2025.09.17(更新:2025.09.17)

【2025年最新】eo光へ乗り換えの手順を解説|“マンション”と新プラン“type N”は契約前に要確認

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記事の監修責任者
丸山 和輝

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

「今より通信速度を改善したいけど、eo光ってどうなんだろう?」
「マンションでも高速なネット環境は手に入るのかな?」
「スマホとのセット割も気になるし、乗り換える価値があるのか見極めたい」

乗り換えを考えるとき、こうした期待や疑問が浮かびますよね。この記事では、そうした疑問に的確にお答えします。

eo光の料金プランやメリット・デメリットから具体的な乗り換え手順まで、判断に必要な情報を網羅的に解説します。

特に、多くの方が見落としがちな「マンション契約の注意点」と、新登場の「type N」というプランについては、どこよりも詳しく掘り下げていきます。

最後までお読みいただくことで、eo光に乗り換えるのが最適な選択なのか判断できるようになるので、是非ご一読ください。

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目次

結論:eo光への乗り換えがおすすめな人と、注意が必要な人の分岐点

結論として、eo光はどんな人におすすめで、どんな人が注意すべき光回線なのでしょうか?

関西の戸建てにお住まいでauスマホユーザーなら非常におすすめです。一方で、マンションの設備やお住まいのエリアによっては、慎重な判断が必要になります。

早速ですが、この記事の結論からお伝えします。

eo光への乗り換えをおすすめできる人と、契約前に一度立ち止まって考えるべき人は、以下のように明確に分かれます。

【eo光への乗り換えがおすすめな人】

  • 関西2府4県+福井県の一部にお住まいの人
  • 特に戸建てにお住まいの人
  • auもしくはUQモバイル、mineoのスマホを使っている人
  • 通信速度の速さや安定性を重視している人

【eo光への乗り換えに注意が必要な人】

  • 近い将来、提供エリア外へ引っ越す可能性がある人
  • お住まいのマンションがeo光の設備に対応していない人
  • au/UQユーザーで「eo光ネット type N」しか契約できない人

ご自身の状況がどちらに近いか、ぜひ照らし合わせながらこの記事を読み進めてみてください。
  

eo光の料金プランとサービス全体像

eo光の料金プランって、どんな種類があるのか全体像を教えてください。

戸建て向けの「ホームタイプ」と集合住宅向けの「マンションタイプ」が基本です。それぞれに複数の速度コースがあり、ライフスタイルに合わせて選べますよ。

eo光を理解する第一歩として、まずは料金プランの全体像を掴みましょう。

プランは大きく分けて、戸建て向けの「ホームタイプ」と、集合住宅向けの「マンションタイプ」の2種類が用意されています。

それぞれの特徴と料金を詳しく見ていきましょう。

ホームタイプ(戸建て向け)の料金プラン

戸建てタイプは、1ギガ、5ギガ、10ギガの3つのコースから選べます。1年目の料金は、割引されて1ギガ月額2,380円から利用でき、とてもお得ですよ。

ホームタイプは、通信速度に応じて「10ギガコース」「5ギガコース」「1ギガコース」の3つから選べます。

料金のポイントは、3つの割引キャンペーンが併用できる点です。

  • eo暮らしスタート割:基本料金が1年間大幅に割引
  • eo光ネット 最大12カ月間900円割引キャンペーン:更に月々900円割引(主にWeb申込が対象)
  • eoの10ギガ大作戦!キャンペーン:10ギガコースの月額料金を最大6か月間1,400円割引

この3つを適用した、実際の支払い額は以下の通りです。

コース名最大通信速度
(下り)
月額料金
(1年間・Web申込)
月額料金
(2年目以降)
1ギガコース1Gbps2,380円5,500円
5ギガコース5Gbps2,380円5,960円
10ギガコース10Gbps1~6か月:980円
7~12か月:2,380円
6,530円

※料金はすべて「即割(2年契約)」適用時のものです。

10ギガコースは、6か月限定の特典が付くので、月額980円と最もお得に見えますが、一般的な使い方であれば「1ギガコース」で十分快適です。

一方で、オンラインゲームを高画質でプレイしたり、家族みんなが同時に動画視聴や大容量データの送受信をしたりするご家庭では、「5ギガコース」「10ギガコース」を選ぶと、より満足度の高い通信環境が手に入ります。

なお、10ギガコースには、サポート内容などをシンプルにして月額料金を抑え「シンプルプラン」も存在します。これについては、後の章で詳しく解説しますね。

マンションタイプ(集合住宅向け)の料金プラン

マンションタイプは、お住まいの建物に導入されているeo光の設備(配線方式)によって、料金や速度が異なります。そのため、事前のエリア検索がとても重要になります。

マンションタイプは、ホームタイプと違って料金体系が少し複雑です。

なぜなら、建物の設備状況(eo光の導入方式)によって、提供される最大速度や月額料金が変動するからです。

そのため、「マンションだから料金はいくら」と一概には言えず、お住まいのマンションを検索して確認する必要があります。

料金は月額2,618円~5,500円まで幅広く、提供されるサービスも様々です。

また、マンションによっては戸建てと同じプランを契約できる「メゾンタイプ」が導入されていることもあります。

この「マンションでどのプランが利用できるか」という点が、eo光を契約する上で最初の、そして最も重要な確認事項となりますので、必ず公式サイトでご自身の住所を検索してみてください。

eo光の料金については、こちらの記事で詳しく解説しています。
eo光の料金は5,500円!ただし1年間はお得に利用可能|戸建て・マンションタイプの月額も解説

ネットとセットでお得になる「Netflixパック」

動画配信サービスのNetflixがセットでお得になる「Netflixパック」が人気です。ネットとまとめて契約・支払いができますよ。

eo光には、インターネットライフをより豊かにするオプションサービスもあります。

特に人気なのが、eo光ネットと世界的な動画配信サービス「Netflix」がセットになった「Netflixパック」です。

これは、eo光ネットの月額料金にプラス1,590円でNetflixのスタンダードプラン(広告なし)が利用できるプランです。

このプランを利用すると毎月110円の割引が適用され、別々に契約するよりもお得になり、支払いもeo光に一本化できるので管理が楽になるのがメリットですね。

映画やドラマ、アニメが好きでNetflixをよく利用する方には、ぜひ検討していただきたいプランです。

乗り換え前に知るべきeo光のメリット6選

eo光に乗り換えると、具体的にどんないいことがあるんですか?

