2024.04.15(更新:2025.11.26)

ソフトバンク光マンションの速度・料金を徹底検証|VDSLの見分け方と必須オプションの損得

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記事の監修責任者

いらっしゃいませ、株式会社INEの丸山です。

ソフトバンクやワイモバイルのスマホをお使いで、マンションにお住まいの方にとって、「ソフトバンク光」は通信費を節約できる魅力的な選択肢ですよね。

しかし、「マンションのネットは速度が遅いって聞くけど大丈夫?」「何か条件があって、結局高くなったりしない?」といった不安がよぎり、なかなか決断できない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなマンションならではの速度の不安と、気になる料金の本当のところについて、徹底的に解説します。

結論から言うと、スマホセット割(おうち割)を使えば、トータルの通信費は間違いなくお得になります。

ただし、お住まいの建物によっては、速度に満足できないケースがあるのも事実です。

後悔しないために必ず確認すべきポイントと、万が一の時の解決策も解説しますので、ぜひ最後までご一読ください。

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ソフトバンク光マンションは「おうち割」適用ならお得!

ソフトバンク光のマンションプランってお得なの?

「おうち割」を適用すれば間違いなくお得です。ただし、契約前に建物の「配線方式」だけは必ず確認してください。

ソフトバンク光のマンションプランを検討する際、最も重要な判断基準は「スマホとのセット割引(おうち割 光セット)」「建物の配線方式」の2点に集約されます。

まず料金面についてですが、ソフトバンク光マンションの月額基本料金は4,180円です。

ここで、「おうち割 光セット」を適用するためには、月額550円の「必須オプションパック(光BBユニット・Wi-Fiマルチパック・電話サービス)」への加入が必要となります。

一見するとオプション料金が加算されて高くなるように思えますが、これによりスマホ1台あたり最大1,100円〜1,650円の割引が適用されます。

割引額がオプション費用を大きく上回るため、世帯全体の通信費で見れば圧倒的にお得という結論になります。

しかし、ここで注意しなければならないのが、もう一つの重要な要素である「配線方式」です。

マンションの設備が「VDSL方式」であった場合、最大通信速度が100Mbpsに制限されてしまいます。

料金がお得でも、速度に不満が出てしまっては元も子もありません。

契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、料金のメリットだけでなく、ご自宅の配線方式による速度リスクを事前に理解しておくことが不可欠なのです。

ソフトバンク光マンションの「配線方式」を特定する3つの方法

契約前に自分の部屋が遅い回線か知る方法はある?

あります。室内のコンセントを確認するか、管理会社へ問い合わせることで特定可能です。

マンションなどの集合住宅で光回線を契約する場合、通信速度を決定づける最も重要な要素が「配線方式」です。

マンションの共用部から各部屋までの配線には主に3つのタイプがあり、どの設備が導入されているかによって、最大速度が「1Gbps(高速)」になるか、それとも「100Mbps(低速)」に制限されてしまうかが決まってしまいます。

特に注意が必要なのが「VDSL方式」です。この方式だと、どんなに高性能なルーターを使っても、建物の構造上100Mbps以上の速度が出せません。

残念ながら、ソフトバンク光の公式サイトにあるエリア検索では「契約可能か」までは分かっても、「どの配線方式になるか」までは明確に表示されないケースが多々あります。

契約してから「思っていたより遅い…」と後悔しないために、事前に配線方式を特定する3つの確実な方法をご紹介します。

【方法1】室内のコンセント形状でセルフチェックする

一番手軽なのがこの方法です。お部屋の壁にあるコンセントを見るだけで、ある程度の予想がつきますよ。

最も簡単ですぐにできるのが、室内に設置されている「コンセントの形状」を確認する方法です。

インターネットのルーターを接続する予定の場所(リビングや電話機の周辺など)にあるコンセントを見て、以下のどのタイプか確認してみてください。

マンション配線方式の比較と自己診断

配線方式コンセントの特徴期待できる速度
光配線方式「光」や「光コンセントSC」と書かれた差込口がある。
光ファイバーケーブルを直接差し込める形状。
高速
(最大1Gbps)
VDSL方式電話線(モジュラージャック)の差込口のみ。
「光」という文字が見当たらない。
低速
(最大100Mbps)
LAN配線方式LANケーブルの差込口(LANポート)がある。建物による
(100Mbps〜1Gbps)

