解約清算金が高くなります。

影響：短期の解約だと解約金が高くなる

ホームタイプやメゾンタイプの工事費用は、2年間継続利用することを条件に“実質無料”になる特典が利用できます。

	ホームタイプ 1ギガコース	メゾンタイプ 1ギガコース	マンションタイプ
工事費残債 （24回分割）	29,700円 →実質無料	29,700円 →実質無料	5,500円 →無料
撤去工事費	ネット：11,000円 テレビ：13,200円～	ネット：0円 テレビ：13,200円～	ネット：0円 テレビ：5,500円～

この特典は、工事費を24回払いの分割払いにするのですが、毎月同額を割引する事で実質的に無料にする仕組みなのです。

そのため、2年間の途中で解約すると割引が終了となり、工事費の残額が請求されるということ。

マンションタイプの方は、工事費は“完全無料”なので残債が発生するということありません。

また、賃貸物件の原状回復などで回線の撤去が必要な場合は、回線の撤去料としてホームタイプで11,000円、さらにeo光テレビも使っていれば追加で13,200円～がかかるのです。

マンションタイプの解約清算金は、工事費残債やネットの撤去費用がないため比較的安価なのですが、ホームタイプ・メゾンタイプは短期で解約すると、解約清算金が高くなるのです。

つまり、ホームタイプやメゾンタイプを利用するのであれば短期の利用は高くついてしまうため、eo光は長期利用するのがおすすめということですね。

デメリット05
eo光は開通まで時間がかかる

一般的な光回線（NTTの光回線）であれば、一戸建てタイプで1ヶ月程度、マンションであれば2週間で開通するものの、eo光はそれよりも時間がかかることがデメリットですね。

eo光の一戸建て向け「ホームタイプ」は、工事前に“宅内調査”を行う工程があるため、開通まで早くても1ヶ月、標準でも2ヶ月程度かかることがあるのです。

この宅内調査では、最寄りの電柱から光ケーブルの引き込みルートを確認や、機器を設置する部屋までの配線ルートを確認します。

メゾンタイプやマンションタイプは、すでに建物内にeo光の設備があるため、比較的に短期間で利用開始することができます。

ただし、マンションにタイプにおいては、建物内の設備から各部屋までの配線方式によって開通までの期間が若干異なります。

タイプ	開通までの期間
ホームタイプ	1～2ヶ月以上
メゾンタイプ	2週間～1ヶ月
マンションタイプ（光配線方式）	2～3週間
マンションタイプ（イーサネット方式）	1～2週間
マンションタイプ（VDSL方式）	2～3週間

　マンションタイプでは、既に建物内に張り巡らせてあるLANケーブルを用いた配線方式「イーサネット方式」が、開通まで最も早く1～2週間程度利用開始ができます。

次いで、既存の電話回線を使った配線方式「VDSL方式」が早く、光配線方式やメゾンタイプは申し込みのあった部屋まで、既存の配管を使って光ケーブルを配線する作業があるためやや時間がかかるのです。

このように、集合住宅であればどのタイプであっても概ね1ヶ月以内に利用ができるのですが、ホームタイプだと思った以上に時間がかかるケースもあるのです。

影響：ホームタイプはさらに時間がかることも

ホームタイプは宅内調査の際に、どの電柱から光回線を引いてくるかを確認するのですが、最寄りの電柱にeo光用の光回線がない場合もあるのです。

その場合は、工事前に他の電柱からeo光の光回線を引き回してくる作業を行う必要があるということです。

それをするためには、ケーブルを敷設するための道路使用許可や、電柱の借用の許可などを取る必要があり、そういった許可・申請系の作業が発生する場合は、開通まで3ヶ月以上もかかることがあるのです。

デメリット06
eo光はセット割引が可能なスマホが限られる

eo光は、auやUQモバイル、格安スマホmineo（マイネオ）をセットで利用すると、料金が割引されるサービスがあります。

ただし、これらのスマホ以外では割引されないのはデメリットです。

	au	UQモバイル	mineo（マイネオ）
サービス名	auスマートバリュー	自宅セット割	eo × mineoセット割
割引額	スマホ料金 最大1,100円/月割引	スマホ料金 最大1,100円/月割引	eo光ネット 330円/月割引
最大回線数	10回線	10回線	1回線
追加条件	eo光電話追加	eo光電話追加	なし

auやUＱモバイルであれば、スマホ1回線ごとに毎月最大1,100円がスマホ料金から割引されるので、家族でauを使っている場合など大きな割引になります。

割引の条件としては、eo光電話（月額314円）のオプションを付けることが必須になります。

また、オプテージが提供する“mineo”も対象になっていて、こちらはeo光電話の加入は必要ないですが割引額は毎月330円、ネットの代金から割引されます。

これらのスマホを利用している人であれば、eo光がさらに安く使えるというメリットがあるのですね。

影響：au・UQモバイル・mineo以外は他社回線の方がお得

スマホのセット割引は「auスマートバリュー」のような、毎月最大1,100円割引になるサービスが大変お得ですが、ドコモやソフトバンクスマホであっても同様のサービスが設けられています。

スマホキャリア	対象回線	割引額
ドコモ	ドコモ光	ドコモ光セット割 最大1,100円/月
ソフトバンク	ソフトバンク光 NURO光	おうち割光セット 最大1,100円/月
ワイモバイル	ソフトバンク光	おうち割光セット（A） 最大1,650円/月

このようにスマホ各社で同等の割引サービスを設けているので、インターネット回線の月額料金を少しでも安く使いたいという人であれば、セット割引ができる回線を選ぶのがおすすめです。

これらのセット割引は、期間を限定した割引でなく、セットで利用し続ける限りずっと割引されるという割引です。

eo光は、ホームタイプのキャンペーンが充実しているため1年目の料金が安く、auやUQモバイルをセットで利用することさらに安くすることはできるものの、スマホのセット割引が対象にならないと長期的に見るて割高な回線になってしまうのですね。

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まとめ

eo光は大きなデメリットがない光回線
むしろメリットが大きいホームタイプはおすすめ。

今回は関西エリア限定の光回線「eo光」の6つのデメリットについて解説してきました。

この中で一番重要なデメリットは提供エリアが狭いこと。そもそも使えるかどうかを最初に確認しないと検討の余地もありません。

eo光のエリアの確認方法は、こちらから「WEB申し込みボタン」を押すと検索できるので、最初にお試しください。

他にも細かいデメリットはあるものの、有り体に言えば他社回線と大きくは変わりません。

それよりも、eo光は一戸建て向け「ホームタイプ」の割引特典が豊富であったり、通信速度がトップクラスに速かったり、2年以上の長期利用で割引があったりとメリットがの方が大きいのが事実です。

もし、関西エリアでインターネット回線の導入しているのであれば、ぜひご利用ください。