一番の魅力は独自回線による高速通信です。加えて、auやUQモバイルのスマホ代割引や、乗り換え費用を負担してくれる手厚い特典も揃っていますよ。

料金プランを把握したところで、次にeo光の強みである「メリット」を具体的に見ていきましょう。

「なぜeo光は多くの人に選ばれるのか」その理由がここにあります。ご自身の使い方と照らし合わせながら、魅力に感じるポイントがあるか確認してみてください。

1. 独自回線で通信速度が高速かつ安定

eo光のメリットは通信速度にあります。NTTの光回線とは別の自社専用の回線網(独自回線)を使っているから混雑しにくく安定感は抜群です。

eo光の最大のメリットは、通信速度が高速かつ安定していることです。

その理由は、NTTのフレッツ光回線網を借りてサービスを提供する多くの「光コラボ」とは違い、eo光は自社で敷設した独自の光ファイバー網を利用しているから。

独自回線は通信品質がとても良い。メリットは、混雑しにくいので安定した高速通信が可能なこと。デメリットは、申し込みから開通まで数ヶ月かかるケースがあること。

これを道路に例えるなら、光コラボは多くの事業者が車を走らせる大きな公道、eo光はeo光ユーザー専用の高速道路のようなものです。

利用者が限定されるため回線が混雑しにくく、特に夜間や休日など、インターネット利用が集中する時間帯でも速度が落ちにくいという大きな強みがあります。

オンラインゲームや高画質動画の視聴、在宅ワークなど、通信の安定性を重視する方には非常に心強いサービスです。

では、実際にどれくらい速いのでしょうか。

誰でも投稿できる速度測定サイト「みんなのネット回線速度」のデータ(2025年9月時点)を参考に、主要な光回線サービスと比較してみましょう。

光回線サービス下り平均速度(実測値)回線網の種類
eo光約 860 Mbps独自回線
NURO光約 780 Mbps独自回線
auひかり約 620 Mbps独自回線
フレッツ光クロス約 1,400 MbpsNTT回線
光コラボ(フレッツ光)約 380 MbpsNTT回線

※上記は全国平均の目安です。速度は利用環境や時間帯によって変動します。

表を見ると、eo光は同じ独自回線系のNURO光やauひかりと比較しても、非常に優れた実測値を記録していることが分かります。

これなら、オンラインゲームや高画質動画の視聴、在宅ワークなど、どんな用途でもストレスを感じることはほとんどないでしょう。

他社光回線の速度と使い勝手比較

  • NURO光:平均速度ではeo光と同等レベル(約780Mbps)。ただし開通工事が2回必要で、利用開始までに数週間〜1か月以上かかるケースが多い。
  • auひかり:速度・安定性は良好だが、関西では提供エリアが非常に限定的。利用できる世帯は少ない。
  • フレッツ光クロス:10ギガプランはさすがに高速ですが、まだ提供エリアが限定的です。
  • 光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光など):全国で契約できる利便性はあるが、平均速度はeo光の半分程度(約380Mbps)に留まる。夜間の混雑で遅延が起こりやすい傾向がある。

このように比較すると、関西エリアで「速さと安定性」を重視するならeo光が最も有力な選択肢と言えます。

特にNURO光やauひかりは条件が限られるため、総合的なバランスでeo光の優位性が際立ちます。

関西エリアで広く高速通信を求めるなら、eo光が最も有力な選択肢の一つと言えます。

eo光の通信速度についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
eo光の速度は795Mbps!ただし速いのはホーム・メゾンタイプだけ!マンションタイプには注意!

2. au・UQモバイル・mineoユーザーはスマホ代が毎月割引に

eo光は、auやUQモバイルのセット割に対応しており、スマホ1台あたり最大1,100円が永年割引になります。ご家族の分も対象なので、通信費全体を大きく節約できますよ。

もしお使いのスマホがau、UQモバイル、mineoのいずれかなら、eo光を契約することで毎月のスマホ代が割引になります。

  • auユーザー:「auスマートバリュー」で毎月最大1,100円割引
  • UQモバイルユーザー:「自宅セット割」で毎月最大1,100円割引
  • mineoユーザー:「eo × mineoセット割」でeo光の月額料金が毎月330円割引

この割引は契約者本人だけでなく、同居している家族のスマホも対象になるのが大きなポイントです。(auとUQモバイルは最大10台まで)※mineoに限っては1回線のみセット割対象になるので、割引額は増えません。

例えば4人家族全員がauユーザーなら、それだけで毎月最大4,400円も通信費を節約できる計算になります。

ただし、これらの割引を適用するには、以下の条件を満たす必要があります。

【auスマートバリュー / 自宅セット割の主な適用条件】

  • eo光ネットeo光電話の両方に加入すること
  • au/UQモバイルで指定された対象料金プランに加入していること
  • eo光の契約者とスマホの契約者が、同一姓・同一住所であること
  • 別途、eo光またはau/UQモバイルの窓口で割引の申し込み手続きを行うこと