もし、壁に「光」という文字が入ったコンセントがあれば、光配線方式である可能性が極めて高いため、安心して契約を進めて問題ありません。

光コンセントとは光回線専用のLANケーブル挿し込み口。外付けする独立型と、埋め込み式の一体型がある。住宅内に光コンセントがあるなら、工事済みであると判断してもいい。

逆に、電話線の差込口(モジュラージャック)しかない場合は、VDSL方式の可能性が高くなります。

【方法2】管理会社や大家(オーナー)に直接確認する

建物の設備を一番把握しているのは管理者です。確実性を求めるなら直接聞いてみるのが一番の近道ですね。

コンセントを見ても判断がつかない場合や、より確実に知りたい場合は、建物の管理会社やオーナー(大家さん)に直接問い合わせるのが最も確実です。

問い合わせの際は、以下のように具体的に聞くとスムーズです。

「この部屋でNTTの光回線(フレッツ光)を利用したいのですが、建物の配線方式は『光配線』ですか?それとも『VDSL』ですか?」

また、この時に合わせて「NURO光やJ:COMなどの、NTT以外の回線設備は導入されていますか?」と聞いておくことをおすすめします。

もしソフトバンク光(フレッツ光)がVDSL方式だったとしても、他の独自回線が導入されていれば、そちらで高速通信を実現できる可能性があるからです。

【方法3】NTT東日本・西日本の「フレッツ光」提供状況検索を利用する

ソフトバンク光はフレッツ光の回線を使っているので、本家NTTのサイトで調べると詳しい情報が出てくることが多いですよ。

ソフトバンク光は、NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ光」の回線を借りて提供しているサービス(光コラボ)です。

そのため、NTTの公式ページにある「フレッツ光 提供エリア検索」を利用することで、ソフトバンク光の配線方式も確認することができます。

ご自身の住所(東日本エリアか西日本エリアか)に合わせて、NTT公式サイトで住所検索を行ってみてください。

検索結果のプラン名に「VDSL方式」「マンション・ハイスピードタイプ(※VDSLのこと)」といった表記があれば、残念ながらその建物はVDSL方式です。

一方で、「光配線方式」「マンション・ギガラインタイプ」といった表記が出れば、光配線方式で利用できることが確定します。

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「VDSL方式(最大100Mbps)」だった場合の現実

VDSL方式は遅すぎて使い物にならない?

動画視聴などは問題ありませんが、オンラインゲームや大容量通信にはストレスを感じる可能性があります。

自己診断の結果、ご自宅が「VDSL方式」である可能性が高いと分かった場合、次に気になるのは「最大100Mbpsという速度で本当に快適に使えるのか?」という点でしょう。

結論から言うと、VDSL方式の最大速度100Mbpsという数値は、現代のインターネット利用(高画質な動画配信、オンラインゲーム、テレワークでの大容量データ送受信など)において、「ギリギリのライン」または「物足りない」と感じる場面が出てくるのが現実です。

これは「ソフトバンク光だから遅い」のではなく、マンションの共用部から各部屋までを「電話回線(銅線)」でつないでいるという、建物の物理的な構造がボトルネックになっているためです。

どのような場面で速度の遅さを感じやすいのか、リアルな評判や構造的な弱点について詳しく見ていきましょう。

VDSL方式の速度に関するリアルな評判・口コミ

SNSなどで見られる「遅い」という評判は、多くがVDSL方式によるものです。特に夜間の混雑時には影響を受けやすくなります。

SNSや口コミサイトで見かける「ソフトバンク光 マンション 遅い」といった評判の多くは、このVDSL方式を利用しているユーザーによるものと考えられます。

具体的には、以下のような声が多く挙がっています。

  • 夜20時を過ぎると動画が止まる
  • アップロードが遅すぎて、在宅ワークのファイル送信に時間がかかる
  • おうち割がなければ解約していたレベル

VDSL方式は、電話回線(銅線)を使用しているため、光ファイバーに比べて外部からのノイズに弱く、通信が不安定になりやすいという特性があります。

また、マンション内で回線を共有しているため、他の住人がインターネットを多く使う夜間や週末になると、回線が混雑して速度がガクンと落ちる「輻輳(ふくそう)」という現象が起きやすいのも大きなデメリットです。

用語解説

輻輳(ふくそう)とは
アクセスが1ヶ所に集中して混雑すること。インターネットにおいては、利用者が増える夜間などに回線が混み合い、通信速度が極端に低下したりつながりにくくなったりする現象を指します。