【eo × mineoセット割の主な適用条件】

  • eo光ネットとmineoを同じeoIDで契約すること

特に、auとUQモバイルの割引には月額550円の「eo光電話」の契約が必須である点が見落とされがちです。

とはいえ、電話料金を加えてもスマホ代の割引額の方が大きくなるケースがほとんどなので、対象ユーザーにとっては間違いなくお得な制度です。

スマホセット割が適用されないプランもある
au・UQモバイルのスマホセット割は、eo光の「独自回線プラン」のみが対象です。
後述する新プラン「type N」や、10ギガ/5ギガの「シンプルプラン」は対象外となるため、要注意です。

3. 他社から乗り換える際の解約金を最大6万円まで負担

eo光には、他社の違約金や工事費の残債などを最大6万円まで現金で還元してくれる「他社違約金補填」特典があります。

「乗り換えたいけど、今の光回線の違約金がネックで…」という方も多いでしょう。

eo光では、そんな乗り換えの障壁を取り払う「他社違約金補填」キャンペーンを実施しています。

このキャンペーンは、ホームタイプ・メゾンタイプの場合は最大60,000円まで、マンションタイプの場合は最大15,000円までの補填となります。

対象になるのは乗り換え前のサービスで発生した違約金撤去費用工事費の残債などで、現金(郵便為替)で還元してくれます。

受け取りまでの簡単な流れは以下の通りです。

  • eo光の開通後、現在利用中の他社サービスを解約し、違約金などを支払います。
  • 違約金の金額が記載された証明書(明細書のコピーなど)を用意します。
  • eo光の開通月を1カ月目として6カ月目の末日までに、専用Webページから証明書の画像をアップロードして申請します。
  • 申請内容に問題がなければ、開通から約7カ月目以降に案内が届き、手続きをすると現金が還元されます。

この特典を利用すれば、解約費用を気にすることなく、好きなタイミングでeo光への乗り換えを検討できますね。

注意点としては、マンションユーザーの場合は補填上限が15,000円に制限されるため、解約費用が高額になるケースでは差額を自己負担する必要があります。

特に工事費残債や違約金が大きいプランからの乗り換えを検討している方は、補填額だけで安心せずに実際の解約費用を事前に確認しておきましょう。

4. 工事費がキャンペーンで実質無料になる

eo光の初期費用は、契約事務手数料3,300円と標準工事費29,700円です。ただし工事費はキャンペーンにより分割代金と同額が割引されるため実質無料です。

光回線の乗り換えでは初期費用も気になりますね。eo光で最初にかかる費用は「契約事務手数料」「標準工事費」の2つです。

  • 契約事務手数料:3,300円(初回請求時に合算)
  • 標準工事費:29,700円(キャンペーンで実質無料

標準工事費は、通常24回の分割払いで請求されます。(利用開始の翌月が1回目で1,249円、以降23回は1,237円)

ですが、キャンペーンによって工事費の分割払い金と全く同額が、毎月の利用料金から24カ月間にわたって割引されるのです。

つまり、請求と割引が相殺されて、利用者の実質的な負担は0円になります。

高額になりがちな工事費を心配しなくて良いのは、大きなメリットと言えるでしょう。

5. 高性能なWi-Fiルーターが月額105円でレンタル可能

Wi-Fiを利用するのに必須なルーターは、月額105円レンタルできます。さらにキャンペーンで最初の1年間は無料ですよ。

eo光では、Wi-Fi接続に必須の無線ルーターを月額105円という非常に安価な料金でレンタルできます。
しかも、キャンペーンで利用開始から最大12カ月間はレンタル料金が無料

「安いけど性能は大丈夫?」と思うかもしれませんが、その機能は非常に充実しています。

【eo光多機能ルーターの主なメリット】

  • 最新規格「Wi-Fi 6」に対応
    従来の規格よりも高速で、複数台の機器を同時に接続しても通信が安定しやすい「Wi-Fi 6」に対応しています。スマホやパソコンはもちろん、スマート家電などをたくさん使うご家庭でも快適なWi-Fi環境を構築できます。
  • eo光電話の機能も搭載
    このルーターは、IP電話サービスである「eo光電話」のアダプター機能を内蔵しています。
    auやUQモバイルのスマホセット割を適用するにはeo光電話の契約が必須なため、セット割を利用するなら、このルーターのレンタルが最もシンプルで確実な選択です。
  • 安心のサポート体制
    万が一ルーターが故障した場合でも、eo光のサポートに連絡すれば無償で交換してもらえます。
    自分で購入したルーターの場合、保証期間が切れていると数千円~数万円の買い替え費用がかかるため、長期的に見ても安心です。

月額わずか105円で、高性能な最新ルーターを保証付きで利用できるのは大きなメリットです。

特にこだわりがなければ、まずはこのレンタルサービスを利用するのがおすすめと言えるでしょう。

6. セキュリティソフトが1年間無料で使える

総合セキュリティソフト「eoセキュリティーパック」が最大12カ月間無料でお試しできます。パソコンやスマホを5台まで保護できますよ。

インターネットを安全に利用するために欠かせないセキュリティソフト。

eo光では、ウイルス対策はもちろん、フィッシング詐欺対策などの機能も備えた総合セキュリティソフト「eoセキュリティーパック」を最大12カ月間、無料で利用できます。

パソコンやスマートフォン、タブレットなどを合計5台まで保護できるので、ご家族で使われる場合にも十分対応できます。

【契約前に要確認】eo光乗り換えのデメリットと注意点

eo光に乗り換える場合、契約前に知っておくべき注意点はありますか?