注意点:一般的な「速度改善策」がVDSLには効かない理由

ルーターの買い替えなどで多少改善することもありますが、大元の回線が100Mbpsで頭打ちになっている以上、劇的な改善は期待できません。

インターネットが遅いと感じて解決策を検索すると、公式サポートなどから以下のような改善策が提示されることがあります。

  • ルーターの設置場所を部屋の中心や高い場所に変える
  • Wi-Fiの周波数帯を「2.4GHz」から「5GHz」に変更する
  • 最新の高性能ルーター(Wi-Fi 6対応など)に買い替える

しかし、残念ながらVDSL方式の場合、これらの対策を行っても劇的な速度改善は期待できません。

なぜなら、これらはあくまで「室内(LAN側)」の環境を良くするための対策だからです。

VDSL方式の根本的な問題は、建物まで来ている大元の回線(WAN側)が最大100Mbpsで詰まっている点にあります。

いくら室内のWi-Fi環境を整えても、入ってくる水(インターネット回線)の蛇口が細いままであれば、出る水の量は増えません。

これらの対策は「試す価値はあるが、100Mbpsの壁を超えることはできない」ということを理解しておく必要があります。

自分の部屋だけ「光配線方式」への変更工事は可能か

残念ながら、個人の希望だけで変更することは極めて困難です。マンション全体の設備に関わるため、管理組合やオーナーの許可が必要になります。

「VDSL方式だと遅いなら、自分の部屋だけ光配線方式に変えたい」と考える方も多いでしょう。

しかし、結論から言うと個人の一存で配線方式を変更することは、現実的に「ほぼ不可能」です。

VDSL方式から光配線方式への変更は、単なる契約変更ではありません。

マンションの共用部から各部屋までの壁の中にある配管に、新しく光ファイバーケーブルを通すという「建物全体の設備改修工事」が必要になるからです。

これを行うには、建物の管理会社やオーナー(大家さん)、分譲マンションなら管理組合の許可が必須となります。

工事費用も高額になるケースが多く、一入居者の要望だけで建物全体の工事を行う許可が下りることはほとんどありません。

VDSL方式だった場合の「おうち割」が使える解決策

VDSL方式だと分かったら、遅い速度で我慢するしかないの?

「NURO光」や「SoftBank Air」なら、おうち割を維持したまま高速化が可能です。

もしご自宅がVDSL方式で、速度に不安がある場合でも、諦めてそのまま契約する必要はありません。

また、「おうち割 光セット」の適用を諦める必要もありません。

実は、ソフトバンク光(VDSL)を契約する以外にも、「おうち割」の割引メリットを維持したまま、VDSLの速度制限を回避できる有力な代替案が存在します。

まずは、現状(VDSL)と解決策(代替案)のスペックや料金を比較表で見てみましょう。

VDSL方式とおうち割対応サービスの比較

サービス名ソフトバンク光
(VDSL方式)
【代替案1】
NURO光
【代替案2】
SoftBank Air
回線タイプ電話回線利用独自光回線ホームルーター
(無線)
最大速度100Mbps2Gbps最大2.1Gbps
(エリアによる)
月額基本料4,180円3,850円
(マンションプラン)
5,368円
おうち割適用可適用可適用可
工事あり(1回)
※無派遣の場合あり
あり(1〜2回)
※物件による
なし

このように、おうち割が使えるサービスは他にもあります。

それぞれの特徴を踏まえて、具体的な解決策を解説します。

【代替案1】速度とおうち割を両立する「NURO光」を導入する

VDSL物件にお住まいのソフトバンクユーザーにとって、NURO光は速度制限を突破できる『唯一の救世主』と言えます。

VDSL方式のマンションにお住まいで、速度とお得さの両方を絶対に諦めたくない場合、最もおすすめなのが「NURO光」への乗り換えです。

なぜなら、NURO光はソフトバンク光以外で唯一、ソフトバンクスマホの「おうち割 光セット」が適用できる光回線だからです。

NURO光がVDSLの解決策になる理由は、その配線方式の根本的な違いにあります。

  • ソフトバンク光(VDSL):マンション内の既設電話線を使うため、最大100Mbpsが限界。
  • NURO光:NTTの設備を使わず、独自の光ファイバーを電柱から部屋まで直接引き込むため、他人の利用状況に左右されず最大2Gbpsの高速通信が可能。

つまり、マンションの設備が古くても、NURO光ならそれを無視して戸建て並みの超高速回線を導入できるのです。

導入には工事が必要というハードルはありますが、料金面では非常に大きなメリットがあります。

料金はマンションなら一律3,850円でお得

以前は、NURO光の設備がないマンションに個別に引き込む場合、割高な「戸建てプラン」での契約になるケースがありました。

しかし、現在はプランが改定され、マンションにお住まいであれば設備導入の有無に関わらず「マンションタイプ」が適用され、月額料金は3,850円となります。

これは、ソフトバンク光マンション(4,180円)と比較しても毎月330円安い計算になります。

速度が速くになり、料金も安くなり、さらにおうち割も適用できるため、条件さえ合えば乗り換えない手はありません。

注意点:提供エリアと工事の許可が必要

導入にあたっての注意点は、以下の2点です。

NURO光導入の注意点

  • 提供エリア:全国ではなく一部地域(北海道・関東・東海・関西・中国・九州など)に限られます。
  • 工事の許可:個別に光ファイバーを引き込むため、管理会社やオーナーへの工事許可が必要です。

また、開通工事は基本的に「宅内」と「屋外」で計2回の作業が必要になりますが、最近では同日にまとめて1回で完了できるケースも増えています。

これらの条件さえクリアできれば、VDSLのストレスから解放され、通信費も節約できる「最強の選択肢」と言えます。

【代替案2】工事不要の「SoftBank Air」を検討する

工事不要の「SoftBank Air」がおすすめです。ただし、VDSLに比べて「上り(アップロード)」と「応答速度」は弱いため、用途によっては注意が必要です。

もしNURO光がエリア外だったり、管理会社から工事の許可が下りなかったりした場合は、「SoftBank Air(ソフトバンクエアー)」が最終的な解決策となります。

もちろん、SoftBank Airも「おうち割 光セット」の対象サービスなので、スマホ代の割引メリットはそのまま維持できます。

このサービスの最大の特徴は、「工事不要で、コンセントに挿すだけ」という点です。

スマホと同じモバイル回線(5G/4G)を使って通信するため、建物のVDSL配線に依存しません。

ただし、無線通信ならではのデメリットもあるため、VDSLとの違いを公平に比較しました。

SoftBank Airとソフトバンク光(VDSL)の比較

比較項目SoftBank Airソフトバンク光(VDSL)
下り最大速度
(スペック)
最大2.1Gbps~
(エリアによる)
最大100Mbps
実測 下り速度
(ダウンロード)
◯ 速い〜普通
(平均 50〜100Mbps超)
※環境差が激しい
△ 遅い〜普通
(平均 30〜80Mbps)
※上限が低い
実測 上り速度
(アップロード)
× 遅い
(平均 5〜15Mbps)
◯ 普通
(平均 30〜50Mbps)
応答速度
(Ping値)
× 不安定
(ラグが起きやすい)
◯ 安定
(有線なので安定)

最新の「Airターミナル5」であれば、5Gエリア内ではVDSLよりも速いダウンロード速度が出る可能性があります。

しかし、表の通り「上り速度(アップロード)」と「応答速度(Ping値)」に関しては、古い設備とはいえ有線であるVDSLの方が優秀なケースが多いです。

そのため、FPSなどのオンラインゲームや、大容量ファイルの送信を行うテレワークには不向きですが、「動画を見るのがメイン」「工事なしですぐに使いたい」という方であれば、VDSLの代わりとして十分に検討の価値があります。

ソフトバンク光マンションの料金プランと初期費用

月額料金はいくらなの?

配線方式に関わらず月額4,180円の一律料金です。

ここからは、「光配線方式だから契約を進めたい」、あるいは「VDSLだけど料金メリットを優先して契約する」という方に向けて、ソフトバンク光マンションタイプの具体的な料金について解説します。

特に「工事費実質無料」の仕組みには、解約時に損をしないための重要なトラップがありますので、必ず確認しておきましょう。

月額料金は一律4,180円

料金体系は非常にシンプルです。建物内の契約人数によって料金が変わることもありません。

ソフトバンク光のマンションプラン(2年自動更新プラン)の月額基本料金は、一律で4,180円です。

フレッツ光などの他社回線では、配線方式や建物内の契約世帯数によって料金が細かく変動することがありますが、ソフトバンク光はどの配線方式(光配線、VDSL、LAN)であっても料金は変わりません。