提供エリアが限られている点と、特にマンション契約の条件が厳しい点が最大の注意点です。契約してから後悔しないよう、しっかり確認しましょう。

eo光には多くのメリットがありますが、もちろん良い点ばかりではありません。

ここからは、契約後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、知っておくべきデメリットと注意点を正直に解説します。

特にご自身の住環境に関わる重要なポイントが含まれているので、メリットと比較しながら慎重に判断していきましょう。

1. 提供エリアが関西2府4県+福井県の一部に限定

eo光の提供エリアは、関西エリア(2府4県)と福井県の一部に限定されています。そのため、エリア外へお引越しの予定がある方は注意が必要です。

eo光の最も大きなデメリットは、契約できるエリアが限定されている点です。サービスが提供されているのは、以下のエリアのみとなります。

  • 関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県
  • 福井県(一部地域を除く)

このエリアに住んでいる間は問題ありませんが、もし近い将来、転勤や進学などで提供エリア外へ引っ越す可能性がある場合は注意が必要です。

その際はeo光を解約せざるを得ず、契約更新月以外のタイミングだと解約金が発生してしまいます。

全国展開しているドコモ光やソフトバンク光などの「光コラボ」であれば、引越し先でも同じサービスを継続利用できる可能性が高いです。

ご自身のライフプランと照らし合わせて、長く利用できるかどうかを慎重に検討する必要がありますね。

eo光の提供エリアについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

2. マンションタイプは“導入済み”でないと契約不可

集合住宅でeo光を使う場合、お住まいのマンションにeo光の設備があらかじめ導入されている必要があります。まずは公式サイトで、ご自身の建物が対応しているか確認しましょう。

戸建てと違い、マンションでeo光を契約するには、建物自体にeo光の設備が導入済みであることが大前提となります。

個人の希望で、電柱から直接お部屋に光ファイバーを引き込む、といった工事は原則できません。

「関西エリアなのに申し込めなかった」というケースのほとんどは、このマンションが未対応であることが原因です。

さらに、仮に導入済みであったとしても、建物内の配線方式(光ファイバー方式、VDSL方式など)によって、利用できる最大通信速度や月額料金が変わってきます。

【要注意】VDSL方式だと速度は最大100Mbpsに
マンション内の配線方式には、主に「光配線方式」と「VDSL方式」、「イーサネット方式」があります。

光配線方式:共用部から各部屋までを光ファイバーで結ぶ。最大1Gbpsの高速通信が期待できる。(メゾンタイプもこの方式)

VDSL方式:共用部から各部屋までを既存の電話回線で結ぶ。最大100Mbpsに速度が制限される。

イーサネット方式:共用部から各部屋までを既存のLANケーブルで結ぶ。建物によって最大100Mbps・1Gbps のどちらか。

もし、お住まいのマンションがVDSL方式だった場合、せっかく高速なeo光を契約しても、その性能を全く活かせず、通信速度に不満が残る可能性があります。

特に「今のネットが遅いから速くしたい」という理由で乗り換えを検討している方は、この配線方式が何であるかが極めて重要な判断材料になります。

そのため、申し込み前にお住まいのマンションが「eo光に対応しているか」「どのプランが利用できるのか」を正確に把握することが非常に重要です。

【簡単3ステップ】マンションがeo光に対応しているか確認する方法

ご自身のマンションが対応しているかは、公式サイトから簡単に確認できます。

ステップ1:公式サイトの提供エリア検索ページにアクセスする
まずは、eo光の公式サイトにあるエリア検索ページを開きます。

公式サイトでエリアを検索する

ステップ2:お住まいの住所を入力して検索する
郵便番号や住所を入力し、検索ボタンを押します。

ステップ3:提供中のプランが表示されるか確認する
検索するとその地域のeo光が利用できるマンションリストが表示されます。そこに対応しているプラン、提供速度、配線方式が表示されます。

もし「提供エリア外」と表示されたり、集合住宅名が一覧に出てこなかったりした場合は、残念ながら現時点では利用できません。

この事前確認をせずに話を進めてしまうと、後で「VDSLのマンションだった」という残念な結果になりかねません。必ず、最初にチェックするようにしてくださいね。

3. au・UQ・mineoユーザー以外は料金メリットが薄い

au・UQのスマホセット割が適用されない場合、他の光回線と比べると料金は割高になる可能性があります。月額料金だけで判断せず、スマホ代も含めた通信費全体で比較することが大切です。

eo光の大きな魅力であるスマホセット割は、逆に言えばau・UQモバイル・mineoユーザー以外にとっては、料金的なメリットが薄れてしまうというデメリットにもなります。

特に、ドコモやソフトバンクのスマホをお使いの方は、それぞれのキャリアが提供する光回線を選んだ方が、世帯全体の通信費を安く抑えられる可能性が高いです。

簡単な料金シミュレーションで比較してみましょう。

光回線サービス月額料金
(戸建て)
セット割対象のスマホスマホ割
(1台あたり)
eo光2,380円~au / UQモバイル-1,100円
ドコモ光5,720円ドコモ-1,100円
ソフトバンク光5,720円SoftBank / Y!mobile-1,100円

※情報アイテム:上記は各社の代表的なプラン(1ギガ/2年契約)の例です。eo光は1年目のキャンペーン料金を記載。

eo光は1年目の月額料金が非常に安く設定されているため、一見お得に見えます。しかし、2年目以降は5,500円となり、ドコモ光やソフトバンク光の料金と大差ありません。

その上で、ドコモ光やソフトバンク光では毎月最大1,100円のスマホ割引が適用されるため、2年間の総支払額で考えると、対象スマホユーザーは他社の方がお得になるケースが多いのです。

もしあなたがドコモやソフトバンクユーザーで、通信費の節約を最優先するなら、eo光の独自回線という品質面でのメリットと、料金面のデメリットを天秤にかける必要がありますね。

4. 解約時に違約金や撤去費用がかかる場合がある

eo光は2年契約の途中で解約すると、解約清算金がかかります。また、工事費の残債や、ご希望によっては光ファイバーの撤去費用が必要になるケースもあります。

eo光のホームタイプやメゾンタイプは、基本的に「2年契約の自動更新」となっています。

契約満了月とその翌月・翌々月の3カ月間は「更新期間」となり、この期間内であれば無料で解約できます。

しかし、更新期間以外で解約すると、以下の費用が発生する可能性があるので注意が必要です。

eo光 解約金まとめ

  • 解約清算金
    更新期間外に解約した場合にかかる、いわゆる違約金です。金額は、お使いのコースの月額料金1カ月分に相当する額(例:1ギガコースなら5,110円)が一般的です。
  • 標準工事費の残債
    工事費は24カ月の分割払いと同額が割引されることで実質無料になっています。
    そのため、24カ月以内に解約すると、残りの期間に応じた工事費の残債を一括で支払う必要があります。これは見落としがちな費用なので特に注意してください。
  • 光ファイバー撤去費用(希望者のみ)
    解約時に、宅内に引き込んだ光ファイバーケーブルの撤去を希望する場合、16,500円の撤去費用がかかります。
    賃貸住宅の大家さんから原状回復を求められた場合などを除き、基本的には撤去工事は不要で、費用もかかりません。

特に短期での解約は、工事費の残債が高額になりがちです。お申し込みの際は、2年以上継続して利用できるかを一つの判断基準にすると良いでしょう。
  

新登場「eo光ネット type N」で乗り換えると損する可能性も?独自回線プランとの違い

「eo光ネット type N」っていう新しいプランを見たんですけど、これって何ですか?

これはeo光の独自回線が使えないエリア向けの、NTT回線を使った新プランです。ただし従来のプランとは全くの別物で、auやUQのスマホセット割が使えないなど、大きな注意点があります。

「eo光ネット type N」とは、eo光の独自回線が導入できないエリアやマンションをカバーするために始まった、NTTのフレッツ光回線を利用した新サービス(光コラボレーション)です。

これまでエリアの問題でeo光を諦めていた人にとっては新たな選択肢となります。

しかし、このプランはあくまで「エリア外だった人向けの救済策」という位置づけです。

次に解説する致命的とも言えるデメリットが存在するため、特にauやUQモバイルのスマホをお使いの方が乗り換える際には、細心の注意が必要です。

eo光ネット type Nの提供エリアは日本全国?
type Nは、光コラボのサービスであるため、日本全国で利用が可能です。ただし、新規で申し込み場合はeo光のエリア(関西)でないと利用はできません。
既にeo光を利用している方が、関西以外に引っ越しをする場合のみ、type Nとしてeo光の継続利用が可能になります。

1. 最大のデメリット:「type N」はau・UQスマホセット割の対象外

type Nの一番の注意点って、具体的に何ですか?

type Nの最大のデメリットは、auスマートバリューや自宅セット割といった、スマホセット割が一切適用されない点です。

eo光の大きなメリットとして解説した「auスマートバリュー」や「自宅セット割」。

驚くべきことに、「eo光ネット type N」はこれらのスマホセット割が一切適用されません。

これは、au・UQモバイルユーザーにとって最大のデメリットであり、このプランを選ぶべきではない最も大きな理由です。

例えば、家族4人がauユーザーで、現在毎月4,400円(1,100円×4人)の割引を受けているとします。

この家族が「type N」に乗り換えた場合、たとえネット料金が少し安くなったとしても、毎月4,400円の割引が丸々なくなり、結果的に世帯全体の通信費は大幅に高くなってしまうのです。

このように、スマホセット割の恩恵を受けている、あるいはこれから受けようと考えているau・UQモバイルユーザーにとって、「type N」はメリットよりもデメリットの方が圧倒的に大きくなる可能性が極めて高いプランと言えます。

2. 料金・速度・セット割の有無を一覧表で徹底比較

私の家は「type N」しか契約できないようです。本来のeo光(独自回線プラン)とは、そんなに違うものなんですか?

実質的に全くの別サービスとお考えください。料金体系や通信品質、そして最も重要なスマホセット割の有無など、多くの点で大きな違いがあります。

お住まいのエリアを検索した結果、「eo光ネット type N」が提案された方のために、サービス内容を「独自回線プラン」と比較してみましょう。

戸建てだけでなく、type Nが提案されやすいマンションの料金も比較します。

比較項目独自回線プランeo光ネット type N
回線網の種類eo光の独自回線NTTフレッツ光回線
通信の安定性◎ 混雑しにくい△ 混雑しやすい傾向
月額料金(戸建て)1年目:2,380円
2年目:5,500円
1年目:2,380円
2年目:5,448円
月額料金(マンション)約3,876円1~3か月目:500円
それ以降:4,070円
au・UQスマホセット割◎ 適用できる× 適用できない

※type Nの料金は「スタートキャンペーン(3か月間月額500円)」を適用した金額

「type N」にも初年度の割引キャンペーンがあるため、一見するとマンションタイプの料金は独自回線プランと近い価格に見えるかもしれません。

しかし、ここでも決定的な違いとなるのが「au・UQスマホセット割」の有無です。

例えば、ご自身がUQモバイルユーザーで毎月1,100円の割引を受けられる場合、通信費の総額は以下のようになります。

  • 独自回線プラン(マンション):約3,876円 -1,100円 = 実質 2,776円~
  • type N(マンション):4,070円 - 0円 = 実質 4,070円

このように、スマホセット割を考慮すると、たとえキャンペーンを適用しても、依然として独自回線プランの方が圧倒的にお得になるのです。

ご家族にau・UQユーザーが多ければ、その差はさらに広がります。

つまり、「type N」は通信の安定性も見劣りし、何よりau・UQのスマホセット割が適用されないため、多くの方がeo光に期待するメリットのほとんどを享受できない状態と言えます。

3. 結論:au/UQユーザーは「type N」を選んではいけない

結局のところ、「type N」は使わない方がいいってこと?