工事費は「実質無料」だが割引開始は7ヶ月目から

「実質無料」とは、分割払いと同額が割引される仕組みです。支払いが終わる前に解約すると、残債を支払う必要があるので気をつけましょう。

契約時にかかる初期費用は、以下の通りです。

  • 契約事務手数料:3,300円
  • 開通工事費:最大31,680円 → キャンペーンで実質無料

工事費は、立ち会い工事が必要な場合は最大31,680円、立ち会い不要(無派遣工事)の場合は4,620円かかりますが、キャンペーンにより同額が割引されるため、実質的な負担は0円になります。

しかし、この割引の適用タイミングには注意が必要です。多くの場合、割引が開始されるのは「課金開始月を1ヶ月目として7ヶ月目」からになることが一般的です。

これが何を意味するかというと、24回の割引がすべて適用され、完全に無料になるのは利用開始から約30〜31ヶ月後になるということです。

もし、2年契約の更新月(24ヶ月目)で解約しようとした場合、違約金はかかりませんが、工事費の割引期間がまだ終わっていないため、実質的に工事費の一部を自己負担することになります。

「実質無料」とは、あくまで「約2年半〜3年使い続ければ無料」という意味であり、2年ちょうどで辞めると損をする可能性がある点を覚えておいてください。

「おうち割」必須オプションの費用対効果と月額550円の真実

オプションに入ると月額料金が高くなって損しない?

損しません。オプション代を払っても、スマホ代の割引額の方が大きいため、トータルでは必ず安くなります。

ソフトバンク光を検討する際、多くの方が一度は立ち止まって悩むのが「おうち割 光セット」の適用条件である「必須オプション」の存在です。

「割引を受けるために有料オプション(月額550円)に入るなんて、結局高くつくんじゃないの?」と警戒される方も多いですが、実はここには大きな誤解があります。

結論から言うと、このオプション加入は「損」ではなく、むしろ通信費を削減し、ネットを快適にするための「必須条件」なのです。

おうち割の強力な割引効果

スマホ1台あたり最大1,650円の割引は非常に大きいです。家族みんなで使えば、年間で数万円単位の節約になりますよ。

まず、「おうち割 光セット」の割引内容をおさらいしましょう。

ソフトバンク光とセットで利用することで、スマホの通信料金が以下の金額だけ永年割引されます。

おうち割 光セットの割引額

対象キャリア主なプランの割引額(月額)
ソフトバンク最大 1,100円
ワイモバイル最大 1,650円
(シンプル2 M/Lなど)

この割引のすごいところは、契約者本人だけでなく、家族のスマホも最大10回線まで割引対象になる点です。

一緒に住んでいる家族はもちろん、離れて暮らす家族(祖父母や下宿中の子供など)も対象になります。

「必須オプション」は損?月額550円を払っても得する理由

個別に契約すると2,000円以上かかりますが、セットなら550円。しかも高速通信に必須のルーターが含まれているんです。

おうち割を適用するためには、以下の3つの指定オプションへの加入が必須となります。

  • 光BBユニットレンタル:高速通信(IPv6)対応の専用ルーター
  • Wi-Fiマルチパック:光BBユニットでWi-Fiを使えるようにする機能
  • 電話サービス:ホワイト光電話、BBフォンなど

ここで多くの方が陥る誤解が、「これらのオプション料金を個別に足し算してしまう」ことです。

実は、これらを単体で契約すると合計で月額1,602円〜2,115円ほどかかってしまいます。

しかし、「おうち割 光セット」を適用する場合に限り、これら3つが「オプションパック」として月額550円という破格の安さで提供されるのです。

さらに重要なのが、セットに含まれる「光BBユニット」の存在です。

ソフトバンク光で混雑を避けて高速通信(IPv6 IPoE接続)を行うには、このルーターが事実上必須となります。

IPv6は混雑が発生しにくい最新の通信規格。例えるなら、幅が広がり車線も増えた渋滞しにくい高速道路。混雑しないので遅延や障害が起きにくい。ただし、対応ルーターと対応プロバイダが必要。

つまり、550円は「割引を受けるための手数料」ではなく、「高速ルーターを安くレンタルしつつ、スマホ代も安くする権利」と考えるのが正解です。

オプション代を払っても「おうち割」は圧倒的にお得

オプション代を差し引いても、手元に残るお金(節約額)の方が確実に多くなります。

では、実際にどれくらいお得になるのか、収支を計算してみましょう。

例えば、ソフトバンクの「ペイトク無制限」プランをご利用の方が1名いる場合を想定します。

おうち割の損得計算(1名の場合)

項目金額
① スマホの割引額-1,100円
② 必須オプション代+550円
③ 毎月の実質メリット(①+②)毎月 550円のお得

ご覧の通り、550円のオプション代を支払っても、それを上回る1,100円の割引が入るため、結果として毎月550円プラスになります。

これが家族4人なら割引総額は4,400円にもなり、オプション代を引いても毎月3,850円(年間46,200円)の節約になります。

したがって、ソフトバンクやワイモバイルユーザーであれば、必須オプションに加入して「おうち割」を適用させた方が、金銭的にも速度的にも間違いなくメリットが大きいと言えます。

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その他、工事費最大¥31,680実質無料・SoftBankのスマホ料金 年間¥13,200割引き!