おすすめしません。スマホセット割が適用できず通信費が高くなる可能性が非常に高いため、他の光回線を選ぶべきです。

これまでの比較から導き出される結論は、ただ一つです。

あなたがauもしくはUQモバイルのスマホをお使いの場合、「eo光ネット type N」を選ぶことはお勧めしません。

最大の理由は、やはりスマホセット割が適用されないという、あまりにも大きなデメリットがあるからです。

もしご自宅がeo光の独自回線エリア外だった場合は、無理にeo光にこだわる必要はありません。

同じNTT回線を使った光コラボレーションである、ビッグローブ光@nifty光などを検討すべきです。

これらの事業者であれば、auスマートバリューや自宅セット割を適用でき、世帯の通信費を確実に安く抑えられます。

では、au・UQユーザー以外の方にとっては「type N」は選択肢になるのでしょうか。

正直なところ、eo光最大のメリットである速度の優位性がないため、あえて選ぶ理由は限定的です。

例えば、そもそもスマホのセット割が利用できないスマホキャリア(格安SIMなど)を利用している場合などであれば、選択肢の一つとなります。

あくまで他社の光コラボと同じ土俵のサービスとして捉え、料金やキャンペーン内容をしっかり比較した上で判断するのが賢明でしょう。

【10ギガ・5ギガ】高速プランへの乗り換え・コース変更の手順と注意点

オンラインゲームや動画配信を快適に楽しみたいのですが、10ギガや5ギガの高速プランに乗り換える価値はありますか?

ご家族で同時にネットを使ったり、通信の安定性を最重視したりするなら非常に価値があります。ただし、料金プランや提供エリアの事前確認が重要になります。

「とにかく通信速度にこだわりたい」という理由でeo光を検討している方も多いでしょう。

ここでは、そんな期待に応える「10ギガ」「5ギガ」の高速コースについて、さらに深掘りしていきます。

特に10ギガコースには、料金やサポート内容が異なる2つのプランが存在するため、ご自身の使い方に合ったプランを選ぶことが重要です。

1. 料金プランの比較:通常プラン vs シンプルプラン

シンプルプランの一番の注意点は、au・UQのスマホセット割が適用できない点です。サポートがWeb限定になる点と合わせて判断することが重要になります。

eo光の10ギガコースには、2種類の料金プランが用意されています。

  • 通常プラン(10ギガ・5ギガコース)
    長期割引や手厚いサポートが特徴。eo光電話・テレビも利用可能な標準プラン。
  • シンプルプラン(10ギガコースのみ)
    Web申込とオンラインサポートに限定し料金を抑えた節約プラン。電話・テレビ等オプションは利用不可。

10ギガコースの「通常プラン」「シンプルプラン」、そして5ギガコースの「通常プラン」の3つの違いを比較表にまとめました。

比較項目10ギガ
(通常プラン)
10ギガ
(シンプルプラン)
5ギガ
(通常プラン)
月額料金6,530円5,500円5,960円
契約期間2年(自動更新)縛りなし2年(自動更新)
長期利用割引3年目以降
「長割」適用可
適用不可3年目以降
「長割」適用可
サポート体制電話、訪問、
リモート、Web
Web(チャット等)
のみ
電話、訪問、
リモート、Web
スマホ
セット割
適用できる適用できない適用できる
主なオプションeo光電話
テレビ利用可
利用不可eo光電話
テレビ利用可

10ギガシンプルプランは月額料金が安いのが魅力ですが、au・UQモバイルのスマホセット割が適用対象外です。

また、シンプルプランではeo光電話が契約できないため、スマホセット割の必須条件を満たすことができません。eo光テレビを検討している方も対象外となるためご注意ください。

料金の安さを取るか、サポートやオプションサービスの充実度を取るか。この点がプラン選びの大きな分かれ道になりますね。

10ギガ回線を使いこなすための機器要件

回線を10ギガにしても、パソコンのスペックが1ギガまでしか対応していないなら、最大でも1ギガまでしか速度がでません。つまり、お持ちの機器のアップデートも必要です。

10ギガ回線を契約すれば必ず高速になるわけではありません。家庭内の機器も10ギガ対応でなければ、性能を十分に発揮できません。

  • LANケーブル:Cat6a以上(Cat7推奨)でないと10Gbps通信に対応できない。
  • Wi-Fiルーター:10Gbps対応ルーターが必要。一般的な市販ルーターは2~3万円前後、高性能モデルは5万円を超える場合もある。(eo光でレンタル可能)
  • パソコンやNAS:10Gbps対応のLANポートがない場合、増設カードが必要。

つまり、10ギガをフルに活かすには数万円規模の追加投資が発生するケースもあり、「契約さえすれば速くなる」とは限らない点に注意しましょう。

eo光10ギガプランについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
eo光の10ギガは2種類!新しいシンプルプランの料金・キャンペーンを比較して解説!

2. 10ギガ・5ギガコースの提供エリア確認方法

eo光の提供エリア内なら、どこでも10ギガや5ギガプランを契約できますか?