受付時間:09:00〜20:00 土日祝日も営業

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※1)置くだけWi-FiもしくはモバイルWi-Fiいずれかを、開通工事が完了するまでの期間限定で無料レンタルいただけます。

まとめ

配線方式を確認してVDSLなら「比較検討」光配線なら「契約」が正解

今回は、ソフトバンク光マンションタイプの「速度」と「料金」について徹底解説しました。

後悔しないための契約判断はシンプルです。まずはNTTのエリア検索やコンセントを見て、ご自宅の「配線方式」を確認してください。

もし「光配線方式」であれば、速度・料金・おうち割の全てにおいて優秀なサービスですので、迷わず契約して問題ありません。

一方で「VDSL方式」だった場合は、速度に制限があるため、ご自身の優先順位に合わせて検討が必要です。

速度とお得さを両立したいなら「NURO光」、工事なしで手軽に使いたいなら「SoftBank Air」、そして通信の安定性とおうち割を最優先するならそのまま「ソフトバンク光(VDSL)」というように、ライフスタイルに合わせて最適なサービスを選びましょう。

いずれの場合も、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーであれば「おうち割 光セット」を活用することで、通信費を大幅に節約できることは間違いありません。

ご自身の環境に合った最適な選択をして、快適でお得なインターネット生活を手に入れてくださいね。

Q&A
「ソフトバンク光 マンション」に関するよくある質問

申し込みから開通まではどれくらいかかるの?
工事不要なら1〜2週間、工事ありなら2週間〜1ヶ月が目安です。

すでにフレッツ光を利用中の「転用」や、他社光コラボからの「事業者変更」の場合は、工事が不要なため1〜2週間程度で切り替わります。

一方、新規契約で工事が必要な場合は、作業員のスケジュール調整が必要になるため、2週間〜1ヶ月程度を見ておきましょう。

特に3月〜4月の引越しシーズンは混み合うため、早めの申し込みをおすすめします。

開通するまでインターネットが使えない期間はある?
「開通前レンタル」サービスを申し込めば、空白期間をゼロにできます。

ソフトバンク光では、申し込みから開通工事が完了するまでの間、Wi-Fi機器(SoftBank AirまたはPocket WiFi)を無料でレンタルできるサービスを提供しています。

これを利用すれば、引っ越し直後や開通待ちの期間でもすぐにインターネットが使えるため安心です。

「光BBユニット」はレンタルせず、市販のルーターではダメ?
可能ですが、「おうち割」が適用できず、通信速度も遅くなるため推奨しません。

光BBユニットをレンタルしないと「おうち割 光セット」の適用条件を満たせないため、スマホ代の割引がなくなってしまいます。

また、ソフトバンク光で高速通信(IPv6 IPoE)を利用するには、光BBユニットが事実上必須です。

市販ルーターだけでは速度が低下する可能性が高いため、おとなしくレンタルすることをおすすめします。

NURO光もダメだった場合はVDSLを利用するしかないの?
速度を重視するならCATV(J:COM等)やホームルーターも検討の余地があります。

NURO光がエリア外で、VDSLの速度(最大100Mbps)に不安がある場合は、J:COMなどのケーブルテレビ回線(320Mコース以上など)や、5G対応のホームルーター(SoftBank Airやドコモ home 5G)を比較検討してみてください。

建物の設備状況に合わせて、消去法でベストな選択肢を探していきましょう。


丸山 和輝
記事の監修責任者
丸山 和輝

大学ではスポーツ科学部・競技スポーツ学科を専攻。陸上部に所属。長距離部門の選手として数々の大会に出場し、多くの功績を残すが、箱根駅伝メンバーにはあと1歩及ばず。その悔しさをバネに、個人の成果を重視する INEに新卒入社。電気・ガスなどの商材を扱う内勤営業で経験を積む。入社2年目の11月より通信回線を扱う部署のSmgrに昇格。現在に至る。