はい、eo光の提供エリア内であればほとんどの地域で利用ができます。ただし、対応しているのは戸建てタイプのみで、マンションでは利用できません。

eo光の高速プランを検討する際、最も重要なのが提供エリアの確認です。

10ギガ・5ギガコースは、eo光の提供エリアであれば、99%の地域で利用が可能です。

eo光10ギガコースの提供エリアは、戸建て専用のエリア検索から確認可能です。

ただし、対応しているのは「戸建てタイプ」だけなので、マンションで10ギガ回線を利用したいという方は、eo光以外の他社回線を選ぶしかありません。

申し込み手続きを進めた後で「エリア外だった」という事態を避けるためにも、必ず公式サイトのエリア検索でご自身の住所を入力し、希望のコースが提供されているか事前に確認しておきましょう。

3. 現在eo光利用中の方がコース変更する場合の手順

今eo光の1ギガコースを使っていますが、10ギガや5ギガに変更したい場合はどうすれば良いですか?

eo光の会員サポートページ「マイページ」から簡単にお手続きできます。その際、8,800円の費用が必要になりますね。

すでにeo光をご利用中の方が、より高速なプランへ変更する手順は非常にシンプルです。

Webから簡単に手続きが完結しますが、変更に伴う手数料が発生します。

【コース変更の主な流れ】

  • eo光公式サイトの「マイページ」にログイン
  • 「ご契約サービスの照会/変更」メニューを選択
  • 「eo光ネット」の項目からコース変更を申し込む

手続き自体は画面の案内に従って進めるだけで完了します。

コース変更に際しては、契約事務手数料として3,300円、工事費5,500円が発生しますので覚えておきましょう。

また、10ギガ・5ギガコースの通信速度に対応した専用の機器(ONU)への交換が必要になる場合があります。

その際は、eo光から機器が送られてくるか、作業員が訪問して交換作業を行うことになりますね。

他社からeo光への乗り換え全4ステップ

他社の光回線からeo光へ乗り換えたいのですが、どんな流れで進めるの?

意外と簡単ですよ。インターネットが使えない期間を作らないために、eo光の開通日が決まってから今の回線を解約するのがコツです。

まず、申し込みから実際にeo光が使えるようになるまでの期間は、お住まいの住居タイプによって異なります。

  • 戸建ての場合:約1ヶ月~2ヶ月
  • マンション(設備導入済み)の場合:約3週間~1ヶ月

特に戸建ての場合は、現地調査や電柱の使用許可申請などが必要になるケースがあり、マンションよりも時間がかかる傾向にあります。

引越しシーズンである3月~4月などは申し込みが混み合うため、さらに期間を要する場合もあります。
乗り換えを決めたら、できるだけ早めに申し込むのがおすすめですね。

ここからは、他社の光回線からeo光へ乗り換えるための具体的な手順を、4つのステップに分けて解説します。

「乗り換え」と聞くと手続きが複雑に感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえればスムーズに進められます。

初心者の方でも迷わないように分かりやすく解説しますので、この通りに進めてみてくださいね。

ステップ1:公式サイトで提供エリアとプランを確認

まずは公式サイトでご自宅が提供エリア内か、そして最も重要な「独自回線」と「type N」のどちらのプランが契約できるかを確認しましょう。

乗り換え手続きの第一歩であり、最も重要なのがこのエリア確認です。

これまでの章で解説した通り、eo光には高速な「独自回線プラン」と、注意が必要な「type N」が存在します。

ご自身の住所でどちらが提供されているかによって、満足度が大きく変わるため、必ず最初に確認しましょう。

特にマンションにお住まいの方は、建物がeo光に対応しているかどうかの確認にもなります。

公式サイトから、ご自身の郵便番号や住所を入力して検索してみてください。

公式サイトでマンションタイプのエリアを検索する

このひと手間で、「申し込んだのに契約できなかった」「思っていたプランと違った」という事態を防げますね。

ステップ2:Webから申し込む(おすすめ窓口も紹介)

eo光は「eo暮らしスタート割」などの公式キャンペーンが確実に適用される、公式サイトからの申し込みが最も安心でおすすめです。

提供エリアとプランの確認が済んだら、いよいよWebからの申し込みです。

eo光は公式サイトから申し込むのが、最もお得で確実な方法と言えます。

代理店サイト独自のキャンペーンも存在しますが、適用条件が複雑な場合があるため、公式の特典をシンプルに受け取れる公式サイトが安心ですね。

申し込みフォームでは、画面の案内に沿って以下の情報を入力していきます。

  • 契約者情報(氏名、住所、連絡先など)
  • eoIDの作成・パスワード設定
  • 希望するオプションサービス(eo光電話、Netflixパックなど)
  • 支払い情報(クレジットカード情報など)

事前にこれらの情報を準備しておくと、入力がスムーズに進みます。

特に、auやUQモバイルのスマホセット割を利用したい方は、「eo光電話」の申し込みを忘れないように注意してください。

以下のリンクから、キャンペーンが適用される公式サイトの申し込みページに進めます。
  

ステップ3:契約中の光回線の解約手続き

利用中の光回線の解約は、eo光の工事日が確定した後です。焦って先に解約するとインターネットが利用できない期間ができる場合があるので慎重に進めましょう。

eo光の申し込みが完了したら、宅内調査の日程連絡が来ます。(マンションタイプの場合は宅内調査は省略される場合があります。)

宅内調査では、現地で機器の設置位置や光回線の引き込みルートの確認等を行うのでお客様の立ち合い(1時間程度)が必要となります。

宅内調査が終わり次第、正式な宅内工事日程が決まるので、現在契約している光回線の解約手続きに進みます。

ここで最も注意すべきなのが、解約のタイミングです。

乗り換えでよくある失敗が、「eo光の工事が遅れて、新旧どちらのネットも使えない期間ができてしまった」というケース。

これを防ぐため、必ずeo光の開通工事日が確定してから、現在の光回線の解約連絡をしてください。

そうすれば、インターネットが使えない空白期間を作ることなく、スムーズに乗り換えが完了します。

eo光の独自回線プランへの乗り換えは、現在の回線が何であれ「新規契約」扱いとなります。

そのため、現在利用中の事業者に電話などで連絡し、解約手続きを進めるだけでOKです。

「type N」への乗り換えは工事不要の「事業者変更」が可能
この記事では非推奨の「eo光ネット type N」ですが、このプランはNTT回線を使った「光コラボ」です。
そのため、ドコモ光やソフトバンク光など、他の光コラボから乗り換える場合に限り、工事不要の「事業者変更」という手続きが可能です。
この場合、現在の事業者から「事業者変更承諾番号」を発行してもらう必要があります。

ステップ4:開通工事の立ち会いと初期設定

工事当日は作業員が訪問し、光ファイバーケーブルの引き込みと機器の設置を行います。当日は立ち会いが必要で、作業時間は1~2時間ほどで完了しますよ。

いよいよ最終ステップ、開通工事です。

宅内調査から数週間後に決定した工事日には、契約者本人か家族の立ち会いが必要になります。

当日は作業員が訪問し、以下の作業を行います。

  • 光ファイバーケーブルの宅内への引き込み
    (エアコンのダクトや電話線の配管を利用することが多いです)
  • 光コンセントの設置
  • ONU(回線終端装置)の設置と接続

作業時間は建物の状況によりますが、おおむね1時間~2時間程度で完了します。

工事が完了すれば、物理的な作業はすべて終了です。

あとは、設置されたONUとご自身で用意、またはレンタルしたWi-FiルーターをLANケーブルで接続します。

最後に、パソコンやスマートフォンのWi-Fi設定画面から、ルーターの裏面などに記載されているIDとパスワードを入力すれば、快適なインターネットの利用開始となります。

まとめ

eo光への乗り換えは「独自回線」ならおすすめ「type N」はやめた方がいい!

今回はeo光への乗り換えについて、メリット・デメリットから注意点まで詳しく解説しました。

改めて、この記事の要点をまとめます。

eo光は、「関西エリア在住」「独自回線エリア」「au/UQモバイルユーザー」という3つの条件が揃った方にとって、通信速度と料金メリットの両面で非常に満足度の高い光回線です。

一方で、「提供エリアの限定性」と、特に「マンションタイプの契約条件」という、契約前に必ず確認すべき明確な注意点が存在します。

そして最も警戒すべきなのが、新プラン「eo光ネット type N」の存在です。

au・UQモバイルユーザーにとってはスマホセット割が適用されない致命的なデメリットがあるため、ご自身のエリア検索でこのプランが提示された場合は、安易に選ばないようにしてください。

この記事で解説したポイントを一つひとつ確認すれば、ご自身の状況にeo光が本当に合っているのか判断できるはずです。

後悔のない、最適な光回線選びにつなげてくださいね。
  

Q&A
「eo光 乗り換え」に関する“よくある質問と回答”

乗り換え時に光電話の番号は引き継げますか?
NTTで発行した番号であれば、基本的に引き継ぎ可能です。

光電話で利用している電話番号が引き継げるかどうかは、その番号をどこで発行したかによって決まります。

  • 引き継ぎできるケース
    もともとNTTのアナログ電話(加入電話)で発行された番号を、そのまま光電話で利用している場合。この場合は「番号ポータビリティ」という制度を利用して、eo光電話でも同じ番号を使い続けられます。
  • 引き継ぎできないケース
    現在お使いの光コラボ事業者(ドコモ光など)や、auひかりなどが独自に発行した電話番号の場合。この場合はeo光へ引き継ぐことはできず、eo光で新しい電話番号を取得することになります。

ご自身の番号がどちらか分からない場合は、現在の光回線事業者の契約書やサポート窓口で確認してみてくださいね。

eo光テレビも一緒に契約した方がお得ですか?
地デジ視聴だけなら、アンテナでの無料視聴がお得です。

eo光テレビでは地デジ・BS・CS放送が視聴できるサービスです。乗り換えを検討されている方の多くは、既にアンテナでテレビを視聴されているかと思います。

その上でeo光テレビに切り替えるかどうかは、以下の点で判断するのがおすすめです。

【eo光テレビへの切り替えがおすすめな方】
・台風や大雨など、悪天候時のテレビ映りを改善したい
・BS/CSの多彩な専門チャンネルを安定して楽しみたい
・屋根の上の古いアンテナを撤去・管理したくない

【アンテナのままで良い方】
・現在、地デジ放送の映りに全く不満がない
・有料の専門チャンネルには興味がなく、テレビに月額料金をかけたくない

現在の視聴スタイルに不満がなければ、無理にeo光テレビを追加する必要はありません。

悪天候時の備えや、視聴したい専門チャンネルがある場合に、初めて選択肢に上がると考えると良いでしょう。

事業者変更承諾番号はどこで取得できますか?
現在ご契約中の光コラボレーション事業者のサポート窓口で取得できます。

「事業者変更承諾番号」は、本文でも触れた通り、光コラボから「eo光ネット type N」のような別の光コラボへ乗り換える際に必要な番号です。

この番号は、現在契約している事業者の電話窓口や、会員専用サイトなどから発行を申し込むことができます。

発行手続きには契約者情報(IDなど)が必要になる場合がほとんどです。事前に会員証や契約書を準備しておくとスムーズに進みますよ。

eo光の工事が遅れた場合、ネットが使えなくなるのでは?
開通までeo光のWi-Fiルーターレンタルを利用するのがおすすめです。

eo光では代替ルーターの標準提供はありません。ただし、提携サービスとして最大3カ月無料で利用できるモバイルWi-Fiレンタルぴたっとレンタル)を案内しています。

工事待ちの間の代替手段として活用するのがおすすめです。

「違約金補填の申請期限はいつまで?
開通後、6か月目の末日が申請期限です。

他社違約金補填の申請は、開通月を1カ月目として6カ月目の末日までに証明書を提出しなければなりません。

期限を過ぎると補填を受けられないため、証明書がそろい次第、必ず早めに申請しましょう。カレンダーアプリ等でリマインド設定するなど忘れないよう対策するのもおすすめです。

丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。